JP3124796U - 立体ブレード検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体ブレード検査装置の提供。
【解決手段】一種の立体ブレード検査装置であり、それは電子顕微撮影装置に接続する中空固定筒を包括する。またその固定筒の中央通路内には順序に従い光源投射装置、第一反射リング及び調整リング台を設置し、光源をその第一反射リングの逆円錐形の反射孔道表面から下向きに反射させ、さらにその調整リング台の相対する通し穴を通過させる。主に、その第一反射リングと調整リング台との間に相対する反射孔口を持つ第二反射リングを設置し、当該反射孔口の軸方向のサイズは反射孔道より小さく、また両者の表面は異なる角度に設置される。はっきりした照射で第一面ブレード及び第二面を現し、クリアで正確な検査影像処理を提供するものである。
【選択図】図3

Description

本考案は立体ブレード検査装置に関するもので、特にはっきりした照射でドリルの第一面ブレード及び第二面を現し、影像を提供する立体ブレード検査装置を指す。
プリント回路板上には無数のスルーホール及び電子パーツ挿入用ホールを開ける必要があり、プリント回路板を構成する関連の電子制御回路は、このため関連のドリル加工の優劣がプリント回路板の品質に影響する。
一般にドリル加工の優劣は、主にドリル先端面の精度にあり、このため現段階の産業技術上では、通常ドリル先端面に対し、自動化光学検査を行い、第一面ブレード及び第二面の影像を取得して、コンピュータの判定に供する。
ドリル先端面の影像を光学検査するとき、そのうち第一面ブレードは輝き、第二面はグレー、背景は黒でなければならない。第一面ブレードの輝度によりその幾何形状、例えば、二つの第一面ブレードが、重なっている、分かれている、大小の面、芯ずれ、大小のヘッド、内外弧、切り欠け、円角などの欠点がないか検査する。そして、グレーの第二面は第一面ブレードと区別することができ、コンピュータに第二面の外形サイズを測定させる。そして黒の背景は、測定時、他の乱雑な影像がなく、コンピュータの判定に影響を与えるのを避けることができる。
現在、ドリル先端面の影像を光学検査する時、光源は逆円錐形の反射面から下向きにドリル先端面上に反射されて、第一面ブレードの影像及び第二面の影像を取得する。しかしこの種の方式は、130度前後の一般のドリル先端角においてのみ適用され、図7に示す影像中のように、二つの第一面ブレードが比較的輝いていると、コンピュータの判定に提供することができる。しかし、ドリル先端角が140度或いは150度の時は、よい影像を取得することができない。図8に示すように、150度のドリル先端角に対し検査をすると、その影像中の二つの第一面ブレードが黒くなり、コンピュータで判定ができないため改善する必要がある。
本考案の目的は、立体ブレード検査装置を提供することである。それは主に、多種の反射リングを相互に組み合わせて使用することで、各種異なるドリル先端角及びそのドリル先端面の光学検査に適合し、クリアで正確な第一面ブレード及び第二面影像を取得することができ、さらには検査の適用範囲を拡大する。また、コストが低く、使用に便利で、産業上の利用価値を有するものである。
上記の目的を達成するため、本考案は、電子顕微撮影装置に接続する中空固定筒を包括し、その固定筒の中央通路内に順に光源投射装置、第一反射リング、及び調整リング台を設置し、その光源を第一反射リングの逆円錐形の反射孔道表面から下向きに反射させ、さらにその調整リング台の相対する通し穴を通過させる。その特徴は、その第一反射リングと調整リング台との間に相対する反射孔口を持つ第二反射リングを設置し、その反射孔口の軸方向サイズが反射孔道より小さく、また両者の表面が異なる角度に設定されていることである。
好ましい実施例中、当該第二反射リングの反射孔口は、第一反射リングの反射孔道底端の孔径に配合する。
好ましい実施例中、当該第二反射リングの反射孔口は、円形孔、或いは錐形孔とする。
理想的な実施例中、その第一反射リングの反射孔道及び第二反射リングの反射孔口の表面にはそれぞれフラット層を設ける。
可能な実施例中、その固定筒の中央通路と電子顕微撮影装置の外周との間にブッシュを設置し、少なくとも一つの固定ネジを固定筒の相対する径方向のネジ穴に止め入れ、ブッシュによってその電子兼備撮影装置を固定する。
請求項1の考案は、電子顕微撮影装置に接続する中空固定筒を含み、中空固定筒の中央通路内に、順に光源投射装置、第一反射リング、及び調整リング台を設置して、光源をその第一反射リングの逆円錐形の反射孔道の表面から下向きに反射させ、さらにその調整リング台の相対する通し穴を通過させ、当該第一反射リングと調整リング台との間に相対する反射孔口を持つ第二反射リングを設置し、その反射孔口の軸方向サイズが反射孔道より小さく、また両者の表面が異なる角度に設定されることを特徴とする立体ブレード検査装置としている。
請求項2の考案は、当該第二反射リングの反射孔口が第一反射リングの反射孔道の底端孔径に配合していることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置としている。
請求項3の考案は、当該第二反射リングの反射孔口を円形孔とすることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置としている。
請求項4の考案は、当該第二反射リングの反射孔口を錐形孔とすることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置としている。
請求項5の考案は、当該第一反射リングと第二反射リングとで一体となることを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置としている。
請求項6の考案は、当該第一反射リングの反射孔道及び第二反射リングの反射孔口の表面にはそれぞれフラット層を設けることを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置としている。
請求項7の考案は、当該固定筒の中央通路と電子顕微撮影装置外周との間にブッシュを設置し、また少なくとも一つの固定ネジで固定筒の相対する径方向のネジ穴に止め付け、ブッシュによってその電子顕微撮影装置を固定することを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置としている。
本考案は立体ブレード検査装置、それは主に、多種の反射リングを相互に組み合わせて使用することで、各種異なるドリル先端角及びそのドリル先端面の光学検査に適合し、クリアで正確な第一面ブレード及び第二面影像を取得することができ、さらには検査の適用範囲を拡大する。また、コストが低く、使用に便利で、産業上の利用価値を有するものである。
まず、図1〜図3を参照する。本考案は主に電子顕微撮影装置(60)の下段レンズの外筒(61)部に接続する中空固定筒(10)を包括し、またその固定筒(10)の中央通路(11)内に順序に従い光源投射装置(20)、第一反射リング(30)、第二反射リング(40)及び調整リング台(50)を設置して、光源を第一反射リング(30)及び第二反射リング(40)から下向きに反射させ、はっきりした照射でドリル(70)の先端面及びその第一面ブレードと第二面の影像を現す。
固定筒(10)の外周に軸方向のスリット(13)を設け、光源投射装置(20)の光ケーブル(21)に配合して跨いで位置決めする。図に示す光源投射装置(20)は、光ファイバー・ヘッドを採用し、底端に透光リング(22)を有し、光線を下向きに投射する。そして固定筒(10)の中央通路(11)の上段に拡大リング溝(14)を設置し、リング溝(14)と電子顕微撮影装置(60)との間に、ブッシュ(15)を設置する。同時に少なくとも一つの固定ネジ(17)を固定筒(10)の相対する径方向のネジ穴(16)に止め入れ、ブッシュ(15)によって、レンズ外筒(61)の外周部に固定し、且つ高度位置を調整設定することができる。
上述の固定筒(10)の中央通路(11)の下段には、下から上へネジ穴(12)を設け、調整リング台(50)中央のホルダー(51)の外ネジ(53)に止めつける。そのホルダー(51)内にその第一反射リング(30)を置き、光源を逆円錐形の反射孔道(31)の表面から下向きに反射させ、調整リング台(50)の相対する通し穴(52)を通過させ、ドリル(70)のドリル先端面を照射する。
本実施例は主に、その第一反射リング(30)と調整リング台(50)との間に、第二反射リング(40)を設置し、この第二反射リング(40)の中心に相対して反射孔口(41)を設置する。但し、反射孔口(41)の軸方向のサイズは反射孔道(31)より小さく、且つ両者の表面を異なる角度に設定する必要がある。第一反射リング(30)により、第一面ブレードを主に、そして第二面を少し照射し、第二反射リング(40)で第二面を照射する。図3に示す実施例では150度のドリル先端角に対し、ドリル(70)の第一面ブレード及び第二面をはっきり照射して、クリアで正確な検査影像を取得することができる(図9参照)。
図に示すように、第一反射リング(30)と第二反射リング(40)は分けて作られ、且つ第二反射リング(40)は各種ドリルの先端角に基づき異なる厚みとすることができる。このほかに、また図4に示すように、第一反射リング(300)と第二反射リング(400)を一体とすることができる。
好ましい実施例中、第二反射リング(40)の反射孔口(41)は第一反射リング(30)の反射孔道(31)の底端孔径(32)に配合する。そして反射孔口(41)は図に示すような円形孔とする以外に、また必要に応じ錐形孔(図未表示)とすることもできる。これ以外に当該第一反射リング(30)の反射孔道(31)及び第二反射リング(40)の反射孔口(41)の表面にはそれぞれフラット層を設けることができる。このフラット層はフラットラッカー、フラットペーパー或いはその他フラット材質とし、取得する影像の品質不良を避けることができる。
140度のドリル先端角に対し、影像を検査する時、図5に示す第一反射リング(30)と調整リング台(50)との間に、より薄い第二反射リング(42)を交換して設置し、照射してドリル先端面の影像を取得する。
図6に示すように、130度のドリル先端角に対する影像を検査する時は、第一反射リング(30)を使用するだけで、図3、図5中の第二反射リング(40)、(42)を組込む必要がない。
本考案は、第一及び第二反射リングを相互に組み合わせて使用することで、各種異なるドリル先端角及びその先端面の光学検査に適合し、クリアで正確な第一面ブレード及び第二面影像を取得することができ、さらには検査の適用範囲が拡大する。且つ、コストが低く、使用に便利で、産業上の利用価値を有する。
本考案の好ましい実施例の組立断面図である。 図1の主要構成パーツの立体分解図である。 図1を150度のドリル先端角に対して使用する状態図である。 図3のもう一種の反射リング構造の断面図である。 図3の140度のドリル先端角に対する説明図である。 図3の130度のドリル先端角に対する説明図である。 従来の検査を用いた130度のドリル先端角の影像図である。 従来の検査を用いた150度のドリル先端角の影像図である。 本考案で検査した150度のドリル先端角の影像図である。
符号の説明
10 固定筒
11 中央通路
12 ネジ穴
13 スリット
14 リング溝
15 ブッシュ
16 径方向のネジ穴
17 固定ネジ
20 光源投射装置
21 光ケーブル
22 透光リング
30 第一反射リング
31 反射孔道
32 底端孔径
40 第二反射リング
41 反射孔口
42 第二反射リング
50 調整リング台
51 ホルダー
52 通し穴
53 外部ネジ
60 電子顕微撮影装置
61 レンズ外筒
70 ドリル
300 第一反射リング
400 第二反射リング

Claims (7)

  1. 電子顕微撮影装置に接続する中空固定筒を含み、中空固定筒の中央通路内に、順に光源投射装置、第一反射リング、及び調整リング台を設置して、光源をその第一反射リングの逆円錐形の反射孔道の表面から下向きに反射させ、さらにその調整リング台の相対する通し穴を通過させ、当該第一反射リングと調整リング台との間に相対する反射孔口を持つ第二反射リングを設置し、その反射孔口の軸方向サイズが反射孔道より小さく、また両者の表面が異なる角度に設定されることを特徴とする立体ブレード検査装置。
  2. 当該第二反射リングの反射孔口が第一反射リングの反射孔道の底端孔径に配合していることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置。
  3. 当該第二反射リングの反射孔口を円形孔とすることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置。
  4. 当該第二反射リングの反射孔口を錐形孔とすることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置。
  5. 当該第一反射リングと第二反射リングとで一体となることを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置。
  6. 当該第一反射リングの反射孔道及び第二反射リングの反射孔口の表面にはそれぞれフラット層を設けることを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置。
  7. 当該固定筒の中央通路と電子顕微撮影装置外周との間にブッシュを設置し、また少なくとも一つの固定ネジで固定筒の相対する径方向のネジ穴に止め付け、ブッシュによってその電子顕微撮影装置を固定することを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の立体ブレード検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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