JP3122451B2 - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置Info
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- JP3122451B2 JP3122451B2 JP02230720A JP23072090A JP3122451B2 JP 3122451 B2 JP3122451 B2 JP 3122451B2 JP 02230720 A JP02230720 A JP 02230720A JP 23072090 A JP23072090 A JP 23072090A JP 3122451 B2 JP3122451 B2 JP 3122451B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、搬送装置に関し、更に詳しくは、物品供
給手段から空気流により連続的に搬送されてくる物品を
受け取って、この物品を更に搬送させた後、その搬送方
向を変化させて送出させる搬送装置に関する。
給手段から空気流により連続的に搬送されてくる物品を
受け取って、この物品を更に搬送させた後、その搬送方
向を変化させて送出させる搬送装置に関する。
[従来の技術] この種の搬送装置は、例えば特開昭63−32474号公報
に開示されたように、フィルタ付きたばこの製造に供さ
れるフィルタプラグの搬送システムに組み込まれてい
る。同公報に示された搬送装置は、搬送トラフを備えて
いる。この搬送トラフの基端は、フィルタプラグ供給装
置から搬送管内を圧縮空気流により連続的に搬送されて
きたフィルタプラグを受け取る。この場合、フィルタプ
ラグの搬送は、フィルタプラグをその軸方向へ送る「縦
送り」である。この受け取られたフィルタプラグは、上
記の圧縮空気流により搬送トラフを案内されて、このト
ラフの先端へ導かれる。このトラフの先端側近傍には、
一対の回転ローラが配置され、これら回転ローラの間に
は加速通路が規定されている。この加速通路を通過する
フィルタプラグは、回転ローラの回転周面との接触によ
り加速されつつ、巻き上げ機へ向かって間欠的に送出さ
れる。この巻き上げ機では、フィルタプラグと紙巻きた
ばことが接合されてフィルタ付きたばこが製造される。
ここで巻き上げ機のフィルタプラグ受取り用ホッパにお
いては、紙巻きたばことの接合に備えて、フィルタプラ
グを並列に揃えておく必要がある。そのため、この巻き
上げ機のホッパと加速通路との間には、縦送りされてき
たフィルタプラグの搬送方向を、その縦送り方向に対し
て直交する方向、即ち「横送り」方向へ変換させる搬送
方向変換装置が備えられている。この搬送方向変換装置
は、横送り方向への送出通路を規定するように、一対の
送出ローラを備えている。
に開示されたように、フィルタ付きたばこの製造に供さ
れるフィルタプラグの搬送システムに組み込まれてい
る。同公報に示された搬送装置は、搬送トラフを備えて
いる。この搬送トラフの基端は、フィルタプラグ供給装
置から搬送管内を圧縮空気流により連続的に搬送されて
きたフィルタプラグを受け取る。この場合、フィルタプ
ラグの搬送は、フィルタプラグをその軸方向へ送る「縦
送り」である。この受け取られたフィルタプラグは、上
記の圧縮空気流により搬送トラフを案内されて、このト
ラフの先端へ導かれる。このトラフの先端側近傍には、
一対の回転ローラが配置され、これら回転ローラの間に
は加速通路が規定されている。この加速通路を通過する
フィルタプラグは、回転ローラの回転周面との接触によ
り加速されつつ、巻き上げ機へ向かって間欠的に送出さ
れる。この巻き上げ機では、フィルタプラグと紙巻きた
ばことが接合されてフィルタ付きたばこが製造される。
ここで巻き上げ機のフィルタプラグ受取り用ホッパにお
いては、紙巻きたばことの接合に備えて、フィルタプラ
グを並列に揃えておく必要がある。そのため、この巻き
上げ機のホッパと加速通路との間には、縦送りされてき
たフィルタプラグの搬送方向を、その縦送り方向に対し
て直交する方向、即ち「横送り」方向へ変換させる搬送
方向変換装置が備えられている。この搬送方向変換装置
は、横送り方向への送出通路を規定するように、一対の
送出ローラを備えている。
また、上記の搬送トラフは、この搬送方向変換装置の
作動のタイミングに適合させてフィルタプラグを加速通
路から間欠的に送出させるように、フィルタプラグの移
動速度を一定速度に規制する規制機構を備えている。こ
の規制機構は、搬送トラフにおいて搬送されるフィルタ
プラグに摩擦接触しながら搬送トラフに沿って循環する
ゴムベルトを備えている。即ち、このゴムベルトの走行
速度に応じてフィルタプラグの移動速度が決定される。
作動のタイミングに適合させてフィルタプラグを加速通
路から間欠的に送出させるように、フィルタプラグの移
動速度を一定速度に規制する規制機構を備えている。こ
の規制機構は、搬送トラフにおいて搬送されるフィルタ
プラグに摩擦接触しながら搬送トラフに沿って循環する
ゴムベルトを備えている。即ち、このゴムベルトの走行
速度に応じてフィルタプラグの移動速度が決定される。
上記のような搬送装置の稼働に際して、巻き上げ機の
ホッパにおいてフィルタプラグの詰まりが発生した場
合、或いはこのホッパが満配状態となった場合には、こ
れらの状況がセンサにより検出される。このセンサの検
出信号が発生すると、フィルタプラグ供給装置の送出ド
ラム、規制機構のゴムベルト、回転ローラ、送出ローラ
等が直ちに停止され、且つ、搬送管内の圧縮空気が直ち
に解放される。これにより、搬送管内の送出側における
各フィルタプラグの衝突による損傷の防止が図られてい
る。
ホッパにおいてフィルタプラグの詰まりが発生した場
合、或いはこのホッパが満配状態となった場合には、こ
れらの状況がセンサにより検出される。このセンサの検
出信号が発生すると、フィルタプラグ供給装置の送出ド
ラム、規制機構のゴムベルト、回転ローラ、送出ローラ
等が直ちに停止され、且つ、搬送管内の圧縮空気が直ち
に解放される。これにより、搬送管内の送出側における
各フィルタプラグの衝突による損傷の防止が図られてい
る。
この場合、速度規制機構のゴムベルトの停止は、この
ゴムベルトの駆動ローラのモータに電気的な停止信号を
与え、駆動ローラの回転を停止させることにより実行さ
れる。
ゴムベルトの駆動ローラのモータに電気的な停止信号を
与え、駆動ローラの回転を停止させることにより実行さ
れる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この停止信号が与えられた直後には、
ゴムベルトの駆動ローラの回転方向への慣性力が存在す
るため、実際にはゴムベルトを瞬時に停止させることは
できない。従って、停止信号が与えられてからゴムベル
トが完全に停止するまでには、遅れ時間を伴う。そのた
め、この遅れの時間の間には、ゴムベルトの案内によ
り、搬送トラフにおけるフィルタプラグの加速通路への
搬送が依然として継続される。また、搬送管内の圧縮空
気の残圧によっても同様に加速通路への搬送が継続され
る。この場合、加速通路を規定する回転ローラは既に停
止されているため、搬送トラフにおける各フィルタプラ
グは、加速通路に送り込まれ、ここで滞留し、互いに衝
突して損傷する。これにより通常は5、6本のフィルタ
プラグが不良品となる。同様に送出ローラが停止した際
に、送出通路に滞留した物品も衝突して損傷する。これ
ら不良フィルタプラグを手作業で取り除くためには、作
業者が受取用ホッパー部の側面や後方の狭溢で作業環境
の悪い個所に入り込まねばならないことが往々にしてあ
る。しかも、この場合の受取用ホッパー部は、既に蓄え
られた、或いは予備トレイから搬送されるフィルタプラ
グの処理のために稼働状態にあるので、この装置内への
手を入れるのは危険を伴う。従って、不良プラグの取り
除きには、作業性や安全性が劣るという不都合がある。
ゴムベルトの駆動ローラの回転方向への慣性力が存在す
るため、実際にはゴムベルトを瞬時に停止させることは
できない。従って、停止信号が与えられてからゴムベル
トが完全に停止するまでには、遅れ時間を伴う。そのた
め、この遅れの時間の間には、ゴムベルトの案内によ
り、搬送トラフにおけるフィルタプラグの加速通路への
搬送が依然として継続される。また、搬送管内の圧縮空
気の残圧によっても同様に加速通路への搬送が継続され
る。この場合、加速通路を規定する回転ローラは既に停
止されているため、搬送トラフにおける各フィルタプラ
グは、加速通路に送り込まれ、ここで滞留し、互いに衝
突して損傷する。これにより通常は5、6本のフィルタ
プラグが不良品となる。同様に送出ローラが停止した際
に、送出通路に滞留した物品も衝突して損傷する。これ
ら不良フィルタプラグを手作業で取り除くためには、作
業者が受取用ホッパー部の側面や後方の狭溢で作業環境
の悪い個所に入り込まねばならないことが往々にしてあ
る。しかも、この場合の受取用ホッパー部は、既に蓄え
られた、或いは予備トレイから搬送されるフィルタプラ
グの処理のために稼働状態にあるので、この装置内への
手を入れるのは危険を伴う。従って、不良プラグの取り
除きには、作業性や安全性が劣るという不都合がある。
この発明は係る問題点に鑑みて成されたものであり、
その目的とするところは、不良物品の除去を容易に且つ
安全に行い得る搬送装置を提供することにある。
その目的とするところは、不良物品の除去を容易に且つ
安全に行い得る搬送装置を提供することにある。
[課題を達成するための手段] 上記目的を達成するために、この発明の搬送装置は、
物品供給手段から空気流により連続的に搬送されてくる
物品を受け取って、この物品を更に搬送させた後、その
搬送方向を変化させて送出させる搬送装置であって、物
品供給手段から空気流により連続的に搬送されてくる物
品を受取って、これら物品の空気流による搬送を更に案
内する搬送トラフと、この搬送トラフを搬送される物品
の移動速度を規制するように、これら物品に摩擦接触し
ながら搬送トラフに沿って走行する循環ベルト、及びそ
の走行の駆動力を与える駆動ローラを有するベルト駆動
機構と、 搬送トラフの先端部に互いに対向して配置された一対
の回転ローラと、これら回転ローラの間に、搬送トラフ
における物品の搬送方向に沿って規定され、搬送トラフ
の先端部に搬送されてきた物品を、これら回転ローラの
回転周面との接触により加速させつつ間欠的に通過させ
る加速通路と、この加速通路の通過側に互いに対向して
配置され、且つ加速通路に沿った方向へ延出する回転軸
の回りに回転する一対の送出ローラと、これら送出ロー
ラ間に規定され、加速通路を通過してきた物品を、これ
ら送出ローラの送りにより、搬送トラフにおける物品の
搬送方向に対して直交する方向へ送出させる送出通路と
を備えた搬送装置において、物品供給手段から送出ロー
ラにかけての各作動要素が停止された際に、加速通路に
滞留した物品を個々に加速通路を通過させるように、回
転ローラを寸動的に回動させる寸動手段と、同じく送出
通路に滞留した物品を、この送出通路で逆行させるよう
に、送出ローラをその通常の回転方向に対して逆転方向
へ回転させる逆転手段と、これら寸動手段と逆転手段に
より加速通路を通過した物品、及び送出通路を逆行した
物品に対し、加速通路側から排出用空気流を噴出させ、
これら物品を送出ローラの回転軸延出方向に沿った方向
へ吹き飛ばすことにより、これら物品をその搬送経路か
ら排出させる排出用エアーノズルとを備えたことを特徴
とする。
物品供給手段から空気流により連続的に搬送されてくる
物品を受け取って、この物品を更に搬送させた後、その
搬送方向を変化させて送出させる搬送装置であって、物
品供給手段から空気流により連続的に搬送されてくる物
品を受取って、これら物品の空気流による搬送を更に案
内する搬送トラフと、この搬送トラフを搬送される物品
の移動速度を規制するように、これら物品に摩擦接触し
ながら搬送トラフに沿って走行する循環ベルト、及びそ
の走行の駆動力を与える駆動ローラを有するベルト駆動
機構と、 搬送トラフの先端部に互いに対向して配置された一対
の回転ローラと、これら回転ローラの間に、搬送トラフ
における物品の搬送方向に沿って規定され、搬送トラフ
の先端部に搬送されてきた物品を、これら回転ローラの
回転周面との接触により加速させつつ間欠的に通過させ
る加速通路と、この加速通路の通過側に互いに対向して
配置され、且つ加速通路に沿った方向へ延出する回転軸
の回りに回転する一対の送出ローラと、これら送出ロー
ラ間に規定され、加速通路を通過してきた物品を、これ
ら送出ローラの送りにより、搬送トラフにおける物品の
搬送方向に対して直交する方向へ送出させる送出通路と
を備えた搬送装置において、物品供給手段から送出ロー
ラにかけての各作動要素が停止された際に、加速通路に
滞留した物品を個々に加速通路を通過させるように、回
転ローラを寸動的に回動させる寸動手段と、同じく送出
通路に滞留した物品を、この送出通路で逆行させるよう
に、送出ローラをその通常の回転方向に対して逆転方向
へ回転させる逆転手段と、これら寸動手段と逆転手段に
より加速通路を通過した物品、及び送出通路を逆行した
物品に対し、加速通路側から排出用空気流を噴出させ、
これら物品を送出ローラの回転軸延出方向に沿った方向
へ吹き飛ばすことにより、これら物品をその搬送経路か
ら排出させる排出用エアーノズルとを備えたことを特徴
とする。
この場合、好ましくは、上記加速通路と上記送出通路
との間における物品の搬送停滞を検出する検出手段と、
この検出手段の検出信号に基づいて、この検出信号発生
以前に作動状態にあった上記物品供給手段から上記送出
通路にかけての物品搬送経路における各作動要素をそれ
ぞれ自動的に停止させる制御手段とを備え、この制御手
段は、上記検出信号に基づいて、上記逆転手段を所定時
間に亘って自動的に駆動させ、且つ上記排出用エアーノ
ズルの排出用空気流噴出を自動的に起動させると共に、
この起動から所定時間が経過した後に復帰指令を発し、
この復帰指令に基づいて、上記起動された排出用エアー
ノズルの排出用空気流噴出を自動的に停止させ、且つ上
記自動停止された各作動要素をそれぞれ自動的に起動さ
せる。
との間における物品の搬送停滞を検出する検出手段と、
この検出手段の検出信号に基づいて、この検出信号発生
以前に作動状態にあった上記物品供給手段から上記送出
通路にかけての物品搬送経路における各作動要素をそれ
ぞれ自動的に停止させる制御手段とを備え、この制御手
段は、上記検出信号に基づいて、上記逆転手段を所定時
間に亘って自動的に駆動させ、且つ上記排出用エアーノ
ズルの排出用空気流噴出を自動的に起動させると共に、
この起動から所定時間が経過した後に復帰指令を発し、
この復帰指令に基づいて、上記起動された排出用エアー
ノズルの排出用空気流噴出を自動的に停止させ、且つ上
記自動停止された各作動要素をそれぞれ自動的に起動さ
せる。
更に好ましくは、上記制御手段が、上記検出信号に基
づいて、上記寸動手段を所定時間に亘って自動的に駆動
させる。
づいて、上記寸動手段を所定時間に亘って自動的に駆動
させる。
本発明の実施例においては、上記搬送装置は、上記搬
送経路から排出された物品が落下する部位に、開閉可能
な開閉扉を備える。この開閉扉は通常は閉止され、物品
が落下される際には、その物品を更に上記搬送装置の外
部へ排出させるように開放される。この場合、上記開閉
扉は、上記制御手段の制御により上記検出信号に基づい
て開放され、且つ上記復帰指令に基づいて閉止される。
送経路から排出された物品が落下する部位に、開閉可能
な開閉扉を備える。この開閉扉は通常は閉止され、物品
が落下される際には、その物品を更に上記搬送装置の外
部へ排出させるように開放される。この場合、上記開閉
扉は、上記制御手段の制御により上記検出信号に基づい
て開放され、且つ上記復帰指令に基づいて閉止される。
また、本発明の実施例においては、上記回転ローラ及
び送出ローラが正転方向へ連続回転状態にある場合、上
記制御手段が、上記排出用エアーノズルから排出用空気
流よりも低圧の空気流を噴出させ、この低圧空気流によ
り上記加速通路から上記送出通路への物品の送りを付勢
させる。
び送出ローラが正転方向へ連続回転状態にある場合、上
記制御手段が、上記排出用エアーノズルから排出用空気
流よりも低圧の空気流を噴出させ、この低圧空気流によ
り上記加速通路から上記送出通路への物品の送りを付勢
させる。
[作用] この発明によれば、物品の搬送が停止された際に加速
通路に滞留した物品、即ち衝突を経験して損傷している
恐れがある物品、回転ローラの寸動により個々に加速通
路を通過される。
通路に滞留した物品、即ち衝突を経験して損傷している
恐れがある物品、回転ローラの寸動により個々に加速通
路を通過される。
同じく送出通路に滞留した物品は、送出ローラの逆転
により送出通折を逆行され、加速通路と同一軸線上に戻
される。
により送出通折を逆行され、加速通路と同一軸線上に戻
される。
これら個々に加速通路を通過された物品及び送出通路
を逆行された物品は、排出用エアーノズルによって加速
通路側から噴出される排出用空気流により、送出ローラ
の回転軸方向、即ち加速通路の延長方向へ吹き飛ばされ
る。これにより、物品の搬送経路から排出される。
を逆行された物品は、排出用エアーノズルによって加速
通路側から噴出される排出用空気流により、送出ローラ
の回転軸方向、即ち加速通路の延長方向へ吹き飛ばされ
る。これにより、物品の搬送経路から排出される。
これらの搬送経路から排出された物品は、例えば搬送
装置における物品の落下部位に開閉扉を設け、この開閉
扉を開放させることにより、搬送装置の外部へ排出でき
る。
装置における物品の落下部位に開閉扉を設け、この開閉
扉を開放させることにより、搬送装置の外部へ排出でき
る。
また、物品の搬送停滞を検出する検出手段と、この検
出手段の検出信号に基づき、物品搬送を自動的に停止さ
せ、且つ排出用エアーノズルの排出用空気流噴出を自動
的に起動させる制御手段を備えると、物品搬送停止及び
搬送経路からの物品排出を自動的に実行できる。尚、こ
の制御手段が、排出用エアーノズルの排出用空気流噴出
の起動から所定時間が経過した後に、この排出用空気流
噴出を自動的に停止させ、且つ物品搬送を自動的に起動
させることにより、搬送装置の復帰を自動的に実行でき
る。
出手段の検出信号に基づき、物品搬送を自動的に停止さ
せ、且つ排出用エアーノズルの排出用空気流噴出を自動
的に起動させる制御手段を備えると、物品搬送停止及び
搬送経路からの物品排出を自動的に実行できる。尚、こ
の制御手段が、排出用エアーノズルの排出用空気流噴出
の起動から所定時間が経過した後に、この排出用空気流
噴出を自動的に停止させ、且つ物品搬送を自動的に起動
させることにより、搬送装置の復帰を自動的に実行でき
る。
更に、開閉扉を制御手段の制御により開閉させると、
搬送装置からの物品排出も自動的に実行できる。
搬送装置からの物品排出も自動的に実行できる。
尚、制御手段の制御による排出用エアーノズルの空気
流噴出においては、通常時には排出用空気流よりも低圧
の空気流を噴出させるようにすると、この低圧空気流に
より、加速通路から送出通路への物品の送りが付勢され
る。
流噴出においては、通常時には排出用空気流よりも低圧
の空気流を噴出させるようにすると、この低圧空気流に
より、加速通路から送出通路への物品の送りが付勢され
る。
[実施例] 以下、第1図乃至第7図を参照して、この発明の実施
例について説明する。
例について説明する。
第1図は、フィルタ付きたばこの製造に供されるフィ
ルタプラグの搬送システムを示す。先ず搬送システムの
全体的な構造について説明する。この搬送システムは大
別して、フィルタプラグ供給装置(物品供給手段)10と
受取り及び送出装置12、搬送管14及び送風装置16とを備
えている。ここで供給装置10と受取り及び送出装置(以
下、受取り装置と略記す)12とは離間して配置され、そ
の間を搬送管14により接続されている。この搬送管14内
には、送風装置16により、供給装置10から受取り装置12
へ向かって圧縮空気が流される。この空気流により供給
装置10から受取り装置12へ向けて、搬送管14内をフィル
タプラグが搬送される。
ルタプラグの搬送システムを示す。先ず搬送システムの
全体的な構造について説明する。この搬送システムは大
別して、フィルタプラグ供給装置(物品供給手段)10と
受取り及び送出装置12、搬送管14及び送風装置16とを備
えている。ここで供給装置10と受取り及び送出装置(以
下、受取り装置と略記す)12とは離間して配置され、そ
の間を搬送管14により接続されている。この搬送管14内
には、送風装置16により、供給装置10から受取り装置12
へ向かって圧縮空気が流される。この空気流により供給
装置10から受取り装置12へ向けて、搬送管14内をフィル
タプラグが搬送される。
供給装置10のホッパ13には、図示しないフィルタプラ
グ製造機から供給された多数のフィルタプラグ(以下、
プラグと称す)Fが蓄えられている。各プラグFの長さ
は、例えばフィルタ単体の4本分(約10cm)である。ホ
ッパ13内のプラグFは、供給装置10内の図示しない機構
を経た後、送りドラム36の円周面に沿って設けられた搬
送溝(図示せず)により供給装置10の送出コネクタ48へ
送られる。この送りドラム36はモータM1により回転され
る。
グ製造機から供給された多数のフィルタプラグ(以下、
プラグと称す)Fが蓄えられている。各プラグFの長さ
は、例えばフィルタ単体の4本分(約10cm)である。ホ
ッパ13内のプラグFは、供給装置10内の図示しない機構
を経た後、送りドラム36の円周面に沿って設けられた搬
送溝(図示せず)により供給装置10の送出コネクタ48へ
送られる。この送りドラム36はモータM1により回転され
る。
送出コネクタ48には、上記搬送管14が接続されてい
る。また、供給装置10には、送出コネクタ48に対向する
側にエアーコネクタ50が設けられている。このエアーコ
ネクタ50は、送風管路52を介して上記送風装置16の圧縮
空気供給源54に接続されている。
る。また、供給装置10には、送出コネクタ48に対向する
側にエアーコネクタ50が設けられている。このエアーコ
ネクタ50は、送風管路52を介して上記送風装置16の圧縮
空気供給源54に接続されている。
送風管路52には、供給装置10側から圧力計56、主電磁
弁58及び圧力調整弁60が順次配置されている。この送風
管路52には更に、主電磁弁58を迂回するバイパス管路62
が接続されている。このバイパス管路62には補助電磁弁
64が配置され、この補助電磁弁64よりも下流側には絞り
弁66が配置されている。
弁58及び圧力調整弁60が順次配置されている。この送風
管路52には更に、主電磁弁58を迂回するバイパス管路62
が接続されている。このバイパス管路62には補助電磁弁
64が配置され、この補助電磁弁64よりも下流側には絞り
弁66が配置されている。
上述した送風装置によれば、主電磁弁58が開放状態に
あるとき、供給源54から送出された圧縮空気は、圧力調
整弁60により一定の圧力に調整された後、主電磁弁58を
介してコネクタ50へ導かれる。そして、このコネクタ50
から供給装置10を通じて搬送管14内に送出される。ま
た、送りドラム36の回転に伴い、この送りドラム36の搬
送溝内に夫々プラグFが保持された状態で、各搬送溝が
コネクタ48とコネクタ50との間に順次位置付けられる。
このとき、各搬送溝内のプラグFは、コネクタ50から噴
出され、搬送管14内を流れる圧縮空気の流れにより、順
次に送出コネクタ48内に送出され、搬送管14内を介して
受取り装置12へ搬送される。
あるとき、供給源54から送出された圧縮空気は、圧力調
整弁60により一定の圧力に調整された後、主電磁弁58を
介してコネクタ50へ導かれる。そして、このコネクタ50
から供給装置10を通じて搬送管14内に送出される。ま
た、送りドラム36の回転に伴い、この送りドラム36の搬
送溝内に夫々プラグFが保持された状態で、各搬送溝が
コネクタ48とコネクタ50との間に順次位置付けられる。
このとき、各搬送溝内のプラグFは、コネクタ50から噴
出され、搬送管14内を流れる圧縮空気の流れにより、順
次に送出コネクタ48内に送出され、搬送管14内を介して
受取り装置12へ搬送される。
搬送管14には、その内部を流れる圧縮空気を外部へ解
放するための2台の解放位置68が備えられている。これ
ら解放装置68は、供給装置10側に位置して搬送管14に夫
々配置されている。例えば搬送管14の長さが160mとする
と、2台の解放装置68は夫々、受取り装置12から30m、6
0mの位置に配置される。各解放装置68は、搬送管14の外
周面に取り付けられた管部材70を備えている。この管部
材70は、その両端が封止されている。また管部材70の内
部には、図示しない内室が形成され、この内室は、搬送
管14の管壁を貫く細孔を介して搬送管14内部に導通して
いる。この内室は更に、解放管86に接続されている。こ
の解放管86には、管部材70側からフィルタ88、電磁解放
弁90が配置され、この解放弁90は通常は閉止している。
解放管86は、大気に常時連通した開口端で終端してい
る。
放するための2台の解放位置68が備えられている。これ
ら解放装置68は、供給装置10側に位置して搬送管14に夫
々配置されている。例えば搬送管14の長さが160mとする
と、2台の解放装置68は夫々、受取り装置12から30m、6
0mの位置に配置される。各解放装置68は、搬送管14の外
周面に取り付けられた管部材70を備えている。この管部
材70は、その両端が封止されている。また管部材70の内
部には、図示しない内室が形成され、この内室は、搬送
管14の管壁を貫く細孔を介して搬送管14内部に導通して
いる。この内室は更に、解放管86に接続されている。こ
の解放管86には、管部材70側からフィルタ88、電磁解放
弁90が配置され、この解放弁90は通常は閉止している。
解放管86は、大気に常時連通した開口端で終端してい
る。
搬送管14の他端は受取り装置12に接続されている。即
ち、この受取り装置12はハウジング92を備え、このハウ
ジング92の受取りコネクタ94に搬送管14が接続されてい
る。この受取りコネクタ94は、ハウジング92内に突出さ
れ、その突出端の近傍には、プラグFの搬送通路を規定
する搬送トラフ96の一端が位置付けられている。この搬
送トラフ96は、搬送管14と一直線を成して水平に配置さ
れると共に、その両端が開口している。
ち、この受取り装置12はハウジング92を備え、このハウ
ジング92の受取りコネクタ94に搬送管14が接続されてい
る。この受取りコネクタ94は、ハウジング92内に突出さ
れ、その突出端の近傍には、プラグFの搬送通路を規定
する搬送トラフ96の一端が位置付けられている。この搬
送トラフ96は、搬送管14と一直線を成して水平に配置さ
れると共に、その両端が開口している。
この受取り装置12の搬送トラフ96の上方には、特に第
2図に明らかなように、プラグFの搬送速度を規制する
規制機構(ベルト駆動機構)104が配置されている。こ
の規制機構104は、搬送トラフ96の送り側上方に配置さ
れた駆動ローラ106を備えている。この駆動ローラ106
は、モータM2により図示の反時計方向へ回転される。一
方、搬送トラフ96の受取り側には従動ローラ110が配置
されている。この従動ローラ110は、その位置を上下方
向、及び搬送トラフ96の軸線方向に調整可能とされてい
る。駆動ローラ106と従動ローラ110との間には、この従
動ローラ110と同一高さ位置において、更なる従動ロー
ラ126が配置されている。この従動ローラ126もまた、上
下方向にその位置を調整可能とされている。従動ローラ
110と駆動ローラ106との間には、従動ローラ126の外側
を囲むようにエンドレスのゴムベルト130が架渡されて
いる。このゴムベルト130に加えられる張力は、従動ロ
ーラ110を搬送トラフ96の軸線方向に移動させることに
より調整可能である。
2図に明らかなように、プラグFの搬送速度を規制する
規制機構(ベルト駆動機構)104が配置されている。こ
の規制機構104は、搬送トラフ96の送り側上方に配置さ
れた駆動ローラ106を備えている。この駆動ローラ106
は、モータM2により図示の反時計方向へ回転される。一
方、搬送トラフ96の受取り側には従動ローラ110が配置
されている。この従動ローラ110は、その位置を上下方
向、及び搬送トラフ96の軸線方向に調整可能とされてい
る。駆動ローラ106と従動ローラ110との間には、この従
動ローラ110と同一高さ位置において、更なる従動ロー
ラ126が配置されている。この従動ローラ126もまた、上
下方向にその位置を調整可能とされている。従動ローラ
110と駆動ローラ106との間には、従動ローラ126の外側
を囲むようにエンドレスのゴムベルト130が架渡されて
いる。このゴムベルト130に加えられる張力は、従動ロ
ーラ110を搬送トラフ96の軸線方向に移動させることに
より調整可能である。
また、受取り装置12の搬送トラフ96の送出側の解放端
近傍には、一対の加速ローラ(回転ローラ)132が上下
方向に所定の間隙を存して配置されている。これら加速
ローラ132は、モータM3により夫々反対方向に回転され
る。互いに近接する加速ローラ132の周面間には、プラ
グFが縦送りで通過可能な加速通路138が規定されてい
る。この通路138は搬送トラフ96の搬送通路と同一の軸
線上に配置されている。ここで、従動ローラ126から加
速通路138までの距離は、1本当たりのプラグFの長さ
よりも若干長く設定されている。また、後述のように各
加速ローラ132の回転は、寸動が可能とされている。
近傍には、一対の加速ローラ(回転ローラ)132が上下
方向に所定の間隙を存して配置されている。これら加速
ローラ132は、モータM3により夫々反対方向に回転され
る。互いに近接する加速ローラ132の周面間には、プラ
グFが縦送りで通過可能な加速通路138が規定されてい
る。この通路138は搬送トラフ96の搬送通路と同一の軸
線上に配置されている。ここで、従動ローラ126から加
速通路138までの距離は、1本当たりのプラグFの長さ
よりも若干長く設定されている。また、後述のように各
加速ローラ132の回転は、寸動が可能とされている。
上記搬送トラフ96、規制機構104及び加速ローラ132に
よれば、搬送管14内を圧縮空気により次々に搬送されて
くるプラグFは、受取りコネクタ94から搬送トラフ96へ
噴出される。そして搬送トラフ96内へ導かれたプラグF
は、受取りコネクタ94から噴出される圧縮空気により、
搬送トラフ96を更に加速ローラ132側に向かって所定の
速度で案内されようとする。ここで、プラグFが規制機
構104を通過しようとする際に、プラグFは規制機構14
のゴムベルト130の下面と接触して摩擦力を受けるた
め、プラグFの移動速度は、ゴムベルト130の走行速度
に応じて定まる一定速度に調整される。このようにゴム
ベルト130により移動速度を調整されたプラグFは、従
動ローラ126を通過するまでの間、ゴムベルト130の走行
と同期して、搬送トラフ96を加速ローラ132側に向かっ
て移動される。
よれば、搬送管14内を圧縮空気により次々に搬送されて
くるプラグFは、受取りコネクタ94から搬送トラフ96へ
噴出される。そして搬送トラフ96内へ導かれたプラグF
は、受取りコネクタ94から噴出される圧縮空気により、
搬送トラフ96を更に加速ローラ132側に向かって所定の
速度で案内されようとする。ここで、プラグFが規制機
構104を通過しようとする際に、プラグFは規制機構14
のゴムベルト130の下面と接触して摩擦力を受けるた
め、プラグFの移動速度は、ゴムベルト130の走行速度
に応じて定まる一定速度に調整される。このようにゴム
ベルト130により移動速度を調整されたプラグFは、従
動ローラ126を通過するまでの間、ゴムベルト130の走行
と同期して、搬送トラフ96を加速ローラ132側に向かっ
て移動される。
移動方向に対するプラグFの後端側が従動ローラ126
を通過すると、このプラグFの前端側は直ちに一対の加
速ローラ132間の上記通路138内に侵入する。これにより
プラグFは、加速ローラ132の回転に伴い加速され、後
述の搬送方向変換装置140へ供給される。ここで加速ロ
ーラ132の周速は、ゴムベルト130の走行速度よりも充分
に大きな値、例えば約1.8倍に設定されている。従っ
て、加速通路138を通過する先行のプラグFと後続のプ
ラグFとの間には、加速ローラ132の周速とゴムベルト1
30の走行速度との差に起因して、所定の間隔が保持され
る。それ故、プラグFが上記の規制機構104及び加速通
路138を順次通過して上記搬送方向変換装置140に供給さ
れる際には、このプラグFの供給は、間欠的になされる
ことになる。
を通過すると、このプラグFの前端側は直ちに一対の加
速ローラ132間の上記通路138内に侵入する。これにより
プラグFは、加速ローラ132の回転に伴い加速され、後
述の搬送方向変換装置140へ供給される。ここで加速ロ
ーラ132の周速は、ゴムベルト130の走行速度よりも充分
に大きな値、例えば約1.8倍に設定されている。従っ
て、加速通路138を通過する先行のプラグFと後続のプ
ラグFとの間には、加速ローラ132の周速とゴムベルト1
30の走行速度との差に起因して、所定の間隔が保持され
る。それ故、プラグFが上記の規制機構104及び加速通
路138を順次通過して上記搬送方向変換装置140に供給さ
れる際には、このプラグFの供給は、間欠的になされる
ことになる。
上記の規制機構104においては、第1図及び第2図に
示されるように、従動ローラ126と駆動ローラ106との間
のゴムベルト130の部位が、搬送トラフ96の搬送方向に
向かって上方へ所定角度を存した傾斜部とされている。
従って、このゴムベルト130の傾斜部が加速ローラ132に
よるプラグFの加速作用に悪影響を与えることはない。
また、この傾斜部は、プラグFの前端部を通路138へ円
滑に導く。即ち、プラグFの後端部が従動ローラ126を
通過する際に、ゴムベルト130の傾斜部は、このプラグ
Fの前端部の浮き上がりを抑制できる。
示されるように、従動ローラ126と駆動ローラ106との間
のゴムベルト130の部位が、搬送トラフ96の搬送方向に
向かって上方へ所定角度を存した傾斜部とされている。
従って、このゴムベルト130の傾斜部が加速ローラ132に
よるプラグFの加速作用に悪影響を与えることはない。
また、この傾斜部は、プラグFの前端部を通路138へ円
滑に導く。即ち、プラグFの後端部が従動ローラ126を
通過する際に、ゴムベルト130の傾斜部は、このプラグ
Fの前端部の浮き上がりを抑制できる。
尚、この規制機構104は、駆動ローラ106を強制的に停
止させるためのブレーキ装置200を備える構成としても
良い。このブレーキ装置200は、第3図に示すように、
駆動ローラ106の上方に配置されたエアーシリンダ201の
ヘッド201aの先端に、例えばゴム弾性体から形成された
ブレーキパット201bを備えている。このブレーキパット
201bが、エアーシリンダ201の駆動によって駆動ローラ1
06のプーリ106aに押し付けられると、駆動ローラ106が
その慣性力に抗して強制的に停止させられる。これによ
りゴムベルト130が瞬時に停止される。この場合、プラ
グFの衝突を抑制できる。
止させるためのブレーキ装置200を備える構成としても
良い。このブレーキ装置200は、第3図に示すように、
駆動ローラ106の上方に配置されたエアーシリンダ201の
ヘッド201aの先端に、例えばゴム弾性体から形成された
ブレーキパット201bを備えている。このブレーキパット
201bが、エアーシリンダ201の駆動によって駆動ローラ1
06のプーリ106aに押し付けられると、駆動ローラ106が
その慣性力に抗して強制的に停止させられる。これによ
りゴムベルト130が瞬時に停止される。この場合、プラ
グFの衝突を抑制できる。
次に、搬送方向変換装置140について説明するが、そ
の前にプラグFの搬送経路におけるプラグFの詰まりの
検出について説明する。一対の加速ローラ132と搬送方
向変換装置140との間には、プラグ詰まり検出センサ
(検出手段)142が配置されている。このセンサ142は、
例えば発光素子と受光素子との一対の素子を備え、これ
らの素子は、プラグFの搬送経路を挟んで対向して配置
されている。このようなセンサ142は、加速ローラ132と
方向変換装置140との間にプラグFが一定時間以上に滞
留すると、即ち、発光素子から受光素子の光信号の伝達
が無い状態が一定時間以上続くと、プラグ詰まり検出信
号を発生する。
の前にプラグFの搬送経路におけるプラグFの詰まりの
検出について説明する。一対の加速ローラ132と搬送方
向変換装置140との間には、プラグ詰まり検出センサ
(検出手段)142が配置されている。このセンサ142は、
例えば発光素子と受光素子との一対の素子を備え、これ
らの素子は、プラグFの搬送経路を挟んで対向して配置
されている。このようなセンサ142は、加速ローラ132と
方向変換装置140との間にプラグFが一定時間以上に滞
留すると、即ち、発光素子から受光素子の光信号の伝達
が無い状態が一定時間以上続くと、プラグ詰まり検出信
号を発生する。
搬送方向変換装置140は、第4図に示すように、一対
の加速ローラ132の近傍に配置された筒状受取りトラフ1
44を備えている。この受取りトラフ144は両端が開口さ
れ、加速ローラ132から間欠的に送出されるプラグFを
受け取る。即ち、この受取りトラフ144は搬送トラフ96
と同様な機能を有し、搬送トラフ96における軸線の延長
線上に配置されている。この実施例の場合、受取りトラ
フ144は、その軸線に沿う長尺な開口が斜め上方を向く
ように配置されている。
の加速ローラ132の近傍に配置された筒状受取りトラフ1
44を備えている。この受取りトラフ144は両端が開口さ
れ、加速ローラ132から間欠的に送出されるプラグFを
受け取る。即ち、この受取りトラフ144は搬送トラフ96
と同様な機能を有し、搬送トラフ96における軸線の延長
線上に配置されている。この実施例の場合、受取りトラ
フ144は、その軸線に沿う長尺な開口が斜め上方を向く
ように配置されている。
受取りトラフ144における上記開口の近傍には、この
受取りトラフ144と平行にして、一対の送出ローラ146が
配置されている。即ち、これら送出ローラ146は、その
回転軸146aが上記加速通路138に沿った方向へ延出する
ように配置されている。これら送出ローラ146は、受取
りトラフ144の上記開口を挟み、且つこれら送出ローラ1
46間にプラグFが通過可能な間隙、即ち送出通路146bを
存するように位置付けられている。これら送出ローラ14
6は、駆動モータM3により互いに反対方向へ回転され
る。
受取りトラフ144と平行にして、一対の送出ローラ146が
配置されている。即ち、これら送出ローラ146は、その
回転軸146aが上記加速通路138に沿った方向へ延出する
ように配置されている。これら送出ローラ146は、受取
りトラフ144の上記開口を挟み、且つこれら送出ローラ1
46間にプラグFが通過可能な間隙、即ち送出通路146bを
存するように位置付けられている。これら送出ローラ14
6は、駆動モータM3により互いに反対方向へ回転され
る。
受取りトラフ144の搬送方向前端の近傍には、送出ロ
ーラ146間の送出通路146bに搬送方向変換装置140の上方
へ向かって圧縮空気を噴出する第1エアーノズル150が
配置されている。この第1エアーノズル150は、搬送シ
ステムが通常の作動状態にある場合に、圧縮空気流によ
りプラグFを上方の送出ローラ146へ搬送させるための
ものである。尚、「搬送システムの通常の作動状態」と
は、プラグFの搬送経路にプラグFの詰まりが発生して
おらず、且つ受取り装置12の受取りホッパ156内に未だ
プラグFを受け入れる余裕がある状態を示すものとす
る。
ーラ146間の送出通路146bに搬送方向変換装置140の上方
へ向かって圧縮空気を噴出する第1エアーノズル150が
配置されている。この第1エアーノズル150は、搬送シ
ステムが通常の作動状態にある場合に、圧縮空気流によ
りプラグFを上方の送出ローラ146へ搬送させるための
ものである。尚、「搬送システムの通常の作動状態」と
は、プラグFの搬送経路にプラグFの詰まりが発生して
おらず、且つ受取り装置12の受取りホッパ156内に未だ
プラグFを受け入れる余裕がある状態を示すものとす
る。
更に、受取りトラフ144には、第5図に詳細に示すよ
うに、この受取りトラフ144へ送出ローラ146へ向かって
圧縮空気を噴出する第2エアーノズル202が配置されて
いる。この第2ノズル202は、搬送システムの通常の作
動状態においては、第1ノズル150と同時に比較的に低
圧の圧縮空気を噴出し、送出ローラ146方向へのプラグ
Fの搬送を付勢させる。また、プラグFの詰まりが発生
し、不良プラグ若しくは不良の恐れのあるプラグ(以
下、不良プラグに代表させる)が生じた際には、第2ノ
ズル202は第1ノズル150とは独立に作動される。即ち第
1ノズル150の圧縮空気噴出が停止し、加速ローラ132及
び送出ローラ146が停止した状態で、第2ノズル202が圧
縮空気を噴出する。この場合、例えば加速通路138に滞
留していた不良プラグは、送出通路146bへは案内され
ず、方向変換装置140内における下方へ落下する。この
落下した不良プラグは、方向変換装置140の筐体の扉148
を開くことにより、方向変換装置140の外部へ排出され
る。この扉148の開閉は、シリンダ206の駆動により実行
される。このような不良プラグの制御動作の詳細につい
ては後述する。
うに、この受取りトラフ144へ送出ローラ146へ向かって
圧縮空気を噴出する第2エアーノズル202が配置されて
いる。この第2ノズル202は、搬送システムの通常の作
動状態においては、第1ノズル150と同時に比較的に低
圧の圧縮空気を噴出し、送出ローラ146方向へのプラグ
Fの搬送を付勢させる。また、プラグFの詰まりが発生
し、不良プラグ若しくは不良の恐れのあるプラグ(以
下、不良プラグに代表させる)が生じた際には、第2ノ
ズル202は第1ノズル150とは独立に作動される。即ち第
1ノズル150の圧縮空気噴出が停止し、加速ローラ132及
び送出ローラ146が停止した状態で、第2ノズル202が圧
縮空気を噴出する。この場合、例えば加速通路138に滞
留していた不良プラグは、送出通路146bへは案内され
ず、方向変換装置140内における下方へ落下する。この
落下した不良プラグは、方向変換装置140の筐体の扉148
を開くことにより、方向変換装置140の外部へ排出され
る。この扉148の開閉は、シリンダ206の駆動により実行
される。このような不良プラグの制御動作の詳細につい
ては後述する。
また、送出ローラ146の斜め上方には、受取りホッパ1
56が配置され、この受取りホッパ156と送出ローラ146と
の間には、一対のベルトコンベア158が配置されてい
る。これらベルトコンベア158は、斜め上方へ互いに平
行に、且つ受取りトラフ144の軸線と交差する方向へ延
出している。これらベルトコンベア15も上記のモータM4
により矢印方向へ走行され、これら一対のベルトコンベ
ア158間には、プラグFを搬送する通路160が規定され、
この通路160は、上記受取りホッパ156内に接続されてい
る。更に、上記通路160の下端と送出ローラ146との間に
は、必要に応じて、上記通路160の延長部を規定する一
対のガイド162が配置されている。
56が配置され、この受取りホッパ156と送出ローラ146と
の間には、一対のベルトコンベア158が配置されてい
る。これらベルトコンベア158は、斜め上方へ互いに平
行に、且つ受取りトラフ144の軸線と交差する方向へ延
出している。これらベルトコンベア15も上記のモータM4
により矢印方向へ走行され、これら一対のベルトコンベ
ア158間には、プラグFを搬送する通路160が規定され、
この通路160は、上記受取りホッパ156内に接続されてい
る。更に、上記通路160の下端と送出ローラ146との間に
は、必要に応じて、上記通路160の延長部を規定する一
対のガイド162が配置されている。
上述した搬送方向変換装置140によれば、一対の加速
ローラ132から送出されたプラグFは、先ず、受取りト
ラフ144内に導かれ、そして、この受取りトラフ144内を
移動案内される。そして、受取りトラフ144の前端から
プラグFの前端部が排出されると、このプラグFの前端
部は、エアーノズル150から噴出される圧縮空気によ
り、一対の送出ローラ146間の送出通路146bに移送され
る。この場合、慣性力が作用しているので、直ちに引張
り込まれることはない。即ち、プラグFが送出ローラ14
6間を移行し、プラグFの全体が送出ローラ146間に接す
る段階で送出ローラ146間に引張り込まれる。次に、プ
ラグFは、これら送出ローラ146の回転により、送出通
路146B内を案内され、上述した一対のガイド162を介し
てベルトコンベア158間の通路160内に導かれる。従っ
て、一対の加速ローラ132から縦送り方向に送出されて
きたプラグFは、上述エアーノズル150から噴出される
圧縮空気によって、今までの搬送方向とは直交する横送
り方向に搬送される。ここでプラグFを横送りさせるた
めには、エアーノズル150に代えて、機械的な方向変換
ガイドを設けることも可能である。その何れの場合で
も、一対の加速ローラ132からはプラグFが間欠的に送
出されるため、後続のプラグFが先行のフィルタプラグ
Fの搬送方向交換作動に悪影響を及ぼすことがない。そ
れ故、加速ローラ132から間欠的に送出されたプラグF
は、順次に送出通路146bを通じて、一対のベルトコンベ
ア158間即ち、上記通路160内に導かれる。この通路160
内に導入されたプラグFは、ベルトコンベア158の走行
に伴い、受取りホッパ156に向けて搬送され、この受取
りホッパ156内に蓄えられる。尚、この受取りホッパ156
内のプラグFは受取りホッパ156から図示しないフィル
タ付シガレット製造機に供給される。
ローラ132から送出されたプラグFは、先ず、受取りト
ラフ144内に導かれ、そして、この受取りトラフ144内を
移動案内される。そして、受取りトラフ144の前端から
プラグFの前端部が排出されると、このプラグFの前端
部は、エアーノズル150から噴出される圧縮空気によ
り、一対の送出ローラ146間の送出通路146bに移送され
る。この場合、慣性力が作用しているので、直ちに引張
り込まれることはない。即ち、プラグFが送出ローラ14
6間を移行し、プラグFの全体が送出ローラ146間に接す
る段階で送出ローラ146間に引張り込まれる。次に、プ
ラグFは、これら送出ローラ146の回転により、送出通
路146B内を案内され、上述した一対のガイド162を介し
てベルトコンベア158間の通路160内に導かれる。従っ
て、一対の加速ローラ132から縦送り方向に送出されて
きたプラグFは、上述エアーノズル150から噴出される
圧縮空気によって、今までの搬送方向とは直交する横送
り方向に搬送される。ここでプラグFを横送りさせるた
めには、エアーノズル150に代えて、機械的な方向変換
ガイドを設けることも可能である。その何れの場合で
も、一対の加速ローラ132からはプラグFが間欠的に送
出されるため、後続のプラグFが先行のフィルタプラグ
Fの搬送方向交換作動に悪影響を及ぼすことがない。そ
れ故、加速ローラ132から間欠的に送出されたプラグF
は、順次に送出通路146bを通じて、一対のベルトコンベ
ア158間即ち、上記通路160内に導かれる。この通路160
内に導入されたプラグFは、ベルトコンベア158の走行
に伴い、受取りホッパ156に向けて搬送され、この受取
りホッパ156内に蓄えられる。尚、この受取りホッパ156
内のプラグFは受取りホッパ156から図示しないフィル
タ付シガレット製造機に供給される。
受取りホッパ156には、この受取りホッパ156内のプラ
グFの蓄積量の上限(満配状態)及び下限を検出する蓄
積量上下限検出センサ164が配置されている。ここでホ
ッパ156内のプラグFが蓄積量の上限に達すると、プラ
グFを覆う柔軟なカバー116を介してレバー168が押し上
げられ、センサ164に接触する。これによりセンサ164は
上限検出信号を発生する。逆に、ホッパ156内のプラグ
Fの蓄積量が減少すると、レバー168も下降してセンサ1
64から離れる。これによりセンサ164は下限検出信号を
発生する。
グFの蓄積量の上限(満配状態)及び下限を検出する蓄
積量上下限検出センサ164が配置されている。ここでホ
ッパ156内のプラグFが蓄積量の上限に達すると、プラ
グFを覆う柔軟なカバー116を介してレバー168が押し上
げられ、センサ164に接触する。これによりセンサ164は
上限検出信号を発生する。逆に、ホッパ156内のプラグ
Fの蓄積量が減少すると、レバー168も下降してセンサ1
64から離れる。これによりセンサ164は下限検出信号を
発生する。
第6図は、上記の搬送システムの制御ブロック図を示
す。尚、この発明はベルト駆動機構104の停止に伴うプ
ラグ詰まりを解消する作業の改善を目的としている。従
って、ベルト駆動機構104より前段におけるプラグ供給
装置10、送風装置16、各解放装置68等の制御ブロックに
ついては、その図示及び説明を省略する。これら各装置
の制御については、特開昭63−32474号に詳細に記載さ
れている。
す。尚、この発明はベルト駆動機構104の停止に伴うプ
ラグ詰まりを解消する作業の改善を目的としている。従
って、ベルト駆動機構104より前段におけるプラグ供給
装置10、送風装置16、各解放装置68等の制御ブロックに
ついては、その図示及び説明を省略する。これら各装置
の制御については、特開昭63−32474号に詳細に記載さ
れている。
第6図を参照すると、搬送システムの通常の作動状態
においては、電磁弁203が管路210,211を夫々介して第1
ノズル150,第2ノズル202へ同時に圧縮空気を供給させ
る。次に不良プラグ排出時においては、電磁弁204が管
路212,213を夫々介して第2ノズル202,ブレーキパット
駆動用シリンダ201へ圧縮空気を供給させる。この場
合、通常の作動状態において第2ノズル202へ供給され
る圧縮空気は、不良プラグ排出時よりも低圧である。
においては、電磁弁203が管路210,211を夫々介して第1
ノズル150,第2ノズル202へ同時に圧縮空気を供給させ
る。次に不良プラグ排出時においては、電磁弁204が管
路212,213を夫々介して第2ノズル202,ブレーキパット
駆動用シリンダ201へ圧縮空気を供給させる。この場
合、通常の作動状態において第2ノズル202へ供給され
る圧縮空気は、不良プラグ排出時よりも低圧である。
また、電磁弁205は、方向変換装置140の扉148の開閉
用シリンダ216を駆動させる。ここで、このシリンダ216
は、圧縮空気がヘッド側(管路214)へ供給された場合
には扉148を閉止させ、ロッド側(管路215)へ供給され
た場合には扉148を開くものとする。尚、管路210,211,2
14,215の各々には、空気流量を調整する絞り弁220〜22
2、224,225が配置されている。
用シリンダ216を駆動させる。ここで、このシリンダ216
は、圧縮空気がヘッド側(管路214)へ供給された場合
には扉148を閉止させ、ロッド側(管路215)へ供給され
た場合には扉148を開くものとする。尚、管路210,211,2
14,215の各々には、空気流量を調整する絞り弁220〜22
2、224,225が配置されている。
一方、モータ駆動回路301,302、303は夫々、速度規制
機構104の駆動ローラ106のモータM2、加速ローラ132の
モータM3、送出ローラ146のモータM4を駆動させる。ま
た、インチング回路(寸動手段)304は、上述したよう
に加速ローラ132の加速モータM3の回転をインチングさ
せるためのものである。
機構104の駆動ローラ106のモータM2、加速ローラ132の
モータM3、送出ローラ146のモータM4を駆動させる。ま
た、インチング回路(寸動手段)304は、上述したよう
に加速ローラ132の加速モータM3の回転をインチングさ
せるためのものである。
以上の各電磁弁203,204,205、シリンダ216及び各回路
301,302,303,304は、制御装置(制御手段、逆転手段)3
05の制御指令により作動される。この制御装置305に
は、プラグ詰まり検出センサ142及び受取りホッパ蓄積
量上下限検出センサ164の検出信号が与えられる。
301,302,303,304は、制御装置(制御手段、逆転手段)3
05の制御指令により作動される。この制御装置305に
は、プラグ詰まり検出センサ142及び受取りホッパ蓄積
量上下限検出センサ164の検出信号が与えられる。
また、この制御装置305は、予め与えられた適宜なプ
ログラムに基づき、プラグ詰まり発生時における加速ロ
ーラ132のインチング指令、送出ローラ146の逆転指令、
及びプラグ詰まり解消時における復帰指令を自動的に発
生する。尚、これら各指令は、制御装置305に付属する
例えばキーボード、押しボタン等の入力装置306を介
し、手動入力してもよい。
ログラムに基づき、プラグ詰まり発生時における加速ロ
ーラ132のインチング指令、送出ローラ146の逆転指令、
及びプラグ詰まり解消時における復帰指令を自動的に発
生する。尚、これら各指令は、制御装置305に付属する
例えばキーボード、押しボタン等の入力装置306を介
し、手動入力してもよい。
次に、上述した搬送システムにおける搬送トラフ96か
ら後段側の制御動作について第7図を参照して説明す
る。以下の制御動作は、制御装置305に予め与えられた
プラグラムに基づき自動的に実行されるものとする。
ら後段側の制御動作について第7図を参照して説明す
る。以下の制御動作は、制御装置305に予め与えられた
プラグラムに基づき自動的に実行されるものとする。
先ず、搬送システムが通常の作動状態にある場合につ
いて説明する。この場合、プラグ詰まり検出センサ142
と許容値検出センサ164とは共に無感知状態にあり、制
御装置305による加速ローラインチング指令、送出ロー
ラ逆転指令、及び復帰指令は当然に与えられていない。
いて説明する。この場合、プラグ詰まり検出センサ142
と許容値検出センサ164とは共に無感知状態にあり、制
御装置305による加速ローラインチング指令、送出ロー
ラ逆転指令、及び復帰指令は当然に与えられていない。
この通常の作動状態において、制御装置305は、駆動
ローラ106,加速ローラ132,送出ローラ146の各モータM2,
M3,M4に対応する各駆動回路301,302,303に駆動指令を与
え、これら各モータM2,M3,M4を共に駆動させている。即
ち、各ローラ106,132,146は作動状態にある。
ローラ106,加速ローラ132,送出ローラ146の各モータM2,
M3,M4に対応する各駆動回路301,302,303に駆動指令を与
え、これら各モータM2,M3,M4を共に駆動させている。即
ち、各ローラ106,132,146は作動状態にある。
一方、各電磁弁203,204,205は、制御装置205により次
のように設定されている。
のように設定されている。
電磁弁203は作動状態とされ、第1及び第2ノズル15
0,202へ圧縮空気を供給させている。電磁弁204は非作動
状態とされ、従って駆動ローラ106のブレーキ装置200は
作動されず、第2ノズル202へのプラグ排出用圧縮空気
は供給されていない。また、電磁弁205は、扉開閉用シ
リンダ216のヘッド側(管路214)への圧縮空気供給によ
り、扉148を閉止させている。
0,202へ圧縮空気を供給させている。電磁弁204は非作動
状態とされ、従って駆動ローラ106のブレーキ装置200は
作動されず、第2ノズル202へのプラグ排出用圧縮空気
は供給されていない。また、電磁弁205は、扉開閉用シ
リンダ216のヘッド側(管路214)への圧縮空気供給によ
り、扉148を閉止させている。
従って搬送システムの通常の搬送状態において、プラ
グFは、ゴムベルト130により搬送速度を規制された
後、加速ローラ132により加速される。次いで第2ノズ
ル202から噴出される圧縮空気流により縦送り方向への
搬送を案内された後、第1ノズル150から噴出される圧
縮空気により横送り方向へ搬送れ、送出ローラ146へ案
内される。
グFは、ゴムベルト130により搬送速度を規制された
後、加速ローラ132により加速される。次いで第2ノズ
ル202から噴出される圧縮空気流により縦送り方向への
搬送を案内された後、第1ノズル150から噴出される圧
縮空気により横送り方向へ搬送れ、送出ローラ146へ案
内される。
次に、プラグFの詰まりが発生した場合について説明
する。
する。
第7図の時刻T1において、プラグFの詰まりが発生し
たとする。このとき、詰まり検出センサ142はプラグ詰
まり検出信号aを発生し、この検出信号aを制御装置30
5に与える。ここでセンサ142は、制御装置305から復帰
指令が与えられるとき(時刻T6)まで、この検出信号a
をホールドさせる。
たとする。このとき、詰まり検出センサ142はプラグ詰
まり検出信号aを発生し、この検出信号aを制御装置30
5に与える。ここでセンサ142は、制御装置305から復帰
指令が与えられるとき(時刻T6)まで、この検出信号a
をホールドさせる。
以下、このプラグ詰まり検出信号aに基づく制御装置
305により制御動作について説明する。
305により制御動作について説明する。
時刻T1において制御装置305は、各駆動回路301,302,3
03を介して駆動ローラ106,加速ローラ132,送出ローラ14
6の各モータM2,M3,M4を電気的に停止させる。
03を介して駆動ローラ106,加速ローラ132,送出ローラ14
6の各モータM2,M3,M4を電気的に停止させる。
それと同時に、電磁弁203を非作動状態とさせ、この
電磁弁203による第1及び第2ノズル150,202への圧縮空
気供給を停止させると共に、電磁弁204を作動状態とさ
せる。この電磁弁204の作動に伴い、管路212を介してシ
リンダ201へ圧縮空気が供給される。これによりシリン
ダ201がブレーキパット201bを駆動し、駆動ローラ106の
モータM2を機械的に停止させる。
電磁弁203による第1及び第2ノズル150,202への圧縮空
気供給を停止させると共に、電磁弁204を作動状態とさ
せる。この電磁弁204の作動に伴い、管路212を介してシ
リンダ201へ圧縮空気が供給される。これによりシリン
ダ201がブレーキパット201bを駆動し、駆動ローラ106の
モータM2を機械的に停止させる。
また、電磁弁203からの圧縮空気供給が停止された第
2ノズル202へは、新たに電磁弁204から管路213を介す
る圧縮空気流の供給が開始され、この第2ノズル202か
ら受け入れトラフ144へ向かってプラグ排出用圧縮空気
流が噴出される。
2ノズル202へは、新たに電磁弁204から管路213を介す
る圧縮空気流の供給が開始され、この第2ノズル202か
ら受け入れトラフ144へ向かってプラグ排出用圧縮空気
流が噴出される。
次に、方向変換装置140の扉148を解放させる。この扉
148の開放は、時刻T1から、上記の第2ノズル202のプラ
グ排出用空気流噴出が確実に実行されるまでに要する時
間を見込んだ所定時間t1が経過した時点で以下のように
実行される。即ち時刻T1から所定時間t1が経過すると、
電磁弁205による扉開閉用シリンダ216への圧縮空気供給
経路が、それまでの管路214〜シリンダヘッド側への経
路から、管路215〜シリンダロッド側への経路へ切り換
えられる。これにより方向変換装置140の扉148が開放さ
れる。
148の開放は、時刻T1から、上記の第2ノズル202のプラ
グ排出用空気流噴出が確実に実行されるまでに要する時
間を見込んだ所定時間t1が経過した時点で以下のように
実行される。即ち時刻T1から所定時間t1が経過すると、
電磁弁205による扉開閉用シリンダ216への圧縮空気供給
経路が、それまでの管路214〜シリンダヘッド側への経
路から、管路215〜シリンダロッド側への経路へ切り換
えられる。これにより方向変換装置140の扉148が開放さ
れる。
この方向変換装置140の送出ローラ146は、上述したよ
うに時刻T1において停止されている。しかし、この時刻
T1において送出ローラ146間の送出通路146bで搬送が停
止されたプラグFは、プラグ詰まりが発生した時に生じ
た不良プラグである。そこで、制御装置305は、時刻T2
〜T3間の時間間隔t3において、送出ローラ逆転指令を発
生し、駆動回路303、モータM4を介して送出ローラ146を
通常と反対方向へ駆動させる。これにより、送出通路14
6bに滞留していた不良プラグは、加速通路138と同一軸
線上の高さ位置、即ち受取りトラフ144の開口へ後退さ
れる。この後退された不良プラグは、後述の第2ノズル
202からのプラグ排出用空気流により、以後の搬送経路
から排出される。ここで時刻T2は、時刻T1から、上記の
扉148の開放が確実に実行されるまでの所用時間を見込
んだ所定時間t2が経過した時刻である。
うに時刻T1において停止されている。しかし、この時刻
T1において送出ローラ146間の送出通路146bで搬送が停
止されたプラグFは、プラグ詰まりが発生した時に生じ
た不良プラグである。そこで、制御装置305は、時刻T2
〜T3間の時間間隔t3において、送出ローラ逆転指令を発
生し、駆動回路303、モータM4を介して送出ローラ146を
通常と反対方向へ駆動させる。これにより、送出通路14
6bに滞留していた不良プラグは、加速通路138と同一軸
線上の高さ位置、即ち受取りトラフ144の開口へ後退さ
れる。この後退された不良プラグは、後述の第2ノズル
202からのプラグ排出用空気流により、以後の搬送経路
から排出される。ここで時刻T2は、時刻T1から、上記の
扉148の開放が確実に実行されるまでの所用時間を見込
んだ所定時間t2が経過した時刻である。
次に、時刻T4において、制御装置305からインチング
回路304へ加速ローラインチング指令が与えられる。こ
れにより、時刻T4〜T5間の時間間隔t5において、インチ
ング回路304及びモータM3を介して加速ローラ132のイン
チングが実行される。ここで時刻T4は、時刻T1から、上
記の送出ローラ146の駆動が終了されるまでの所用時間
を見込んだ所定時間t4が経過した時刻である。
回路304へ加速ローラインチング指令が与えられる。こ
れにより、時刻T4〜T5間の時間間隔t5において、インチ
ング回路304及びモータM3を介して加速ローラ132のイン
チングが実行される。ここで時刻T4は、時刻T1から、上
記の送出ローラ146の駆動が終了されるまでの所用時間
を見込んだ所定時間t4が経過した時刻である。
この加速ローラ132のインチングにより、時刻T1にお
いて加速通路138に滞留した不良プラグは、個々に加速
通路138を通過される。この加速通路138を通過した不良
プラグ、及び上述したように送出通路146bを後退された
不良プラグは、第2ノズル202からのプラグ排出用空気
流により、受取りトラフ144内を加速通路138の延長方向
へ沿って案内される。これにより、このトラフ144の先
端(第4図における手前側)から排出され、下方へ落下
する。
いて加速通路138に滞留した不良プラグは、個々に加速
通路138を通過される。この加速通路138を通過した不良
プラグ、及び上述したように送出通路146bを後退された
不良プラグは、第2ノズル202からのプラグ排出用空気
流により、受取りトラフ144内を加速通路138の延長方向
へ沿って案内される。これにより、このトラフ144の先
端(第4図における手前側)から排出され、下方へ落下
する。
更に、このとき方向変換装置140の扉148が開放されて
いるため、不良プラグは方向変換装置140の外部へ排出
される。
いるため、不良プラグは方向変換装置140の外部へ排出
される。
加速ローラ132の駆動が終了すると、時刻T6におい
て、制御装置305は復帰指令を発し、以下のようにして
復帰制御を実行する。ここで時刻T6は、加速ローラ132
の駆動が終了した時刻T5から、その駆動が確実に停止す
るまでに要する時間を見込んだ所定時間t6が経過した時
刻である。
て、制御装置305は復帰指令を発し、以下のようにして
復帰制御を実行する。ここで時刻T6は、加速ローラ132
の駆動が終了した時刻T5から、その駆動が確実に停止す
るまでに要する時間を見込んだ所定時間t6が経過した時
刻である。
先ず時刻T6において、センサ142へホールド解除指令
信号bを与え、詰まり検出信号aのホールドを解除さる
ことにより、このセンサ142を無感知状態とさせる。同
時に、電磁弁203を非作動状態とさせ、ノズル202のプラ
グ排出用空気流の噴出を停止させる(復帰動作1)。
信号bを与え、詰まり検出信号aのホールドを解除さる
ことにより、このセンサ142を無感知状態とさせる。同
時に、電磁弁203を非作動状態とさせ、ノズル202のプラ
グ排出用空気流の噴出を停止させる(復帰動作1)。
次に、時刻T6から、復帰動作1が確実に実行されるま
でに要する時間を見込んだ所定時間t7が経過すると、電
磁弁205〜シリンダ216のヘッド側への経路による空気供
給を復帰させ、方向変換装置140の扉148を閉止させる
(復帰動作2)。
でに要する時間を見込んだ所定時間t7が経過すると、電
磁弁205〜シリンダ216のヘッド側への経路による空気供
給を復帰させ、方向変換装置140の扉148を閉止させる
(復帰動作2)。
更に、時刻T6から、復帰動作2が確実に実行されるま
でに要する時間を見込んだ所定時間t8(t8>t7)が経過
すると、送出ローラ146の駆動,電磁弁204による第1及
び第2ノズル150,202の空気流噴出を夫々復帰させる。
これにより、方向変換装置140の受取りトラフ144は、プ
ラグFを受入れ可能な状態となる(復帰動作3)。
でに要する時間を見込んだ所定時間t8(t8>t7)が経過
すると、送出ローラ146の駆動,電磁弁204による第1及
び第2ノズル150,202の空気流噴出を夫々復帰させる。
これにより、方向変換装置140の受取りトラフ144は、プ
ラグFを受入れ可能な状態となる(復帰動作3)。
次いで、時刻T6から、復帰動作3が確実に実行される
までに要する時間を見込んだ所定時間t9(t9>t8)が経
過すると、加速ローラ132の駆動を復帰させる(復帰動
作4)。
までに要する時間を見込んだ所定時間t9(t9>t8)が経
過すると、加速ローラ132の駆動を復帰させる(復帰動
作4)。
また、時刻T6から、復帰動作4が確実に実行されるま
でに要する時間を見込んだ所定時間t10(t10>t9)が経
過すると、ブレーキ装置200が解除され、駆動ローラ106
の駆動が復帰される(復帰動作5)。
でに要する時間を見込んだ所定時間t10(t10>t9)が経
過すると、ブレーキ装置200が解除され、駆動ローラ106
の駆動が復帰される(復帰動作5)。
以上のようにして、搬送システムは通常の搬送状態に
復帰される。この場合、各作動要素は同時に復帰される
のではなく、所定時間t7乃至t10を設定し、復帰動作1
乃至5のように順次に復帰させるようにしたので、復帰
時における良品プラグの不所望の排出や衝突が回避され
る。
復帰される。この場合、各作動要素は同時に復帰される
のではなく、所定時間t7乃至t10を設定し、復帰動作1
乃至5のように順次に復帰させるようにしたので、復帰
時における良品プラグの不所望の排出や衝突が回避され
る。
次に、受取りホッパ156内のプラグFの蓄積量が最大
許容値、即ち満杯に達した場合の制御動作について説明
する。
許容値、即ち満杯に達した場合の制御動作について説明
する。
時刻T7において、許容値検出センサ164から制御装置3
05へ上限検出信号cが与えられたとする。この場合、制
御装置305は、時刻T7から所定時間t11が経過した時点で
駆動ローラ106及び加速ローラ132を停止させる。ここで
所定時間t11を設定したのは、これら各ローラ106,132の
モータM2,M3の停止に先立って、時刻T7においてフィル
タ供給装置10の送りドラム36のモータM1を停止させるた
めである。つまり所定時間t11は、このモータM1の停止
が確実に実行されるまでに要する時間を見込んで設定さ
れている。
05へ上限検出信号cが与えられたとする。この場合、制
御装置305は、時刻T7から所定時間t11が経過した時点で
駆動ローラ106及び加速ローラ132を停止させる。ここで
所定時間t11を設定したのは、これら各ローラ106,132の
モータM2,M3の停止に先立って、時刻T7においてフィル
タ供給装置10の送りドラム36のモータM1を停止させるた
めである。つまり所定時間t11は、このモータM1の停止
が確実に実行されるまでに要する時間を見込んで設定さ
れている。
また、駆動ローラ106の停止は、上述の時刻T1におけ
ると同様に駆動回路301を介する電気的な停止とブレー
キ装置200による機械的な停止とが同時に実行される。
ると同様に駆動回路301を介する電気的な停止とブレー
キ装置200による機械的な停止とが同時に実行される。
次に、時刻T7から駆動ローラ106の停止が確実に実行
されるまでに要する所定時間t12(tt12>t11)が経過し
たとする。この場合は、送出ローラ146のモータM4が停
止されると同時に、電磁弁203が非作動状態とされて第
1及び第2ノズル150,202の空気流噴出が停止される。
以上のようにして受け入れホッパ144よりも前段側にお
ける搬送が順次に停止される。
されるまでに要する所定時間t12(tt12>t11)が経過し
たとする。この場合は、送出ローラ146のモータM4が停
止されると同時に、電磁弁203が非作動状態とされて第
1及び第2ノズル150,202の空気流噴出が停止される。
以上のようにして受け入れホッパ144よりも前段側にお
ける搬送が順次に停止される。
その後、時刻T8において、受取りホッパ156内のプラ
グFの蓄積量が最小許容量に減少して、受取りホッパ15
6へのプラグFの再供給状態に達すると、センサ162から
制御装置305へ下限検出信号dが与えられる。これによ
り、各ローラ106,132,146、第1及び第2ノズル150,202
が上述のプラグ詰まり解消後の復帰動作と同様にして復
帰される。
グFの蓄積量が最小許容量に減少して、受取りホッパ15
6へのプラグFの再供給状態に達すると、センサ162から
制御装置305へ下限検出信号dが与えられる。これによ
り、各ローラ106,132,146、第1及び第2ノズル150,202
が上述のプラグ詰まり解消後の復帰動作と同様にして復
帰される。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の搬送装置によれば、
この装置における物品の搬送が停止した際に、回転ロー
ラ間及び送出ローラ間に滞留して不良が生じた恐れのあ
る物品は、回転ローラの寸動及び送出ローラの逆転によ
り各ローラ間から送出される。次に、この送出された物
品は、ノズルからの圧縮空気流により、以降の搬送経路
から排出される。従って、従来のような手作業による不
良物品の排出作業が不要となり、搬送装置の停止から復
帰までに要する時間も短縮される。
この装置における物品の搬送が停止した際に、回転ロー
ラ間及び送出ローラ間に滞留して不良が生じた恐れのあ
る物品は、回転ローラの寸動及び送出ローラの逆転によ
り各ローラ間から送出される。次に、この送出された物
品は、ノズルからの圧縮空気流により、以降の搬送経路
から排出される。従って、従来のような手作業による不
良物品の排出作業が不要となり、搬送装置の停止から復
帰までに要する時間も短縮される。
また、不良物品の排出から搬送装置の復帰までの一連
の動作を自動化させることも可能である。
の動作を自動化させることも可能である。
第1図は、この発明の一実施例に係わる搬送装置が組み
込まれた搬送システム全体を示す概略図、第2図は第1
図の搬送装置の要部を示す側面図、第3図は第1図のII
I−III線断面図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第
5図は第1図の第2エアーノズル部分を示す平面図、第
6図は第1図の搬送システムにおける搬送トラフよりも
後段側の各作動要素の制御系を示すブロック図、第7図
は第6図の各作動要素の作動と非作動との切り替えを示
す線図である。 10……フィルタプラグ供給装置(物品供給手段)、96…
…搬送トラフ、104……規制機構(ベルト駆動機構)、1
06……駆動ローラ、130……ゴムベルト(循環ベル
ト)、132……加速ローラ(回転ローラ)、138……加速
通路、142……フィルタプラグ詰まり検出センサ(検出
手段)、146……送出ローラ、146a……送出ローラ回転
軸、146b……送出通路、148……方向変換装置の扉(開
閉扉)、202……第2エアーノズル(排出用エアーノズ
ル)、304……インチング回路(寸動手段)、305……制
御装置(制御手段、逆転手段)
込まれた搬送システム全体を示す概略図、第2図は第1
図の搬送装置の要部を示す側面図、第3図は第1図のII
I−III線断面図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第
5図は第1図の第2エアーノズル部分を示す平面図、第
6図は第1図の搬送システムにおける搬送トラフよりも
後段側の各作動要素の制御系を示すブロック図、第7図
は第6図の各作動要素の作動と非作動との切り替えを示
す線図である。 10……フィルタプラグ供給装置(物品供給手段)、96…
…搬送トラフ、104……規制機構(ベルト駆動機構)、1
06……駆動ローラ、130……ゴムベルト(循環ベル
ト)、132……加速ローラ(回転ローラ)、138……加速
通路、142……フィルタプラグ詰まり検出センサ(検出
手段)、146……送出ローラ、146a……送出ローラ回転
軸、146b……送出通路、148……方向変換装置の扉(開
閉扉)、202……第2エアーノズル(排出用エアーノズ
ル)、304……インチング回路(寸動手段)、305……制
御装置(制御手段、逆転手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24C 5/47 B65G 47/53 B65G 51/02
Claims (6)
- 【請求項1】物品供給手段から空気流により連続的に搬
送されてくる物品を受け取って、この物品を更に搬送さ
せた後、その搬送方向を変化させて送出させる搬送装置
であって、 物品供給手段から空気流により連続的に搬送されてくる
物品を受取って、これら物品の空気流による搬送を更に
案内する搬送トラフと、 この搬送トラフを搬送される物品の移動速度を規制する
ように、これら物品に摩擦接触しながら搬送トラフに沿
って走行する循環ベルト、及びその走行の駆動力を与え
る駆動ローラを有するベルト駆動機構と、 搬送トラフの先端部に互いに対向して配置された一対の
回転ローラと、 これら回転ローラの間に、搬送トラフにおける物品の搬
送方向に沿って規定され、搬送トラフの先端部に搬送さ
れてきた物品を、これら回転ローラの回転周面との接触
により加速させつつ間欠的に通過させる加速通路と、 この加速通路の通過側に互いに対向して配置され、且つ
加速通路に沿った方向へ延出する回転軸の回りに回転す
る一対の送出ローラと、 これら送出ローラ間に規定され、加速通路を通過してき
た物品を、これら送出ローラの送りにより、搬送トラフ
における物品の搬送方向に対して直交する方向へ送出さ
せる送出通路とを備えた搬送装置において、 物品供給手段から送出ローラにかけての各作動要素が停
止された際に、加速通路に滞留した物品を個々に加速通
路を通過させるように、回転ローラを寸動的に回動させ
る寸動手段と、 同じく送出通路に滞留した物品を、この送出通路で逆行
させるように、送出ローラをその通常の回転方向に対し
て逆転方向へ回転させる逆転手段と、 これら寸動手段と逆転手段により加速通路を通過した物
品、及び送出通路を逆行した物品に対し、加速通路側か
ら排出用空気流を噴出させ、これら物品を送出ローラの
回転軸延出方向に沿った方向へ吹き飛ばすことにより、
これら物品をその搬送経路から排出させる排出用エアー
ノズルとを備えたことを特徴とする搬送装置。 - 【請求項2】上記加速通路と上記送出通路との間におけ
る物品の搬送停滞を検出する検出手段と、 この検出手段の検出信号に基づいて、この検出信号発生
以前に作動状態にあった上記物品供給手段から上記送出
通路にかけての物品搬送経路における各作動要素をそれ
ぞれ自動的に停止させる制御手段とを備え、 この制御手段は、上記検出信号に基づいて、上記逆転手
段を所定時間に亘って自動的に駆動させ、且つ上記排出
用エアーノズルの排出用空気流噴出を自動的に起動させ
ると共に、 この起動から所定時間が経過した後に復帰指令を発し、
この復帰指令に基づいて、上記起動された排出用エアー
ノズルの排出用空気流噴出を自動的に停止させ、且つ上
記自動停止された各作動要素をそれぞれ自動的に起動さ
せることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 【請求項3】上記制御手段が、上記検出信号に基づい
て、上記寸動手段を所定時間に亘って自動的に駆動させ
ることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。 - 【請求項4】上記搬送装置が、上記搬送経路から排出さ
れた物品が落下する部位に、開閉可能な開閉扉を備え、
この開閉扉は通常は閉止され、物品が落下される際に
は、その物品を更に上記搬送装置の外部へ排出させるよ
うに開放されることを特徴とする請求項1乃至3の何れ
か1項に記載の搬送装置。 - 【請求項5】上記開閉扉が、上記制御手段の制御により
上記検出信号に基づいて開放され、且つ上記復帰指令に
基づいて閉止されることを特徴とする請求項4に記載の
物品の搬送装置。 - 【請求項6】上記回転ローラ及び送出ローラが正転方向
へ連続回転状態にある場合、上記制御手段が、上記排出
用エアーノズルから排出用空気流よりも低圧の空気流を
噴出させ、この低圧空気流により上記加速通路から上記
送出通路への物品の送りを付勢させることを特徴とする
請求項2に記載の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02230720A JP3122451B2 (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02230720A JP3122451B2 (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | 搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112780A JPH04112780A (ja) | 1992-04-14 |
JP3122451B2 true JP3122451B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=16912256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02230720A Expired - Fee Related JP3122451B2 (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3122451B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-03 JP JP02230720A patent/JP3122451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04112780A (ja) | 1992-04-14 |
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