JP3122935U - 鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造 - Google Patents

鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造 Download PDF

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真 川田
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Abstract

【課題】鉄塔に沿って昇降自在な足場を設け、この足場の下面に、鉄塔の全体を略囲繞するネットを設け、当該養生ネットを鉄塔に沿って昇降自在に設けたことにより、鉄塔の上部に足場を設けることが出来ると共に養生ネットを鉄塔に対して任意の高さに容易に設置することが出来る昇降構造を提供する。
【解決手段】板状体の中央部に鉄塔Aの基部4が入る大きさの開口部を有し、当該板状体の外周に手摺り7を有し、作業者が当該板状体の上を歩行可能な足場6を設け、当該足場6を、中央部の開口部に鉄塔Aの基部4を入れて設置し、当該足場6を上記鉄塔Aの上部から垂下した三本以上の線状体に支持させ、当該線状体を巻き上げ又は繰り出す手段を設け、これらの線状体の長さを変化させることにより上記足場6を昇降自在とし、当該足場6の外周縁又は下面から当該鉄塔Aを略囲繞する大きさの略筒状の養生ネット12を当該鉄塔Aに沿って垂下した。
【選択図】図1

Description

この考案は、通信用、放送用、又は電力供給用のために建設されている鉄塔において、当該鉄塔を塗装や補修等を行う際に当該鉄塔の周りに垂れ下げる養生ネットの昇降構造に関するものである。
従来、通信用、放送用、又は電力供給用のために数多くの鉄塔が建設されている。この様な鉄塔は、常時、風雨にさらされており、防錆などの塗装の損傷は早く、建設された後も塗装は何度も繰り返して行われている。
この様な場合の塗装方法として、既設の鉄塔の外形部の一部を囲繞し得る大きさの筒状で所定小高さ幅の単一の防護ネットを使用し、当該防護ネットで鉄塔の外側の一部を囲繞した状態で当該防護ネットを塗装すべき高さに対応して上下動かしながら順次塗装を行うというものがある。
特開2001−347203号公報
しかしながら、この塗装方法において、防護ネットで鉄塔の外側を囲繞するのは、実際、塗装作業を行う一定区間(上記公報では『所定小高さ幅の単一防護ネット』という)のみであって、一の塗装作業が終わる度に、次の作業個所まで、一々、防護ネットを移動させなければならず、手間がかかり、面倒である。また、その分時間もかかることになる。
そこで、この考案は、鉄塔に沿って昇降自在な足場を設け、この足場の下面に、鉄塔の全体を略囲繞するネットを設け、当該養生ネットを鉄塔に沿って昇降自在に設けたことにより、鉄塔の上部に足場を設けることが出来ると共に養生ネットを鉄塔に対して任意の高さに容易に設置することが出来る昇降構造を提供するものである。
請求項1の考案は、板状体の中央部に鉄塔の基部が入る大きさの開口部を有し、当該板状体の外周に手摺りを有し、作業者が当該板状体の上を歩行可能な足場を設け、当該足場を、中央部の開口部に鉄塔の基部を入れて設置し、当該足場を上記鉄塔の上部から垂下した三本以上の線状体に支持させ、当該線状体を巻き上げ又は繰り出す手段を設け、これらの線状体の長さを変化させることにより上記足場を昇降自在とし、当該足場の外周縁又は下面から当該鉄塔を略囲繞する大きさの略筒状の養生ネットを当該鉄塔に沿って垂下した鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造とした。
請求項2の考案は、上記足場の開口部に沿って内周縁を複数の分割板体に分割し、当該複数の各分割板体の一側を蝶番型式により周囲の足場に支持させて起き上げ自在に設けて当該足場の開口部の大きさを拡大又は縮小自在に設けた上記請求項1に記載の鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造とした。また、請求項3の考案は、上記起き上げ自在に設けた各分割板体を上記開口部上に倒した際、少なくとも当該各分割板体の上面の一部を当該鉄塔の上部から垂下した線状体によって支持した上記請求項2に記載の鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造とした。
請求項4の考案は、上記足場を支持する線状体の下端を上記足場に設けた各昇降用巻き上げ機に固定し、当該各昇降用巻き上げ機を回転させて当該線状体を巻き上げ又は繰り出して上記足場を当該鉄塔に沿って昇降自在に設けた上記請求項1、2又は3の何れかに記載の鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造とした。
また、請求項5の考案は、上記足場の外周縁又は下面から垂下した養生ネットは、上端部をロープに固定して当該ロープを当該足場の外周縁又は下面から垂下した金車に通して当該ロープを上下させることにより、養生ネットを当該鉄塔に沿って昇降自在に設けた上記請求項1、2、3又は4の何れかに記載の鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造とした。
請求項1の考案によれば、足場を中央部の開口部に鉄塔の基部を入れて設置し、当該足場を上記鉄塔の上部から垂下した線状体に支持し、当該足場に当該線状体を巻き上げ等する手段を設けて当該足場を昇降自在とし、当該足場の外周縁等から当該鉄塔を略囲繞する大きさの略筒状の養生ネットを当該鉄塔に沿って垂下したので、足場を鉄塔の上部に上げるだけで、簡単にこの鉄塔を囲繞する養生ネットを垂下させることが出来、養生ネットの中でチェア型ゴンドラ等を使用して鉄塔の塗装や補修等の作業をしても、塗料が鉄塔の周囲に飛散することがなく、安全、正確かつきれいに行うことが出来る。もちろん、強風等の悪天候の際には簡単に降ろすことが出来る。また、鉄塔の上部に設けられた足場の上を作業者が乗ったり歩いたり出来るので、塗装等の作業を行うに当たって当該作業の準備や吊り下げられた線状体等の調整などが出来、上記作業を円滑に行うことが出来る。さらに、作業が終われば、足場を下げて養生ネットを外せば簡単にこれらのものを撤去することが出来、通常の鉄塔に戻る。また、養生ネットは、足場を鉄塔の上部に上げた際、足場以下の鉄塔を被う構成のため、鉄塔の塗装や補修の位置にかかわらず、そのまま作業出来、いちいち作業の位置に合わせて養生ネットを下げる必要は無い。
請求項2の考案によれば、上記足場の開口部に沿って内周縁を複数の分割板体に分割し、当該複数の分割板体を起き上げ自在に設けて当該足場の開口部の大きさを拡大又は縮小自在に設けたので、末広がり等平面の大きさが変化する鉄塔であっても、難なく、当該足場を鉄塔に沿って昇降させることが出来る。
また、請求項3の考案によれば、上記起き上げ自在に設けた各分割板体を上記開口部上に倒した際、少なくとも当該各分割板体の上面の一部を当該鉄塔の上部から垂下した線状体の下端によって支持したので、各分割板体の支持強度が増し、当該各分割板体の上を作業者が作業に際して歩いたとしても安全であり、この足場の信頼性を高めるものである。
請求項4の考案によれば、上記鉄塔の上部から垂下した線状体の下端を上記足場に設けた各昇降用巻き上げ機に固定し、当該各昇降用巻き上げ機を作動させて当該線状体を巻き上げ又は繰り出して上記足場を当該鉄塔に沿って昇降自在に設けたので、簡単な器具及び操作で当該足場を鉄塔に沿って安全に昇降させることが出来る。
請求項5の考案によれば、上記足場の外周縁又は下面から垂下した養生ネットは、上端部をロープに固定して当該ロープを当該足場の外周縁又は下面から垂下した金車に通して当該ロープを上下させることにより、養生ネットを当該鉄塔に沿って昇降自在に設けたので、簡単で安価な器具によって円滑に、養生ネットを最適な位置に設定することが出来る。この結果、この昇降構造の信頼性を高めるものである。
板状体の中央部に鉄塔の基部が入る大きさの開口部を有し、当該板状体の外周に手摺りを有し、作業者が当該板状体の上を歩行可能な足場を設け、当該足場を中央部の開口部に鉄塔の基部を入れて設置し、当該足場を上記鉄塔の上部から垂下した三本以上の線状体に支持させ、当該足場に当該線状体を巻き上げ又は繰り出す手段を設け、これらの線状体の長さを変化させることにより上記足場を昇降自在とし、当該足場の外周縁又は下面から当該鉄塔を略囲繞する大きさの略筒状の養生ネットを当該鉄塔に沿って垂下した。
これにより、鉄塔を囲繞する養生ネットを簡単に設置することが出来、この養生ネット内でチェア型ゴンドラ等を使用して鉄塔の塗装等の作業を安全、かつ円滑に行うことが出来る。また、強風等の悪天候の際には簡単に降ろすことが出来る。
以下、この考案の実施例を図に基づいて説明する。
図2は、この考案の実施例の養生ネットを取り付ける鉄塔Aを示す。この鉄塔Aは、通信用のものであり、上部には、上段ステージ部2a及び下段ステージ部2bを上下に間隔をあけて設けており、その下部は、横断面正方形状で末広がりの胴体部3であって、さらに、その下は、これらの胴体部3等を支える基部4から成る。そして、この鉄塔Aの基部4において、当該基部4を囲んで地面からパイプを使って一定高さの正方形状で中央に正方形状の開口部を有する下部足場ステージ5を設けている(図1参照)。上記上段ステージ部2a及び下段ステージ部2bは、2本の棒材を2組、図3に示すように、井桁状に組み合わせ、各棒材の各端部を正円形状の環状体1で繋いで形成している(図3では、下段ステージ部2bの場合を示す。)。
上記下部足場ステージ5上で、図4に示すように、長方形状の板体6aを複数枚繋ぎ合わせて固定し、正方形状で中央に正方形状の開口部6bを設けた足場6を形成している。この足場6においては、当該足場6の開口部6bに沿った内周縁の一定幅を分割して複数の板体に分け、各板体6cの一側を軸として、各板体6cを略110度外側に起き上げ自在に設けている(図7参照、以下、「跳ね上げ床板6c」と言う。)。
この様に、これらの各跳ね上げ床板6cを起き上げ自在に設けたので、鉄塔Aの横断面の面積が小さい、鉄塔Aの上部では、この跳ね上げ床板6cを倒した状態とし、鉄塔Aの横断面の面積が大きい、鉄塔Aの基部4などでは、跳ね上げ床板6cを起こした状態で使用する。この様に、鉄塔Aの平面の大きさに応じて、この足場6の平面の大きさを変えることが出来る。
また、鉄塔Aの横断面が最も大きい、足場6が鉄塔Aの下部足場ステージ5上にある状態を図5に示す。この時、上記跳ね上げ床板6cは全て起こされた状態となっている。また、この足場6を昇降させる際にも、これらの跳ね上げ床板6cを全て起こした状態で行う。
また、図6に示すように、この足場6の上面上方には外周縁に沿って手すり7を設けており、さらに、図7に示すように、この足場6の四方の長方形状の板体6a上の外側の中央部には昇降用ワインダ8を夫々設けており、また、図8に示すように、この足場6の四方の外周縁から一定間隔で、後述する養生ネット12を昇降させる際に使用する金車9を複数個吊り下げている。
さらに、図7に示すように、足場6の各昇降用ワインダ8の上方の下段ステージ部2bの環状体1に台付ワイヤー10を4台夫々吊り下げ、当該各台付ワイヤー10から垂下された各ワイヤー10aの下端を各昇降用ワインダ8のリールに固着させている。そして、これらの各昇降用ワインダ8を回転させることにより各ワイヤー10aを巻き上げてこの足場6を上昇させ、又は繰り出してこの足場6を降下させて、この鉄塔Aに沿って昇降自在に設けている。この様にして、上記足場6を吊り足場として構成している。
また、図7に示すように、この足場6の外側の板体6a及び上記各跳ね上げ床板6cを開口部6b上に倒した際、これらの上に作業者が乗ってもその荷重に耐えられる様に、当該足場6の板体6a及び各跳ね上げ床板6cの先端部等に、貫通孔を設けた舌片11を設け、この舌片11に下段ステージ部2bから垂下したワイヤー11aを係止して夫々支持している。
また、図8に示すように、上記足場6の四方の外周縁から吊り下げた金車9の位置から下方の下部足場ステージ5上に、図9に示すように、養生ネット12を昇降させるモータ13(以下、「ネット昇降用モータ13」と言う)を夫々設けており、これらの金車9と各ネット昇降用モータ13にエンドレスロープ13aを夫々掛け回している。また、上述の通り、各エンドレスロープ13aの一定の個所に養生ネット12の上端縁を夫々取り付け、これらの各エンドレスロープ13aを上記ネット昇降用モータ13によって回動させることにより、この養生ネット12を鉄塔Aに沿って昇降自在に設けている。これらのネット昇降用モータ13及びエンドレスロープ13aは、図示は省略したが、四方に設けられ、養生ネット12の四方が支持されている。また、この養生ネット12は、上記鉄塔Aの外周を被った筒状となっている。
次に、この実施例の昇降構造を使用して養生ネット12を昇降させる。
鉄塔Aの基部4の足場ステージ5上に有る無人状態の足場6を当該足場6の跳ね上げ床板6cを全て起こし上げた状態で、当該足場6に設けられた4台の昇降用ワインダ8を操作して、最上位であるこの鉄塔Aの下段ステージ部2bの直ぐ下の位置まで上昇させて停止させる。この後、上記各跳ね上げ床板6cを、開口部6b上に倒し、足場6の板体6aと共に、下段ステージ部2bから垂下したワイヤー11aの下端を舌片11に引っ掛けて支持する。
この時、上述の通り、この足場6の外周縁に吊り下げられた各金車9に掛け回された各エンドレスロープ13aの一部には養生ネット12の上端縁が取り付けられているが、予め、ネット昇降用モータ13を操作して、養生ネット12を金車9の直ぐ下の位置まで上げておき、これにより、図1に示すように、足場6の上昇と共に養生ネット12も延伸し、足場6から下の鉄塔Aをすっぽり囲繞する大きさの筒状体となっている。
そして、この状態で、図8に示すように、別途鉄塔Aの上段ステージ部2aに吊り下げた数台の台付ワイヤー14のワイヤー14aを鉄塔Aの側面に垂下させ、これらの数本のワイヤー14aにチェア型ゴンドラ15を固着し、これらのワイヤー14aによって当該チェア型ゴンドラ15を昇降させて鉄塔Aの塗装作業を行う。
これにより、鉄塔Aの塗装の際の噴霧した塗料が強風に流されるようなことがあっても、これらの塗料は、養生ネット12に付着して、この養生ネット12の外にまで飛散することがない。また、これにより、作業者も安心して塗装作業が行える。また、この状態で鉄塔Aの部材の他の補修作業も出来、その際工具等を誤って落としても養生ネットの中に落ち、事故を未然に防ぐことが出来る。
また、塗装作業を行う場所が鉄塔Aの低い位置に限定されている場合であっても、足場6の位置は、鉄塔Aの最上部の位置に設置するが、下部足場ステージ5上に設けたネット昇降用モータ13を操作して、養生ネット12の位置を全体的に下げることも出来る。この様にして、養生ネット12の高さを調整してもよい。もちろん、養生ネット12は、上記最上位にある状態で、この鉄塔Aをすっぽり囲繞しているので、この状態で作業を行っても良い。
そして、養生ネット12を降下させるには、まず、最初に各ネット昇降用モータ13を操作して、この養生ネット12を下部足場ステージ5の位置まで降下させる。この後、足場6の板体6a及び跳ね上げ床板6cを支持している各ワイヤー11aの係止を解除し、各跳ね上げ床板6cを全て起こし上げて、その後、無人状態とした足場6を、4台の昇降用ワインダ8を操作して、下部足場ステージ5の位置まで降下させる。もちろん、この時、養生ネット12を足場6と共に降下させることも出来る。
なお、上記実施例においては、ステージが平面円形状の環状体1を有する上段ステージ部2aと下段ステージ部2bの2段になった通信用の鉄塔Aを使用して説明を行ったが、この考案の養生ネット12の昇降構造は、送電用の鉄塔においても、もちろん使用できるものである。その際、鉄塔上部のステージが平面円形状でなくても、各台付ワイヤーを吊り下げられる個所があれば良い。
また、上記実施例では、下段ステージ部2bの環状体1に設けた台付ワイヤー10によって足場6を吊り下げているが、図8において点線10bで示すように、上段ステージ部2aに台付ワイヤー10を設けて吊り下げるようにしてもよく、また、当該足場6を吊り下げるのに、足場6上に設置した昇降用ワインダ8によって行ったが、足場6を吊り下げるのは足場6上に設置した昇降用ワインダ8に限るものではなく、例えば、下部足場ステージ5上に設けたものでもよい。
さらに、分割板として、跳ね上げ床板6cを使用したが、分割板は必ずしも、跳ね上げ床板6cと同様の構成にする必要は無く、分割出来る板体なら他の構成でもよい。また、足場6を形成するのに、鉄塔Aの基部4を囲んで下部足場ステージ5を設け、その上で、当該足場6を設けているが、下部足場ステージ5は必ずしも必要ではなく、地面の上で直に、足場6を設けるようにしても良いし、他の支持台の様なものの上で設けてもよい。
さらに、足場6を鉄塔Aから垂下する線状体として台付ワイヤー10、ワイヤー10aを使用し、また、足場6の跳ね上げ床板6c等を支持するのに、ワイヤー11aを使用しているが、線状体としては、これらのものに限るわけではなく、上記のものを吊り下げるのに必要な強度や耐久性を有するものであれば、鎖など他のものでも良よい。また、跳ね上げ床板6cの他、当該足場6の外側の板体6aも吊り下げる構成としたが、足場6の負荷に対する強度に問題がなければ、必ずしも上記足場6の外側の板体6aは吊り下げる構成としなくても良い。
また、養生ネット12の形状としては、略筒状であれば良く、その横断面は四角形状でも、丸形状でも良い。さらに、上記実施例においては、跳ね上げ床板6c、足場6に設けた昇降用巻き上げ機8、鉄塔Aの基部4に設けたネット昇降用モータ13、エンドレスロープ13a等を使用したが、これらの構成は、必ずしも全て採用する必要はなく、夫々選択して採用するようにしても良い。また、上記実施例では足場6を板体6a及び跳ね上げ床板6cで構成したが、これらは板に限らず、パンチメタル、金網状のもの等板状体であればよい。
この考案の実施例の養生ネットを鉄塔に昇降自在に取り付けた状態の正面図である。 この考案の実施例の養生ネットを取り付ける通信用の鉄塔の正面図である。 この考案の実施例の通信用の鉄塔の下段ステージ部の平面端面図である。 この考案の実施例の通信用の鉄塔に被冠した足場の平面図である。 この考案の実施例の足場の跳ね上げ床板を起こした状態の平面図である。 この考案の実施例の足場の側面図である。 この考案の実施例の足場を昇降用巻き上げ機によって昇降自在に設けた状態を示す一部側面図である。 この考案の実施例の足場の外周縁に金車を介して養生ネットを昇降自在に取り付けた状態を示す一部側面図である。 この考案の実施例の下部足場ステージ上に設けたネット昇降用モータとエンドレスロープによって養生ネットを昇降自在に設けた状態を示す一部側面図である。
符号の説明
A 鉄塔
4 鉄塔の基部 6 足場
6b 足場の開口部 6c 跳ね上げ床板
8 昇降用ワインダ 9 金車
10 台付ワイヤー 10a ワイヤー
11a ワイヤー 12 養生ネット
13 ネット昇降用モータ 13a エンドレスロープ

Claims (5)

  1. 板状体の中央部に鉄塔の基部が入る大きさの開口部を有し、当該板状体の外周に手摺りを有し、作業者が当該板状体の上を歩行可能な足場を設け、当該足場を、中央部の開口部に鉄塔の基部を入れて設置し、当該足場を上記鉄塔の上部から垂下した三本以上の線状体に支持させ、当該線状体を巻き上げ又は繰り出す手段を設け、これらの線状体の長さを変化させることにより上記足場を昇降自在とし、
    当該足場の外周縁又は下面から当該鉄塔を略囲繞する大きさの略筒状の養生ネットを当該鉄塔に沿って垂下したことを特徴とする、鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造。
  2. 上記足場の開口部に沿って内周縁を複数の分割板体に分割し、当該複数の各分割板体の一側を蝶番型式により周囲の足場に支持させて起き上げ自在に設けて当該足場の開口部の大きさを拡大又は縮小自在に設けたことを特徴とする、上記請求項1に記載の鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造。
  3. 上記起き上げ自在に設けた各分割板体を上記開口部上に倒した際、少なくとも当該各分割板体の上面の一部を当該鉄塔の上部から垂下した線状体によって支持したことを特徴とする、上記請求項2に記載の鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造。
  4. 上記足場を支持する線状体の下端を上記足場に設けた各昇降用巻き上げ機に固定し、当該各昇降用巻き上げ機を回転させて当該線状体を巻き上げ又は繰り出して上記足場を当該鉄塔に沿って昇降自在に設けたことを特徴とする、上記請求項1、2又は3の何れかに記載の鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造。
  5. 上記足場の外周縁又は下面から垂下した養生ネットは、上端部をロープに固定して当該ロープを当該足場の外周縁又は下面から垂下した金車に通して当該ロープを上下させることにより、養生ネットを当該鉄塔に沿って昇降自在に設けたことを特徴とする、上記請求項1、2、3又は4の何れかに記載の鉄塔における足場及び養生ネットの昇降構造。
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