JP3124453B2 - 縦揺れ型揺動ベッド - Google Patents

縦揺れ型揺動ベッド

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JP3124453B2 JP06284310A JP28431094A JP3124453B2 JP 3124453 B2 JP3124453 B2 JP 3124453B2 JP 06284310 A JP06284310 A JP 06284310A JP 28431094 A JP28431094 A JP 28431094A JP 3124453 B2 JP3124453 B2 JP 3124453B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦揺れ型揺動ベッドに
関し、特にその揺動駆動機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、重症患者や長期体動制限をう
けた患者(耐麻痺患者、頭を怪我した人、複合硬化症の
人、背柱を折った人および患者をして随意運動の不能者
あるいは不随意けいれん運動を含めて患者の動くのを禁
ずる必要がある重傷患者)が病院ベッドに寝て動けない
ことにより、種々の合併症(就下性肺炎、無気肺、血栓
静脈炎、肺塞栓症、尿路結石、尿路感染症、褥瘡、オス
テオポローシス、筋の消耗、異所性骨形成、便秘と宿
便、起立性低血圧)を生じることが知られており、この
ような合併症を防止すべく、揺動ベッドが提案されてい
る。
【0003】そして、揺動ベッドとして、ベッドの長手
方向軸線を中心として左右方向に交互に所定角度回転す
るようにした横揺れ型揺動ベッドと、ベッドの頭部側と
脚部側とを交互に持ち上げるようにした縦揺れ型揺動ベ
ッドとが知られている。
【0004】縦揺れ型揺動ベッドの場合、揺動フレーム
とベースフレームとの間に、頭部側の持ち上げ用伸縮駆
動手段(例えば油圧シリンダ)と脚部側の持ち上げ用伸
縮駆動手段(例えば油圧シリンダ)とが介装されてい
て、両方の油圧シリンダを交互に伸縮操作して、揺動フ
レームの縦揺れを行なうように構成されているが、揺動
フレームの縦揺れ回転時における安定(揺動フレームに
偏芯荷重が作用したとき揺動フレームが捩れ変形するの
を防ぐ)をはかるために、従来は、頭部寄りおよび脚部
寄りに、それぞれ左右一対の油圧シリンダを配備して、
揺動フレームを左右両側で支持しながら縦揺れを行なう
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、油圧シリンダを頭部寄りおよび脚部寄りにそれぞれ
左右一対ずつ配備することは、偏芯荷重による変形防止
に有効ではあるが、揺動フレームを縦揺れさせるとき、
左右一対の油圧シリンダを精密な同期のものに伸縮させ
なければならず、そのために複雑な制御装置が必要とな
り、コストアップの原因となる、という問題点がある。
【0006】本発明はこのような問題点の解決をはかろ
うとするもので、頭部側および脚部側にそれぞれ1台の
伸縮駆動手段をベッドの長手方向中心に取り付けて揺動
フレームの縦揺れを行なわせることにより、制御装置を
簡易化してコストダウンをはかりながら、剛性の大な門
型支持フレームを取り付けてベッドの安定をはかるよう
にした、縦揺れ型揺動ベッドを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の縦揺れ型揺動ベッドは、縦揺れ型
揺動ベッドにおいて、ベースフレームと、同ベースフレ
ームに支持された中間フレームと、同中間フレームに縦
揺れ可能に支持された揺動フレームとをそなえ、同揺動
フレームの縦揺れ回転時に回転の中心となる左右一対の
支軸が上記中間フレームの頭部側端部寄りおよび脚部側
端部寄りにそれぞれ設けられ、上記揺動フレームの長手
方向中心線上の頭部側端部寄りおよび脚部側端部寄りの
各位置と同各位置に対向する上記ベースフレーム上の位
置との間にそれぞれ1台の伸縮駆動手段が介装されると
ともに、同各伸縮駆動手段の各伸縮端が、上記各左右一
対の支軸を結ぶ各直線上で上記揺動フレームにそれぞれ
枢軸を介して枢着され、上記揺動フレームの縦揺れ回転
に追随して同揺動フレームに作用する偏芯荷重に対抗し
うる支持フレームが、上記揺動フレームと上記中間フレ
ームとの間に介装されていることを特徴としている。
【0008】また請求項2に記載の縦揺れ型揺動ベッド
は、請求項1に記載の縦揺れ型揺動ベッドにおいて、上
記支持フレームが、基端部を上記左右一対の支軸に回動
可能に支持された左右一対の回動アームと、同各回動ア
ームの各先端部間に強固に結合された横杆とで門型支持
フレームとして構成される一方、上記揺動フレームの両
側にその長手方向と平行なアリ溝がそれぞれ形成され、
同各アリ溝にそれぞれ摺動可能に嵌合するシュー部材が
上記各門型支持フレームにそれぞれ取り付けられている
ことを特徴としている。
【0009】さらに請求項3に記載の縦揺れ型揺動ベッ
ドは、請求項1または2に記載の縦揺れ型揺動ベッドに
おいて、上記揺動フレームの左右両側面に、上記左右一
対の各支軸にそれぞれ上方から嵌合して同揺動フレーム
の回動時に軸受として作用する軸受部材が設けられてい
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】上述の本発明の縦揺れ型揺動ベッドでは、頭部
側端部寄りまたは脚部側端部寄りの伸縮駆動手段のいず
れか一方を伸縮操作すると、揺動フレームがこれと反対
側端部寄りの支軸を回転中心として傾動(縦揺れ回転)
する。このとき、門型支持フレームが揺動フレームに追
随して変位し、揺動フレームが偏芯荷重により捩り変形
するのを防止するよう作用する。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
縦揺れ型揺動ベッドについて説明すると、図1はその斜
視図、図2はその縦揺れ状態を示す側面図、図3(a),
(b)はその正面図、図4はその水平状態を示す側面図、
図5は同平面図、図6はそのアリ溝付近の断面図で図9
のVI−VI矢視断面図、図7は図5のVII−VII矢視断面
図、図8はその要部拡大側面図、図9はその軸受部材付
近の拡大側面図である。
【0012】図1,2において、符号1はベースフレー
ムを示しており、このベースフレーム1の上方に中間フ
レーム2が配設されている。ベースフレーム1と中間フ
レーム2とに左右一対のリンク3,4〔なおリンク3,
4はベッドの頭部側端部(図2の左端部)および脚部側
端部(図2の右端部)にそれぞれ設けられている〕がそ
れぞれ枢着されていて、ベースフレーム1と中間フレー
ム2との間に介装された横揺れ用油圧シリンダ5を伸縮
させることにより、ベッドの長手方向の中心線A−A
(図5参照)を中心として、図3(a)の2点鎖線が示す
ように、中間フレーム2を左方向あるいは右方向へ横揺
動(横回転)できるようになっている。
【0013】符号6はベースフレーム1の4隅に取り付
けられたキャスターを示している。また符号3a,4a
〔図3(a),(b)〕はリンク3,4の枢軸を示している。
中間フレーム2の上部に、揺動フレーム10が配設されて
いる。なお揺動フレーム10の上面に、マット(図示せ
ず)が敷設される。
【0014】揺動フレーム10は、中間フレーム2の頭部
寄りおよび脚部寄りの両側面に突設された頭部側の支軸
11および脚部側の支軸12のいすれか一方の軸を回転中心
として、頭部側が持ち上げられる第1の傾動状態(図2
の実線図示の状態)および脚部側が持ち上げられる第2
の傾動状態(図2の2点鎖線図示の状態)に、縦揺れ用
油圧シリンダ13,14のいすれか一方を選択して操作する
ことにより、縦揺れ(縦揺れ回転)できるようになって
いる。
【0015】すなわち揺動フレーム10を回転(縦揺れ)
させるために、ベースフレーム1の頭部側端部付近およ
び脚部側端部付近に、それぞれ油圧シリンダ13,14がそ
れらの基端部を枢軸13c,14cで枢着されて配設される
とともに、各油圧シリンダ13,14の各ピストン杆(伸縮
端)13a,14aの各上端部が、揺動フレーム10に取り付
けられたクロスメンバ15,16に、ブラケット15a,16a
および回動ピン13b,14bを介して取り付けられてい
る。
【0016】油圧シリンダ13および14は、中間フレーム
2と揺動フレーム10との間に介装されている。符号2b
および2cはそれぞれ油圧シリンダ13および14の基端部
を軸13cおよび14cを介して軸支すべく中間フレーム2
に取り付けられたブラケットを示している。なおブラケ
ット2b,2cについては、錯綜を避けるため、図2,
4のほかの図面には記載を省略した。
【0017】ここで、この実施例のものでは、揺動フレ
ーム10の各傾動方向への回転を、それぞれ専用の1台の
伸縮駆動手段としての油圧シリンダ13(または14)で行
なう構成となっている。したがって、油圧シリンダ13お
よび14は、ベッドすなわち揺動フレーム10の長手方向の
中心線A−A上に配設されている。
【0018】また、回転ピン13bおよび14bは、それぞ
れ各支軸11および12を結ぶ直線B−BおよびC−C上に
位置する構成(図5参照)となっていて、一方の油圧シ
リンダ13(または14)を伸縮操作して、揺動フレーム10
の傾動時に、非作動中の他方油圧シリンダ14(または1
3)が揺動フレーム10の傾動を阻害しないようになって
いる。
【0019】このように、油圧シリンダ13,14がいずれ
もベッドの長手方向の中心線A−A上に配設されてい
て、揺動フレーム10の各方向への傾動をそれぞれ専用の
1台の油圧シリンダ13(または14)で行なわせるように
構成したため、揺動フレーム10の傾動時に、揺動フレー
ム10に左右方向の偏芯荷重が作用すると、揺動フレーム
10に捩れが生じたり、左右方向に傾いたり、あるいはベ
ッドが転倒したりするおそれがある。
【0020】このような不都合を防止するために、この
実施例のものでは、次のような門型支持フレーム20が頭
部側および脚部側にそれぞれ取り付けられている。なお
門型支持フレーム20は、頭部側のものと脚部側のものと
は全く同じ構成であるため、頭部側に取り付けられた門
型支持フレーム20について、以下詳述する。
【0021】門型支持フレーム20は、左右一対の回動ア
ーム21,21と、両回動フレーム21,21の各先端部間に取
り付けられた横杆22とで構成され、回動アーム21,21の
各基端部が中間フレーム2に取り付けられた左右一対の
支軸11に回転可能に取り付けられている(図2参照)。
ここで、横杆22は回動アーム21,21の各上端部に強固に
結合されて一対の回動アーム21と共に剛性の大な門型支
持フレーム20を構成している。さらに、回動アーム21,
21の各先端部に、それぞれシュー部材23,23がピン24,
24により枢着されている。
【0022】一方、揺動フレーム10の両端部付近の左右
の各下面に、揺動フレーム10の長さ方向と平行なアリ溝
17aを形成された案内板17が取り付けられており(図6
参照)、各シュー部材23に、各アリ溝17aと摺動可能に
嵌合するシュー23aが形成されている。油圧シリンダ13
または14のいずれか一方を伸長して、揺動フレーム10の
頭部側を持ち上げる第1の傾動時または脚部側を持ち上
げる第2の傾動時には、揺動フレーム10は脚部側の支軸
12または頭部側の支軸11を回転中心として傾動すること
になる。
【0023】そのために、揺動フレーム10の脚部寄りま
たは頭部寄りの両側面に、支軸12または11にその上方か
ら嵌合して揺動フレーム10の第1または第2の傾動時に
軸受として作用する軸受部材30が、それぞれ取り付けら
れている(図9参照)。軸受部材30には、下方に向かっ
て拡開する傾斜面を有する開口部30aが形成されてい
て、支軸11または12と揺動フレーム10との間に長さ方向
に多少の誤差があっても、軸受部材30を支軸11または12
に容易に嵌合できるようになっている。また、揺動フレ
ーム10の傾動時に、持ち上げられる側の軸受部材30が開
口部30aを通じて支軸11または支軸12から上方へ離脱で
きるようになっている。
【0024】上述の構成において、揺動フレーム10を水
平状態から頭部側を持ち上げられた第1の傾動状態とす
べく、油圧シリンダ13を伸長させるとき、揺動フレーム
10は、脚部側の軸受部材30が支軸12と係合して回転中心
となり、揺動フレーム10は、図2において、時計方向に
回転して、頭部側を持ち上げられた第1の傾動状態とな
る(図2の実線図示状態)。
【0025】この傾動の始動時に、頭部側の軸受部材30
が支軸11から上方へ離脱することは言うまでもなく、こ
の傾動回転が支軸12、すなわち軸線C−Cを中心として
行なわれるから、油圧シリンダ14がこの傾動回転を阻害
するおそれもない。そしてこの傾動につれて、頭部側の
門型支持フレーム20が支軸11を中心に、図2において時
計方向に回転し、このとき門型支持フレーム20のシュー
部材23がアリ溝17aを摺動して追随する。
【0026】このように、門型支持フレーム20が揺動フ
レーム10の傾動時、常に、揺動フレーム10に一体的に追
随変位するため、揺動フレーム10に偏芯荷重が作用して
揺動フレーム10に捩りが発生しようとしても、この捩り
に門型支持フレーム20が対抗するように作用するため、
揺動フレーム10が簡単に捩り変形することはない。
【0027】すなわち門型支持フレーム20を構成する左
右一対の回動アーム21,21が揺動フレーム10の両側のア
リ溝17aにシュー23aを介して摺動可能に嵌合してい
て、門型支持フレーム20と揺動フレーム10とは一体の構
造体を形成している。したがって、揺動フレーム10が捩
り変形をおこすためには、剛性の大な門型支持フレーム
20を変形させることになる。しかし、門型支持フレーム
20は容易に変形しない構造となっているため、揺動フレ
ーム10に偏芯荷重が作用しても門型支持フレーム20がこ
の偏芯荷重に充分に対抗して、揺動フレーム10が容易に
変形をおこすようなことはない。
【0028】したがって、1本の油圧シリンダ13を揺動
フレーム10の中心部に装着したにも拘らず、安定した縦
揺れ傾動が可能となる。第1の傾動状態から油圧シリン
ダ13を収縮すると、第1の傾動状態にあった揺動フレー
ム10は、図2において支軸12を中心として反時計方向に
回転し、水平状態に戻る。このとき、頭部寄りの軸受部
材30が支軸11に上方から嵌合して揺動フレーム10は中間
フレーム2上に安定して支持される。
【0029】このようにして水平状態に戻った揺動フレ
ーム10を、油圧シリンダ14を伸長させて脚部側を持ち上
げられた第2の傾動状態とするとき、揺動フレーム10が
支軸11を中心として、図2において反時計方向に回転す
る(図2の2点鎖線図示状態)。そしてこのとき、脚部
側の門型支持フレーム20が、上述の第1の傾動状態の場
合と同様に、揺動フレーム10の安定をはかるように作動
することは、言うまでもない。
【0030】このようにして、揺動フレーム10を、 水
平状態→頭部側を持ち上げた第1の傾動状態→水平状態
→脚部側を持ち上げた第2の傾動状態→水平状態 に、
一対の油圧シリンダ13,14を順次操作することにより、
揺動させることができる。そしてこの場合、各傾動方向
について1本の油圧シリンダを操作するだけでよいた
め、設備コストの低下ならびに、(2本の油圧シリンダ
を同期作動させる場合に比べて)制御系の簡易化が可能
となる。
【0031】なお上記の実施例では、伸縮駆動手段とし
て油圧シリンダが用いられているが、伸縮駆動手段を例
えば電動機等により回転駆動されるネジ杆とこのネジ杆
に螺合するナットとから構成しても、油圧シリンダの場
合と同様の作用効果が得られる。そしてこの場合、ネジ
杆を中間フレーム2に回転可能に取り付け、ナットを揺
動フレーム10に取り付けることが、振動対策上好まし
い。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の縦揺れ型
揺動ベッドによれば、次のような効果ないし利点が得ら
れる。 (1) 頭部側と脚部側とにそれぞれ1台の油圧シリンダを
設けるだけでベッドの縦揺れが可能なため、構造が簡素
となり、また軽量化が可能となる。 (2) 上記(1)により、油圧シリンダの制御系を簡素化で
き、低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての縦揺れ型揺動ベッド
の斜視図。
【図2】同縦揺れ状態を示す側面図。
【図3】(a) 同横揺れ状態を示す正面図。 (b) 同水平状態を示す正面図。
【図4】同水平状態を示す側面図。
【図5】同平面図。
【図6】同アリ溝付近の断面図で図9のVI−VI矢視断面
図。
【図7】図5のVII−VII矢視断面図。
【図8】同要部拡大側面図。
【図9】同軸受部材付近の拡大側面図。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 2 中間フレーム 3,4 リンク 5 横揺れ用油圧シリンダ 6 キャスター 10 揺動フレーム 11,12 支軸 13,14 縦揺れ用油圧シリンダ 15,16 クロスメンバ 17 案内板 17a アリ溝 20 門型支持フレーム 21 回動アーム 22 横杆 23 シュー部材 23a シュー 24 ピン 30 軸受部材 30a 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−154760(JP,A) 特開 平6−125829(JP,A) 特開 平2−265551(JP,A) 実開 平6−57336(JP,U) 特公 昭52−37422(JP,B2) 実公 平2−16749(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 7/005

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦揺れ型揺動ベッドにおいて、 ベースフレームと、同ベースフレームに支持された中間
    フレームと、同中間フレームに縦揺れ可能に支持された
    揺動フレームとをそなえ、 同揺動フレームの縦揺れ回転時に回転の中心となる左右
    一対の支軸が上記中間フレームの頭部側端部寄りおよび
    脚部側端部寄りにそれぞれ設けられ、 上記揺動フレームの長手方向中心線上の頭部側端部寄り
    および脚部側端部寄りの各位置と同各位置に対向する上
    記ベースフレーム上の位置との間にそれぞれ1台の伸縮
    駆動手段が介装されるとともに、同各伸縮駆動手段の各
    伸縮端が、上記各左右一対の支軸を結ぶ各直線上で上記
    揺動フレームにそれぞれ枢軸を介して枢着され、 上記揺動フレームの縦揺れ回転に追随して同揺動フレー
    ムに作用する偏芯荷重に対抗しうる支持フレームが、上
    記揺動フレームと上記中間フレームとの間に介装されて
    いることを特徴とする、縦揺れ型揺動ベッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の縦揺れ型揺動ベッドに
    おいて、上記支持フレームが、基端部を上記左右一対の
    支軸に回動可能に支持された左右一対の回動アームと、
    同各回動アームの各先端部間に強固に結合された横杆と
    で門型支持フレームとして構成される一方、上記揺動フ
    レームの両側にその長手方向と平行なアリ溝がそれぞれ
    形成され、同各アリ溝にそれぞれ摺動可能に嵌合するシ
    ュー部材が上記各門型支持フレームにそれぞれ取り付け
    られていることを特徴とする、縦揺れ型揺動ベッド。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の縦揺れ型揺動
    ベッドにおいて、 上記揺動フレームの左右両側面に、上記左右一対の各支
    軸にそれぞれ上方から嵌合して同揺動フレームの回動時
    に軸受として作用する軸受部材が設けられていることを
    特徴とする、縦揺れ型揺動ベッド。
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