JPH05346472A - 燃料集合体 - Google Patents

燃料集合体

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JPH05346472A
JPH05346472A JP4155176A JP15517692A JPH05346472A JP H05346472 A JPH05346472 A JP H05346472A JP 4155176 A JP4155176 A JP 4155176A JP 15517692 A JP15517692 A JP 15517692A JP H05346472 A JPH05346472 A JP H05346472A
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JP
Japan
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fuel
mox
fuel rod
uranium
internal pressure
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Pending
Application number
JP4155176A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Akiyama
英俊 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】FPガス放出率が比較的高いMOX燃料棒では
照射末期に内圧が過大となるので、MOX燃料棒の内圧
を適正に保つこと。 【構成】被覆管9内に複数個のMOX焼結ペレット10a
が装填され上下両端栓11,12で封止されたMOX燃料棒
3aにおいて、プレナム部14aの燃料部13aに対する体
積比を0.11から0.15に選ぶか、または長さ比を0.12から
0.16に選ぶ。これによって、照射末期においてもMOX
燃料棒の内圧を適正に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉に用いられる燃
料集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】図5から図7を参照しながら、従来の燃
料集合体について説明する。図5は沸騰水型原子炉で使
用される燃料集合体の構成を一部切り欠いて示した立面
図である。燃料集合体1は角筒状チャンネルボックス2
内に、複数本のウラン燃料棒3と少なくとも1本のウォ
ータロッド4を収納している。
【0003】このウラン燃料棒3とウォータロッド4は
複数のスペーサ5により間隔が保持され、かつ、格子状
に整列され、さらに、上下両端部は上部タイプレート6
と下部タイプレート7によって支持されている。
【0004】また、チャンネルボックス2内の下部に設
けたフィンガスプリング8は燃料集合体1の中を流れる
冷却材が外部に流出することを抑制するためのものであ
り、冷却材は下部タイプレート7から流入し、ウラン燃
料棒3とウォータロッド4の間を通り、上部タイプレー
ト6から流出する。
【0005】図6は図5における燃料集合体1のウラン
燃料棒3を示す縦断面図である。ウラン燃料棒3は被覆
管9内に複数個のウラン焼結ペレット10を装填し、上下
両端を上部端栓11および下部端栓12で密封している。こ
のウラン焼結ペレット10が装填された部分を燃料部13と
いう。
【0006】燃料部13の上部にはプレナム部14が設けら
れ、プレナム部14にはウラン焼結ペレット10の軸方向の
移動を抑えるスプリング15が配設されている。スプリン
グ15の内部にはウラン燃料棒3の中の水分を吸収するゲ
ッタ16が組み込まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、ウラン資源有効
利用の観点から、ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料
をウラン燃料と同時に燃焼させる動きが目立ってきてい
る。ウランから取り出すエネルギーを多くするために
は、二酸化ウランの燃焼によって新たに生成されたプル
トニウムを回収し、これと天然ウランあるいは劣化ウラ
ンとを混合した混合酸化物燃料(以下、MOX燃料とい
う)を燃焼させることで、プルトニウムの核分裂によっ
て再度エネルギーを得ることができる。
【0008】しかし、MOX燃料は通常のウラン燃料よ
り熱伝導度が低いため、温度が上昇し、FPガスを放出
しやすく、そのためウラン燃料棒よりMOX燃料棒の方
が内圧が高くなるという課題がある。
【0009】また、この内圧の上昇幅はMOX燃料中の
プルトニウムの含有率によって異なり、含有率の増加に
伴って、内圧も高くなる傾向がある。図7は燃焼に伴う
ウラン燃料棒の内圧17の変化と、MOX燃料棒の内圧18
の変化例を示したものである。
【0010】図7から明らかなように、従来の技術で
は、MOX燃料棒の内圧18がウラン燃料棒の内圧17より
過度に大きくなり、被覆管9に生じる応力も過大となる
課題がある。
【0011】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、ウラン燃料棒とFPガス放出率が比較的高い
MOX燃料棒の混在する炉心に装荷される燃料集合体に
おいて、照射末期に内圧が過大とならないように内圧を
適正に保つことができ、もって安定した炉心特性を与え
るような燃料集合体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は被覆管と、この
被覆管内に混合酸化物燃料(MOX燃料)焼結ペレット
を複数個装填した燃料部と、前記被覆管内の前記燃料部
の上部に設けられたプレナム部と、前記被覆管の上下端
を密封する端栓とからなる燃料棒を複数格子状に配列し
てなる燃料集合体において、前記プレナム部の前記燃料
部に対する体積比を0.11から0.15の範囲に選ぶか、また
は前記プレナム部の前記燃料部に対する長さ比を0.12か
ら0.16の範囲に選ぶことを特徴とする。
【0013】
【作用】このように構成された燃料集合体においては、
MOX燃料棒はウラン燃料棒より大きなプレナム部を確
保しているため、ウラン燃料より多量のFPガスがMO
X燃料から放出されても、原子炉運転中のMOX燃料棒
の内圧はウラン燃料棒と同等程度に維持される。したが
って、被覆管に過大な応力が発生し、燃料破損を引き起
こす危険性を著しく低減させることができる。
【0014】図4にプレナム部14の燃料部13に対する体
積比が変化した場合のMOX燃料棒の照射寿命末期にお
ける内圧変化の例を示す。図中、曲線22は通常燃焼度に
おけるMOX燃料棒の内圧を、曲線23は燃焼度を通常よ
り高くした高燃焼度におけるMOX燃料棒の内圧を示し
ている。
【0015】従来のウラン燃料棒の寿命末期におけるウ
ラン燃料棒の内圧17は図7に示したとおり、およそ50kg
/cm2 であるが、MOX燃料棒の内圧18をこの程度とす
るためには、プレナム部14の燃料部13に対する体積比を
0.11以上とする必要のあることが分る。さらに、高燃焼
度に対応するためのMOX燃料棒においては体積比を0.
14以上とする必要がある。
【0016】一方、燃料棒1本当りからより多くの熱量
を発生させるためには、燃料棒に装填する燃料をできる
だけ多くした方が望ましい。すなわち、プレナム部の燃
料部に対する体積比をできるだけ小さくする方が、燃料
の経済性は向上する。
【0017】以上の観点から、MOX燃料棒のプレナム
部の燃料部に対する体積比は、0.11から0.15の範囲に選
ぶのが最適である。この体積比は、図6に示すような構
造でMOX燃料ペレットを装填した燃料棒の場合、プレ
ナム部14の燃料部13に対する長さ比の0.12ないし0.16に
相当するため、長さの比を0.12から0.16としても同等の
効果を奏するが、これらの範囲からはずれることは適当
でない。
【0018】
【実施例】本発明に係る燃料集合体の第1の実施例を図
1により説明する。図1は燃料集合体を構成する燃料棒
を示す縦断面図である。なお、図1中、図6と同一部分
には同一符号で示し、重複する部分の説明は省略する。
【0019】図1において、図1(a)はウラン燃料棒
3を、図1(b)はMOX燃料棒3aを示している。図
1(b)のMOX燃料棒3aにおいては、MOX焼結ペ
レット10aを被覆管9内に装填したもので、図1(a)
のウラン燃料棒3の燃料部13より長さA分だけウラン焼
結ペレット10を取り除いて、MOX焼結ペレット10aを
ウラン焼結ペレット10の代りに装填したもので、プレナ
ム部14aの燃料棒13aに対する体積比を0.11ないし0.15
としている。なお、体積比の代りにプレナム部14aの燃
料部13aに対する長さ比を0.12ないし0.16としてもよ
い。
【0020】次に、図2により本発明の第2実施例を説
明する。図2は図1と同様に燃料集合体を構成する燃料
棒の縦断面図を示している。なお、図2中、図1と同一
部分には同一符号で示し、重複する部分の説明は省略す
る。
【0021】図2において、図2(a)はウラン燃料棒
3を、図2(b)はMOX燃料棒3bを示している。図
2(b)のMOX燃料棒3bにおいては、MOX焼結ペ
レット10aを被覆管9内に装填したもので、図2(a)
のウラン燃料棒3の燃料部13より長さA分だけMOX焼
結ペレット10aを取り除き、そのMOX焼結ペレット10
aを取り除いた部分には、側部に少なくとも1つの小孔
19が形成された中空管20を挿入し、燃料部13aの下部に
下部プレナム部21を形成させている。
【0022】これによって、上部のプレナム部14と下部
プレナム部21とを合わせた体積の燃料棒13aに対する体
積比を、0.11ないし0.15としている。ここで、上部のプ
レナム部14と下部プレナム部21を合わせた長さの燃料棒
13に対する長さ比を0.12ないし0.16としてもよい。
【0023】図3は上記実施例における燃料集合体の、
焼結に伴うMOX燃料棒とウラン燃料棒の内圧の変化を
示したものである。なお、図7と同一部分には同一符号
で示している。
【0024】図3から明らかなようにMOX燃料棒の内
圧18をウラン燃料棒の内圧17に近付けることができる。
【0025】以上説明したように、プレナム部と燃料部
の体積または長さの比を、本実施例で限定した範囲に選
択することによって、MOX燃料棒の内圧をウラン燃料
棒の内圧と同等とすることができ、結果として燃料集合
体の信頼性向上に寄与することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、照射末期に内圧が過大
となるMOX燃料棒の内圧を適正に保つことができ、も
って安定した炉心特性を与える燃料集合体を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例における燃料集
合体を構成する(b)に示すMOX燃料棒と対比するた
めのウラン燃料棒を示す縦断面図。(b)はMOX燃料
棒を示す縦断面図。
【図2】(a)は本発明の第2の実施例における燃料集
合体を構成する(b)に示すMOX燃料棒と対比するた
めのウラン燃料棒を示す縦断面図。(b)はMOX燃料
棒を示す縦断面図。
【図3】本発明に係る燃料集合体において、MOX燃料
棒とウラン燃料棒との内圧を比較して示す曲線図。
【図4】本発明に係る燃料集合体において、プレナム部
の燃料部に対する体積比が変化した時のMOX燃料棒の
照射寿命末期における内圧変化の例を示す曲線図。
【図5】従来の燃料集合体を一部切欠して示す立面図。
【図6】図5の燃料集合体におけるウラン燃料棒を示す
縦断面図。
【図7】図5におけるウラン燃料棒とMOX燃料棒の内
圧変化を比較して示す曲線図。
【符号の説明】
1…燃料集合体、2…チャンネルボックス、3…ウラン
燃料棒、3a,3b…MOX燃料棒、4…ウォータロッ
ド、5…スペーサ、6…上部タイプレート、7…下部タ
イプレート、8…フィンガスプリング、9…被覆管、10
…ウラン焼結ペレット、10a…MOX焼結ペレット、11
…上部端栓、12…下部端栓、13…燃料部、13a…MOX
燃料部、14,14a…プレナム部、15…スプリング、16…
ゲッタ、17…ウラン燃料棒の内圧、18…MOX燃料棒の
内圧、19…小孔、20…中空管、21…下部プレナム部、22
…MOX燃料棒の内圧(通常燃焼度)、23…MOX燃料
棒の内圧(高燃焼度)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆管と、この被覆管内に混合酸化物燃
    料(MOX燃料)焼結ペレットを複数個装填した燃料部
    と、前記被覆管内の前記燃料部の上部に設けられたプレ
    ナム部と、前記被覆管の上下端を密封する端栓とからな
    る燃料棒を複数格子状に配列してなる燃料集合体におい
    て、前記プレナム部の前記燃料部に対する体積比を0.11
    から0.15の範囲に選ぶか、または前記プレナム部の前記
    燃料部に対する長さ比を0.12から0.16の範囲に選ぶこと
    を特徴とする燃料集合体。
JP4155176A 1992-06-15 1992-06-15 燃料集合体 Pending JPH05346472A (ja)

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JP4155176A JPH05346472A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 燃料集合体

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JP4155176A JPH05346472A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 燃料集合体

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ID=15600159

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JP4155176A Pending JPH05346472A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 燃料集合体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000019448A1 (fr) * 1998-09-25 2000-04-06 Hitachi, Ltd. Ensemble de combustible

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000019448A1 (fr) * 1998-09-25 2000-04-06 Hitachi, Ltd. Ensemble de combustible

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