JP3124275U - モニター保護シート - Google Patents

Abstract

【課題】ガイドテープを利用して一部剥離フィルムを分割して引き剥がし、保護シートをブロックごとに順序に従いモニター上に貼り付けることができ、指紋や埃の付着を防ぐと共に、気泡の発生を抑えることができるモニター保護シートの提供。
【解決手段】少なくとも保護シートと、剥離フィルムと、ガイドテープを含み、前記保護シートは一面が粘着層を備えた粘着面であり、前記剥離フィルムは、前記保護シートの粘着面上を覆って設置され、その面積は前記保護シートの面積より大きいものとし、前記剥離フィルムの片側を前記保護シートの粘着面から突出させ、引き剥がし部を形成すると共に、前記ガイドテープは前記剥離フィルム上に対応して貼り付けられ、前記ガイドテープの一端が前記剥離フィルムの片側の辺に合わせて切りそろえられ、前記ガイドテープの他端が前記引き剥がし部の辺に合わせて切りそろえられる。
【選択図】図７

Description

本考案はガイドテープを利用して一部剥離フィルムを分割して剥がし、保護シートをブロック分けして順序に従いモニター上に貼り付けることができ、指紋や埃が付着しないようにすると共に、気泡の発生を減らすことができる、モニター保護シートに関する。

現在各種電子製品はそのほとんどにモニターが設置されており、その電子製品がどんな状態にあるか、またはどの機能を実行しているかを表示したり、画像や映像を表示したりすることができる。このようなモニターは、埃や指紋が付着すると、使用者の視覚的感覚に影響するため、関連産業においてはモニター保護シート１が開発されている。図１、図２に従来のモニター保護シートの立体分解図及び組み立て後の立体斜視図をそれぞれ示す。これらの図に示すように、このモニター保護シート１は、保護シート１１と、剥離フィルム１２を含み、前記保護シート１１は一面が粘着層を備えた粘着面１１１であり、前記剥離フィルム１２は前記保護シート１１の粘着面１１１上を覆って設置される。前記モニター保護シート１をモニター上に貼り付けるとき、まず前記保護シート１１の一角の剥離フィルム１２を剥がし、剥がすと同時に使用者は通常知らず知らずのうちに保護シート１１に触れ、この保護シート１１の粘着面１１１に指紋がついてしまい、前記保護シート１１への指紋の付着を防止することができない。さらに重要なのは、この粘着面１１１に付着した指紋を取り除くことは容易でなく、指紋がついたモニター保護シート１はごみ同様になってしまい、モニターを汚れから保護するという目的を達することができない。また、前記モニター保護シート１は一度に全体を貼り付けるため、貼り付ける技術が優れない場合、貼り付けの過程において気泡が発生し、使用者は気泡を除去するために繰り返しモニター保護シート１を剥がしては貼り直す必要があり、保護シート１１の粘着面１１１上の粘着材がモニター上に残留しやすく、モニターを汚してしまう。

上述の問題を解決するため、市場においてはさらに別のモニター保護シート２が提供されている。図３から図６にこの従来のモニター保護シートの分解図、立体図、使用状態参考図１、２をそれぞれ示す。図に示すように、このモニター保護シート２は、保護シート２１、剥離フィルム２２を含み、前記保護シート２１の一面は粘着層を備えた粘着面２１１であり、前記剥離フィルム２２は前記保護シート２１の粘着面２１１上を覆って設置され、且つ、前記剥離フィルム２２の片側に複数の引き剥がし片２２１が設けられ、剥離フィルム２２で保護シート２１を覆った後、レーザーまたはその他方法で前記剥離フィルム２２上に数本の分割線２２２を入れ、元々一枚だった剥離フィルム２２を数枚の小さな剥離フィルム２２に分割し、各引き剥がし片２２１がちょうど前記分割線２２２の横に位置するようにする。前記モニター保護シート２をモニター上に貼り付けるときは、指で引き剥がし片２２１を引くと、前記引き剥がし片２２１に連帯して分割された剥離フィルム２２が分割線２２２に沿って剥がれ（図５に示す）、元々覆われていた一部保護シート２１が露出され、この露出された部分の保護シート２１をモニター３の対応する位置に貼り付ける（図６に示す）。その他部分の剥離フィルム２２も上述の方法で順序に従って剥がし、モニター３の対応する位置の上に貼り付ける。このモニター保護シート２は指紋及び気泡の発生を防ぐことができるものの、剥離フィルムを剥がす補助に用いられる引き剥がし片２２１と、レーザーまたはその他方法で形成する分割線２２２が一種の再加工であるため、製造時のコスト増加につながることは疑いがない。さらに、分割線２２２を剥離フィルム２２上に形成すると、その後このモニター保護シート２の完成品を倉庫に重ねて保管しておくとき、この分割線２２２に埃が入り込みやすく、またこのモニター保護シート２を大量に重ねておくと、その全体の重さで保護シート２１の粘着面２１１上の粘着層が押しつぶされ、押しつぶされた粘着層がこの分割線２２２内に入り込み、一本の厚い粘着線が形成されてしまい、このモニター保護シート２の剥離フィルム２２を剥がした後、数本の粘着線が残り、モニター保護シート２は不良品と同等になってしまうため、無駄となるコストが大幅に増加してしまう。

上述の従来のモニター保護シートの各欠点に鑑みて、本考案の考案者はその不完全な点に感じ入り、その関連産業における長年の経験に基づき研究を重ね、ガイドテープを利用して一部剥離フィルムを分割して引き剥がし、保護シートをブロックごとに順序に従いモニター上に貼り付けることができ、指紋や埃の付着を防ぐと共に、気泡の発生を抑えることができるモニター保護シートの開発に至ったものである。

本考案の主な目的は、ガイドテープを利用して一部剥離フィルムを分割して引き剥がし、保護シートをブロックごとに順序に従いモニター上に貼り付けることができ、指紋や埃の付着を防ぐと共に、気泡の発生を抑えることができるモニター保護シートを提供することにある。

上述の目的を達するため、本考案のモニター保護シートは、少なくとも、保護シートと、剥離フィルムと、ガイドテープを含み、前記保護シートは一面が粘着層を備えた粘着面であり、前記剥離フィルムは、前記保護シートの粘着面上を覆って設置され、且つ、前記剥離フィルムの面積は前記保護シートの面積より大きいものとし、前記剥離フィルムの片側を前記保護シートの粘着面から突出させ、引き剥がし部を形成すると共に、前記ガイドテープは前記剥離フィルム上に対応して貼り付けられ、前記ガイドテープの一端が前記剥離フィルムの片側の辺に合わせて切りそろえられ、前記ガイドテープの他端が前記引き剥がし部の辺に合わせて切りそろえられ、これにより、ガイドテープを利用して一部の剥離フィルムを分割して引き剥がし、前記保護シートをブロック分けして順序に従いモニター上に貼り付けることができ、指紋や埃の付着を防ぐと共に、気泡の発生を抑えることができる。

本考案の目的、特徴及び効果についてより理解を促すため、以下、具体的な実施例と図面に基づき、本考案を詳細に説明する。

図７から図１１に本考案の分解図、立体図、使用状態図１、２、３をそれぞれ示す。これらの図に示すように、本考案のモニター保護シート４は少なくとも保護シート４１と、剥離フィルム４２と、ガイドテープ４３を含む。

そのうち、前記保護シート４１は一面が粘着層を備えた粘着面４１１である。

前記剥離フィルム４２は、前記保護シート４１の粘着面４１１上を覆って設置され、且つ、前記剥離フィルム４２の面積は前記保護シート４１の面積より大きいものとし、前記剥離フィルム４２の片側を前記保護シートの４１粘着面４１１から突出させ、引き剥がし部４２１（図８に示す）を形成する。前記剥離フィルム４２は、ポリプロピレン（ＰＰ）、延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ）またはリン酸トリフェニル（ＴＰＰ）のうちのいずれかの材質とすることができる。

前記ガイドテープ４３は前記剥離フィルム４２上に対応して貼り付けられ、前記ガイドテープ４３の一端が前記剥離フィルム４２の片側の辺に合わせて切りそろえられ、前記ガイドテープ４３の他端が前記引き剥がし部４２１の辺に合わせて切りそろえられる。

本考案の設計により、モニター保護シート４の実際の大きさに基づき剥離フィルム４２上のガイドテープ４３の数量を設定することができ、即ち、表面積が大きいモニター保護シート４は１本以上のガイドテープ４３が必要となり、剥離フィルム４２を複数の順次剥がすことができるブロックに分割する。例えば、前記モニター保護シート４の表面積が小さいときは、前記剥離フィルム４２の中間部分にガイドテープ４３を設置し（図８に示す）、前記引き剥がし部４２１は前記ガイドテープ４３の両側に対応する箇所にそれぞれ切り込み線４２２を入れるか、ガイドテープ４３を前記剥離フィルム４２の左または右のどちらか片側部分に設置し（左、右両側部分にそれぞれガイドテープ４３を設置してもよい、図には示さない）、前記ガイドテープ４３に対応する引き剥がし部４２１の内側箇所に切り込み線４２２を入れる（図１２、図１３に示す）。前記モニター保護シート４の表面積が大きいときは、前記剥離フィルム４２の中間部分に２本のガイドテープ４３を設置することができ、前記剥離フィルム４２を３つのブロックに分割し、前記引き剥がし部４２１は前記ガイドテープ４３の両側に対応する箇所にそれぞれ切り込み線４２２を入れる（図１４に示す）。上述の切り込み線４２２は、使用者がより便利に前記引き剥がし部４２１と一緒に貼り合わされているガイドテープ４３を引き剥がすことができるようにするものであり、前記切り込み線４２２は図１５に示すようにＶ字状の切口４２３としてもよいが、このＶ字状の切口４２３は最良の実施例として示したものであり、本考案の切口はこの形状に限られないものとする。

さらに、使用時には（図８を例とする）、切り込み線４２２を介してまず前記引き剥がし部４２１及び一緒に貼り合わされているガイドテープ４３を引き剥がすが、前記ガイドテープ４３と剥離フィルム４２が一体として貼り合わされているため、前記ガイドテープ４３の両側に間接的に分割線が形成され、左右両側の残り部分の剥離フィルム４２は完全なブロックとして維持され、さらに中間部分の剥離フィルム４２が剥がされた保護シート４１をモニター３上に対応させて貼り付け（図１０に示す）、最後に左右両側の残りの剥離フィルム４２をそれぞれ剥がす（図１１に示す）。

これにより、ガイドテープ４３を利用して一部の剥離フィルム４２を分割して剥がすことができ、従来のモニター保護シート上に線や埃が残るという欠点を改善することができる。同時に、引き剥がし部を指で引くことができるため、使用者が直接保護シート上に触れることがなく、指紋が付着することがない。さらに、前記保護シートはブロックごとにモニター上に貼り付けることができるため、空気が残留し気泡を形成するのを防ぐことができ、指紋、埃の付着をそれぞれ防ぐことができるだけでなく、気泡の発生も防ぐ効果が得られる。

上述のように、本考案のモニター保護シートの設計は、これまでにない初めての応用であり、その構成は簡単で実用的であり、実用性と進歩性を備えているだけでなく、合理的な実用新案の創作であるため、法に基づきここに実用新案登録を出願するものである。

従来のモニター保護シートの分解図である。 図１のモニター保護シートの立体図である。 従来の別のモニター保護シートの分解図である。 図３のモニター保護シートの立体図である。 図３のモニター保護シートの使用状態参考図１である。 図３のモニター保護シートの使用状態参考図２である。 本考案の分解図である。 本考案の立体図である。 本考案の使用状態図１である。 本考案の使用状態図２である。 本考案の使用状態図３である。 本考案のガイドテープの貼り付け位置の実施例１を示す平面図である。 本考案のガイドテープの貼り付け位置の実施例２を示す平面図である。 本考案のガイドテープの貼り付け位置の実施例３を示す平面図である。 本考案の切口の実施例を示す平面図である。

符号の説明

１ モニター保護シート
１１ 保護シート
１１１ 粘着面
１２ 剥離フィルム
２ モニター保護シート
２１ 保護シート
２１１ 粘着面
２２ 剥離フィルム
２２１ 引き剥がし片
２２２ 分割線
３ モニター
４ モニター保護シート
４１ 保護シート
４１１ 粘着面
４２ 剥離フィルム
４２１ 引き剥がし部
４２２ 切り込み線
４２３ 切口
４３ ガイドテープ

Claims (8)

1. 少なくとも保護シートと、剥離フィルムと、ガイドテープを含み、前記保護シートは一面が粘着層を備えた粘着面であり、前記剥離フィルムは、前記保護シートの粘着面上を覆って設置され、且つ、前記剥離フィルムの面積は前記保護シートの面積より大きいものとし、前記剥離フィルムの片側を前記保護シートの粘着面から突出させ、引き剥がし部を形成すると共に、前記ガイドテープは前記剥離フィルム上に対応して貼り付けられ、前記ガイドテープの一端が前記剥離フィルムの片側の辺に合わせて切りそろえられ、前記ガイドテープの他端が前記引き剥がし部の辺に合わせて切りそろえられた、モニター保護シート。
2. 前記引き剥がし部の前記ガイドテープの片側に対応する箇所に切り込み線を設けた、請求項１に記載のモニター保護シート。
3. 前記引き剥がし部の前記ガイドテープの両側に対応する箇所にそれぞれ切り込み線を設けた、請求項１に記載のモニター保護シート。
4. 前記剥離フィルム上に２つのガイドテープを設けた、請求項１に記載のモニター保護シート。
5. 前記引き剥がし部の前記ガイドテープの片側に対応する箇所に切り込み線を設けた、請求項４に記載のモニター保護シート。
6. 前記引き剥がし部の前記ガイドテープの両側に対応する箇所にそれぞれ切り込み線を設けた、請求項４に記載のモニター保護シート。
7. 少なくとも前記引き剥がし部の前記ガイドテープの片側に対応する箇所にＶ字状の切口を設けた、請求項１または４に記載のモニター保護シート。
8. 前記剥離フィルムがポリプロピレン（ＰＰ）、延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ）またはリン酸トリフェニル（ＴＰＰ）のうちのいずれかの材質とすることができる、請求項１に記載のモニター保護シート。

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