JP3117952U - 机式コタツおよびこの机式コタツに使用される椅子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コタツを、一対の側面板18および背面板16から構成される壁面と天板12および底板14から形成される筐体の内部に暖房器40を設置し、前記の天板上に回動自在に甲板20を重置し、前記の天板と甲板に上掛けの一辺を挟着させ、天板から垂れ下がった裾を側面板に固定する構成とする一方、椅子を、座板の周縁部から下方向に垂設される連続壁状の脚部54からなり、かつ、前記の脚部を平板状の台60上に固着し、前記の台が平板状の下敷き上を一方向にのみ移動できるように構成した。
【選択図】図2
Description
一方で、従来から在るコタツには、下半身全体をわずかなエネルギーで暖めることができるというメリットがある。
また、請求項2に係る机式コタツは、請求項1に記載の机式コタツであって、前記天板上には少なくとも1つの凹部が前記背面板に平行に形成され前記甲板の該天板に相対する面には少なくとも1つの凸部が前記背面板に平行に形成されて、前記凹部と前記凸部とが互いに嵌合し、一対の前記側面板はその外面に固定具を具え、前記保温用シートは前記凹部および前記凸部に挟着され、前記天板から垂下される前記保温用シートは前記固定具により前記側面板の外面に固定される、ことを特徴としている。
そして、請求項3に係る机式コタツは、請求項2に記載の机式コタツであって、前記固定具は前記甲板の前端側部と前記側面板の背面側下部とを連結する挟着用紐からなり、前記保温用シートの裾部は前記側面板と前記挟着用紐とにより挟まれて固定される、ことを特徴としている。
さらに、請求項4に係る机式コタツは、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の机式コタツであって、前記側面板の下部には一対の前記側面板間の全域にまたは背面部近傍に底板が架け渡されて固着され、前記暖房器は前記底板上、前記天板裏面または前記背面板の内面に固着される、ことを特徴としている。
また、請求項5に係る椅子は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の机式コタツに使用する椅子であって、座板と該座板の周縁部から下方向に垂設される連続壁状の脚部からなり、前記脚部は少なくとも背面部および両側面部が囲繞されている、ことを特徴としている。
そして、請求項6に係る椅子は、請求項5に記載の椅子であって、前記脚部は平板状の台上に固着され、前記台はその裏面に固着された複数個の全方向に移動可能な自在型キャスターまたは前後方向に移動可能な固定型キャスターを具え、全方向にまたは前後方向に移動可能である、ことを特徴としている。
さらに、請求項7に係る椅子は、請求項6に記載の椅子であって、前記固定型キャスターを具える前記台は移動自在に平板状の下敷き上に載置され、前記下敷きの前記台の移動方向に平行な両側縁には一対のガイドレールが固着され、前記台裏面の移動方向に直交する前端縁には前記一対のガイドレールとは僅かなクリアランスを有する仕切り板が垂設され、前記台は前記ガイドレールにガイドされて前後方向に移動する、ことを特徴としている。
また、請求項8に係る椅子は、請求項6または請求項7に記載の椅子であって、前記台上には水平方向に回動する回転盤が取着され、前記椅子が前記回転盤上に固着されることにより前記回転盤を介して前記台上に固着されている、ことを特徴としている。
そして、甲板と天板との間で保温用シートの一辺が着脱自在に挟着されるようになっているから、従来のコタツ同様、簡単に上掛けを掛けることができる。なお、ここにいう保温用シートとは上掛けや毛布などの保温性能の高いシートをいう。
また、保温用シートは、従来のコタツとは異なり、開放された面と一対の側面板側の三面のみ覆い背面板側を覆ってはいないから、背面板側はすっきりとした状態で場所をとらず、たとえば、背面板を部屋の壁面に密着させることができ、背面板側のスペースを有効に使用することができる。
なお、机式コタツはその大きさを様々に変えることができ、たとえば、小さめに形成することにより、書斎机や事務机の甲板下に設置して使用することもできるし、大きめに形成することにより机式コタツ自体を机として使用することもできる。
机式コタツ1は、大別して筐体10、甲板20および暖房器40から構成されている。そして、筐体10は背面板16および2枚の側面板18、18により形成される平面視がコの字状の壁体と、このコの字状の壁体の上端部および下端部に架け渡された天板12および底板14とから構成されていて、いわば上方が開放された直方体の箱を横倒しにした形状を呈している。
また、天板12の表面には2本の細長い板を所定の間隔を隔てて側面板18、18間に架け渡すように固着することにより2条の凹部22、22が形成される一方、甲板20の天板12側の面には3本の細長い板を所定の間隔を隔てて背面板16に平行に架け渡すことにより2条の凸部24、24が形成されて、凹部22と凸部24とが互いに嵌合するようになっている。
なお、甲板の形状は、甲板20を平板とし当該平板の天板12側の面に複数本の細長い板を所定の間隔を隔てて甲板20に固着しても良いが、本実施例のように甲板20を簀子(すのこ)板のようにして、複数本の細長い板の間を空けて所定の間隔に並べるようにしても良い。
また、開口部58を形成しないで、座板52下を全て囲繞しても良く、その場合は座板56を開閉自在として座板52下の空間を収納スペースとすることもできる。
そして、下敷き70の台60の移動方向に平行な側縁部には、一対のガイドレール66、66が固着されていて、このガイドレール66の断面は矩形を呈している。
また、ガイドレール46の断面を上方が開放された溝形とし、台32の移動方向に平行な側縁部近傍に、丸棒状の車軸とその先端に回動自在に取着された回動方向が水平の車輪とから構成されるガイドローラを垂設し、ガイドレール46にガイドローラを嵌合させるようにしても良い。この場合、ガイドローラは、ガイドレール46のフランジ面に当接してガイドローラの車輪が回転しながら台60は下敷き70上を前後方向に移動することになる。
机式コタツ1を部屋の所定の位置に設置し、机式コタツ1の開放された面に向かい合うように椅子2を設置する。この場合、椅子2の移動方向は机式コタツ1に対して直交することになる。
さらに、上掛け42の天板12から垂れ下がった部分は、一端を挿通孔36に結着された挟着用紐32を上掛け42の上から押さえるようにして挟着用紐32の先端のフックをリング金具38に掛着させることにより固定される。そして、側面板18と挟着用紐32により挟着された上掛け42は、突起板34により、さらに強固に挟着されることになる。なお、机式コタツ1と椅子2を組み合わせて使用するときに、突起板34を側面板18に固着させずに、当て板として張設させた挟着用紐32と上掛け42との間に挿入しても良い。
このようにして、机式コタツ1と椅子2をセットすることができる。
なお、椅子2の座板52下の空間は、収納スペースとして使用することができ、あるいは、この収納スペースに暖房器40とは別の暖房器を設置することにより、使用者の腰から下の部分をさらに強く暖めることができる。
台60と椅子3との間に回転盤68が介在することにより、椅子3はその場で左右に回転することができる。すなわち、使用前あるいは使用中の椅子3を前後に移動させるとともに、移動させたその位置で椅子3を左右に回転させれば、使用者はきわめて簡単に椅子3に座ったり椅子3から立ち上がったりすることができる。
このように上掛け42を椅子本体50の背板側に巻回して相互に縫着することにより、上掛け42は机式コタツ1と使用者の下半身全体を隙間なく覆い、暖房効果はより一層高められる。
なお、図5に示すように、机式コタツ1上にテーブル板72を載置することにより、机式コタツ1の使い勝手は向上する。
2 実施例2に係る椅子
3 実施例3に係る椅子
10 筐体
12 天板
14 底板
16 背面板
18 側面板
20 甲板
22 凹部
24 凸部
26 枢着金具
28 挟着用紐
30 固定具
32 挟着用紐
34 突起板
36 挿通孔
38 リング金具
40 暖房器
42 上掛け
50 椅子本体
52 座板
54 脚部
56 背板
58 開口部
60 台
62 固定式キャスター
64 仕切り板
66 ガイドレール
68 回転盤
70 下敷き
72 テーブル板
Claims (8)
- 矩形の一対の側面板および矩形の背面板から構成され一方が開放された平面視がコの字状の壁体と、該一対の側面板上に架け渡されて固着された天板とにより形成された天板下空間内に暖房器が設置され、
前記天板上に重置され該天板と略同形の甲板が該天板の前記背面板側の周縁部または前記背面板の上縁部に回動自在に枢着または蝶着され、
前記甲板と前記天板との間で保温用シートの一辺が着脱自在に挟着される、ことを特徴とする机式コタツ。 - 前記天板上には少なくとも1つの凹部が前記背面板に平行に形成され前記甲板の該天板に相対する面には少なくとも1つの凸部が前記背面板に平行に形成されて、前記凹部と前記凸部とが互いに嵌合し、
一対の前記側面板はその外面に固定具を具え、
前記保温用シートは前記凹部および前記凸部に挟着され、前記天板から垂下される前記保温用シートは前記固定具により前記側面板の外面に固定される、ことを特徴とする請求項1に記載の机式コタツ。 - 前記固定具は前記甲板の前端側部と前記側面板の背面側下部とを連結する挟着用紐からなり、
前記保温用シートの裾部は前記側面板と前記挟着用紐とにより挟まれて固定される、ことを特徴とする請求項2に記載の机式コタツ。 - 前記側面板の下部には一対の前記側面板間の全域にまたは背面部近傍に底板が架け渡されて固着され、
前記暖房器は前記底板上、前記天板裏面または前記背面板の内面に固着される、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の机式コタツ。 - 座板と該座板の周縁部から下方向に垂設される連続壁状の脚部からなり、前記脚部は少なくとも背面部および両側面部が囲繞されている、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の机式コタツに使用する椅子。
- 前記脚部は平板状の台上に固着され、
前記台はその裏面に固着された複数個の全方向に移動可能な自在型キャスターまたは前後方向に移動可能な固定型キャスターを具え、
全方向にまたは前後方向に移動可能である、ことを特徴とする請求項5に記載の椅子。 - 前記固定型キャスターを具える前記台は移動自在に平板状の下敷き上に載置され、
前記下敷きの前記台の移動方向に平行な両側縁には一対のガイドレールが固着され、
前記台裏面の移動方向に直交する前端縁には前記一対のガイドレールとは僅かなクリアランスを有する仕切り板が垂設され、
前記台は前記ガイドレールにガイドされて前後方向に移動する、ことを特徴とする請求項6に記載の椅子。 - 前記台上には水平方向に回動する回転盤が取着され、
前記椅子が前記回転盤上に固着されることにより前記回転盤を介して前記台上に固着されている、ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の椅子。
Priority Applications (1)
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JP2005008833U JP3117952U (ja) | 2005-09-05 | 2005-10-25 | 机式コタツおよびこの机式コタツに使用される椅子 |
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JP2005008661 | 2005-09-21 | ||
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2005008833U Expired - Lifetime JP3117952U (ja) | 2005-09-05 | 2005-10-25 | 机式コタツおよびこの机式コタツに使用される椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3117952U (ja) |
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2005
- 2005-10-25 JP JP2005008833U patent/JP3117952U/ja not_active Expired - Lifetime
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