JP3123938U - 障害児用把持機能訓練用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手が小さく握力の弱い障害児が主に把持訓練できるもので、発達段階に合わせて把持軸を太くして訓練できると共に、把持軸を長くすることにより障害児が困難とする持ち替えの訓練もでき、かつ、頭部に音の出る鈴等を設け、素材は凹凸状の生地や意図を編んだものを使用することにより聴覚や触覚を刺激し、脳の活性できる障害児用把持機能訓練用具を提供する。
【解決手段】 把持軸の上部に頭部を設けてなる障害児用把持機能訓練用具であって、把持軸の直径を約15mm〜約30mmとし、少なくととも2種類のサイズを設けてなることを特徴とする障害児用把持機能訓練用具。
【選択図】図1

Description

本考案は、握ることのできにくい障害児の障害児用把持機能訓練用具に関するものである。
従来の技術として、乳幼児用の握る玩具は、さまざまなものが考案されているが、握れることが前提に作られている。また、素材はパイル地や握る部分も大変やわらかい。そのほかは、プラスチック製でできた硬質素材のものが多い。さらに、持ち手部分がドーナツ型や太く短いスティック状に形成されている。さらにまた、持ち手部分に様々なパーツが付属しており、複雑な構造をしている。
よって、障害児には使いにくいのが現状である。
また、従来技術の特許文献として、第1握り部と、この第1握り部の左右端に一体に連結する第2握り部とからなり、全体として伸縮自在な弾性部材により形成される。第1握り部には、複数の指通し孔が設けられている。リハビリテーション用の使用では、握力の強化には第1握り部が使用される。指通し孔があるために、第1握り部の周方向の握りの位置を変えることにより、各人の能力に応じた使用ができる。第2握り部を両手で握り、第1握り部を曲げたり、ねじって使用し、手、腕、および胸の筋肉を強化できる。指通し孔に指を通す練習により、身体機能の回復訓練に使用できる。一方、健常者は同様の使用により、各部の筋肉のトレーニング用として使用できるものがある。(特許文献1参照)
さらに、別の従来技術として、手の握力により、空気を噴出する噴出孔口を設けた下部袋体の上部に、該噴出孔口から上部袋体へジェット流が噴出するように該上部袋体の下部を連結し、該ジェット流により浮遊する浮遊物体を該上部袋体内に入れたことを特徴とする訓練用玩具がある。(特許文献2参照)
特開平9−239066号公報 特開2004−24455号公報
上記前者は、リハビリテーション用に使用できるものであるが、大人を対象にしており、障害児には使用しにくいものである。
また、上記後者においても、握力の弱い障害児には使用しにくいものであり、把持機能等運動機能を改善するには問題がある。
本考案は、上記のような従来の構成が有する問題を解決するものであり、その目的は、手が小さく握力の弱い障害児が主に把持訓練できるもので、発達段階に合わせて把持軸を太くして訓練できると共に、把持軸を長くすることにより障害児が困難とする持ち替えの訓練もでき、かつ、頭部に音の出る鈴等を設け、素材となる凹凸状の生地や糸を編んだものを使用することにより聴覚や触覚を刺激し、脳の活性できる障害児用把持機能訓練用具を提供するものである。
本考案は、上記目的を達成するため、把持軸の上部に頭部を設けてなる障害児用把持機能訓練用具であって、把持軸の直径を約15mm〜約30mmとし、少なくととも2種類のサイズを設けてなる。
把持軸の長さを、約120mm〜約190mmとし、少なくとも2種類のサイズを設けてなる。
頭部の長さと把持軸の長さの比を1対2〜4とする。
頭部内に、音の出る音出具を設けてなる。
素材を、表面凹凸状に形成してなる。
把持軸に、手や足を設け人形の形に形成してなる。
少なくとも把持軸に模様を設け、濃淡をハッキリ表してなることを特徴とする。
1)、把持軸の直径を約15mm〜約30mmとし、少なくとも2種類のサイズを設けることにより、握る機能が発達していない障害児にとって、把持軸の直径(外径)を2サイズ以上設けることにより、障害児の発達段階に応じて、必要なサイズにて訓練できる効果がある。
2)、把持軸の長さを約120mm〜約190mmとし、少なくとも2種類のサイズを設けることにより、持ち替えの訓練において、障害児の発達段階に応じて、長いサイズを与え、最終的には長いサイズの持ち替えができるようになり、そして、どんなものでも持ち替えできるようになる。
3)、頭部の長さと把持軸の長さの比を1対2〜4とすることにより、障害児が持って訓練するのに適当である。
4)、音出具を設けることにより、合わせて聴覚機能の発達を促すものである。
5)、素材を、表面凹凸状に形成することにより、触覚刺激を与え、脳の活性化(α波を多く出す)に効果を有する。
6)、把持軸に、手や足を設けることにより、口にくわえたりし、口腔機能の刺激となり、口腔機能の発達を促す。
7)、少なくとも把持軸に模様を設け、コントラストの強い柄等を設けることにより、視覚刺激を与え、視覚機能の発達を促す。
考案の実施するための最良の形態
1は、障害児用把持機能訓練用具である。
2は、把持軸で、直径Kを約15mm〜約30mmで、発達段階で例えば15mm・20mm・25mm・30mm等の4つのサイズを設けるのがベターである。
また、長さL1を約120mm〜約190mmとし、例えば120mm、140mm、160mm、180mm等の4つのサイズを設けるのがベターであり、芯材として例えばポリエステル系の綿をある程度の硬さで詰めている。
3は、頭部で、キャラクター(例えばウサギやパンダ等)をデザインした形態で、内部に鈴等の音の出る音出具4を設けてなり、長さL2を長さL1の1/2〜1/4(1対2〜4)とするものである。
なお、各部位の素材は、糸をこま編みにしたものやエンボス加工をした布等、表面凹凸状に形成してなるものを使用することが望ましい。
また、各部位の表面に濃淡をハッキリ表した模様Mを設けるのが望ましい。
次に別の実施例障害児用把持機能訓練用具21を説明する。
障害児用把持機能訓練用具21は、上記障害児用把持機能訓練用具1と同様な形態で、把持軸22に手22aや足22bを設け、人形の形に形成してなるものである。
作用
上記の障害児用把持機能訓練用具1・21の使用例について説明する。
障害児の多くは、1つの物に慣れるまで、とても時間がかかる。自分の中に新しいものを受け入れることがなかなかできない。
そのため、ステップ1の障害児用把持機能訓練用具1をようやく受け入れたとし、その次のステップ2で太さ形(障害児用把持機能訓練用具21)を変えていくわけだが、全くすべてを変えるのではなく、ステップ1とステップ2の共通点が多ければ多いほど、障害児も受け入れがしやすくなる。自分の持っている情報のプラスアルファなら怖がらず、好奇心も少し出て受け入れやすくなる。
障害児の場合は、このような丁寧なケアが機能獲得の大切なポイントである。
▲1▼握る訓練
まずは、障害児用把持機能訓練用具1の把持部2を握る練習から始め、握れるようになったら、次のステップ(障害児用把持機能訓練用具21)として太さや形を変えていく。
障害児用把持機能訓練用具21には手22a・足22bがついているので、いろいろな部分を握って楽しめる。例えば、右手で手部分を持ち、左手で足を持つなど、口に手部分をくわえ、足や胴体を持ってひっぱったりして楽しめる。
なお、障害児の中には、緊張が大変強いお子さんがいて(いつも手を強く握りしめているお子様)、その場合、何かを持たせて握らせると、体の緊張が多少緩むことがある。そのためにも、この人形を握らせてあげるとよい。(細く長いから握らせるのにちょうどよい)
▲2▼振って音(音出具4)を楽しみ、聴覚刺激を与える。
▲3▼触って生地(素材)の凹凸感や、編みのでこぼこの特別な触覚刺激を与える。
▲4▼見た目にもカラフルで、コントラストの強い柄で視力の弱い障害児でも捉えやすい色彩に工夫。キャラクターの目は特に大事で大きくしひきつけやすくしてある。
▲5▼くわえて口腔内への刺激
歯がためなどシリコン製・プラスチック製など市販のものがよくあるが、口の機能が未発達な障害児(口から物が食べられない子、えん下がうまくできない子など)は、口全般が過敏すぎる傾向が強いため、まずは、刺激のやさしい物から、過敏をやわらげる訓練が必要となる。初めは、お母さんの指から始め、自分で指しゃぶりができるようになった子は、物を口に入れるようになるが、普通の子供のように何でもということにはいかないので、本考案のように、生地や編み物でできたものはやわらかく、細い(お母さんの指くらいの太さ)ため、(特に商品の手足部分、耳など)口腔内へ取り込みやすく、同時に刺激を与えることができる。
▲6▼ステップ1(障害児用把持機能訓練用具1)、ステップ2(障害児用把持機能訓練用具21)を握れたり、持ち替えがスムーズにできるようになれば、次のステップとしてようやく市販の握る玩具に移行することができる。
ここが一番のポイントで、このように、市販の握る玩具を持つためには、障害児の場合、少しずつのステップアップとその時(発達状態)に適切な握る訓練用具が必要である。
その積み重ねを確実に時間をかけてやることで、握るという機能を獲得でき、同時に、握る機能以外の発達面も上昇し、世界が広がる。
なお、上記各実施例において、各部位の材質、模様や重さは特に限定するものではない。
本考案の第1実施例を示す障害児用把持機能訓練用具の正面図。 本考案の第1実施例を示す障害児用把持機能訓練用具の側面図。 本考案の第2実施例を示す障害児用把持機能訓練用具の正面図。
符号の説明
1−−−障害児用把持機能訓練用具
2−−−把持軸
22a−手
22b−足
3−−−頭部
4−−−音出具
K−−−直径
L−−−長さ
M−−−模様

Claims (7)

  1. 把持軸の上部に頭部を設けてなる障害児用把持機能訓練用具であって、把持軸の直径を約15mm〜約30mmとし、少なくととも2種類のサイズを設けてなることを特徴とする障害児用把持機能訓練用具。
  2. 把持軸の長さを、約120mm〜約190mmとし、少なくとも2種類のサイズを設けてなることを特徴とする請求項1記載の障害児用把持機能訓練用具。
  3. 頭部の長さと把持軸の長さの比を1対2〜4とすることを特徴とする請求項1又は2記載の障害児用把持機能訓練用具。
  4. 頭部内に、音の出る音出具を設けてなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の障害児用把持機能訓練用具。
  5. 素材を、表面凹凸状に形成してなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の障害児用把持機能訓練用具。
  6. 把持軸に、手や足を設け人形の形に形成してなることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の障害児用把持機能訓練用具。
  7. 少なくとも把持軸に模様を設け、濃淡をハッキリ表してなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の障害児用把持機能訓練用具。
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