JP3123010U - 移動方向特定駒ゲ−ムパズル - Google Patents

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Abstract

【課題】移動方向を特定した駒及びパズル図柄駒の隣に平行して一列のスペ−スを設けた、ゲ−ムパズル玩具を提供する。
【解決手段】枠内にバラバラに置かれている図柄合わせ駒をスペ−スとされる箇所を移行させながら図柄完成に導くものであるが、パズル自体が一般的に時間がかかり難しく又変化に乏しいため飽きられ易い。そこで柄合わせをしていく駒の横並に一列のスペ−スを作ると柄合わせ駒の移動スペ−ス部分が多くなり、それだけ柄合わせ駒の完成度が急速に早まる。そこで難易度を高めるために移動方向を特定した駒の数種類の中から、一つあるいは二つの駒を一列のスペ−ス部分に置いてゲ−ムをする事や、自己レベルに合わせた駒で難易度を変えるなど調節しながら遊べるゲ−ムパズルである。
【選択図】図4

Description

本考案は、移動方向を特定した駒及びパズル図柄駒の隣に平行して一列のスペ−スを設けた、ゲ−ムパズル玩具に関するものである。
枠内でバラバラにされている駒を見合った図柄にするために、一ヶ所のスペ−スを設け駒の移動に准じて空いていく箇所に駒を一つずつ移行しながら完成させていくという特許実用新案登録2572907及び実用新案登録2589052では空きスペ−スを一個としたものである。この様なシンプルなパズルは従来から種々あり一般的によく知られている。
考案が解決をしようとする課題
パズルとは絵及び文字または数字等には関係なく図柄合わせを完成する過程で一般的には難しく根気を要し、場合によっては時間ばかりが経過し途中で面倒になりパズルを放棄して再び手にしなくなるなどの問題点があった。高齢化が進み老人ホ−ム、ディケァ等でお年寄りの方々が集まりゲ−ム遊びなどで時間を費やす機会も多くなり、その一環として遊戯し易いパズルであれば楽しみながら頭の柔軟性や思考性の訓練にもなり、後述における様な一列のスペ−スと移動方向指定駒との組み合わせ形態パズルゲ−ム普及を望み考案した。このパズルは病院などの順番待ち時間内でも容易に完成可能であるので、この様なゲ−ムがあれば順番待ち時間も楽しいものになると思われる。そこで本考案は難易度を変えてレベルに合わせたゲ−ムを可能とし難しさ煩わしさを解決しようとするものである。
課題を解決するための手段
本考案は図柄合わせ駒の並び一列を複数の駒の移行スペ−スとして設定し長方形枠にし、一列全てのスペ−スを活用するならば図柄合わせ駒の移動範囲がずば抜けて多く広がりパズルの完成達成度も早まる。お年よりにも容易に実現可能となり、また特定された移動方向指定駒から自らのレベルに合わせた駒を選び、一列のスペ−スに一個あるいは二個の組み合わせ等により使用する事で図柄合わせ駒の移動と方向をいろいろ制限する事になり難しさをも調節可能とする工夫で若い方までも飽きずにかつ難しさをも逆に楽しみの一つとして出来るよう考えたパズルを提供することを目的とし問題点を解決している。
考案の効果
上述の様に移動方向を特定した駒の両面に各種の移動方向性を記載し一列のスペ−スにこの駒の使用有無で簡単なゲ−ムにするかあるいは自己レベルに合わせた駒を一個もしくは二個使うかあるいは移動方向性の少ない駒か又は不動である駒等の組み合わせによって双方同士の駒の移動制限が加わり難易度が変わってくる事で難しいゲ−ムともなり幅広い年代層の方々でも楽しむことを可能とし、このパズル自体の特長は図柄合わせ駒の並びに作られている一列のスペ−スとそこでの移動方向指定された駒の使用方法にあり、難易度を複数に変えるためにはこの駒はなくてはならぬ必要不可欠な存在となる。
完成すべく図柄駒の並び一列を駒の移行通路として空ける。この一列のスペ−スを右側か左側あるいは図合わせ駒の向きを変えて本体を縦長にして上部もしくは下部の何処にするかは好みによって使い分けし、図柄駒の両面には互いにバラバラの別図柄を描き、上蓋と下蓋とでパズルのケ−スを構成するので片面のゲ−ム完成後、下蓋に上蓋を重ねてひっくり返して外せば駒を囲っている内枠も同時に外れ残る様に作り、すると上蓋内に裏面になった駒がバラバラに構成された図柄駒として共に残り、違う図柄駒ゲ−ムとして即時行うことが出来る。この時一列のスペ−スは前回とは逆となり、指による駒の動かし方に戸惑いを感じさせ違ったゲ−ム感覚になる。上もしくは下をスペ−スとした場合はそのままの位置になるが、しかしこのパズルはスペ−スが一列に設定されているのでゲ−ム開始時、本体を傾けると図柄合わせ駒全体が一斉に滑りずらせるので、一列のスペ−ス位置を好む側に簡単に変える事が可能となる。図柄合わせ駒の表裏には別図柄に描かれているので二組もあれば四種類の図柄合わせゲ−ムを楽しむことができる。更にゲ−ム進行を変化させる移動方向を特定した駒から自己レベルに合わせた移動駒を選び行なう事でゲ−ム展開の難易度が種々自在となる。
以下、添付図面に従って実施例を説明する。1aは図柄駒横並びに設けた一列のスペ−スで方向指定特定駒の当初設定箇所でもありバラバラに置かれている2bの図柄駒移行通路となる。お年寄りのために一列のスペ−ス箇所が各駒の移動場所として理解し易いようケ−ス底面全体にラインを入れてある。図柄完成後には4の下蓋に5の上蓋を重ねひっくり返して外せば3の内枠も同時に外れる様に作ってあり、4bの上蓋内に裏面である2bのバラバラに構成されている図柄駒と共に残り、違う図柄駒ゲ−ムを即時行うことが出来る。図柄合わせ駒の向きを変え本体を縦長にして一列のスペ−スを上もしくは下にしても同様のケ−スで行なえる。
2aは図柄の完成図であるが、上述の様に裏返すと2bのバラ駒の状態になっており、本体を傾けて図柄駒全体を一斉に滑らし簡単に寄せられるので、前回と同様のゲ−ム進行ができる。本体を縦長パズルにしても同様の事をして一列のスペ−スを変えられる。
このパズルの難易度を自己レベルに合わせパズルをより面白くする移動方向の特定した駒の種類として6aの四方及び斜め方向移動駒、6bの左右方向移動駒、7aの四方方向移動駒、7bの上下方向移動駒、8aの上下及び斜め方向移動駒、8bの移動方向無しの不動駒などがある。この内6bは上下、7bは左右、8aは左右及び斜め方向移動駒として駒の向きを変える等して組み合わせ方法を増やす事も出来、あそび方に幅をもたせる。尚6aの駒の裏面には6b、7aの駒の裏面には7b、8aの駒の裏面には8bになるように両面に異なる移動方向性の符合を記すことで少ない駒で利用し易くする。ゲ−ム終了後ケ−ス内に収められる数であればバラにならず保管によく清潔であり持ち運びに便利である。
本考案のゲ−ムパズルの特定駒を置かず完成後を示す斜め前面図である。 被せる上蓋と外れている内枠とパズル台下蓋の斜め横からの断面図である。 裏面の図柄駒バラ状態と一列のスペ−スを反対に示した斜め前面部である。 駒面に方向移動特定の描かれた表裏三駒分の符合図の各々の正面図である。
符号の説明
1a 一列のスペ−ス
1b ずらされて反対側になっている一列のスペ−ス
2a 図柄駒
2b 完成後裏返されてバラになっている図柄駒
3 取り外しのできる内枠
4a 外枠つき上蓋
4b 外枠つき下蓋
5 上から見た蓋
6a 四方及び斜め方向移動駒
6b 左右方向移動駒
7a 四方方向移動駒
7b 上下方向移動駒
8a 上下及び斜め方向移動駒
8b 不動駒

Claims (1)

  1. 駒を並べ替えて図柄合わせをするパズルにおいて、長方形の枠内に収容した複数の駒と、これに被せる上蓋と内枠と下蓋とで構成されている。一般的には一箇所の空きスペ−スを設けて図柄合わせを行なうものを、一箇所から一列までの複数箇所の空きスペ−スを設け、図柄駒の移動範囲を広げ完成度を高める。かつ移動方向を特定する駒を数種用意してレベルに合わせて使用する事でゲ−ムの難易度を調節可能とする。一つのゲ−ム器で難易度を複数変え、子供から高齢者までが楽しめるようにした事を特徴とする移動方向特定駒ゲ−ムパズルである。
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