JP3123676B2 - ローダミン染料の濃厚溶液及びその製造方法 - Google Patents

ローダミン染料の濃厚溶液及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】本発明はローダミン染料の濃厚溶
液及びその製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】ローダミン B、ローダミン3B、ローダミ
ン 6G 等のローダミン類は、塩基性染料として広く使用
されている。その製造方法は、例えば、細田豊著「理論
製造・染料化学」(技報堂) 373及び788 頁、堀口博著
「総説合成染料」(三共出版)337〜341 頁等に記載さ
れているようにN−アルキル−m−アミノフェノール類
と過剰の無水フタル酸との溶融縮合による方法、或いは
特公昭27-2688 号公報に記載のようにその中間体を高沸
点有機溶媒と共に加熱反応させる方法等が知られてい
る。 【0003】これらのローダミン類は、微細に粉砕され
た粉末または結晶の形で、場合によっては適当な固体希
釈剤や適当な助剤を配合した形で市販され、実際の染色
に供され、実用化されている。この染料粉体は、製造、
運搬及び使用に際して粉塵が飛散し、汚れや刺激の原因
となり、環境上の問題があり、この対策としてリキッド
化が進められてきている。 【0004】リキッド化で問題となるのは、染料濃厚溶
液の安定性であり、特に長期保存、寒冷地における安定
性等が重要な問題としてクローズアップされている。 【0005】例えば、特公昭39-4879 号公報には、塩基
性染料と過剰に存在する有機酸との塩、ならびに多価ア
ルコール、そのエーテル若しくはエステル、ニトリル等
から選ばれた有機溶剤を含有する塩基性染料の濃厚溶液
について記載されているが、有機溶剤の使用は染色工場
における排水負荷の増大等後処理に問題を残し、また本
発明の目的とする安定性において、特に寒冷地における
長期保存中に結晶が析出し、必ずしも充分とは言えなか
った。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、染料の
濃厚溶液の従来技術の問題点を解決するために鋭意研究
・検討の結果、実質的に無機塩を混入しないで、或いは
混入が避けられないならば、特定の無機塩のみのを微量
混入した染料と有機酸との組み合わせにより、目的とす
る長期保存、特に寒冷地における安定性等に優れたロー
ダミン染料の濃厚溶液が得られることを見出し、本発明
を完成したものである。 【0007】本発明の目的は、工業的製造方法において
有利な方法で、かつ長期保存、特に寒冷地における安定
性等に優れたローダミン染料の濃厚溶液を提供しようと
するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、実質的に無機
塩を含有しないローダミン染料、有機酸及び水から成る
ことを特徴とするローダミン染料の濃厚溶液である。 【0009】ここで、実質的に無機塩を含有しないロー
ダミン染料とは、安定性を阻害する、結晶析出の原因と
なる無機塩を実質的に含まないことを意味する。具体的
には、ローダミン染料の乾燥重量に対して、無機塩の含
量が1重量%以下、好ましくは0.5重量%以下である
場合をいう。 【0010】本発明の対象とするローダミン染料は、無
水フタール酸とN−置換−m−アミノフェノール類との
縮合反応物であり、化学式で表すと次の一般式(I)又
は一般式(II)で表すことが出来る。 【0011】 【化1】 【0012】 【化2】(式中、R1、R2、R3はそれぞれ独立に水素原子又は低級
アルキル基を表わすが、R1、R2が同時に水素原子である
ことはない、またXはアニオン残基を表わす。) 【0013】本発明は、また、実質的に無機塩を含まな
いローダミン染料、該染料の乾燥重量に対して3重量%
以下のアンモニウム塩、有機酸及び水から成ることを特
徴とするローダミン染料の濃厚溶液である。 【0014】ローダミン染料は、前記した製造工程に由
来して、アルカリによるベース化、無機酸による酸析・
晶析等により結晶出しを行うために、量の多少はある
が、製品中に硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム等の無機
塩の混入は避けられない。特に工業的製造方法におい
て、析出結晶の取り出しは濾過により行われるので、無
機塩を完全に取り除くことは困難である。 【0015】このようなことから、従来は、ローダミン
染料の濃厚溶液を得る為には、これと有機酸と水のみで
は安定な溶液が得られないと考えられ、従って前記のよ
うに更に有機溶剤や各種薬剤の併用が採用されていたの
である。 【0016】本発明者らは、縮合反応物中に存在する無
機塩の含量及び種類と高濃度溶液の安定性との関係につ
いて鋭意検討の結果、実質的に無機塩を完全に除去する
か、或いはアンモニウム塩を、ローダミン染料に対して
燥重量で3重量%以下、好ましくは2重量%以下に調整
して有機酸及び水に溶解することで安定性、特に寒冷地
における長期保存中に結晶が析出せず、安定な高濃度溶
液が得られることをことを見出したのである。 【0017】ここで、有機酸としては、蟻酸、醋酸等が
好んで用いられる。 【0018】更に、本発明者らは、本発明の目的とする
ローダミン染料の濃厚溶液は、以下に述べる方法によ
り、工業的、実用的有利に製造されることを見出した。 【0019】本発明のローダミン染料の濃厚溶液の製造
方法は、無水フタール酸とN−置換−m−アミノフェノ
ール類との縮合反応物を無機酸の水溶液に加えて溶解
し、次いでアンモニア水溶液を加えて晶析し、析出結晶
を濾別し、必要により乾燥し、次いで有機酸及び水に溶
解させることを特徴とするローダミン染料の濃厚溶液の
製造方法である。この方法において、アンモニウム塩
は、ローダミン染料の乾燥重量に対して約3重量%以下
含まれることがあるが、本発明の目的とするローダミン
染料の濃厚溶液として使用できることを見出した。 【0020】本発明において、無水フタール酸とN−置
換−m−アミノフェノール類との縮合反応は、過剰の無
水フタル酸との溶融縮合による方法、やや過剰の無水フ
タル酸を用いて不活性有機溶剤中で行う方法等により行
われる。具体的には、溶融状態の無水フタル酸中にN−
置換−m−アミノフェノール類を徐々に投入し縮合反応
を行うか、又は無水フタル酸とN−置換−m−アミノフ
ェノール類を、ハロゲン化及び/又はアルキル化芳香族
炭化水素及び脂肪族炭化水素から選ばれた一種以上の有
機溶媒中で縮合反応させる方法である。 【0021】本発明にいうN−置換−m−アミノフェノ
ール類としては、具体的には、N,N−ジエチル−m−
アミノフェノール、N−エチル−m−アミノフェノー
ル、N,N−ジメチル−m−アミノフェノール、N,N
−ジブチル−m−アミノフェノール、o−(エチルアミ
ノ)−p−クレゾール等が挙げられる。 【0022】本発明は、この縮合反応物に無機酸の水溶
液を加えて溶解し、次いでアンモニア水溶液を加えて中
和・晶析し、結晶出しすることを特徴とするものであ
る。 【0023】ここで、無機酸の水溶液としては、塩酸、
硫酸などの鉱酸の水溶液が好ましく用いられる。具体的
には、例えば20〜35%の塩酸、50〜66度ボーメの硫酸が
用いられる。無機酸の使用量は、通常、前記一般式
(I)又は(II)で示されるベースに対して0.9〜
1.1モル比である。この時点でのpHは約1.5〜
2.5である。 【0024】縮合反応物に無機酸の水溶液を加えて溶解
するに際しては、通常加温、好ましくは60〜75℃に
加熱される。溶解後、必要により滓取りろ過を行うこと
ができる。 【0025】次に、この濾液にアンモニア水溶液を加え
て中和することにより、(I)又は(II)で示される
ベースが晶析される。 【0026】ここで、用いられるアンモニア水溶液とし
ては、通常10〜30%、好ましくは20〜25%のアンモニア
水溶液が好んで用いられる。アンモニアの使用量は、通
常前記ベースに対して1.5〜2.0モル比である。ま
た、この時のpHは8〜9である。 【0027】次に、氷醋酸又は高濃度醋酸と水を加えて
溶解することにより、ローダミン染料の濃厚溶液が醋酸
塩の形で得られる。ここで、高濃度醋酸としては50〜90
%の醋酸が好んで用いられる。この濃厚溶液は、醋酸水
溶液で濃度調整を行ない、所定の濃度の濃厚溶液として
用いられる。 【0028】本発明の濃厚溶液は、それ自体で極めて安
定であり、そのまま染色に供する高濃度溶液として用い
られるが、更に濃厚溶液の安定性が損なわない範囲で、
必要により他の安定剤等の各種添加剤を加えることがで
きる。 【0029】 【発明の効果】本発明のローダミン染料の濃厚溶液は、
長期保存、特に寒冷地における安定性等に優れ、その製
造方法も工業的に容易である等の特徴を有する。 【0030】 【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれら実施例によって限定されるもの
ではない。例中、部は重量部を表わす。 【0031】実施例1 容器に無水フタル酸590部及びN,N−ジエチル−m
−アミノフェノール404部を仕込み、温度170〜1
75℃で溶融反応させ、縮合反応物540部を得た。こ
の縮合反応物540部に、工業用水3200部、50度
ボーメ硫酸110部を加え、温度75〜80℃に保温攪
拌し、溶解させる。この時のpHは2.0である。 【0032】この溶液に72〜75℃で、25%アンモ
ニア水溶液180部を約3時間かけて加え、94〜97
℃で約3時間攪拌する。この後70℃以下まで放冷し、
析出するローダミンBベースを濾過し、工業用水180
0部で洗浄する。ローダミンBベースのウエットケーキ
790部(100%換算512部)が得られる。(収率
約99%) 【0033】次に、上水320部と氷醋酸603部に、
上記ローダミンBベースのウエットケーキを加えて30
〜35℃で溶解し、ラジオライトを敷いたバキュームフ
ィルターで濾過する。濾液からローダミンBベースの醋
酸塩の40%品1371部(100%換算548部)が
得られる。(収率約94%) 【0034】実施例2 容器に無水フタル酸590部及びN,N−ジエチル−m
−アミノフェノール40部を仕込み、温度170〜17
5℃で溶融反応させ、縮合反応物540部を得た。この
縮合反応物540部に、工業用水3200部、35%塩酸
149部を加え、温度75〜80℃に保温攪拌し、溶解
させる。この時のpHは2.0である。 【0035】この溶液に72〜75℃で、25%アンモ
ニア水溶液180部を約3時間かけて加え、94〜97
℃で約3時間攪拌する。この後70℃以下まで放冷し、
析出するローダミンBベースを濾過し、工業用水180
0部で洗浄する。ローダミンBベースのウエットケーキ
790部(100%換算512部)が得られる。(収率
約99%) 【0036】次に、上水320部と氷醋酸603部に、
上記ローダミンBベースのウエットケーキを加えて30
〜35℃で溶解し、ラジオライトを敷いたバキュームフ
ィルターで濾過する。濾液からローダミンBベースの醋
酸塩の40%品1371部(100%換算548部)が
得られる。(収率約94%) 【0037】実施例3 容器に無水フタル酸590部及びN,N−ジエチル−m
−アミノフェノール40部を仕込み、温度170〜17
5℃で溶融反応させ、縮合反応物540部を得た。この
縮合反応物540部に、工業用水3200部、35%塩酸
149部を加え、温度75〜80℃に保温攪拌し、溶解
させる。この時のpHは2.0である。 【0038】この溶液に、クレワットAM(金属封鎖
剤)3部を添加し、72〜75℃で、25%アンモニア
水溶液180部を約3時間かけて加え、94〜97℃で
約3時間攪拌する。この後70℃以下まで放冷し、析出
するローダミンBベースを濾過し、工業用水1800部
で洗浄する。ローダミンBベースのウエットケーキ79
0部(100%換算512部)が得られる。(収率 約
99%) 【0039】次に、上水320部と氷醋酸603部に、
上記ローダミンBベースのウエットケーキを加えて30
〜35℃で溶解し、ラジオライトを敷いたバキュームフ
ィルターで濾過する。濾液からローダミンBベースの醋
酸塩の40%品1371部(100%換算548部)が
得られる。(収率約94%) 【0040】実施例4 容器に無水フタル酸590部及びN,N−ジエチル−m
−アミノフェノール404部を仕込み、温度170〜1
75℃で溶融反応させ、縮合反応物540部を得た。こ
の縮合反応物540部に、工業用水3200部、50度
ボーメ硫酸110部を加え、温度75〜80℃に保温攪
拌し、溶解させる。この時のpHは2.0である。 【0041】この溶液に72〜75℃で、25%アンモ
ニア水溶液180部を約3時間かけて加え、94〜97
℃で約3時間攪拌する。この後70℃以下まで放冷し、
析出するローダミンBベースを濾過し、工業用水180
0部で洗浄する。ローダミンBベースのウエットケーキ
790部(100%換算512部)が得られる。(収率
約99%) 【0042】次に、上水320部と60〜90%醋酸6
03部に、上記ローダミンBのウエットケーキを加えて
30〜35℃で溶解し、活性炭を敷いたバキュームフィ
ルターでろ過する。ろ液からローダミンBの醋酸塩の4
0%品1371部(100%換算548部)が得られ
る。(収率約94%) 【0042】実施例5 温度計、撹拌装置、水を系外に取り除くための分離器及
びコンデンサーを備えたフラスコに、o−ジクロルベン
ゼン170部、無水フタル酸47部及びジエチル−m−
アミノフェノール45部を順次仕込み、窒素ガスを流入
しながら175℃に昇温する。昇温後、同温度で1時間
毎にジエチル−m−アミノフェノールを6部ずつ5回に
分けて加える。 【0043】更に同温度で3時間反応させた後(この間
生成する水は分離器により取り除く)後、3%水酸化ナ
トリウム水溶液330部に排出し、30分撹拌、静置、
分液する。有機溶媒層は4.5%硫酸660部と30分間
混合撹拌し、静置後、分液する。 【0044】この水層に、72〜75℃で、25%アン
モニア水溶液34部を約3時間かけて加え、94〜97
℃で約3時間攪拌する。この後70℃以下まで放冷し、
析出するローダミンBベースを濾過し、工業用水340
部で洗浄する。ローダミンBベースのウエットケーキ1
50部(100%換算97部)が得られる。(収率約9
9%) 【0045】次に、上水61部と氷醋酸114部に、上
記ローダミンBベースのウエットケーキを加えて30〜
35℃で溶解し、ラジオライトを敷いたバキュームフィ
ルターで濾過する。濾液からローダミンBベースの醋酸
塩の40%品260部(100%換算104部)が得ら
れる。(収率約94%) 【0046】実施例6 温度計、撹拌装置、水を系外に取り除くための分離器及
びコンデンサーを備えたフラスコにo−ジクロルベンゼ
ン170部、無水フタル酸39.9部及びo−エチルア
ミノ−p−クレゾール81.5部を順次仕込み、窒素ガ
スでシールしながら180℃に昇温する。更に同温度で
3時間反応させた後、50℃迄冷却し、水酸化ナトリウ
ム7.2部を加えた後、ジエチル硫酸70.5部を1時
間かけて滴下し、45〜55℃で1.5時間保温する。 【0047】次に溶媒を系外に取り除くための分離器を
取り付け、90℃の温水を1600部加えo−ジクロル
ベンゼンの流出がなくなるまで共沸蒸留する。35%塩
酸を加えpH4〜4.5とし80℃に昇温し、更に35
%塩酸13.3部と食塩100部を加え結晶化し、濾別
して、下記一般式(III) 【0048】 【化3】 【0049】で示されるローダミン6GCPベースのウ
エットケーキ250部が得られる。このウエットケーキ
250部が工業用水1000部に分散し、72〜75℃
で、25%アンモニア水溶液60部を約3時間かけて加
え、94〜97℃で約3時間攪拌する。この後70℃以
下まで放冷し、析出するローダミン6GCPベースを濾
過し、工業用水600部で洗浄する。ローダミン6GC
Pベースのウエットケーキ250部(100%換算12
2.7部)が得られる。(収率 約95%) 【0050】次に、メタノール129部と蟻酸30部
に、上記ローダミン6GCPベースを加えて30〜35
℃で溶解し、ラジオライトを敷いたバキュームフィルタ
ーで濾過する。濾液からローダミン6GCPの蟻酸塩の
30%品409部(100%換算122.7部)が得ら
れる。(収率約90%)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 実質的に無機塩を含有しないローダミン
    染料、有機酸及び水から成ることを特徴とするローダミ
    ン染料の濃厚溶液。 【請求項2】 実質的に無機塩を含有しないローダミン
    染料、該染料の乾燥重量に対して3重量%以下のアンモ
    ニウム塩、有機酸及び水から成ることを特徴とするロー
    ダミン染料の濃厚溶液。 【請求項3】 ローダミン染料が、無水フタール酸とN
    −置換−m−アミノフェノール類との縮合反応物である
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載のローダミン染
    料の濃厚溶液。 【請求項4】 N−置換−m−アミノフェノール類が、
    N,N−ジエチル−m−アミノフェノールである請求項
    1〜請求項3のいずれかに記載のローダミン染料の濃厚
    溶液。 【請求項5】 有機酸が氷醋酸又は濃度50%以上の高
    濃度醋酸から選ばれる請求項1〜請求項4のいずれかに
    記載のローダミン染料の濃厚溶液。 【請求項6】 無水フタール酸とN−置換−m−アミノ
    フェノール類との縮合反応物を無機酸の水溶液に加えて
    溶解し、次いでアンモニア水溶液を加えて晶析し、析出
    結晶を濾別し、必要により乾燥し、次いで有機酸及び水
    に溶解させることを特徴とするローダミン染料の濃厚溶
    液の製造方法。 【請求項7】 ローダミン染料の濃厚溶液が、実質的に
    実質的に無機塩を含有しないローダミン染料、有機酸及
    び水から成ることを特徴とする請求項6に記載のローダ
    ミン染料の濃厚溶液の製造方法。 【請求項8】 ローダミン染料の濃厚溶液が、実質的に
    無機塩を含有しないローダミン染料、該染料の乾燥重量
    に対して3重量%以下のアンモニウム塩、有機酸及び水
    から成ることを特徴とする請求項6に記載のローダミン
    染料の濃厚溶液の製造方法。 【請求項9】 N−置換−m−アミノフェノール類が、
    N,N−ジエチル−m−アミノフェノールである請求項
    6〜請求項8のいずれかに記載のローダミン染料の濃厚
    溶液の製造方法。 【請求項11】 有機酸が氷醋酸又は濃度50%以上の高
    濃度醋酸から選ばれる請求項6〜請求項9のいずれかに
    記載のローダミン染料の濃厚溶液の製造方法。 【請求項12】 無機酸の水溶液が、鉱酸の水溶液である
    請求項6〜請求項9のいずれかに記載のローダミン染料
    の濃厚溶液の製造方法。 【0001】
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