JP3123230B2 - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

Info

Publication number
JP3123230B2
JP3123230B2 JP04166379A JP16637992A JP3123230B2 JP 3123230 B2 JP3123230 B2 JP 3123230B2 JP 04166379 A JP04166379 A JP 04166379A JP 16637992 A JP16637992 A JP 16637992A JP 3123230 B2 JP3123230 B2 JP 3123230B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
read
recording
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04166379A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0614297A (ja
Inventor
俊二 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP04166379A priority Critical patent/JP3123230B2/ja
Publication of JPH0614297A publication Critical patent/JPH0614297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3123230B2 publication Critical patent/JP3123230B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー映像信号を形成
する輝度信号及び搬送色信号が夫々記録用輝度信号及び
記録用搬送色信号とされ、自動トラッキング制御用のパ
イロット信号と共に周波数多重合成されて得られた合成
記録信号が記録された磁気テープから、合成記録信号を
磁気ヘッドを用いて読み取り、読み取られた合成記録信
号に種々の処理を施してカラー映像信号を再生する映像
信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー映像信号が磁気テープに記録され
る場合、そのカラー映像信号を構成する輝度信号及び搬
送色信号に基づき、輝度信号が高域側の周波数変調信号
とされて得られる記録用輝度信号(以下、FM輝度信号
という)と、搬送色信号が低域側に周波数変換されて得
られる記録用搬送色信号(以下、低域変換色信号とい
う)とが形成され、FM輝度信号と低域変換色信号とが
周波数多重合成されて成る記録用カラー映像信号が、回
転磁気ヘッドにより、磁気テープに傾斜記録トラックが
順次形成されていく状態で記録され、さらに、音声信号
が、固定磁気ヘッドにより、磁気テープにその走行方向
に沿って延びる音声トラックが形成される状態で記録さ
れる記録方式が採られる。また、斯かる記録方式の他
に、磁気テープに対するカラー映像信号の高密度記録化
が図られ、磁気テープの走行速度が極めて低速とされる
もとにおいても、記録及び再生される音声信号の質を良
好に維持すべく、周波数変調信号とされた記録用音声信
号(以下、FM音声信号という)が、記録用カラー映像
信号と周波数多重合成されて回転磁気ヘッドに供給さ
れ、本来記録用カラー映像信号が記録される磁気テープ
上の傾斜記録トラック上に記録用カラー映像信号と共に
記録されるようになされた記録方式も提案されている。
【0003】さらに、磁気テープ上の傾斜記録トラック
の夫々は、例えば、記録用カラー映像信号の1垂直期間
分、即ち、1フィールド分及びそれに対応するFM音声
信号が記録されたものとされるが、再生系において磁気
テープからの記録用カラー映像信号及びFM音声信号の
読取りを行う回転磁気ヘッドを磁気テープ上の傾斜記録
トラックの夫々に適正に追従させるべく行われる自動ト
ラッキング制御に用いられるパイロット信号が、記録用
カラー映像信号及びFM音声信号に加えられて記録され
るようになすことが提案されている。斯かる際における
パイロット信号は、例えば、相互に周波数を異にする4
種の信号から成り、それらが相互隣接する4本の傾斜記
録トラックの組毎に順次記録されるものとされる。
【0004】このようにFM輝度信号と低域変換色信号
とから成る記録用カラー映像信号に、FM音声信号及び
パイロット信号が周波数多重合成されて得られる合成記
録信号が、磁気テープ上に順次配列形成される傾斜記録
トラックをもって記録されるにあたり、FM輝度信号
は、元の輝度信号に基づく、例えば、搬送波周波数偏移
帯域が輝度信号の同期信号の先端が周波数Fs=4.2 M
Hzとなってホワイト・ピークが周波数Fp=5.4 MH
zとなる周波数変調信号として形成され、低域変換色信
号が、元の搬送色信号が、例えば、色副搬送波周波数F
cを約743 KHzとするものに周波数変換されて形成さ
れ、さらに、FM音声信号が、元の音声信号に基づく、
例えば、搬送波周波数Faが 1.5MHzで、周波数偏移
幅が±100〜 150KHz程度とされた周波数変調信号と
して形成される。また、パイロット信号は、周波数F
1,F2,F3及びF4を夫々有し、振幅が略一定とさ
れた4種の信号とされ、周波数F1,F2,F3及びF
4は、夫々、例えば、約102.54KHz,118.95KHz,
148.69KHz及び165.21KHzに選定される。
【0005】従って、記録用カラー映像信号にFM音声
信号及びパイロット信号が周波数多重合成されて得られ
る合成記録信号は、例えば、図9の特性図(縦軸:レベ
ルL,横軸:周波数F)に示される如く、低域変換色信
号Ccの周波数帯域の上限側からFM輝度信号Yf(Y
は元の輝度信号)の周波数帯域の下限側にかけての比較
的狭い周波数帯域にFM音声信号Afが配され、また、
低域変換色信号Ccの周波数帯域の下限よりさらに低い
比較的狭い周波数帯域がパイロット信号用に割り当てら
れて、この低周波数帯域にパイロット信号P1,P2,
P3及びP4が配されるものとなされる。
【0006】このような合成記録信号の記録がなされた
多数の傾斜記録トラックが形成された磁気テープが信号
再生に供される際には、各傾斜記録トラックが回転磁気
ヘッドにより走査されて、回転磁気ヘッドによる合成記
録信号の読取りがなされ、読み取られた合成記録信号か
ら、読取FM輝度信号,読取低域変換色信号及び読取F
M音声信号が取り出され、夫々に基づいて再生輝度信
号,再生搬送色信号及び再生音声信号が得られることに
なる。斯かる際、読み取られた合成記録信号から読取低
域変換色信号が取り出されるにあたっては、合成記録信
号中において、低域変換色信号の周波数帯域に対して、
その低域側に配されるパイロット信号の周波数帯域及び
その高域側に配されるFM音声信号の周波数帯域が、極
めて近接したものとされることにより、読み取られた合
成記録信号から取り出された読取低域変換色信号に、読
取パイロット信号及び読取FM音声信号がノイズとして
混入する事態が生じ易い。特に、回転磁気ヘッドによる
磁気テープからの合成記録信号の読取りが、ノーマル再
生動作モードのもとで行われるのではなく、変速再生動
作モードのもとで行われる場合には、合成記録信号から
取り出された読取低域変換色信号に対する読取パイロッ
ト信号のノイズとしての混入が顕著となる。
【0007】それゆえ、読み取られた合成記録信号から
読取低域変換色信号が取り出されるにあたっては、読取
低域変換色信号の取出しがなされるに先立って、読み取
られた合成記録信号が、それに含まれるパイロット信号
の振幅を低減させるトラップ部であるATFトラップ部
と、それに含まれるFM音声信号の振幅を低減させるト
ラップ部であるAFMトラップ部とを通じるものとされ
る。そして、ATFトラップ部及びAFMトラップ部に
よってパイロット信号の振幅及びFM音声信号の振幅が
夫々低減せしめられた合成記録信号から、読取低域変換
色信号が取り出されることにより、取り出された読取低
域変換色信号にノイズとして混入する読取パイロット信
号及び読取FM音声信号が抑圧されたものとされること
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、読み
取られた合成記録信号に含まれるパイロット信号及びF
M音声信号の各々の振幅が、ATFトラップ部及びAF
Mトラップ部によって夫々低減せしめられるにあたり、
例えば、読み取られた合成記録信号から取り出された読
取低域変換色信号に対する読取パイロット信号のノイズ
としての混入が、特に、回転磁気ヘッドによる磁気テー
プからの合成記録信号の読取りが変速再生動作モードの
もとで行われる場合に顕著となることからして、ATF
トラップ部によるパイロット信号に対する振幅低減の度
合いは、回転磁気ヘッドによる磁気テープからの合成記
録信号の読取りが変速再生動作モードのもとで行われる
もとで、読み取られた合成記録信号から取り出される読
取低域変換色信号にノイズとして混入する読取パイロッ
ト信号が効果的に抑圧されたものとなるように、充分に
大なるものに設定される。
【0009】しかしながら、ATFトラップ部による読
み取られた合成記録信号に含まれるパイロット信号に対
する振幅低減の度合いが充分に大なるものに設定される
ことは、必然的に、読み取られた合成記録信号に含まれ
る低域搬送色信号の低域部分の振幅が大幅に低減される
ことになるとともに、読み取られた合成記録信号に含ま
れる低域搬送色信号のATFトラップ部に起因する位相
回転も比較的大となってしまい、ATFトラップ部を通
じた合成記録信号から取り出される読取低域変換色信号
の周波数帯域が低域側において実質的に狭められること
になるとともに、比較的大なる位相回転を生じたものと
なってしまう。そして、このようなATFトラップ部の
設定は、回転磁気ヘッドによる磁気テープからの合成記
録信号の読取りがノーマル再生動作モードのもとで行わ
れる状態においては、読み取られた合成記録信号に含ま
れるパイロット信号に対する振幅低減の度合いが過剰で
あり、それゆえ、ATFトラップ部を通じた合成記録信
号から取り出される読取低域変換色信号が品質が低下し
たものとなってしまう状態をまねくことになる虞を大と
する。
【0010】斯かる点に鑑み、本発明は、カラー映像信
号を形成する輝度信号及び搬送色信号が夫々FM輝度信
号及び低域変換色信号とされ、それらFM輝度信号及び
低域変換色信号が自動トラッキング制御用のパイロット
信号と共に周波数多重合成されて得られた合成記録信号
の記録がなされた磁気テープから、合成記録信号を回転
磁気ヘッド部を用いて読み取り、読み取られた合成記録
信号から読取FM輝度信号及び読取低域変換色信号を取
り出し、読取FM輝度信号及び読取低域変換色信号に基
づいて夫々再生輝度信号及び再生搬送色信号を得るにあ
たり、回転磁気ヘッド部による磁気テープからの合成記
録信号の読取りが変速再生動作モードのもとで行われる
状態においては、読み取られた合成記録信号から取り出
される読取低域変換色信号をそれにノイズとして混入す
る読取パイロット信号が効果的に抑圧されたものとなす
ことができ、また、回転磁気ヘッド部による磁気テープ
からの合成記録信号の読取りがノーマル再生動作モード
のもとで行われる状態においては、読み取られた合成記
録信号から取り出される読取低域変換色信号を周波数帯
域が改善された高品質のものとなすことができる映像信
号再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る映像信号再生装置は、カラー映像信号
を形成する輝度信号及び搬送色信号に夫々基づくFM輝
度信号及び低域変換色信号と自動トラッキング制御用の
パイロット信号とを含む合成記録信号が記録された磁気
テープから、回転磁気ヘッド部により合成記録信号を読
み取って読取合成信号を形成する信号読取部と、信号読
取部から得られる読取合成信号から読取FM輝度信号を
取り出し、取り出された読取FM輝度信号に基づいて再
生輝度信号を得る輝度信号再生回路部と、信号読取部か
ら得られる読取合成信号に含まれるパイロット信号の振
幅を低減させるトラップ部と、トラップ部を経た読取合
成信号から読取低域変換色信号を取り出すフィルタ部
と、フィルタ部により取り出された読取低域変換色信号
に周波数変換処理を施し、再生搬送色信号を得る周波数
変換部と、周波数変換部から得られる再生搬送色信号に
ディエンファシス処理を施すディエンファシス部とに加
えて、信号読取部がノーマル再生動作モードのもとで磁
気テープから合成記録信号を読み取る第1の状態にある
とき、トラップ部に、パイロット信号に対する振幅低減
を行わない状態、あるいは、パイロット信号に対する振
幅低減の度合いを、信号読取部が変速再生動作モードの
もとで磁気テープから合成記録信号を読み取る第2の状
態にあるときに比して小とする状態をとらせるととも
に、ディエンファシス部に、再生搬送色信号に対するデ
ィエンファシス処理の度合いを、信号読取部が第2の状
態にあるときに比して小とする状態をとらせる動作制御
部とを備えて構成される。
【0012】
【作用】このように構成されることにより、本発明に係
る映像信号再生装置にあっては、信号読取部がノーマル
再生動作モードのもとで磁気テープから合成記録信号を
読み取る第1の状態にあるとき、トラップ部が、パイロ
ット信号に対する振幅低減を行わない状態、あるいは、
パイロット信号に対する振幅低減の度合いを、信号読取
部が変速再生動作モードのもとで磁気テープから合成記
録信号を読み取る第2の状態にあるときに比して小とす
る状態をとるものとされ、また、ディエンファシス部
が、再生搬送色信号に対するディエンファシス処理の度
合いを、信号読取部が第2の状態にあるときに比して小
とする状態をとるものとされる。それにより、信号読取
部が第2の状態にあるときには、トラップ部が、読取合
成信号に含まれるパイロット信号に対する振幅低減を充
分に行うものとされて、トラップ部を経た読取合成信号
から取り出される読取低域変換色信号が、それにノイズ
として混入する読取パイロット信号が効果的に抑圧され
たものとされる。また、信号読取部が第1の状態にある
ときには、トラップ部が、読取合成信号に含まれるパイ
ロット信号に対する振幅低減を行わないもの、あるい
は、パイロット信号に対する振幅低減の度合いを信号読
取部が第2の状態にあるときに比して小とするものとさ
れ、かつ、ディエンファシス部が、再生搬送色信号に対
するディエンファシス処理の度合いを、信号読取部が第
2の状態にあるときに比して小とする状態をとるものと
され、その結果、読取合成信号から取り出される読取低
域変換色信号が、周波数帯域が改善された高品質のもの
とされることになる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に係る映像信号再生装置の一
例を示し、この例は、磁気テープへの映像信号に記録及
び映像信号の記録がなされた磁気テープから映像信号を
再生する磁気記録再生装置(VTR)における再生系を
形成する。
【0014】図1に示される例にあっては、磁気テープ
TPに多数の傾斜記録トラックが形成されて記録された
合成記録信号Smが、傾斜記録トラックが回転磁気ヘッ
ド11A及び11Bによって走査されることによって読
み取られる。その際、磁気テープTPの走行速度が、記
録時において磁気テープTPに多数の傾斜記録トラック
が形成された際の磁気テープTPの走行速度と実質的に
等しくされるノーマル再生動作モードと、磁気テープT
Pの走行速度が、記録時において磁気テープTPに多数
の傾斜記録トラックが形成された際の磁気テープTPの
走行速度とは異なり、例えば、その整数倍あるいは整数
分の1とされる変速再生動作モードとが選択的にとられ
る。従って、回転磁気ヘッド11A及び11Bによる磁
気テープTPからの合成記録信号Smの読取りが、ノー
マル再生動作モードのもと、もしくは、変速再生動作モ
ードのもとで行われることになる。
【0015】磁気テープTPに記録された合成記録信号
Smは、前述された図9に示される如くの周波数帯域配
分を有した、記録用カラー映像信号を形成するFM輝度
信号Yf及び低域変換色信号Cc,FM音声信号Af、
及び、自動トラッキング制御用のパイロット信号P1〜
P4が周波数多重合成されて得られたものとされてい
る。そして、合成記録信号SmにおけるFM輝度信号Y
f及び低域変換色信号Ccにより形成される記録用カラ
ー映像信号の1フィールド分に対応する各区分が、磁気
テープTPに形成された多数の傾斜記録トラックの夫々
に記録されている。
【0016】磁気テープTP上の多数の傾斜記録トラッ
クから、合成記録信号Smが回転磁気ヘッド11A及び
11Bによって交互に読み取られ、回転磁気ヘッド11
A及び11Bの夫々から交互に得られる読み取られた合
成記録信号Smが、再生増幅部12A及び12Bを通じ
た後、スイッチ13により順次取り出されて一連の読取
合成信号Srとされる。ここで、回転磁気ヘッド11A
及び11B,再生増幅部12A及び12B、及び、スイ
ッチ13は、それらの全体で信号読取部を形成してい
る。
【0017】スイッチ13から得られる読取合成信号S
rは、FM輝度信号Yfに対応した高域通過フィルタ
(HPF)14,FM音声信号Afに対応した帯域通過
フィルタ(BPF)15、及び、AFMトラップ部16
の夫々に供給される。HPF14からは、読取合成信号
Sr中のFM輝度信号Yfが読取FM輝度信号Yfrと
して取り出される。HPF14からの読取FM輝度信号
Yfrは、輝度信号再生処理部17に供給され、輝度信
号再生処理部17において周波数復調処理を含む種々の
処理がなされる。そして、輝度信号再生処理部17から
は、読取FM輝度信号Yfrに基づく再生輝度信号Y’
が得られて、それが再生輝度信号出力端子18に導出さ
れる。また、BPF15からは、読取合成信号Sr中の
FM音声信号Afが読取FM音声信号Afrとして取り
出される。BPF15からの読取FM音声信号Afr
は、音声信号再生処理部19に供給され、音声信号再生
処理部19において周波数復調処理を含む種々の処理が
なされる。そして、音声信号再生処理部19からは、読
取FM音声信号Afrに基づく再生音声信号A’が得ら
れて、それが再生音声信号出力端子20に導出される。
【0018】AFMトラップ部16においては、スイッ
チ13から得られる読取合成信号Sr中におけるFM音
声信号Afについての振幅低減が行われ、AFMトラッ
プ部16から得られる、FM音声信号Afについての振
幅低減がなされた読取合成信号Sr’が、ATFトラッ
プ部21に供給される。ATFトラップ部21において
は、AFMトラップ部16からの読取合成信号Sr’中
におけるパイロット信号P1〜P4の夫々についての振
幅低減が選択的に行われ、ATFトラップ部21から得
られるパイロット信号P1〜P4の夫々についての振幅
低減が選択的になされた読取合成信号Sr”が、低域通
過フィルタ(LPF)22に供給される。
【0019】LPF22からは、読取合成信号Sr”中
の低域変換色信号Ccが読取低域変換色信号Ccrとし
て取り出される。LPF22からの読取低域変換色信号
Ccrは、自動カラー制御(ACC)部23に供給さ
れ、後述される可変ディエンファシス部27の出力端か
ら得られる再生搬送色信号Cp’が制御信号形成部29
に供給されて制御信号形成部29から得られる制御信号
Sccにより、ゲインが略一定となるように制御され
る。続いて、ACC部23から得られる読取低域変換色
信号Ccrは、周波数変換部24に供給される。
【0020】周波数変換部24には、参照信号発生部3
1からの所定の一定周波数を有した参照信号SCが、端
子32からのカラー映像信号における1フィールド期間
毎に高レベルと低レベルとを交互にとる信号SFと端子
33からのカラー映像信号における1ライン期間毎に高
レベルと低レベルとを交互にとる信号SHとが供給され
る参照信号位相反転部34において、カラー映像信号に
おける一つおきのフィールド期間毎に、その中のライン
期間毎に位相反転を生じる参照信号SCIとされて供給
される。そして、周波数変換部24においては、読取低
域変換色信号Ccrについての、参照信号SCIに応じ
た高域側への周波数変換と記録時において低域変換色信
号Ccが受けた位相反転に対応した位相復元とが行わ
れ、周波数変換部24からは、搬送波周波数をfc≒3.
58MHzとする再生搬送色信号Cpが得られ、それがB
PF25を通じて導出される。
【0021】BPF25から得られる再生搬送色信号C
pは、クロストーク除去部26において、隣接トラック
クロストーク成分の除去がなされた後、可変ディエンフ
ァシス部27に供給される。可変ディエンファシス部2
7においては、クロストーク除去部26からの再生搬送
色信号Cpに対して、記録時において搬送色信号に施さ
れたエンファシス処理に関連したディエンファシス処理
が施され、可変ディエンファシス部27からは、ディエ
ンファシス処理が施された再生搬送色信号Cp’が得ら
れる。そして、可変ディエンファシス部27からの再生
搬送色信号Cp’は、ノイズ低減部28において、垂直
相関が利用されてのノイズ低減がなされた後、再生搬送
色信号C’として再生搬送色信号出力端子30に導出さ
れる。
【0022】さらに、図1に示される例においては、前
述のノーマル再生動作モードと変速再生動作モードとを
判別する動作モード判別部35が設けられている。動作
モード判別部35は、回転磁気ヘッド11A及び11B
による磁気テープTPからの合成記録信号Smの読取り
が、ノーマル再生動作モードのもとで行われる状態と変
速再生動作モードのもとで行われる状態とを区別して識
別し、例えば、ノーマル再生動作モードのもとでは低レ
ベルをとり、変速再生動作モードのもとでは高レベルを
とる動作モード判別信号SMCを発生して、それをAT
Fトラップ部21の制御端及び可変ディエンファシス部
27の制御端の夫々に供給し、ATFトラップ部21及
び可変ディエンファシス部27の夫々の動作を動作モー
ド判別信号SMCに応じて制御する。即ち、動作モード
判別部35は、ATFトラップ部21及び可変ディエン
ファシス部27に対する動作制御部を形成しているので
ある。
【0023】斯かるもとで、変速再生動作モードのもと
で回転磁気ヘッド11A及び11Bによる磁気テープT
Pからの合成記録信号Smの読取りが行われるときにあ
っては、動作モード判別部35から、高レベルをとる動
作モード判別信号SMCが、ATFトラップ部21の制
御端及び可変ディエンファシス部27の制御端の夫々に
供給される。ATFトラップ部21は、高レベルをとる
動作モード判別信号SMCにより、AFMトラップ部1
6からの読取合成信号Sr’中におけるパイロット信号
P1〜P4の夫々についての振幅低減を充分に行う特性
を有するものとされる。それにより、AFMトラップ部
16とATFトラップ部21とを含む部分の周波数−ゲ
イン特性は、図2の特性図(横軸:周波数F,縦軸:ゲ
インG)に示される如く、ATFトラップ部21による
パイロット信号P1〜P4を対象としたトラップTRP
1と、AFMトラップ部16によるFM音声信号Afを
対象としたトラップTRP2とが形成されたものとされ
る。従って、LPF22に供給される読取合成信号S
r”は、それに含まれるパイロット信号P1〜P4及び
FM音声信号Afの夫々の振幅が充分に低減されたもの
とされる。
【0024】また、可変ディエンファシス部27は、高
レベルをとる動作モード判別信号SMCにより、クロス
トーク除去部26からの再生搬送色信号Cpに対して、
記録時において搬送色信号に施されたエンファシス処理
に対応したディエンファシス処理を施す状態とされ、再
生搬送色信号Cpが記録時における大振幅の搬送色信号
に基づくものである場合には、図4のAの特性図(横
軸:周波数F,縦軸:ゲインG)に示される如くの周波
数−ゲイン特性を呈し、また、再生搬送色信号Cpが記
録時における中振幅の搬送色信号に基づくものである場
合には、図5のAの特性図(横軸:周波数F,縦軸:ゲ
インG)に示される如くの周波数−ゲイン特性を呈し、
さらに、再生搬送色信号Cpが記録時における小振幅の
搬送色信号に基づくものである場合には、図6のAの特
性図(横軸:周波数F,縦軸:ゲインG)に示される如
くの周波数−ゲイン特性を呈する。
【0025】このような、ATFトラップ部21及び可
変ディエンファシス部27による動作が行われるもと
で、可変ディエンファシス部27の出力側に得られる再
生搬送色信号Cp’あるいはC’の周波数帯域特性は、
図7の特性図(横軸:周波数F,縦軸:ゲインG)にお
いて曲線FBVによって示される如くとなり、再生搬送
色信号Cp’あるいはC’は、パイロット信号P1〜P
4に起因するノイズ成分の混入が効果的に抑制されたも
のとされる。
【0026】一方、ノーマル再生動作モードのもとで回
転磁気ヘッド11A及び11Bによる磁気テープTPか
らの合成記録信号Smの読取りが行われるときにあって
は、動作モード判別部35から、低レベルをとる動作モ
ード判別信号SMCが、ATFトラップ部21の制御端
及び可変ディエンファシス部27の制御端の夫々に供給
される。ATFトラップ部21は、低レベルをとる動作
モード判別信号SMCにより、AFMトラップ部16か
らの読取合成信号Sr’中におけるパイロット信号P1
〜P4の夫々についての振幅低減を行わないものとされ
る。それにより、AFMトラップ部16とATFトラッ
プ部21とを含む部分の周波数−ゲイン特性は、図3の
特性図(横軸:周波数F,縦軸:ゲインG)に示される
如く、パイロット信号P1〜P4を対象としたトラップ
は形成されず、AFMトラップ部16によるFM音声信
号Afを対象としたトラップTRP2のみが形成された
ものとされる。従って、LPF22に供給される読取合
成信号Sr”は、それに含まれるFM音声信号Afの振
幅は充分に低減されるが、それに含まれるパイロット信
号P1〜P4の夫々については振幅低減がなされないも
のとされ、さらに、読取合成信号Sr”に含まれる低域
変換色信号Ccは、ATFトラップ部21に起因する位
相回転を生じないものとされる。
【0027】このとき、LPF22においては、それに
含まれるパイロット信号P1〜P4の夫々については振
幅低減がなされていない読取合成信号Sr”から読取低
域変換色信号Ccrが取り出され、読取低域変換色信号
Ccrはその低域部分にパイロット信号P1〜P4のノ
イズとしての混入を許したものとされるが、ノーマル再
生動作モードのもとであるので、その混入の程度は比較
的小である。
【0028】また、可変ディエンファシス部27は、低
レベルをとる動作モード判別信号SMCにより、クロス
トーク除去部26からの再生搬送色信号Cpに対し、変
速再生動作モードのもとで回転磁気ヘッド11A及び1
1Bによる磁気テープTPからの合成記録信号Smの読
取りが行われるときにおけるディエンファシス処理に比
して、度合いが小とされたディエンファシス処理を施す
状態とされ、再生搬送色信号Cpが記録時における大振
幅の搬送色信号に基づくものである場合には、図4のA
の特性図に示される周波数−ゲイン特性に比してゲイン
変化が相当に小とされる、図4のBの特性図(横軸:周
波数F,縦軸:ゲインG)に示される如くの周波数−ゲ
イン特性を呈し、また、再生搬送色信号Cpが記録時に
おける中振幅の搬送色信号に基づくものである場合に
は、図5のAの特性図に示される周波数−ゲイン特性に
比してゲイン変化が相当に小とされる、図5のBの特性
図(横軸:周波数F,縦軸:ゲインG)に示される如く
の周波数−ゲイン特性を呈し、さらに、再生搬送色信号
Cpが記録時における小振幅の搬送色信号に基づくもの
である場合には、図6のAの特性図に示される周波数−
ゲイン特性に比してゲイン変化が若干小とされる、図6
のBの特性図(横軸:周波数F,縦軸:ゲインG)に示
される如くの周波数−ゲイン特性を呈する。その結果、
可変ディエンファシス部27から得られる再生搬送色信
号Cp’は、混入したパイロット信号P1〜P4に起因
するノイズ成分等に対する信号成分のレベルが相対的に
大とされ、結果的にノイズ成分が抑圧されることにな
る。
【0029】このような、可変ディエンファシス部27
による動作が行われるもとで、可変ディエンファシス部
27の出力側に得られる再生搬送色信号Cp’あるいは
C’の周波数帯域特性は、図7の特性図において曲線F
BNによって示される如くとなり、曲線FBVによって
示される周波数帯域特性に比して、低域側及び高域側の
双方に拡大され、特に、高域側(ATFトラップ側)に
おけるゲイン増大が著しく改善されたものとなり、再生
搬送色信号Cp’あるいはC’は高品質なものとされる
ことになる。
【0030】図8は、可変ディエンファシス部27の具
体例をあらわす等価回路を示す。この等価回路によりあ
らわされる具体例においては、入力端子41から、再生
搬送色信号Cpが所定のサンプリング周期を有したディ
ジタル信号に変換されて得られたディジタル搬送色信号
DPが供給される。入力端子41からのディジタル搬送
色信号DPは、減算部42の一対の入力端の一方に供給
される。そして、減算部42の出力端からは、再生搬送
色信号Cp’が所定のサンプリング周期を有したディジ
タル信号に変換されたものに相当するディジタル搬送色
信号DP’が得られ、ディジタル搬送色信号DP’は、
直接に出力端子43に導出されるとともに、減算部44
の一対の入力端の一方及びレベル調整部45に供給され
る。レベル調整部45においては、ディジタル搬送色信
号DP’に所定のレベル制御係数Kが乗算されてディジ
タル搬送色信号DKが形成され、そのディジタル搬送色
信号DKが、ディジタル搬送色信号DPのサンプリング
周期に対応する遅延時間を有した遅延部46を通じて、
減算部44の一対の入力端の他方に供給される。減算部
44においては、ディジタル搬送色信号DP’からディ
ジタル搬送色信号DKが減じられる減算が行われて減算
出力信号DDが得られ、それが加算部47の一対の入力
端の一方に供給される。
【0031】加算部47の出力端から得られる加算出力
信号DAは、レベル調整部48及び49の夫々に供給さ
れる。レベル調整部48においては、加算出力信号DA
に可変レベル制御係数GBが乗算されて加算出力信号D
ABが形成され、その加算出力信号DABが、ディジタ
ル搬送色信号DPのサンプリング周期に対応する遅延時
間を有した遅延部50を通じて、加算部47の一対の入
力端の他方に供給される。それにより、加算部47にお
いて、減算出力信号DDに加算出力信号DABが加えら
れる加算が行われて、加算出力信号DAが形成される。
【0032】また、レベル調整部49においては、加算
出力信号DAに可変レベル制御係数GAが乗算されて加
算出力信号DAAが形成され、その加算出力信号DAA
が、減算部42の一対の入力端の他方に供給される。そ
れにより、減算部42において、ディジタル搬送色信号
DPから加算出力信号DAAが減じされる減算が行われ
て、ディジタル搬送色信号DP’が形成される。ディジ
タル搬送色信号DP’は、ディジタル−アナログ変換さ
れて再生搬送色信号Cp’とされる。
【0033】斯かるもとで、レベル調整部48及び49
の夫々の制御端には、端子51を通じて、動作モード判
別部35から送出される動作モード判別信号SMCが供
給される。そして、レベル調整部48における可変レベ
ル制御係数GB及びレベル調整部49における可変レベ
ル制御係数GAの夫々は、高レベルをとる動作モード判
別信号SMCと低レベルをとる動作モード判別信号SM
Cとに応じて異なる値をとるものとされ、それにより、
ディジタル搬送色信号DPに対するディエンファシス処
理が、高レベルをとる動作モード判別信号SMCと低レ
ベルをとる動作モード判別信号SMCとに応じて、従っ
て、変速再生動作モードのもとで回転磁気ヘッド11A
及び11Bによる磁気テープTPからの合成記録信号S
mの読取りが行われるときと、ノーマル再生動作モード
のもとで回転磁気ヘッド11A及び11Bによる磁気テ
ープTPからの合成記録信号Smの読取りが行われると
きとで、上述の如くに変化せしめられる。
【0034】上述の図1に示される例においては、ノー
マル再生動作モードのもとで回転磁気ヘッド11A及び
11Bによる磁気テープTPからの合成記録信号Smの
読取りが行われるとき、ATFトラップ部21が、低レ
ベルをとる動作モード判別信号SMCにより、AFMト
ラップ部16からの読取合成信号Sr’中におけるパイ
ロット信号P1〜P4の夫々についての振幅低減を行わ
ないものとされているが、本発明に係る映像信号再生装
置は、斯かる例に限られるものではない。例えば、ノー
マル再生動作モードのもとで回転磁気ヘッド11A及び
11Bによる磁気テープTPからの合成記録信号Smの
読取りが行われるとき、ATFトラップ部21が、読取
合成信号Sr’中におけるパイロット信号P1〜P4の
夫々についての振幅低減を行わないものとされるのでは
なく、低レベルをとる動作モード判別信号SMCによ
り、読取合成信号Sr’中におけるパイロット信号P1
〜P4の夫々について、変速再生動作モードのもとで回
転磁気ヘッド11A及び11Bによる磁気テープTPか
らの合成記録信号Smの読取りが行われるときに比し
て、度合いが小とされた振幅低減を行うものとされても
よい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る映像信号再生装置によれば、信号読取部がノーマル
再生動作モードのもとで磁気テープから合成記録信号を
読み取るとき、読取合成信号中のパイロット信号を対象
とするトラップ部が、パイロット信号に対する振幅低減
を行わない状態、あるいは、パイロット信号に対する振
幅低減の度合いを、信号読取部が変速再生動作モードの
もとで磁気テープから合成記録信号を読み取るときに比
して小とする状態をとるものとされ、また、ディエンフ
ァシス部が、再生搬送色信号に対するディエンファシス
処理の度合いを、信号読取部が変速再生動作モードのも
とで磁気テープから合成記録信号を読み取るときに比し
て小とする状態をとるものとされるので、信号読取部が
変速再生動作モードのもとで磁気テープから合成記録信
号を読み取るときには、読取合成信号中のパイロット信
号を対象とするトラップ部により、読取合成信号に含ま
れるパイロット信号に対する振幅低減を充分に行って、
トラップ部を経た読取合成信号から取り出される読取低
域変換色信号、及び、それに基づいて得られる再生搬送
色信号を、パイロット信号に起因するノイズが効果的に
抑圧されたものとなすことができ、また、信号読取部が
ノーマル再生動作モードのもとで磁気テープから合成記
録信号を読み取るときには、読取合成信号中のパイロッ
ト信号を対象とするトラップ部による、読取合成信号に
含まれるパイロット信号に対する振幅低減を止め、ある
いは、パイロット信号に対する振幅低減の度合いを信号
読取部が変速再生動作モードのもとで磁気テープから合
成記録信号を読み取るときに比して小とし、かつ、ディ
エンファシス部による再生搬送色信号に対するディエン
ファシス処理の度合いを、信号読取部が変速再生動作モ
ードのもとで磁気テープから合成記録信号を読み取ると
きに比して小として、読取合成信号から取り出される読
取低域変換色信号、及び、それに基づいて得られる再生
搬送色信号を、周波数帯域が改善された高品質のものと
なすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号再生装置の一例を示すブ
ロック接続図である。
【図2】図1に示される例におけるトラップ部を含む部
分の周波数−ゲイン特性を示す特性図である。
【図3】図1に示される例におけるトラップ部を含む部
分の周波数−ゲイン特性を示す特性図である。
【図4】図1に示される例における可変ディエンファス
部における周波数−ゲイン特性を示す特性図である。
【図5】図1に示される例における可変ディエンファス
部における周波数−ゲイン特性を示す特性図である。
【図6】図1に示される例における可変ディエンファス
部における周波数−ゲイン特性を示す特性図である。
【図7】図1に示される例における再生搬送色信号の周
波数帯域特性を示す特性図である。
【図8】図1に示される例における可変ディエンファス
部の具体例をあらわす等価回路を示すブロック接続図で
ある。
【図9】合成記録信号の周波数スペクトラムを示す特性
図である。
【符号の説明】
11A,11B 回転磁気ヘッド 13 スイッチ 14 HPF 15 BPF 16 AFMトラップ部 17 輝度信号再生処理部 19 音声信号再生処理部 21 ATFトラップ部 22 LPF 24 周波数変換部 26 クロストーク除去部 27 可変ディエンファシス部 28 ノイズ低減部 35 動作モード判別部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号を形成する輝度信号に基づく記録
    用輝度信号,上記映像信号を形成する搬送色信号が低域
    側に周波数変換されて得られる記録用搬送色信号、及
    び、自動トラッキング制御用のパイロット信号を含む合
    成記録信号が記録された磁気テープから、磁気ヘッド部
    により上記合成記録信号を読み取って読取合成信号を形
    成する信号読取部と、 該信号読取部から得られる読取合成信号から、読取輝度
    信号を取り出し、取り出された読取輝度信号に基づいて
    再生輝度信号を得る輝度信号再生回路部と、 上記信号読取部から得られる読取合成信号に含まれるパ
    イロット信号の振幅を低減させるトラップ部と、 該トラップ部を経た上記読取合成信号から読取低域変換
    色信号を取り出すフィルタ部と、 該フィルタ部により取り出された読取低域変換色信号に
    周波数変換処理を施し、再生搬送色信号を得る周波数変
    換部と、 該周波数変換部から得られる再生搬送色信号にディエン
    ファシス処理を施すディエンファシス部と、 上記信号読取部がノーマル再生動作モードのもとで磁気
    テープから上記合成記録信号を読み取る第1の状態にあ
    るとき、上記トラップ部に、上記パイロット信号に対す
    る振幅低減を行わない状態、あるいは、上記パイロット
    信号に対する振幅低減の度合いを、上記信号読取部が変
    速再生動作モードのもとで磁気テープから上記合成記録
    信号を読み取る第2の状態にあるときに比して小とする
    状態をとらせるとともに、上記ディエンファシス部に、
    上記再生搬送色信号に対するディエンファシス処理の度
    合いを、上記信号読取部が上記第2の状態にあるときに
    比して小とする状態をとらせる動作制御部と、 を備えて構成される映像信号再生装置。
  2. 【請求項2】ディエンファシス部が、上記信号読取部が
    上記第1の状態にあるときと上記第2の状態にあるとき
    とで、上記再生搬送色信号に対するディエンファシス特
    性の切換えがなされるものとされることを特徴とする請
    求項1記載の映像信号再生装置。
  3. 【請求項3】トラップ部が、上記信号読取部が上記第2
    の状態にあるとき、上記パイロット信号に対する振幅低
    減を行い、上記信号読取部が上記第1の状態にあると
    き、上記パイロット信号に対する振幅低減を行わないも
    のとされることを特徴とする請求項1又は2記載の映像
    信号再生装置。
  4. 【請求項4】トラップ部が、上記信号読取部が上記第1
    の状態にあるときと上記第2の状態にあるときとで、上
    記パイロット信号に対する振幅低減特性の切換えがなさ
    れるものとされることを特徴とする請求項1又は2記載
    の映像信号再生装置。
JP04166379A 1992-06-24 1992-06-24 映像信号再生装置 Expired - Fee Related JP3123230B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04166379A JP3123230B2 (ja) 1992-06-24 1992-06-24 映像信号再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04166379A JP3123230B2 (ja) 1992-06-24 1992-06-24 映像信号再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0614297A JPH0614297A (ja) 1994-01-21
JP3123230B2 true JP3123230B2 (ja) 2001-01-09

Family

ID=15830324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04166379A Expired - Fee Related JP3123230B2 (ja) 1992-06-24 1992-06-24 映像信号再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3123230B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0614297A (ja) 1994-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0253866B2 (ja)
KR920003521B1 (ko) 자기기록장치 및 자기기록 재생장치
JPH0410792B2 (ja)
JPS5827716B2 (ja) ジキキロクソウチ
JP3123230B2 (ja) 映像信号再生装置
JPH02301277A (ja) 映像信号の記録処理回路
JPH0195692A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0614343A (ja) ビデオレコーダ
KR970011127B1 (ko) 영상신호 기록 및 재생장치
KR950007309B1 (ko) 영상 녹화 재생기에서 영상 잡음 제거 회로
KR0140189B1 (ko) 영상신호를 분리기록하는 비디오카세트레코더
JPS60163592A (ja) 映像信号処理回路
JPS6026355B2 (ja) 磁気記録再生装置用ダビング機構
JP2910047B2 (ja) 映像信号再生回路
JPH0427757B2 (ja)
JP3123062B2 (ja) 周波数多重情報信号の再生装置
JPH0740322B2 (ja) ビデオテ−プレコ−ダ
JPH01248896A (ja) ダビング装置
JPS61237592A (ja) 周波数分割多重信号処理回路
JPH0239917B2 (ja)
JPS63269877A (ja) ビデオ信号記録装置
JPH0927942A (ja) 記録再生装置
JPH01195789A (ja) 映像再生装置
JPS63269696A (ja) ビデオ信号記録装置
JPH0530533A (ja) 磁気記録再生装置におけるfmダビング方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees