JP3124754B2 - 原子炉用の制御要素 - Google Patents
原子炉用の制御要素Info
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- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C7/00—Control of nuclear reaction
- G21C7/06—Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section
- G21C7/08—Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section by displacement of solid control elements, e.g. control rods
- G21C7/10—Construction of control elements
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの吸収材と、
少なくとも1つの内側及び外側の吸収材用被覆管とを具
備する、原子炉用の制御要素に関する。
少なくとも1つの内側及び外側の吸収材用被覆管とを具
備する、原子炉用の制御要素に関する。
【0002】ここでは、制御要素という概念は、原子炉
の出力調整に必要であり、かつ原子炉を如何なる作動状
況からも安全に停止させることができなければならな
い、沸騰水型原子炉及び加圧水型原子炉用の制御要素及
び制御棒の、総称である。これらの制御要素は、中性子
を吸収し、それによって、連鎖反応を制御するために、
燃料要素又は核燃料棒の中へ又はそれらの間へ挿入され
る。
の出力調整に必要であり、かつ原子炉を如何なる作動状
況からも安全に停止させることができなければならな
い、沸騰水型原子炉及び加圧水型原子炉用の制御要素及
び制御棒の、総称である。これらの制御要素は、中性子
を吸収し、それによって、連鎖反応を制御するために、
燃料要素又は核燃料棒の中へ又はそれらの間へ挿入され
る。
【0003】沸騰水型原子炉の場合には、制御要素は、
例えば大きな出力領域において、まさに以下の程度に、
すなわち、核分裂の際に解放された中性子のうちの、平
均して正しく1個の中性子が新たな核分裂を誘導する程
に、燃料要素の中へ深く降下される。
例えば大きな出力領域において、まさに以下の程度に、
すなわち、核分裂の際に解放された中性子のうちの、平
均して正しく1個の中性子が新たな核分裂を誘導する程
に、燃料要素の中へ深く降下される。
【0004】約40年の稼働年数という原子炉の耐用年
数の間に制御要素を用いようとするときは、これらの制
御要素の有効性が元来ある有効性に比べて10%以上減
じることなく、制御要素に一定の中性子束を負荷するこ
とができる。
数の間に制御要素を用いようとするときは、これらの制
御要素の有効性が元来ある有効性に比べて10%以上減
じることなく、制御要素に一定の中性子束を負荷するこ
とができる。
【0005】更に、これらの制御要素は、原子炉の冷却
システムからの放射能の放出の防止の完璧さを維持する
という優先的な保護目標が達成されるように、寄与しな
ければならない。
システムからの放射能の放出の防止の完璧さを維持する
という優先的な保護目標が達成されるように、寄与しな
ければならない。
【0006】
【従来技術】「発明の属する技術分野」に記載のタイプ
の制御要素はDE 39 03 844 A1 から公知である。この公
報では、吸収材を収容する複数の内管は1つの収容孔へ
入れられている。DE 41 38 030 A1 に記載のように、複
数の制御棒に、長手方向に延びる複数の流路を、すなわ
ち、膨張する物質がその中で膨張することができる流路
を設けることが提案される。
の制御要素はDE 39 03 844 A1 から公知である。この公
報では、吸収材を収容する複数の内管は1つの収容孔へ
入れられている。DE 41 38 030 A1 に記載のように、複
数の制御棒に、長手方向に延びる複数の流路を、すなわ
ち、膨張する物質がその中で膨張することができる流路
を設けることが提案される。
【0007】他の制御要素は例えばEP 0 143 661,US
4,861,544及びUS 4,929,412に記載されている。特に加
圧水型原子炉用の、制御要素は、例えば、『核技術57
(1992)2号(ミュンヘンのカール・ハンザー出版
社)の84乃至89頁に所収の、L・ハインス、W・ダ
ムディーツ及びH・P・フックス著の『加圧水型原子炉
及びその作用形態用のシーメンス制御アセンブリの設
計』に記載されている。このタイプの制御要素について
の他の記述は、『核技術57(1992)2号(ミュン
ヘンのカール・ハンザー出版社)の105及び106頁
に所収の、G・フェスタールント他の『ABR制御棒』
にある。
4,861,544及びUS 4,929,412に記載されている。特に加
圧水型原子炉用の、制御要素は、例えば、『核技術57
(1992)2号(ミュンヘンのカール・ハンザー出版
社)の84乃至89頁に所収の、L・ハインス、W・ダ
ムディーツ及びH・P・フックス著の『加圧水型原子炉
及びその作用形態用のシーメンス制御アセンブリの設
計』に記載されている。このタイプの制御要素について
の他の記述は、『核技術57(1992)2号(ミュン
ヘンのカール・ハンザー出版社)の105及び106頁
に所収の、G・フェスタールント他の『ABR制御棒』
にある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、1つ
の吸収材と、少なくとも1つの内側及び外側の吸収材用
被覆管とを具備する、原子炉用の制御要素を、特に高い
局所的な相対燃焼度が加えられるように構成することで
ある。
の吸収材と、少なくとも1つの内側及び外側の吸収材用
被覆管とを具備する、原子炉用の制御要素を、特に高い
局所的な相対燃焼度が加えられるように構成することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、少なくとも
3つの吸収材用被覆管が設けられていること、互いを取
り囲んでいる吸収材用被覆管同士の間には、所定の間隔
が設けられているので、各々の吸収材用被覆管が吸収材
の膨張の際に開始位置(Ausgangsposition)から離れるこ
とができ、吸収材のための機械抵抗が形成されているこ
と、によって解決される。
3つの吸収材用被覆管が設けられていること、互いを取
り囲んでいる吸収材用被覆管同士の間には、所定の間隔
が設けられているので、各々の吸収材用被覆管が吸収材
の膨張の際に開始位置(Ausgangsposition)から離れるこ
とができ、吸収材のための機械抵抗が形成されているこ
と、によって解決される。
【0010】本発明の好ましい改善は従属請求項に記載
されている。
されている。
【0011】本発明の本質的な基本思想によれば、吸収
材用被覆管は制限手段を有し、この制限手段は実質的に
吸収材用被覆管の内部に設けられており、しかも、吸収
材に隣り合っている開始位置に設けられているので、制
限手段は吸収材のための機械抵抗を形成し、吸収材の膨
張の際に開始位置から離れることができる。そのため
に、全体として、吸収材の制御されずかつ非常に速い膨
張を反力によって防止する吸収材用被覆管が作られる。
この場合、制限手段は、一定の膨張の際には、膨張する
吸収材に最早耐えることができず、曲がる。制限手段
は、この制限手段が割れるか、破壊されるか、制御され
て外へ案内されかつ更に吸収材のための機械抵抗を形成
するか、するように、開始位置から離れることができ
る。「離れることができる」(entfernbar)という概念
は、制限手段が実際に空間的に開始位置から離される
か、あるいは、破裂かその他の部分的な破壊によって、
膨張を制限しかつ圧力を内側へ加える自らの直接的な機
能を失うかするが、残部は物理的に開始位置に留まって
いる、と解するべきである。かくして作られた制御要素
には、燃焼された吸収物質が原子炉冷却材に達すること
なく、ほぼ100%の局所的な相対燃焼度を与えること
ができる。
材用被覆管は制限手段を有し、この制限手段は実質的に
吸収材用被覆管の内部に設けられており、しかも、吸収
材に隣り合っている開始位置に設けられているので、制
限手段は吸収材のための機械抵抗を形成し、吸収材の膨
張の際に開始位置から離れることができる。そのため
に、全体として、吸収材の制御されずかつ非常に速い膨
張を反力によって防止する吸収材用被覆管が作られる。
この場合、制限手段は、一定の膨張の際には、膨張する
吸収材に最早耐えることができず、曲がる。制限手段
は、この制限手段が割れるか、破壊されるか、制御され
て外へ案内されかつ更に吸収材のための機械抵抗を形成
するか、するように、開始位置から離れることができ
る。「離れることができる」(entfernbar)という概念
は、制限手段が実際に空間的に開始位置から離される
か、あるいは、破裂かその他の部分的な破壊によって、
膨張を制限しかつ圧力を内側へ加える自らの直接的な機
能を失うかするが、残部は物理的に開始位置に留まって
いる、と解するべきである。かくして作られた制御要素
には、燃焼された吸収物質が原子炉冷却材に達すること
なく、ほぼ100%の局所的な相対燃焼度を与えること
ができる。
【0012】本発明によれば、そのために、少なくとも
3つの吸収材用被覆管が設けられており、互いを取り囲
んでいる吸収材用被覆管同士の間には、所定の間隔が設
けられているので、各々の吸収材用被覆管が吸収材の膨
張の際に開始位置から離れることができ、吸収材のため
の機械抵抗が形成される。
3つの吸収材用被覆管が設けられており、互いを取り囲
んでいる吸収材用被覆管同士の間には、所定の間隔が設
けられているので、各々の吸収材用被覆管が吸収材の膨
張の際に開始位置から離れることができ、吸収材のため
の機械抵抗が形成される。
【0013】外側の吸収材用被覆管が外側の硬い外被を
形成する一方、内側の吸収材用被覆管はまず吸収材に隣
り合っており、膨張する吸収材に対して直接に抵抗す
る。しかし乍ら、一定の圧力以上の場合に、内側の吸収
材用被覆管は割れるので、吸収材は更に外側の吸収材用
被覆管へ膨張することがある。
形成する一方、内側の吸収材用被覆管はまず吸収材に隣
り合っており、膨張する吸収材に対して直接に抵抗す
る。しかし乍ら、一定の圧力以上の場合に、内側の吸収
材用被覆管は割れるので、吸収材は更に外側の吸収材用
被覆管へ膨張することがある。
【0014】本発明によれば、3つ又はそれ以上の、互
いを取り囲んでいる吸収材用被覆管が設けられている。
何故ならば、かくして、段階的なかつ十分に予め設定可
能な方法で、膨張する吸収材に対し複数の抵抗がなされ
ることができるからである。これらの抵抗は順々に弱ま
り、かくて、吸収物質を完全に燃焼することができてな
る制御要素の、特に長い耐用年数を可能にする。互いを
取り囲んでいる吸収材用被覆管同士の間には所定の間隔
が設けられているので、その時々に内側の吸収材用被覆
管が割れるか、他の方法で破壊されることがあるが、そ
の直ぐ後の外側の吸収材用被覆管は損傷を受けない。所
定の間隔は、用いられた物質の破裂までの有効な徐々の
変形εに応じて、算出されるので、吸収材用被覆管は、
この吸収材用被覆管が破壊することがある前に、まず、
所定の間隔の範囲内で、吸収物質の圧力の下で膨張する
ことができる。複数の吸収材用被覆管が、外側の吸収材
用被覆管が内側の吸収材用被覆管を完全に取り囲むよう
に、形成されているのは特に好ましい。これらの吸収材
用被覆管は、重ね合わされた複数の吸収材用被覆管であ
る。これらは、内側から外側へ膨張する吸収材にまず圧
力を加え、次に、圧力に負けて曲がり、割れる。このと
き、隣の吸収材被覆管が、膨張し続ける吸収材に機械的
圧力を加え、吸収材の制御のきかない膨張を有効に防止
する。これらの吸収材用被覆管を被覆管として形成する
ことは特に好都合である。何故ならば、このような被覆
管は既に使用されているので、技術的な経験及び実施の
形態から取り出されることができるからである。本発明
によれば、重ね合わされた、互いに押込み可能な複数の
被覆管が設けられている。これらの被覆管の直径は非常
に異なっているので、個々の被覆管同士の間には夫々所
定の間隔がある。それ故に、内側の被覆管は、隣の被覆
管が損傷を受けることなく、膨張する吸収材の圧力下
で、膨張して割れてしまう。
いを取り囲んでいる吸収材用被覆管が設けられている。
何故ならば、かくして、段階的なかつ十分に予め設定可
能な方法で、膨張する吸収材に対し複数の抵抗がなされ
ることができるからである。これらの抵抗は順々に弱ま
り、かくて、吸収物質を完全に燃焼することができてな
る制御要素の、特に長い耐用年数を可能にする。互いを
取り囲んでいる吸収材用被覆管同士の間には所定の間隔
が設けられているので、その時々に内側の吸収材用被覆
管が割れるか、他の方法で破壊されることがあるが、そ
の直ぐ後の外側の吸収材用被覆管は損傷を受けない。所
定の間隔は、用いられた物質の破裂までの有効な徐々の
変形εに応じて、算出されるので、吸収材用被覆管は、
この吸収材用被覆管が破壊することがある前に、まず、
所定の間隔の範囲内で、吸収物質の圧力の下で膨張する
ことができる。複数の吸収材用被覆管が、外側の吸収材
用被覆管が内側の吸収材用被覆管を完全に取り囲むよう
に、形成されているのは特に好ましい。これらの吸収材
用被覆管は、重ね合わされた複数の吸収材用被覆管であ
る。これらは、内側から外側へ膨張する吸収材にまず圧
力を加え、次に、圧力に負けて曲がり、割れる。このと
き、隣の吸収材被覆管が、膨張し続ける吸収材に機械的
圧力を加え、吸収材の制御のきかない膨張を有効に防止
する。これらの吸収材用被覆管を被覆管として形成する
ことは特に好都合である。何故ならば、このような被覆
管は既に使用されているので、技術的な経験及び実施の
形態から取り出されることができるからである。本発明
によれば、重ね合わされた、互いに押込み可能な複数の
被覆管が設けられている。これらの被覆管の直径は非常
に異なっているので、個々の被覆管同士の間には夫々所
定の間隔がある。それ故に、内側の被覆管は、隣の被覆
管が損傷を受けることなく、膨張する吸収材の圧力下
で、膨張して割れてしまう。
【0015】他に、制限手段が、吸収材用被覆管を形成
する外側の被覆管に中から取着されている弾性的な耐熱
性の材料からなることは、理論的に考えられる。このよ
うな材料ならば、まず、圧力を、内側へ、膨張する吸収
材へ加えるが、次に、吸収材の、増加する圧力下で、曲
がって、外側へ押圧されるだろう。他の可能性は制限手
段を機械的に可動に形成することにある。それ故に、制
限手段は例えば可動なシェルからなり、これらのシェル
は、機械的な要素例えばばね又は複数の他の弾性的な中
間部分によって、吸収材へと押圧され、吸収材の圧力下
で開始位置から離され、外側へ押圧されることができ
る。
する外側の被覆管に中から取着されている弾性的な耐熱
性の材料からなることは、理論的に考えられる。このよ
うな材料ならば、まず、圧力を、内側へ、膨張する吸収
材へ加えるが、次に、吸収材の、増加する圧力下で、曲
がって、外側へ押圧されるだろう。他の可能性は制限手
段を機械的に可動に形成することにある。それ故に、制
限手段は例えば可動なシェルからなり、これらのシェル
は、機械的な要素例えばばね又は複数の他の弾性的な中
間部分によって、吸収材へと押圧され、吸収材の圧力下
で開始位置から離され、外側へ押圧されることができ
る。
【0016】本発明の好ましい構成では、内側の吸収材
用被覆管又は制限手段の寸法は、この内側の吸収材用被
覆管が、焼結された所定の吸収材ペレットを収容するの
に適切であるように、定められている。他には、粉末状
の吸収材を用いることもできる。吸収材としては好まし
くはB4 Cが用いられる。B4 Cは、中性子捕獲用
の、特に熱中性子用の良好な断面積を有するが、知られ
たすべての吸収材のように、中性子によって誘発された
非常な膨張を有する。この膨張は、長期間において、吸
収材用被覆管を破壊させる。例えば用いることができる
他の吸収材はAgInCdか、ホウ素を含有しかつアイソトー
プB10で濃縮されている物質かである。
用被覆管又は制限手段の寸法は、この内側の吸収材用被
覆管が、焼結された所定の吸収材ペレットを収容するの
に適切であるように、定められている。他には、粉末状
の吸収材を用いることもできる。吸収材としては好まし
くはB4 Cが用いられる。B4 Cは、中性子捕獲用
の、特に熱中性子用の良好な断面積を有するが、知られ
たすべての吸収材のように、中性子によって誘発された
非常な膨張を有する。この膨張は、長期間において、吸
収材用被覆管を破壊させる。例えば用いることができる
他の吸収材はAgInCdか、ホウ素を含有しかつアイソトー
プB10で濃縮されている物質かである。
【0017】70%より少ない、特に60%より少ない
理論密度を有するB4 Cを用いることは特に好まし
い。何故ならば、かくして、吸収材の膨張がまず防止さ
れることができ、用いられた物質の特に高い燃焼度が達
成されるからである。但し、B4 Cの初期密度を最適
化する際に注意しなくてはならないのは、有効性の標準
を維持することができるためには、吸収材が、目標燃焼
度に達するまでに、まだ十分に10B原子を有すること
である。
理論密度を有するB4 Cを用いることは特に好まし
い。何故ならば、かくして、吸収材の膨張がまず防止さ
れることができ、用いられた物質の特に高い燃焼度が達
成されるからである。但し、B4 Cの初期密度を最適
化する際に注意しなくてはならないのは、有効性の標準
を維持することができるためには、吸収材が、目標燃焼
度に達するまでに、まだ十分に10B原子を有すること
である。
【0018】複数の被覆管は、各々が複数の部分からな
るように、形成され、これら部分は、隣の被覆管のこれ
らの部分が、特に被覆管の衝突面が互いにずれて設けら
れている程の寸法を有することが好ましい。複数の部分
を用いることによって、比較的容易な取扱性が達成さ
れ、複数の部分の、又は少なくとも1つの最初に用いら
れた部分の異なった寸法によって、隣の被覆管同士の衝
突面が直接に並設されていない。
るように、形成され、これら部分は、隣の被覆管のこれ
らの部分が、特に被覆管の衝突面が互いにずれて設けら
れている程の寸法を有することが好ましい。複数の部分
を用いることによって、比較的容易な取扱性が達成さ
れ、複数の部分の、又は少なくとも1つの最初に用いら
れた部分の異なった寸法によって、隣の被覆管同士の衝
突面が直接に並設されていない。
【0019】このような制御要素は沸騰水型原子炉及び
加圧水型原子炉に用いられることは好ましい。沸騰水型
原子炉では、制御要素は、通常、被覆管として設計され
た最大限12個の吸収材用被覆管を有する、十字形に設
けられた4つの翼部により組み立てられている。これに
対して、加圧水型原子炉用には、上方から炉心へ入れら
れる、通常制御棒と呼ばれる制御要素が用いられる。本
発明の制御要素を、原理的には、このような吸収材が用
いられてなる全種類の原子炉用に用いることができる。
加圧水型原子炉に用いられることは好ましい。沸騰水型
原子炉では、制御要素は、通常、被覆管として設計され
た最大限12個の吸収材用被覆管を有する、十字形に設
けられた4つの翼部により組み立てられている。これに
対して、加圧水型原子炉用には、上方から炉心へ入れら
れる、通常制御棒と呼ばれる制御要素が用いられる。本
発明の制御要素を、原理的には、このような吸収材が用
いられてなる全種類の原子炉用に用いることができる。
【0020】本発明の制御要素によって、吸収材の膨張
を収容することができるのであって、外側の吸収材用被
覆管が故障して、制御要素全体を最早用いることができ
ず、理想的な場合でも、中性子束が最大値を有する複数
の位置において、ほぼ吸収物質全体を用いることができ
なくなることはない。モデル計算は、本発明の制御要素
によって、B4 Cの使用の際に、90乃至100%の
間の吸収材の燃焼度、好ましくは実際に100%の燃焼
度に達することができることを、明らかにした。
を収容することができるのであって、外側の吸収材用被
覆管が故障して、制御要素全体を最早用いることができ
ず、理想的な場合でも、中性子束が最大値を有する複数
の位置において、ほぼ吸収物質全体を用いることができ
なくなることはない。モデル計算は、本発明の制御要素
によって、B4 Cの使用の際に、90乃至100%の
間の吸収材の燃焼度、好ましくは実際に100%の燃焼
度に達することができることを、明らかにした。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した1つの実施の
形態を基にして本発明を詳述する。図1には、夫々燃料
要素用ボックス2を備えた4つの燃料要素3と、1つの
制御要素1とを有し、沸騰水型原子炉に設けられた炉心
セルが略示されている。燃料要素用ボックス2は夫々の
燃料要素3を囲繞しており、正方形に設けられている。
個々の燃料要素3の間には隙間があいているので、都合
1つの十字形の制御要素1を燃料要素3の間で動かすこ
とができる。燃料要素用ボックス2の間には自由な水隙
がある。燃料要素用ボックス2は上方の炉心格子4と下
方の炉心格子5とによって保たれている。制御要素1は
吸収材8が充填されている複数の吸収材被覆管7を有
し、必要に応じて、燃料要素用ボックス2の間で上下さ
れるので、制御された連鎖反応(Keff −1)が維
持される。制御要素1は、連鎖反応を如何なる任意の状
態からも即座に停止することができるべく、制御要素1
を必要な場合には即座に完全に降下させることができる
ように、設計されている。
形態を基にして本発明を詳述する。図1には、夫々燃料
要素用ボックス2を備えた4つの燃料要素3と、1つの
制御要素1とを有し、沸騰水型原子炉に設けられた炉心
セルが略示されている。燃料要素用ボックス2は夫々の
燃料要素3を囲繞しており、正方形に設けられている。
個々の燃料要素3の間には隙間があいているので、都合
1つの十字形の制御要素1を燃料要素3の間で動かすこ
とができる。燃料要素用ボックス2の間には自由な水隙
がある。燃料要素用ボックス2は上方の炉心格子4と下
方の炉心格子5とによって保たれている。制御要素1は
吸収材8が充填されている複数の吸収材被覆管7を有
し、必要に応じて、燃料要素用ボックス2の間で上下さ
れるので、制御された連鎖反応(Keff −1)が維
持される。制御要素1は、連鎖反応を如何なる任意の状
態からも即座に停止することができるべく、制御要素1
を必要な場合には即座に完全に降下させることができる
ように、設計されている。
【0022】図2は制御要素1の横断面図であって、制
御要素1が例えば沸騰水型原子炉で用いられることがで
きる様を示している。制御要素1は、十字形に設けられ
た4つの翼部6を有し、これらの翼部6は、炭化ホウ素
(B4 C)の粉末が充填された最大限21個の吸収材
用被覆管7を有する。B4 Cが、その好ましい物質的
及び技術的特性の故に、中性子吸収材として用いられる
のは好ましい。複数の吸収材用被覆管7は機械的な完璧
さを保証する薄板外被を有する。これらの吸収材用被覆
管7は制御要素1の基本的な構成要素である。何故なら
ば、初めの想定とは異なり、吸収材用被覆管を原子炉の
全寿命に亘って用いることができず、消耗材料と見做さ
ねばならないからである。既に僅かの稼働サイクルの後
には、中性子によって誘発された最大限15%の吸収材
8の膨張により、吸収材用被覆管7は、機械的な損傷が
生じる。
御要素1が例えば沸騰水型原子炉で用いられることがで
きる様を示している。制御要素1は、十字形に設けられ
た4つの翼部6を有し、これらの翼部6は、炭化ホウ素
(B4 C)の粉末が充填された最大限21個の吸収材
用被覆管7を有する。B4 Cが、その好ましい物質的
及び技術的特性の故に、中性子吸収材として用いられる
のは好ましい。複数の吸収材用被覆管7は機械的な完璧
さを保証する薄板外被を有する。これらの吸収材用被覆
管7は制御要素1の基本的な構成要素である。何故なら
ば、初めの想定とは異なり、吸収材用被覆管を原子炉の
全寿命に亘って用いることができず、消耗材料と見做さ
ねばならないからである。既に僅かの稼働サイクルの後
には、中性子によって誘発された最大限15%の吸収材
8の膨張により、吸収材用被覆管7は、機械的な損傷が
生じる。
【0023】図3には、本発明の吸収材用被覆管7の横
断面が示されている。非常に膨張する吸収材8も、吸収
材用被覆管7によって、特に長いこと安全に保つことが
でき、用いられる吸収物質に、ほぼ100%の局所的相
対燃焼度を与えることができて、燃焼したB4 C従っ
てまたトリチウムも原子炉用冷却材に達しない。粉末形
状でも用いることができる吸収材8は、図3では、焼結
されたB4 Cのペレットの形で備えられ、第1のかつ
最も内側の被覆管10によって収容される。燃焼によっ
て、一方では、B4 C吸収材の中性子断面積が減少
し、他方では、吸収材8は、拡径を伴う膨張へ、従って
また局所的及び中央の密度変化へ、及び、被覆管10の
スチールシェルに加わる内圧が燃焼と共に増大すること
へ、と促される。しかし乍ら、被覆管10のクリープ速
度が吸収材成長速度に比べて非常に小さい(Δε(被覆
管)/Δt<<Δr(吸収材半径)/Δt)ので、被覆
管に作用する諸力は、実質的に、吸収材の膨張性質によ
って、従って、次式により表される中性子フルエンスに
よって制御される。
断面が示されている。非常に膨張する吸収材8も、吸収
材用被覆管7によって、特に長いこと安全に保つことが
でき、用いられる吸収物質に、ほぼ100%の局所的相
対燃焼度を与えることができて、燃焼したB4 C従っ
てまたトリチウムも原子炉用冷却材に達しない。粉末形
状でも用いることができる吸収材8は、図3では、焼結
されたB4 Cのペレットの形で備えられ、第1のかつ
最も内側の被覆管10によって収容される。燃焼によっ
て、一方では、B4 C吸収材の中性子断面積が減少
し、他方では、吸収材8は、拡径を伴う膨張へ、従って
また局所的及び中央の密度変化へ、及び、被覆管10の
スチールシェルに加わる内圧が燃焼と共に増大すること
へ、と促される。しかし乍ら、被覆管10のクリープ速
度が吸収材成長速度に比べて非常に小さい(Δε(被覆
管)/Δt<<Δr(吸収材半径)/Δt)ので、被覆
管に作用する諸力は、実質的に、吸収材の膨張性質によ
って、従って、次式により表される中性子フルエンスに
よって制御される。
【0024】
【数1】 臨界中性子フルエンス、すなわち、吸収材を一定程度膨
張させるために必要な中性子量、を上回り、被覆管の臨
界耐力を上回った後に、最も内側の被覆管10が故障し
て、破裂する。かくして、吸収材8の圧力はまず著しく
低下されている。中性子に関して詳しく説明すれば、吸
収材8と、特に、複数の外側の領域で形成されるセラミ
ックゾーンとは、燃焼の増加に応じて一層増加して、遂
には、更なる臨界中性子フルエンスに到達後では、吸収
材8は、臨界の固体圧力を、すなわち、第2の被覆管1
1の耐力εBruch を上回ると共に第2の被覆管1
1をも故障させる固体圧力を再度発生する。被覆管10
と11との間には最低間隔が設けられており、最も内側
の被覆管10の耐力に対応する。それ故に、最も内側の
被覆管10の故障が起こっても、隣の被覆管(第1の中
間の被覆管)11は無傷である。これに応じて、吸収材
8の膨張は3番目の又は外側から2番目の被覆管(第2
の中間の被覆管)12に、更に、外側の吸収材用被覆管
7を形成する最も外側の被覆管13へと続く。直列に接
続された複数の吸収材用被覆管、特に被覆管による作用
によって、吸収断面積に亘って平均された相対燃焼が、
被覆管の定数及び吸収材用被覆管の数に従って常に一定
値だけ高められて、結局は100%の燃焼限界に達する
ことが引き起こされる。吸収材8は、通常、理論的に考
えられ得る最高の密度に対して70%の初期密度のみを
有するので、30%の自由体積について述べることがで
きる。吸収材の膨張の際に役立つこの自由体積は、上記
工程において、吸収材用被覆管7の数及び吸収材用被覆
管7の被覆管の材料の定数に応じて次第に消費される。
張させるために必要な中性子量、を上回り、被覆管の臨
界耐力を上回った後に、最も内側の被覆管10が故障し
て、破裂する。かくして、吸収材8の圧力はまず著しく
低下されている。中性子に関して詳しく説明すれば、吸
収材8と、特に、複数の外側の領域で形成されるセラミ
ックゾーンとは、燃焼の増加に応じて一層増加して、遂
には、更なる臨界中性子フルエンスに到達後では、吸収
材8は、臨界の固体圧力を、すなわち、第2の被覆管1
1の耐力εBruch を上回ると共に第2の被覆管1
1をも故障させる固体圧力を再度発生する。被覆管10
と11との間には最低間隔が設けられており、最も内側
の被覆管10の耐力に対応する。それ故に、最も内側の
被覆管10の故障が起こっても、隣の被覆管(第1の中
間の被覆管)11は無傷である。これに応じて、吸収材
8の膨張は3番目の又は外側から2番目の被覆管(第2
の中間の被覆管)12に、更に、外側の吸収材用被覆管
7を形成する最も外側の被覆管13へと続く。直列に接
続された複数の吸収材用被覆管、特に被覆管による作用
によって、吸収断面積に亘って平均された相対燃焼が、
被覆管の定数及び吸収材用被覆管の数に従って常に一定
値だけ高められて、結局は100%の燃焼限界に達する
ことが引き起こされる。吸収材8は、通常、理論的に考
えられ得る最高の密度に対して70%の初期密度のみを
有するので、30%の自由体積について述べることがで
きる。吸収材の膨張の際に役立つこの自由体積は、上記
工程において、吸収材用被覆管7の数及び吸収材用被覆
管7の被覆管の材料の定数に応じて次第に消費される。
【0025】図4は、用いられた中性子フルエンスが大
きいので、臨界の状況つまり被覆管の故障が生じる時点
での、臨界の局所的な燃焼度分布a(r)と、半径rに
対する平均の関連ある燃焼度aと、を示すダイアグラム
である。参照符号14が付されたy軸には、相対燃焼度
が%で示されている。参照符号15がx軸に付されてお
り、このx軸には吸収材半径がmmで示されている。参
照符号17が付された線は単独の吸収材用被覆管を有す
る標準制御要素についての臨界の局所的な燃焼度分布a
(r)を示している。この吸収材用被覆管7は約1.7
5mmの半径を有する。外側の縁部領域においてのみ、
100%の燃焼ゾーン、すなわち、B4C吸収材が焼か
れて硬いセラミックの構造体になり、そこでは、元来役
立つ30%の自由体積が完全に使い尽されてなる燃焼ゾ
ーンが作られることが明らかとなる。内部ではまだ十分
に自由体積が役立つのであって、そこでは、役立つ吸収
材が有効に用いられなかったのである。実線16は、吸
収断面積に関連する平均の燃焼度を示しており、この燃
焼度はこのよう吸収材用被覆管に対しては約50%であ
る。
きいので、臨界の状況つまり被覆管の故障が生じる時点
での、臨界の局所的な燃焼度分布a(r)と、半径rに
対する平均の関連ある燃焼度aと、を示すダイアグラム
である。参照符号14が付されたy軸には、相対燃焼度
が%で示されている。参照符号15がx軸に付されてお
り、このx軸には吸収材半径がmmで示されている。参
照符号17が付された線は単独の吸収材用被覆管を有す
る標準制御要素についての臨界の局所的な燃焼度分布a
(r)を示している。この吸収材用被覆管7は約1.7
5mmの半径を有する。外側の縁部領域においてのみ、
100%の燃焼ゾーン、すなわち、B4C吸収材が焼か
れて硬いセラミックの構造体になり、そこでは、元来役
立つ30%の自由体積が完全に使い尽されてなる燃焼ゾ
ーンが作られることが明らかとなる。内部ではまだ十分
に自由体積が役立つのであって、そこでは、役立つ吸収
材が有効に用いられなかったのである。実線16は、吸
収断面積に関連する平均の燃焼度を示しており、この燃
焼度はこのよう吸収材用被覆管に対しては約50%であ
る。
【0026】図5には、本発明の吸収材用被覆管につい
ての、臨界の局所的な燃焼度分布と、平均の、関連あ
る、臨界の燃焼度とが、ダイアグラムで示されている。
このダイアグラムでは、参照符号28が付されたy軸に
は、%で表示された局所的な燃焼度が示されるのに対
し、x軸18には半径が示されている。第1の臨界のフ
ルエンスの到達と、このことに関連した最も内側の被覆
管10の破裂との際に、外側の線19によって示される
局所的な燃焼度分布が生じる。この燃焼度分布は、実質
的に、図4のそれに対応している。この場合、連続線2
0で示された、平均の、関連ある臨界の燃焼度am1k
ritが生じ、この燃焼度は約50%である。0からr
1´への外側の範囲には、100%の完全な燃焼度が存
在する。第2の臨界のフルエンスの到達と、このことに
関連した、第2の被覆管11の破裂との際に、参照符号
21で示された臨界の局所的な燃焼度分布a(r2)が
臨界的に生じる。そのとき、硬いセラミックゾーンが既
に範囲r2´まで膨張した。内側の範囲においても、局
所的な燃焼度は、第1の臨界のフルエンスの時点に比べ
て更に高まった。平均の、関連ある臨界の燃焼度am2
kritは既に優に70%であり、線22によって示さ
れる。第3の被覆管の破裂の際に、線23で示される局
所的な燃焼度分布が生じ、線24で示した、内側の、関
連ある臨界の燃焼度分布は約90%のである。第4の臨
界のフルエンスの到達の際には、吸収材の僅かな残りの
ゾーンのみが、線25に対応して、対称軸27の範囲に
留まっている。この吸収材は焼かれて硬いセラミック構
造体にまだなっていない。この時点で、線26で示した
平均の、関連ある、臨界のほぼ100%の燃焼度が生じ
る。図で説明するために、更に、被覆管10乃至13が
示されている。最も内側の被覆管10に関連して線19
及び20が、第2の被覆管11に関連して線21及び2
2が、第3の被覆管12に関連して線23及び24が、
第4の被覆管13に関連して線25及び26が設けられ
ている。このような描写においても、被覆管10乃至1
3の間の必要な間隔εが再度示されている。この間隔ε
は、その時々に隣の、内側の、被覆管の耐力に応じて確
定されている。
ての、臨界の局所的な燃焼度分布と、平均の、関連あ
る、臨界の燃焼度とが、ダイアグラムで示されている。
このダイアグラムでは、参照符号28が付されたy軸に
は、%で表示された局所的な燃焼度が示されるのに対
し、x軸18には半径が示されている。第1の臨界のフ
ルエンスの到達と、このことに関連した最も内側の被覆
管10の破裂との際に、外側の線19によって示される
局所的な燃焼度分布が生じる。この燃焼度分布は、実質
的に、図4のそれに対応している。この場合、連続線2
0で示された、平均の、関連ある臨界の燃焼度am1k
ritが生じ、この燃焼度は約50%である。0からr
1´への外側の範囲には、100%の完全な燃焼度が存
在する。第2の臨界のフルエンスの到達と、このことに
関連した、第2の被覆管11の破裂との際に、参照符号
21で示された臨界の局所的な燃焼度分布a(r2)が
臨界的に生じる。そのとき、硬いセラミックゾーンが既
に範囲r2´まで膨張した。内側の範囲においても、局
所的な燃焼度は、第1の臨界のフルエンスの時点に比べ
て更に高まった。平均の、関連ある臨界の燃焼度am2
kritは既に優に70%であり、線22によって示さ
れる。第3の被覆管の破裂の際に、線23で示される局
所的な燃焼度分布が生じ、線24で示した、内側の、関
連ある臨界の燃焼度分布は約90%のである。第4の臨
界のフルエンスの到達の際には、吸収材の僅かな残りの
ゾーンのみが、線25に対応して、対称軸27の範囲に
留まっている。この吸収材は焼かれて硬いセラミック構
造体にまだなっていない。この時点で、線26で示した
平均の、関連ある、臨界のほぼ100%の燃焼度が生じ
る。図で説明するために、更に、被覆管10乃至13が
示されている。最も内側の被覆管10に関連して線19
及び20が、第2の被覆管11に関連して線21及び2
2が、第3の被覆管12に関連して線23及び24が、
第4の被覆管13に関連して線25及び26が設けられ
ている。このような描写においても、被覆管10乃至1
3の間の必要な間隔εが再度示されている。この間隔ε
は、その時々に隣の、内側の、被覆管の耐力に応じて確
定されている。
【0027】図6には、参照符号30が付されたy軸上
には、吸収断面積に亘って平均された燃焼度amが%
で、x軸29上には、すべての被覆管の理論的な累算(s
ummarisch)の肉厚がmmで示されている。但し、各吸収
材用被覆管が夫々0.1mmの被覆管の肉厚を有するこ
とを基礎にした。補足として、第2のx軸39上に被覆
管の数が示されている。この際になされた燃焼度の計算
は微視的理論に基づいてなされた。この場合、曲線31
では、吸収物質つまりB4 Cの70%の理論密度が想
定されたのに対し、曲線32では、57%の理論密度
が、曲線33では50%の理論密度が想定された。B4
Cの内径としてはここでは3mmが想定された。しか
し乍ら、計算の結果、燃焼度amについての算出値がB
4 Cの内径に依存していないので、例えば2.7mm
の内径を有する複数の被覆管をも、3mmのと同一の成
果をもって用いることが明らかとなったことは興味深
い。曲線31からは、0.1mmの肉厚の第1の被覆管
が、参照符号34で示された位置において、理論密度が
70%で、既に燃焼度が約45%の際には機能しないで
あろうことが明らかである。同様に0.1mmの肉厚を
有する第2の被覆管は、きっかり60%の燃焼を可能に
するだろう。このことは参照符号35で示された箇所で
確認される。参照符号36で示された位置から明らかな
ように、第3の被覆管によって、約65%の燃焼度が達
成される。第4の被覆管については、位置37におい
て、約5.95×1021n/cm2 の蓄積された中
性子フルエンスに応じて、約70%の燃焼が生じる。参
照符号31で示された線から明らかなように、その他の
被覆管を用いることにより、燃焼度が更に高められる。
比較的少ない理論密度を用いる際には、参照符号32及
び33で示された曲線から明らかなように、より高い相
対燃焼度が達成される。かくして、50%の理論密度
(曲線33)の場合には、第3の被覆管(位置36)に
よって、80%以上の燃焼度が達成される。8.3×1
021n/cm2 の蓄積された中性子フルエンスに応
じて、参照符号37で示される位置から明らかなよう
に、第4の被覆管によって、既に90%の燃焼度が達成
される。個々の被覆管は0.1mmの肉厚を有する。被
覆管同士の間には、約0.01mmのスペースがある。
被覆管が不均等に肉厚に、例えば、内側の3つの被覆管
が各0.1mmの肉厚で、第4の外側の被覆管が0.5
mmの肉厚で形成されるときの方が、最も内側の被覆管
が0.5mmの肉厚を有し、それに続く外側の3つの被
覆管が夫々0.1mmの肉厚を有するときよりも、全体
的に好ましい。微視的理論によって計算され、かつ測定
によって正しさを証明された、複数の制御棒の、本発明
に基づく設計によって、これらの制御棒の圧力負荷が、
原理的に、B4 Cの膨潤によって規定されていること
が明らかとなった。従来の構造は10Bの約50%の燃
焼度amのみを可能にする。しかし、中性子束の局所的
な突出を除去するためには、最大限100%の局所的な
10Bの燃焼度が、吸収材用被覆管を故障させないこと
が保証されなければならない。場合によっては、本発明
の制御要素は、この制御要素が、突出した中性子束へ、
特に、上方の領域へ及び制御棒の翼部縁ゾーンに達して
なる領域においてのみ、複数の吸収材用被覆管を備える
ことができる。
には、吸収断面積に亘って平均された燃焼度amが%
で、x軸29上には、すべての被覆管の理論的な累算(s
ummarisch)の肉厚がmmで示されている。但し、各吸収
材用被覆管が夫々0.1mmの被覆管の肉厚を有するこ
とを基礎にした。補足として、第2のx軸39上に被覆
管の数が示されている。この際になされた燃焼度の計算
は微視的理論に基づいてなされた。この場合、曲線31
では、吸収物質つまりB4 Cの70%の理論密度が想
定されたのに対し、曲線32では、57%の理論密度
が、曲線33では50%の理論密度が想定された。B4
Cの内径としてはここでは3mmが想定された。しか
し乍ら、計算の結果、燃焼度amについての算出値がB
4 Cの内径に依存していないので、例えば2.7mm
の内径を有する複数の被覆管をも、3mmのと同一の成
果をもって用いることが明らかとなったことは興味深
い。曲線31からは、0.1mmの肉厚の第1の被覆管
が、参照符号34で示された位置において、理論密度が
70%で、既に燃焼度が約45%の際には機能しないで
あろうことが明らかである。同様に0.1mmの肉厚を
有する第2の被覆管は、きっかり60%の燃焼を可能に
するだろう。このことは参照符号35で示された箇所で
確認される。参照符号36で示された位置から明らかな
ように、第3の被覆管によって、約65%の燃焼度が達
成される。第4の被覆管については、位置37におい
て、約5.95×1021n/cm2 の蓄積された中
性子フルエンスに応じて、約70%の燃焼が生じる。参
照符号31で示された線から明らかなように、その他の
被覆管を用いることにより、燃焼度が更に高められる。
比較的少ない理論密度を用いる際には、参照符号32及
び33で示された曲線から明らかなように、より高い相
対燃焼度が達成される。かくして、50%の理論密度
(曲線33)の場合には、第3の被覆管(位置36)に
よって、80%以上の燃焼度が達成される。8.3×1
021n/cm2 の蓄積された中性子フルエンスに応
じて、参照符号37で示される位置から明らかなよう
に、第4の被覆管によって、既に90%の燃焼度が達成
される。個々の被覆管は0.1mmの肉厚を有する。被
覆管同士の間には、約0.01mmのスペースがある。
被覆管が不均等に肉厚に、例えば、内側の3つの被覆管
が各0.1mmの肉厚で、第4の外側の被覆管が0.5
mmの肉厚で形成されるときの方が、最も内側の被覆管
が0.5mmの肉厚を有し、それに続く外側の3つの被
覆管が夫々0.1mmの肉厚を有するときよりも、全体
的に好ましい。微視的理論によって計算され、かつ測定
によって正しさを証明された、複数の制御棒の、本発明
に基づく設計によって、これらの制御棒の圧力負荷が、
原理的に、B4 Cの膨潤によって規定されていること
が明らかとなった。従来の構造は10Bの約50%の燃
焼度amのみを可能にする。しかし、中性子束の局所的
な突出を除去するためには、最大限100%の局所的な
10Bの燃焼度が、吸収材用被覆管を故障させないこと
が保証されなければならない。場合によっては、本発明
の制御要素は、この制御要素が、突出した中性子束へ、
特に、上方の領域へ及び制御棒の翼部縁ゾーンに達して
なる領域においてのみ、複数の吸収材用被覆管を備える
ことができる。
【図1】図1は沸騰水型原子炉に設けられた炉心セルの
略図である。
略図である。
【図2】図2は制御要素の平面図である。
【図3】図3は本発明の制御要素の吸収材用被覆管の横
断面図である。
断面図である。
【図4】図4は洗臨界の状況つまり被覆管の故障が生じ
る時点での、臨界の局所的な燃焼度分布と、半径に対す
る平均の関連ある燃焼度と、を示すダイアグラムであ
る。
る時点での、臨界の局所的な燃焼度分布と、半径に対す
る平均の関連ある燃焼度と、を示すダイアグラムであ
る。
【図5】図5は本発明の制御要素の燃焼度分布を示すダ
イアグラムである。
イアグラムである。
【図6】図6は達成可能な燃焼度を解説するためのダイ
アフラムである。
アフラムである。
1 制御要素 3 燃料要素 7 吸収材被覆管 8 吸収材 10 被覆管 11 被覆管 12 被覆管 13 被覆管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 7/10 JICSTファイル(JOIS) WPI/L(QUESTEL)
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の吸収材と、少なくとも1つの内側
及び外側の吸収材用被覆管(7)とを具備する、原子炉
用の制御要素において、 内側の吸収材用被覆管と外側の吸収材用被覆管と中間の
吸収材用被覆管とを含む少なくとも3つの吸収材用被覆
管が、中間の吸収材用被覆管は、1っの内側の吸収材用
被覆管を囲み、外側の吸収材用被覆管は、1つの中間の
吸収材用被覆管を囲むようにして、各吸収材を順次囲む
ようにして設けられており、隣接する吸収材用被覆管同
士の間には、所定の間隔が設けられており、各々の吸収
材用被覆管が前記吸収材の膨張の際に開始位置から離れ
ることができ、前記吸収材のための機械抵抗が形成され
ていること、を特徴とする制御要素。 - 【請求項2】 前記外側の吸収材用被覆管が前記内側の
吸収材用被覆管を完全に取り囲むこと、を特徴とする請
求項1に記載の制御要素。 - 【請求項3】 前記内側の吸収材用被覆管の寸法は、こ
の内側の吸収材用被覆管が、前記吸収材を構成する焼結
された複数の吸収材ペレットを収容可能なように、定め
られていること、を特徴とする請求項1もしくは2に記
載の制御要素。 - 【請求項4】 B4 Cが吸収材として用いられている
こと、を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載
の制御要素。 - 【請求項5】 70%以下の理論密度を有するB4 C
が用いられること、を特徴とする請求項1乃至4のいず
れか1に記載の制御要素。 - 【請求項6】 前記制御要素は沸騰水型原子炉の構成部
分であること、を特徴とする請求項1乃至5のいずれか
1に記載の制御要素。 - 【請求項7】 前記制御要素は加圧水型原子炉の構成要
素であること、を特徴とする請求項1乃至6のいずれか
1に記載の制御要素。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19810433.2 | 1998-03-11 | ||
| DE19810433A DE19810433C2 (de) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | Steuerelement für einen Kernreaktor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11295464A JPH11295464A (ja) | 1999-10-29 |
| JP3124754B2 true JP3124754B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=7860453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11064884A Expired - Fee Related JP3124754B2 (ja) | 1998-03-11 | 1999-03-11 | 原子炉用の制御要素 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3124754B2 (ja) |
| DE (1) | DE19810433C2 (ja) |
| FI (1) | FI990443A7 (ja) |
| FR (1) | FR2776116B1 (ja) |
| RU (1) | RU2166805C2 (ja) |
| SE (1) | SE521196C2 (ja) |
| TW (1) | TW417114B (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2621908C1 (ru) * | 2015-12-09 | 2017-06-08 | Публичное акционерное общество "Машиностроительный завод" | Способ сборки поглощающего элемента ядерного реактора |
Family Cites Families (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES291691Y (es) * | 1983-11-30 | 1987-01-16 | Westinghouse Electric Corporation | Varilla de control auxiliar para ajuste fino de la reactividad de un reactor nuclear |
| US4876060A (en) * | 1986-06-30 | 1989-10-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Control blade for nuclear reactor |
| US4902470A (en) * | 1987-03-30 | 1990-02-20 | General Electric Company | Control rod |
| US4929412A (en) * | 1987-03-30 | 1990-05-29 | General Electric Company | Control rod |
| JPS6429797A (en) * | 1987-07-24 | 1989-01-31 | Toshiba Corp | Control rod assembly |
| SE505354C2 (sv) * | 1988-02-09 | 1997-08-11 | Toshiba Kk | Styrblad för kärnreaktorer |
| US4861544A (en) * | 1988-02-24 | 1989-08-29 | General Electric Company | BWR control rod |
| JPH02140693A (ja) * | 1988-11-22 | 1990-05-30 | Toshiba Corp | 制御棒集合体 |
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