JP3123091B2 - 液状歯磨組成物 - Google Patents

液状歯磨組成物

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JP3123091B2
JP3123091B2 JP03029330A JP2933091A JP3123091B2 JP 3123091 B2 JP3123091 B2 JP 3123091B2 JP 03029330 A JP03029330 A JP 03029330A JP 2933091 A JP2933091 A JP 2933091A JP 3123091 B2 JP3123091 B2 JP 3123091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研磨剤が水系媒体に均
一に分散された、流動性を有する粘度(25℃)が20
〜180ポアズの液状歯磨組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、液状歯磨については種々提案されている(例えば、
特公昭45−36599号公報、特公昭55−1544
3号公報等)が、実用に供された例は殆んどない。これ
は、従来の液状歯磨が歯刷子の植毛部に乗せた場合、植
毛部に直ちにしみ込んで歯刷子から垂れ流れるなどの使
用性に劣るためである。
【0003】また、かかる従来の液状歯磨では、プラス
チックボトル等に収容した場合、流動性乃至押し出し性
が良過ぎて歯刷子に乗せる際に流れ出過ぎるという問題
がある。
【0004】このため、従来はもっぱら練歯磨が多く用
いられ、また比較的低粘度(200〜500ポアズ)の
ジエル歯磨も使用されている(特開昭60−7541
2,75413号公報)が、これらの歯磨は口中での分
散性、歯磨後の歯刷子の洗浄性(従来の練歯磨では歯磨
剤が歯刷子の植毛部に残り易く、洗浄が困難であるのに
対し、液状歯磨では歯磨後の刷子すすぎが簡単で、衛生
的である)の点から液状歯磨の使用が望まれ、従って液
状歯磨の上述した使用性の悪さを解決することが要望さ
れる。
【0005】またこの場合、従来の液状歯磨の多くは研
磨剤の配合されていない系である。しかし、液状歯磨の
汚染除去力(清掃力)を確保するためには研磨剤を配合
することが望まれる。このためには研磨剤を液状歯磨中
に安定に分散させることが必要であり、従来、研磨剤の
安定分散に関しては、キサンタンガムを使用することが
提案されている(特公昭45−36599号公報)。
【0006】しかしながら、本発明者らは、清掃力を確
保するため一定量以上、即ち組成物全体の5〜40%
(重量%、以下同じ)の研磨剤を配合した場合、液状歯
磨の流動性が経日により変化し、低下していくことを知
見した。即ち、液状歯磨は、低粘度に調製されるもので
あるが、これに研磨剤を配合すると、経日により流動性
が低下し、長期保存後には流動しなくなるという場合が
発生する。
【0007】このため、研磨剤を配合した液状歯磨組成
物の経日による流動性の低下を防止し、長期間保存した
後にも良好な流動性を示す液状歯磨が要望される。
【0008】本発明は上記要望に応えるためになされた
もので、研磨剤が低粘度の水系媒体中に安定に分散し、
かつ経日による流動性の低下もなく、しかも使用性に優
れた液状歯磨組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、研磨剤
を5〜40%配合した液状歯磨の粘度を20〜180ポ
アズ(25℃)とし、かつその降伏値を1〜60パスカ
ル(25℃)にした場合、研磨剤が経日的に安定に分散
され、しかも研磨剤配合量が5〜40%であっても経日
による流動性の低下が可及的に防止され、高温で長期間
保存した後においても良好な流動性を示し、流動安定性
に優れていることを知見した。
【0010】また、この液状歯磨は、歯刷子に乗せ易
く、歯刷子に乗せた場合に植毛部に直ちにしみ込むこと
がなく、使用者が歯磨を歯刷子に乗せ、口に入れて使用
するまで歯磨が歯刷子の植毛部上に良好に保持されると
共に、プラスチックボトル等に収容して押し出す場合の
押し出し性も良好で、使用性に優れていること、しかも
液状歯磨としての口中分散性、歯刷子洗浄性も優れてい
ることを知見した。
【0011】特に、研磨剤としてBET法で測定した比
表面積が100m2/g以下の研磨剤を使用した場合、
上述した流動性の経日変化がより効果的に抑制されるこ
とを見い出した。
【0012】更に、かかる研磨剤としてはシリカ系研磨
剤がより有効であること、このシリカ系研磨剤にキサン
タンガムとポリアクリル酸塩との混合粘結剤を併用する
ことにより、液状歯磨の降伏値の経時安定性がより改善
される上、分散安定性、清掃力もより高まることを見い
出した。
【0013】従って、本発明は、水系媒体中に研磨剤が
5〜40重量%含有され、かつ粘結剤としてキサンタン
ガムとポリアクリル酸塩とが重量比として3:1〜1:
5の割合で併用された粘結剤が含有され、25℃の粘度
が20〜180ポアズの範囲にあり、かつ25℃の降伏
値が1〜60パスカルの範囲にあることを特徴とする液
状歯磨組成物を提供する。
【0014】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の液状歯磨組成物は、低粘度水系媒体中に研磨剤が沈
降することなく安定に均一分散されてなるものである
が、ここに使用する研磨剤としては、沈降性シリカ,シ
リカゲル,アルミノシリケート,ジルコノシリケート等
のシリカ系研磨剤,第2リン酸カルシウム・2水和物及
び無水物,ピロリン酸カルシウム,炭酸カルシウム,水
酸化アルミニウム,アルミナ,炭酸マグネシウム,第3
リン酸マグネシウム,不溶性メタリン酸ナトリウム,不
溶性メタリン酸カリウム,酸化チタン,ゼオライト,ケ
イ酸アルミニウム,ケイ酸ジルコニウム,合成樹脂系研
磨剤等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合
せて使用することができる。これらの中では、清掃力及
び分散安定性の点からシリカ系研磨剤が好ましく用いら
れる。
【0015】上記研磨剤としては、窒素吸着によるBE
T法で測定した比表面積が100m2/g以下、特に5
〜30m2/gのものを用いることが好ましい。比表面
積が100m2/g以下の研磨剤を使用することによ
り、流動性の経日変化がより効果的に防止されて、長時
間安定した流動性を与えることができる。なお、研磨剤
の粒子径は通常の練歯磨に使用される研磨剤の粒子径と
同じでよく、通常平均粒子径が1〜20μmのものが使
用できる。
【0016】上記研磨剤の配合量は、上述したように組
成物全体の5〜40%、特に10〜25%である。5%
より少ない場合は汚染除去力が十分発揮されず、40%
より多い場合は流動性が低下する。
【0017】本発明に係る液状歯磨組成物は、上記研磨
剤が分散配合されてなるものであるが、更に25℃の粘
度が20〜180ポアズ、より好ましくは30〜70ポ
アズの範囲に調整され、かつ25℃の降伏値が1〜60
パスカル、より好ましくは5〜50パスカル、最も好ま
しくは5〜20パスカルの範囲に調整される。粘度が2
0ポアズより低いと歯刷子への乗せ易さが低下し、18
0ポアズより高いと流動性が低下する。一方、降伏値が
1パスカルより低いと歯刷子への乗せ易さが劣り、60
パスカルより高いと流動性が低下する。なお、粘度及び
降伏値はそれぞれ後述する方法で測定した値である。
【0018】上記粘度と降伏値の範囲と歯刷子への乗せ
易さ、容器内での流動性、及びこれらを総合評価した結
果を示すと表1〜表3の通りである。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】 ◎:非常に良好、○:良好、△:やや悪い、×:悪い ここで、かかる粘度範囲、降伏値範囲の液状歯磨組成物
は、組成物の配合成分の種類と配合量、特に粘結剤や粘
稠剤の種類と配合量を適宜選定することによって達成さ
れる。
【0022】この場合、粘結剤としては、カルボキシメ
チルセルロースアルカリ金属塩,メチルセルロース,ヒ
ドロキシエチルセルロース,カルボキシメチルヒドロキ
シエチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導
体、アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネ
ート、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カラ
ゲナン、キサンタンガム,トラガカントガム,カラヤガ
ム,アラビアガムなどのガム類、ポリビニルアルコー
ル,ポリアクリル酸ナトリウム,ポリビニルピロリドン
などの合成粘結剤、アルミニウムシリカゲル,ラポナイ
トなどの無機粘結剤等の歯磨の製造に使用されるいずれ
の粘結剤を用いることもできるが、以下に述べるよう
に、本発明は、粘結剤としてキサンタンガムとポリアク
リル酸塩とを併用することが必須である。
【0023】粘結剤の配合量は、上記粘度、降伏値を達
成するために必要な量であり、通常組成物全体の0.0
5〜2%、特に0.1〜2%である。
【0024】この場合、上記粘結剤の選定は本発明の目
的を達成するため重要であり、この点について更に詳述
すると、粘結剤としてはキサンタンガムとポリアクリル
酸塩とを併用したものを用いる。このキサンタンガムと
ポリアクリル酸塩との混合粘結剤を使用することによ
り、液状歯磨組成物の経時変化、とりわけ降伏値の経時
変化を効果的に防止し得、特にこの混合粘結剤にシリカ
系研磨剤を併用することにより、経時安定性を顕著に改
善することができる上、他の研磨剤を用いた場合に比べ
て優れた分散安定性、優れた清掃力を与える。更に、上
記混合粘結剤の使用は、曳糸性の改善の点からも好まし
いものである。即ち、従来より練歯磨の粘結剤に関する
曳糸性の問題については種々の提案がある。しかし、本
発明のような低粘度の液状歯磨における曳糸性の改善に
ついては提案がなく、未解決の課題であったが、本発明
者らの検討によれば、キサンタンガムとポリアクリル酸
塩とを併用することにより、曳糸性を改善し得ることを
知見したものである。
【0025】なお、キサンタンガムとポリアクリル酸塩
との配合割合は上記効果を有効に発揮させる点で、重量
比として3:1〜1:5であることが好ましく、より好
ましくは3:2〜1:2である。また、その合計配合量
は上述した通りであるが、より好ましくは0.1〜1
%、最も好ましくは0.1〜0.5%、例えば0.3〜
0.5%の範囲である。
【0026】一方、粘稠剤としても、グリセリン、ソル
ビット、プロピレングリコール、エチレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、キシリット、マルチッ
ト、ラクチット等の公知の粘稠剤の1種又は2種以上が
使用される。その配合量は通常組成物全体の10〜80
%、特に20〜60%とすることができる。
【0027】本発明の組成物には、上記成分に加え、ア
ニオン系,ノニオン系,両性等の界面活性剤、甘味剤、
香料、色素、防腐剤、各種有効成分などを適宜量配合
し、水に混合分散することにより調製することができ
る。
【0028】アニオン界面活性剤としては、ラウリル硫
酸ナトリウム,ミリスチル硫酸ナトリウムなどのアルキ
ル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリ
ウム,N−ミリストイルザルコシン酸ナトリウムなどの
N−アシルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム,水素添加ココナッツ脂肪酸モノ
グリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナ
トリウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウムな
どのN−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシ
ルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニ
ンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、
ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等が用いられる。
【0029】また、ノニオン界面活性剤としては、ショ
糖脂肪酸エステル,マルトール脂肪酸エステル,ラクト
ース脂肪酸エステルなどの糖脂肪酸エステル、マルチト
ール脂肪酸エステル,ラクチトール脂肪酸エステルなど
の糖アルコール脂肪酸エステル、モノラウリン酸デカグ
リセリル,モノステアリン酸ジグリセリルなどの脂肪酸
ポリグリセリンエステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノラウレート,ポリオキシエチレンソルビタンモノ
ステアレートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又は
ジエタノールアミド,ミリスチン酸モノ又はジエタノー
ルアミドなどの脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン
脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、ポリオキシ
エチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレン脂肪酸エステル等が用いられる。
【0030】両性イオン界面活性剤としては、N−ラウ
リルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジアミノ
エチルグリシンなどのN−アルキルアミノエチルグリシ
ン、N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウム
ベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリンベタインナトリウムなどが用いられる。
【0031】なお、これらの界面活性剤はその1種を単
独で用いても2種以上を併用しても差し支えない。ま
た、界面活性剤の配合量は通常組成物全体の0.01〜
5%、より好ましくは0.05〜3%である。
【0032】香料としては、メントール、アネトール、
カルボン、オイゲノール、リモネン、オシメン、n−デ
シルアルコール、シトロネロール、α−テルピネオー
ル、サリチル酸メチル、メチルアセテート、シトロネリ
ルアセテート、シネオール、リナロール、エチルリナロ
ール、ワニリン、チモール、スペアミント油、ペパーミ
ント油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリ
ー油、桂皮油、ピメント油、桂葉油、シソ油、冬緑油、
丁字油、ユーカリ油等の香料を単独で又は組み合せて全
体の0〜10%、好ましくは0.5〜5%程度配合し得
る。
【0033】甘味剤としては、サッカリンナトリウム、
ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、
グリチルリチン、ペリラルチン、ソーマチン、アスパラ
チルフェニルアラニンメチルエステル、p−メトキシシ
ンナミックアルデヒドなどの甘味剤(配合量通常0〜1
%、好ましくは0.01〜0.5%)等を配合し得る。
【0034】有効成分としては、クロルヘキシジン、ベ
ンゼトニウムクロライド,ベンザルコニウムクロライ
ド,セチルピリジニウムクロライド,デカリニウムクロ
ライドなどの陽イオン性殺菌剤、デキストラナーゼ,ム
タナーゼ,リゾチーム,アミラーゼ,プロテアーゼ,溶
菌酵素,スーパーオキサイドディスムターゼなどの酵
素、モノフルオロリン酸ナトリウム,モノフルオロリン
酸カリウムなどのアルカリ金属モノフルオロホスフェー
トやフッ化ナトリウム,フッ化第1錫などのフッ化物、
トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、アルミ
ニウムクロルヒドロキシルアラントイン、ジヒドロコレ
スタノール、グリチルリチン酸類、グリチルレチン酸、
ビサボロール、グリセロホスフェート、クロロフィル、
塩化ナトリウム、水溶性無機リン酸化合物、乳酸アルミ
ニウム、塩化亜鉛、塩化ストロンチウム等の有効成分の
1種又は2種以上配合し得る。
【0035】防腐剤としては、安息香酸ナトリウム、パ
ラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、
パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチ
ル等が挙げられる。
【0036】本発明の液状歯磨組成物は、シリカ系研磨
剤を用い、水系媒体の屈折率をこのシリカ系研磨剤の屈
折率と同じにすることにより、透明に調製することがで
きる。
【0037】本発明の液状歯磨組成物を収容する容器に
特に制限はないが、スクイズタイプ,ポンプディスペン
サータイプ等のプラスチックボトルが好適に用いられ、
またエアゾール容器も使用することができる。特に、本
発明の液状歯磨組成物を収容する容器としては、図1に
示すように、内容物が充填される容器の充填部乃至容器
本体1と、内容物が流出するための細い流路2を有する
口部3とを具備するもので、上記流路2が上記充填部乃
至容器本体1の空間断面積の1/30以下の空間断面積
を有し、かつ口径が0.2〜8mmの細孔、スリット又
はノズルにて形成されるスクイズボトル、ポンプディス
ペンサーボトル、エアゾール容器等が好適に用いられ、
かかるタイプの容器を用いた場合、組成物が流れ出すぎ
たり、流れ出ないといった不都合がなく、必要量を容易
に取り出すことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の液状歯磨組成物は、研磨剤が水
系媒体に経時的に安定して分散し、流動性の経日変化も
可及的に防止され、長期保存後でも良好に流動し、容器
から容易に取り出すことができる。しかも、歯刷子への
乗せ易さの点でも良好で、使用性に優れたものである。
【0039】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に示すが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。
【0040】なお、下記の例において、粘度、降伏値、
歯刷子へのしみ込み時間、押し出し性、流動性、分散安
定性、清掃力、曳糸性、屈折率は下記方法で評価した。 (1)粘度 粘度計 :BH型粘度計(東京計器製作所製) ローター:No.4〜No.7 回転数 :20rpm 測定温度:25℃ (2)降伏値 測定器 :HAAKE粘度計 コントロールユニット RV12 センサーシステム MV1又はSV1 温 度 25℃ 回転数 0〜128/分 シェアレート・シェアストレス曲線の原点から引いた直
線がずれる点のシェアストレスを測定した。 (3)歯刷子へのしみ込み時間 サンプルを充填したプラスチックボトル(口部内径4m
m)からサンプルを押し出して歯刷子上にサンプル1g
を乗せ、植毛ヘッド面に達するまでの時間を測定した。
【0041】この場合、歯刷子としては下記のものを使
用した。
【0042】 植毛部 :8.8mm×26.8mm(横巾×縦巾) 植毛穴数:3穴×1列+4穴×9列=39穴 植毛本数:20本/穴 毛の長さ:10.5mm なお、通常歯磨を歯刷子に乗せ、口へ入れるまでの時間
は3〜12秒である(33人の調査結果)ため、底へ達
するまでの時間が20秒未満は歯刷子への乗せ易さが悪
いものであり、20秒以上が良好なものである。 (4)流動性 サンプルをプラスチックボトル(80ml)に充填し、
50℃に1ケ月間保管した後、1日室温に放置した。そ
の後、容器を傾け、サンプルの流動性を下記の基準によ
り評価した。 評価基準 5点:速やかに流動する(◎) 4 :流動する(○) 3 :ややゆっくりと流動する(△) 2 :ゆっくりと流動する(×) 1 :傾けても流動しない(×) (5)分散安定性 プラスチックボトル(80ml)にサンプルを充填し、
40℃の恒温槽にに1ケ月間保管し、相分離を目視で下
記基準により判断した。
【0043】○:外観上変化なく、良好 ×:研磨剤の沈降あるいはシネリシス現象が認められる (6)清掃力 煙草のヤニを溶液状としてタイル上に均一に塗布し、加
温乾燥したのち、これを研磨容器にセットし、歯磨10
gを1%カルボキシメチルセルロースナトリウムの60
%グリセリン溶液15gに均一分散したサンプル調整液
を用いて荷重200gにおいて3000回ブラッシング
し、研磨後タイルの煙草ヤニの除去率を肉眼にて下記基
準で評価した。なお、評価は3回のくり返しの平均点と
し、下記の基準で清掃力を判定した。 判定基準 ○:煙草ヤニ除去率30%以上 △: 〃 20〜29% ×: 〃 19%以下 (7)曳糸性 測定器 :RHEO METER CR−200D
(SUNSCIENTIFIC社製) プランジャー:25mm×12mm(外径×高さ) 速度 :300mm/分 サンプルにプランジャーの上部まで浸し、上記速度で引
き下げた時の引く糸の長さを測定し、下記基準で判断し
た。
【0044】3:20mm未満(合格) 2:20mm以上30mm未満(合格) 1:30mm以上 (9)屈折率 装置 :リフラクトメーター(エルマ・オプティカル
・ワークス社製) 測定温度:25℃ (10)総合評価 粘度、降伏値、歯刷子へのしみ込み時間、流動性、分散
安定性、清掃力、曳糸性の各特性をすべて満たしている
組成を合格と判断し、○印で表わした。このうち特に優
れている組成については◎印で表わし、他の組成と区別
した。1つの特性でも不満足の場合は不合格とし、×印
で表わした。 判断基準 ◎:特に優れている ○:優れている △:いずれかの特性がやや不満足 ×:いずれかの特性が不満足
【0045】[実施例1] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0046】 第2リン酸カルシウム(比表面積6m2/g) 25 キサンタンガム 0.4 ポリアクリル酸ナトリウム 0.4 プロピレングリコール 2 グリセリン 35 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 アラントイン 0.02 グリチルリチン酸ジカリウム 0.01 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 安息香酸ナトリウム 0.5 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ):52 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:12 〃 ;40℃,1ケ月保存後:12.5 歯刷子へのしみ込み時間(秒):90 流動性:5 分散安定性:○ 清掃力:○ 曳糸性:2 総合評価:○
【0047】[実施例2] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0048】 水酸化アルミニウム(比表面積3.3m2/g) 25 キサンタンガム 0.35 ポリアクリル酸ナトリウム 0.35 プロピレングリコール 2 グリセリン 35 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 トラネキサム酸 0.05 トコフェロール 0.05 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 パラオキシ安息香酸プロピル 0.02 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ):50 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:8 〃 :40℃,1ケ月保存後:8.3 歯刷子へのしみ込み時間(秒):70 流動性:5 分散安定性:○ 清掃力:○ 曳糸性:2 総合評価:○
【0049】
【0050】
【0051】[実施例3] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0052】 アルミノシリケート(比表面積80m2/g) 10 キサンタンガム 0.3 ポリアクリル酸ナトリウム 0.5 プロピレングリコール 3 ソルビット 20 グリセリン 40 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 塩化セチルピリジニウム 0.02 色素(ブリリアントブルー) 0.001 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 パラオキシ安息香酸メチ 0.02 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ):95 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:15 〃 ;40℃,1ケ月保存後:16 歯刷子へのしみ込み時間(秒):250 流動性:4 分散安定性:○ 清掃力:○ 曳糸性:3 屈折率:1.45 総合評価:○
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】[実施例4] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0058】 ジルコノシリケート(比表面積20m2/g) 20 キサンタンガム 0.15 ポリアクリル酸ナトリウム 0.15 プロピレングリコール 2 ソルビット 30 グリセリン 20 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 色素(ブリリアントブルー) 0.001 ラウリル硫酸デカグリセリル 1 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 フッ化ナトリウム 0.2 パラオキシ安息香酸ブチル 0.01 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ):60 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:7 〃 ;40℃,1ケ月保存後:7.5 歯刷子へのしみ込み時間(秒):85 流動性:5 分散安定性:○ 清掃力:○ 曳糸性:3 屈折率:1.44 総合評価:◎
【0059】[実施例5] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0060】 沈降性シリカ(比表面積40m2/g) 15 キサンタンガム 0.2 ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 プロピレングリコール 2 ソルビット 35 グリセリン 10 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 塩化ナトリウム 5.0 β−グリチルレチン酸 0.02 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 パラオキシ安息香酸ブチル 0.02 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ):55 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:6 〃 ;40℃,1ケ月保存後:6.3 歯刷子へのしみ込み時間(秒):75 流動性:5 分散安定性:○ 清掃力:○ 曳糸性:3 屈折率:1.44 総合評価:◎
【0061】
【0062】
【0063】[実施例6] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0064】 ジルコノシリケート(比表面積40m2/g) 20 キサンタンガム 0.2 ポリアクリル酸ナトリウム 0.3 プロピレングリコール 2 ソルビット 40 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 色素(ブリリアントブルー) 0.001 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 イソプロピルメチルフェノール 0.05 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ):89 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:18 〃 ;40℃,1ケ月保存後:19 歯刷子へのしみ込み時間(秒):230 流動性:5 分散安定性:○ 清掃力:○ 曳糸性:3 屈折率:1.43 総合評価:◎
【0065】[比較例1] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0066】 沈降性シリカ(比表面積40m2/g) 20 キサンタンガム 0.07 ポリアクリル酸ナトリウム 0.08 プロピレングリコール 2 ソルビット 40 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 色素(ブリリアントブルー) 0.001 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ):14.5 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:2.8 〃 ;40℃,1ケ月保存後:3 歯刷子へのしみ込み時間(秒):9 流動性:5 分散安定性:× 清掃力:○ 曳糸性:3 屈折率:1.43 総合評価:×
【0067】[比較例2] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0068】 炭酸カルシウム(比表面積5m2/g) 45 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.4 カルギーナン 0.6 プロピレングリコール 2 ソルビット 25 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ) 700 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:73 〃 ;40℃,1ケ月保存後:76 歯刷子へのしみ込み時間(秒):1000 流動性:1 分散安定性:○ 清掃力:○ 曳糸性:3 総合評価:×
【0069】[比較例3] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0070】 アルミノシリケート(比表面積80m2/g) 30 ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 カルギーナン 0.4 プロピレングリコール 2 ソルビット 25 グリセリン 25 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 パラオキシ安息香酸メチル 0.02 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ):300 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:60 〃 ;40℃,1ケ月保存後:63 歯刷子へのしみ込み時間(秒):1000 流動性:1 分散安定性:○ 清掃力:○ 曳糸性:2 屈折率:1.44 総合評価:×
【0071】[比較例4] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0072】 沈降性シリカ(比表面積200m2/g) 30 キサンタンガム 0.6 カラギーナン 0.6 プロピレングリコール 2 ソルビット 20 サッカリンナトリウム 0.15 香料 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 2 フッ化ナトリウム 0.2 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ):850 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:72 〃 ;40℃,1ケ月保存後:80 歯刷子へのしみ込み時間(秒):1000 流動性:1 分散安定性:○ 清掃力:○ 曳糸性:1 総合評価:×
【0073】[比較例5] 下記組成の液状歯磨を常法により調製し、下記項目を評
価した。
【0074】 第2リン酸カルシウム(比表面積6m2/g) 3 ポリアクリル酸ナトリウム 0.4 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3 プロピレングリコール 1.5 ソルビット 20 グリセリン 30 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 純水 残 100.0 % 粘度(ポアズ):75 降伏値(パスカル);歯磨調製直後:4 〃 ;40℃,1ケ月保存後:4 歯刷子へのしみ込み時間(秒):65 流動性:4 分散安定性:○ 清掃力:× 曳糸性:3 総合評価:×
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液状歯磨組成物を収容する容器の一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 流路 3 口部
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平2−21870 (32)優先日 平成2年1月31日(1990.1.31) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平2−412199 (32)優先日 平成2年12月19日(1990.12.19) (33)優先権主張国 日本(JP) 前置審査 (56)参考文献 特開 昭61−40209(JP,A) 特公 昭45−36599(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水系媒体中に研磨剤が5〜40重量%含
    有され、かつ粘結剤としてキサンタンガムとポリアクリ
    ル酸塩とが重量比として3:1〜1:5の割合で併用さ
    れた粘結剤が含有され、25℃の粘度が20〜180ポ
    アズの範囲にあり、かつ25℃の降伏値が1〜60パス
    カルの範囲にあることを特徴とする液状歯磨組成物。
  2. 【請求項2】 BET法により測定した研磨剤の比表面
    積が100m2/g以下である請求項1に記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】 研磨剤がシリカ系研磨剤である請求項2
    に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 シリカ系研磨剤と水系媒体との屈折率を
    互に同一とすることにより透明に調製した請求項3に記
    載の組成物。
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