JP3125314B2 - 引継搬送装置の挾扼杆取付装置 - Google Patents

引継搬送装置の挾扼杆取付装置

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JP3125314B2
JP3125314B2 JP03063932A JP6393291A JP3125314B2 JP 3125314 B2 JP3125314 B2 JP 3125314B2 JP 03063932 A JP03063932 A JP 03063932A JP 6393291 A JP6393291 A JP 6393291A JP 3125314 B2 JP3125314 B2 JP 3125314B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引継搬送装置の挾扼杆
取付装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特開昭62−19022号公
報には、第9図に示したように、引起装置と、引起装置
により引起した穀稈を刈取る刈刃と、刈取った穀稈を脱
穀装置の穀稈供給装置に引継ぐ穀稈搬送チエンaおよび
挾扼杆bと、該挾扼杆bに直角に固定されている前記穀
稈搬送チエンaより遠ざかる方向に突出した取付摺動軸
cと、該取付摺動軸cを挿通支持する挿通孔dを有する
固定部に固定されたホルダeについて記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例に記載され
た挾扼杆bは、挾扼杆bに直角に固定されている穀稈搬
送チエンaより遠ざかる方向に突出した取付摺動軸cが
あり、その取付摺動軸cはホルダeの挿通孔dに挿通さ
れていて、穀稈を挾持したとき、穀稈の量に応じて穀稈
搬送チエンaに対し、遠近移動する構成である。しか
し、穀稈挾持の初期は、挾扼杆bの始端部fのみを開く
方向に移動させ、終端部は開かないので、挾扼杆bは終
端側の回動支点Zを基準として始端側は円弧線を描いて
移動するから、取付摺動軸cと挿通孔dとの間にこじれ
現象が発生し(第10図)、挾扼杆bは円滑に開かず、
穀稈搬送に悪影響があった。また、挾扼杆が円滑に移動
しないため、穀稈が詰まらないまでも、挾扼杆との接触
抵抗が大となって、穀稈がひきづられることがある(第
11図)。この課題は、挿通孔の形状を改善すると、簡
単に克服できる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、ホルダに対する取付摺動軸の
摺動を円滑にして、良好に穀稈挾持できるようにしたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、刈取部1の刈
刃5により刈取った穀稈を脱穀装置の穀稈供給装置に引
継ぐ穀稈搬送チエン13および挾扼杆14と、該挾扼杆
14に固定されている前記穀稈搬送チエン13より遠ざ
かる方向に突出した一対の取付摺動軸24と、該取付摺
動軸24を挿通支持する挿通孔を有する固定部に固定さ
れたホルダ19とからなるものにおいて、前記穀稈搬送
チエン13は平面視始端部から中間部までは後方に至る
に従い前記穀稈供給装置に近付くように傾斜し中間部か
ら終端部は後方に至るに従い前記穀稈供給装置から離れ
るよう傾斜させ、前記挾扼杆14は前記穀稈搬送チエン
13の始端部から中間部の側部に位置し、前記挾扼杆1
4には前記穀稈搬送チエン13の中間部から終端の屈曲
搬送通路外側側部に位置する後側挾扼杆29を一体また
は別体に設け、前記挾扼杆14は、搬送穀稈により押さ
れると、前記後側挾扼杆29と前記穀稈搬送チエン13
との当接部分を支点に挾扼杆14の始端部28が開く方
向に移動するように構成し、前記挿通孔は、前記ホルダ
19の取付摺動軸の摺動方向に内側挿通孔21と外側挿
通孔23を並設し、前記内側挿通孔21と外側挿通孔2
3の夫々は、前記挾扼杆14の長手方向の始端側Sを一
致させるが、外側挿通孔23は、その前記挾扼杆14の
長手方向の終端側Fを伸ばして長く形成した引継搬送装
置の挾扼杆取付装置としたものである。本発明は、前記
挿通孔は、少なくとも搬送穀稈が挾扼杆14の始端部2
8を開く方向に押したときに、前記取付摺動軸24、2
4が挿通孔の前記挾扼杆14の長手方向内周に接触しな
いように長く形成した引継搬送装置の挾扼杆取付装置と
したものである。本発明は、刈取部1の刈刃5により刈
取った穀稈を脱穀装置の穀稈供給装置に引継ぐ穀稈搬送
チエン13および挾扼杆14と、該挾扼杆14に固定さ
れている前記穀稈搬送チエン13より遠ざかる方向に突
出した一対の取付摺動軸24と、該取付摺動軸24を挿
通支持する挿通孔を有する固定部に固定されたホルダ1
9とからなるものにおいて、前記穀稈搬送チエン13は
平面視始端部から中間部までは後方に至るに従い前記穀
稈供給装置に近付くように傾斜し中間部から終端部 は後
方に至るに従い前記穀稈供給装置から離れるよう傾斜さ
せ、前記挾扼杆14は前記穀稈搬送チエン13の始端部
から中間部の側部に位置し、前記挾扼杆14には前記穀
稈搬送チエン13の中間部から終端の屈曲搬送通路外側
側部に位置する後側挾扼杆29を一体または別体に設
け、前記挾扼杆14は、搬送穀稈により押されると、前
記後側挾扼杆29と前記穀稈搬送チエン13との当接部
分を支点に挾扼杆14の始端部28が開く方向に移動す
るように構成し、前記挿通孔は、前記ホルダ19の取付
摺動軸の摺動方向に内側挿通孔21と外側挿通孔23を
並設すると共に、前記支点を基準とする円弧線上に位置
するように構成し、もって、前記ホルダ19は、その内
側側板20を前記挾扼杆14に対して前側を遠く、後側
に至るに従い近付くように配置した引継搬送装置の挾扼
杆取付装置としたものである。本発明は、前記ホルダ1
9は、前記穀稈搬送チエン13と前記挾扼杆14により
形成する穀稈搬送通路の上方を跨ぐように設けた逆U型
形状の取付杆18の先端に設けた引継搬送装置の挾扼杆
取付装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図により説明すると、1は
コンバインの機体の前方位置に設けた刈取部であり、そ
の最前方位置には分草体2を設け、該分草体2の後方に
は分草した穀稈を引き起こす引起装置3を設け、該引起
装置3の後方に掻込装置4を設け、該掻込装置4の下方
に穀稈の根部を切断する刈刃5を設けている。前記刈刃
5の上方位置には、刈取った穀稈の株元を搬送する株元
側搬送装置6を設け、該株元側搬送装置6の上方位置に
は穀稈の穂先を搬送する穂先側搬送装置7を設ける。前
記各株元側搬送装置6と前記各穂先側搬送装置7とによ
り搬送される搬送通路の後側には、後側株元搬送装置8
を設け、該後側株元搬送装置8の終端部には、脱穀装置
の側部に設けた穀稈供給装置に穀稈を引継ぐ穂先引継搬
送装置9および株元引継搬送装置10を設ける。前記穂
先引継搬送装置9および株元引継搬送装置10の始端部
は、図示は省略するが、穀稈身の方向に位置調節自在に
構成され、前記各株元側搬送装置6、前記各穂先側搬送
装置7および後側株元搬送装置8からの穀稈を引き継ぐ
ときの位置を変更して扱深さを調節する構成である。前
記穂先引継搬送装置9は、前記刈取部1のフレーム側ま
たは機体側にケース11を取付け、該ケース11内に搬
送ラグ12付きチエンまたはベルトの駆動機構を設けて
構成される。
【0007】しかして、前記株元引継搬送装置10は無
端状の穀稈搬送チエン13と該穀稈搬送チエン13の側
部に遠近移動自在に設けられる挾扼杆14とにより構成
され、前記穀稈搬送チエン13と挾扼杆14との間に穀
稈搬送通路Aを形成する。前記穀稈搬送チエン13は前
記穂先引継搬送装置9の下方に設けられた駆動歯車15
と案内ローラ16、17に掛け回される。前記駆動歯車
15および案内ローラ16は、図示は省略するが、前記
刈取部1のフレーム側または機体側に取付けたチエン案
内レールに取付ける。前記穂先引継搬送装置9のケース
11側には、前記穀稈搬送通路Aの上方を跨ぐように逆
U型形状の取付杆18の基部を取付け、取付杆18の先
端にはホルダ19の上面を固定する。ホルダ19は、そ
の穀稈搬送チエン13側の内側側板20が前記挾扼杆1
4と略平行になるように設けられ、前記内側側板20に
は内側挿通孔21、21(始端側内側挿通孔21aと終
端側内側挿通孔21b)をそれぞれ前後に所定の間隔を
有して形成する。前記ホルダ19の外側側板22は前記
内側側板20と平行に設けられ、外側側板22には前記
内側挿通孔21、21に対応する外側挿通孔23、23
(始端側外側挿通孔23aと終端側外側挿通孔23b)
を形成する。前記各内側挿通孔21および外側挿通孔2
3には前記穀稈搬送チエン13側に突き出る取付摺動軸
24、24の基部をそれぞれ出入自在に挿入する。取付
摺動軸24、24は、ホルダ19の内側側板20に直交
して取付けられ、取付摺動軸24、24の先端は内側挿
通孔21、21よりも穀稈搬送チエン13側に突出させ
て、それぞれの先端に前記挾扼杆14を固定する。
【0008】前記ホルダ19内の取付摺動軸24、24
にはバネ25、25を取付け、バネ25、25は取付摺
動軸24、24を穀稈搬送チエン13側に突き出るよう
に付勢する。挾扼杆14は、バネ25の弾力により前記
穀稈搬送通路A内を移動する穀稈を穀稈搬送チエン13
に押し付け、また、穀稈搬送通路A内の穀稈量に応じて
前記穀稈搬送チエン13に対して平行に遠近移動しうる
ように、ホルダ19は挾扼杆14よりも外側に所定間隔
を置いて設けられ、ホルダ19に対して取付摺動軸2
4、24は直線移動するように取付けられている。26
は前記バネ25の受皿、27は抜止ピンである。
【0009】しかして、前記穀稈搬送通路Aの始端部に
穀稈Xが供給された穀稈挾持の初期は、穀稈Xは挾扼杆
14の始端部28のみを開く方向に押し、終端部側は開
かないので、始端部28は挾扼杆14の終端部が穀稈搬
送チエン13に接触する回動支点Zを基準とする円弧線
を描いて移動し、取付摺動軸24、24はホルダ19の
挿通孔21、23に対して弧状移動する。そのため、取
付摺動軸24、24と挿通孔21、23との間にこじれ
現象が発生し、挾扼杆14の移動が疎外され、穀稈を円
滑に搬送できないことがある。
【0010】前記挿通孔21、23は、穀稈搬送方向の
後側に向かって横長の長孔に形成し、取付摺動軸24、
24の弧状移動(斜め方向)を可能に構成する。好適に
は、取付摺動軸24は前記したように回動支点Zを基準
とする円弧線上を移動するので、挿通孔21、23の穀
稈搬送方向の後側内端縁を、前記円弧線よりも回動支点
Z側に位置するように構成すると、弧状移動する取付摺
動軸24と挿通孔21、23の後側内端縁の側板20、
22との接触を防止できる。即ち、図3のように、前記
内側挿通孔21と外側挿通孔23の夫々は、前記挾扼杆
14の長手方向の始端側Sを一致させるが、内側挿通孔
21と外側挿通孔23のうち前記挾扼杆14の長手方向
に長く形成した挿通孔は、その前記挾扼杆14の長手方
向の終端側Fを伸ばして長く形成する。
【0011】しかして、前記穀稈搬送チエン13は搬送
方向の中間位置より内側にくの字形状に屈曲して移動
し、この屈曲搬送通路外側には、後側挾扼杆29を設け
る。後側挾扼杆29はその始端部を前記挾扼杆14の終
端に固定または回動自在に取付ける。前記回動支点Z
は、後側挾扼杆29を挾扼杆14の終端に固定したとき
は、後側挾扼杆29が穀稈搬送チエン13に接触する部
分となる。
【0012】第6図〜第8図は、第2実施例を示したも
のであり、前記ホルダ19の内側挿通孔21、23が前
記回動支点Zを基準とする円弧線上に位置するように取
付位置を工夫したものである。即ち、ホルダ19は、そ
の内側側板20を前記挾扼杆14に対して前側は遠くさ
せ、後側に至るに従い近付くように位置させ、取付摺動
軸24、24が回動支点Zを基準とする円弧線上を移動
するように構成している。
【0013】
【実施例の作用】次に作用を述べる。機体を前進させる
と、各分草体2により分草し、分草穀稈は引起装置3に
より引き起され、引き起された穀稈は掻込装置4により
掻き込まれて刈刃5により切断され、切断された穀稈の
穂先は穂先側搬送装置7により株元は株元側搬送装置6
によりそれぞれ搬送され、後側株元搬送装置8により穂
先引継搬送装置9および株元引継搬送装置10に引き継
がれ、穂先引継搬送装置9および株元引継搬送装置10
により脱穀装置の穀稈供給装置に引き継いで、脱穀室に
供給される。
【0014】この場合、株元引継搬送装置10に引き継
がれた穀稈は、挾扼杆14と穀稈搬送チエン13との間
に形成された穀稈搬送通路A内を挾扼杆14と穀稈搬送
チエン13とにより挾持されて後側に搬送され、挾扼杆
14は引継がれた穀稈量が多いときは穀稈に押されて外
側に平行移動して取付摺動軸24、24をホルダ19内
に押し込み、穀稈量が少ないと、バネ25の弾力により
押し出される取付摺動軸24、24により内側に平行移
動する。
【0015】しかし、前記穀稈搬送通路Aの始端部に最
初に引継がれた穀稈Xは、挾扼杆14の始端部28のみ
を外側に押すので、始端部28は回動支点Zを基準とし
た円弧線を描いて移動し、この挾扼杆14の移動により
取付摺動軸24、24の基部も円弧線を描いてホルダ1
9内に押し込まれ、取付摺動軸24、24と挿通孔2
1、23との間にこじれ現象が発生し、挾扼杆14の外
側移動が疎外されて円滑に穀稈を搬送できないことがあ
る。
【0016】前記挿通孔21、23は、穀稈搬送方向の
後側に長い長孔に形成し、前記取付摺動軸24、24は
ホルダ19に対して弧状移動可能に取付けられているか
ら、取付摺動軸24、24と各挿通孔21、23の後側
内端縁の側板20、22との接触を防止する。したがっ
て、取付摺動軸24、24は挿通孔21、23内を円滑
に移動し、挾扼杆14の始端部28の外側回動を阻止す
ることを防止する。
【0017】第6図〜第8図の第2実施例でも、同様の
作用を奏するだけでなく、前記ホルダ19の取付位置
を、挿通孔21、23が前記回動支点Zを基準とする円
弧線上に位置するように、内側側板20の前側は前記挾
扼杆14に対して遠く後側に至るに従い挾扼杆14に近
付くように前記取付杆18に取付けているから、一層、
取付摺動軸24はホルダ19に対して円滑に出入して、
穀稈搬送を良好にする。
【0018】
【効果】本発明は、刈取部1の刈刃5により刈取った穀
稈を脱穀装置の穀稈供給装置に引継ぐ穀稈搬送チエン1
3および挾扼杆14と、該挾扼杆14に固定されている
前記穀稈搬送チエン13より遠ざかる方向に突出した一
対の取付摺動軸24と、該取付摺動軸24を挿通支持す
る挿通孔を有する固定部に固定されたホルダ19とから
なるものにおいて、前記穀稈搬送チエン13は平面視始
端部から中間部までは後方に至るに従い前記穀稈供給装
置に近付くように傾斜し中間部から終端部は後方に至る
に従い前記穀稈供給装置から離れるよう傾斜させ、前記
挾扼杆14は前記穀稈搬送チエン13の始端部から中間
部の側部に位置し、前記挾扼杆14には前記穀稈搬送チ
エン13の中間部から終端の屈曲搬送通路外側側部に位
置する後側挾扼杆29を一体または別体に設け、前記挾
扼杆14は、搬送穀稈により押されると、前記後側挾扼
杆29と前記穀稈搬送チエン13との当接部分を支点に
挾扼杆14の始端部28が開く方向に移動するように構
成し、前記挿通孔は、前記ホルダ19の取付摺動軸の摺
動方向に内側挿通孔21と外側挿通孔23を並設し、前
記内側挿通孔21と外側挿通孔23の夫々は、前記挾扼
杆14の長手方向の始端側Sを一致させるが、外側挿通
孔23は、その前記挾扼杆14の長手方向の終端側Fを
伸ばして長く形成した引継搬送装置の挾扼杆取付装置と
したものであるから、挾扼杆14の始端部28が後側挾
扼杆29と穀稈搬送チエン13との当接部分を支点に開
くとき、取付摺動軸24、24の基部も円弧移動しても
こじれ現象は発生せず、円滑に穀稈を搬送する。本発明
は、前記挿通孔は、少なくとも搬送穀稈が挾扼杆14の
始端部28を開く方向に押したときに、前記取付摺動軸
24、24が挿通孔の前記挾扼杆14の長手方向内周に
接触しないように長く形成した引継搬送装置の挾扼杆取
付装置としたものであるから、取付摺動軸24、24は
挿通孔の内周に接触しないので、こじれ現象は発生せ
ず、円滑に穀稈を搬送する。本発明は、刈取部1の刈刃
5により刈取った穀稈を脱穀装置の穀稈供給装置に引継
ぐ穀稈搬送チエン13および挾扼杆14と、該挾扼杆1
4に固定されている前記穀稈搬送チエン13より遠ざか
る方向に突出した一対の取付摺動軸24と、 該取付摺動
軸24を挿通支持する挿通孔を有する固定部に固定され
たホルダ19とからなるものにおいて、前記穀稈搬送チ
エン13は平面視始端部から中間部までは後方に至るに
従い前記穀稈供給装置に近付くように傾斜し中間部から
終端部は後方に至るに従い前記穀稈供給装置から離れる
よう傾斜させ、前記挾扼杆14は前記穀稈搬送チエン1
3の始端部から中間部の側部に位置し、前記挾扼杆14
には前記穀稈搬送チエン13の中間部から終端の屈曲搬
送通路外側側部に位置する後側挾扼杆29を一体または
別体に設け、前記挾扼杆14は、搬送穀稈により押され
ると、前記後側挾扼杆29と前記穀稈搬送チエン13と
の当接部分を支点に挾扼杆14の始端部28が開く方向
に移動するように構成し、前記挿通孔は、前記ホルダ1
9の取付摺動軸の摺動方向に内側挿通孔21と外側挿通
孔23を並設すると共に、前記支点を基準とする円弧線
上に位置するように構成し、もって、前記ホルダ19
は、その内側側板20を前記挾扼杆14に対して前側を
遠く、後側に至るに従い近付くように配置した引継搬送
装置の挾扼杆取付装置としたものであるから、取付摺動
軸24はホルダ19に対して円滑に出入して、穀稈搬送
を良好にする。本発明は、前記ホルダ19は、前記穀稈
搬送チエン13と前記挾扼杆14により形成する穀稈搬
送通路の上方を跨ぐように設けた逆U型形状の取付杆1
8の先端に設けた引継搬送装置の挾扼杆取付装置とした
ものであるから、取付摺動軸24はホルダ19に対して
円滑に出入して、穀稈搬送を良好にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 刈取部の側面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 要部平面図。
【図4】 ホルダの側面図。
【図5】 同斜視図。
【図6】 第2実施例の側面図。
【図7】 同平面図。
【図8】 同要部平面図。
【図9】 公知例の平面図。
【図10】 同側面図。
【図11】 同斜視図
【符号の説明】
1…刈取部、2…分草体、3…引起装置、4…掻込装
置、5…刈刃、6…株元側搬送装置、7…穂先側搬送装
置、8…後側株元搬送装置、9…穂先引継搬送装置、1
0…株元引継搬送装置、11…ケース、12…搬送ラ
グ、13…穀稈搬送チエン、14…挾扼杆、15…駆動
歯車、16…案内ローラ、17…テンションローラ、1
8…取付杆、19…ホルダ、20…内側側板、21…内
側挿通孔、22…外側側板、23…外側挿通孔、24…
取付摺動軸、25…バネ、26…受皿、27…抜止ピ
ン、28…始端部、29…後側挾扼杆、A…穀稈搬送通
路、X…穀稈、Z…回動支点。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部1の刈刃5により刈取った穀稈を
    脱穀装置の穀稈供給装置に引継ぐ穀稈搬送チエン13お
    よび挾扼杆14と、該挾扼杆14に固定されている前記
    穀稈搬送チエン13より遠ざかる方向に突出した一対の
    取付摺動軸24と、該取付摺動軸24を挿通支持する挿
    通孔を有する固定部に固定されたホルダ19とからなる
    ものにおいて、前記穀稈搬送チエン13は平面視始端部
    から中間部までは後方に至るに従い前記穀稈供給装置に
    近付くように傾斜し中間部から終端部は後方に至るに従
    い前記穀稈供給装置から離れるよう傾斜させ、前記挾扼
    杆14は前記穀稈搬送チエン13の始端部から中間部の
    側部に位置し、前記挾扼杆14には前記穀稈搬送チエン
    13の中間部から終端の屈曲搬送通路外側側部に位置す
    る後側挾扼杆29を一体または別体に設け、前記挾扼杆
    14は、搬送穀稈により押されると、前記後側挾扼杆2
    9と前記穀稈搬送チエン13との当接部分を支点に挾扼
    杆14の始端部28が開く方向に移動するように構成
    し、前記挿通孔は、前記ホルダ19の取付摺動軸の摺動
    方向に内側挿通孔21と外側挿通孔23を並設し、前記
    内側挿通孔21と外側挿通孔23の夫々は、前記挾扼杆
    14の長手方向の始端側Sを一致させるが、外側挿通孔
    23は、その前記挾扼杆14の長手方向の終端側Fを伸
    ばして長く形成した引継搬送装置の挾扼杆取付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記挿通孔は、少な
    くとも搬送穀稈が挾扼杆14の始端部28を開く方向に
    押したときに、前記取付摺動軸24、24が挿通孔の前
    記挾扼杆14の長手方向内周に接触しないように長く形
    成した引継搬送装置の挾扼杆取付装置。
  3. 【請求項3】 刈取部1の刈刃5により刈取った穀稈を
    脱穀装置の穀稈供給装置に引継ぐ穀稈搬送チエン13お
    よび挾扼杆14と、該挾扼杆14に固定されている前記
    穀稈搬送チエン13より遠ざかる方向に突出した一対の
    取付摺動軸24と、該取付摺動軸24を挿通支持する挿
    通孔を有する固定部に固定されたホルダ19とからなる
    ものにおいて、前記穀稈搬送チエン13は平面視始端部
    から中間部までは後方に至るに従い前記穀稈供給装置に
    近付くように傾斜し中間部から終端部は後方に至るに従
    い前記穀稈供給装置から離れるよう傾斜させ、前記挾扼
    杆14は前記穀稈搬送チエン13の始端部から中間部の
    側部に位置し、前記挾扼 杆14には前記穀稈搬送チエン
    13の中間部から終端の屈曲搬送通路外側側部に位置す
    る後側挾扼杆29を一体または別体に設け、前記挾扼杆
    14は、搬送穀稈により押されると、前記後側挾扼杆2
    9と前記穀稈搬送チエン13との当接部分を支点に挾扼
    杆14の始端部28が開く方向に移動するように構成
    し、前記挿通孔は、前記ホルダ19の取付摺動軸の摺動
    方向に内側挿通孔21と外側挿通孔23を並設すると共
    に、前記支点を基準とする円弧線上に位置するように構
    成し、もって、前記ホルダ19は、その内側側板20を
    前記挾扼杆14に対して前側を遠く、後側に至るに従い
    近付くように配置した引継搬送装置の挾扼杆取付装置
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    において、前記ホルダ19は、前記穀稈搬送チエン13
    と前記挾扼杆14により形成する穀稈搬送通路の上方を
    跨ぐように設けた逆U型形状の取付杆18の先端に設け
    た引継搬送装置の挾扼杆取付装置。
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