JP3124552U - 蝶番構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】家具や遊戯台の扉に互いの干渉を避けるために扉が開閉する際に内側にオフセットできる複数リンク構成の蝶番を、少ない部品点数でしかも簡単に組み立てることが出来、しかも一旦組み付けたら容易には外れないものとすること。
【解決手段】蝶番構造を、支点軸部5と板状の回動リンク部11とを一体に成形したものと、軸受け側を一対の丸穴2と回動リンクの板状部分が通過できるだけの開口部を設けた切込み丸穴3とで構成するコの字形状の板金成形体10で構成し、その支点軸部を一方向から挿入すれば組みあがる蝶番構造体にして、その挿入通過部に逆止用の突起6を設けて一旦組み付けたら逆方向の力が作用しても外れない構成にした。
【選択図】図2
【解決手段】蝶番構造を、支点軸部5と板状の回動リンク部11とを一体に成形したものと、軸受け側を一対の丸穴2と回動リンクの板状部分が通過できるだけの開口部を設けた切込み丸穴3とで構成するコの字形状の板金成形体10で構成し、その支点軸部を一方向から挿入すれば組みあがる蝶番構造体にして、その挿入通過部に逆止用の突起6を設けて一旦組み付けたら逆方向の力が作用しても外れない構成にした。
【選択図】図2
Description
本考案はスロットマシン等の遊技機、或いは家具等の蝶番の構造に関するものである。
スロットマシン等の遊技機や家具は一般に複数隣接して設置され、特に遊技機においては多数台隣接配置され、しかもその前面扉はデザイン上厚み巾が大きくて普通の単支点式の蝶番構造のものでは扉を開いたとき隣接する台の扉部と干渉すると云う事態が発生しやすい。その問題を解決する為には特許文献1や特許文献2のように扉が開かれたときに扉が中央よりにオフセットするように蝶番構造が複数リンクで構成される多支点蝶番が一般に採用されている。
又、本願出願人が特許文献3にて開示した遊戯台の蝶番はそのような用途の為の多リンク蝶番を簡単に製造する為に発明したものであり、又本出願人が特許文献4にて開示した遊戯台用蝶番はその蝶番を複数使用した場合の剛性の向上を図るために発明したものである。
特開2005−13510号公報 特開2005−124926号公報 特開2003−314130号公報 特開2003−340082号公報
ところで特許文献1や、特許文献2に見られるように複数リンク、多支点で構成される蝶番構造体は複数のリンク部品、支点軸部品及び軸受け部部品と多数の構成部品よりなり、それらを一体に組み付ける各支点の組み付け作業も煩雑な作業になる事になる。
そこで本出願人が特許文献3にて開示した遊戯台の蝶番構造においては、回動体側を支点軸とリンク部を板状体で成型した一体部品とし、軸受部側はコの字状成形体とし、その2枚の縦壁部に設けた軸受穴の一方はその支点軸部の一端が嵌入する丸穴にし他方の軸受穴は軸の他端が嵌入する丸穴に板状体が通過できるだけの巾の開口切り込み部を設けて、その蝶番を組み立てるには、その開口切り込み付き穴側から支点軸と板状の回動体を挿入して所定位置に装着すれば蝶番構造が完成されるよう考案したものであり、同発明品によれば部品点数も少なく組み立て作業も容易になりしたがって製造コストも安価になるとして先願したものであるが。同構造の蝶番では使用時には蝶番にかかる荷重方向が一定で問題はないけれど、同構成蝶番を単品で運搬している際等に組み付け時の挿入方向と逆方向の力が作用した時にその組み付け状態が外れる事があると云う問題があった。
又蝶番は一般に上下一対で使用されるものであり、特に特許文献4の例に見られるように多リンク構造の蝶番を複数使用した場合、それらが外れる確率は低いけれども一旦外れると再組み立てするのに手間が掛かると言う問題があった。
この一旦組み付けたものが外れると言う問題を解決する為には軸方向に挿入して組み付けている本蝶番構成体に一旦組み付けたら逆方向には戻せないような構造上の機能を持たせればよいわけで、その方法として本考案では開先切り込み部を通過する板状体に一方向には通過できるけれども逆方向には通過できないような突起を設けた。
本考案品に前記のような構成を採用した結果本考案品の部品点数の少なさや組み立てのし易さ、即ち製造コストの安価特性を損なうことなく、しかも一旦組み付けた蝶番構成体は挿入時と反対方向に力が作用しても再び外れることの無い蝶番構成体とすることができた。
本考案は本出願人が先願の特許文献3にて開示した様に、蝶番の構成を単軸蝶番においては、端部に丸棒状軸部を備えた回動板と、二枚の縦壁の一方には丸棒状軸端の一端が嵌入する丸穴軸受け部を設け、他方にはその丸棒状軸部が嵌入する丸穴に板状体が通過しうるだけの巾の切り込み開口部を有する軸受け部を設けたコの字形状の固定板とで構成し、その固定板の板状部分が切り込み開口部に当たる位置にくさび形の突起を設ける。
その突起部の形状寸法は板状部分の突起が切り込み開口部を挿入通過する際には切り込み開口部の巾と突起部の厚み巾寸法が互いに弾性変形して通過でき、且通過後の互いの弾性復帰後の寸法では逆戻り不可な寸法関係が成立するもので無ければならない。
又突起の形状は凸形の押し出し形状でも、三角形の切り起こし形状でもどちらでも良いが、回動板の挿入時には挿入し易いよう挿入方向にクサビ形をしている方が望ましい。
尚扉をオフセット開閉するための本考案の複数リンク構成蝶番においても同様回動リンクの板状部分が軸受け穴の切り込み開口部に当たる位置には各々逆止用の同様突起をもうける。但し複数リンクの構成蝶番の場合、回動リンク単品の挿入時にはその切り込み開口部に位置合わせして挿入しても複数リンク組み付け後にはその回動リンクの作動範囲ではその回動リンクの板状部分が切り込み開口部と重ならないような位置に切り込み開口部を設けることも出来るので、そのような場合にはその該当板状部分には逆止用突起を設けなくても良い。
以上に述べた本考案品の蝶番構成体の構造及び働きを実施例として付した図面によって以下に説明する。
図1は本考案品の単軸形の蝶番構成体の組み付け状態を示す見取り図であるが、同図において、端部に丸棒状軸部5を設けた板状の回動板4と、同軸部の一端が嵌入する丸穴2と同軸部の他端が嵌入し且回動体の板状部が通過しうる開口巾を有する切込み丸穴3を備えたコの字形状の固定板1とで単軸蝶番を構成し、その回動板4の板状部分が開口部を通過する該当位置にクサビ形の突起6を設ける。
そしてその突起部と開口部との寸法関係は図3のA−A矢視断面図に示すように互いに変形圧力が働いていない状態では開口巾7は回動板4の板厚9より広く且突起巾8よりは狭くしてある、従ってこのままでは回動板4の板部が切り込み穴の開口部を通過することはできない、しかし回動体の挿入時にはクサビ形の突起6が開口部によって押し潰され、逆に開口部は突起部によって押し開かれる方向に弾性変形して回動板の板状部分が通過しうるような関係寸法の構成体としておく。
従って一旦組付けられた本考案品の単軸形の構成蝶番は組み付け関係を外す為の人為的な加工力が働かない限りそのままでは自然に外れることはない。
図2は本考案品の複数リンクの蝶番構成体の組み付け状態を示す見取り図であるが、同図において本考案品は、図1の実施例と同様な板状体の両端に丸棒状軸部を備えた2体の回動リンク11A,11Bと、同じく一対の嵌入丸穴と一対の切り込み丸穴をそれぞれ備えた2体のコの字形状をした軸受け基板即ち固定基板10及び回動基板12とで複数リンクの蝶番を構成したものであるが、図1の短軸蝶番の場合と同様に各回動リンクの板状部分の切込み穴開口部通過該当位置には、実施例1におけると同様な関係寸法の突起6A,6Bが設けてある。
尚、他方のコの字形状の回動基板12の一対の切り込み丸穴3C,3Dの開口部は、回動リンク11A,11Bを各々単独に挿入できるので自由な方向に設けることが出来、図4の本考案品の使用時作動例にみられる様に複数リンクの作動範囲内では回動リンクの板状部分が開口部にかさならないような位置にその開口部を設ければその切り込み穴の開口部を通過して挿入する回動リンクの板状部分に逆止用の突起を設ける必要はない。
以上の様にしてなる本考案品の複数リンク蝶番によれば、構成部品点数も少なく且組み立ても容易であり、従って製造コストも安価であり、又製品運搬中に組み付け状態が外れる事もない安定した製品を提供する事が出来る。
本考案品は蝶番構造の簡素化並びに製造コストの低減を図ったもので家具や遊戯台の蝶番に限らず建築、車両など扉を使用する全ての分野において広く使用することが出来る。
1 固定板
2 丸穴
3 切り込み丸穴
4 回動板
5 丸棒状軸部
6 突起
7 開口巾
8 突起巾
9 板厚
10 固定基板
11 回動リンク
12 回動基板
13 遊戯台の本体枠
14 遊戯台の内枠
15 遊戯台の前面扉
16 移動方向矢印
2 丸穴
3 切り込み丸穴
4 回動板
5 丸棒状軸部
6 突起
7 開口巾
8 突起巾
9 板厚
10 固定基板
11 回動リンク
12 回動基板
13 遊戯台の本体枠
14 遊戯台の内枠
15 遊戯台の前面扉
16 移動方向矢印
Claims (2)
- 端部の丸棒状軸部(5)と一体になった板状体の一部に突起(6)を設けた回動板(4)と、一方の壁に丸棒状軸部の軸端が嵌入する丸穴(2)と他方の壁に同じく軸部他端が嵌入しかつ板状体が通過しうる開口巾を備えた切り込み丸穴(3)とを備えたコの字形状の固定板(1)とで構成される蝶番の構造。
- 請求項1と同様の丸棒状軸部(5A),(5B)を両端に設け更に突起(6A)も設けた板状の回動リンク(11A)と、同様に両端に丸棒状軸部(5C),(5D)と突起(6B)を設けた板状の回動リンク(11B)と、更に請求項1と同様な各軸端部を嵌入する一対の丸穴(2)と同様一対をなす切り込み丸穴(3A),(3B)を備えたコの字形状の固定基板(10)と、同じく同様一対の丸穴及び一対の切り込み丸穴(3C),(3D)を備えたコの字形状の回動基板(12)とで構成される蝶番の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006003685U JP3124552U (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 蝶番構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006003685U JP3124552U (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 蝶番構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3124552U true JP3124552U (ja) | 2006-08-24 |
Family
ID=43474473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3124552U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020060584A1 (en) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | Hirotec America, Inc. | Quick connect pivot joints |
-
2006
- 2006-04-14 JP JP2006003685U patent/JP3124552U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020060584A1 (en) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | Hirotec America, Inc. | Quick connect pivot joints |
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