JP3123706U - 書斎机用暖房具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、下半身全体をわずかなエネルギーで暖めることができるという従来のコタツのメリットを活かす暖房具であって、既製の書斎机に使用することができ、かつ、上掛けの保温効果を有効に利用することにより、ランニングコストが低廉な暖房具を提供することを目的とする。
【解決手段】脚部に囲繞された書斎机の天板下空間内の床面に設置される底板と、該底板の書斎机の背面側に設置され書斎机の前側方向に開放面を有する筐体と、該筐体の前放面に固着される三方枠と、該筐体内に格納される暖房器と、該三方枠の側部および上部から前側に向けて突設される一対の側面パネルおよび上面パネルと、からなり、該一対の側面パネルおよび上面パネルに上掛けの一辺を被包させる構成とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、書斎机の使用者の下半身全体を暖めることのできる暖房具に関する。
従来から使用されている暖房具にコタツがあるが、このコタツは畳に座る日本の生活習慣に適したものであって、下半身全体をわずかなエネルギーで暖めることができるというメリットがある。一方で、畳の上に足を折り曲げて座る動作は膝、脚、腰に負担が掛かることから、近年では、椅子に座る習慣を持つ者の方が畳に座る習慣を持つ者よりも多くなっている。このような生活習慣の変化を背景として、机に暖房器を組み込んだ考案が提案されていて、その一例として実開平7−25841号公報に開示された考案がある。
この考案は、「冬場のイス掛け机使用時の足元の冷えを予防する」ことを目的としていて、「イス掛け用机の下に電熱器を設け、机の下の背面、左右側面を壁等で覆う」構成とすることにより、その目的を達成しようとしたものであるが、机使用時の足元の冷えを予防するとはいっても、壁等に覆われていない机の前面から隙間風が入り込んだり、電熱器で暖められた暖気が机の前面から逃げてしまい効率的に下半身全体を暖めることはできない。
このような不都合を解消するために、本出願人は、従来のコタツのメリットを活かし、かつ、椅子に座る習慣に配慮した、椅子に座った状態で使用することのできる暖房器付き机に関する2件の考案を出願した。この内の1件が登録実用新案第3117952号公報に開示の考案であり、他の1件が登録実用新案第3121557号公報に開示の考案である。
登録実用新案第3117952号公報に開示の考案は、「コタツを、一対の側面板および背面板から構成される壁面と天板および底板から形成される筐体の内部に暖房器を設置し、前記の天板上に回動自在に甲板を重置し、前記の天板と甲板に上掛けの一辺を挟着させ、天板から垂れ下がった裾を側面板に固定する構成とする一方、椅子を、座板の周縁部から下方向に垂設される連続壁状の脚部からなり、かつ、前記の脚部を平板状の台上に固着し、前記の台が平板状の下敷き上を一方向にのみ移動できるように構成」とすることにより、前述した目的を達成したものである。
ところで、登録実用新案第3117952号公報に開示の考案は、コタツの構成を、筐体の天板上に回動自在に甲板を重置し、前記の天板と甲板に上掛けの一辺を挟着させ、天板から垂れ下がった裾を側面板に固定することとしていて、背面部を除いて従来のコタツ同様に上掛けで覆うこととしているので、コタツの上で物書き等の仕事をする場合には、上掛けの上に敷板等の硬い板を載せる必要がある。また、天板の構成を「少なくとも1つの凹部が前記背面板に平行に形成され(前記天板上に重置され該天板と略同形の)甲板の該天板に相対する面には少なくとも1つの凸部が前記背面板に平行に形成されて、前記凹部と前記凸部とが互いに嵌合」することとしているので、上掛けを使用しない冬季以外の場合であっても、甲板上に敷板等の硬い板を載せる必要がある。
そのため、登録実用新案第3121557号公報に開示の考案では、下半身全体をわずかなエネルギーで暖めることができるという従来のコタツのメリットを活かすとともに、物書き等の仕事で使用する書斎机としても利用できる暖房器机を提供することを目的とし、「略矩形の天板と、前記天板の両側面部から垂設されて該天板を床面から支持する一対の側面断熱パネルと、前記天板の背面部にあって前記一対の側面断熱パネル間に架設される背面断熱パネルと、前記天板、前記一対の側面断熱パネルおよび前記背面断熱パネルに囲繞された天板下の空間内に設置される暖房器と、からなり、前記天板を背面側と前面側に2分割し、背面側の天板を数種類の天板と交換可能な構成」とすることにより、この目的を達成したものである。
実開平7−25841号公報 登録実用新案第3117952号公報 登録実用新案第3121557号公報
しかしながら、登録実用新案第3117952号公報に開示の考案であっても、登録実用新案第3121557号公報に開示の考案であっても、それぞれその目的にあった構成からなる専用の机を必要としていて、既製の書斎机に使用することはできない。
そこで、本考案は、下半身全体をわずかなエネルギーで暖めることができるという従来のコタツのメリットを活かす暖房具であって、既製の書斎机に使用することができ、かつ、上掛けの保温効果を有効に利用することにより、ランニングコストが低廉な暖房具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る書斎机用暖房具は、略矩形の天板と該天板の四隅を床面から支持する脚部とを有し該天板と該脚部とにより形成される天板下空間を具える書斎机で使用される暖房具であって、前記暖房具は、前記天板下空間内の前記床面上に設置され前記書斎机とは別体の略矩形の底板と、一対の垂直部材と該垂直部材の上部に架設される水平部材からなり、前記底板の中央域に前記天板下空間幅と平行な方向に立設される門型の三方枠と、一対の前記垂直部材から前記書斎机の前側に向けて垂直、かつ前記底板に対して垂直に突設される一対の側面パネルと、前記水平部材から前記書斎机の前側に向けて垂直、かつ前記底板に対して水平に突設される上面パネルと、一対の前記側面パネルの基端部および前記上面パネルの基端部、または一対の前記側面パネルの基端部および前記上面パネルの基端部よりも外側の前記三方枠の外周縁近傍に固着される雌雄一対の係止具の一方と、前記三方枠の前記書斎机の背面側の前記底板上または該底板上方に固着される暖房器と、一辺に前記雌雄一対の係止具の他方が固着される上掛けと、からなり、前記雌雄一対の係止具の一方と他方とが互いに係止されて前記上掛けが一対の前記側面パネルおよび前記上面パネルを被包する、ことを特徴としている。
なお、本願考案においては、雌雄一対の係止具の一方は、
(1)一対の側面パネルの基端部および上面パネルの基端部に固着されている、すなわち、側面パネルおよび上面パネル自体に固着されているか、あるいは、
(2)一対の側面パネルの基端部および上面パネルの基端部よりも外側の三方枠の外周縁近傍に固着されている、すなわち、三方枠自体に固着されている、
2つのケースが含まれている。
なお、底板上とは、「底板に接して」の意であり、底板上方とは、「底板とは離れた状態で」の意である。また、書斎机の前側とは、机の使用時に座者に対面する側をいい、机の前側の反対側を書斎机の背面側という。そして、雌雄一対の係止具とは、たとえば、スナップ、ホック、ボタンとボタンホール、または面ファスナーをいう。さらに、天板下空間幅とは、机の使用時における座者の左右方向に対する長さをいい、後記の三方枠の幅と同じ方向である。
また、請求項2に係る書斎机用暖房具は、請求項1に記載の書斎机用暖房具であって、前記底板は投影された前記天板下空間と略同一の形状および大きさを有し、前記三方枠はその幅が前記底板の幅に略一致しその高さが前記天板下空間の高さに略一致する、ことを特徴としている。
なお、三方枠の幅とは、一対の垂直部材間の外々距離をいい、三方枠の高さとは、底板が設置される床面から水平部材の最も高い部分までの距離をいう。
そして、請求項3に係る書斎机用暖房具は、請求項1または請求項2に記載の書斎机用暖房具であって、前記三方枠は前記底板に対し着脱可能に立設され、一対の前記側面パネルは前記垂直部材および前記底板に対し着脱可能および/または回動可能に取着され、前記上面パネルは前記水平部材に対し着脱可能および/または回動可能に取着されている、ことを特徴としている。
さらに、請求項4に係る書斎机用暖房具は、請求項1または請求項3に記載の書斎机用暖房具であって、前記三方枠の前記書斎机の背面側の前記底板上には、上面板、一対の側面板および背面板に囲繞され前面のみが開放された筐体が固着され、該筐体の前面は前記三方枠に密着し該筐体の前面の大きさは前記三方枠の大きさに略一致し、該筐体内には前記暖房器が格納されている、ことを特徴としている。
また、請求項5に係る書斎机用暖房具は、請求項4に記載の書斎机用暖房具であって、前記上面板および一対の前記側面板の内、少なくとも該上面板は前記上面パネルの前端部まで延伸している、ことを特徴としている。
なお、上面パネルの前端部とは、前述した書斎机の前側に位置する上面パネルの端部をいう。
そして、請求項6に係る書斎机用暖房具は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の書斎机用暖房具であって、前記底板の裏面にはキャスターが回動自在に固着され該底板は前記書斎机に対し前後方向に移動自在である、ことを特徴としている。
なお、書斎机に対する前後方向とは、前述した書斎机の前面側と背面側とを結ぶ方向をいう。
請求項1に係る考案では、書斎机とは別体の底板に門型の三方枠が立設され、この三方枠に一対の側面パネルと上面パネルが突設され、底板上あるいは底板上方に暖房器が設置されている。したがって、底板、三方枠、一対の側面パネルと上面パネル暖房器および上掛けからなる暖房具は、書斎机とは別体となっているので、天板下空間を有する既製の書斎机に対して使用することができる。
また、請求項2に係る考案では、底板は投影された天板下空間と略同一の形状および大きさを有し、三方枠はその幅が底板の幅に略一致しその高さが天板下空間の高さに略一致している。したがって、三方枠は天板下空間の上部および両側部に対してわずかな隙間を有して設置され、三方枠の前側は雌雄一対の係止具を介して上掛けにより確実に被包され、三方枠の背面側は暖房器が設置されているので、たとえば、脚部が連続した壁状となっていて、天板下空間の前面部のみが開放された書斎机に使用した場合には、暖房器で暖められた暖気は外部に流出することがなく、上掛けの保温効果を有効に利用することになるとともに、腰から下の下半身を該上掛けで包め込めば、本考案に係る暖房具は、まさに下半身全体をわずかなエネルギーで暖めることができるという従来のコタツの機能を発揮することになる。
そして、請求項3に係る考案では、三方枠は底板に対し着脱可能に立設されるとともに、一対の側面パネルおよび上面パネルは三方枠に対して着脱可能および/または回動可能に取着されているので、本考案に係る暖房具の不使用時には、部材毎に解体した状態あるいは折畳んだ状態で収納することができ、収納スペースは極めて少なくて済む。
さらに、請求項4に係る考案では、三方枠の背面側には暖房器が格納される筐体が固着されている。したがって、前述した脚部が連続した壁状となっている書斎机のみならず、天板下空間が全面に亘って開放された書斎机であっても、あるいは、三方枠が天板下空間の上部および両側部に対してかなりな隙間を有して設置される場合であっても、本考案に係る暖房具は、下半身全体をわずかなエネルギーで暖めることができるという請求項2に記載の効果を奏するばかりでなく、書斎机と暖房器との間には筐体が介在しているので、書斎机自体が暖房器の輻射熱を受けることはない。
また、請求項5に係る考案では、三方枠の背面側に固着される筐体の少なくとも上面板が上面パネルの前端部まで延伸しているので、筐体自体を机として使用することができる。
そして、請求項6に係る考案では、底板の裏面にはキャスターが回動自在に固着されているので、書斎机に対して、本考案に係る暖房具をきわめて簡単に出し入れすることができる。
本考案を実施するための最良の形態に係る実施例1ないし実施例3について、図1ないし図5を基に説明する。ここで、図1は、実施例1に係る書斎机用暖房具の全体斜視図、図2は、図1のII−II矢視断面図、図3は、実施例2に係る書斎机用暖房具の全体斜視図、図4は、図3のIV−IV矢視断面図、図5は、実施例2に係る書斎机用暖房具の正面図である。なお、図5においては、上掛けの図示を省略している。
符号1は実施例1に係る書斎机用暖房具、符号2は実施例2に係る書斎机用暖房具、符号10は底板、符号11は側面パネル止め具、符号20は三方枠、符号21は垂直部材、符号22は水平部材、符号23は回動継手、符号24は折畳み棚受け、符号25は雌型係止具、符号30は側面パネル、符号40は上面パネル、符号50は筐体、符号51は上面板、符号52は側面板、符号53は背面板、符号61は実施例1に係る暖房器、符号62は実施例2に係る暖房器、符号70は上掛け、符号71は雄型係止具、である。
まず、実施例1に係る書斎机用暖房具1について、図1および図2を基に説明する。
実施例1に係る書斎机用暖房具1は、脚部が連続した壁状となっていて天板下空間の前面部のみが開放された書斎机に使用されるものであり、主に、矩形の底板10、門型の三方枠20、側面パネル30、上面パネル40、実施例1に係る暖房器61および上掛け70から構成されている。そして、底板10は図示外の書斎机の天板下空間に設置されていて、その形状および大きさは投影された天板下空間に略一致する。
三方枠20は、一対の垂直部材21、21および垂直部材21、21の上部に架け渡された水平部材22から構成されていて、底板10の中央域に天板下空間の幅方向と平行な方向に着脱可能に立設され、三方枠20の外々の幅の長さは、底板10の幅の長さに略一致し、三方枠20の床面からの高さは、天板下空間の高さに略一致するようになっている。実施例では、底板10の幅方向に直交する奥行き方向の長さをLとしたときに、三方枠20は略L/2の位置に着脱可能に立設されている。
そして、垂直部材21の前面(底板10の前端部に対面する面)には、上下に回動継手23、23が固着され、水平部材22の前面には、左右に折畳み棚受け24、24が固着されている。この回動継手23は、垂直部材21の前面方向に突設されていて、実施例では、平面視がU字で先端部分がやや狭まった形状の弾性材料で形成され、後述する側面パネル30の外周枠を把持するようになっている。なお、回動継手23には、枢着金物等を使用できることは勿論である。また、折畳み棚受け24は水平部材22の前面側に突設されていて、その基端部は水平部材22に固着され、側面視においてその上辺は略水平となっている。この折畳み棚受け24は不使用時には垂直方向に折畳めるようになっていて、後述する上掛け70を雌型係止具25に係止させる際に折畳み棚受け24を折畳むことにより作業性が向上することとなるが、折畳み棚受けに代えて、折畳み式となっていない棚受けを使用することができることは勿論である。
さらに、三方枠20の前面側の外周縁、かつ、後述する一対の側面パネル30、30および上面パネル40のそれぞれの基端部が形成する門型の外側には、複数個の雌型係止具25であるリング金具が固着されている。
側面パネル30は、網目状の平板であって外周枠で囲繞されていて、前述したように、回動継手23に外周枠の一辺が把持されて、着脱可能かつ回動自在となっている。そして、側面パネル30を三方枠20に対して直交する方向に回動した位置で、底板10に固着された側面パネル止め具11により固定できるようになっている。なお、実施例においては、側面パネル30を網目状の平板としているが、網目状でなくとも良いことは勿論である。
上面パネル40は、矩形の平板であって、折畳み棚受け24、24上に載置されて固定されるようになっている。
実施例1に係る暖房器61は床置き式のコタツ用の暖房器が使用されていて、三方枠20の背面側に位置する底板10上に設置されている。しかし、これに限定されるものではなく、たとえば、パネルヒータなどのような他の暖房器を使用しても良く、さらには、底板10の上方に棚板を設置して、その棚板の裏面にテーブル式コタツ用の暖房器を設置しても良い。
上掛け70は矩形の布団であって、上掛け70の一辺には、雌型係止具25、25、・・・に対応する位置に、雄型係止具71、71、・・・が固着されている。なお、実施例においては、前述したように雌型係止具25にリング金物を使用し、雄型係止具71にホックを使用している。
つぎに、実施例1に係る書斎机用暖房具1の使用例について説明する。書斎机用暖房具1は、以下の手順により組立てることができる。すなわち、
(1)底板10に三方枠20を固定し、前面のみが開放された天板下空間を有する図示外の書斎机の天板下空間内に設置する。この場合、三方枠20の前面が書斎机の前面に向くようにする、
(2)三方枠20に固着された雌型係止具25、25、・・・のそれぞれに対応する上掛け70に固着された雄型係止具71、71、・・・を係止させて、三方枠20に上掛け70を係止させる、
(3)三方枠20の回動継手23に側面パネル30の縁を押し当てて側面パネル30取付け、三方枠20に対して直交するように回動させた後、底板10に固着された側面パネル止め具11により側面パネル30を固定する、
(4)上面パネル40を折畳み棚受け24と上掛け70との間に挿入し、折畳み棚受け24に上面パネル40を固定する、
という手順を経て書斎机用暖房具1が組立てられるが、上記(2)ないし(4)の手順は適宜入れ替えることができることは勿論である。
上記のようにして書斎机の天板下空間内に組立てられた書斎机用暖房具1を使用する場合は、暖房器61のスイッチをONにして、暖房器61を稼動させ、図示外の椅子に腰掛けた状態で下半身全体を上掛けで椅子ごと包み込む。そして、三方枠の天板下空間の上部および両側部に対するわずかな隙間は、弾力性のある上掛けにより埋められるので、暖房器により暖められた空気は、外部に流出することなく効率的に使用者の下半身全体を暖めることができる。
つぎに、実施例2に係る書斎机用暖房具2について、図3ないし図5を基に説明するが、実施例2については、実施例1と共通する部分も多いので、共通する部分については、その説明を省略する。
実施例2に係る書斎机用暖房具2は、実施例1に係る書斎机用暖房具1と異なり、書斎机については、必ずしも脚部が連続した壁状となっている必要はない。そして、この書斎机用暖房具2は、主に、矩形の底板10、門型の三方枠20、側面パネル30、上面パネル40、筐体50、実施例2に係る暖房器62および上掛け70から構成されている。
底板10は、図示外の書斎机の天板下空間に設置されているが、必ずしもその形状および大きさが投影された天板下空間に略一致する必要はない。
三方枠20は、実施例1と同様に、一対の垂直部材21、21および垂直部材21、21の上部に架け渡された水平部材22から構成されているが、垂直部材21については、後述する筐体50の側面板52が兼用している。すなわち、筐体50の開放面に位置する側面板52の先端部分が垂直部材21となっていて、筐体50の開放面の上部に水平部材22が架け渡されている。なお、水平部材22についても、後述する筐体50の上面板51と兼用させても良いことは勿論であり、前述したように、三方枠20自体を側面板52の先端部分および上面板51の先端部分から構成させることもできる。また、三方枠20の立設位置は実施例1と同様の位置である。
そして、垂直部材21の内側面、すなわち、側面板52の内側面の先端部には、上下に回動継手23、23が固着され、水平部材22の前面には、左右に折畳み棚受け24、24が固着されている。なお、回動継手23および折畳み棚受け24については、実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
さらに、三方枠20の前面側の外周縁、すなわち側面板52の小口、および水平部材22の上面パネル40の基端部の上側には、複数個の雌型係止具25であるリング金具が固着されている。
なお、実施例2においては、三方枠20の床面からの高さは、天板下空間の高さに略一致する必要がないことは勿論であり、また、三方枠20の垂直部材21を側面板52と兼用させることなく別に構成しても良いことは勿論である。
側面パネル30、上面パネル40および上掛け70の構成は、実施例1と同様の構成であるので、その説明を省略する。
筐体50は、上面板51、一対の側面板52、52および背面板53から構成されていて、三方枠20の立設位置よりも書斎机の背面側の底板10上に固着されている。すなわち、底板10の書斎机の背面側の端部から背面板53が立設され、底板10の側端部から一対の側面板52、52が立設されて、平面視がコの字状の壁面が形成され、その壁面上部に上面板51が載置されて、前面のみが開放された空間となって筐体50が形成される。
この筐体50の開放面の上部には水平部材22が架け渡されて、三方枠20が構成されることは前述した。
実施例2に係る暖房器62は、筐体50内に格納されていて、実施例においては、筐体50の上面板51裏に設置されたテーブル式コタツ用の暖房器を使用しているが、実施例1と同様に床置き式のコタツ用の暖房器を底板10上に設置しても良いことは勿論である。
書斎机用暖房具2に関しても、上掛け70の係止方法、側面パネル30および上面パネル40の取付け方法は、実施例1に係る書斎机用暖房具1と同様であるので、その説明を省略する。
また、書斎机用暖房具2の使用方法も実施例1に係る書斎机用暖房具1と同様であるので、その説明を省略するが、書斎机用暖房具2が使用される書斎机は、書斎机用暖房具1が使用される書斎机と異なり、脚部が独立して天板下空間の周囲が開放された書斎机であっても使用することができることは勿論、書斎机用暖房具2を単独で使用することができ、さらには、少なくとも筐体50の上面板51を上面パネル40の前端部まで延伸させることにより、暖房器付きの机として単独で使用することができる。
図1は、実施例1に係る書斎机用暖房具の全体斜視図である。 図2は、図1のII−II矢視断面図である。 図3は、実施例2に係る書斎机用暖房具の全体斜視図である。 図4は、図3のIV−IV矢視断面図である。 図5は、実施例2に係る書斎机用暖房具の正面図である。
符号の説明
1 実施例1に係る書斎机用暖房具
2 実施例2に係る書斎机用暖房具
10 底板
20 三方枠
21 垂直部材
22 水平部材
25 雌型係止具
30 側面パネル
40 上面パネル
50 筐体
51 上面板
52 側面板
53 背面板
61 実施例1に係る暖房器
62 実施例2に係る暖房器
70 上掛け

Claims (6)

  1. 略矩形の天板と該天板の四隅を床面から支持する脚部とを有し該天板と該脚部とにより形成される天板下空間を具える書斎机で使用される暖房具であって、
    前記暖房具は、前記天板下空間内の前記床面上に設置され前記書斎机とは別体の略矩形の底板と、
    一対の垂直部材と該垂直部材の上部に架設される水平部材からなり、前記底板の中央域に前記天板下空間幅と平行な方向に立設される門型の三方枠と、
    一対の前記垂直部材から前記書斎机の前側に向けて垂直、かつ前記底板に対して垂直に突設される一対の側面パネルと、
    前記水平部材から前記書斎机の前側に向けて垂直、かつ前記底板に対して水平に突設される上面パネルと、
    一対の前記側面パネルの基端部および前記上面パネルの基端部、または一対の前記側面パネルの基端部および前記上面パネルの基端部よりも外側の前記三方枠の外周縁近傍に固着される雌雄一対の係止具の一方と、
    前記三方枠の前記書斎机の背面側の前記底板上または該底板上方に設置される暖房器と、
    一辺に前記雌雄一対の係止具の他方が固着される上掛けと、からなり、
    前記雌雄一対の係止具の一方と他方とが互いに係止されて前記上掛けが一対の前記側面パネルおよび前記上面パネルを被包する、ことを特徴とする書斎机用暖房具。
  2. 前記底板は投影された前記天板下空間と略同一の形状および大きさを有し、
    前記三方枠はその幅が前記底板の幅に略一致しその高さが前記天板下空間の高さに略一致する、ことを特徴とする請求項1に記載の書斎机用暖房具。
  3. 前記三方枠は前記底板に対し着脱可能に立設され、
    一対の前記側面パネルは前記垂直部材および前記底板に対し着脱可能および/または回動可能に取着され、
    前記上面パネルは前記水平部材に対し着脱可能および/または回動可能に取着されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の書斎机用暖房具。
  4. 前記三方枠の前記書斎机の背面側の前記底板上には、上面板、一対の側面板および背面板に囲繞され前面のみが開放された筐体が固着され、該筐体の前面は前記三方枠に密着し該筐体の前面の大きさは前記三方枠の大きさに略一致し、該筐体内には前記暖房器が格納されている、ことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の書斎机用暖房具。
  5. 前記筐体の前面は前記三方枠を被包し前記上面板および一対の前記側面板の内、少なくとも該上面板は前記上面パネルの前端部まで延伸している、ことを特徴とする請求項4に記載の書斎机用暖房具。
  6. 前記底板の裏面にはキャスターが回動自在に固着され該底板は前記書斎机に対し前後方向に移動自在である、ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の書斎机用暖房具。
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