JP3123553U - 装丁カバー - Google Patents

装丁カバー Download PDF

Info

Publication number
JP3123553U
JP3123553U JP2006003442U JP2006003442U JP3123553U JP 3123553 U JP3123553 U JP 3123553U JP 2006003442 U JP2006003442 U JP 2006003442U JP 2006003442 U JP2006003442 U JP 2006003442U JP 3123553 U JP3123553 U JP 3123553U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin sheets
binding cover
different types
resin sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2006003442U
Other languages
English (en)
Inventor
隆久 五十嵐
弘道 野口
Original Assignee
有限会社五英
白金化成株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社五英, 白金化成株式会社 filed Critical 有限会社五英
Priority to JP2006003442U priority Critical patent/JP3123553U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3123553U publication Critical patent/JP3123553U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】外部に露出する外表面を意匠性の富んだものとすることができる装丁カバーを提供する。
【解決手段】外側に露出する外表面12が異なる複数の種類の合成樹脂シート12A,12Bから構成され、該異なる種類の合成樹脂シート12A,12Bの端部が互いに突き合わせられて高周波溶着により接合される。
【選択図】図1

Description

本考案は、手帳、書籍、ノート、ホルダ等の冊子の装丁カバーに関する。
従来の装丁カバーとして合成樹脂シートからなるものが知られている。装丁カバーは、外側に露出する外表面と、内側で冊子を保持する内側部とを備えており、内側部には冊子を保持するためのポケット部などが設けられている。
そして、外表面は通常1つの合成樹脂シートから構成され、この合成樹脂シートと、内側部でポケット部を構成する別の合成樹脂シートとが、重ね合わされている。この重ね合わせは、外表面を構成する1つの合成樹脂シートと、ポケット部を構成する別の合成樹脂シートとのそれぞれの原シートを重ね合わせ、装丁カバー輪郭に沿って高周波ウエルダによって高周波溶着して一体化すると共に、溶着した部分の外側を装丁カバー輪郭に沿って切り落として製造している。
従って、従来の装丁カバーの外表面は1つの合成樹脂シートで構成されるために、その変化に乏しく、意匠性に富んだ装丁類とすることは困難であるという問題がある。変化をもたせるために、1つの合成樹脂シートに印刷により異なった着色を施すことも可能であるが、変化に富んだものとするには限界がある。
本考案は、かかる課題に鑑みなされたもので、その目的は、外部に露出する外表面を意匠性の富んだものとすることができる装丁カバーを提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の考案は、合成樹脂シートからなる装丁カバーにおいて、
該装丁カバーの外側に露出する外表面が異なる複数の種類の合成樹脂シートから少なくとも構成され、
該異なる種類の合成樹脂シートの端部が互いに突き合わせられて高周波溶着により接合されてなることを特徴とする。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の前記異なる種類の合成樹脂シートは、色、シボ、肌触り、模様、つや感及び質感の少なくとも1つが異なることを特徴とする。
請求項3記載の考案は、請求項1または2記載の前記接合部分と接合部分以外の部分の肉厚差が該接合部分以外の部分の肉厚の15%以内であることを特徴とする。
請求項4記載の考案は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の前記外表面の一部に形成される文字、記号または模様を表す表示部と、表示部の周囲の部分とが、前記異なる種類の合成樹脂シートで構成されることを特徴とする。
請求項5記載の考案は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の前記外表面が縦方向及び/または横方向に分割されており、それぞれ分割された部分が、前記異なる種類の合成樹脂シートで構成されることを特徴とする。
本考案によれば、外側に露出する部分が複数の合成樹脂シートから構成されているために、その組み合わせによって意匠性に富んだものとすることができ、且つ、該複数の合成樹脂シートの端部が互いに突き合わせられて接合されているために、接合部分がほぼ平坦で目立たず見栄えが良いものとすることができる。
請求項2記載の考案によれば、複数の合成樹脂シートの様々な組み合わせにより意匠性をより向上させることができる。印刷では不可能な異なる種類の組み合わせを実現することができる。
請求項3記載の考案によれば、接合部分とそれ以外の部分との肉厚差が小さいために、複数の合成樹脂シートを一体化することができて、見栄えが良いものとすることができる。
請求項4記載の考案によれば、表示部の部分とその周囲の部分とが異なる種類の合成樹脂シートで構成されるために、変化に富んだものとすることができる。
請求項5記載の考案によれば、外表面が縦方向及び/または横方向に分割されて異なる種類の合成樹脂シートで構成されるために、変化に富んだものとすることができる。
以下、図面を用いて本考案の実施の形態を説明する。尚、本考案は下記実施形態に限定されるものではない。
図1は本考案の装丁カバーの実施形態を表す全体斜視図である。図において、装丁カバー10は、外側に露出する外表面12と、内側で冊子等を保持する内側部14と、を備えている。
外表面12は、異なる種類の複数の合成樹脂シート12A、12Bから構成される。合成樹脂シートの材料としては、塩化ビニル樹脂等のビニル系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂等を用いることができる。
この異なる種類の合成樹脂シート12A、12Bとしては、例えば、色、シボ(しわ)、肌触り、模様、つや感及び質感の少なくとも1つが異なるものとすることができる。
そして、この複数の種類の合成樹脂シート12A、12Bは、端部が互いに突き合わせられて高周波溶着によりほぼ平坦に接合されており、その接合部分20には、高周波ウエルダの電極の押し跡が出ないようになっており、接合跡だけが残るようになっている。
このように電極の押し跡が出ないようにする接合の手順について、以下説明する。
通常、高周波ウエルダによって接合するときには、図6に示すように、金属製下板56の表面に絶縁材54を敷き、その上に加工材料である2つの合成樹脂シート12A、12Bの端部を突き合わせたものを設置し、高周波ウエルダ50の上部電極52を下降して接合部分をプレスしつつ通電して、上部電極52と金属製下板56との間に高周波を誘起させて、シート内に分子同士の摩擦による内部発熱を発生させて、溶着を行なっている。ここで絶縁材54は、上部電極52と金属製下板56との間に電気スパークが発生するのを防ぐために設けられている。
図6の従来の接合では、上部電極52によってシートがプレスされるために、材料が溶融されたときに上部電極52によってプレスされている部分が沈みこみ、特に上部電極のエッジにあたる部分の材料が薄くなり、さらに溶融された材料が上部電極の両側にはみ出して盛り上がる。一般的に上部電極52の両側はシートの総厚の15〜30%程度厚みが膨らむ傾向にあるが、この盛り上がった部分は接合には何ら寄与していない。
よって、薄くなった部分の分子構造が破壊されて、材料自体の強度が弱くなるため、突き合わせられた接合部分20はすぐに分離されやすい。また、電極の両側の盛り上がりによって電極跡がくっきりと出て見栄えが悪くなる。
これに対して、図5に示すように、本考案の装丁カバーを製造する際に用いる高周波ウエルダ50は、上部電極52の下端に上部電極よりも幅広の絶縁平坦プレート54を直接取り付け、従来金属製下板56の表面に敷いていた絶縁材は省略する。上部電極52を絶縁平坦プレート54を介して合成樹脂シート12A、12Bの端部が突き合わせられた部分にプレスして高周波通電を行なうと、内部発熱で発生した溶融分子が絶縁平坦プレート54の下で上部からの分散された圧力を受けるため、上部電極の跡が残らず、平らな仕上がりとなる。均等に内部発熱が生じるために、分子構造を破壊することなく、引張り強度、引き裂き強度共に、従来に比較して格段に向上する。
上部電極に相当する接合部分20は溶融によってそれ以外の部分と比較すると肉薄になるが、その肉厚は均一であり、従来のような電極のエッジの部分における肉薄とその両側の盛り上がりといった極端な厚みの変化はない。必須ではないが好ましくは、接合部分20とそれ以外の部分との肉厚差はそれ以外の部分の15%以内とすることができる。
このように、接合部分20には上部電極跡ではなく接合跡だけが残るため、接合部分20は比較的平坦で、複数の合成樹脂シート12A、12Bが一体化されて見えて見栄えが良く、外側に露出する外表面として適したものとすることができる。
複数の合成樹脂シートの組み合わせ方は任意にすることができ、図1に示したように、縦方向に分割することも可能であり、図7に示したように、横方向に分割することもでき、または、それ以外の斜め方向に分割することも可能である。また、上部電極形状を変えることによって、接合部分20は直線的なもののみならず、曲線的なものとすることも可能である。
以上によって複数の合成樹脂シートが突き合わせ接合されて形成された原シートの上に内側部14を構成するポケット部となる別の合成樹脂シート16の原シートを重ね合わせて、装丁カバー輪郭に沿って高周波ウエルダによって高周波溶着して一体化すると共に、溶着した部分の外側を装丁カバー輪郭に沿って切り落として製造することができる。この切り落としの際に、適宜、文字、記号等の表示や飾り(符号22で表す)を刻印することも可能である。
但し、内側部14の構造は任意であり、外表面12を構成する複数の合成樹脂シートが突き合わせ接合されて形成された原シートを折り返して、内側部14を構成することも可能である。
こうして、外表面12が複数の種類の合成樹脂シートから構成されるために、変化に富み、従来の印刷による変化では達成できない、意匠性に優れた装丁カバーとすることができる。
図8は、さらに別の実施形態に係る装丁カバーである。この例では、外表面の一部に文字、記号または模様を表す表示部と、表示部以外の周囲の部分とが、互いに異なる種類の合成樹脂シート12C、12Dで構成されている。
この複数の種類の合成樹脂シート12C、12Dとしては、例えば、色、シボ、肌触り、模様、つや感及び質感の少なくとも1つが異なるものとすることができる。
合成樹脂シート12Dには予め表示部の表示に合わせた開口を穿設する。一方、合成樹脂シート12Cは、表示部の表示に合わせた形状に予め切り取られており、合成樹脂シート12Cを合成樹脂シート12Dの開口にはめ込んだ後、その上から先と同じように図5に示す高周波ウエルダ50を用いて突き合わせ接合を行なう。
これによって合成樹脂シート12Cと12Dは一体化されて、色、シボ、肌触り、模様、つや感または質感が異なる表示部が目立つようにすることができる。
本考案の装丁カバーの実施形態を表す全体斜視図である。 図1の全体展開図である。 図1の内側から見た全体展開図である。 図2の4−4線に沿って見た接合部分の断面図である。 本考案の装丁カバーを製造する際に高周波ウエルダを用いて高周波溶着を行なう状態を表す断面図である。 従来の高周波ウエルダを用いて高周波溶着を行なう状態を表す断面図である。 本考案の装丁カバーの他の実施形態を表す全体展開平面図である。 本考案の装丁カバーのさらに他の実施形態を表す全体展開平面図である。
符号の説明
10 装丁カバー
12 外表面
12A、12B、12C、12D 合成樹脂シート
20 接合部分

Claims (5)

  1. 合成樹脂シートからなる装丁カバーにおいて、
    該装丁カバーの外側に露出する外表面が異なる種類の複数の合成樹脂シートから少なくとも構成され、
    該異なる種類の合成樹脂シートの端部が互いに突き合わせられて高周波溶着により接合されてなることを特徴とする装丁カバー。
  2. 前記異なる種類の合成樹脂シートは、色、シボ、肌触り、模様、つや感及び質感の少なくとも1つが異なることを特徴とする請求項1記載の装丁カバー。
  3. 前記接合部分と接合部分以外の部分の肉厚差が該接合部分以外の部分の肉厚の15%以内であることを特徴とする請求項1または2記載の装丁カバー。
  4. 前記外表面の一部に形成される文字、記号または模様を表す表示部と、表示部の周囲の部分とが、前記異なる種類の合成樹脂シートで構成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の装丁カバー。
  5. 前記外表面が縦方向及び/または横方向に分割されており、それぞれ分割された部分が、前記異なる種類の合成樹脂シートで構成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の装丁カバー。
JP2006003442U 2006-05-09 2006-05-09 装丁カバー Expired - Lifetime JP3123553U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003442U JP3123553U (ja) 2006-05-09 2006-05-09 装丁カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003442U JP3123553U (ja) 2006-05-09 2006-05-09 装丁カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3123553U true JP3123553U (ja) 2006-07-20

Family

ID=43473542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006003442U Expired - Lifetime JP3123553U (ja) 2006-05-09 2006-05-09 装丁カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3123553U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200477130Y1 (ko) * 2014-10-10 2015-05-11 이성기 전동 샤워기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200477130Y1 (ko) * 2014-10-10 2015-05-11 이성기 전동 샤워기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5810887B2 (ja) 誘導加熱発熱体の製造方法
JP3123553U (ja) 装丁カバー
WO2012049878A1 (ja) 樹脂積層ボード部材及びその端末処理方法
JP2011105357A (ja) 易開封性包装袋
JP4363282B2 (ja) 液圧成形用重ね合わせ板材の製造方法
JP2008279602A (ja) 書類ホルダー
JP2008073146A (ja) クッションシート用表皮及びその製造方法
JPH0655437B2 (ja) 支持シートの少なくとも1範囲をキャリア層の受容面と溶着するための方法
JPH1178331A (ja) ファイリング用具
JPS6232098A (ja) ワンポイント状マ−クの形成方法
JP3883664B2 (ja) 包装袋
US6485060B2 (en) Plastic folder for retaining sheets of paper
JP2005246914A (ja) 内装材の端末処理方法
JP4617791B2 (ja) 紙容器の端面と紙カップ胴部材の処理方法
JP4381724B2 (ja) 袋体の製造方法
JP3161939U (ja) シート状加工物
JP3127872U (ja) 書類ホルダー
JP2010184463A (ja) ホルダ
JP5990146B2 (ja) ペンホルダーおよびペンホルダー付きの表紙カバー
JPH09309291A (ja) 書類フォルダー
JP2023109348A (ja) カードケース、カードケースの製造方法、カードケースの高周波溶着溶断電極
KR950012372B1 (ko) 스티어링 휘일
JP2012183662A (ja) 見開き状クリアポケットファイル及びその製造方法
JP2005343091A (ja) 表紙部材およびその製造方法
JP3090306U (ja) 手帳、本、バインダーその他の表紙用カバー

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090628

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100628

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100628

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110628

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110628

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120628

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130628

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140628

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

EXPY Cancellation because of completion of term