JP3122978B2 - 送水圧力制御装置 - Google Patents

送水圧力制御装置

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JP3122978B2
JP3122978B2 JP06215797A JP21579794A JP3122978B2 JP 3122978 B2 JP3122978 B2 JP 3122978B2 JP 06215797 A JP06215797 A JP 06215797A JP 21579794 A JP21579794 A JP 21579794A JP 3122978 B2 JP3122978 B2 JP 3122978B2
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浩行 梶山
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彰彦 成瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷温水を熱媒体とす
る空調制御システムにおいて、その熱媒体の送水圧力を
制御する送水圧力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 〔ポンプからの吐出圧力を一定とする送水圧力制御装
置〕従来より、この種の送水圧力制御装置として、ポン
プからの吐出圧力(ポンプ前後の差圧:揚程)を送水圧
力とし、この送水圧力を一定に制御する送水圧力制御装
置があった。この送水圧力制御装置では、全空調負荷
(100%負荷)時に必要な流量を確保し得るものとし
て設定送水圧力を定め、実際の送水圧力が常にこの設定
送水圧力となるように、ポンプの回転数を制御する。
【0003】〔ポンプからの吐出圧力を可変とする送
水圧力制御装置〕また、この種の送水圧力制御装置を用
いた例として、例えば特開平3−195851号公報に
示されているような空調制御システムがある。図12
は、この特開平3−195851号公報に示された空調
制御システムのブロック図であり、同図において、1−
1〜1−nは負荷装置(空調機)、2−1〜2−nは空
調機1−1〜1−nに付設された制御弁、3−1〜3−
nはカスケード制御演算装置、4−1〜4−nは空調機
1−1〜1−nからの送風温度を検出する温度センサ、
5−1〜5−nは空調機1−1〜1−nによって制御さ
れる室内温度を検出する温度センサ、6は送水圧力設定
演算部、7は送水圧力制御演算部、8は圧力発信器、9
はポンプ、10はインバータである。
【0004】この空調制御システムにおいて、カスケー
ド制御演算装置3−1〜3−nは、温度センサ4−1〜
4−n,5−1〜5−nからの温度情報に基づいて制御
弁2−1〜2−nの開度を決定し、その開度情報x1〜
xnを制御弁2−1〜2−nおよび送水圧力設定演算部
6へ送る。送水圧力設定演算部6は、図13にその内部
構成を示すように、開度情報x1〜xnを開度情報受信
部6−1で受ける。開度情報受信部6−1は、平均開度
演算部6−2とハイセレクト部6−3とに、開度情報x
1〜xnを出力する。平均開度演算部6−2は、開度情
報x1〜xnを平均し、平均開度xAVを求める。この平
均開度xAVは基準出力演算部6−4へ与えられる。基準
出力演算部6−4は平均開度xAVに対応する基準送水圧
力P0を加算器6−5へ与える。
【0005】一方、ハイセレクト部6−3は、開度情報
x1〜xnより最高開度xmを選択し、偏差算出部6−
6へ与える。偏差算出部6−6は、所定の範囲を表す開
度率と最高開度xmとの開度偏差に対応する偏差圧力e
を算出し、送水圧補正値演算部6−7へ与える。送水圧
補正値演算部6−7は、偏差圧力eを時間積分し、所定
のリセット率Tで除算して、送水圧力補正値ΔPを演算
し、加算器6−5へ与える。加算器6−5は、基準送水
圧力P0と送水圧力補正値ΔPとを加算して、送水圧力
目標値Psを上下限設定回路6−8へ与える。上下限設
定回路6−8は、システム効率上、高すぎたり、低すぎ
る場合を排除して、送水圧力目標値Psを送水圧力設定
値SV3として送水圧力制御演算部7へ送る。これによ
り、送水圧力制御演算部7は、送水圧力設定値SV3と
圧力発信器8からの実際の吐出圧力(送水圧力)PV3
との差に基づいて、インバータ10に制御信号MV3を
出力して、ポンプ9の回転数を制御する。
【0006】この空調制御システムによれば、最高開度
xmに基づいて送水圧力補正値ΔPが決定されるから、
全ての空調機1−1〜1−nに対して、少なくとも、必
要最低限の送水圧力を確保することができ、また制御弁
2−1〜2−nの実際の開度状態に対応して送水圧力の
設定値を制御できることから、制御弁2−1〜2−nを
絞ることなく、ポンプ9自体の揚程を低くすることによ
り、ポンプ9の消費エネルギーの無駄を省くことができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の送水圧力制御装置によると、〔ポンプから
の吐出圧力を一定とする送水圧力制御装置〕では、10
0%負荷時は年間数日のうち数時間であるにも拘らず、
ポンプからの吐出圧力が常に一定として制御されるた
め、ポンプの消費エネルギーが無駄に費やされてしまう
という問題があった。すなわち、50%負荷時を例にと
れば、100%負荷時に比べて流量を減少させるために
空調機に付設された制御弁が絞られることから、この制
御弁で圧損(エネルギー損失)が生じ、結果的にポンプ
の消費エネルギーが無駄に費やされてしまう。また、
〔ポンプからの吐出圧力を可変とする送水圧力制御装
置〕では、開度情報x1〜xnのみで空調機1−1〜1
−nの制御状態を把握し送水圧力設定値SV3を決定す
るようにしているため、負荷変動時のように制御弁の開
度状態が安定していない場合に頻繁に送水圧力設定値S
V3が変化し、それに伴って空調機の制御弁の制御性が
悪化し、遅れの大きい系である室内環境が保証されない
という問題があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、送水圧力を
可変として省エネを図る一方、空調機の制御性を良好に
保ち、室内環境を保証することの可能な送水圧力制御装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、その第1発明(請求項1に係る発明)は、空
調機に付設された制御弁の開度状態およびその空調機の
制御する実際の温度設定温度との偏差ならびにこの偏
差の収束状況に基づいて決定される各空調機の制御状態
を入力とし、この入力される各空調機の制御状態に基づ
いて総合送水状態を送水圧不足,最適送水圧,送水圧過
多の各状態に分類して決定する総合送水状態決定手段
と、この総合送水状態決定手段により決定された総合送
水状態に基づいて配管系の現在の設定送水圧力に対する
設定値変更幅を決定する設定値変更幅決定手段とを備え
たものである。また、その第2発明(請求項2に係る発
明)は、空調機に付設された制御弁の開度状態およびそ
の空調機からの実際の給気温度と設定給気温度との偏差
ならびにこの偏差の収束状況に基づいて決定される各空
調機の制御状態を入力とし、この入力される各空調機の
制御状態に基づいて総合送水状態を送水圧不足,最適送
水圧,送水圧過多の各状態に分類して決定する総合送水
状態決定手段と、この総合送水状態決定手段により決定
された総合送水状態に基づいて配管系末端の現在の設定
送水圧力に対する設定値変更幅を決定する設定値変更幅
決定手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】したがってこの発明によれば、その第1発明で
は、空調機に付設された制御弁の開度状態およびその空
調機の制御する実際の温度設定温度との偏差ならびに
この偏差の収束状況に基づいて各空調機の制御状態が決
定され、この各空調機の制御状態に基づいて総合送水状
態が送水圧不足,最適送水圧,送水圧過多の状態に分類
して決定され、この総合送水状態に基づいて配管系の
在の設定送水圧力に対する設定値変更幅が決定される。
また、その第2発明では、空調機に付設された制御弁の
開度状態およびその空調機からの給気温度と設定給気
度との偏差ならびにこの偏差の収束状況に基づいて各空
調機の制御状態が決定され、この各空調機の制御状態に
基づいて総合送水状態が送水圧不足,最適送水圧,送水
圧過多の状態に分類して決定され、この総合送水状態に
基づいて配管系末端の現在の設定送水圧力に対する設定
値変更幅が決定される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図2は本発明に係る送水圧力制御装置を用いてなる
空調制御システムの一実施例を示す計装図である。同図
において、11−1〜11−nは空調機、12−1〜1
2−nは空調機11−1〜11−nに付設された制御弁
(二方弁)、13−1〜13−nは空調機コントロー
ラ、14−1〜14−nは空調機11−1〜11−nか
らの給気温度を検出する温度センサ、15は流量計、1
6は熱源コントローラ(送水圧力制御装置)、17は圧
力コントローラ、18は配管系末端の送水圧力を検出す
る圧力発信器、19−1,19−2は2次ポンプ(ブー
スタポンプ)、20−1,20−2はインバータ、21
はバイパス弁、22−1,22−2は1次ポンプ、23
−1,23−2は冷温水発生機、24−1は往水管路、
24−2は還水管路、25−1〜25−3はヘッダであ
る。
【0012】なお、上述において、配管系末端というの
は、次の場所である。建物の1番高いところに設置さ
れた空調制御弁の近傍.ポンプからの引き回し距離が
最も長い空調制御弁の近傍.このうちのどちらを選ぶか
は建物によって適宜決めることができる。送水圧力を測
定する場所はポンプと制御弁との間の配管ならばどこで
も良いが、特に配管系末端で測定することが望ましい。
すなわち、配管系末端は配管の圧損による送水圧低下の
影響を最も受け易い場所なので、ここの送水圧力が所定
の値を満足するように制御すれば、全ての配管系におい
て所定の送水圧力を満足させることが可能となる。
【0013】この空調制御システムにおいて、空調機1
1−1〜11−nは、建物の1階〜n階に設けられてお
り、往水管路24−1を介する冷温水の供給を受けて冷
温風を作り、この冷温風をダクトを介して各階の各部屋
へ供給する。各階の各部屋の給気通路にはVAVユニッ
ト(可変風量調節ユニット)が設けられており、このV
AVユニットでの風量(弁開度)の調節によって各部屋
の室温を設定温度に合わせ込ませる。これら各階の各V
AVユニットでの風量の調節状況は、各VAVコントロ
ーラより空調機コントローラ13−1〜13−nへ送ら
れる。空調機コントローラ13−1〜13−nは、各V
AVコントローラから送られてくる各VAVユニットで
の風量の調節状況に基づき、空調機11−1〜11−n
からの給気温度を設定し、この設定給気温度と実際の給
気温度との偏差に応じて開度情報x1〜xnを生成し、
制御弁12−1〜12−nの開度を制御する。
【0014】また、空調機コントローラ13−1〜13
−nは、制御弁12−1〜12−nに対する開度情報x
1〜xnおよび空調機11−1〜11−nからの実際の
給気温度と設定給気温度との偏差(給気温度偏差)なら
びにこの給気温度偏差の収束状況に基づいて空調機11
−1〜11−nの制御状態(空調機制御ステータス)を
決定し、この空調機制御ステータスを熱源コントローラ
16へ送る。図3は空調機コントローラ13(13−1
〜13−n)での空調機制御ステータスの決定状況を示
すフローチャートである。
【0015】このフローチャートに従い、空調機コント
ローラ13は、所定時間(例えば、10秒)経過毎に給
気温度偏差を求め、この求めた給気温度偏差を設定時間
(例えば、5分)毎に平均演算する(ステップ30
1)。そして、制御弁12の開度が上記設定時間(5
分)のあいだ100%開度を保持していたか否かをチェ
ックし(ステップ302)、100%開度を保持してい
なかった場合には、空調機制御ステータスを「送水圧過
多」として熱源コントローラ16へ送る(ステップ30
3)。すなわち、「送水圧過多」の場合、適正流量を得
るために制御弁12の開度は絞られており(制御弁12
が全開だと流量過多になってしまう)、圧損が生じてい
る。このような状況を「送水圧過多」として熱源コント
ローラ16へ送る。
【0016】100%開度を保持していた場合には、ス
テップ301で求めた平均給気温度偏差と許容値(例え
ば、2℃)とを比較し(ステップ304)、平均給気温
度偏差が許容値内であれば(許容値≧平均給気温度偏
差)、空調機制御ステータスを「最適送水圧」として熱
源コントローラ16へ送る(ステップ305)。すなわ
ち、制御弁12が全開で適正流量が保たれている状態で
あり、制御弁12での圧損が生じていないので省エネル
ギー運転となっている。このような状況を「最適送水
圧」として熱源コントローラ16へ送る。
【0017】平均給気温度偏差が許容値を超過していれ
ば(許容値<平均給気温度偏差)、今回の平均給気温度
偏差と前回(5分前)の平均給気温度偏差とを比較し
(ステップ306)、今回の平均給気温度偏差が前回の
平均給気温度偏差よりも大きい場合には、給気温度偏差
が収束中でないと判断し、空調機制御ステータスを「送
水圧不足」として熱源コントローラ16へ送る(ステッ
プ307)。すなわち、送水圧不足で十分な流量が得ら
れていない状態にあり、このような状況を「送水圧不
足」として熱源コントローラ16へ送る。これに対し、
今回の平均給気温度偏差が前回の平均給気温度偏差より
も小さい場合には、給気温度偏差が収束中であると判断
し、空調機制御ステータスを「最適送水圧」として熱源
コントローラ16へ送る(ステップ305)。図4に空
調機制御ステータスと制御弁の開度状態,給気温度偏
差,給気温度偏差の収束状況との関係を示す。なお、図
4において「〜」はその状況に無関係であることを示し
ている。
【0018】一方、熱源コントローラ16は、空調機コ
ントローラ13−1〜13−nより送られてくる空調機
制御ステータスに基づいて総合送水状態(総合送水ステ
ータス)を決定する。図5は熱源コントローラ16での
総合送水ステータスの決定状況を示すフローチャートで
ある。このフローチャートに従い、熱源コントローラ1
6は、空調機コントローラ13−1〜13−nからの空
調機制御ステータスに「送水圧不足」が一つでもあるか
否かをチェックする(ステップ501)。「送水圧不
足」が一つでもあれば総合送水ステータスを「送水圧不
足」と決定する(ステップ502)。「送水圧不足」が
なければ、「送水圧過多」の個数をチェックし、「送水
圧過多」の個数が設定個数(本実施例では1個)以上で
あれば、総合送水ステータスを「送水圧過多」と決定す
る(ステップ504)。「送水圧過多」の個数が設定個
数以下であれば、総合送水ステータスを「最適送水圧」
と決定する(ステップ505)。図6に総合送水ステー
タスと各空調機コントローラからの空調機制御ステータ
スとの関係を示す。なお、図6において、「○」はその
空調機制御ステータスが一つでもあることを示し、
「〜」はその空調機制御ステータスの有無に無関係であ
ることを示し、「×」はその空調機制御ステータスがな
いことを示している。
【0019】次に、熱源コントローラ16は、上記決定
した総合送水ステータスに基づいて、配管系末端の現在
の設定送水圧力に対する設定値変更幅を決定する。図7
は熱源コントローラ16での設定値変更幅の決定状況を
示すフローチャートである。このフローチャートに従
い、熱源コントローラ16は、先に決定した総合送水ス
テータスをチェックする(ステップ701)。総合送水
ステータスが「最適送水圧」であれば、今回の設定値変
更幅を零として、すなわち前回の設定送水圧力Pspを今
回の設定送水圧力Pspとして(ステップ702)、圧力
コントローラ17へ送る(ステップ706)。これに対
し、総合送水ステータスが「送水圧不足」であれば、現
在の設定送水圧力Pspに応じ、今回の設定値変更幅(上
げ幅)ΔPU を決定したうえ、この設定値変更幅ΔPU
を前回(現在)の設定送水圧力Pspに加算して今回の設
定送水圧力Pspを求め(ステップ703)、圧力コント
ローラ17へ送る(ステップ706)。また、総合送水
ステータスが「送水圧過多」であれば、現在の設定送水
圧力Pspに応じ、今回の設定値変更幅(下げ幅)ΔPD
を決定したうえ、この設定値変更幅ΔPD を前回(現
在)の設定送水圧力Pspより差し引いて今回の設定送水
圧力Pspを求め(ステップ704)、設定送水圧力有効
レンジ内であることを確認の上(ステップ705)、圧
力コントローラ17へ送る(ステップ706)。
【0020】図8に現在の設定送水圧力Pspと総合送水
ステータスが「送水圧不足」である場合の上げ幅ΔPU
および「送水圧過多」である場合の下げ幅ΔPD との関
係を示す。本実施例においては、現在の設定送水圧力P
spが高い場合(>1.0kg/cm2 )、上げ幅ΔPU
よび下げ幅ΔPD を共に0.5kg/cm2 とし、現在の
設定送水圧力Pspが低い場合(≦1.0kg/cm2 )、
上げ幅ΔPU および下げ幅ΔPD を共に0.1kg/cm
2 としている。また、本実施例においては、設定送水圧
力Pspの決定を、すなわち総合送水ステータスに基づく
設定送水圧力Pspの見直しを、5分周期で行うようにし
ている。なお、本実施例において、上げ幅ΔPU および
下げ幅ΔPD は、現在の設定送水圧力Pspに拘らず一定
としてもよい。また、ポンプ特性を考慮して、現在の設
定送水圧力Pspに応じ一定の関係(図9参照)で定める
ようにしてもよい。すなわち、Pspが低いときにはΔP
U およびΔPD を小さくし、Pspが高いときにはΔPU
およびΔPD を大きく定めるようにしてもよい。熱源コ
ントローラ16からの設定送水圧力Pspを受けて、圧力
コントローラ17は、設定送水圧力Pspと圧力発信器1
8の検出する配管系末端の実際の送水圧力Ppvとの差を
求め、この差に応じた制御信号をインバータ20−1,
20−1へ送り、設定送水圧力Pspと配管系末端の実際
の送水圧力Ppvとが一致するように、ポンプ19−1,
19−2の回転数を制御する。
【0021】参考として図1にこの空調制御システムの
要部をブロック図で示す。この空調制御システムにおい
て、空調機コントローラ13−1〜13−nは、制御弁
の開度状態,給気温度偏差,この給気温度偏差の収束状
況に基づいて空調機制御ステータスを決定し、この空調
機制御ステータスを熱源コントローラ16へ送る。熱源
コントローラ16は、空調機コントローラ13−1〜1
3−nから送られてくる空調機制御ステータスに基づい
て総合送水ステータスを「送水圧不足」,「最適送水
圧」,「送水圧過多」の各状態に分類して決定する(ブ
ロック16−1)。そして、この決定した総合送水ステ
ータスに基づいて、現在の設定送水圧力Pspに対する設
定値変更幅ΔP(上げ幅ΔPU ,下げ幅ΔPD )を決定
する(ブロック16−2)。そして、この決定した設定
値変更幅ΔP(上げ幅である場合はプラス、下げ幅であ
る場合はマイナス)を前回の設定送水圧力Pspに加算し
て今回の設定送水圧力Pspとし(ブロック16−3)、
この設定送水圧力Pspを圧力コントローラ17へ送る。
圧力コントローラ17は、今回の設定送水圧力Pspと配
管系末端の実際の送水圧力Ppvとの差に応じ、Psp=P
pvとなるように、インバータ20−1,20−2を介し
ポンプ19−1,19−2の回転数を制御する。
【0022】以上説明したように本実施例によれば、空
調機11に付設された制御弁12の開度状態のみなら
ず、その空調機11からの給気温度と設定給気温度との
偏差(給気温度偏差)およびこの給気温度偏差の収束状
況が室内環境として空調機11の制御状態(空調機制御
ステータス)の決定に反映され、この空調機制御ステー
タスに基づいて総合送水状態(総合送水ステータス)が
決定され、この総合送水ステータスに基づいて現在の設
定送水圧力に対する設定値変更幅が決定されるものとな
り、送水圧力を可変とすることにより省エネが図られる
一方、空調機11の制御性を良好として、室内環境を保
証することができるようになる。また、本実施例によれ
ば、空調機制御ステータスの決定に給気温度を利用して
いることから、すなわち制御弁12の開度調整による影
響が比較的早く生じる給気温度で空調機11の制御する
環境状態をみていることから、送水圧力の制御に室内環
境が早期に反映されるものとなる。また、本実施例によ
れば、制御すべき送水圧力を配管系末端の送水圧力とし
ていることから、例えば経年変化で配管系の圧損が大き
くなった場合でも、全ての空調機11において必要最低
限の送水圧力を確保することができるようになり、長期
にわたって支障なくシステムを運用することが可能とな
る。
【0023】なお、本実施例においては、空調機11の
制御する環境状態を給気温度でみるようにしたが、各部
屋の室内温度を総合してみるようにしてもよく、各部屋
の還気温度を総合してみるようにしてもよい。また、制
御すべき送水圧力を配管系末端の水圧としたが、ポンプ
19−1,19−2からの吐出圧力としてもよい。すな
わち、ポンプ19−1,19−2からの吐出圧力をヘッ
ダ25−2の近傍の往水管路24−1内の水圧として検
出するようにし、この検出した吐出圧力を圧力発信器1
8の検出する配管系末端の水圧に代えて圧力コントロー
ラ17へ与えるようにしてもよい。この場合、圧力発信
器18の検出する配管系末端の水圧を空調機コントロー
ラ13−nへ与えるものとし、この配管系末端の水圧を
熱源コントローラ16へ送るようにすれば、各空調機1
1への送水圧力を保証したうえ、圧力発信器18から圧
力コントローラ17へ至る配線をなくして、コストダウ
ンを促進することが可能となる。
【0024】また、本実施例では、空調機制御ステータ
スを「送水圧不足」,「最適送水圧」,「送水圧過多」
の3段階としたが、例えば、開度が80〜99%開度の
範囲にあれば「送水圧過多(小)」とし、開度が0〜7
9%開度の範囲にあれば「送水圧過多(大)」とするな
ど、「送水圧過多」を2段階に分けるようにしてもよ
い。この場合、総合送水ステータスも、「送水圧過多」
を「送水圧過多(小)」,「送水圧過多(大)」の2段
階に分けるようにし、「送水圧過多(大)」では「送水
圧過多(小)」よりも設定値変更幅(下げ幅)を大きく
とるようにする。また、本実施例では、2次ポンプ19
−1,19−2を有するシステムへの適用例として説明
したが、2次ポンプ19−1,19−2を有さないシス
テム(1次ポンプ22−1,22−2しか有さないシス
テム)においても同様にして適用することができる(図
10参照)。また、本実施例では、建物内に冷温水発生
機23−1,23−2が設けられている例で説明した
が、図11に示すように、地域冷暖房システムの地域熱
源27から冷温水の供給を受けるような場合にも、同様
にして適用することが可能である。
【0025】なお、本実施例において、熱源コントロー
ラ16は、上述した機能に加えて、次のような機能も有
している。 ポンプ19−1,19−2等の運転台数の増減段を制
御し、ポンプ増減段時は圧力制御が安定するまで、一定
時間は設定送水圧力の変更を禁止する。 空調運転開始後、一定時間(空調機側の制御が安定す
るまで)、予め設定された始動時用圧力設定値を設定送
水圧力として圧力コントローラ17へ出力する。 残業運転以降時など空調負荷が急変した場合、追従性
確保のために、流量計15の検出する負荷流量に応じて
設定送水圧力を決定する。 空調機コントローラ13との間での通信異常時や流量
計15の異常時、始動時用圧力設定値を設定送水圧力と
して圧力コントローラ17へ出力する。 空調機コントローラ13の一部が異常である場合、異
常となった空調機コントローラ13を除いて、演算を継
続する。 空調機コントローラ13の全部が異常である場合、始
動時用圧力設定値を設定送水圧力として圧力コントロー
ラ17へ出力する。 また、図2において、バイパス弁21は、往水管路24
−1がつまったような場合に開かれ、ポンプ19−1,
19−2の焼付を防止する。また、圧力コントローラ1
7は、熱源コントローラ16の異常時、設定送水圧力有
効レンジ中の上限値で圧力制御を実行する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、その第1発明では、空調機に付設された
制御弁の開度状態およびその空調機の制御する実際の
設定温度との偏差ならびにこの偏差の収束状況に基
づいて各空調機の制御状態が決定され、この各空調機の
制御状態に基づいて総合送水状態が送水圧不足,最適送
水圧,送水圧過多の各状態に分類して決定され、この総
合送水状態に基づいて配管系の現在の設定送水圧力に対
する設定値変更幅が決定されるものとなり、空調機に付
設された制御弁の開度状態のみならず、その空調機の制
御する実際の温度と設定温度との偏差およびこの偏差の
収束状況がその空調機の制御する環境状態として各空調
機の制御状態の決定に反映され、送水圧力を可変とする
ことにより省エネが図られる一方、空調機の制御性を良
好として、室内環境を保証することが可能となる。ま
た、その第2発明では、空調機に付設された制御弁の開
度状態およびその空調機からの給気温度と設定給気温度
との偏差ならびにこの偏差の収束状況に基づいて各空調
機の制御状態が決定され、この各空調機の制御状態に基
づいて総合送水状態が送水圧不足,最適送水圧,送水圧
過多の各状態に分類して決定され、この総合送水状態に
基づいて配管系末端の現在の設定送水圧力に対する設定
値変更幅が決定されるものとなり、空調機に付設された
制御弁の開度状態のみならず、その空調機からの給気温
度と設定給気温度との偏差およびこの偏差の収束状況が
その空調機の制御する環境状態として各空調機の制御状
態の決定に反映され、送水圧力を可変とすることにより
省エネが図られる一方、空調機の制御性を良好として、
室内環境を保証することが可能となる。また、この第2
発明では、空調機の制御状態の決定に給気温度を利用し
ていることから、すなわち制御弁の開度調整による影響
が比較的早く生じる給気温度で空調機の制御する環境状
態をみていることから、送水圧力の制御に室内環境が早
期に反映されるものとなる。 また、この第2発明では、
制御すべき送水圧力を配管系末端の送水圧力としている
ことから、例えば経年変化で配管系の圧損が大きくなっ
た場合でも、全ての空調機において必要最低限の送水圧
力を確保することができるようになり、長期にわたって
支障なくシステムを運用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2に示した空調制御システムの要部を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明に係る送水圧力制御装置を用いてなる
空調制御システムの一実施例を示す計装図である。
【図3】 この空調制御システムにおける空調機コント
ローラでの空調機制御ステータスの決定状況を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 空調機制御ステータスと制御弁の開度状態,
給気温度偏差,給気温度偏差の収束状況との関係を示す
図である。
【図5】 この空調制御システムにおける熱源コントロ
ーラでの総合送水ステータスの決定状況を示すフローチ
ャートである。
【図6】 総合送水ステータスと各空調機コントローラ
からの空調機制御ステータスとの関係を示す図である。
【図7】 熱源コントローラでの設定値変更幅の決定状
況を示すフローチャートである。
【図8】 現在の設定送水圧力と総合送水ステータスが
「送水圧不足」である場合の上げ幅および「送水圧過
多」である場合の下げ幅との関係を示す図である。
【図9】 現在の設定送水圧力に対して比例的に変化す
る設定値変更幅の上げ幅および下げ幅を示す図である。
【図10】 2次ポンプがない空調制御システムへの適
用例を示す図である。
【図11】 地域熱源から冷温水の供給を受ける空調制
御システムへの適用例を示す図である。
【図12】 特開平3−195851号公報に示された
空調制御システムのブロック図である。
【図13】 この空調制御システムにおける送水圧力設
定演算部の内部構成を示す図である。
【符号の説明】
11−1〜11−n…空調機、12−1〜12−n…制
御弁、13−1〜13−n…空調機コントローラ、14
−1〜14−n…温度センサ、16…熱源コントローラ
(送水圧力制御装置)、17…圧力コントローラ、18
…圧力発信器、19−1,19−2…2次ポンプ、20
−1,20−2…インバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東風谷 哲朗 東京都新宿区四谷二丁目4番地 新菱冷 熱工業株式会社内 (72)発明者 成沢 悟 東京都新宿区四谷二丁目4番地 新菱冷 熱工業株式会社内 (72)発明者 梶山 浩行 山梨県北巨摩郡長坂町長坂上条2040 株 式会社キッツ内 (72)発明者 渡邉 孝一 千葉県千葉市美浜区中瀬1の10の1 株 式会社キッツ内 (72)発明者 成瀬 彰彦 東京都渋谷区渋谷二丁目12番19号 山武 ハネウエル株式会社内 (72)発明者 濱田 和康 東京都渋谷区渋谷二丁目12番19号 山武 ハネウエル株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−175528(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F04B 49/06 321 F24F 5/00 101 G05D 16/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機に付設された制御弁の開度状態お
    よびその空調機の制御する実際の温度設定温度との偏
    差ならびにこの偏差の収束状況に基づいて決定される各
    空調機の制御状態を入力とし、この入力される各空調機
    の制御状態に基づいて総合送水状態を送水圧不足,最適
    送水圧,送水圧過多の各状態に分類して決定する総合送
    水状態決定手段と、 この総合送水状態決定手段により決定された総合送水状
    態に基づいて配管系の現在の設定送水圧力に対する設定
    値変更幅を決定する設定値変更幅決定手段とを備えたこ
    とを特徴とする送水圧力制御装置。
  2. 【請求項2】 空調機に付設された制御弁の開度状態お
    よびその空調機からの実際の給気温度と設定給気温度と
    の偏差ならびにこの偏差の収束状況に基づいて決定され
    る各空調機の制御状態を入力とし、この入力される各空
    調機の制御状態に基づいて総合送水状態を送水圧不足,
    最適送水圧,送水圧過多の各状態に分類して決定する総
    合送水状態決定手段と、 この総合送水状態決定手段により決定された総合送水状
    態に基づいて配管系末端の現在の設定送水圧力に対する
    設定値変更幅を決定する設定値変更幅決定手段とを備え
    たことを特徴とする送水圧力制御装置。
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