JP3125480U - 靴下着用補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】手や腕の力の弱い人でも椅子等に着座したままの状態で体をかがめることなく一人で靴下を装着可能にする靴下着用補助具を提供する。
【解決手段】 人間の足首から足の甲と踵を経てつま先までの側断面を模して略「く」字形に屈曲部を備える一対の平板から成るガイド部2と、それぞれのガイド部の足首2bを模す側の端部から延設される棒状の把持部3とを有し、ガイド部2の踵を模す屈曲部の山側には、外側へ突出する凸部2dを備えることを特徴とする靴下着用補助具による。
【選択図】 図1
【解決手段】 人間の足首から足の甲と踵を経てつま先までの側断面を模して略「く」字形に屈曲部を備える一対の平板から成るガイド部2と、それぞれのガイド部の足首2bを模す側の端部から延設される棒状の把持部3とを有し、ガイド部2の踵を模す屈曲部の山側には、外側へ突出する凸部2dを備えることを特徴とする靴下着用補助具による。
【選択図】 図1
Description
本考案は使用者が椅子等に着座した状態で前に体をかがめることなく靴下を一人で着用可能にする靴下着用補助具に関する。
従来、肢体が不自由となり、前に体をかがめることができない人や、あるいは障害があるとは言えないまでも股関節を痛めたり老化に伴って前屈が困難となるような場合には、一人で靴下を履くことが困難であり、他人に介助してもらう必要であった。
このような課題に対処するためいくつかの発明や考案が開示されている。
このような課題に対処するためいくつかの発明や考案が開示されている。
特許文献1には、「靴下の着用補助具」という名称で、高齢者や病人など、腰、腕、指に不自由がある場合でも、他人の補助を受けずに自分一人で靴下を履くことが出来るようにするための靴下の着用補助具が開示されている。
特許文献1に開示される「靴下の着用補助具」は、主に略平行に配した二つのアーム部材と、このアーム部材の後端部に配した縦方向の箆部材とを備え、アーム部材の後端部から少なくとも5cm以上離隔させた前方位置に、アーム部材の上端より上方に向かって突出させた靴下係止片とを備え、二つのアーム部材と箆部材は補強ブリッジにより一体に連結されたものである。
上記構成の特許文献1に記載の発明を用いて使用者が一人で靴下を履くには、まず、二つのアームの先端部から覆い被せるようにして「靴下の着用補助具」に靴下を予め装着し、その状態のまま床に載置して、二つのアームの基部及び箆部材により押し広げられた靴下の開口部から足を差し入れて、補強ブリッジ部分には踵が、二つのアームの先端部には足のつま先が配置されるように「靴下の着用補助具」を装着する。そして、この「靴下の着用補助具」の箆部材を踵からひざに向って引き上げると、靴下が足に装着された状態で残るのである。
よって、特許文献1に記載の発明によれば、加齢や病気等により、体を前かがみにすることができない場合でも一人で靴下を着用することができる。また、特許文献1に記載の「靴下の着用補助具」は、二つのアームのそれぞれに靴下係止片を備えることで、靴下を「靴下の着用補助具」に装着した際に、靴下が抜け落ちるのを防止することができる。
特許文献1に開示される「靴下の着用補助具」は、主に略平行に配した二つのアーム部材と、このアーム部材の後端部に配した縦方向の箆部材とを備え、アーム部材の後端部から少なくとも5cm以上離隔させた前方位置に、アーム部材の上端より上方に向かって突出させた靴下係止片とを備え、二つのアーム部材と箆部材は補強ブリッジにより一体に連結されたものである。
上記構成の特許文献1に記載の発明を用いて使用者が一人で靴下を履くには、まず、二つのアームの先端部から覆い被せるようにして「靴下の着用補助具」に靴下を予め装着し、その状態のまま床に載置して、二つのアームの基部及び箆部材により押し広げられた靴下の開口部から足を差し入れて、補強ブリッジ部分には踵が、二つのアームの先端部には足のつま先が配置されるように「靴下の着用補助具」を装着する。そして、この「靴下の着用補助具」の箆部材を踵からひざに向って引き上げると、靴下が足に装着された状態で残るのである。
よって、特許文献1に記載の発明によれば、加齢や病気等により、体を前かがみにすることができない場合でも一人で靴下を着用することができる。また、特許文献1に記載の「靴下の着用補助具」は、二つのアームのそれぞれに靴下係止片を備えることで、靴下を「靴下の着用補助具」に装着した際に、靴下が抜け落ちるのを防止することができる。
また、特許文献2にも「靴下履き器」という名称で、肢体不自由や肥満等の理由で体を前にかがめることができない場合でも一人で靴下を着用可能にするための補助具に関する考案が開示されている。
特許文献2に記載の考案は、足の幅よりもやや大きいスペースを有する二股状の太目の針金製本体と、この二股状の針金製本体を架橋するように設けられる靴下履き口引掛け部と、二股状の針金製本体のそれぞれに設けられ、二股状の針金製本体からループ状に突出する膨出部と有し、針金製本体の屈曲部分を把手として使用できるよう構成されるものである。
上記構成の特許文献2に記載の考案を用いて使用者が一人で靴下を履くには、まず、二股状に分かれる針金製本体の先端部から靴下を覆い被せるようにして「靴下履き器」に予め靴下を装着する。この時、靴下履き口引掛け部に靴下の履き口を掛着することで開口部が押し広げられると同時に、さらに、二股状の針金製本体のそれぞれに設けられる膨出部によっても靴下の内側が押し広げられるので、靴下は袋状に押し広げられた状態となる。
そして、使用者は靴下の履き口から足を差し入れた状態で、「靴下履き器」の把手を足首から膝側に引いて「靴下履き器」を引抜いて取外すと、靴下は半分装着された状態で足に残るので、使用者は腰をかがめることなく靴下の履き口を摘まんで引き上げることができる。この結果、靴下を完全に履くことができるのである。
よって、特許文献2に記載の考案によれば、使用者は一人で靴下を履くことができる。
特許文献2に記載の考案は、足の幅よりもやや大きいスペースを有する二股状の太目の針金製本体と、この二股状の針金製本体を架橋するように設けられる靴下履き口引掛け部と、二股状の針金製本体のそれぞれに設けられ、二股状の針金製本体からループ状に突出する膨出部と有し、針金製本体の屈曲部分を把手として使用できるよう構成されるものである。
上記構成の特許文献2に記載の考案を用いて使用者が一人で靴下を履くには、まず、二股状に分かれる針金製本体の先端部から靴下を覆い被せるようにして「靴下履き器」に予め靴下を装着する。この時、靴下履き口引掛け部に靴下の履き口を掛着することで開口部が押し広げられると同時に、さらに、二股状の針金製本体のそれぞれに設けられる膨出部によっても靴下の内側が押し広げられるので、靴下は袋状に押し広げられた状態となる。
そして、使用者は靴下の履き口から足を差し入れた状態で、「靴下履き器」の把手を足首から膝側に引いて「靴下履き器」を引抜いて取外すと、靴下は半分装着された状態で足に残るので、使用者は腰をかがめることなく靴下の履き口を摘まんで引き上げることができる。この結果、靴下を完全に履くことができるのである。
よって、特許文献2に記載の考案によれば、使用者は一人で靴下を履くことができる。
しかしながら、上述の特許文献1に開示された発明においては、「靴下の着用補助具」に予め靴下を装着する際に、収縮性の強い生地や、厚手の生地で作られた靴下の開口を押し広げる必要があり、このような作業は、指先の力が衰えた人にとっては極めて煩雑であるという課題があった。
また、特許文献1に記載の「靴下の着用補助具」では、二つのアームの間隔は補強ブリッジにより固定されており、その間隔は変更できない設計になっている。このことは、つまり、使用者ごとに「靴下の着用補助具」をオーダーメイドする必要があることを意味しており、「靴下の着用補助具」を流通販売する際に製品の生産効率が上がらず、単価が高くなってしまうという課題があった。
また、特許文献1に記載の「靴下の着用補助具」では、二つのアームの間隔は補強ブリッジにより固定されており、その間隔は変更できない設計になっている。このことは、つまり、使用者ごとに「靴下の着用補助具」をオーダーメイドする必要があることを意味しており、「靴下の着用補助具」を流通販売する際に製品の生産効率が上がらず、単価が高くなってしまうという課題があった。
特許文献2に記載の考案は、上述のような特許文献1に記載の発明と同じ課題に加えて、特許文献2に記載の考案を使用した場合でも靴下を途中までしか履くことができないという課題があった。
さらに、靴下の履き口が、特許文献2に係る「靴下履き器」の靴下履き口引掛け部に届かない短い靴下は履くことができないという課題もあった。
さらに、靴下の履き口が、特許文献2に係る「靴下履き器」の靴下履き口引掛け部に届かない短い靴下は履くことができないという課題もあった。
本考案は係る従来の事情に対処してなされたものであり、指の力が弱い人でも靴下着用補助具に容易に靴下を装着することができ、しかも、所望の長さの靴下を、体をかがめることなく一人で確実に履くことができる靴下着用補助具を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案である靴下着用補助具は、人間の足首から足の甲と踵を経てつま先までの側断面を模して略「く」字形に屈曲部を備える一対の平板から成るガイド部と、それぞれのガイド部の足首を模す側の端部から延設される棒状の把持部とを有し、このガイド部の踵を模す屈曲部の山側には、外側へ突出する凸部を備えることを特徴とするものである。
上記構成の靴下着用補助具においては、一対のガイド部は靴下の内側に挿入されて靴下を内側から押し広げ、使用者の足を挿入するための空間を形成するという作用を有する。また、ガイド部に延設される把持部は使用者に把持されて、使用者が椅子等に着座した姿勢のまま体をかがめることなくガイド部を操作可能にするという作用を有する。また、この把持部は梃子の原理により小さな力で靴下の開口部を押し広げるという作用を有する。
さらに、ガイド部の踵を模す屈曲部の山側に設けられる凸部は、靴下の踵部分にフィットして靴下の踵位置を固定するという作用を有する。
上記構成の靴下着用補助具においては、一対のガイド部は靴下の内側に挿入されて靴下を内側から押し広げ、使用者の足を挿入するための空間を形成するという作用を有する。また、ガイド部に延設される把持部は使用者に把持されて、使用者が椅子等に着座した姿勢のまま体をかがめることなくガイド部を操作可能にするという作用を有する。また、この把持部は梃子の原理により小さな力で靴下の開口部を押し広げるという作用を有する。
さらに、ガイド部の踵を模す屈曲部の山側に設けられる凸部は、靴下の踵部分にフィットして靴下の踵位置を固定するという作用を有する。
また、請求項2に記載の考案である靴下着用補助具は、請求項1記載の靴下着用補助具であって、ガイド部の足の甲の付け根を模す屈曲部の谷側には、内側へ突出する凸部を備えることを特徴とするものである。
上記構成の靴下着用補助具は、請求項1記載の考案の効果に加え、ガイド部の足の甲の付け根を模す屈曲部の谷側に設けられる凸部は、靴下の踵部分に対向する側の布地を内側から外側に向って押圧するという作用を有する。この結果、一対のガイド部に靴下を装着した際に、靴下を構成する生地/編地の収縮性により踵の位置がずれるのを妨げるという作用を有する。
上記構成の靴下着用補助具は、請求項1記載の考案の効果に加え、ガイド部の足の甲の付け根を模す屈曲部の谷側に設けられる凸部は、靴下の踵部分に対向する側の布地を内側から外側に向って押圧するという作用を有する。この結果、一対のガイド部に靴下を装着した際に、靴下を構成する生地/編地の収縮性により踵の位置がずれるのを妨げるという作用を有する。
さらに、請求項3に記載の考案である靴下着用補助具は、請求項1又は請求項2に記載の靴下着用補助具であって、一対のガイド部の対向するそれぞれの面は、滑面材で被覆されることを特徴とするものである。
上記構成の靴下着用補助具は、請求項1又は請求項2に記載のそれぞれの考案の作用に加えて、滑面材はガイド部表面と使用者の足との接触部分における動摩擦を低減して、靴下の内側からガイド部を引き抜き易くするという作用を有する。
上記構成の靴下着用補助具は、請求項1又は請求項2に記載のそれぞれの考案の作用に加えて、滑面材はガイド部表面と使用者の足との接触部分における動摩擦を低減して、靴下の内側からガイド部を引き抜き易くするという作用を有する。
また、請求項4に記載の考案である靴下着用補助具は、請求項1乃至請求項3記載のいずれか1項に記載の靴下着用補助具であって、把持部を結束する結束バンドを備えることを特徴とするものである。
上記構成の靴下着用補助具は、請求項1乃至請求項3に記載のそれぞれの考案の作用に加えて、結束バンドにより把持部を一時的に結束することで、一対のガイド部に予め靴下を装着する際に、ガイド部同士がずれるのを妨げるという作用を有する。
上記構成の靴下着用補助具は、請求項1乃至請求項3に記載のそれぞれの考案の作用に加えて、結束バンドにより把持部を一時的に結束することで、一対のガイド部に予め靴下を装着する際に、ガイド部同士がずれるのを妨げるという作用を有する。
以上説明したように、請求項1に記載の靴下着用補助具においては、靴下を装着する際に、略「く」字形の一対の平板状のガイド部を重ね合わせた状態で作業を行うので、靴下の開口部を大きく押し広げる必要がない。このため、指先の力が弱い人でも容易にガイド部に靴下を装着することができるという効果を有する。
また、ガイド部に靴下を装着した後、使用者が棒状の把持部をそれぞれの手に把持して左右に押し広げることで、梃子の原理を利用して小さな力で靴下の開口部を押し広げることができるという効果を有する。また、このとき、靴下の内側もガイド部により左右に押し広げられるので、使用者の足を差し込むための空間を形成することができるという効果を有する。
さらに、ガイド部の踵を模す屈曲部の山側に凸部を備えることで、靴下の踵の位置を確実に固定することができる。このため、使用者が靴下を装着し始めてからその動作が完了するまでの間、靴下を構成する生地/編地の収縮作用により靴下の踵の位置がずれてしまうのを防止することができるという効果を有する。
そして、把持部を足首から膝に向って引き上げることで、使用者は椅子等に着座したままの状態で体をかがめることなく靴下の内側に挿入されるガイド部を引抜くことができるという効果を有する。
よって、これらの効果が相まって使用者は椅子等に着座した状態のまま一人で靴下を履くことができるという効果を有する。
また、請求項1に記載の靴下着用補助具は、ガイド部の踵を模す屈曲部の山側に設けられる凸部に靴下の踵部分を掛止させ、ガイド部のつま先部分と踵部分に設けられる凸部とにより靴下を構成する生地/編地に張力を作用させて靴下が落脱するのを防止しているので、踵部分が形成される靴下であればどんな長さの靴下でも使用者は請求項1に記載の靴下着用補助具を用いて履くことができるという効果を発揮する。よって、様々な長さの靴下に対して汎用性の高い靴下着用補助具を提供できるという効果も有する。
加えて、本考案の請求項1記載の靴下着用補助具は、ガイド部に把持部が延設される一対の部材により構成されるものであるため、すなわち、2つの部材により構成されるものであり、それらの幅は使用者によって適宜広げたり狭めたりすることが可能であるため、使用者の足の幅によって寸法が決定される部品を含んでいない。このことは、つまり、足の裏の長さが同程度であれば、すなわち、足の裏の長さの違いが2〜3cm内外であれば、異なる足の幅を持つ人に対しても1種類の靴下着用補助具で対応できることを意味している。
従って、本考案の請求項1記載の靴下着用補助具を製品として提供する際に、使用者の足の幅を考慮しながら個別に靴下着用補助具製造する必要がなく、この結果、請求項1記載の靴下着用補助具の生産性が向上し、製品として流通した場合に安価に製品を提供できるという効果を有する。
また、ガイド部に靴下を装着した後、使用者が棒状の把持部をそれぞれの手に把持して左右に押し広げることで、梃子の原理を利用して小さな力で靴下の開口部を押し広げることができるという効果を有する。また、このとき、靴下の内側もガイド部により左右に押し広げられるので、使用者の足を差し込むための空間を形成することができるという効果を有する。
さらに、ガイド部の踵を模す屈曲部の山側に凸部を備えることで、靴下の踵の位置を確実に固定することができる。このため、使用者が靴下を装着し始めてからその動作が完了するまでの間、靴下を構成する生地/編地の収縮作用により靴下の踵の位置がずれてしまうのを防止することができるという効果を有する。
そして、把持部を足首から膝に向って引き上げることで、使用者は椅子等に着座したままの状態で体をかがめることなく靴下の内側に挿入されるガイド部を引抜くことができるという効果を有する。
よって、これらの効果が相まって使用者は椅子等に着座した状態のまま一人で靴下を履くことができるという効果を有する。
また、請求項1に記載の靴下着用補助具は、ガイド部の踵を模す屈曲部の山側に設けられる凸部に靴下の踵部分を掛止させ、ガイド部のつま先部分と踵部分に設けられる凸部とにより靴下を構成する生地/編地に張力を作用させて靴下が落脱するのを防止しているので、踵部分が形成される靴下であればどんな長さの靴下でも使用者は請求項1に記載の靴下着用補助具を用いて履くことができるという効果を発揮する。よって、様々な長さの靴下に対して汎用性の高い靴下着用補助具を提供できるという効果も有する。
加えて、本考案の請求項1記載の靴下着用補助具は、ガイド部に把持部が延設される一対の部材により構成されるものであるため、すなわち、2つの部材により構成されるものであり、それらの幅は使用者によって適宜広げたり狭めたりすることが可能であるため、使用者の足の幅によって寸法が決定される部品を含んでいない。このことは、つまり、足の裏の長さが同程度であれば、すなわち、足の裏の長さの違いが2〜3cm内外であれば、異なる足の幅を持つ人に対しても1種類の靴下着用補助具で対応できることを意味している。
従って、本考案の請求項1記載の靴下着用補助具を製品として提供する際に、使用者の足の幅を考慮しながら個別に靴下着用補助具製造する必要がなく、この結果、請求項1記載の靴下着用補助具の生産性が向上し、製品として流通した場合に安価に製品を提供できるという効果を有する。
また、請求項2に記載の靴下着用補助具は、請求項1記載の考案と同様の効果に加えて、ガイド部の足の甲の付け根を模す屈曲部の谷側において内側へ突出する凸部を備えることで、靴下をガイド部に装着した際に、靴下の踵部分において靴下を内側から外側に押圧する力に加えて、靴下の甲の部分において靴下を内側から外側に押圧する力を作用させることができるので、靴下の踵位置のズレと、靴下がガイド部から落脱するのを一層確実に防止することができるという効果を有する。
さらに、ガイド部の屈曲部の谷側において内側へ突出する凸部及び、ガイド部の屈曲部の山側において外側へ突出する凸部は、靴下の内側からガイド部が引き抜く際に、靴下を内側から押し広げると同時に靴下を、上方に引き上げるという効果を発揮する。
そして、この効果は、使用者が一人で靴下を履く際に、靴下の開口部を指先でつまんで引き上げる効果とほぼ同じ効果であるため、結果として、靴下からガイド部を抜き取った際に、使用者の足の踵には靴下の踵が一致した状態で、また、使用者の足首又は脛には靴下を構成する生地/編地が弛むことなく密着した状態で、靴下を使用者の足に残すことができるという効果を有する。
さらに、ガイド部の屈曲部の谷側において内側へ突出する凸部及び、ガイド部の屈曲部の山側において外側へ突出する凸部は、靴下の内側からガイド部が引き抜く際に、靴下を内側から押し広げると同時に靴下を、上方に引き上げるという効果を発揮する。
そして、この効果は、使用者が一人で靴下を履く際に、靴下の開口部を指先でつまんで引き上げる効果とほぼ同じ効果であるため、結果として、靴下からガイド部を抜き取った際に、使用者の足の踵には靴下の踵が一致した状態で、また、使用者の足首又は脛には靴下を構成する生地/編地が弛むことなく密着した状態で、靴下を使用者の足に残すことができるという効果を有する。
さらに、請求項3に記載の靴下着用補助具は、請求項1又は請求項2に記載の考案と同じ効果に加えて、滑面材を備えることで、使用者の足を一対のガイド部の間に容易に差し入れることができるという効果を有する。さらに、その後、靴下から一対のガイド部をスムースに少ない力で引抜くことができるという効果も有する。
最後に、請求項4に記載の靴下着用補助具は、請求項1乃至請求項3に記載のそれぞれの考案と同じ効果に加えて、結束バンドを備えることで、ガイド部に靴下を装着する際に、一対のガイド部を重ね合せた状態に保持することができるという効果を有する。
このため、使用者はガイド部に予め靴下を装着する際に、重ね合わせたガイド部がずれてしまわないよう手で把持部や、把持部とガイド部の接続部分を固定しておく必要がないので、一層スムースにガイド部に靴下を装着できるという効果を有する。
このため、使用者はガイド部に予め靴下を装着する際に、重ね合わせたガイド部がずれてしまわないよう手で把持部や、把持部とガイド部の接続部分を固定しておく必要がないので、一層スムースにガイド部に靴下を装着できるという効果を有する。
以下に、本考案の最良の実施の形態に係る靴下着用補助具を図1乃至図5を参照しながら説明する。
図1は本考案の実施の形態に係る靴下着用補助具の概念図である。
図1に示すように、本考案の実施の形態に係る靴下着用補助具1は主に、人間の足首から足の甲と踵を経てつま先までの側断面を模した略「く」字形の一対の平板状のガイド部2,2と、このガイド部2,2の足首2b,2b部分の端部に延設される把持部3,3により構成されるものであり、ガイド部2,2の踵を模す屈曲部の山側には、外側に突出する踵側凸部2d,2dを、また、ガイド部2,2の足の甲を模す屈曲部の谷側には、内側に突出する甲側凸部2c,2cが形成されるものである。
そして、一対のガイド部2,2の対向するそれぞれの面は、たとえば、布やフェルト等のように人の肌に触れた場合でも肌を傷つける心配がなくかつ肌と接触した際に滑り性のよい素材、すなわち滑面材4で被覆されている。
なお、本実施の形態においては、ガイド部2,2の足首2b,2bの端部に円柱状の把持部3,3を延設した場合を例に挙げて説明しているが、これ以外にも、例えば、ガイド部2と把持部3とを一体に構成した形状のものを、たとえば、厚板材等から切り抜いたものを用いてもよい。また、把持部3,3の長さは図示されるものに限定するものではなく、適宜調整されるとよい。
また、本実施の形態においてはガイド部2の足首2bと把持部3の連結部3aとをビスで固定しているが、ガイド部2と把持部3とは必ずしもこの方法で固定する必要はなく、把持部3とガイド部2とを固定する固定具が、ガイド部2や把持部3の表面に突出しない方法であればよい。これは、把持部3にガイド部2を固定する固定具がガイド部2や把持部3の表面に突出すると、靴下からガイド部2を取り出す場合に固定部が靴下に引っ掛かってしまい、ガイド部2を靴下からスムースに引抜けない可能性があるからである。
このため、把持部3にガイド部2を固定する別方法のとして、たとえば、ガイド部2の材質に合成樹脂等の熱可塑性を有する素材を採用して金型成形する場合には、足首2bの伸延方向に把持部3の幅と同程度の幅を有する雌ネジを、把持部3のガイド部2との連結部分に雄ネジを備えてこれらを螺設してもよい。このように構成した場合、必要に応じて把持部3からガイド部2を取外すことができ、本発明に係る靴下着用補助具1を持ち運ぶ際に特に便利である。
図1は本考案の実施の形態に係る靴下着用補助具の概念図である。
図1に示すように、本考案の実施の形態に係る靴下着用補助具1は主に、人間の足首から足の甲と踵を経てつま先までの側断面を模した略「く」字形の一対の平板状のガイド部2,2と、このガイド部2,2の足首2b,2b部分の端部に延設される把持部3,3により構成されるものであり、ガイド部2,2の踵を模す屈曲部の山側には、外側に突出する踵側凸部2d,2dを、また、ガイド部2,2の足の甲を模す屈曲部の谷側には、内側に突出する甲側凸部2c,2cが形成されるものである。
そして、一対のガイド部2,2の対向するそれぞれの面は、たとえば、布やフェルト等のように人の肌に触れた場合でも肌を傷つける心配がなくかつ肌と接触した際に滑り性のよい素材、すなわち滑面材4で被覆されている。
なお、本実施の形態においては、ガイド部2,2の足首2b,2bの端部に円柱状の把持部3,3を延設した場合を例に挙げて説明しているが、これ以外にも、例えば、ガイド部2と把持部3とを一体に構成した形状のものを、たとえば、厚板材等から切り抜いたものを用いてもよい。また、把持部3,3の長さは図示されるものに限定するものではなく、適宜調整されるとよい。
また、本実施の形態においてはガイド部2の足首2bと把持部3の連結部3aとをビスで固定しているが、ガイド部2と把持部3とは必ずしもこの方法で固定する必要はなく、把持部3とガイド部2とを固定する固定具が、ガイド部2や把持部3の表面に突出しない方法であればよい。これは、把持部3にガイド部2を固定する固定具がガイド部2や把持部3の表面に突出すると、靴下からガイド部2を取り出す場合に固定部が靴下に引っ掛かってしまい、ガイド部2を靴下からスムースに引抜けない可能性があるからである。
このため、把持部3にガイド部2を固定する別方法のとして、たとえば、ガイド部2の材質に合成樹脂等の熱可塑性を有する素材を採用して金型成形する場合には、足首2bの伸延方向に把持部3の幅と同程度の幅を有する雌ネジを、把持部3のガイド部2との連結部分に雄ネジを備えてこれらを螺設してもよい。このように構成した場合、必要に応じて把持部3からガイド部2を取外すことができ、本発明に係る靴下着用補助具1を持ち運ぶ際に特に便利である。
次に、本実施の形態に係る靴下着用補助具1を用いて靴下を装着する手順について図2乃至図5を参照しながら詳細に説明する。
図2及び図3はいずれも本考案の実施の形態に係る靴下着用補助具の使用状態を示す概念図である。なお、図1に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
本考案に係る靴下着用補助具1を用いて使用者が、たとえば、椅子等に着座した姿勢のまま体をかがめることなく靴下を一人で履く場合、図2に示すように、まず、靴下着用補助具1のガイド部2,2が一致するようにそれぞれ重ね合わせ、この状態でつま先2a,2a部分から、靴下5の開口5aを押し広げながらガイド部2に靴下5を覆い被せるようにして装着する。なお、本考案に係る靴下着用補助具1では、靴下5の生地/編地の収縮作用により靴下が落脱してしまわないように、ガイド部2,2は、人間の実際の足の側断面形状と同程度、あるいはそれよりもやや大きめに、すなわち、使用者が履こうとしている靴下5の大きさと同程度、あるいはそれよりもやや大きめに構成されている。従ってガイド部2,2は、足の裏から甲までの厚みを模した形状となっており、ガイド部2,2を開いて足を入れる際には、容易に足を入れることが可能である。
また、この時、靴下5のつま先5bがガイド部2のつま先2aに、靴下5の踵5dがガイド部2の踵側凸部2dに、靴下5の甲5cがガイド部2の甲側凸部2cにそれぞれ掛止することで、靴下5には、ガイド部2,2のつま先2a,2aと踵側凸部2d,2dの頂部を結ぶ直線方向と(図2中の符号Aで示す方向)、ガイド部2の甲側凸部2c,2cと踵側凸部2d,2dの頂部を結ぶ直線方向(図2中の符号Bで示す方向)の2つの方向にそれぞれ張力が作用する。この結果、ガイド部2,2に装着された靴下5の踵5dが位置ずれするのを防止することができ、靴下5を構成する生地/編地が伸縮作用を有する場合でも、踵5dの位置を確実に固定できるという効果を発揮するのである。
なお、この時、例えば面ファスナー等の接着部を備える図示しない結束バンドを用いて把持部3,3を一時的に結束しておけば、ガイド部2に靴下を装着する際に、使用者は把持部3,3を把持しておく必要がないので両手を使って靴下5をガイド部2,2に装着することができて便利である。このような、結束バンドは靴下着用補助具1の把持部3,3のいずれか一方に設けても良いし、あるいは、靴下着用補助具1と別体に設けてもよい。
本考案に係る靴下着用補助具1を用いて使用者が、たとえば、椅子等に着座した姿勢のまま体をかがめることなく靴下を一人で履く場合、図2に示すように、まず、靴下着用補助具1のガイド部2,2が一致するようにそれぞれ重ね合わせ、この状態でつま先2a,2a部分から、靴下5の開口5aを押し広げながらガイド部2に靴下5を覆い被せるようにして装着する。なお、本考案に係る靴下着用補助具1では、靴下5の生地/編地の収縮作用により靴下が落脱してしまわないように、ガイド部2,2は、人間の実際の足の側断面形状と同程度、あるいはそれよりもやや大きめに、すなわち、使用者が履こうとしている靴下5の大きさと同程度、あるいはそれよりもやや大きめに構成されている。従ってガイド部2,2は、足の裏から甲までの厚みを模した形状となっており、ガイド部2,2を開いて足を入れる際には、容易に足を入れることが可能である。
また、この時、靴下5のつま先5bがガイド部2のつま先2aに、靴下5の踵5dがガイド部2の踵側凸部2dに、靴下5の甲5cがガイド部2の甲側凸部2cにそれぞれ掛止することで、靴下5には、ガイド部2,2のつま先2a,2aと踵側凸部2d,2dの頂部を結ぶ直線方向と(図2中の符号Aで示す方向)、ガイド部2の甲側凸部2c,2cと踵側凸部2d,2dの頂部を結ぶ直線方向(図2中の符号Bで示す方向)の2つの方向にそれぞれ張力が作用する。この結果、ガイド部2,2に装着された靴下5の踵5dが位置ずれするのを防止することができ、靴下5を構成する生地/編地が伸縮作用を有する場合でも、踵5dの位置を確実に固定できるという効果を発揮するのである。
なお、この時、例えば面ファスナー等の接着部を備える図示しない結束バンドを用いて把持部3,3を一時的に結束しておけば、ガイド部2に靴下を装着する際に、使用者は把持部3,3を把持しておく必要がないので両手を使って靴下5をガイド部2,2に装着することができて便利である。このような、結束バンドは靴下着用補助具1の把持部3,3のいずれか一方に設けても良いし、あるいは、靴下着用補助具1と別体に設けてもよい。
このように、ガイド部2,2への靴下5の装着が完了した後、図3に示すように、靴下5が装着されたガイド部2,2を図示しない床側に配置し、把持部3,3を手6,6で把持して左右に、すなわち、図2及び図3中の符号Cで示す方向に押し広げて、靴下5の内側に挿入されるガイド部2,2の対向する2面の間に使用者の足を差し入れるための空間を形成する。
通常、靴下5は使用者の足に好適にフィットするように収縮性を有する生地/編地で構成されているため、使用者の足を差し入れることが出来る程度にその内側を押し広げるためにはある程度の力が必要であり、特に手や指の力が弱った人には靴下5の開口部5aを押し広げる作業は負担になり、煩雑ともなってしまう。
本実施の形態に係る靴下着用補助具1では、使用者が椅子等に着座した状態で体をかがめることなく一人で靴下を履くことができるよう、ガイド部2,2に把持部3,3を延設しているのであるが、この把持部3,3を利用することでガイド部2のつま先2aを支点にして、より小さい力で靴下5の内側を簡単に押し広げることができるという効果も有する。
そして、図3に示すように、ガイド部2,2により靴下5の内側に形成された空間に使用者は靴下5の開口部5aから足7を差し入れればよいのである。
このとき、靴下5の甲5c部分はガイド部2の甲側凸部2cにより内側から外側に向って押圧、拡張されているので使用者は靴下5の内側にスムースに足7を挿入することができるという効果を有する。
また、ガイド部2,2の対向するそれぞれの内側の面は、先に述べたような滑面材4で被覆されているので、使用者が足7を差し入れる際に靴下5の奥までスムースに入れることができるという効果を有する。
通常、靴下5は使用者の足に好適にフィットするように収縮性を有する生地/編地で構成されているため、使用者の足を差し入れることが出来る程度にその内側を押し広げるためにはある程度の力が必要であり、特に手や指の力が弱った人には靴下5の開口部5aを押し広げる作業は負担になり、煩雑ともなってしまう。
本実施の形態に係る靴下着用補助具1では、使用者が椅子等に着座した状態で体をかがめることなく一人で靴下を履くことができるよう、ガイド部2,2に把持部3,3を延設しているのであるが、この把持部3,3を利用することでガイド部2のつま先2aを支点にして、より小さい力で靴下5の内側を簡単に押し広げることができるという効果も有する。
そして、図3に示すように、ガイド部2,2により靴下5の内側に形成された空間に使用者は靴下5の開口部5aから足7を差し入れればよいのである。
このとき、靴下5の甲5c部分はガイド部2の甲側凸部2cにより内側から外側に向って押圧、拡張されているので使用者は靴下5の内側にスムースに足7を挿入することができるという効果を有する。
また、ガイド部2,2の対向するそれぞれの内側の面は、先に述べたような滑面材4で被覆されているので、使用者が足7を差し入れる際に靴下5の奥までスムースに入れることができるという効果を有する。
次に、靴下5内に挿入されたガイド部2を引抜いて使用者の足7に靴下5を装着する手順について図4及び図5を参照しながら説明する。
図4及び図5はいずれも靴下の内側に使用者の足を差し入れた場合の側面方向から見た位置関係を示す概念図である。なお、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図4に示すように、靴下5の内側に足7を差し入れた時点において、本実施の形態に係る靴下着用補助具1と足7は側面から見ると重なり合った状態になっている。
そして、この状態から靴下着用補助具1を靴下5から取外すには、図5に示すように、まず、足7の足裏を床面につけて、ガイド部2のつま先2aを支点にして把持部3を前方に押し出して回動させ、すなわち、把持部3を図5中の符号Dで示す方向に回動させ、足7の踵とガイド部2の踵側凸部2dの重なり状態を解除する。
この動作によって、ガイド部2の踵側凸部2dに掛止していた靴下5の踵5dを足7の踵に掛止させることができ、この結果、靴下5の踵5dと足7の踵を確実に一致させることができるという効果を発揮する。
そして、この状態で本実施の形態に係る靴下着用補助具1の把持部3,3を足7の足首からひざに向う方向にゆっくりと引き上げることでガイド部2,2を靴下5から取外すことができるのである。
この時、ガイド部2の甲側凸部2c及び踵側凸部2dは、靴下5の内側を外側に向って押し広げながら、かつ、靴下5を上方、すなわち図中符号Eで示される方向に引き上げながら開口部5aへと移動するので、あたかも、人が靴下5の開口部5aをつまんで足首からひざに向って引き上げた場合と同じように靴下5を弛ませることなく足7に密着させた状態で履くことができるという優れた効果が発揮されるのである。
本図では、片方の靴下着用補助具1のみを示して説明しているが、上述の動作は片方ずつ行なってもよいし、もちろん、一対の靴下着用補助具1の把持部3を同時に回動させたり引き上げたりしてもよい。
図4及び図5はいずれも靴下の内側に使用者の足を差し入れた場合の側面方向から見た位置関係を示す概念図である。なお、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図4に示すように、靴下5の内側に足7を差し入れた時点において、本実施の形態に係る靴下着用補助具1と足7は側面から見ると重なり合った状態になっている。
そして、この状態から靴下着用補助具1を靴下5から取外すには、図5に示すように、まず、足7の足裏を床面につけて、ガイド部2のつま先2aを支点にして把持部3を前方に押し出して回動させ、すなわち、把持部3を図5中の符号Dで示す方向に回動させ、足7の踵とガイド部2の踵側凸部2dの重なり状態を解除する。
この動作によって、ガイド部2の踵側凸部2dに掛止していた靴下5の踵5dを足7の踵に掛止させることができ、この結果、靴下5の踵5dと足7の踵を確実に一致させることができるという効果を発揮する。
そして、この状態で本実施の形態に係る靴下着用補助具1の把持部3,3を足7の足首からひざに向う方向にゆっくりと引き上げることでガイド部2,2を靴下5から取外すことができるのである。
この時、ガイド部2の甲側凸部2c及び踵側凸部2dは、靴下5の内側を外側に向って押し広げながら、かつ、靴下5を上方、すなわち図中符号Eで示される方向に引き上げながら開口部5aへと移動するので、あたかも、人が靴下5の開口部5aをつまんで足首からひざに向って引き上げた場合と同じように靴下5を弛ませることなく足7に密着させた状態で履くことができるという優れた効果が発揮されるのである。
本図では、片方の靴下着用補助具1のみを示して説明しているが、上述の動作は片方ずつ行なってもよいし、もちろん、一対の靴下着用補助具1の把持部3を同時に回動させたり引き上げたりしてもよい。
よって、本実施の形態に係る靴下着用補助具1によれば、手や腕の力の弱い人でも椅子等に着座したままの状態で体をかがめることなく一人で靴下を履くことができるという優れた効果を発揮する。
加えて、本実施の形態に係る靴下着用補助具1は、対をなす2つの部材により構成されるものであり、使用者の足の幅によって寸法が決定される部品が全くない。このため、使用者の足の裏の長さが同じ人に対しては、たとえ足の幅が異なる場合であっても1種類の靴下着用補助具1で対応することができるという効果を有する。
従って、本考案の実施の形態に係る靴下着用補助具1を製品として提供する際には、使用者ごとに異なる足の幅を考慮しながら個別に製品を製造する必要がなく、この結果、靴下着用補助具1の生産性を向上させることができる。
さらに、靴下着用補助具1の生産性の向上に伴い、靴下着用補助具1の単価を安価にできるという効果も期待できる。
加えて、本実施の形態に係る靴下着用補助具1は、対をなす2つの部材により構成されるものであり、使用者の足の幅によって寸法が決定される部品が全くない。このため、使用者の足の裏の長さが同じ人に対しては、たとえ足の幅が異なる場合であっても1種類の靴下着用補助具1で対応することができるという効果を有する。
従って、本考案の実施の形態に係る靴下着用補助具1を製品として提供する際には、使用者ごとに異なる足の幅を考慮しながら個別に製品を製造する必要がなく、この結果、靴下着用補助具1の生産性を向上させることができる。
さらに、靴下着用補助具1の生産性の向上に伴い、靴下着用補助具1の単価を安価にできるという効果も期待できる。
本考案に係る靴下着用補助具は、手や腕の力の弱い人でも椅子等に着座したままの状態で体をかがめることなく一人で靴下を装着可能にするものであり、介護用品やリハビリ用器具に関する分野において利用の可能性が高い。
1…靴下着用補助具 2…ガイド部 2a…つま先 2b…足首 2c…甲側凸部 2d…踵側凸部 3…把持部 3a…連結部 4…滑面材 5…靴下 5a…開口部 5b…つま先 5c…踵 5d…甲 6…手 7…足 8…床面
Claims (4)
- 人間の足首から足の甲と踵を経てつま先までの側断面を模して略「く」字形に屈曲部を備える一対の平板から成るガイド部と、それぞれの前記ガイド部の足首を模す側の端部から延設される棒状の把持部とを有し、
前記ガイド部の踵を模す屈曲部の山側には、外側へ突出する凸部を備えることを特徴とする靴下着用補助具。 - 前記ガイド部の足の甲の付け根を模す屈曲部の谷側には、内側へ突出する凸部を備えることを特徴とする請求項1記載の靴下着用補助具。
- 一対の前記ガイド部の対向するそれぞれの面は、滑面材で被覆されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の靴下着用補助具。
- 前記把持部を結束する結束バンドを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれか1項に記載の靴下着用補助具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5048880B1 (ja) * | 2012-02-14 | 2012-10-17 | 茂雄 松浦 | 弾性靴下類の装着補助具ユニット及びその保持器 |
JP2013539672A (ja) * | 2010-10-01 | 2013-10-28 | イーズィーワイ−ユーピーエス リミテッド | 衣服の着脱を支援する装置 |
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2006
- 2006-07-10 JP JP2006005530U patent/JP3125480U/ja not_active Expired - Fee Related
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