JP3125354U - 帳簿めくり具 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用の際に不快感を生じず、かつ、様々な人の指の太さに広く対応可能な帳簿めくり具を提供する。
【解決手段】所定長さの帯状バンド体1と、バンド体1の裏面に積層された粘着剤層2と、バンド体1の表て面に部分的に付設された高摩擦係数の突隆部材3と、を具備している。また、突隆部材3は、バンド体1の長手方向の中央部に1個配設されている。また、突隆部材3がシリコンゴムから成っている。
【選択図】図2
【解決手段】所定長さの帯状バンド体1と、バンド体1の裏面に積層された粘着剤層2と、バンド体1の表て面に部分的に付設された高摩擦係数の突隆部材3と、を具備している。また、突隆部材3は、バンド体1の長手方向の中央部に1個配設されている。また、突隆部材3がシリコンゴムから成っている。
【選択図】図2
Description
本考案は、帳簿めくり具に関する。
従来より、帳簿をつける作業において、帳簿のページをめくりやすくするために帳簿めくり具が使用されている。従来の帳簿めくり具(所謂指サック)は、ゴム製の袋体を指に嵌めて使用するものであった(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ゴム製の袋状本体の先端部に、粘着紙が付設された部材を取り付けた帳簿めくり具が、記載されている。
実開平6− 75767号公報
特許文献1には、ゴム製の袋状本体の先端部に、粘着紙が付設された部材を取り付けた帳簿めくり具が、記載されている。
特許文献1のような従来の帳簿めくり具では、ゴム製の袋体が指に密着して通気性の悪いものであった。また、従来の帳簿めくり具は、指から帳簿めくり具が脱落しないように、指への嵌め込み量がある程度大きなものとなっていた。これにより、従来では、長時間指に嵌めていると指が汗ばんでむれて、不潔であると共に不快感を生じるという問題点があった。
また、従来の帳簿めくり具では、ゴム製の袋体に弾力性があり、様々な指の太さにある程度まで対応していたが、その対応可能な範囲は限定的なものであった。
そこで、本考案は、使用の際に不快感を生じず、かつ、様々な人の指の太さに広く対応可能な帳簿めくり具を提供することを目的とする。
また、従来の帳簿めくり具では、ゴム製の袋体に弾力性があり、様々な指の太さにある程度まで対応していたが、その対応可能な範囲は限定的なものであった。
そこで、本考案は、使用の際に不快感を生じず、かつ、様々な人の指の太さに広く対応可能な帳簿めくり具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案に係る帳簿めくり具は、所定長さの帯状バンド体と、該バンド体の裏面に積層された粘着剤層と、該バンド体の表て面に部分的に付設された高摩擦係数の突隆部材と、を具備したものである。
また、上記突隆部材は、上記バンド体の長手方向の中央部に1個配設され、底面が平坦状のレンズ型である。
また、上記突隆部材は、上記バンド体の長手方向の中央部に散点状の複数の小突出子から成る。
また、剥離紙を備え、該剥離紙の一面に、複数枚の上記バンド体が上記粘着剤層を介して剥離自在に付設されている。
また、上記突隆部材がシリコンゴムから成る。
また、上記突隆部材は、上記バンド体の長手方向の中央部に1個配設され、底面が平坦状のレンズ型である。
また、上記突隆部材は、上記バンド体の長手方向の中央部に散点状の複数の小突出子から成る。
また、剥離紙を備え、該剥離紙の一面に、複数枚の上記バンド体が上記粘着剤層を介して剥離自在に付設されている。
また、上記突隆部材がシリコンゴムから成る。
本考案は、次のような著大な効果を奏する。
本考案に係る帳簿めくり具は、長時間指に嵌めた場合に指が汗ばんでむれるのを防ぎ、清潔で不快感を生じさせない帳簿めくり具とし得る。
また、太さが異なる様々な人の指に広く対応して取り付けることができる。また、人の手のどの指であっても取り付けることができる。
本考案に係る帳簿めくり具は、長時間指に嵌めた場合に指が汗ばんでむれるのを防ぎ、清潔で不快感を生じさせない帳簿めくり具とし得る。
また、太さが異なる様々な人の指に広く対応して取り付けることができる。また、人の手のどの指であっても取り付けることができる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
図1〜図3に於て、本考案の第1の実施の形態に係る帳簿めくり具は、例えば、各種事務,病院、本屋等において使用される。
第1実施形態に係る帳簿めくり具は、所定長さの帯状バンド体1と、バンド体1の裏面に積層された粘着剤層2と、バンド体1の表て面に部分的に付設された高摩擦係数の突隆部材3と、を具備している。
帯状バンド体1は、公知の絆創膏で使用されるような、透湿性や通気性を有する材料にて形成されている。例えば、ポリウレタンフィルムにて形成されている。なお、図示省略するが、帯状バンド体1に通気孔を多数設けるのが好ましい。帯状バンド体1の大きさは、例えば、幅15mm〜25mm,長さ60mm〜80mmに設定されている。
図1〜図3に於て、本考案の第1の実施の形態に係る帳簿めくり具は、例えば、各種事務,病院、本屋等において使用される。
第1実施形態に係る帳簿めくり具は、所定長さの帯状バンド体1と、バンド体1の裏面に積層された粘着剤層2と、バンド体1の表て面に部分的に付設された高摩擦係数の突隆部材3と、を具備している。
帯状バンド体1は、公知の絆創膏で使用されるような、透湿性や通気性を有する材料にて形成されている。例えば、ポリウレタンフィルムにて形成されている。なお、図示省略するが、帯状バンド体1に通気孔を多数設けるのが好ましい。帯状バンド体1の大きさは、例えば、幅15mm〜25mm,長さ60mm〜80mmに設定されている。
また、粘着剤層2は、帯状バンド体1の裏面側全体に設けられている。この粘着剤層2は、高い粘着力を有すると共に皮膚のかぶれの少ない粘着剤にて形成されている。例えば、アクリル系樹脂粘着剤にて形成されている。
未使用状態では、粘着剤層2は、剥離紙4にて覆われている。
未使用状態では、粘着剤層2は、剥離紙4にて覆われている。
ここで、突隆部材3は、バンド体1の長手方向の中央部に1個配設され、底面が平坦状のレンズ型となっている。この突隆部材3の大きさは、例えば直径が6mm〜12mmに設定されている。また、突隆部材3は、シリコンゴムから成っており、帯状バンド体1の表て面に接着若しくは融着にて付設されている。
上述のように構成された本考案に係る帳簿めくり具は、次のようにして使用される。
まず、剥離紙4を剥がし、次に、図3に示すように、手の好みの指a(親指,人指し指,中指,薬指,小指のいずれでもよい)に、突隆部材3が指aの腹に位置するようにして、バンド体1を巻き付ける。すると、粘着剤層2が指aに張りついて、バンド体1はしっかり固定される。
ここで、指aの太さや形状は各人で異なるが、バンド体1の指aへの巻き付け量を調整することにより、様々な人の様々な指aの太さや形状に容易に合わせることが可能となっている。
こうして、帳簿めくり具は、指aに取り付けた後、突隆部材3を帳簿40の紙面に押しつけつつページをめくるようにして、使用される。バンド体1は透湿性や通気性を有する材料にて形成されており、また、指aの先端部は外部に露出しているので、使用中に指aが汗ばんでむれるようなことがない。
使用後、帳簿めくり具は、ゴミとなって捨てられる。再び、帳簿40をつける作業を行う場合には、新しい帳簿めくり具が使用される。このように使い捨てとすることによって、同じものを何回も再利用する場合と比較して清潔である。
まず、剥離紙4を剥がし、次に、図3に示すように、手の好みの指a(親指,人指し指,中指,薬指,小指のいずれでもよい)に、突隆部材3が指aの腹に位置するようにして、バンド体1を巻き付ける。すると、粘着剤層2が指aに張りついて、バンド体1はしっかり固定される。
ここで、指aの太さや形状は各人で異なるが、バンド体1の指aへの巻き付け量を調整することにより、様々な人の様々な指aの太さや形状に容易に合わせることが可能となっている。
こうして、帳簿めくり具は、指aに取り付けた後、突隆部材3を帳簿40の紙面に押しつけつつページをめくるようにして、使用される。バンド体1は透湿性や通気性を有する材料にて形成されており、また、指aの先端部は外部に露出しているので、使用中に指aが汗ばんでむれるようなことがない。
使用後、帳簿めくり具は、ゴミとなって捨てられる。再び、帳簿40をつける作業を行う場合には、新しい帳簿めくり具が使用される。このように使い捨てとすることによって、同じものを何回も再利用する場合と比較して清潔である。
次に、図4に於て、本考案の第2の実施の形態に係る帳簿めくり具を示す。
第2実施形態では、突隆部材3の形状が第1実施形態と異なっている場合を例示している。具体的には、突隆部材3は、バンド体1の長手方向の中央部に散点状の複数の小突出子3a…から成っている。小突出子3a…は、図4(a)に示すように、全体の並びが四角形状であったり、図4(b)に示すように、全体の並びが円形状であったりするよう設けられている。各小突出子3aは、例えばレンズ型乃至半球型に形成されている。また、各小突出子3aの直径は、例えば1mm〜3mmに設定されている。なお、各小突出子3aとしては、円錐(台)型や角錐(台)型等とするも好ましい(図示省略)。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、突隆部材3の形状が第1実施形態と異なっている場合を例示している。具体的には、突隆部材3は、バンド体1の長手方向の中央部に散点状の複数の小突出子3a…から成っている。小突出子3a…は、図4(a)に示すように、全体の並びが四角形状であったり、図4(b)に示すように、全体の並びが円形状であったりするよう設けられている。各小突出子3aは、例えばレンズ型乃至半球型に形成されている。また、各小突出子3aの直径は、例えば1mm〜3mmに設定されている。なお、各小突出子3aとしては、円錐(台)型や角錐(台)型等とするも好ましい(図示省略)。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
次に、図5及び図6に於て、本考案の第3の実施の形態に係る帳簿めくり具を示す。
第3実施形態では、矩形シート状の剥離紙4を備え、剥離紙4の一面に、複数枚のバンド体1…が粘着剤層2を介して剥離自在に付設されている場合を例示している。
各バンド体1は、第1実施形態と同じものであり、バンド体1の表て面には、第1実施形態と同様の突隆部材3が付設されている。また、バンド体1の裏面には、第1実施形態と同様に粘着剤層2が積層されている。
第3実施形態では、矩形シート状の剥離紙4を備え、剥離紙4の一面に、複数枚のバンド体1…が粘着剤層2を介して剥離自在に付設されている場合を例示している。
各バンド体1は、第1実施形態と同じものであり、バンド体1の表て面には、第1実施形態と同様の突隆部材3が付設されている。また、バンド体1の裏面には、第1実施形態と同様に粘着剤層2が積層されている。
なお、本考案は上述の実施の形態に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、突隆部材3の材質は、高摩擦係数を有するものであればよく、ゴムでなくてもよい。例えば、軟質プラスチックであってもよい。
また、突隆部材3の形状は、(底面が平坦状の)レンズ型に限るのではなく、円錐台型や角錐台型であってもよい。
また、突隆部材3の形状は、(底面が平坦状の)レンズ型に限るのではなく、円錐台型や角錐台型であってもよい。
以上のように、本考案に係る帳簿めくり具は、所定長さの帯状バンド体1と、バンド体1の裏面に積層された粘着剤層2と、バンド体1の表て面に部分的に付設された高摩擦係数の突隆部材3と、を具備したので、ゴム製の袋体を指に密着させる従来と比較して、バンド体1が指aを覆う面積を小さくすることができる。具体的には、指aの先端部を外部に露出させ、指aの側面部を覆う面積を小さくできる。これにより、長時間指aに嵌めた場合に、指aが汗ばんでむれるのを防ぎ、清潔で不快感を生じさせない帳簿めくり具とし得る。
また、バンド体1を指aに巻き付ける量を調整して、太さが異なる様々な人の指aに広く対応して取り付けることができる。また、人の手のどの指a(親指,人指し指,中指,薬指,小指のいずれでもよい)であっても取り付けることができる。
また、バンド体1がしっかりと指aに固定されているので、本発明に係る帳簿めくり具を指aに取り付けたまま、パソコンを使用することも可能である。
また、シンプルで安価な構成なので、使い捨ても可能となる。
また、バンド体1を指aに巻き付ける量を調整して、太さが異なる様々な人の指aに広く対応して取り付けることができる。また、人の手のどの指a(親指,人指し指,中指,薬指,小指のいずれでもよい)であっても取り付けることができる。
また、バンド体1がしっかりと指aに固定されているので、本発明に係る帳簿めくり具を指aに取り付けたまま、パソコンを使用することも可能である。
また、シンプルで安価な構成なので、使い捨ても可能となる。
また、バンド体1の表て面に部分的に付設された高摩擦係数の突隆部材3により、すべらず確実に帳簿40のページをめくることができる。
また、突隆部材3は、バンド体1の長手方向の中央部に1個配設され、底面が平坦状のレンズ型であるので、突隆部材3の中心からずれた位置や斜め方向からでも確実に紙面を捕らえることができ、ページめくりが容易である。また、突隆部材3が複数の小突出子3a…から成る場合と比較して、部品点数が少なく制作容易である。
また、突隆部材3は、バンド体1の長手方向の中央部に1個配設され、底面が平坦状のレンズ型であるので、突隆部材3の中心からずれた位置や斜め方向からでも確実に紙面を捕らえることができ、ページめくりが容易である。また、突隆部材3が複数の小突出子3a…から成る場合と比較して、部品点数が少なく制作容易である。
また、突隆部材3は、バンド体1の長手方向の中央部に散点状の複数の小突出子3a…から成るので、広い領域に渡って帳簿40の紙面を捕らえることができ、ページめくりが容易である。
また、剥離紙4を備え、剥離紙4の一面に、複数枚のバンド体1…が粘着剤層2を介して剥離自在に付設されているので、複数の帳簿めくり具をひとまとめにして扱うことができる。これにより、帳簿めくり具を複数枚セットで販売したり、購入した複数枚の帳簿めくり具を保管したりするのが容易である。
また、突隆部材3がシリコンゴムから成るので、耐熱性及び非粘着性に優れ、帳簿めくり具として安定した性能を発揮できる。
また、剥離紙4を備え、剥離紙4の一面に、複数枚のバンド体1…が粘着剤層2を介して剥離自在に付設されているので、複数の帳簿めくり具をひとまとめにして扱うことができる。これにより、帳簿めくり具を複数枚セットで販売したり、購入した複数枚の帳簿めくり具を保管したりするのが容易である。
また、突隆部材3がシリコンゴムから成るので、耐熱性及び非粘着性に優れ、帳簿めくり具として安定した性能を発揮できる。
1 バンド体
2 粘着剤層
3 突隆部材
3a 小突出子
4 剥離紙
2 粘着剤層
3 突隆部材
3a 小突出子
4 剥離紙
Claims (5)
- 所定長さの帯状バンド体(1)と、該バンド体(1)の裏面に積層された粘着剤層(2)と、該バンド体(1)の表て面に部分的に付設された高摩擦係数の突隆部材(3)と、を具備したことを特徴とする帳簿めくり具。
- 上記突隆部材(3)は、上記バンド体(1)の長手方向の中央部に1個配設され、底面が平坦状のレンズ型である請求項1記載の帳簿めくり具。
- 上記突隆部材(3)は、上記バンド体(1)の長手方向の中央部に散点状の複数の小突出子(3a)から成る請求項1記載の帳簿めくり具。
- 剥離紙(4)を備え、該剥離紙(4)の一面に、複数枚の上記バンド体(1)が上記粘着剤層(2)を介して剥離自在に付設されている請求項1,2又は3記載の帳簿めくり具。
- 上記突隆部材(3)がシリコンゴムから成る請求項1,2,3又は4記載の帳簿めくり具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006005382U JP3125354U (ja) | 2006-07-05 | 2006-07-05 | 帳簿めくり具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006005382U JP3125354U (ja) | 2006-07-05 | 2006-07-05 | 帳簿めくり具 |
Publications (1)
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---|---|
JP3125354U true JP3125354U (ja) | 2006-09-14 |
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ID=43475233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006005382U Expired - Fee Related JP3125354U (ja) | 2006-07-05 | 2006-07-05 | 帳簿めくり具 |
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JP (1) | JP3125354U (ja) |
-
2006
- 2006-07-05 JP JP2006005382U patent/JP3125354U/ja not_active Expired - Fee Related
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