JP3123568B2 - 殺菌用水処理剤 - Google Patents
殺菌用水処理剤Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺菌用水処理剤に関
し、特にレジオネラ菌の発生する冷却水系における殺菌
用水処理剤に関する。
し、特にレジオネラ菌の発生する冷却水系における殺菌
用水処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年産業の発展に伴い多量の産業用水が
必要になってきている。用水の水源としては、工業用水
道水の他に海水、湖沼水、河川水、地下水などが使用さ
れている。これらの用水中には各種の微生物が生息して
おり、この微生物類の中には、その存在する水質、環境
によってさらに増殖を続け、各種の障害をもたらす原因
となるものが多い。たとえば、冷却水として使用する場
合に、水中に生息している微生物が増殖し用水設備の壁
などに着生してスライムを形成し、これによる熱交換率
の低下および流水不良などの障害が発生する。殊に、用
水の循環使用において、開放型冷却塔を用いた開放式の
場合には系の一部で準完遂が強制ばっ気され空気に接触
し、且つ太陽光線が照射することにより細菌および藻類
などの微生物の繁殖が助長される。またビルや工場など
の空調、冷暖房設備における小型冷却塔を設置した冷却
水系においても同様な障害が発生している。
必要になってきている。用水の水源としては、工業用水
道水の他に海水、湖沼水、河川水、地下水などが使用さ
れている。これらの用水中には各種の微生物が生息して
おり、この微生物類の中には、その存在する水質、環境
によってさらに増殖を続け、各種の障害をもたらす原因
となるものが多い。たとえば、冷却水として使用する場
合に、水中に生息している微生物が増殖し用水設備の壁
などに着生してスライムを形成し、これによる熱交換率
の低下および流水不良などの障害が発生する。殊に、用
水の循環使用において、開放型冷却塔を用いた開放式の
場合には系の一部で準完遂が強制ばっ気され空気に接触
し、且つ太陽光線が照射することにより細菌および藻類
などの微生物の繁殖が助長される。またビルや工場など
の空調、冷暖房設備における小型冷却塔を設置した冷却
水系においても同様な障害が発生している。
【0003】ところで、最近このような冷却水系で検出
されるレジオネラ菌が深刻な問題となっている。レジオ
ネラ菌はグラム陰性の細長い桿菌で、その発育至適温度
が35〜36℃と冷却水の温度と合致しており、また藻
類や従属栄養細菌などから栄養源を得る共生細菌であ
り、上述したような微生物類の繁殖し易い冷却水系は格
好の生育環境となる。レジオネラ菌は、レジオネラ菌の
増殖した冷却水が冷却塔から飛散することによって、あ
るいは空調設備にあっては、冷却水の飛沫が空気を汚染
して外気取り入れ口から空調施設に入り室内空気のレジ
オネラ菌汚染を起こし、人体に感染することが知られて
いる。レジオネラ菌による感染症は、在郷軍人病と呼ば
れ、肺炎に似た症状を引起し時には死亡に至る場合もあ
りその対策が求められている。冷却水中のレジオネラ菌
の生育、増殖防止方法としては、(イ)殺菌剤やスライ
ムコントロール剤の添加により、レジオネラ菌の栄養物
を取り除くことにより間接的にレジオネラ菌の増殖を防
止する。(ロ)過酸化水素等の化学洗浄剤で定期的に冷
却水系の洗浄を行い、冷却塔を清潔に保つ。および
(ハ)殺菌剤を添加してレジオネラ菌自身を死滅させ
る。などの対策が考えられる。しかしながら、上記
(イ)の方法は積極的にレジオネラ菌を排除するのに乏
しく、既にレジオネラ菌の発生した冷却水系への適用が
難しく、また増殖を完全に抑制することも現実的には困
難である。また、(ロ)の方法は一時的には有効である
が、恒常的なレジオネラ菌の発生防止は期待できない。
このようなことから(ハ)による方法が最も有効でかつ
確実な方法と考えられている。
されるレジオネラ菌が深刻な問題となっている。レジオ
ネラ菌はグラム陰性の細長い桿菌で、その発育至適温度
が35〜36℃と冷却水の温度と合致しており、また藻
類や従属栄養細菌などから栄養源を得る共生細菌であ
り、上述したような微生物類の繁殖し易い冷却水系は格
好の生育環境となる。レジオネラ菌は、レジオネラ菌の
増殖した冷却水が冷却塔から飛散することによって、あ
るいは空調設備にあっては、冷却水の飛沫が空気を汚染
して外気取り入れ口から空調施設に入り室内空気のレジ
オネラ菌汚染を起こし、人体に感染することが知られて
いる。レジオネラ菌による感染症は、在郷軍人病と呼ば
れ、肺炎に似た症状を引起し時には死亡に至る場合もあ
りその対策が求められている。冷却水中のレジオネラ菌
の生育、増殖防止方法としては、(イ)殺菌剤やスライ
ムコントロール剤の添加により、レジオネラ菌の栄養物
を取り除くことにより間接的にレジオネラ菌の増殖を防
止する。(ロ)過酸化水素等の化学洗浄剤で定期的に冷
却水系の洗浄を行い、冷却塔を清潔に保つ。および
(ハ)殺菌剤を添加してレジオネラ菌自身を死滅させ
る。などの対策が考えられる。しかしながら、上記
(イ)の方法は積極的にレジオネラ菌を排除するのに乏
しく、既にレジオネラ菌の発生した冷却水系への適用が
難しく、また増殖を完全に抑制することも現実的には困
難である。また、(ロ)の方法は一時的には有効である
が、恒常的なレジオネラ菌の発生防止は期待できない。
このようなことから(ハ)による方法が最も有効でかつ
確実な方法と考えられている。
【0004】従来、レジオネラ菌に有効とされている殺
菌剤は、イソチアゾロン系の薬剤、ブロノポール系の薬
剤などがある。しかしながら、これらの薬剤は、殺菌の
ためには相当な高濃度を必要とし、実際の冷却水系に適
用した場合、効果の持続生に乏しく薬剤を連続的に添加
する必要があり、性能の面のみならず経済的にも問題が
ある。また、特に従来の薬剤の中で最も有効とされてい
るイソチアゾロン系の薬剤は金属への腐食性や人体の皮
膚刺激性が高く安全上も問題である。従って、現在最も
好ましいとされているレジオネラ菌の殺菌方法は、上記
した(イ)と(ロ)とを組み合わせ、さらに(ハ)の殺
菌剤を使用することである。しかしながら、この方法
も、化学洗浄のために冷却水系の運転を中断する必要が
あったり、経済的に高価になったりするばかりでなく、
根本的に殺菌剤の薬効が乏しいために充分な効果が発揮
されないことが多いのが実情である。
菌剤は、イソチアゾロン系の薬剤、ブロノポール系の薬
剤などがある。しかしながら、これらの薬剤は、殺菌の
ためには相当な高濃度を必要とし、実際の冷却水系に適
用した場合、効果の持続生に乏しく薬剤を連続的に添加
する必要があり、性能の面のみならず経済的にも問題が
ある。また、特に従来の薬剤の中で最も有効とされてい
るイソチアゾロン系の薬剤は金属への腐食性や人体の皮
膚刺激性が高く安全上も問題である。従って、現在最も
好ましいとされているレジオネラ菌の殺菌方法は、上記
した(イ)と(ロ)とを組み合わせ、さらに(ハ)の殺
菌剤を使用することである。しかしながら、この方法
も、化学洗浄のために冷却水系の運転を中断する必要が
あったり、経済的に高価になったりするばかりでなく、
根本的に殺菌剤の薬効が乏しいために充分な効果が発揮
されないことが多いのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、微少濃度で
レジオネラ菌の殺菌効果に優れ経済的で、かつ安全なレ
ジオネラ菌殺菌用の水処理剤を提供することにある。本
発明者らは、上述の目的を達成する殺菌剤としてヒドラ
ジンに着目した。ヒドラジンは水系で分解して窒素ガス
と水とを生成して無害化され金属に対する腐食性もなく
なる利点がある上に、藻類、スライムの増殖を抑制する
作用があることが知られており、これによりレジオネラ
菌の増殖を抑制する効果があることが予測され、これに
つき検討を重ねた結果、本発明者らの知見によると、ヒ
ドラジンのレジオネラ菌に対する殺菌作用は実用濃度で
は効果が乏しいことが明らかになった。
レジオネラ菌の殺菌効果に優れ経済的で、かつ安全なレ
ジオネラ菌殺菌用の水処理剤を提供することにある。本
発明者らは、上述の目的を達成する殺菌剤としてヒドラ
ジンに着目した。ヒドラジンは水系で分解して窒素ガス
と水とを生成して無害化され金属に対する腐食性もなく
なる利点がある上に、藻類、スライムの増殖を抑制する
作用があることが知られており、これによりレジオネラ
菌の増殖を抑制する効果があることが予測され、これに
つき検討を重ねた結果、本発明者らの知見によると、ヒ
ドラジンのレジオネラ菌に対する殺菌作用は実用濃度で
は効果が乏しいことが明らかになった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ヒドラジ
ンの有する優れた特徴を生かしつつ、微少濃度の作用で
レジオネラ菌の殺菌が可能となる協力剤について鋭意検
討を重ね、ヒドラジンとある種の水溶性カチオン性重合
物とを組み合わせて使用することが極めて有効であるこ
とを見い出し本発明を為した。
ンの有する優れた特徴を生かしつつ、微少濃度の作用で
レジオネラ菌の殺菌が可能となる協力剤について鋭意検
討を重ね、ヒドラジンとある種の水溶性カチオン性重合
物とを組み合わせて使用することが極めて有効であるこ
とを見い出し本発明を為した。
【0007】すなわち、本発明はヒドラジンと下記一般
式(1)で表されるポリアミンとエピハロヒドリンまた
はハロゲノエチルエーテルとの反応生成物である水溶性
カチオン性重合物とを有効成分として含有する殺菌用水
処理剤に係る。 (R1,R2)N−(A−N( R3))n R4 (1) ( 式中、R1,R2,R3 およびR4 は水素原子または炭素
数1〜3のアルキル基を示し、Aは炭素数1〜5の直鎖
あるいは分岐鎖のアルキレン基を示し、nは1〜5の整
数である)
式(1)で表されるポリアミンとエピハロヒドリンまた
はハロゲノエチルエーテルとの反応生成物である水溶性
カチオン性重合物とを有効成分として含有する殺菌用水
処理剤に係る。 (R1,R2)N−(A−N( R3))n R4 (1) ( 式中、R1,R2,R3 およびR4 は水素原子または炭素
数1〜3のアルキル基を示し、Aは炭素数1〜5の直鎖
あるいは分岐鎖のアルキレン基を示し、nは1〜5の整
数である)
【0008】本発明に用いられるヒドラジンとしては、
水加ヒドラジン(N2 H4 ・H2 O)およびその水溶液
の他、水中でヒドラジン(N2 H4)を存在させることが
できる物質、例えば中性硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジ
ン、硝酸ヒドラジン、炭酸ヒドラジンなどのヒドラジン
塩類をあげることができるが、通常は水加ヒドラジン水
溶液が使用される。また、本発明に用いられる水溶性カ
チオン性重合物は、前記一般式 (1) で示されるポリア
ミンとエピハロヒドリンまたはジハロゲノエチルエーテ
ルとの反応により得られるもので、その分子量は500 〜
50,000の範囲のものが好適に使用される。これらの水溶
性カチオン重合物は、例えば特開平2−169096号
公報、特公昭53−23377号公報、特公昭55−4
9042号公報などに記載された方法により得ることが
できる
水加ヒドラジン(N2 H4 ・H2 O)およびその水溶液
の他、水中でヒドラジン(N2 H4)を存在させることが
できる物質、例えば中性硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジ
ン、硝酸ヒドラジン、炭酸ヒドラジンなどのヒドラジン
塩類をあげることができるが、通常は水加ヒドラジン水
溶液が使用される。また、本発明に用いられる水溶性カ
チオン性重合物は、前記一般式 (1) で示されるポリア
ミンとエピハロヒドリンまたはジハロゲノエチルエーテ
ルとの反応により得られるもので、その分子量は500 〜
50,000の範囲のものが好適に使用される。これらの水溶
性カチオン重合物は、例えば特開平2−169096号
公報、特公昭53−23377号公報、特公昭55−4
9042号公報などに記載された方法により得ることが
できる
【0009】このような水溶性カチオン性重合物を得る
ためのポリアミンとして具体的な化合物は、アルキレン
ポリアミン(前記一般式(1)においてn=1)として
は、エチレンジアミン、N, N−ジメチルエチレンジア
ミン、N, N−ジエチルエチレンジアミン、プロピレン
ジアミン、N, N−ジメチルプロピレンジアミン、N,
N,N', N' −テトラメチルエチレンジアミンなどが
あげられ、ポリアルキレンポリアミン(前記一般式
(1)においてn=2〜5)としては、ジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペン
タミン、ペンタエチレンヘキサミンなどがあげられる。
また、エピハロヒドリンのハロゲンは、フッ素、塩素、
臭素またはヨウ素の何れも有効であるが、エピクロルヒ
ドリンが経済的であり好ましい。またジハロゲノエチル
エーテルとしては実用上ジクロロエチルエーテルが好ま
しい。
ためのポリアミンとして具体的な化合物は、アルキレン
ポリアミン(前記一般式(1)においてn=1)として
は、エチレンジアミン、N, N−ジメチルエチレンジア
ミン、N, N−ジエチルエチレンジアミン、プロピレン
ジアミン、N, N−ジメチルプロピレンジアミン、N,
N,N', N' −テトラメチルエチレンジアミンなどが
あげられ、ポリアルキレンポリアミン(前記一般式
(1)においてn=2〜5)としては、ジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペン
タミン、ペンタエチレンヘキサミンなどがあげられる。
また、エピハロヒドリンのハロゲンは、フッ素、塩素、
臭素またはヨウ素の何れも有効であるが、エピクロルヒ
ドリンが経済的であり好ましい。またジハロゲノエチル
エーテルとしては実用上ジクロロエチルエーテルが好ま
しい。
【0010】本発明における水溶性カチオン性重合物と
しては、性能上から最も好ましい化合物は、下記の式
(2)および(3)で示されるポリ〔2−ヒドロキシエ
チレン(ジメチルイミノ)エチレン(ジメチルイミノ)
メチレンクロリド〕またはポリ〔オキシエチレン(ジメ
チルイミノ)エチレン(ジメチルイミノ)メチレンクロ
リド〕である。
しては、性能上から最も好ましい化合物は、下記の式
(2)および(3)で示されるポリ〔2−ヒドロキシエ
チレン(ジメチルイミノ)エチレン(ジメチルイミノ)
メチレンクロリド〕またはポリ〔オキシエチレン(ジメ
チルイミノ)エチレン(ジメチルイミノ)メチレンクロ
リド〕である。
【0011】
【化2】
【0012】ところで、本発明に使用される水溶性カチ
オン性重合物は前述の公報にも記載されているように活
性汚泥の異常現象とバルキング防止剤として、また特に
アミンとしてN, N,N', N' −テトラメチルエチレ
ンジアミンを使用した重合物は殺藻剤として有効である
ことが知られている。しかし、本発明者らの検討した結
果、レジオネラ菌に対する殺菌作用は前記重合物単独で
は極めて弱く充分な効果が得られない。そこでさらに検
討を重ね、これらの重合物とヒドラジンとを組み合わせ
て使用することにより、それぞれ単独に使用した場合に
は予期し得なかった極めて優れた効果が発揮されること
を見い出した。
オン性重合物は前述の公報にも記載されているように活
性汚泥の異常現象とバルキング防止剤として、また特に
アミンとしてN, N,N', N' −テトラメチルエチレ
ンジアミンを使用した重合物は殺藻剤として有効である
ことが知られている。しかし、本発明者らの検討した結
果、レジオネラ菌に対する殺菌作用は前記重合物単独で
は極めて弱く充分な効果が得られない。そこでさらに検
討を重ね、これらの重合物とヒドラジンとを組み合わせ
て使用することにより、それぞれ単独に使用した場合に
は予期し得なかった極めて優れた効果が発揮されること
を見い出した。
【0013】本発明において、ヒドラジンと水溶性カチ
オン性重合物は用水系に同時に存在することが必要であ
るが、これらの薬剤は個別に各々用水系に添加してもよ
く、予め両者を配合して添加してもよい。通常は予め配
合した混合剤として使用するのが作業上便利であり好ま
しい。本発明において、両者を配合した混合剤として使
用する際の配合割合は、一般にはヒドラジン(N2 H4
として) 3〜30重量%、水溶性カチオン性重合物1〜
50重量%の範囲である。また、用水系への添加濃度は
ヒドラジン(上記と同じ)1〜100ppm、水溶性カ
チオン性重合物1〜100ppmの範囲とすることが好
ましいが、組み合わせによる相乗作用で通常はヒドラジ
ン20ppm以下、水溶性カチオン性重合物20ppm
以下で充分な殺菌効果が得られる。また、さらに良好な
相乗作用を得るには、ヒドラジンと水溶性カチオン性重
合物の配合比ないし用水系への添加濃度比は1:5〜
5:1の範囲とすることが好ましい。かくして得られた
本発明の殺菌用水処理剤は、性能は勿論のこと、ヒドラ
ジンと同様水溶性カチオン性重合物も金属に対する腐食
性がなく、皮膚刺激性などの取扱上の問題もない安全な
薬剤であり、かつ経済性にもすぐれている。なお、本発
明の殺菌用水処理剤は、それ自体優れた殺菌効果を示す
ので、既にレジネオラ菌の繁殖した用水系に添加しても
充分な殺菌作用を示すが、使用に先立ち過酸化水素等の
化学洗浄剤で用水系を清浄化した後に使用することも勿
論可能である。また本発明の殺菌用水処理剤は、用水系
の藻類や細菌類に対しても優れた殺菌作用を示し、間接
的にレジオネラ菌の増殖を防止する効果も大である。
オン性重合物は用水系に同時に存在することが必要であ
るが、これらの薬剤は個別に各々用水系に添加してもよ
く、予め両者を配合して添加してもよい。通常は予め配
合した混合剤として使用するのが作業上便利であり好ま
しい。本発明において、両者を配合した混合剤として使
用する際の配合割合は、一般にはヒドラジン(N2 H4
として) 3〜30重量%、水溶性カチオン性重合物1〜
50重量%の範囲である。また、用水系への添加濃度は
ヒドラジン(上記と同じ)1〜100ppm、水溶性カ
チオン性重合物1〜100ppmの範囲とすることが好
ましいが、組み合わせによる相乗作用で通常はヒドラジ
ン20ppm以下、水溶性カチオン性重合物20ppm
以下で充分な殺菌効果が得られる。また、さらに良好な
相乗作用を得るには、ヒドラジンと水溶性カチオン性重
合物の配合比ないし用水系への添加濃度比は1:5〜
5:1の範囲とすることが好ましい。かくして得られた
本発明の殺菌用水処理剤は、性能は勿論のこと、ヒドラ
ジンと同様水溶性カチオン性重合物も金属に対する腐食
性がなく、皮膚刺激性などの取扱上の問題もない安全な
薬剤であり、かつ経済性にもすぐれている。なお、本発
明の殺菌用水処理剤は、それ自体優れた殺菌効果を示す
ので、既にレジネオラ菌の繁殖した用水系に添加しても
充分な殺菌作用を示すが、使用に先立ち過酸化水素等の
化学洗浄剤で用水系を清浄化した後に使用することも勿
論可能である。また本発明の殺菌用水処理剤は、用水系
の藻類や細菌類に対しても優れた殺菌作用を示し、間接
的にレジオネラ菌の増殖を防止する効果も大である。
【0014】次に本発明を実施例により具体的に示す
が、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限
定されるものでない。
が、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限
定されるものでない。
【0015】
実施例1 代表的なレジオネラ菌であるレジオネラニューモフィラ
(Legionella preumo-phila)を供試菌とし、B−CYE
α培地で37℃、3日間培養し、滅菌蒸留水でおよそ
5.0×105 個/ml となるように調製したものを被検
菌液として本発明剤の殺菌効力試験を実施した。本発明
剤をそれぞれ所定濃度に調製し、各濃度の溶液の5ml中
に0.1mlの菌液を接種した後、作用時間 (1時間、5
時間、20時間)における生存菌数を求めた。(供試生
存菌数は1.0×104 個/ml となる)本実施例では、
ヒドラジンとして50% 水加ヒドラジン水溶液を、水溶性
カチオン性重合物として前記の式 (2) で示されるポリ
[2- ヒドロキシエチレン(ジメチルイミノ) エチレン(
ジメチルイミノ) メチレンクロリド] 分子量6,000
の50% 水溶液 (以下化合物Aという)、前記の式(3)
で示されるポリ〔オキシエチレン(ジメチルイミノ)エ
チレン(ジメチルイミノ)エチレンクロリド〕分子量
5,000の50%水溶液(以下化合物Bという)をそ
れぞれ用い、予め配合して試験に供した。その結果を表
−1に示す。
(Legionella preumo-phila)を供試菌とし、B−CYE
α培地で37℃、3日間培養し、滅菌蒸留水でおよそ
5.0×105 個/ml となるように調製したものを被検
菌液として本発明剤の殺菌効力試験を実施した。本発明
剤をそれぞれ所定濃度に調製し、各濃度の溶液の5ml中
に0.1mlの菌液を接種した後、作用時間 (1時間、5
時間、20時間)における生存菌数を求めた。(供試生
存菌数は1.0×104 個/ml となる)本実施例では、
ヒドラジンとして50% 水加ヒドラジン水溶液を、水溶性
カチオン性重合物として前記の式 (2) で示されるポリ
[2- ヒドロキシエチレン(ジメチルイミノ) エチレン(
ジメチルイミノ) メチレンクロリド] 分子量6,000
の50% 水溶液 (以下化合物Aという)、前記の式(3)
で示されるポリ〔オキシエチレン(ジメチルイミノ)エ
チレン(ジメチルイミノ)エチレンクロリド〕分子量
5,000の50%水溶液(以下化合物Bという)をそ
れぞれ用い、予め配合して試験に供した。その結果を表
−1に示す。
【0016】
【表1】 表−1 試験 濃度 生存菌数(個/ml) 番号 (ppm) 1時間後 5時間後 20時間後 1 10 2.8×102 2.5 ×10 1.0 ×10 2 25 7.0×10 5 1 3 50 5.8×10 1 0 4 10 1.9×102 1.2 ×10 4 5 25 4.3×10 2 0 6 50 2.9×10 0 0 (試験番号1〜3は 50%水加ヒドラジン60重量% と水溶
性カチオン性重合物として化合物A40重量%との配合
物を使用した。試験番号4〜6は 50%水加ヒドラジン60
重量% と水溶性カチオン性重合物として化合物B40重
量%との配合物を使用した。この配合剤は、作用濃度10
ppm 当たりN2H4として約1.9ppm、化合物A またはBは純
分として 2ppm を含有する。)
性カチオン性重合物として化合物A40重量%との配合
物を使用した。試験番号4〜6は 50%水加ヒドラジン60
重量% と水溶性カチオン性重合物として化合物B40重
量%との配合物を使用した。この配合剤は、作用濃度10
ppm 当たりN2H4として約1.9ppm、化合物A またはBは純
分として 2ppm を含有する。)
【0017】実施例2 実施例1と同様にして殺菌効力試験を行った。なお本実
施例では使用する薬剤は実施例1のそれと変わりない
が、それぞれを個別に添加し、添加比を変えて試験し
た。その結果を表−2に示す。
施例では使用する薬剤は実施例1のそれと変わりない
が、それぞれを個別に添加し、添加比を変えて試験し
た。その結果を表−2に示す。
【0018】
【表2】 表−2 試験 ヒドラジン 水溶性カチオン性重合物 生存菌数(個/ml) 番号 の添加量 化合物 添加量 1時間後 5時間後 20時間後 1 5 (ppm) A 1 (ppm) 3.4×102 4.8 ×10 1.8 ×10 2 5 A 10 6.0×10 1 0 3 5 A 25 5.1×10 0 0 4 1 B 5 2.6×102 4.0 ×10 1.84×10 5 10 B 5 3.1×10 3 0 6 25 B 5 1.6×10 0 0
【0019】実施例3 実施例1と同様にして殺菌効力試験を行った。なお本実
施例ではヒドラジンとして水加ヒドラジンの他に各種の
ヒドラジン塩類を使用し、水溶性カチオン性重合物とし
て、化合物A、Bの他に下記の化合物を使用し、これら
をそれぞれ用水系へ添加した。 N,N−ジエチルジエチレンジアミンとエピクロルヒド
リンとの反応生成物(分子量30,000)(以下化合
物Cという) ジエチレントリアミンとエピクロルヒドリンとの反応生
成物(分子量10,000)(以下化合物Dという) N,N−ジメチルプロピレンジアミンとジクロロエチル
エーテルとの反応生成物(分子量8,000)(以下化
合物Eという) トリエチレンテトラミンとジクロロエチルエーテルとの
反応生成物(分子量6,000)(以下化合物Fとい
う) この結果を表−3に示す。
施例ではヒドラジンとして水加ヒドラジンの他に各種の
ヒドラジン塩類を使用し、水溶性カチオン性重合物とし
て、化合物A、Bの他に下記の化合物を使用し、これら
をそれぞれ用水系へ添加した。 N,N−ジエチルジエチレンジアミンとエピクロルヒド
リンとの反応生成物(分子量30,000)(以下化合
物Cという) ジエチレントリアミンとエピクロルヒドリンとの反応生
成物(分子量10,000)(以下化合物Dという) N,N−ジメチルプロピレンジアミンとジクロロエチル
エーテルとの反応生成物(分子量8,000)(以下化
合物Eという) トリエチレンテトラミンとジクロロエチルエーテルとの
反応生成物(分子量6,000)(以下化合物Fとい
う) この結果を表−3に示す。
【0020】
【表3】 表−3 試験 ヒドラジン 水溶性カチオン性重合物 生存菌数(個/ml) 番号 類 添加量 化合物 添加量 1時間後 5時間後 20時間後 1 イ 10 (ppm) A 10 (ppm) 5.2×10 1 0 2 ロ 10 B 10 6.6×10 0 0 3 ハ 10 C 10 1.4×10 1.6 ×10 1.0 ×10 4 ニ 10 D 10 1.5×102 1.9 ×10 1.2 ×10 5 ニ 10 E 10 1.5×102 1.5 ×10 1.14×10 6 ニ 10 F 10 9.5×10 1.2 ×10 5 ( 表中ヒドラジン類のイは中性硫酸ヒドラジン、ロは塩
酸ヒドラジン、ハは炭酸ヒドラジン、ニは水加ヒドラジ
ンを示す。また添加量はN2H4としての量であり、水溶性
カチオン性重合物の添加量は、化合物の純分としての量
である。)
酸ヒドラジン、ハは炭酸ヒドラジン、ニは水加ヒドラジ
ンを示す。また添加量はN2H4としての量であり、水溶性
カチオン性重合物の添加量は、化合物の純分としての量
である。)
【0021】比較例1 実施例1と同様にして殺菌効力試験を、ヒドラジン単独
または水溶性カチオン性重合物単独を使用した。この結
果を表−4に示す。表−4から明らかなように、それぞ
れの薬剤を単独で使用した場合には殺菌効果は極めて低
いことが判る。
または水溶性カチオン性重合物単独を使用した。この結
果を表−4に示す。表−4から明らかなように、それぞ
れの薬剤を単独で使用した場合には殺菌効果は極めて低
いことが判る。
【0022】
【表4】 表−4 試験 添加化合物と 生存菌数(個/ml) 番号 添加量 (ppm) 1時間後 5時間後 20時間後 1 ヒドラジン 25 4.3×103 4.0 ×103 3.0 ×103 2 同 上 50 4.0×103 3.5 ×103 2.5 ×103 3 同 上 100 2.9×103 2.2 ×103 7.5 ×102 4 化合物A 25 6.1×103 5.3 ×103 5.1 ×103 5 同 上 100 5.0×103 3.7 ×103 8.6 ×102 6 化合物B 100 4.8×103 3.0 ×103 5.2 ×102 ( ヒドラジンは、50% 水加ヒドラジンを、水溶性カチオ
ン性重合物は50% 水溶液をそれぞれ使用したが、添加量
はヒドラジンはN2H4として、また化合物はAおよびBは
それぞれ純分としての量である。)
ン性重合物は50% 水溶液をそれぞれ使用したが、添加量
はヒドラジンはN2H4として、また化合物はAおよびBは
それぞれ純分としての量である。)
【0023】比較例2 実施例1と同様にして殺菌効力試験を、従来のレジオネ
ラ菌に有効とされているイソチアゾロン系化合物、ブロ
ノポール系化合物につき行った。また、これらの化合物
とヒドラジンの組み合わせについても併せて試験した。
試験に供したイソチアゾロン系化合物は、5−クロロ−
2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 10.3
%、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン3.0
%の配合物である(以下化合物Gという)。また、ブロ
ノポール系化合物は、2−ブロモ−2−ニトロプロパン
−1,3−ジオールである(以下化合物Hという)。こ
の結果を表−5に示す。表−5から明らかなように、こ
れらの薬剤は、本発明の薬剤に比し効果が低いものであ
ることが判る。
ラ菌に有効とされているイソチアゾロン系化合物、ブロ
ノポール系化合物につき行った。また、これらの化合物
とヒドラジンの組み合わせについても併せて試験した。
試験に供したイソチアゾロン系化合物は、5−クロロ−
2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 10.3
%、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン3.0
%の配合物である(以下化合物Gという)。また、ブロ
ノポール系化合物は、2−ブロモ−2−ニトロプロパン
−1,3−ジオールである(以下化合物Hという)。こ
の結果を表−5に示す。表−5から明らかなように、こ
れらの薬剤は、本発明の薬剤に比し効果が低いものであ
ることが判る。
【0024】
【表5】表−5 試験 添加化合物と 生存菌数(個/ml) 番号 添加量 (ppm) 1時間後 5時間後 20時間後 1 化合物G 100 2.7×103 7.5 ×102 6.1 ×102 2 同 上 500 9.0×102 3.1 ×102 1.0 ×10 3 化合物H 10 4.5×103 2.4 ×103 3.9 ×102 4 同 上 50 1.5×103 6.9 ×102 3.0 ×10 5 50%N2H4 50 2.0×103 6.9 ×102 5.0 ×102 化合物G 100 6 50%N2H4 50 4.3 ×103 2.0 ×103 3.8 ×102 化合物H 10 (注: 50%N2H4 = 50%水加ヒドラジン )
【0025】実施例4 同一補給水を水源とし、冷却塔能力220RTのターボ
式冷凍機を有する隣接した空調冷却水系二系統で本発明
の薬剤と従来の薬剤とについて薬効の試験を行った。
(冷却塔保有水量10m3 、冷却塔運転時間24時間連
続運転)試験は下記の薬剤を調製して、1日1回保有水
量に対して本発明薬剤の場合は50ppm 、対照薬剤の場
合は100ppm をそれぞれ添加して30日間行った。 試験薬剤 本発明薬剤:50%水加ヒドラジン 30重量%(N2H4
として9.6 重量%)と化合物A 20重量%(純分として
10重量%)との配合物 対照薬剤 : 化合物G 90重量%、化合物H 10重
量%の配合物 薬剤添加開始前と、薬剤添加開始1日後、10日後、2
0日後、および30日後につき冷却水中のレジオネラ菌
の生存数を調べた。
式冷凍機を有する隣接した空調冷却水系二系統で本発明
の薬剤と従来の薬剤とについて薬効の試験を行った。
(冷却塔保有水量10m3 、冷却塔運転時間24時間連
続運転)試験は下記の薬剤を調製して、1日1回保有水
量に対して本発明薬剤の場合は50ppm 、対照薬剤の場
合は100ppm をそれぞれ添加して30日間行った。 試験薬剤 本発明薬剤:50%水加ヒドラジン 30重量%(N2H4
として9.6 重量%)と化合物A 20重量%(純分として
10重量%)との配合物 対照薬剤 : 化合物G 90重量%、化合物H 10重
量%の配合物 薬剤添加開始前と、薬剤添加開始1日後、10日後、2
0日後、および30日後につき冷却水中のレジオネラ菌
の生存数を調べた。
【0026】
【表6】表−6 試験 薬 剤 生存菌数(個/100ml) 番号 添加前 添加1日後 10日後 20日後 30日後 1 本発明薬剤 8.9×103 1.2×10 0 0 0 2 対照薬剤 9.1×103 2.0×103 8.0×102 6.7×102 7.1×102
【0027】
【発明の効果】本発明は上記から明らかなように、冷却
水系に発生するレジオネラ菌の殺菌に当たって、ヒドラ
ジンと水溶性カチオン性重合物とを組み合わせて使用す
ることにより、それぞれ単独の使用からは予期し得ない
極めて優れた効果を示すと共に、金属に対する腐食もな
くさらに人体の皮膚刺激性などの問題もなく経済性にも
優れているものであり、産業上有用である。
水系に発生するレジオネラ菌の殺菌に当たって、ヒドラ
ジンと水溶性カチオン性重合物とを組み合わせて使用す
ることにより、それぞれ単独の使用からは予期し得ない
極めて優れた効果を示すと共に、金属に対する腐食もな
くさらに人体の皮膚刺激性などの問題もなく経済性にも
優れているものであり、産業上有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−309796(JP,A) 特開 昭57−136502(JP,A) 特開 昭53−9318(JP,A) 特開 昭52−12926(JP,A) 特開 昭50−25728(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 33/12 101
Claims (3)
- 【請求項1】 ヒドラジンと下記の一般式 (1) で表さ
れるポリアミンとエピハロヒドリンまたはジハロゲノエ
チルエーテルとの反応生成物である水溶性カチオン性重
合物とを有効成分として含有する殺菌用水処理剤。 (R1,R2)N−(A−N( R3))n R4 (1) ( 式中、R1,R2,R3 およびR4 は水素原子または炭素
数1〜3のアルキル基を示し、Aは炭素数1〜5の直鎖
あるいは分岐鎖のアルキレン基を示し、nは1〜5の整
数である) - 【請求項2】 水溶性カチオン性重合物が、N,N,N',N'-
テトラエチレンジアミンとエピクロルヒドリンまたはジ
クロロエチルエーテルとの反応生成物である下記の式
(2) または (3) で表されるポリ〔2−ヒドロキシエ
チレン(ジメチルイミノ)エチレン(ジメチルイミノ)
メチレンクロリド〕またはポリ〔オキシエチレン(ジメ
チルイミノ)エチレン(ジメチルイミノ)エチレンクロ
リド〕である請求項第1項記載の水処理剤。 【化1】 - 【請求項3】 水溶性カチオン性重合物の分子量が500
〜50,000である請求項第1項記載の水処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04051542A JP3123568B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 殺菌用水処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04051542A JP3123568B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 殺菌用水処理剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05255008A JPH05255008A (ja) | 1993-10-05 |
JP3123568B2 true JP3123568B2 (ja) | 2001-01-15 |
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ID=12889916
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04051542A Expired - Fee Related JP3123568B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 殺菌用水処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3123568B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024084022A1 (de) * | 2022-10-20 | 2024-04-25 | Instraction Gmbh | Entfernung von legionellen aus trinkwasser |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103340202B (zh) * | 2013-06-03 | 2015-06-17 | 山东省泰和水处理有限公司 | 一种高效油田杀菌剂的制备方法 |
-
1992
- 1992-03-10 JP JP04051542A patent/JP3123568B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2024084022A1 (de) * | 2022-10-20 | 2024-04-25 | Instraction Gmbh | Entfernung von legionellen aus trinkwasser |
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