JP3126021B2 - ケーシングドライバ用敷板 - Google Patents

ケーシングドライバ用敷板

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JP3126021B2 JP08265702A JP26570296A JP3126021B2 JP 3126021 B2 JP3126021 B2 JP 3126021B2 JP 08265702 A JP08265702 A JP 08265702A JP 26570296 A JP26570296 A JP 26570296A JP 3126021 B2 JP3126021 B2 JP 3126021B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築、土木の基礎
工事に使用する大口径鋼管杭あるいは鋼管類の圧入、引
抜き作業を行うためのケーシングドライバを杭芯にセッ
トする用途または/および軟弱地盤にケーシングドライ
バをセットする用途に使用される敷板に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーシングドライバによる鋼管類の圧入
作業を行う作業状態の一例を図6に示す。図6の例にお
いては、回転反力取り架台31をケーシングドライバ3
2に連結し、前記架台31上にケーシング33の中掘り
掘削機34を載せて作業を行う例を示す。
【0003】ここで、ケーシングドライバ32の概略を
説明すると、ケーシングドライバ32は、4個のジャッ
キ32eにより水平に保持されるベースフレーム32a
と、該ベースフレーム32aに沿ってスラストシリンダ
32bにより昇降自在に取付けられたリング状の昇降フ
レーム32cと、該昇降フレーム32cに取付けられ、
モータ等により回転されるバンド付きのケーシング保持
装置32dとにより構成されている。
【0004】このケーシングドライバ32によりケーシ
ング33の圧入を行う場合は、ケーシング保持装置32
dのバンドによりケーシング33をチャッキングし、ケ
ーシング保持装置32dをモータ等により回転または揺
動させ、スラストシリンダ32bを収縮させながらケー
シング33を地中に圧入するものであり、ケーシング3
3内の土砂は掘削機34として示されているバケット3
5により、あるいは図示しないハンマグラブバケット等
により掘削して排土する。
【0005】このようなケーシングドライバ32による
ケーシング33の建て込みを行う場合、重要なことは、
ケーシング33を所定の位置に正しく建て込むことであ
り、そのためには、事前に測量によって地面上に予めマ
ークされた杭芯にケーシング33の中心が合致していな
ければならない。しかしながら、ケーシング33は中空
管であり、その中心には何もない。また、ケーシング3
3を保持し、地中に圧入するためのケーシングドライバ
32には、ケーシング33が所定の位置よりずれていた
としても、クローラマウント式杭打機のように前後左右
に位置を調整する機能がない。従って、ケーシングドラ
イバ32を最初に据付けるときにケーシングドライバ3
2の回転または揺動中心を杭芯位置に正しくセットする
ことが肝要である。すなわち、ケーシングドライバ32
の据付け位置が正しいか否かで、ケーシング33が正し
く杭芯位置にセットできたか否かが決定される。
【0006】ケーシング33を杭芯位置に正しくセット
する方法および手段として、特公平5−18969号公
報に開示されたケーシングドライバの杭芯セット方法お
よびそれに用いる位置合わせ用鉄板がある。この従来の
位置合わせ用鉄板は、ケーシングドライバを搭載できる
大きさの鉄板であって、該鉄板の中央部にはケーシング
33の外径より大きい開口部が空けられており、該開口
部の中心を杭芯と一致させる杭芯合わせて手段と、該杭
芯合わせ手段によって得られる杭芯と前記ケーシングド
ライバによって保持されるケーシングの中心とが合うよ
うに、ケーシングドライバセット用ガイドプレート等の
該鉄板に設けられた位置決め手段と、前記鉄板をクレー
ンで吊るための吊り具とを備えたことを特徴としてお
り、このため、杭芯に対するケーシングドライバの位置
決めが容易に行える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記公報記載の位置合
わせ用鉄板は、ケーシングドライバを搭載できるたけの
大きさが必要となるが、従来の位置合わせ用鉄板は、一
枚板で構成されているため、ケーシングドライバを大型
化すると、輸送時には位置合わせ用鉄板のためだけに大
型の輸送車が必要となり、輸送の効率が悪く、保管時に
も嵩張るために広いスペースが必要になるという不具合
がある。
【0008】本発明は、上記した問題点に鑑み、小型の
輸送車によっても容易に輸送が可能となると共に、保管
の面でも有利となるケーシングドライバ用敷板を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のケーシングドラ
イバ用敷板は、クレーンで吊るための吊り具を有する4
枚の鉄板からなり、隣接する鉄板どうしを固定手段によ
り分割可能に結合して一体化する構成を有し、各鉄板を
組み合わせた状態において、ケーシングドライバを搭載
できる大きさとなり、かつ組み合わされた鉄板の中央部
にはケーシングの外径より大きい開口部が形成されると
共に、所定の鉄板上に設けられたケーシングドライバセ
ット用の位置決め手段が、ケーシングドライバの足部の
配置に対応して設置されることを特徴とする(請求項
1)。
【0010】また、本発明は、前記鉄板どうしを組み合
わせた状態において、隣接する鉄板の端部同士が互いに
重なる構成を有することを特徴とする(請求項2)。
【0011】また、本発明は、前記4枚の鉄板が、両端
に結合部を有する第1の鉄板と、該第1の鉄板の両端の
結合部上にそれぞれ重ねられるように、浮き上がり段状
に形成された結合部を一端側に設けた第2、第3の鉄板
と、該第2の、第3の鉄板の他端側にそれぞれ重ねられ
るように、浮き上がり段状に形成された結合部を両端に
設けた第4の鉄板とからなることを特徴とする(請求項
3)。
【0012】また、本発明は、各鉄板がそれぞれ横ピン
と縦ピンとにより結合されることを特徴とする(請求項
4)。
【0013】また、本発明は、各鉄板が結合部において
相互に重ねられる構造を有すると共に、重ね部において
上方に位置する鉄板には開口部を有し、重ね部において
下方に位置する鉄板には、前記開口部に貫挿する吊り具
を固定してなることを特徴とする(請求項5)。
【0014】
【作用】請求項1においては、輸送、保管時には敷板を
4枚の鉄板にそれぞれ分割する。このため、敷板の輸送
のために大型の輸送車を必要とせず、ケーシングドライ
バとの同時輸送あるいは小型車による輸送が可能となる
と共に、保管スペースが狭くなる。
【0015】請求項2においては、隣接する鉄板同士が
端部で互いに重なるように構成したことにより、鉄板の
端面どうしを突き合わせてボルト付けする場合に比較
し、敷板全体の強度が大となる。
【0016】請求項3においては、最初に第1の鉄板を
地面に置き、次に第2、第3の鉄板の各結合部を第1の
鉄板の両端に載せて結合すると、これらの第2、第3の
鉄板の結合部の反対側の端部が自動的に位置決めされ、
該第2、第3の鉄板の上に第4の鉄板の両端を載せる
と、これらの鉄板の結合部が合致し、これらの鉄板を容
易に結合することができる。
【0017】請求項4においては、各鉄板をそれぞれ横
ピンと縦ピンとにより結合したので、縦横の位置ずれが
防止でき、ガタつきなく鉄板同士を結合することができ
る。
【0018】請求項5においては、重ね部において下方
に位置する鉄板に設けた吊り具を、上方に位置する鉄板
の開口部に貫挿したので、吊り具にワイヤ等を通してク
レーンによる吊り上げる際に、ピンやボルト等による固
定手段が外れていても、上方の鉄板が離脱して落下する
ことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明によるケーシ
ングドライバ用敷板の一実施例を示す平面図、図1
(B)は(A)の右側面図、図2は本実施例の分解斜視
図、図3(A)、(B)は組立工程を示す側面図、図4
(A)は鉄板同士の結合構造を示す側面図、図4(B)
は敷板吊り具の構造を示す断面図である。
【0020】本発明の敷板は、図2に示すように、クレ
ーンで吊るための吊り具5を有する第1〜第4の4枚の
鉄板1〜4からなり、隣接する鉄板1〜4どうしを図1
(A)のように、固定手段6a〜6dにより分割可能に
結合して一体化する構成を有する。また、各鉄板1〜4
を組み合わせた状態において、図6に示したケーシング
ドライバ32を搭載できる大きさとなり、かつ組み合わ
された鉄板1〜4の中央部には図6に示したケーシング
33の外径より大きい穴7が形成される。また、所定の
鉄板(本例においては第2の鉄板2の一端、第3の鉄板
の一端、第4の鉄板の両端上)に設けられたケーシング
ドライバセット用の位置決め手段8a〜8dが、ケーシ
ングドライバの足部の配置に対応した位置に設定され
る。これらの位置決め手段8a〜8dは、それぞれ4枚
のガイドプレート14を円弧上に配置し、各ガイドプレ
ート14の上面を内側が下になるように傾斜面に形成し
たものである。
【0021】図2に示すように、第1の鉄板1は平板状
に形成され、その両端には、第2、第3の鉄板2、3と
の結合部1a、1bを有し、各結合部1a、1bは、そ
れぞれ角部を挟む2辺において、水平に突出させたピン
孔付きの水平ブラケット1c、1dをそれぞれ2個ずつ
有し、また、垂直に立設させたピン孔付きの垂直ブラケ
ット1e、1fをそれぞれ2個ずつ有する。
【0022】一方、第2、第3の鉄板2、3の各一端側
には、第1の鉄板1の結合部1a、1b上にそれぞれ重
ねられるように、浮き上がり段状に形成された結合部2
a、3aを一端側に設け、また、第2、第3の鉄板2、
3の他端側には、第4の鉄板4を結合する結合部2b、
3bが形成される。
【0023】第2の鉄板2の各結合部2a、2bは、そ
れぞれ角部を挟む2辺において、水平に突出させたピン
孔付きの水平ブラケット2c、2dをそれぞれ2個ずつ
有し、また、垂直に立設させたピン孔付きの垂直ブラケ
ット2e、2fをそれぞれ2個ずつ有する。
【0024】第3の鉄板3の各結合部3a、3bも同様
に、それぞれ角部を挟む2辺において、水平に突出させ
たピン孔付きの水平ブラケット3c、3dをそれぞれ2
個ずつ有し、また、垂直に立設させたピン孔付きの垂直
ブラケット3e、3fをそれぞれ2個ずつ有する。
【0025】第4の鉄板4の両端の結合部4a、4bは
第2の鉄板2の結合部2b、第3の鉄板3の結合部3b
に重ねられるように、浮き上がり段状に形成され、これ
らの結合部4a、4bには、それぞれ角部を挟む2辺に
おいて、水平に突出させたピン孔付きの水平ブラケット
4c、4dをそれぞれ2個ずつ有し、また、垂直に立設
させたピン孔付きの垂直ブラケット4e、4fをそれぞ
れ2個ずつ有する。
【0026】前記各鉄板1〜4の固定手段6a〜6d
は、前記各鉄板1〜4に固着したブラケット1c〜1f
ないし4c〜4fと、図1(A)、図4(A)に示すよ
うに、水平ブラケット1c〜4c、1d〜4dのうち、
互いに重ね合わされるもののピン孔に嵌合する縦ピン9
と、垂直ブラケット1e〜4e、1f〜4fのうち、互
いに重ね合わされるもののピン孔に嵌合する横ピン10
とにより構成される。
【0027】第1の鉄板1の両端と、第2の鉄板2の一
端と、第3の鉄板3の一端には、全部の鉄板1〜4を組
み合わせた状態において敷板の隅位置となる箇所に、敷
板全体を吊り上げるための吊り具11を上方に突出させ
て固着し、これらの吊り具11を設けた箇所の上方に重
ねられる第2の鉄板2ないし第4の鉄板4の結合部2
a、3a、4a、4bには、図2、図4(A)、(B)
に示すように、吊り具11が貫挿される開口部12を設
ける。
【0028】この敷板の組立を行う場合は、まず、図3
(A)に示すように、第1の鉄板1を地面に置き、第2
の鉄板2または第3の鉄板3の吊り具5に玉掛けロープ
13を掛けてクレーン15により吊り、第2の鉄板2の
場合には、図4(A)、(B)に示すように、第1の鉄
板1上に設けた吊り具11に第2の鉄板2の開口部12
を貫挿させて第1の鉄板1の一端側の結合部1a上に第
2の鉄板2の結合部2aを重ね、水平ブラケット1cと
2cのピン孔を合わせると共に、垂直ブラケット1eと
2eのピン孔を合わせてそれぞれ縦ピン9、横ピン10
を各ピン孔に挿着することにより、結合部1a、2aを
結合する。このように、縦ピン9と横ピン10とによっ
て鉄板同士を結合することにより、縦横にガタを生じる
ことなく鉄板同士を結合することができる。第3の鉄板
3の結合部3aも第1の鉄板1の他端側の結合部1bに
結合する。
【0029】このように、第1の鉄板1に第2の鉄板2
と第3の鉄板3の各一端の結合部2a、3aを結合した
状態においては、これら第2、第3の鉄板2、3の位置
が第1の鉄板1により位置決めされ、図4(C)に示す
ように、第2の鉄板2、第3の鉄板3の他端側の結合部
2b、3bの間隔Wは、第4の鉄板4の両端の結合部4
a、4bの間隔に一致したものとなるので、図3(B)
に示すように、第4の鉄板4を玉掛けロープ13および
クレーン15により吊り上げて両端の結合部4a、4b
をこれらの結合部2b、3bの位置に容易に合わせるこ
とができ、縦ピン9および横ピン10によって容易に結
合することができる。また、各鉄板1〜4の端部を重ね
て結合することにより、鉄板の端面どうしを突き合わせ
てボルト付けする場合に比較し、鉄板の強度が増大す
る。
【0030】なお、吊り具11を開口部12に貫挿させ
る時に、この嵌合部を鉄板重ね合わせのガイドとして利
用し、互いに重ねられる結合部1a〜4a、1b〜4b
の位置合わせ、すなわち水平ブラケット1c〜4c、1
d〜4dや垂直ブラケット1e〜4e、1f〜4fのう
ち互いに結合されるもの同士の相互に自動的な位置合わ
せ手段として利用することができる。
【0031】このようにして鉄板1〜4を組み合わせて
一体化し、次に鉄板1〜4の中央部に予め設けられたブ
ラケット16のうち、対面するものの孔(または切り込
み)に2本の杭芯合わせ棒17を挿入(または嵌合)し
て図1(A)に示すように十字形に杭芯合わせ棒17を
セットする。そして、敷板全体の吊り具11に図1
(B)に示すように玉掛けロープ13を掛け、クレーン
15により吊上げ、予め地面にマークされている杭芯
に、棒17の交点が一致するように敷板を地面に降下さ
せる。
【0032】次に、玉掛けロープ13を吊り具11から
外した後、図6に示したケーシングドライバ32をクレ
ーン15により吊上げ、図1(A)、(B)に示すよう
に、ジャッキ32eの足部32f(この足部32fは軸
に水平プレートを球面軸受により取付けたもので、フロ
ートと称される)を、ガイドプレート14の傾斜面に沿
って降下させる。すると、ケーシングドライバ32の足
部32fがガイドプレート14の間に嵌まり込み、前後
左右に動かないように固定される。これにより、ケーシ
ングドライバ32の杭芯位置へのセットが完了する。こ
の状態で図5に示したケーシング33をケーシングドラ
イバ32に吊り込んでケーシング33の圧入作業と該ケ
ーシング33内の土砂掘削作業を行う。
【0033】上述のように、本発明の敷板は4枚の鉄板
1〜4からなり、これらの鉄板1〜4はそれぞれ分割す
ることが可能であるから、嵩張らず、小型の輸送車によ
って輸送したり、ケーシングドライバ32と同時輸送も
可能となるものであり、また保管する場合も狭いスペー
スで済む。また、ピン9、10等による固定手段6a〜
6bにより鉄板1〜4どうしを相互に結合すれば、鉄板
1〜4を一体化したままで吊り上げることができ、一度
鉄板1〜4を組み立てた後の作業効率は1枚の鉄板によ
り敷板を構成する場合と変わらない。また、一体化され
た鉄板1〜4によってケーシングドライバ32が据え付
けられることになるので、広い設置面積でケーシングド
ライバ32を支えることになり、軟弱地盤であっても安
定した状態でケーシングドライバ32の杭芯セットを行
うことができる。
【0034】なお、杭芯合わせ手段として、上記実施例
においては、杭芯合わせ棒17を用いる例について説明
したが、敷板の中央に形成される開口部7の中心を設定
する手段であれば紐等他の手段を用いてもよい。また、
前記開口部7と同じかこれより小さく円を地面に描き、
前記開口部7の縁をその円に合わせることでこの開口部
7の縁を杭芯合わせ手段に兼用してもよい。
【0035】本発明において、組み合わせた鉄板1〜4
を吊り具11を用いて吊る代わりに、吊り具11を無く
し、個々の鉄板1〜4の吊り具5を用いて全体を吊るよ
うにしてもよい。また、縦横のピン9、10の代わりに
ボルトを用いてもよい。また、図5に示すように、前記
第1の鉄板1に相当する鉄板2枚と、第4の鉄板4に相
当する構造の鉄板2枚を用いて敷板を構成する(なお、
図5においては、鉄板間の固定手段の図示を省略してい
る)等、種々の変更が可能である。
【0036】
【発明の効果】請求項1によれば、4枚の鉄板により分
割可能に組み合わせて敷板を構成したので、輸送、保管
時には鉄板ごとに分割することが可能であるから、嵩張
らず、小型の輸送車によって輸送したり、ケーシングド
ライバと同時輸送も可能となり、輸送が容易となり、保
管スペースも狭くすることができる。
【0037】請求項2によれば、隣接する鉄板同士が端
部で互いに上下に重なるように構成したので、敷板全体
の強度が大となる。
【0038】請求項3によれば、第1の鉄板に対し、第
2、第3の鉄板を結合することにより、第2、第3の鉄
板の結合部の反対側の端部が自動的に位置決めされ、第
4の鉄板をこれらの鉄板を容易に結合することができ
る。
【0039】請求項4によれば、各鉄板をそれぞれ横ピ
ンと縦ピンとにより結合したので、縦横の位置ずれを防
止し、ガタつきなく鉄板同士を結合することができる。
【0040】請求項5によれば、重ね部において下方に
位置する鉄板に設けた吊り具を、上方に位置する鉄板の
開口部に貫挿したので、吊り具にワイヤ等を通してクレ
ーンによる吊り上げる際に、ピンやボルト等による固定
手段が外れていても、上方の鉄板が離脱して落下するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のケーシングドライバ用敷板の
一実施例を示す平面図、(B)は(A)の右側面図であ
る。
【図2】本実施例の分解斜視図である。
【図3】(A)、(B)は本実施例の組立工程を示す側
面図である。
【図4】(A)は本実施例の鉄板同士の結合構造を示す
側面図、(B)は該実施例の吊り具の構造を示す断面
図、(C)は本実施例における鉄板の組立途中の状態を
示す平面図である。
【図5】本発明の他の実施例を固定手段を省略して示す
分解斜視図である。
【図6】本発明を適用するケーシングドライバを作業状
態で示す側面図である。
【符号の説明】
1:第1の鉄板、1a〜4a、1b〜4b:結合部、1
c〜4c、1d〜4d:水平ブラケット、1e〜4e、
1f〜4f:垂直ブラケット、2:第2の鉄板、3:第
3の鉄板、4:第4の鉄板、5:吊り具、6a〜6d:
固定手段、7:開口部、8a〜8d:位置決め手段、
9:縦ピン、10:横ピン、11:吊り具、12:開口
部、13:玉掛けロープ、14:ガイドプレート、1
5:クレーン、16:ブラケット、17:杭芯合わせ
棒、32:ケーシングドライバ、32f:足部、33:
ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 尚和 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社土浦工場内 (56)参考文献 特開 平6−136752(JP,A) 特開 平5−339942(JP,A) 特開 平2−27021(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 7/20 E02D 7/00 - 13/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーンで吊るための吊り具を有する4枚
    の鉄板からなり、 隣接する鉄板どうしを固定手段により分割可能に結合し
    て一体化する構成を有し、 各鉄板を組み合わせた状態において、ケーシングドライ
    バを搭載できる大きさとなり、かつ組み合わされた鉄板
    の中央部にはケーシングの外径より大きい開口部が形成
    されると共に、所定の鉄板上に設けられたケーシングド
    ライバセット用の位置決め手段が、ケーシングドライバ
    の足部の配置に対応して設置されることを特徴とするケ
    ーシングドライバ用敷板。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記鉄板どうしは、組み合わせた状態において、隣接す
    る鉄板の端部同士が互いに重なる構成を有することを特
    徴とするケーシングドライバ用敷板。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記4枚の鉄板が、 両端に結合部を有する第1の鉄板と、 該第1の鉄板の両端の結合部上にそれぞれ重ねられるよ
    うに、浮き上がり段状に形成された結合部を一端側に設
    けた第2、第3の鉄板と、 該第2、第3の鉄板の他端側にそれぞれ重ねられるよう
    に、浮き上がり段状に形成された結合部を両端に設けた
    第4の鉄板とからなることを特徴とするケーシングドラ
    イバ用敷板。
  4. 【請求項4】請求項1から3までのいずれかにおいて、 各鉄板はそれぞれ横ピンと縦ピンとにより結合されるこ
    とを特徴とするケーシングドライバ用敷板。
  5. 【請求項5】請求項1から4までのいずれかにおいて、 各鉄板は結合部において相互に重ねられる構造を有する
    と共に、 重ね部において上方に位置する鉄板には開口部を有し、 重ね部において下方に位置する鉄板には、前記開口部に
    貫挿する吊り具を固定してなることを特徴とするケーシ
    ングドライバ用敷板。
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