JP3124380U - 眼鏡 - Google Patents

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達明 村岡
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Hasegawa Optical Co Ltd
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Abstract

【課題】 丁番を使用した跳ね上げ眼鏡の、正面から見られた場合のデザインをスッキリし、更に軽く簡単な構造にする事。
【解決手段】 前面中間部にブリッジ(12)を有するフロントフレーム(10)と、少なくとも一枚以上のレンズ(L)を抱持し中間部に軸受け用穴部(31)が設けられた一方のコマ部(32)が形成された回動ブリッジ(30)を有するレンズフレーム(20)とが、前部が前記フロントフレームのブリッジ裏面側(13)に眼鏡正面から見えない様に後方に水平に向く様に固着され、後部が他方のコマ部として前記レンズフレームの回動ブリッジの一方のコマ部凹部(33)に嵌合されボルト(B)により螺着される連結小片(40)を介し、相互に連結され、そして、前記レンズフレームが前方から上方に向い跳ね上げ可能とされた跳ね上げ眼鏡の提供。
【選択図】図1

Description

本考案は、丁番を介して跳ね上げるタイプの眼鏡の構造に関する。
従来、丁番を介して眼鏡を跳ね上げて近くの物を見たり、手元で作業する為の跳ね上げ眼鏡は周知であり、その例として、特開平10−115811号や、実開平04−98023号が知られている。
特開平10−115811号 実開平04−98023号
しかし上記(イ)特開平10−115811号の様に、両リム上部に丁番を大きく突出しないようにロウ付けして跳ね上げ機構を取り付けても、どうしても丁番が目立ち違和感を他人に感じさせる。又、レンズを受け入れているフレームをナイロール式やリムレス式のタイプの軽量でスッキリしたデザインには応用出来なかった。
次に、上記(ロ)実開平04−98023号も上記(イ)特開平10−115811号と同様に前枠と後枠を丁番を介して跳ね上げる構造が提案されている。この場合も通常眼鏡を掛けている時にどうしても丁番が目立ち違和感を他人に感じさせる。又、レンズを受け入れているフレームをナイロール式やリムレス式のタイプの軽量でスッキリしたデザインの眼鏡には応用出来なかった。若い人の需要が少なかった。
そこで本考案に於いては、先ず、左右両後端部に各々テンプルを有し前面中間部にブリッジを有するフロントフレームと、少なくとも一枚以上のレンズを抱持し中間部に軸受け用穴部が設けられた一方のコマ部が形成された回動ブリッジを有するレンズフレームとが、前部が前記フロントフレームのブリッジ裏面側に眼鏡正面から見えない様に後方に水平に向く様に固着され、後部が他方のコマ部として前記レンズフレームの回動ブリッジの一方のコマ部凹部に嵌挿されボルトにより螺着される連結小片を介し相互に連結され、そして、前記レンズフレームが前方から上方に向い跳ね上げ可能とされた事を特徴とする眼鏡の提供をはかり、そして、前記他方のコマ部と一方のコマ部との間に弾性ワッシャーを嵌合する事により、レンズフレームの跳ね上げの際の保持動作を確実にした。又、更に、前記連結小片の他方のコマ部ネジ穴を少し大きめに形成しバネ部材を挿入する事により、レンズフレームの跳ね上げの際の保持動作をより確実にした。
そして又、前記連結小片の垂直方向の厚さを、フロントフレームのブリッジの垂直方向の厚さと同等か或いは薄くなる様に形成した。
本考案の眼鏡の提供により、正面から他人に見られた場合に於いても、通常は跳ね上げ眼鏡と解かり難く、デザインの裁量も大幅に広がる。例えば、リムレス式の眼鏡やハーフリム式の眼鏡や、リムの細い眼鏡にも応用が可能で、跳ね上げ眼鏡に於いてもスッキリしたデザインを数多く提供可能となった。その結果、若い人でも使用できる事が期待出来る。
左右両後端部に各々テンプルを有し前面中間部にブリッジを有するフロントフレームと、少なくとも一枚以上のレンズを抱持し中間部に軸受け用穴部が設けられた一方のコマ部が形成された回動ブリッジを有するレンズフレームとが、前部が前記フロントフレームのブリッジ裏面側に眼鏡正面から見えない様に前記フロントフレームのブリッジよりも薄く形成され後方に水平に向く様に固着され、後部が他方のコマ部として前記レンズフレームの回動ブリッジの一方のコマ部凹部に嵌挿されボルトにより螺着される連結小片を介し相互に連結され、そして、前記他方のコマ部と一方のコマ部との間に弾性ワッシャーを嵌合し、そして、前記レンズフレームが前方から上方に向い跳ね上げ可能とされた事を特徴とする眼鏡。
以下図により詳述すると、図1は本考案の実施例の分解斜視図であり、左右両後端部に各々テンプルTを有し前面中間部11にブリッジ12を有するフロントフレーム10と、少なくとも一枚以上のレンズLを抱持し中間部に軸受け用穴部31が設けられた一方のコマ部32が形成された回動ブリッジ30を有するレンズフレーム20とが、前部41が前記フロントフレーム10のブリッジ裏面側13に眼鏡正面から見えない様に後方に水平に向く様に固着され、後部が他方のコマ部42として前記レンズフレームの回動ブリッジ30の一方のコマ部凹部33に嵌挿されボルトBにより螺着される連結小片40を介し相互に連結されている。そして、前記レンズフレーム20が前方から上方に向い跳ね上げ可能な状態とされている。そして、前記連結小片は前記フロントフレームのブリッジの厚さよりも薄く形成される事により、前面正面からは見えなく、スッキリとして構造となっている。
図2は図1の状態から組み立てた要部側面図であり、フロントフレーム10のブリッジ12の裏面13に、後部に丁番機構を有する連結小片40を介して、レンズLを抱持するレンズフレーム20が回動可能に連結されている。前方正面Fから他人が本眼鏡を見たとしても、跳ね上げ装置が付いている事は殆ど視認出来ない。そして必要な場合、二点鎖線で表されている様に前方から上方に向かい跳ね上げられる。この場合でも跳ね上げ装置は動かずに済む事により、スッキリとした外観を呈するように見える。
図3は、跳ね上げ機構部分の要部拡大平面図であり、その構造は簡単で、連結小片40のみでフロントフレーム10とレンズフレーム20が回動可能に連結されており、軽く形成されることが出来る。例えば、レンズフレームが、リムレス式の眼鏡や、ハーフリム式の眼鏡や、細いリムを使用した眼鏡でも跳ね上げ式の眼鏡としてデザインされることが可能である。
図4は、本考案の実施例の要部拡大平面図であり、この場合は、連結小片40の後部他方のコマ部とレンズフレームの一方のコマ部32の間に弾性ワッシャー50が嵌合されており跳ね上げた眼鏡を保持するのに役に立つようにした変化図である。
図5は本考案の実施例の他の要部拡大平面図であり、この場合は、レンズフレーム20aの跳ね上げの際に、更にレンズフレームを上げたままの保持動作を維持しやすくする為のバネ60を収納した構造となっており、この場合でも正面から眼鏡を見た時目立つ事は無かった。
図6は本考案の眼鏡の正面図であり、軽く仕上がり、デザイン的にも通常の眼鏡と変わらず使用出来、跳ね上げ眼鏡の若い人への需要も喚起出来る。
本考案の眼鏡の分解斜視図 図1の要部側面拡大図 本考案の要部平面図 本考案の要部平面図 本考案の要部平面図 本考案の眼鏡の正面図
符号の説明
10 フロントフレーム
11 フロントフレーム中間部
12 フロントフレームブリッジ
13 フロントフレームブリッジ裏面
20 レンズフレーム
30 回動ブリッジ
31 軸受け用穴部
32 レンズフレームコマ部
33 レンズフレームコマ部凹部
40 連結小片
41 連結小片前部
42 連結小片後部
50 弾性ワッシャー
60 バネ材
B ボルト
T テンプル
L レンズ
F 前方からの視線

Claims (4)

  1. 左右両後端部に各々テンプルを有し前面中間部にブリッジを有するフロントフレームと、少なくとも一枚以上のレンズを抱持し中間部に軸受け用穴部が設けられた一方のコマ部が形成された回動ブリッジを有するレンズフレームとが、前部が前記フロントフレームのブリッジ裏面側に眼鏡正面から見えない様に後方に水平に向く様に固着され、後部が他方のコマ部として前記レンズフレームの回動ブリッジの前記一方のコマ部に嵌合連結される様に形成された連結小片を介し、相互に連結され、そして、前記レンズフレームが前方から上方に向い跳ね上げ可能とされた事を特徴とする眼鏡。
  2. 前記一方のコマ部と他方のコマ部との間に弾性ワッシャーを嵌合した事を特徴とする請求項1の眼鏡。
  3. 前記連結小片の一方又は他方のコマ部ネジ穴を少し大きめに形成しバネ部材を挿入した事を特徴とする請求項1記載の眼鏡。
  4. 前記連結小片の垂直方向の厚さを、フロントフレームのブリッジの垂直方向の厚さと同等か或いは薄くなる様に形成された事を特徴とする請求項1記載の眼鏡。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011039368A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Sanko Kogaku:Kk 跳ね上げ式メガネフレーム
KR20140110509A (ko) * 2013-03-08 2014-09-17 가부시키가이샤 훠 나인즈 안경 프레임
KR20140111458A (ko) * 2013-03-11 2014-09-19 가부시키가이샤 훠 나인즈 안경 프레임

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