JP3124902U - トレーラの連結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投資効率がよく、連結作業や連結解除作業の作業性を上げて作業効率の向上が可能なトレーラの連結装置を提供する。
【解決手段】連結装置40は、牽引車1の前後方向一端部に設けられ上端部に挿入部44を有し下端部に突出入動自在な係止軸部を有する支持軸43と、トレーラ20のスタンド側端部に設けられてキャップ状に形成され下端部が開口し挿入部44を内面上部に当接した状態で挿入してトレーラ20の他端側を支持軸43に対して横方向に回動可能に連結する連結部61と、この下方に設けられ連結部61に挿入された支持軸43の下部をトレーラ側に移動させる際に係止軸部の突出動を規制しながら支持軸43の下部の移動を案内する案内板65と、これに設けられ支持軸43が略垂直方向に向くと係止軸部が突入して支持軸43の下部を固定する固定孔部67と、これに突入した係止軸部を上方へ押し上げるペダル部を備えた固定解除アームを有してなる。
【選択図】図6

Description

本考案は、トレーラに牽引車を連結するための連結装置に関する。
従来、例えば、農用の運搬車として、荷台を備えた車体の一方側に左右一対の駆動輪及び他方側にキャスタを設けるとともに、車体の一方側の端部に操作ハンドルを設けて、作業者が歩行しながら操縦して運搬作業を行うようにしたものや、荷台の前方の車体上に運転席を設け、作業者が荷台に荷物を搭載して車両を運転して運搬するようにしたものが知られている。
このような従来の運搬車は、車両毎にエンジン等の駆動源を備えたものであり、一般的にコストが高い。また複数台の運搬車を用意して、1台が運搬中に他の運搬車への荷台作業を行うことで作業の効率化を図ることがなされているが、この場合には、コストの高い運搬車を複数用意する必要があると共に、荷物の積み降しに時間が掛かると、その間、コストの高い運搬車を休ませることになり、投資効率が悪くなるという問題がある。
そこで、この従来の運搬車から荷台と駆動源を分離して、トレーラと牽引車とすると、走行と荷役の分離が可能になり、駆動源を有さない比較的に安価なトレーラを複数台用意して、荷物の積み降しの間にコストの高い牽引車を働かせることが可能となって、投資効率を良くすることが可能になることが一般的に知られている。
しかしながら、トレーラに牽引車を連結する作業や、トレーラから牽引車を取り外す作業が煩わしいと、これらの作業に時間が掛かり、作業効率が低下して投資効率の向上を抑制してしまうという課題が生じる。
本考案は、投資効率がよく、連結作業や連結解除作業の作業性を向上させることで作業効率を向上させることができるトレーラの連結装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本考案は、車体に荷台を備え車体の一端側に車輪を有し他端側にスタンドを有したトレーラに牽引車を連結するためのトレーラの連結装置であって、牽引車の前後方向一端部に、上端部に挿入部を有し下端部に上下方向に突出入動自在な係止軸部を有する支持軸を設け、トレーラの他端側に、キャップ状に形成されて下端部が開口し支持軸の挿入部を内面上部に当接した状態で挿入してトレーラの他端側を支持軸に対して横方向に回動可能に連結する連結部を設け、トレーラの連結部の下方に、該連結部に挿入された支持軸の下部をトレーラ側に移動させる際に係止軸部の突出動を規制しながら支持軸の下部の移動を案内するためにトレーラの他方側へ延びる案内板を設け、該案内板に、支持軸が略垂直方向に向くと、係止軸部が突入して係止されて支持軸の下部を案内板に固定する固定孔部を設けることを特徴とする。
この考案によれば、支持軸の上端部はトレーラに設けられた連結部内に挿入され、支持軸の下端部は係止軸部を介して案内板の固定孔部に係止される。このため、支持軸は、連結部及び案内板によって上下方向、前後方向及び左右方向への移動が規制され、支持軸が連結部及び案内板から外れる事態を確実に防止することができる。その結果、トレーラに牽引車を連結して荷物を運搬しているときに、牽引車がトレーラから外れる事態を確実に防止することができる。また連結部に支持軸の上端部を挿入し、支持軸の下部をトレーラ側に移動させると、係止軸部は案内板によって突出動が規制されながら案内板に沿って移動して固定孔部に係止され、支持軸を連結部及び案内板に係止することができる。このように、支持軸の上部を連結部に挿入して支持軸の下部をトレーラ側に移動させる操作は、牽引車自体を回動させる一連の操作であるので、これらの操作はワンタッチ操作として行うことができる。従って、連結作業が容易となり、連結作業の作業性を向上することができる。
また本考案の支持軸の係止軸部は、支持軸に設けられた付勢ばねによって下方に付勢されることを特徴とすることを特徴とする。
この考案によれば、係止軸部は、支持軸に設けられた付勢ばねによって下方に付勢されることにより、支持軸の下部が固定孔部の上方位置に移動すると、係止軸部は付勢ばねによって付勢されて固定孔部内に突入する。このため、係止軸部が固定孔部に係止されて、支持軸の下部を案内板に容易に固定することができ、連結作業の作業性をより向上することができる。
また本考案は、牽引車に設けられた支持軸の周辺位置に、前後方向に延びて上下方向に回動自在に支持された固定解除アームを設け、固定解除アームの一端側に、支持軸から突出する係止軸部の先端部と当接するローラを回転自在に設け、固定解除アームは、ローラが牽引車の胴部上面に当接した状態で下方への回動が規制され、支持軸の挿入部が連結部内に挿入されると、案内板の先端部がローラと係止軸部の先端部とが当接する位置の近傍に延びるように構成され、ローラの回転によって案内板の先端部が支持軸の下部に移動することを特徴とする。
この考案によれば、牽引車に上下方向に回動自在に支持された固定解除アームの一端側に係止軸部の先端部と当接するローラを設け、固定解除アームは、ローラが牽引車の胴部上面に当接した状態で下方への回動が規制され、案内板の先端部は、支持軸の挿入部が連結部内に挿入されると、ローラと係止軸部の先端部とが当接する位置の近傍に延び、案内板の先端部はローラの回転によって支持軸の下部に移動することで、支持軸の挿入部が連結部内に挿入された状態で、支持軸の下部をトレーラ側に移動させると、案内板の先端部はローラと係止軸部の先端部とが当接する位置の近傍に移動する。そして、この状態で支持軸の下部をさらにトレーラ側に移動させると、案内板の先端部はローラに当接してローラの回転によって支持軸の下部に移動する。そして、係止軸部の先端部は案内板上を摺動しながら係止孔部側に移動して、係止軸部が係止孔部に係止される。このように、支持軸の挿入部が連結部内に挿入された状態で支持軸の下部をトレーラ側に移動させるだけで、支持軸の下部を案内板に固定することができ、支持軸下部の固定作業を確実に且つ容易に行うことができる。
さらに本考案は、固定解除アームの他端側にペダル部を設け、固定解除アームと牽引車との間にローラを牽引車の胴部上面に付勢する付勢ばね(例えば、実施形態における引っ張りばね53)を設けることを特徴とする。
この考案によれば、固定解除アームの他端側にペダル部を設け、固定解除アームと牽引車との間にローラを牽引車の胴部上面に付勢する付勢ばねを設けることにより、ペダル部を下方に押し下げると、固定解除アームの一端側が上方へ回動してローラが係止軸部の先端部を上方へ押し上げるので、係止軸部が固定孔部に係止されているときに、ペダル部を下方に押し下げるだけで、係止軸部を固定孔部から抜脱することができる。このようにペダル部を下方に押し下げるワンタッチ操作で係止軸部を固定孔部から抜脱することができ、支持軸の下部の取り外し作業が容易になり、牽引車のトレーラに対する連結解除作業を容易にすることができる。また本考案の連結装置は、前述したようにワンタッチ操作で支持軸を連結部及び案内板に連結することができ、且つワンタッチ操作で係止軸部を固定孔部から抜脱することができるので、トレーラに牽引車を連結する作業やトレーラに連結された牽引車の連結を解除する作業が容易である。このため、トレーラへの荷物の積み降しに時間が掛かる場合、その間にコストの高い牽引車を荷物の積み降し中のトレーラから外して別のトレーラに連結する作業を行っても、これらの作業は短時間ですむので、作業効率が低下することはない。従って、コストの高い牽引車の効率的な使用が可能になり、投資効率を向上することができる。また、ローラは付勢ばねによって常に牽引車の胴部上面に付勢されているので、ペダル部を下方に押し下げる操作がされない限り、ローラが上方に移動して係止軸部を押し上げることはない。このため、支持軸の下部が案内板から抜脱する事態を確実に防止することができる。
また本考案の挿入部は、先端側が球状に形成されていることを特徴とする。
この考案によれば、挿入部の先端側を球状に形成することにより、挿入部を連結部に挿入する際に連結部に対して挿入部の位置が多少ずれていても、挿入部を連結部に容易に挿入することができる。
本考案に係わるトレーラの連結装置によれば、牽引車に設けられた支持軸の上部に設けられた挿入部をトレーラに設けられた連結部内に挿入し、支持軸の下端から突出する係止軸部をトレーラに設けられた案内板の固定孔部に係止し、牽引車に回動自在に設けられた固定解除アームの一端側に係止軸部の先端部に当接するローラを設け、固定解除アームの他端側にペダル部を設けることで、投資効率がよく、連結作業や連結解除作業の作業性を向上させることで作業効率を向上させることができるトレーラの連結装置を提供することができる。
以下、本考案に係わるトレーラの連結装置の好ましい実施の形態を図1から図10に基づいて説明する。先ず、本考案のトレーラの連結装置を説明する前に、この連結装置を取り付けた牽引車及びトレーラについて説明する。
牽引車1は、図1(斜視図)に示すように、箱状の胴部3と、胴部3の両側に設けられた一対の駆動輪5と、胴部3の上面に取り付けられて上方へ延びる支持板7の他方側の面7aに取り付けられて上方へ延びる操作アーム9と、支持板7の一方側の面7bに取り付けられた後述する牽引車側連結装置41と、胴部3の下面から一端側に突出して延びるスタンド11とを有して構成される。
一対の駆動輪5は、胴部3内に収容されたモータ(図示せず)からの回転力を受けて回転するように構成されている。操作アーム9の上端部には、このモータの作動を制御する機能を備えた制御スイッチボックス13が取り付けられており、この制御スイッチボックス13に設けられたスイッチ類を操作すると、一対の駆動輪5の回転速度及び回転方向が変えられるようになっている。
操作アーム9は、一端側が支持板7から胴部上面に沿って延びて他端側が屈曲して上側に延び、操作アーム9の上端部に横方向に延びる把手部10が取り付けられている。スタンド11は先端部に地面に接地する接地部11aを有し、この接地部11aは、操作アーム9の先端側が略垂直方向に延びた状態で牽引車1を設置することができるように、スタンド11の基部側に対して所定角度を有して屈曲している。
一方、トレーラ20は、図2(斜視図)に示すように、荷台22を備えた車体21の一端側の左右に設けられた一対の車輪23と、車体21の他端側の左右に設けられた一対のスタンド25と、車体21の他端部の略中央部に取り付けられた後述するトレーラ側連結装置60とを有して構成される。
車輪23は、車体一端側の左右方向の端部に取り付けられて下方へ延びる支持板27の先端部に回転自在に取り付けられている。スタンド25は、車体21に対して折り畳み可能に取り付けられており、トレーラ20を図1に示す牽引車1に連結して移動するときは、車体側に折り畳まれ、トレーラ20を牽引車1から外して地面上に設置するときは、スタンド25は起立した状態にされる。スタンド25は、これが起立状態になると、荷台22が地面と略平行になるように取り付けられている。車体21の周縁部には荷台22を囲むようにして配置された枠体29が取り付けられている。なお、スタンド25はトレーラ20に牽引車1を連結した状態で走行可能であれば、車体21に固定されて屈曲不能なものでもよい。
このように構成されたトレーラ20に、図3(斜視図)に示すように、トレーラ20の端部に牽引車1を配置した状態で後述する連結装置を介して牽引車1が連結される。
連結装置40は、図4(側面図)及び図5(斜視図)に示すように、前述した牽引車側連結装置41とトレーラ側連結装置60とを有してなる。牽引車側連結装置41は、牽引車1に取り付けられた支持板7の一方側の面7bに取り付けられて上下方向に延びる支持軸43を有する。この支持軸43は、上端部に挿入部44を有し、下端部に支持軸43の延びる方向に沿って上下方向に突出入動自在に設けられた係止軸部46を有して構成される。
挿入部44は、その外周面が球状に形成されている。挿入部44の下部には支持軸43の径より小径な小径軸部44aが形成されて、挿入部44がトレーラ側連結装置60の連結部61内への挿入をし易くしている。
支持軸43内には下端部が開口して支持軸43の軸方向に延びる穴部43aが設けられている。この穴部43a内に係止軸部46が挿入されている。係止軸部46は、穴部43aの上部内に挿着された付勢ばね47によって常に下側に付勢されて支持軸43の下部から突出可能である。但し、詳細については後述するが、係止軸部46の先端部はローラ49に当接しているので、係止軸部46が支持軸43から抜脱することはない。
支持板7の下部には、前後方向に延びる固定解除アーム51が上下方向に回動自在に取り付けられている。固定解除アーム51の前後方向一端側には横方向に延びる中心軸を回転中心として回転自在な前述したローラ49(実施例では、ベアリング)が取り付けられ、固定解除アーム51の他端側にはペダル部52が取り付けられている。固定解除アーム51は、ローラ49が牽引車1の胴部3の上面3aに当接した状態で下方への回動が規制されている。また固定解除アーム51の他端側と支持板7との間には、ローラ49を胴部3の上面3aに押しつける引っ張りばね53が取り付けられている。このため、ペダル部52が押圧操作されない限り、ローラ49が上方に移動することはない。なお、固定解除アーム51はローラ49の胴部上面3aへの当接により下方回動が規制されるが、固定解除アーム51の回動規制手段として支持板7に固定解除アーム51と当接する突出片(図示せず)を設けて、固定解除アーム51の下方回動を規制してもよい。
このように構成された牽引車側連結装置41を連結するトレーラ側連結装置60は、トレーラ20の車体21の端部に取り付けられた連結部61と、連結部61の下方に配置されて車体21の端部に取り付けられた案内板65とを有して構成される。連結部61は、キャップ状(実施例では箱状)に形成されて下端部が開口して、連結部61内に支持軸43の挿入部44を挿入して連結部61の内面上部に挿入部44を当接した状態でトレーラ20の他端側を支持軸43に対して横方向に回動可能に連結する。連結部61は、挿入部44の上部及び側部を囲むようにして下側から挿入可能であり、且つ挿入部44に対して連結部61が横方向に回動可能であればよく、連結部61の胴部は矩形状や筒状に形成されたものでもよい。
連結部61の下方には、車体21に取り付けられて下方へ延びる支持板63の端部に取り付けられた案内板65が設けられている。この案内板65は、連結部61の下部に開口する開口部に対向して配置された平面部66と、平面部66の端部から斜め下方へ延びる先端部68とを有してなる。平面部66は、連結部61の頂部を形成する上板61aの下面から下方に支持軸43の軸方向長さより僅かに長い距離を有した位置に配設されている。平面部66の中央部には支持軸43の下部から突出する係止軸部46を挿通する固定孔部67が設けられている。固定孔部67は、係止軸部46が挿通可能であり且つローラ49を受け入れて係止軸部46を上方へ移動させることができる形状であればよく、長円形、円形、矩形等のいずれでもよい。
案内板65の先端部68は、支持軸43の挿入部44が連結部61内に挿入されて係止軸部46が固定孔部67に係止された状態になったときに、ローラ49と係止軸部46の先端部とが当接する位置の近傍に延びるように形成されている。このため、挿入部44が連結部61内に挿入された状態で支持軸43の下部がトレーラ20側に移動すると、案内板65の先端部68がローラ49に当接してローラ49の回転によって支持軸43の下部に移動する。また連結部61及び案内板65は、図2に示すトレーラ20のスタンド25が起立した状態にあり且つ図1に示す牽引車1が設置状態にあるときに、支持軸43の挿入部44の先端が連結部61と案内板65との間に位置するように配設されている。
このように構成された連結装置40によって、トレーラ20に牽引車1を連結する場合には、図6(斜視図)に示すように、牽引車1の牽引車側連結装置41がトレーラ20のトレーラ側連結装置60に対向配置されるように牽引車1を移動させて設置状態にする。このとき、トレーラ20の前述したスタンド25は起立状態にある。
そして、操作アーム9を押し下げてトレーラ20側に押して、牽引車1をトレーラ20側に移動させ、支持軸43の挿入部44を連結部61の下側の開口部の下方に移動させる。そして、操作アーム9を下方に押し下げる操作を行うと、図7(斜視図)に示すように、駆動輪5の回転軸を回動支点として胴部3が回動して前述した挿入部44が連結部61内に挿入される。そして、さらに操作アーム9を下方に押し下げる操作を行うと、図8(斜視図)に示すように、案内板65の先端部68がローラ49と係止軸部46の先端部とが当接する位置の近傍に位置する。この状態からさらに操作アーム9を下方に押し下げる操作を行うと、支持軸43の下部は、支持軸43の上部を回動支点としてトレーラ20側に移動し、案内板65の先端部68がローラ49に当接してローラ49が回転し、このローラ49の回転によって案内板65の先端部68は支持軸43の係止軸部46の先端部の下方に移動する。このため、係止軸部46は、案内板65の先端部68上に当接して、係止軸部46の伸長は規制される。そして、係止軸部46の先端部は、支持軸43の下部の移動に伴って案内板65の先端部68及び平面部66上を摺動する。これと同時にローラ49は、案内板65の先端部68の下面側に押し込まれるように移動する。そして、図9(斜視図)に示すように、支持軸43が略垂直方向に延びる姿勢になると、前述した係止軸部46は固定孔部67内に突入して係止される。
その結果、支持軸43は連結部61及び案内板65の固定孔部67に連結された状態になるとともに、トレーラ20の他端部は支持軸43を回動中心として横方向に回動自在に支持される。また、支持軸43の上部は連結部61内に挿入され、下部は係止軸部46を介して案内板65の固定孔部67に係止されるので、支持軸43は、連結部61及び案内板65に対して上下方向、前後方向及び左右方向への移動が規制される。このため、支持軸43が連結部61及び案内板65から外れる虞はなく、トレーラ20に牽引車1を連結してこれらの車両が走行しているときに連結装置40の牽引車側連結装置41がトレーラ側連結装置60から外れる事態を確実に防止することができる。
このように、トレーラ20に牽引車1を連結する場合、支持軸43の上部を連結部61に挿入するための操作アーム9の操作と、支持軸43の下部をトレーラ側に移動させるための操作アーム9の操作を行うだけで、トレーラ20に牽引車1を連結することができる。このとき、これら操作は操作アーム9の一連の押し下げ動作として行われるので、トレーラ20に牽引車1を連結する連結操作をワンタッチ操作として行うことができる。このため、本考案の連結装置40は、トレーラ20に牽引車1を連結する連結作業の作業性が極めてよい。
一方、牽引車1とトレーラ20の連結状態を解除する場合には、図10(斜視図)に示すように、ペダル部52を下方に押し下げる操作を行う。ペダル部52が下方に押し下げられると、図9に示すローラ49が上方へ移動して、固定孔部67を挿通している係止軸部46が上方へ押し上げられて固定孔部67から抜脱される。そして、操作アーム9をさらに上方に押し上げる操作を行うと、支持軸43の下部が牽引車1側に移動するとともに支持軸43の挿入部44が連結部61から抜脱される。その結果、牽引車1とトレーラ20との連結状態を解除することができる。そして、牽引車1がトレーラ20から離反する方向に移動するように操作アーム9を引っ張る操作を行うと、牽引車1とトレーラ20とを分離することができる。
このように、牽引車1とトレーラ20の連結状態を解除する場合には、ペダル部52を下方に押し下げる操作と、操作アーム9を上方に押し上げる操作を行うだけで、牽引車1とトレーラ20の連結状態を解除することができる。そして、これらペダル操作とアーム操作は作業者の一連の動作として行われるので、連結解除作業の作業性が極めてよい。
このように、本考案の連結装置40は、操作アーム9のワンタッチ操作でトレーラ20に牽引車1を連結することができ、また操作アーム9及びペダル部52の一連の操作でトレーラ20から牽引車1を外すことができるので、連結作業や連結解除作業を容易にすることができる。そして、トレーラ20への荷物の積み降しに時間が掛かる場合、その間にコストの高い牽引車1を荷物の積み降し中のトレーラ20から外して別のトレーラに連結する作業を行っても、これらの作業は短時間ですむので、作業効率が低下することはない。従って、コストの高い牽引車1の効率的な使用が可能になり、投資効率を向上することができる。
また、本考案の連結装置40を備えた2〜3台のトレーラ20と1台の牽引車1を1セットとした場合の購入コストは、駆動装置が付いた運搬車を2〜3台購入する場合の購入コストと比較して、約60%〜70%になる。このため、本考案の連結装置40を備えたトレーラ20及び牽引車1の経済性を向上することができる。
本考案に係わる連結装置の一部である牽引車側連結装置を備えた牽引車の斜視図を示す。 連結装置の一部であるトレーラ側連結装置を備えたトレーラの斜視図を示す。 連結装置によって連結された牽引車及びトレーラの斜視図を示す。 牽引車側連結装置を設けた牽引車の側面図を示す。 トレーラ側連結装置の斜視図を示す。 牽引車にトレーラを連結する場合の連結装置の作動を説明するための斜視図である。 牽引車にトレーラを連結する場合の連結装置の作動を説明するための斜視図である。 牽引車にトレーラを連結する場合の連結装置の作動を説明するための斜視図である。 牽引車にトレーラを連結する場合の連結装置の作動を説明するための斜視図である。 連結装置の連結状態を解除する場合の連結装置の作動を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 牽引車
20 トレーラ
21 車体
22 荷台
23 車輪
25 スタンド
40 連結装置
43 支持軸
44 挿入部
46 係止軸部
47 付勢ばね
49 ローラ
51 固定解除アーム
52 ペダル部
53 引っ張りばね(付勢ばね)
61 連結部
65 案内板
67 固定孔部

Claims (5)

  1. 車体に荷台を備え前記車体の一端側に車輪を有し他端側にスタンドを有したトレーラに牽引車を連結するためのトレーラの連結装置であって、
    前記牽引車の前後方向一端部に、上端部に挿入部を有し下端部に上下方向に突出入動自在な係止軸部を有する支持軸を設け、
    前記トレーラの他端側に、キャップ状に形成されて下端部が開口し前記支持軸の前記挿入部を内面上部に当接した状態で挿入して前記トレーラの他端側を前記支持軸に対して横方向に回動可能に連結する連結部を設け、
    前記トレーラの前記連結部の下方に、該連結部に挿入された前記支持軸の下部をトレーラ側に移動させる際に前記係止軸部の突出動を規制しながら前記支持軸の下部の移動を案内するために前記トレーラの他方側へ延びる案内板を設け、
    該案内板に、前記支持軸が略垂直方向に向くと、前記係止軸部が突入して係止されて前記支持軸の下部を前記案内板に固定する固定孔部を設けることを特徴とするトレーラの連結装置。
  2. 前記支持軸の前記係止軸部は、前記支持軸に設けられた付勢ばねによって下方に付勢されることを特徴とする請求項1に記載のトレーラの連結装置。
  3. 前記牽引車に設けられた前記支持軸の周辺位置に、前後方向に延びて上下方向に回動自在に支持された固定解除アームを設け、
    前記固定解除アームの一端側に、前記支持軸から突出する前記係止軸部の先端部と当接するローラを回転自在に設け、
    前記固定解除アームは、前記ローラが前記牽引車の胴部上面に当接した状態で下方への回動が規制され、
    前記支持軸の前記挿入部が前記連結部内に挿入されると、前記案内板の先端部が前記ローラと前記係止軸部の先端部とが当接する位置の近傍に延びるように構成され、前記ローラの回転によって前記案内板の先端部が前記支持軸の下部に移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のトレーラの連結装置。
  4. 前記固定解除アームの他端側にペダル部を設け、前記固定解除アームと前記牽引車との間に前記ローラを前記牽引車の前記胴部上面に付勢する付勢ばねを設けることを特徴とする請求項3に記載のトレーラの連結装置。
  5. 前記挿入部は、先端側が球状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のトレーラの連結装置。
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