JP3123928B2 - 磁気抵抗効果ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果ヘッド

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JP3123928B2 JP08200875A JP20087596A JP3123928B2 JP 3123928 B2 JP3123928 B2 JP 3123928B2 JP 08200875 A JP08200875 A JP 08200875A JP 20087596 A JP20087596 A JP 20087596A JP 3123928 B2 JP3123928 B2 JP 3123928B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気抵抗効果ヘッド
に関し、特に磁気記録媒体に書込まれた磁気的情報を、
磁気抵抗効果を利用して読出す磁気抵抗効果素子(以
下、MR(Magneto Resistive)素子
と称す)を備えた磁気抵抗効果へッド(以下、MRヘッ
ドと称す)に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の高密度化に伴い、狭
トラック幅、高線密度での記録再生に対応できる磁気ヘ
ッドとして、再生感度の高いMRヘッドが実用化され始
めている。MRヘッドにおいては、信号磁界に対して線
形応答出力に近付けるために、MR素子膜の高さ方向に
加える横バイアス磁界と、バルクハウゼンノイズを減ら
すために、MR素子膜のトラック幅方向に加える縦バイ
アスが必要である。
【0003】このような従来の代表的なMRヘッド素子
部は、例えば、特開平3―125311や特開平7―5
7223に開示されている。これらは、中心能動領域
と、その両側に隣接して設けられた2つの受動領域とか
ら構成されている。そして、その中心能動領域は、所定
の長さと幅を有し、軟磁性膜からなる横バイアス膜、中
間層非磁性膜及び磁気抵抗効果素子膜の三層が連続的に
形成された構成である。また、その両側に隣接して設け
られた受動領域は、永久磁石膜もしくは軟磁性膜、反強
磁性膜の順に積層されたものからなる縦バイアス部及び
電極から構成されている。
【0004】このように構成されたMRヘッド素子部
は、所定の絶縁層を介して一対のシールド磁性膜の間に
配設される。さらにMRヘッド素子部は、磁気媒体への
記録を行うインダクティブヘッドと組合わせた複合ヘッ
ドとして構成される。
【0005】この複合ヘッドについて図4を参照して説
明する。同図(a)には、MRヘッド素子部40とイン
ダクティブヘッドとから構成される複合ヘッドが示され
ている。図において、インダクティブヘッドは、コイル
48と、上ポール(磁気コア)41とを含んで構成され
ており、図示せぬ磁気媒体に情報の記録を行うものであ
る。
【0006】また、この複合ヘッドには、磁気を検出す
ることによって図示せぬ磁気媒体に記録されている情報
の再生を行うMRヘッド素子部40が設けられている。
MRヘッド素子部40とインダクティブヘッドとの間に
は磁気的影響を遮断するためのシールド42が設けられ
ている。さらに、MRヘッド素子部40を挟んでシール
ド43が設けられている。なお、これらシールド42と
シールド43との間は、一般に再生ギャップと呼ばれて
いる。
【0007】同図(b)は同図(a)中のB部を拡大し
た図である。同図に示されているように、MRヘッド素
子部40は、シールド42とシールド43との間に挟ま
れており、再生ギャップ近傍の磁気情報以外の磁気的影
響が遮断されている。
【0008】同図に示されているように、MRヘッド素
子部40は、中心能動領域2と、その両側に隣接して設
けられた2つの受動領域3とから構成されている。中心
能動領域2は、軟磁性膜からなる横バイアス膜、中間層
非磁性膜及び磁気抵抗効果素子膜の三層が連続的に形成
されて構成される。また、受動領域3は、永久磁石膜又
は軟磁性膜及び反強磁性膜の順に積層されたものからな
る縦バイアス部並びに電極から構成されている。
【0009】かかる構成からなるMRヘッド素子部40
において、2つの受動領域3の各電極にセンス電流を
流しておけば、磁界の強さに比例してMRヘッド素子膜
の抵抗値が変化する。これにより、図示せぬ磁気媒体に
記録されている情報を読出すことができるのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】通常、中央能動領域2
の膜厚は、各10〜30[nm]の横バイアス膜、中間
層非磁性膜、磁気抵抗効果素子膜の三層を加えた30〜
90[nm]となる。これに対して、受動領域3の膜厚
は、40〜60[nm]の縦バイアス手段と50〜15
0[nm]の電極を加えた90〜210[nm]とな
る。
【0011】このように、受動領域3の膜厚は中央能動
領域2に比べて大きいため、中央能動領域2のシールド
ギャップよりも両側の受動領域3のシールドギャップが
大きくなる。その結果、中央能動領域2の両端近傍のシ
ールドギャップが広がるという再生ギャップ変形を生じ
る。記録ヘッド部のギャップにも、このギャップ変形を
反映した変形が生じる。これらのギャップ変形は、比較
的トラック幅が広い場合、つまり、中央能動領域2の幅
が大きい場合は、あまり問題にならないが、狭トラック
化に伴い無視できなくなる。
【0012】このギャップ変形について図5を参照して
説明する。同図は記録媒体側から見た場合における複合
ヘッドの表面を示す図であり、上ポール41を含む記録
ヘッド部、MRヘッド素子部40等が示されている。な
お、同図において、図4と同等部分は同一符号により示
されている。
【0013】同図において、中央能動領域2は、軟磁性
膜からなる横バイアス膜5、中間層金属膜6、MR素子
膜7及び非磁性膜8の四層が連続的に形成されたもので
ある。一方、中央能動領域2を挟んでその両側に設けら
れた受動領域3は、下地膜9、永久磁石膜10、電極下
地膜11及び電極膜12の三層が連続的に形成されたも
のである。これら中央能動領域2及び受動領域3は下地
絶縁膜4上に形成される。なお、中央能動領域2及び受
動領域3並びにギャップ45及び46からなる部分は再
生ギャップ47と呼ばれる。
【0014】かかる構成からなる複合ヘッドは、基板4
9上に順に積層されることによって形成される。すなわ
ち、基板49上にシールド43が形成され、その上にギ
ャップ46が形成される。次に、上述したMRヘッド素
子部40が形成され、その上にギャップ45が形成され
る。さらに、シールド42、記録ギャップ44、上ポー
ル41が形成される。各ギャップ44、45及び46に
は、アルミナが用いられる。
【0015】この積層による形成の場合、中央能動領域
2の膜厚よりも受動領域3の膜厚が大きくなる。このた
め、ギャップ45には、中央能動領域2に接する部分に
比べて両側の受動領域3に接する部分のほうが大きくな
るという再生ギャップ変形が生じる。
【0016】上ポール41に接している記録ギャップ4
4にも、このギャップ変形を反映した変形が生じる。こ
れらのギャップ変形は、中央能動領域2の幅が小さい場
合、すなわち狭トラック幅の場合には無視できない。
【0017】このような再生ギャップ変形は、再生出力
波形の半値幅の増加となって現れ、再生分解能の低下原
因となる。一方、記録ギャップ44の変形は、記録遷移
(記録ビット境界)のトラック両端近傍に「曲がり」を
生じさせる。この「曲がり」により、オフトラックに対
する再生出力低下の度合いのリニヤリティ(直線性)が
損なわれ、オフトラックプロファイル非線形の一因とな
る。
【0018】ここで、これらの問題を解決するために
は、受動領域の膜厚を可能な限り薄くする必要がある。
電極膜厚は素子抵抗値が許す範囲で薄膜化が図られる。
一方、縦バイアス膜については、薄くすると縦バイアス
効果が弱くなり、バルクハウゼンノイズを抑えられなく
なるので、安易に薄くはできない。縦バイアス効果を維
持しつつ縦バイアス膜の膜厚をできるだけ薄くできる構
成が望まれる。
【0019】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は縦バイアス効
果を損なうことなく、ギャップ変形を低減できる構成の
狭トラックMRへッドを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気抵抗効
果ヘッドは、磁気媒体に記録された情報を検出する磁気
抵抗効果素子を含む中央能動領域と、この中央能動領域
に隣接して設けられ前記磁気媒体表面のトラック幅方向
のバイアス磁界を前記磁気抵抗効果素子に与える縦バイ
アス部を含む受動領域とを有する磁気抵抗効果ヘッドで
あって、前記受動領域の膜厚を中央能動領域の膜厚との
差が小さくなるように設定することができるように、
記受動領域は、前記中央能動領域と隣接する部分におい
て前記トラック幅方向に垂直な方向に一定の幅を有する
部分を含み、その幅が前記中央能動領域の幅よりも大で
あることを特徴とする。
【0021】このように、中央能動領域と受動領域とが
隣接する部分における磁気媒体表面に垂直な方向の長
さ、すなわち奥行きを長くすれば、縦バイアス磁界が減
ずることはないので、縦バイアス部の膜厚を薄くするこ
とができるのである。これにより、再生ギャップの変形
を防ぎ、さらには記録ギャップの変形も防ぐことができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】図1及び図2は本発明による磁気抵抗効果
ヘッドの第1の実施の形態を示す図であり、図1は磁気
抵抗効果ヘッド1のMR素子部を示す平面図、図2は図
1のA―A´部の概略断面図である。
【0024】図1に示されているように、MR素子部
は、先述したように、所定の絶縁層を介して、一対のシ
ールドの間に配設され、さらに磁気媒体への記録を行う
インダクティブヘッドと組み合わせた複合ヘッドとして
構成されるのが通常である。同図では、本願の特徴とな
るところを明確にするために、シールド及びインダクテ
ィブヘッドは省略し、MR素子部のみが示されている。
【0025】図1に示されているように、MR素子部
は、磁気記録媒体に書込まれた磁気的情報の感磁部に相
当する中央能動領域2と、その両側に隣接して形成され
た受動領域3とからなる。図1において、磁気媒体はx
―z平面上に位置することになり、中央能動領域2のx
方向の幅がトラック幅に相当する。
【0026】ここで、図2に示されているように、中央
能動領域2は、軟磁性膜からなる横バイアス膜5、中間
層金属膜6、MR素子膜7、非磁性膜8の四層が連続的
に形成されたものである。
【0027】この中央能動領域2は以下の工程により形
成することができる。すなわち、まず横バイアス膜5、
中間層金属膜6、MR素子膜7、非磁性膜8の四層を、
連続的にスパッタする。このスパッタ後、中央能動領域
相当部にレジストステンシルを形成する。そして、受動
領域相当部をミリングし、リフトオフする。このように
すれば、中央能動領域2が得られる。
【0028】このようにして形成された中央能動領域
の両側に受動領域3が形成されている。この受動領域3
は、永久磁石下地膜9、永久磁石膜10、電極下地膜1
1、電極膜12が順に形成されたものである。
【0029】永久磁石膜10は一方向(トラック幅方
向:+xもしくは−x方向)に着磁され、これから生じ
る縦バイアス磁界により、磁気抵抗効果素子7の単一ド
メイン化が達成され、バルクハウゼンノイズを抑えるこ
とができる。この縦バイアス磁界は、永久磁石膜10の
膜厚が薄くなるにつれて小さくなる。このため、従来
は、安易に永久磁石膜10の膜厚を薄くすることができ
なかった。
【0030】これに対し本実施の形態おいては、受動
領域に形成された縦バイアス部である永久磁石膜10
は、能動領域2のMR素子膜7に隣接する部位の幅H2
が、磁気抵抗効果素子の高さ方向の幅H1より大きくな
っている。つまり、中央能動領域2と受動領域3とが隣
接する部分における磁気媒体表面に垂直な方向の長さ、
すなわち奥行きを長くするのである。
【0031】このように、永久磁石膜10の幅を広くす
れば、たとえ永久磁石膜10の膜厚を薄くしても縦バイ
アス磁界が減ずることはない。よって、永久磁石膜10
の膜厚を薄くすることができるのである。
【0032】具体的には、MR素子膜7の高さ方向の幅
H1の1.5〜2[μm]に対して、永久磁石膜10の
幅H2を2.5〜5[μm]とすることにより、永久磁
石膜10の膜厚を従来よりも2〜3割薄くすることがで
きる。なお、MR素子7に対する横バイアスは、従来と
同様のSAL(Soft Adjacent Laye
r)バイアスにより、発生される。
【0033】ここで、永久磁石膜10としては厚さ10
〜50[nm]のCoPt、CoPtMo、その下地膜
9は不用の場合もあるが、厚さ1〜10[nm]のC
r、Tiが用いられる。MR素子膜7としては、厚さ5
〜40[nm]のNi―Fe、Ni―Fe―Coが用い
られ、横バイアス膜5用の軟磁性膜としては、厚さ5〜
40[nm]のCo―Zr、Co―Zr―Mo、Ni―
Fe―Rh、中間層6としては、厚さ1〜10[nm]
のTa、Ti、Mo、非磁性膜8としては、厚さ5〜3
0[nm]のAl2 3 、Ta2 5 、Si3 4 、T
iO2 、SiO2、Ta、Ti、Mo等が用いられる。
電極膜12としては、厚さ50〜200[nm]のA
u、Ta、W、Moが用いられる。
【0034】電極下地膜11は、電極がW、Moの時は
概して不要である。ただし、電極がAuの時は、密着性
向上の観点から電極下地膜11にTa、Moが用いられ
る。また、電極がTaの時は、抵抗値低減の観点から電
極下地膜11にW、WTiが用いられる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0036】第2の実施の形態による磁気抵抗効果ヘッ
ド1のMR素子部を上部から見た平面図は、図1と同様
である。よって、ここでは図2と同様に、図1のA―A
´部の概略断面図と共に説明する。その概略断面図が図
3に示されており、同図において図2と同等部分は同一
符号により示されている。
【0037】同図において、本実施の形態では、永久磁
石膜の代わりに、軟磁性膜19、反強磁性膜20の順に
積層されたものを縦バイアス部として用いている。軟磁
性膜19は、反強磁性膜20との交換結合により、第1
の実施の形態の場合と同様に、一方向(トラック幅方
向:+xもしくは−x方向)に着磁される。これによ
り、軟磁性膜19は、疑似的な永久磁石としてMR素子
17に作用する。
【0038】なお、軟磁性膜19には、例えば20〜4
0[nm]のNi―Fe、Ni―Fe―Coを用いる。
また、反強磁性膜20には、例えば厚さ5〜50[n
m]のFe―Mn、Ni―Mn、Fe―Mn―Cr、N
i―Mn―Crを用いる。
【0039】本実施の形態においても、受動領域に形成
された縦バイアス部である軟磁性膜19は、MR素子部
に隣接する部位の幅H2が、MR素子膜7の高さ方向の
幅H1より大きい。このことにより、軟磁性膜19を薄
くすることができるのである。
【0040】以上述べたように、本願の磁気抵抗効果ヘ
ッドでは、受動領域に形成された縦バイアス部におい
て、能動領域の磁気抵抗効果素子に隣接する部位の幅
を、磁気抵抗効果素子の高さ方向の幅より大きくしてい
るのである。つまり、中央能動領域と受動領域とが隣接
する部分における磁気媒体表面に垂直な方向の長さ、す
なわち奥行きを長くしているのである。
【0041】これにより、縦バイアス効果を損なうこと
なく、縦バイアス膜厚を従来よりも薄くすることができ
る。その結果、ギャップ変形を低減できる良好なMRヘ
ッドを実現できるのである。特に、狭トラックMRヘッ
ドに上述した構成を採用すれば、顕著な効果が得られ
る。
【0042】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0043】(1)磁気媒体に記録された情報を再生す
る磁気抵抗効果素子と、前記磁気媒体表面のトラック幅
方向のバイアス磁界を前記磁気抵抗効果素子に与える縦
バイアス部とを含む磁気抵抗効果ヘッドであって、前記
磁気抵抗効果素子の前記磁気媒体表面に垂直な方向の長
さよりも前記縦バイアス部の前記磁気媒体表面に垂直な
方向の長さのほうが大であることを特徴とする磁気抵抗
効果ヘッド。
【0044】(2)磁気媒体に記録された情報を再生す
る磁気抵抗効果ヘッドであって、前記磁気媒体表面に垂
直な方向に所定長さを有し前記情報を検出する磁気抵抗
効果素子と、前記磁気抵抗効果素子に隣接して設けられ
前記磁気媒体表面に垂直な方向に前記所定長さよりも大
なる長さを有し前記磁気媒体表面のトラック幅方向のバ
イアス磁界を前記磁気抵抗効果素子に与える縦バイアス
部とを含むことを特徴とする磁気抵抗効果ヘッド。
【0045】(3)前記縦バイアス部は、永久磁石膜か
らなることを特徴とする(1)又は(2)記載の磁気抵
抗効果ヘッド。
【0046】(4)前記縦バイアス部は、軟磁性膜及び
反強磁性膜が積層されてなることを特徴とする(1)又
は(2)記載の磁気抵抗効果ヘッド。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受動領域
に形成された縦バイアス部において、中央能動領域と受
動領域とが隣接する部分における磁気媒体表面に垂直な
方向の長さ、すなわち奥行きを長くすることにより、縦
バイアス効果を損なうことなく、縦バイアス膜厚を従来
よりも薄くすることができるという効果がある。その結
果、ギャップ変形を低減できる良好なMRヘッドを実現
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による磁気抵抗効果
ヘッドのMR素子部を示す平面図である。
【図2】図1中のA―A´部の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による磁気抵抗効果
ヘッドにおけるA―A´部に対応する部分の断面図であ
る。
【図4】図(a)は従来の磁気抵抗効果ヘッドを示す斜
視図、図(b)は図(a)のB部の拡大図である。
【図5】記録媒体側から見た場合における複合ヘッドの
表面を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気抵抗効果ヘッド 2 中央能動領域 3 受動領域 5 横バイアス膜 6 中間層金属膜 7 MR素子膜 8 非磁性膜 9 下地膜 10 永久磁石膜 11 電極下地膜 12 電極膜 41 上ポール 42、43 シールド 44 記録ギャップ 45、46 ギャップ 47 再生ギャップ 48 コイル 49 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−110921(JP,A) 特開 平8−180333(JP,A) 特開 平8−87721(JP,A) 特開 平8−115511(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/39

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気媒体に記録された情報を検出する磁
    気抵抗効果素子を含む中央能動領域と、この中央能動領
    域に隣接して設けられ前記磁気媒体表面のトラック幅方
    向のバイアス磁界を前記磁気抵抗効果素子に与える縦バ
    イアス部を含む受動領域とを有する磁気抵抗効果ヘッド
    であって、前記受動領域の膜厚を中央能動領域の膜厚と
    の差が小さくなるように設定することができるように、
    前記受動領域は、前記中央能動領域と隣接する部分にお
    いて前記トラック幅方向に垂直な方向に一定の幅を有す
    る部分を含み、その幅が前記中央能動領域の幅よりも大
    であることを特徴とする磁気抵抗効果ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記縦バイアス部は、永久磁石膜からな
    ることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記縦バイアス部は、軟磁性膜及び反強
    磁性膜が積層されてなることを特徴とする請求項1記載
    の磁気抵抗効果ヘッド。
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