JP3117952U - 机式コタツおよびこの机式コタツに使用される椅子 - Google Patents

机式コタツおよびこの机式コタツに使用される椅子 Download PDF

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Abstract

【課題】椅子に座った状態で使用することのできるコタツと、このコタツに使用される暖房効率の高い椅子を提供する。
【解決手段】コタツを、一対の側面板18および背面板16から構成される壁面と天板12および底板14から形成される筐体の内部に暖房器40を設置し、前記の天板上に回動自在に甲板20を重置し、前記の天板と甲板に上掛けの一辺を挟着させ、天板から垂れ下がった裾を側面板に固定する構成とする一方、椅子を、座板の周縁部から下方向に垂設される連続壁状の脚部54からなり、かつ、前記の脚部を平板状の台60上に固着し、前記の台が平板状の下敷き上を一方向にのみ移動できるように構成した。
【選択図】図2

Description

本考案は、下半身全体を暖めることのできる机式のコタツおよびこの机式のコタツに使用される椅子に関する。
従来から使用されている暖房具にコタツがある。このコタツは畳に座る日本の生活習慣から生まれたものであり、畳の上に足を折り曲げて座る動作は膝、脚、腰に負担が掛かることから、近年では、椅子に座る習慣を持つ者の方が畳に座る習慣を持つ者よりも多くなっている。このような生活習慣の変化を背景として、机に暖房器具を組み込んだ考案が提案されている。
たとえば、実開平7−25841号公報に開示された考案は、「冬場のイス掛け机使用時の足元の冷えを予防する」ことを目的としていて、「イス掛け用机の下に電熱器を設け、机の下の背面、左右側面を壁等で覆う」構成とすることにより、その目的を達成しようとしたものである。
実開平7−25841号公報
しかしながら、実開平7−25841号公報に開示された考案は、机使用時の足元の冷えを予防するとはいっても、壁等に覆われていない机の前面から隙間風が入り込んだり、電熱器で暖められた暖気が机の前面から逃げてしまい効率的に下半身全体を暖めることはできない。
一方で、従来から在るコタツには、下半身全体をわずかなエネルギーで暖めることができるというメリットがある。
そこで、本考案は、従来から在るコタツのメリットを活かし、かつ、椅子に座る習慣に配慮した、椅子に座った状態で使用することのできるコタツと、このコタツに使用される暖房効率の高い椅子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る机式コタツは、矩形の一対の側面板および矩形の背面板から構成され一方が開放された平面視がコの字状の壁体と、該一対の側面板上に架け渡されて固着された天板とにより形成された天板下空間内に暖房器が設置され、前記天板上に重置され該天板と略同形の甲板が該天板の前記背面板側の周縁部または前記背面板の上縁部に回動自在に枢着または蝶着され、前記甲板と前記天板との間で保温用シートの一辺が着脱自在に挟着される、ことを特徴としている。
また、請求項2に係る机式コタツは、請求項1に記載の机式コタツであって、前記天板上には少なくとも1つの凹部が前記背面板に平行に形成され前記甲板の該天板に相対する面には少なくとも1つの凸部が前記背面板に平行に形成されて、前記凹部と前記凸部とが互いに嵌合し、一対の前記側面板はその外面に固定具を具え、前記保温用シートは前記凹部および前記凸部に挟着され、前記天板から垂下される前記保温用シートは前記固定具により前記側面板の外面に固定される、ことを特徴としている。
そして、請求項3に係る机式コタツは、請求項2に記載の机式コタツであって、前記固定具は前記甲板の前端側部と前記側面板の背面側下部とを連結する挟着用紐からなり、前記保温用シートの裾部は前記側面板と前記挟着用紐とにより挟まれて固定される、ことを特徴としている。
さらに、請求項4に係る机式コタツは、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の机式コタツであって、前記側面板の下部には一対の前記側面板間の全域にまたは背面部近傍に底板が架け渡されて固着され、前記暖房器は前記底板上、前記天板裏面または前記背面板の内面に固着される、ことを特徴としている。
また、請求項5に係る椅子は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の机式コタツに使用する椅子であって、座板と該座板の周縁部から下方向に垂設される連続壁状の脚部からなり、前記脚部は少なくとも背面部および両側面部が囲繞されている、ことを特徴としている。
そして、請求項6に係る椅子は、請求項5に記載の椅子であって、前記脚部は平板状の台上に固着され、前記台はその裏面に固着された複数個の全方向に移動可能な自在型キャスターまたは前後方向に移動可能な固定型キャスターを具え、全方向にまたは前後方向に移動可能である、ことを特徴としている。
さらに、請求項7に係る椅子は、請求項6に記載の椅子であって、前記固定型キャスターを具える前記台は移動自在に平板状の下敷き上に載置され、前記下敷きの前記台の移動方向に平行な両側縁には一対のガイドレールが固着され、前記台裏面の移動方向に直交する前端縁には前記一対のガイドレールとは僅かなクリアランスを有する仕切り板が垂設され、前記台は前記ガイドレールにガイドされて前後方向に移動する、ことを特徴としている。
また、請求項8に係る椅子は、請求項6または請求項7に記載の椅子であって、前記台上には水平方向に回動する回転盤が取着され、前記椅子が前記回転盤上に固着されることにより前記回転盤を介して前記台上に固着されている、ことを特徴としている。
請求項1に係る考案では、矩形の一対の側面板および矩形の背面板から構成されるコの字状の壁体と、一対の側面板上に架設される天板と、部屋の床面とにより一方にのみ開放された空間が形成されて、その空間内に暖房器が設置されているから、従来のコタツとは異なり一方にのみ暖房器で暖められた暖気が放出される。したがって、一人用のコタツとしての暖房効率は高い。
そして、甲板と天板との間で保温用シートの一辺が着脱自在に挟着されるようになっているから、従来のコタツ同様、簡単に上掛けを掛けることができる。なお、ここにいう保温用シートとは上掛けや毛布などの保温性能の高いシートをいう。
また、保温用シートは、従来のコタツとは異なり、開放された面と一対の側面板側の三面のみ覆い背面板側を覆ってはいないから、背面板側はすっきりとした状態で場所をとらず、たとえば、背面板を部屋の壁面に密着させることができ、背面板側のスペースを有効に使用することができる。
なお、机式コタツはその大きさを様々に変えることができ、たとえば、小さめに形成することにより、書斎机や事務机の甲板下に設置して使用することもできるし、大きめに形成することにより机式コタツ自体を机として使用することもできる。
また、請求項2に係る考案では、保温用シートを天板の凹部と甲板の凸部に挟着するようになっているから、保温用シートは強固に机式コタツに固定することができる。また、机式コタツの使用者は開放された面から椅子に座った状態で膝から下を机式コタツ内に挿入させ使用することになるが、天板から垂下される裾部が側面板の外面に固定されるので、膝の両脇から隙間風が入り込んだり、暖房器で暖められた暖気が逃げることはない。
そして、請求項3に係る考案では、固定具を甲板の前端側部と側面板の背面側下部とを連結する挟着用紐としている。固定具としては、たとえば、雌型および雄型からなる一対の面ファスナーの一方を側面板の外面に固着し、面ファスナーの他方を保温用シートに固着して、雌型および雄型の面ファスナーを相互に嵌着させても良く、あるいは、鉄板を側面板の外面に固着し、マグネットテープを保温用シートに固着して、鉄板とマグネットテープを相互に吸着させても良いが、いずれの方法でも保温用シート側に固定具の部材を固着する必要が生ずる。しかし、固定具を挟着用紐とした場合には、保温用シート側に対する細工は不要である。
さらに、請求項4に係る考案では、底板を設けている。このため、机式コタツの剛性が高くなり、机式コタツがより頑丈になるばかりでなく、底板上に暖房器を載置することができる。なお、底板は一対の側面板の全域に架け渡されて固着されても良いが、後述する机式コタツに使用する椅子の台が机式コタツ内に挿入されるのに障害となる場合には、底板の開放面側を切り欠いて背面部近傍のみとすることもできる。
請求項5に係る考案では、机式コタツに使用する椅子の脚部が少なくとも背面部および両側面部が囲繞されている連続壁状としている。このため、暖房器で暖められた暖気は椅子の脚部から逃げることもなく、椅子の脚部から隙間風が入り込むこともなく、暖房器で暖められた暖気は効率的に使用者の下半身全体を暖めることができる。また、椅子の脚部は全面を囲繞しても良く、前方のみを開放して囲繞しても良い。なお、本考案において、前方とは、使用者が本考案に係る椅子に腰掛けた時に使用者の膝頭が向く方向をいい、後方とは、使用者が本考案に係る椅子に腰掛けた時に使用者の背中が向く方向をいう。したがって、後述する台の移動方向である前後方向とは、該台上に固着された椅子を基準とした方向であって、その向きは前述した前方および後方と同一である。
また、請求項6に係る考案では、椅子の脚部は自在型キャスターまたは固定型キャスターを具えた平板状の台上に固着されているので、椅子を固定した位置で使用するだけではなく、必要に応じて簡単に移動して使用することができる。なお、自在型キャスターとは、キャスターの向きが自在に変わることにより、全方向に移動できるようになっているキャスターをいい、固定型キャスターとは、キャスターの向きが固定されて一方向にのみ移動できるようになっているキャスターをいう。
さらに、請求項7に係る考案では、椅子の脚部が固着された台は、平板状の下敷き上を前後に移動するようになっているから、畳や絨毯のような柔らかい床であっても、固定型キャスターが床にのめり込むことなくスムーズに移動することができる。また、台の下面の前端縁には一対のガイドレールとは僅かなクリアランスを有する仕切り板が垂設されていて、この仕切り板により、下敷き上に保温用シートの裾が垂れても椅子の脚部に絡まることはない。
また、請求項8に係る考案では、台上には水平方向に回動する回転盤が取着され、その回転盤上に椅子が固着されているから、当該椅子は自在に回転してその向きを変えることができ、椅子に座ったり椅子から立ち上がったりすることが、極めて容易にできる。
本考案を実施するための最良の形態に係る実施例1ないし実施例3について、図1ないし図5に基づいて説明する。ここで、図1は、実施例1に係る机式コタツおよび実施例2に係る椅子の使用状況図、図2は実施例1に係る机式コタツおよび実施例2に係る椅子の側面図、図3は実施例2に係る椅子の正面図、図4は実施例3に係る椅子の正面図、図5は実施例4に係る机式コタツと椅子の背面斜視図であり、符号1は実施例1に係る机式コタツ、符号2は実施例2に係る椅子、符号3は実施例3に係る椅子、符号10は筐体、符号12は天板、符号14は底板、符号16は背面板、符号18は側面板、符号20は甲板、符号22は凹部、符号24は凸部、符号26は枢着金具、符号30は固定具、符号32は挟着用紐、符号34は突起板、符号36は挿通孔、符号38はリング金具、符号40は暖房器、符号42は上掛け、符号50は椅子本体、符号52は座板、符号54は脚部、符号56は背板、符号58は開口部、符号60は台、符号62は固定式キャスター、符号64は仕切り板、符号66はガイドレール、符号68は回転盤、符号70は下敷き、符号72はテーブル板である。
まず、実施例1に係る机式コタツの構成について、図1および図2を基に説明する。
机式コタツ1は、大別して筐体10、甲板20および暖房器40から構成されている。そして、筐体10は背面板16および2枚の側面板18、18により形成される平面視がコの字状の壁体と、このコの字状の壁体の上端部および下端部に架け渡された天板12および底板14とから構成されていて、いわば上方が開放された直方体の箱を横倒しにした形状を呈している。
筐体10の天板12と平面視において略同形の甲板20と天板12とが背面板16側の側縁部で枢着されていて、天板12に対して甲板20が回動自在となっている。甲板20と天板12とは枢着金具26を介して枢着されている。そして、枢着金具26は天板12側に固着された枢(とぼそ)と該枢に挿し入れられる甲板20側に固着された戸まらから構成されているが、甲板20と天板12とを蝶番で蝶着しても良いことは勿論である。
また、天板12の表面には2本の細長い板を所定の間隔を隔てて側面板18、18間に架け渡すように固着することにより2条の凹部22、22が形成される一方、甲板20の天板12側の面には3本の細長い板を所定の間隔を隔てて背面板16に平行に架け渡すことにより2条の凸部24、24が形成されて、凹部22と凸部24とが互いに嵌合するようになっている。
なお、甲板の形状は、甲板20を平板とし当該平板の天板12側の面に複数本の細長い板を所定の間隔を隔てて甲板20に固着しても良いが、本実施例のように甲板20を簀子(すのこ)板のようにして、複数本の細長い板の間を空けて所定の間隔に並べるようにしても良い。
固定具30は弾力性を有する挟着用紐32、側面板18の略中央部に固着された直方体の突起板34、甲板20の前端側部に穿設された挿通孔36および側面板18の背面側下部に固着されたリング金具38とから構成されている。挟着用紐32の一端は挿通孔36を挿通して結着され、他端にはリング金具38に掛着可能なフック(図示外)が結着されている。そして、前記のフックをリング金具38に掛着したときには、突起板34の略中心部を挟着用紐32が横切るようになっている。
暖房器40は天板12の裏面に固着されていて、図示外の電気コードが暖房器40から延伸して部屋内のコンセントに連結できるようになっている。なお、暖房器40は天板12の裏面ではなく、底板14上に載置しても、背面板16の内面に固着しても良いことは勿論である。また、暖房器20には、コタツ用のヒーターユニットが最適であるが、たとえば、電熱器などのような他の暖房器を使用することもできる。
つぎに、実施例2に係る椅子の構成について、図1ないし図3を基に説明する。椅子2は、大別して、椅子本体50、椅子本体50が載置される台60、および台60がその表面を移動する下敷き70とから構成されている。
椅子本体50は平面視が円形の座板52、座板52を支持する脚部54および背板56とから構成されていて、脚部54は座板52の周縁部から下方向に垂設された連続する壁状となっている。そして、椅子本体50の前面の脚部54には開口部58が形成されていて、脚部54により形成された座板52下の空間と外部とが開口部58を介して連通している。なお、座板52は、円形以外の矩形や台形等とすることも可能であることは勿論である。
また、開口部58を形成しないで、座板52下を全て囲繞しても良く、その場合は座板56を開閉自在として座板52下の空間を収納スペースとすることもできる。
台60および下敷き70は平板状を呈していて、台32の裏面には複数個の固定式キャスター62が固着されている。この固定式キャスター34、34、・・・はすべて同一方向に移動するように固着されていて、移動方向は、本考案における前後方向に一致するようになっている。また、台32の裏面の前端縁、後端縁および両側縁に沿って仕切り板64が垂設されている。
そして、下敷き70の台60の移動方向に平行な側縁部には、一対のガイドレール66、66が固着されていて、このガイドレール66の断面は矩形を呈している。
台60を下敷き70上に載置したときには、ガイドレール66、66の内側の面と前端縁および後端縁に垂設された仕切り板36の両端とはわずかなクリアランスを有し、ガイドレール66の内側の面と両側縁に垂設された仕切り板36の面とはわずかなクリアランスを有している。また、仕切り板36の下端部と下敷き70の表面との間もわずかなクリアランスを有している。このため、台60は下敷き70上を、両側縁に垂設された仕切り板36がガイドレール66に摺動しながら前後方向に移動できるようになる。なお、図3では、一対のガイドレール66、66上に台60の両側縁が突き出た形状となっているが、台60の両側縁を突き出させることなく一対のガイドレール66、66の側面手前として、台60を一対のガイドレール66、66内に収納するようにしても良い。
また、ガイドレール46の断面を上方が開放された溝形とし、台32の移動方向に平行な側縁部近傍に、丸棒状の車軸とその先端に回動自在に取着された回動方向が水平の車輪とから構成されるガイドローラを垂設し、ガイドレール46にガイドローラを嵌合させるようにしても良い。この場合、ガイドローラは、ガイドレール46のフランジ面に当接してガイドローラの車輪が回転しながら台60は下敷き70上を前後方向に移動することになる。
つぎに、机式コタツ1と椅子2を組み合わせて使用したときの作用について説明する。
机式コタツ1を部屋の所定の位置に設置し、机式コタツ1の開放された面に向かい合うように椅子2を設置する。この場合、椅子2の移動方向は机式コタツ1に対して直交することになる。
そして、甲板20を開き、上掛け42の一辺の中央部分を甲板20の根元まで差し込んで甲板20を閉じる。このようにすることにより上掛け42は天板12の凹部22と甲板20の凸部24とにより強固に挟着され、多少上掛け42を引張った程度では机式コタツ1から抜け落ちることはない。
さらに、上掛け42の天板12から垂れ下がった部分は、一端を挿通孔36に結着された挟着用紐32を上掛け42の上から押さえるようにして挟着用紐32の先端のフックをリング金具38に掛着させることにより固定される。そして、側面板18と挟着用紐32により挟着された上掛け42は、突起板34により、さらに強固に挟着されることになる。なお、机式コタツ1と椅子2を組み合わせて使用するときに、突起板34を側面板18に固着させずに、当て板として張設させた挟着用紐32と上掛け42との間に挿入しても良い。
このようにして、机式コタツ1と椅子2をセットすることができる。
机式コタツ1と椅子2を使用するときには、暖房器40から延伸する電気コード(図示外)の先端のプラグを室内のコンセントに差込む。そして、使用者は椅子2に腰掛けた後、上掛け42を膝にかけて暖房器40のスイッチを入れると、暖房器40は天板下空間を暖めるとともに、上掛け42で覆われた使用者の腰から下の部分も満遍なく暖める。使用中の椅子2を前後に移動させるには、使用者の足を台60の両側の床に置き、つま先で床を蹴れば、下敷き70上をガイドレール66に沿って簡単に前後に移動させることができる。
なお、椅子2の座板52下の空間は、収納スペースとして使用することができ、あるいは、この収納スペースに暖房器40とは別の暖房器を設置することにより、使用者の腰から下の部分をさらに強く暖めることができる。
つぎに、実施例3に係る椅子について、主に図4を基に説明する。椅子3は、椅子2の構成および作用と略同様であるが、椅子3は、椅子2の構成要素にさらに付加した構成要素を有しているので、ここでは、付加した構成要素について説明する。
椅子3の付加された構成要素は、台60上に載置した回転盤68である。この回転盤68は台60に対して水平方向に回動自在に取着されていて、いわばターンテーブル状となっている。この回転盤68は概ね座板52の形状と同様になっていて、円形であっても矩形であっても良いことは勿論である。
台60と椅子3との間に回転盤68が介在することにより、椅子3はその場で左右に回転することができる。すなわち、使用前あるいは使用中の椅子3を前後に移動させるとともに、移動させたその位置で椅子3を左右に回転させれば、使用者はきわめて簡単に椅子3に座ったり椅子3から立ち上がったりすることができる。
なお、実施例1に係る机式コタツと実施例3に係る椅子とを組み合わせた作用については、実施例1に係る机式コタツと実施例2に係る椅子とを組み合わせた作用と略同様であるのでその説明を省略する。
そして、実施例4に係る机式コタツと椅子について、主に図5を基に説明すると、実施例4は実施例1ないし実施例3に係る机式コタツおよび椅子に使用される上掛け42に関するものである。すなわち、実施例1ないし実施例3に係る机式コタツおよび椅子に使用される上掛け42を椅子本体50の背板側に巻回し、その裾部分を相互に縫着(図示)、掛着あるいは係着等したものである。そして、この上掛け42の裾部分を相互に縫着等したときに、上掛け42の天板12から垂れ下がった側面板18の背面側下部の部分が、引き摺られてまくれることもあり、このような場合には、上掛け42の天板12から垂れ下がった裾部分をリング金具38に結着させることにより裾部分のまくれを防止することができる。
このように上掛け42を椅子本体50の背板側に巻回して相互に縫着することにより、上掛け42は机式コタツ1と使用者の下半身全体を隙間なく覆い、暖房効果はより一層高められる。
なお、図5に示すように、机式コタツ1上にテーブル板72を載置することにより、机式コタツ1の使い勝手は向上する。
図1は、実施例1に係る机式コタツおよび実施例2に係る椅子の使用状況図である。 図2は、実施例1に係る机式コタツおよび実施例2に係る椅子の側面図である。 図3は、実施例2に係る椅子の正面図である。 図4は、実施例3に係る椅子の正面図である。 図5は、実施例4に係る机式コタツと椅子の背面斜視図である。
符号の説明
1 実施例1に係る机式コタツ
2 実施例2に係る椅子
3 実施例3に係る椅子
10 筐体
12 天板
14 底板
16 背面板
18 側面板
20 甲板
22 凹部
24 凸部
26 枢着金具
28 挟着用紐
30 固定具
32 挟着用紐
34 突起板
36 挿通孔
38 リング金具
40 暖房器
42 上掛け
50 椅子本体
52 座板
54 脚部
56 背板
58 開口部
60 台
62 固定式キャスター
64 仕切り板
66 ガイドレール
68 回転盤
70 下敷き
72 テーブル板

Claims (8)

  1. 矩形の一対の側面板および矩形の背面板から構成され一方が開放された平面視がコの字状の壁体と、該一対の側面板上に架け渡されて固着された天板とにより形成された天板下空間内に暖房器が設置され、
    前記天板上に重置され該天板と略同形の甲板が該天板の前記背面板側の周縁部または前記背面板の上縁部に回動自在に枢着または蝶着され、
    前記甲板と前記天板との間で保温用シートの一辺が着脱自在に挟着される、ことを特徴とする机式コタツ。
  2. 前記天板上には少なくとも1つの凹部が前記背面板に平行に形成され前記甲板の該天板に相対する面には少なくとも1つの凸部が前記背面板に平行に形成されて、前記凹部と前記凸部とが互いに嵌合し、
    一対の前記側面板はその外面に固定具を具え、
    前記保温用シートは前記凹部および前記凸部に挟着され、前記天板から垂下される前記保温用シートは前記固定具により前記側面板の外面に固定される、ことを特徴とする請求項1に記載の机式コタツ。
  3. 前記固定具は前記甲板の前端側部と前記側面板の背面側下部とを連結する挟着用紐からなり、
    前記保温用シートの裾部は前記側面板と前記挟着用紐とにより挟まれて固定される、ことを特徴とする請求項2に記載の机式コタツ。
  4. 前記側面板の下部には一対の前記側面板間の全域にまたは背面部近傍に底板が架け渡されて固着され、
    前記暖房器は前記底板上、前記天板裏面または前記背面板の内面に固着される、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の机式コタツ。
  5. 座板と該座板の周縁部から下方向に垂設される連続壁状の脚部からなり、前記脚部は少なくとも背面部および両側面部が囲繞されている、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の机式コタツに使用する椅子。
  6. 前記脚部は平板状の台上に固着され、
    前記台はその裏面に固着された複数個の全方向に移動可能な自在型キャスターまたは前後方向に移動可能な固定型キャスターを具え、
    全方向にまたは前後方向に移動可能である、ことを特徴とする請求項5に記載の椅子。
  7. 前記固定型キャスターを具える前記台は移動自在に平板状の下敷き上に載置され、
    前記下敷きの前記台の移動方向に平行な両側縁には一対のガイドレールが固着され、
    前記台裏面の移動方向に直交する前端縁には前記一対のガイドレールとは僅かなクリアランスを有する仕切り板が垂設され、
    前記台は前記ガイドレールにガイドされて前後方向に移動する、ことを特徴とする請求項6に記載の椅子。
  8. 前記台上には水平方向に回動する回転盤が取着され、
    前記椅子が前記回転盤上に固着されることにより前記回転盤を介して前記台上に固着されている、ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の椅子。
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