JP3124099B2 - 撮像装置用照明装置 - Google Patents

撮像装置用照明装置

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JP3124099B2 JP04030173A JP3017392A JP3124099B2 JP 3124099 B2 JP3124099 B2 JP 3124099B2 JP 04030173 A JP04030173 A JP 04030173A JP 3017392 A JP3017392 A JP 3017392A JP 3124099 B2 JP3124099 B2 JP 3124099B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮像装置用照明装置に関
するものであり、特に、撮像装置による撮像対象部材の
投影像と表面像との両方の取得を可能とする照明装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮像装置用照明装置は、例えば、電子部
品をプリント基板に装着する電子部品装着装置におい
て、撮像装置であるCCDカメラによって電子部品の本
体やリードの像を取得する場合に使用される。それら本
体やリードの像をそれぞれ基準となる像と比較して部品
吸着ノズルによる電子部品の保持姿勢誤差やリードの曲
がり等を求め、保持姿勢の誤差を修正してプリント基板
に精度良く装着し、あるいは不良な電子部品の装着をや
めるなど、適宜の処理を行うために撮像装置により電子
部品を撮像するのであり、その際、照明装置により電子
部品の本体やリードを照明する必要があるのである。こ
のように電子部品等の撮像対象部材を撮像する場合、照
明装置を複数の波長の光を発するものとすることが必要
な場合がある。フラットパッケージ型電子部品およびP
LCC(Plastic Leaded Chip Carrier)型電子部品の像
を撮像する場合がその一例である。このような電子部品
の像を撮像する場合、リードの像に基づいて電子部品の
保持姿勢誤差やリードの曲がりを求めるのであるが、電
子部品の表面の光沢や凹凸の影響を受けることなく、正
確な像を得るためには投影像を取得することが望まし
い。投影像を取得する場合には、特開平2−22495
1号公報に記載されているように、CCDカメラ側に紫
外線を照射するリングランプを設けるとともに、CCD
カメラには可視光線のみの透過を許容するフィルタを設
け、また、部品吸着ノズルには紫外線を吸収して可視光
線を照射する螢光面を設け、リングランプにより照射さ
れた紫外線を可視光線に変換して電子部品に照射し、そ
の投影像を形成してCCDカメラが撮像するようにされ
ている。CCDカメラにはフィルタを通して可視光線の
みが入光し、電子部品や周辺部材により反射された紫外
線が入光することがなく、電子部品の像を鮮明に得るこ
とができるのである。しかし、電子部品の本体の側面か
らリードが外向きにかつ水平に延び出させられたフラッ
トパッケージ型電子部品の場合には投影像を得ることが
できるが、PLCC型電子部品の場合には投影像を取得
することができない。この電子部品のリードは、本体の
側面から延び出させられるとともに先端が内向きにJ字
形に曲げられ、本体の外周縁より内側に位置するように
されており、本体とリードとが電子部品の軸線方向にお
いて重なっているからである。そのため、PLCC型電
子部品については電子部品のリードがある側から可視光
線を照射し、その反射光によって形成される表面像を撮
像して電子部品の像を取得するようにされており、この
ように2種類の電子部品の像を得るために紫外線と可視
光線との2種類の波長の光が必要なのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに2種類の波長の光を照射する場合、従来の照明装置
においては可視光線を照射する光源と紫外線を照射する
光源との2種類の光源が設けられていたため、装置が大
形となり、コストが高くなる問題があった。この問題
は、電子部品以外の電子回路構成部材を始めとする種々
の撮像対象部材の投影像と表面像との両方を撮像装置に
よって取得する場合にも同様に生ずる。 本願発明は、
像対象部材の投影像と表面像とを取得する撮像装置用照
明装置であって、1個の光源で波長が異なる2種類の光
を択一的に照射することができる照明装置を提供するこ
とを課題として為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る撮
像装置用照明装置は、上記の課題を解決するために、
(a)照射された光を吸収してその光の波長とは異なる
波長の光を発する波長変換発光体と、(b)撮像対象部
材に対して波長変換発光体とは反対側に設けられ、波長
変換発光体により吸収され、異なる波長の光に変換され
る光と、前記撮像対象部材が反射し得る光とを含む広い
範囲の波長の光を放射する光源と、(c)その光源と、
前記波長変換発光体および撮像対象部材との間に設けら
れ、波長変換発光体が吸収する波長の光の透過を許容す
る状態と、撮像対象部材が反射する波長の光の透過を許
容する状態とに切り換わるフィルタ装置とを含むように
構成される。請求項2に係る撮像装置用証明装置におい
ては、前記光源が紫外線と可視光線とを含む光を放射す
るものとされ、前記波長変換発光体が紫外線を吸収して
可視光線を発するものとされる。 請求項3に係る撮像装
置用証明装置は、各一端において前記光源の光を受け、
各他端が前記波長変換発光体および撮像対象部材に向か
って光を放射する多数の光ファイバの集合体を含むもの
とされる。 請求項4に係る撮像装置用証明装置は、前記
光源と、前記波長変換発光体および撮像対象部材との間
に設けられ、光源からの光の波長変換発光体および撮像
対象部材への通過を許容するとともに、波長変換発光体
または撮像対象部材からの光を反射するハーフミラーを
含むものとされる。
【0005】
【作用】請求項1の発明に係る照明装置においては、波
長変換発光体が発する光により撮像対象部材の投影像が
形成され、撮像対象部材が反射する光によって表面像が
形成される。したがって、フィルタ装置は、撮像対象部
材の投影像を撮像する場合には、波長変換発光体により
吸収されて異なる波長の光に変換される光の透過を許容
する状態に切り換えられ、表面像を撮像する場合には撮
像対象部材が反射し得る波長の光の透過を許容する状態
に切り換えられる。なお、波長変換発光体に照射される
光が撮像対象部材に当たって反射しても、投影像を形成
する光とは波長が異なるため、投影像のみを取り出すこ
とができる。また、撮像対象部材に照射される光が波長
変換発光体に当たって反射しても、撮像対象部材からの
反射光と同じではなく、撮像対象部材の表面像のみを得
ることができる。請求項2の発明に係る照明装置におい
ては、投影像の取得時には波長変換発光体により紫外線
から変換された可視光線によって撮像対象部材が背後か
ら照明され、表面像の取得時には光源からの可視光線に
よって撮像対象部材の表面が照明される。いずれの場合
でも撮像装置は可視光線に基づいて撮像を行うことにな
る。 請求項3の発明に係る照明装置においては、光源の
光が光ファイバの集合体によって導かれるため、光源の
配設位置の自由度が大きくなる。請求項1において「撮
像対象部材に対して波長変換発光体とは反対側に設けら
れ、・・・光を放射する光源」とは、「光の経路上にお
いて撮像対象部材に対して波長変換発光体とは反対側」
という意味であって、「直線上において波長変換発光体
とは反対側」という意味ではないのである。 請求項4の
発明に係る照明装置においては、ハーフミラーが、光源
からの光が撮像対象部材や波長変換発光体に向かうこと
は許容し、撮像対象部材や波長変換発光体からの光は反
射する。撮像対象部材や波長変換発光体と、ハーフミラ
ーとの間においては、両方向の光が共通の経路をたどる
のであるが、撮像対象部材の像を形成する光はハーフミ
ラーにより反射されて経路を変えられるのである。し
がって、その変えられた経路上に撮像装置を配設すれ
ば、撮像対象部材を撮像することができる。
【0006】
【発明の効果】このように請求項1の発明によれば、フ
ィルタ装置の切換えにより1個の光源で2種類の波長の
光を択一的に照射することができ、撮像対象部材の投影
像および表面像を撮像する撮像装置用の照明装置を簡単
にかつ安価に構成することができる。請求項2の発明に
よれば、投影像と表面像との両方を可視光線に基づいて
撮像することができる。 請求項3の発明によれば、光源
の配設位置の自由度が大きくなり、電子部品装着装置等
の設計が容易となる。 請求項4の発明によれば、撮像対
象部材や波長変換発光体の照明と、撮像対象部材の撮像
とを同じ方向から行いつつ、照明装置と撮像装置との干
渉を容易に回避することができる。
【0007】
【実施例】以下、フラットパッケージ型電子部品および
PLCC型電子部品の像を撮像する撮像装置用照明装置
に請求項1および2の発明を適用した場合の実施例を図
面に基づいて詳細に説明する。図6には、撮像対象部材
としてのフラットパッケージ型電子部品1(電子部品1
と略称する)が示されている。この電子部品1の本体2
は薄い直方体状を成し、その2つの側面からそれぞれ複
数本ずつのリード3が外向きに延び出させられている。
これらリード3は、本体2に平行に延び出させられた
後、曲げられ、更に本体2に平行に曲げられている。ま
た、図5には、別の撮像対象部材であるPLCC型電子
部品10(以下、電子部品10と略称する)が示されて
いる。この電子部品10の本体12は薄い直方体状を成
し、その4つの側面からそれぞれ複数本ずつのリード1
4が延び出させられている。これらリード14の各先端
は内向きにJ字形に曲げられ、その先端は本体12の外
周縁より内側に位置させられている。
【0008】電子部品1,10は、図3に示す部品装着
ヘッド20により図示しないプリント基板に装着され
る。台板22により回転可能に支持されたインデックス
テーブル24には、複数の部品装着ヘッド20が等角度
間隔に昇降可能に支持されるとともに、その上端部に取
り付けられた図示しないローラによって円筒カム26の
カム溝(図示省略)に嵌合されており、インデックステ
ーブル24が間欠回転させられることにより、部品吸着
ヘッド20は部品供給位置,部品姿勢検出位置,部品姿
勢修正位置,部品装着位置等に順次移動させられる。
【0009】部品装着ヘッド20はノズル保持体28に
より保持された3個の吸着ノズル30(図には1個のみ
示されている)を有しており、ノズル保持体28が図示
しない回転駆動装置によって回転させられることによ
り、3個の吸着ノズル30が電子部品1,10を吸着す
る吸着位置に択一的に位置決めされる。吸着ノズル30
の本体34は、ノズル保持体28に昇降可能に嵌合され
るとともにスプリング36によって上方に付勢されてい
る。また、本体34には吸着管38が軸方向に相対移動
可能に嵌合されるとともに、図示しないスプリングによ
って本体34から下方に突出する向きに付勢されてい
る。この吸着管38はバキュームによって電子部品1,
10を吸着するものであり、その本体34からの突出部
には発光板40が取り付けられている。発光板40の吸
着管38に吸着された電子部品1,10に対向する下面
には螢光塗料が塗布され、紫外線を吸収して可視光線を
発する発光面42とされている。発光板40が波長変換
発光体を構成しているのである。
【0010】上記部品姿勢検出位置には、撮像装置48
(図3参照)および照明装置50(図1参照)が設けら
れている。以下、各装置48,50について説明する。
撮像装置48は、視野が広い大視野カメラ52および視
野が狭い小視野カメラ54を備えている。これらカメラ
52,54はCCDカメラであり、可視光線の透過を許
容し、紫外線の透過を阻止するフィルタが設けられてお
り、台板22のインデックステーブル24の半径方向の
延長線上の位置に並んで下向きに設けられている。カメ
ラ52,54はそれぞれ撮像倍率が異なり、大視野カメ
ラ52は倍率は小さいが視野が広いものであり、小視野
カメラ54は倍率は大きいが視野が狭いものであって、
電子部品1,10の大きさに応じて使い分けられる。
【0011】撮像装置48はまた、プリズムボックス6
0を備えている。プリズムボックス60のケーシング6
2内には、吸着位置に位置決めされた吸着ノズル30の
下方の位置にハーフミラー64が設けられ、電子部品
1,10側からと反対側とからそれぞれ照射される光の
一部の透過を許容し、一部の光を反射するようにされて
いる。また、大視野カメラ52に対向してハーフミラー
66が設けられ、ハーフミラー64により反射された光
の一部を反射して大視野カメラ52に入光させるように
されている。さらに、小視野カメラ54に対向して全反
射ミラー68が設けられ、ハーフミラー66を透過した
光を反射して小視野カメラ54に入光させるようになっ
ている。
【0012】照明装置50は、発光体70を備えてい
る。発光体70は、プリズムボックス60の下側に吸着
位置に位置決めされた吸着ノズル30と同心状に設けら
れている。発光体70のケーシング72は図4に示すよ
うに円形を成し、その内部には多数の光ファイバ74の
一端部が上向きに固定されるとともに、開口には拡散板
76が設けられ、光ファイバ74が発する光を拡散する
ようにされている。これら光ファイバ74の他端部はチ
ューブ77内に一つにまとめられるとともに、図1に示
すように光源としての水銀ランプ78に対向させられて
いる。
【0013】水銀ランプ78が発射する光は、集光レン
ズ80によって集光されるとともに、フィルタ装置82
により透過を許容された光のみが光ファイバ74の他端
に入光する。フィルタ装置82は、集光レンズ80と光
ファイバ74の他端との間に集光レンズ80の光軸と直
交する方向に移動可能に設けられたスライダ84を有す
る。このスライダ84には紫外線の透過は許容するが可
視光線の透過を阻止する紫外線透過フィルタ86と、可
視光線の透過は許容するが、紫外線の透過は阻止する可
視光線透過フィルタ88とがスライダ84の移動方向に
並んで設けられている。また、スライダ84には、図2
に示すようにそれの移動方向と直角に延びる切欠90が
形成されるとともに、ロータリソレノイド92によって
回動させられるリンク94の一端部に突設されたピン9
6が嵌入させられている。したがって、リンク94がロ
ータリソレノイド92によって回動させられるとき、ス
ライダ84が移動させられ、紫外線透過フィルタ86と
可視光線透過フィルタ88とが水銀ランプ78と対向す
る作用位置に択一的に位置決めされる。
【0014】以上のように構成された電子部品装着装置
において、吸着位置に位置決めされた吸着ノズル30が
部品供給位置において電子部品1または10を吸着した
後、部品姿勢検出位置において電子部品1または10の
保持姿勢が検出される。保持姿勢は、吸着ノズル30が
部品姿勢検出位置に停止した状態で検出される。検出さ
れるのが電子部品1である場合には、紫外線透過フィル
タ86が作用位置に位置決めされ、水銀ランプ78が発
する光のうち、紫外線のみが光ファイバ74に入光し、
発光体70から電子部品1に向かって照射される。この
光はハーフミラー64を透過した後、発光面42により
吸収されて可視光線に変換され、電子部品1に照射され
てそれの投影像を形成する。
【0015】この投影像を形成する光はハーフミラー6
4により反射され、その一部はハーフミラー66により
反射されて大視野カメラ52に入光し、残りは全反射ミ
ラー68により反射されて小視野カメラ54に入光す
る。それぞれのカメラ52,54において電子部品1の
本体2の像が取得されるのであるが、いずれのカメラ5
2,54により取得された像により保持姿勢誤差を検出
するかは、電子部品1の大きさに応じて予め設定されて
いる。そして、取得された電子部品1の像と基準となる
像とが比較されて水平位置誤差ΔX,ΔYおよび回転位
置誤差(垂直軸線まわりの回転角度誤差)Δθが算出さ
れる。算出後、部品姿勢修正位置において吸着ノズル3
0が自身の軸線まわりに回転させられて回転位置誤差Δ
θが修正されるとともに、プリント基板のX軸方向およ
びY軸方向の各移動距離の修正により水平位置誤差Δ
X,ΔYが修正され、電子部品1はプリント基板に適正
な姿勢で精度良く装着される。また、リード3に曲がり
やねじれ等があり、プリント基板に装着できないような
場合にはその電子部品1を廃却する等、適宜の処理が為
され、不良なプリント基板の発生が回避される。
【0016】また、検出されるのが電子部品10である
場合には、可視光線透過フィルタ88が作用位置へ位置
決めされる。それにより水銀ランプ78が発する光のう
ち、可視光線のみが光ファイバ74に入光し、発光体7
0からハーフミラー64を透過して電子部品10のリー
ド14の先端が位置する側の表面に照射され、反射され
て表面像が形成される。この表面像を形成する光はハー
フミラー64,66,全反射ミラー68により反射され
て大視野カメラ52および小視野カメラ54により撮像
され、いずれか一方のカメラが撮像した像と基準となる
像とが比較されて水平位置誤差ΔX,ΔYおよび回転位
置誤差Δθが算出される。算出後、部品姿勢修正位置に
おいて吸着ノズル30が自身の軸線まわりに回転させら
れて回転位置誤差Δθが修正されるとともに、プリント
基板のX軸方向およびY軸方向の各移動距離の修正によ
り水平位置誤差ΔX,ΔYが修正され、電子部品10は
プリント基板に適正な姿勢で精度良く装着される。ま
た、リード14に曲がりやねじれ等があり、プリント基
板に装着できないような場合にはその電子部品10を廃
却する等、適宜の処理が為され、不良なプリント基板の
発生が回避される。
【0017】このように本実施例の照明装置によれば、
フィルタ装置82のフィルタ86,88の切換えにより
1個の水銀ランプ78により紫外線と可視光線との両方
を照射することができ、装置を簡単にかつ安価に構成す
ることができる。また、電子部品1,10には発光体7
0によって光を照射するようにされており、広い面積で
均一な光を照射することができる。光源の光を発光面4
2や電子部品1,10に直接照射する場合には、その光
源の形状によって照射面積や照射形状が限定されるのに
対し、発光体70を介して光を照射するようにすれば、
照射面積や形状等を自由に設定することができ、十分な
光を照射することができるのである。このように広い面
積で均一な光を照射し得る発光体70を設けることがで
きるのは、光源を1個設けるのみで済み、部品姿勢検出
位置に位置決めされた吸着ノズル30の下方の構成が容
易になるからである。紫外線および可視光線をそれぞれ
別々の光源によって照射する場合には、部品姿勢検出位
置の吸着ノズル30の下方に光源あるいは発光体を2個
設けることが必要であり、それらを互の光の照射を妨げ
ることがない形状とし、また、配設位置も制限されるの
に対し、本実施例におけるように光源が1個で済む場合
には、吸着ノズル30の下方の構成の自由度が増し、十
分な量の光を照射する発光体70を設けることができる
のである。さらに、光源近傍の構成が簡単となり、光源
の交換を容易に行うことができる効果も得られる。さら
にまた、紫外線と可視光線とを別々の光源によって照射
する場合、紫外線ランプの点灯には時間がかかるため、
紫外線ランプを常時点灯させておくことが必要であって
無駄であり、また、常時螢光面が可視光線を発している
ため、画像処理に悪影響を及ぼす恐れがあるが、1個の
光源が発する光の波長の選択により紫外線と可視光線と
を照射する場合には無駄がなく、また、余分な光が照射
されて画像処理に悪影響を及ぼすことがない。また、本
実施例においては、投影像と表面像とがいずれも可視光
線によって形成されるようになっているため、それら像
を撮像するカメラは可視光線に感光する1種類のものを
使用すればよく、撮像装置を簡単に構成することができ
る。
【0018】
【0019】また、上記実施例においては、波長変換発
光体は紫外線を吸収して可視光線を発し、撮像対象部材
の投影像および表面像がいずれも可視光線によって形成
されるようになっていたが、他の波長の光によって形成
されるようにしてもよく、投影像と表面像とがそれぞれ
異なる波長の光によって形成されるようにしてもよい。
【0020】さらに、上記実施例においてはフラットパ
ッケージ型電子部品1やPLCC型電子部品10の像を
撮像する場合を例に取って説明したが、リードが本体の
表面に垂直にかつ格子状に配置されているピングリッド
アレイ(PGA)型の電子部品等、他のタイプの電子部
品の撮像、あるいは電子部品以外の部材の投影像および
表面像の撮像に使用される照明装置に請求項1の発明を
適用することができる。
【0021】さらに、上記実施例においてカメラは2台
設けられており、電子部品1,10の寸法に応じて使い
分けられるようになっていたが、これは不可欠ではな
く、大視野カメラを1台設けるのみでもよい。
【0022】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2の発明の一実施例である照明
装置を示す正面図(一部断面)である。
【図2】上記照明装置を示す側面図である。
【図3】上記照明装置を備えた電子部品装着装置の一部
を示す正面図(一部断面)である。
【図4】上記照明装置を構成する発光体を示す平面図
(一部切欠)である。
【図5】上記電子部品装着装置によりプリント基板に装
着されるPLCC型電子部品を示す斜視図である。
【図6】上記電子部品装着装置によりプリント基板に装
着されるフラットパッケージ型電子部品を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 フラットパッケージ型電子部品 10 PLCC型電子部品 40 発光板 48 撮像装置 50 照明装置 78 水銀ランプ 82 フィルタ装置 86 紫外線透過フィルタ 88 可視光線透過フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−301711(JP,A) 特開 平2−224951(JP,A) 特開 平2−44203(JP,A) 特開 昭63−54000(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01N 21/84 - 21/958 H01L 21/64 - 21/66 H05K 13/00 - 13/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像対象部材の投影像と表面像とを取得
    する撮像装置用照明装置であって、 照射された光を吸収してその光の波長とは異なる波長の
    光を発する波長変換発光体と、 前記撮像対象部材に対して前記波長変換発光体とは反対
    側に設けられて、波長変換発光体により吸収され、異な
    る波長の光に変換される光と、前記撮像対象部材が反射
    し得る光とを含む広い範囲の波長の光を放射する光源
    と、その光源と、前記波長変換発光体および撮像対象部材と
    の間に設けられ、 波長変換発光体が吸収する波長の光の
    透過を許容する状態と、前記撮像対象部材が反射する波
    長の光の透過を許容する状態とに切り換わるフィルタ装
    置とを含むことを特徴とする撮像装置用照明装置。
  2. 【請求項2】 前記光源が紫外線と可視光線とを含む光
    を放射するものであり、前記波長変換発光体が紫外線を
    吸収して可視光線を発するものである請求項1に記載の
    撮像装置用照明装置。
  3. 【請求項3】 各一端において前記光源の光を受け、各
    他端が前記波長変換発光体および撮像対象部材に向かっ
    て光を放射する多数の光ファイバの集合体を含む請求項
    1または2に記載の撮像装置用照明装置。
  4. 【請求項4】 前記光源と、前記波長変換発光体および
    撮像対象部材との間に設けられ、光源からの光の波長変
    換発光体および撮像対象部材への通過を許容するととも
    に、波長変換発光体または撮像対象部材からの光を反射
    するハーフミラーを含む請求項1ないし3のいずれか一
    つに記載の撮像装置用照明装置。
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