JP3122411B2 - エッジライトパネルの光源装置 - Google Patents
エッジライトパネルの光源装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，液晶バックライト
等面照明を行うに用いるエッジライトパネルに入射光を
供給するエッジライトパネルの光源装置に関する。
等面照明を行うに用いるエッジライトパネルに入射光を
供給するエッジライトパネルの光源装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種エッジライトパネルは，例えばア
クリル樹脂等の透明パネル基板の一側背面側にスクリー
ン印刷した網点や透明パネル基板の成型時に一体成型し
たコーン孔等による導光手段を備え，その一又は複数の
端面を入射端面として，この入射端面に，蛍光灯光源を
臨設し，該蛍光灯光源によって入射光を供給し，導光手
段により可及的に全面に亘って均一の面照明を行うもの
とされ，上記液晶バックライト等の面照明装置にあって
は，エッジライトパネルの背面に反射シートを，正面に
光拡散シートをそれぞれ面接重合状に積層することによ
りその商品化を行うものとされている。
クリル樹脂等の透明パネル基板の一側背面側にスクリー
ン印刷した網点や透明パネル基板の成型時に一体成型し
たコーン孔等による導光手段を備え，その一又は複数の
端面を入射端面として，この入射端面に，蛍光灯光源を
臨設し，該蛍光灯光源によって入射光を供給し，導光手
段により可及的に全面に亘って均一の面照明を行うもの
とされ，上記液晶バックライト等の面照明装置にあって
は，エッジライトパネルの背面に反射シートを，正面に
光拡散シートをそれぞれ面接重合状に積層することによ
りその商品化を行うものとされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この場合エッジライト
パネルの面照明は，高輝度にして高均一に行い得る段階
にあるが，エッジライトパネルに入射光を供給するに不
可欠な蛍光灯光源の消費電力が大きく，特に例えば電池
を電源とするポータブルタイプの液晶表示機器にあって
は，液晶バックライトとして用いるこの蛍光灯光源の消
費電力が最大であり，その可及的な低下が求められる
上，蛍光灯光源を用いることにより，特に冷陰極蛍光灯
によって改善はされるが，更に発熱を生じること（液晶
バックライトにあっては液晶表示面のカラーのバラツキ
を招く），ランプ寿命による交換の必要性があること，
といった問題点がある。
パネルの面照明は，高輝度にして高均一に行い得る段階
にあるが，エッジライトパネルに入射光を供給するに不
可欠な蛍光灯光源の消費電力が大きく，特に例えば電池
を電源とするポータブルタイプの液晶表示機器にあって
は，液晶バックライトとして用いるこの蛍光灯光源の消
費電力が最大であり，その可及的な低下が求められる
上，蛍光灯光源を用いることにより，特に冷陰極蛍光灯
によって改善はされるが，更に発熱を生じること（液晶
バックライトにあっては液晶表示面のカラーのバラツキ
を招く），ランプ寿命による交換の必要性があること，
といった問題点がある。
【０００４】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって，その解決課題とする処は，蛍光灯光源に代え
て用いることができ，消費電力が小さく，発熱がなく，
交換の必要性を可及的になくしたエッジライトパネルの
光源装置を提供するにある。
であって，その解決課題とする処は，蛍光灯光源に代え
て用いることができ，消費電力が小さく，発熱がなく，
交換の必要性を可及的になくしたエッジライトパネルの
光源装置を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 上記課題に添って本発
明は，発光素子の一次光源を用い，その光源光を導光手
段を有する中実透明バー材にその長手方向端面から供給
して，該中実透明バー材を，バー状に発光（導光）する
バー光源としてエッジライトパネルの入射端面に光源光
の供給を行うようにして，発光素子の一次光源のスポッ
ト状の光を，導光手段によって中実透明バー材の均一な
バー状の光に転換し，蛍光灯光源と同様に入射端面に臨
設使用するものとしたものであって，即ち本発明請求項
１に記載の発明を，正面をエッジライトパネルの入射端
面に臨設する出光面とし背面に長手方向両端側から中央
位置に向けて入射光量に反比例する入射光導光手段を形
成した中実透明バー材と，該中実透明バー材にその長手
方向両端から入射光を供給するように両端面に臨設した
発光素子の一次光源とを備え，上記中実透明バー材を透
明樹脂の成型材によるものとするとともにその上記入射
光量に反比例する入射光導光手段を長手方向両端側から
中央位置に向けて刻設するとともにその刻設のピッチを
両端側を粗に中央側を密にするように無段階的に粗密変
化して配置したストライプライン状細溝のクレーター溝
によるものとしてなることを特徴とするエッジライトパ
ネルの光源装置とし，請求項２及び３に記載の発明は，
それぞれその好ましい形態を示すように，請求項２に記
載の発明を，上記中実透明バー材を断面円形又は半円形
とすることにより正面の出光面を湾曲面としてなること
を特徴とする請求項１に記載のエッジライトパネルの光
源装置とし，請求項３に記載の発明を，上記発光素子の
一次光源を，発光ダイオードとしてなることを特徴とす
る請求項１又は２に記載のエッジライトパネルの光源装
置とし，これらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解
決の手段としたものである。
明は，発光素子の一次光源を用い，その光源光を導光手
段を有する中実透明バー材にその長手方向端面から供給
して，該中実透明バー材を，バー状に発光（導光）する
バー光源としてエッジライトパネルの入射端面に光源光
の供給を行うようにして，発光素子の一次光源のスポッ
ト状の光を，導光手段によって中実透明バー材の均一な
バー状の光に転換し，蛍光灯光源と同様に入射端面に臨
設使用するものとしたものであって，即ち本発明請求項
１に記載の発明を，正面をエッジライトパネルの入射端
面に臨設する出光面とし背面に長手方向両端側から中央
位置に向けて入射光量に反比例する入射光導光手段を形
成した中実透明バー材と，該中実透明バー材にその長手
方向両端から入射光を供給するように両端面に臨設した
発光素子の一次光源とを備え，上記中実透明バー材を透
明樹脂の成型材によるものとするとともにその上記入射
光量に反比例する入射光導光手段を長手方向両端側から
中央位置に向けて刻設するとともにその刻設のピッチを
両端側を粗に中央側を密にするように無段階的に粗密変
化して配置したストライプライン状細溝のクレーター溝
によるものとしてなることを特徴とするエッジライトパ
ネルの光源装置とし，請求項２及び３に記載の発明は，
それぞれその好ましい形態を示すように，請求項２に記
載の発明を，上記中実透明バー材を断面円形又は半円形
とすることにより正面の出光面を湾曲面としてなること
を特徴とする請求項１に記載のエッジライトパネルの光
源装置とし，請求項３に記載の発明を，上記発光素子の
一次光源を，発光ダイオードとしてなることを特徴とす
る請求項１又は２に記載のエッジライトパネルの光源装
置とし，これらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解
決の手段としたものである。
【０００６】
【作 用】本発明にあっては，発光素子の一次光源を
発光することにより中実透明バー材に入射光を供給する
一方，中実透明バー材の入射光導光手段が，その入射光
を長手方向に均一に導光して正面の出光面からエッジラ
イトパネルの入射端面に向けて，その面照明用の入射光
を均一且つ継続的に供給するように作用する。
発光することにより中実透明バー材に入射光を供給する
一方，中実透明バー材の入射光導光手段が，その入射光
を長手方向に均一に導光して正面の出光面からエッジラ
イトパネルの入射端面に向けて，その面照明用の入射光
を均一且つ継続的に供給するように作用する。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明を更に具
体的に説明すれば，Ａは液晶バックライト，Ｂはその光
源装置であり，液晶バックライトＡは，例えば小型のテ
レビジョン受像機，ゲーム機，カーナビゲーション機等
液晶表示機器の液晶表示面の背面照明に用いるように，
縦横を約５cmと約６cmとした小型の照明面を有するもの
として，これに応じた大きさのエッジライトパネル１
と，該エッジライトパネル１の背面に重合した反射シー
ト５と，上記エッジライトパネル１の正面に重合した光
拡散シート６，７を備えて，光源装置Ｂによってエッジ
ライトパネル１の入射端面３に入射光を供給して，その
面照明を行って，上記液晶表示面の背面照明を行うもの
としてある。
体的に説明すれば，Ａは液晶バックライト，Ｂはその光
源装置であり，液晶バックライトＡは，例えば小型のテ
レビジョン受像機，ゲーム機，カーナビゲーション機等
液晶表示機器の液晶表示面の背面照明に用いるように，
縦横を約５cmと約６cmとした小型の照明面を有するもの
として，これに応じた大きさのエッジライトパネル１
と，該エッジライトパネル１の背面に重合した反射シー
ト５と，上記エッジライトパネル１の正面に重合した光
拡散シート６，７を備えて，光源装置Ｂによってエッジ
ライトパネル１の入射端面３に入射光を供給して，その
面照明を行って，上記液晶表示面の背面照明を行うもの
としてある。
【０００８】光源装置Ｂは，中実透明バー材１０と，発
光素子の一次光源１３とを備えてなり，上記中実透明バ
ー材１０は，正面をエッジライトパネル１の入射端面に
臨設する出光面とし背面にその長手方向両端側から中央
位置に向けて入射光量に反比例する入射光導光手段１１
を形成したものとし，本例において該中実透明バー材１
０は，これを成型材に入射光導光手段１１の後加工を施
すことによって形成し，また断面円形とすることにより
正面の出光面を湾曲面としてなるものとし，一方発光素
子の一次光源１３は，これを上記中実透明バー材１０に
その長手方向両端から入射光を供給するように両端面に
臨設したものとし，また本例にあって該発光素子の一次
光源１３は，これを発光ダイオード（以下ＬＥＤと記載
することがある）としてなるものとしてある。
光素子の一次光源１３とを備えてなり，上記中実透明バ
ー材１０は，正面をエッジライトパネル１の入射端面に
臨設する出光面とし背面にその長手方向両端側から中央
位置に向けて入射光量に反比例する入射光導光手段１１
を形成したものとし，本例において該中実透明バー材１
０は，これを成型材に入射光導光手段１１の後加工を施
すことによって形成し，また断面円形とすることにより
正面の出光面を湾曲面としてなるものとし，一方発光素
子の一次光源１３は，これを上記中実透明バー材１０に
その長手方向両端から入射光を供給するように両端面に
臨設したものとし，また本例にあって該発光素子の一次
光源１３は，これを発光ダイオード（以下ＬＥＤと記載
することがある）としてなるものとしてある。
【０００９】即ち本例にあって光源装置Ｂにおける中実
透明バー材１０は，透明樹脂中から，例えばメタクリル
樹脂を用いて，エッジライトパネル１の厚さ（入射端面
３の厚さ）に合わせた細径にして，例えば断面円形５mm
径の中実円柱の透明丸棒として押出成型し，長さをエッ
ジライトパネル１の横幅（入射端面３の長さ）に合わ
せ，或いはこれよりやや長くした長寸にして，例えば６
cmの横幅に対してやや長い約８cmの長さに切断したもの
とし，このとき本例のメタクリル樹脂は，特に異物が可
及的に少く，高純度にして，例えば比重を１．１９（Ｊ
ＩＳ Ｋ ７１１２による），屈折率を１．４９（ＪＩ
Ｓ Ｋ ７１０５による），全光線透過率を９３％
（同），曇価を０．５％（同）の光学的性質を呈し，成
形収縮率を０．２〜０．６％（ＡＳ ＴＭ Ｄ ９５５
による）としたものを用いて上記押出成型を行うことに
よって，特に優れた透明性を有し，光の透過に適した精
度のよい成型を行ったものとしてある。
透明バー材１０は，透明樹脂中から，例えばメタクリル
樹脂を用いて，エッジライトパネル１の厚さ（入射端面
３の厚さ）に合わせた細径にして，例えば断面円形５mm
径の中実円柱の透明丸棒として押出成型し，長さをエッ
ジライトパネル１の横幅（入射端面３の長さ）に合わ
せ，或いはこれよりやや長くした長寸にして，例えば６
cmの横幅に対してやや長い約８cmの長さに切断したもの
とし，このとき本例のメタクリル樹脂は，特に異物が可
及的に少く，高純度にして，例えば比重を１．１９（Ｊ
ＩＳ Ｋ ７１１２による），屈折率を１．４９（ＪＩ
Ｓ Ｋ ７１０５による），全光線透過率を９３％
（同），曇価を０．５％（同）の光学的性質を呈し，成
形収縮率を０．２〜０．６％（ＡＳ ＴＭ Ｄ ９５５
による）としたものを用いて上記押出成型を行うことに
よって，特に優れた透明性を有し，光の透過に適した精
度のよい成型を行ったものとしてある。
【００１０】この押出成型した透明樹脂の成型材の中実
透明バー材１０は，入射光導光手段１１を，その湾曲し
た一方の背面に後加工することによって，正面を上記湾
曲した出光面としてあり，この入射光導光手段１１の後
加工は，本例にあってレーザー光線の照射によって，ス
トライプライン状細溝のクレーター溝を長手方向両端側
から中央位置に向けて刻設するとともに，その刻設のピ
ッチを両端側を粗に，中央側を密にするように無段階的
に粗密変化して配置することによって行ってあり，上記
クレーター溝が，中実透明バー材１０中の光に対して乱
反射を行うとともにそのピッチ変化がこの乱反射の程度
をコントロールし，中実透明バー材１０中の光，即ち発
光素子の一次光源１３による入射光を長手方向に均一に
発光（導光）するように，その入射光量に反比例する導
光とそのための上記乱反射を行うものとしてある。
透明バー材１０は，入射光導光手段１１を，その湾曲し
た一方の背面に後加工することによって，正面を上記湾
曲した出光面としてあり，この入射光導光手段１１の後
加工は，本例にあってレーザー光線の照射によって，ス
トライプライン状細溝のクレーター溝を長手方向両端側
から中央位置に向けて刻設するとともに，その刻設のピ
ッチを両端側を粗に，中央側を密にするように無段階的
に粗密変化して配置することによって行ってあり，上記
クレーター溝が，中実透明バー材１０中の光に対して乱
反射を行うとともにそのピッチ変化がこの乱反射の程度
をコントロールし，中実透明バー材１０中の光，即ち発
光素子の一次光源１３による入射光を長手方向に均一に
発光（導光）するように，その入射光量に反比例する導
光とそのための上記乱反射を行うものとしてある。
【００１１】このとき本例にあって入射光導光手段１１
のクレーター溝は，中実透明バー材１０の略１／３円弧
の長さを有してこれに直交する，約２００μm 深さの極
細のものにして，そのピッチは，両端側，即ち本例にあ
って，端部を除きエッジライトパネル１の入射端面３に
対応する両端で２、０mm，中央位置で０、７mmとなるよ
うにして，入射光の導光とそのための乱反射を高精度に
行うものとしてある。
のクレーター溝は，中実透明バー材１０の略１／３円弧
の長さを有してこれに直交する，約２００μm 深さの極
細のものにして，そのピッチは，両端側，即ち本例にあ
って，端部を除きエッジライトパネル１の入射端面３に
対応する両端で２、０mm，中央位置で０、７mmとなるよ
うにして，入射光の導光とそのための乱反射を高精度に
行うものとしてある。
【００１２】上記レーザー光線照射によるレーザー加工
は，例えば押出成型した長尺の成型材をレーザー装置に
送り込み，レーザー照射を行うことによってその長手方
向に所定幅のクレーター溝を刻設形成し，その後に成型
材を移動して順次これを繰り返すようにして行い，その
後に中実透明バー材１０として所定長さに切断すること
によってこれをなし得る。
は，例えば押出成型した長尺の成型材をレーザー装置に
送り込み，レーザー照射を行うことによってその長手方
向に所定幅のクレーター溝を刻設形成し，その後に成型
材を移動して順次これを繰り返すようにして行い，その
後に中実透明バー材１０として所定長さに切断すること
によってこれをなし得る。
【００１３】ＬＥＤとした発光素子の一次光源１３は，
液晶バックライトＡとして，光色による液晶表示面に対
する影響を防止するように自然色（白色）の発光のもの
を一対用い，そのエポキシ被覆の膨出先端を，中実透明
バー材１０長手方向端部にして垂直の両端面にそれぞれ
近接対向状に臨設して配置し，これによって上記中実透
明バー材１０に，その両端から入射光を供給し，これを
２次光源とする原光源をなすものとしてある。
液晶バックライトＡとして，光色による液晶表示面に対
する影響を防止するように自然色（白色）の発光のもの
を一対用い，そのエポキシ被覆の膨出先端を，中実透明
バー材１０長手方向端部にして垂直の両端面にそれぞれ
近接対向状に臨設して配置し，これによって上記中実透
明バー材１０に，その両端から入射光を供給し，これを
２次光源とする原光源をなすものとしてある。
【００１４】このとき本例にあって一対のＬＥＤは，例
えば低電圧（５Ｖ）の低電流（２０ｍＡ）にして発光輝
度１０万cd/cm2のものを用いて，中実透明バー材１０の
端部に，ＬＥＤ発光の光が漏れないように，反射性にし
て白色のテープを巻いて，光漏れ防止措置を施して上記
臨設を行ったものとし，例えば電源を低電圧，低電流の
ものに相応しく乾電池（例えば市販のものでは９Ｖ，４
００Ωのもの）又は充電池によるようにしてある。
えば低電圧（５Ｖ）の低電流（２０ｍＡ）にして発光輝
度１０万cd/cm2のものを用いて，中実透明バー材１０の
端部に，ＬＥＤ発光の光が漏れないように，反射性にし
て白色のテープを巻いて，光漏れ防止措置を施して上記
臨設を行ったものとし，例えば電源を低電圧，低電流の
ものに相応しく乾電池（例えば市販のものでは９Ｖ，４
００Ωのもの）又は充電池によるようにしてある。
【００１５】本例の液晶バックライトＡにあって，この
ように構成した光源装置Ｂは，エッジライトパネル１の
対向する一対の入射端面３に対してそれぞれ上記一対の
ＬＥＤ１３を用いたものを設置使用して，図示省略の液
晶表示面の背面照明を行うようにしてあり，従って上記
約５cmと約６cmの約３０cm2 の面積（対角線をインチで
示す一般の示し方では３、１インチ）のエッジライトパ
ネル１に，合計４つのＬＥＤ１３を用いて一対の中実透
明バー材１０を介して入射光を供給するものとしてあ
り，このときエッジライトパネル１の背面の導光手段２
をスクリーン印刷した網点によるものとしたとき，その
面内９ケ所（外周端から１０mm入った縦１５mm，横２０
mm間隔の中央部分を含む９ケ所）の輝度を測定（ミノル
タＬＳ−１１０輝度計を使用）したところ，最大２１４
cd/cm2（中央部分），最小２０１cd/cm2（左下隅部）に
して平均２０８cd/cm2であり，また導光手段２を透明パ
ネル基板の成型時に一体成型したコーン孔によるものと
したとき，最大２４２cd/cm2（中央部分），最小１９５
cd/cm2（左上隅部）にして平均２１４cd/cm2であり，小
型の液晶表示機器の液晶バックライトとして充分な平均
輝度を示して実用に好適な照明輝度を有するものとなし
得た。
ように構成した光源装置Ｂは，エッジライトパネル１の
対向する一対の入射端面３に対してそれぞれ上記一対の
ＬＥＤ１３を用いたものを設置使用して，図示省略の液
晶表示面の背面照明を行うようにしてあり，従って上記
約５cmと約６cmの約３０cm2 の面積（対角線をインチで
示す一般の示し方では３、１インチ）のエッジライトパ
ネル１に，合計４つのＬＥＤ１３を用いて一対の中実透
明バー材１０を介して入射光を供給するものとしてあ
り，このときエッジライトパネル１の背面の導光手段２
をスクリーン印刷した網点によるものとしたとき，その
面内９ケ所（外周端から１０mm入った縦１５mm，横２０
mm間隔の中央部分を含む９ケ所）の輝度を測定（ミノル
タＬＳ−１１０輝度計を使用）したところ，最大２１４
cd/cm2（中央部分），最小２０１cd/cm2（左下隅部）に
して平均２０８cd/cm2であり，また導光手段２を透明パ
ネル基板の成型時に一体成型したコーン孔によるものと
したとき，最大２４２cd/cm2（中央部分），最小１９５
cd/cm2（左上隅部）にして平均２１４cd/cm2であり，小
型の液晶表示機器の液晶バックライトとして充分な平均
輝度を示して実用に好適な照明輝度を有するものとなし
得た。
【００１６】なお図中４はエッジライトパネル１の反射
端面，１２は中実透明バー材１０の両端の入射端面，１
５は光源装置Ｂの反射板である。
端面，１２は中実透明バー材１０の両端の入射端面，１
５は光源装置Ｂの反射板である。
【００１７】 図示した例は以上としたが，本発明の実
施に当って，中実透明バー材を断面半円形とすることに
より正面の出光面を湾曲面とし，上記断面円形としたも
のと同様に，特に無方向的にエッジライトパネルの入射
端面に入射光を与えるように湾曲のレンズ面となるよう
にすること，更に中実透明バー材の断面形状を八角形，
矩形等適宜の多角形とし，また上記湾曲のレンズ面とす
るに正面の出光面側を部分的な湾曲面とし，或いは他と
異なる多面の形状面とすること，発光素子の一次光源
を，例えば有色発光ダイオードによるものとして，モノ
クロの液晶表示面の液晶バックライト用とし，或いは夜
間足元照明用のフットランプ用とすること，発光素子の
一次光源を，例えばエレクトロルミネセンス（ＥＬ）に
よるものとすること，更にエッジライトパネルの入射端
面を単一の端面とし，単一の光源装置によってこれに入
射光を供給してその照明を行うように構成すること等も
可能であり，これらを含めて，中実透明バー材，その入
射光導光手段，発光素子の一次光源等の形状，構造，材
質，寸法，数，これらの関係，これらに対する付加，更
にはエッジライトパネルの用途等は上記発明の要旨に反
しない限り変更して，様々な形態のものとし得る。
施に当って，中実透明バー材を断面半円形とすることに
より正面の出光面を湾曲面とし，上記断面円形としたも
のと同様に，特に無方向的にエッジライトパネルの入射
端面に入射光を与えるように湾曲のレンズ面となるよう
にすること，更に中実透明バー材の断面形状を八角形，
矩形等適宜の多角形とし，また上記湾曲のレンズ面とす
るに正面の出光面側を部分的な湾曲面とし，或いは他と
異なる多面の形状面とすること，発光素子の一次光源
を，例えば有色発光ダイオードによるものとして，モノ
クロの液晶表示面の液晶バックライト用とし，或いは夜
間足元照明用のフットランプ用とすること，発光素子の
一次光源を，例えばエレクトロルミネセンス（ＥＬ）に
よるものとすること，更にエッジライトパネルの入射端
面を単一の端面とし，単一の光源装置によってこれに入
射光を供給してその照明を行うように構成すること等も
可能であり，これらを含めて，中実透明バー材，その入
射光導光手段，発光素子の一次光源等の形状，構造，材
質，寸法，数，これらの関係，これらに対する付加，更
にはエッジライトパネルの用途等は上記発明の要旨に反
しない限り変更して，様々な形態のものとし得る。
【００１８】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したので，
請求項１及び２に記載の発明は，それぞれ発光素子の一
次光源のスポット状の光を入射光導光手段によって，中
実透明バー材の均一なバー状の光に転換し，蛍光灯光源
と同様に入射端面に臨設使用できるとともに発光素子の
一次光源が，低電圧，低電流で発光し，高速応答性を有
し，小形，堅牢で長寿命であることによって，消費電力
が小さく，発熱がなく，交換の必要性を可及的になくし
たエッジライトパネルの光源装置を提供するとともに，
特にポータブルタイプの液晶表示機器にあっては，その
電池消耗を大幅に減少し，必要にして且つ充分な輝度の
液晶表示面の背面照明を行う液晶バックライトとして好
適なものとし得る上，液晶バックライト以外の用途にも
用い得るものとすることができる。
請求項１及び２に記載の発明は，それぞれ発光素子の一
次光源のスポット状の光を入射光導光手段によって，中
実透明バー材の均一なバー状の光に転換し，蛍光灯光源
と同様に入射端面に臨設使用できるとともに発光素子の
一次光源が，低電圧，低電流で発光し，高速応答性を有
し，小形，堅牢で長寿命であることによって，消費電力
が小さく，発熱がなく，交換の必要性を可及的になくし
たエッジライトパネルの光源装置を提供するとともに，
特にポータブルタイプの液晶表示機器にあっては，その
電池消耗を大幅に減少し，必要にして且つ充分な輝度の
液晶表示面の背面照明を行う液晶バックライトとして好
適なものとし得る上，液晶バックライト以外の用途にも
用い得るものとすることができる。
【００１９】 請求項２に記載の発明は，上記に加え
て，中実透明バー材の出光面を湾曲のレンズ面として，
エッジライトパネルの入射端面に対する入射光の供給を
理想的なものとすることができ，また請求項３に記載の
発明は，同じく上記に加えて，相当程度の発光輝度を呈
する安定した発光素子の一次光源とすることができる。
て，中実透明バー材の出光面を湾曲のレンズ面として，
エッジライトパネルの入射端面に対する入射光の供給を
理想的なものとすることができ，また請求項３に記載の
発明は，同じく上記に加えて，相当程度の発光輝度を呈
する安定した発光素子の一次光源とすることができる。
【図１】エッジライトパネルと光源装置の関係を示す液
晶バックライトの分解斜視図である。
晶バックライトの分解斜視図である。
【図２】図１の液晶バックライトのカバーを外した状態
の一部切欠正面図である。
の一部切欠正面図である。
【図３】中実透明バー材の一部省略拡大背面図である。
【図４】中実透明バー材の拡大断面斜視図である。
【図５】中実透明バー材とＬＥＤとの関係を示す部分拡
大図である。
大図である。
Ａ 液晶バックライト Ｂ 光源装置 １ エッジライトパネル １０ 中実透明バー材 １１ 入射光導光手段 １３ ＬＥＤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平９−330611（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−260405（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−255532（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−21720（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−188414（ＪＰ，Ａ) 実開 昭54−35889（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−44265（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G09F 9/00 F21V 8/00 G02B 6/00
Claims (3)
- 【請求項１】 正面をエッジライトパネルの入射端面に
臨設する出光面とし背面に長手方向両端側から中央位置
に向けて入射光量に反比例する入射光導光手段を形成し
た中実透明バー材と，該中実透明バー材にその長手方向
両端から入射光を供給するように両端面に臨設した発光
素子の一次光源とを備え，上記中実透明バー材を透明樹
脂の成型材によるものとするとともにその上記入射光量
に反比例する入射光導光手段を長手方向両端側から中央
位置に向けて刻設するとともにその刻設のピッチを両端
側を粗に中央側を密にするように無段階的に粗密変化し
て配置したストライプライン状細溝のクレーター溝によ
るものとしてなることを特徴とするエッジライトパネル
の光源装置。 - 【請求項２】 上記中実透明バー材を断面円形又は半円
形とすることにより正面の出光面を湾曲面としてなるこ
とを特徴とする請求項１に記載のエッジライトパネルの
光源装置。 - 【請求項３】 上記発光素子の一次光源を，発光ダイオ
ードとしてなることを特徴とする請求項１又は２に記載
のエッジライトパネルの光源装置。
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|---|---|---|---|
| JP10100151A JP3122411B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | エッジライトパネルの光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10100151A JP3122411B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | エッジライトパネルの光源装置 |
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|---|---|
| JPH11282368A JPH11282368A (ja) | 1999-10-15 |
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ID=14266330
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|---|---|---|---|
| JP10100151A Expired - Fee Related JP3122411B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | エッジライトパネルの光源装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-03-27 JP JP10100151A patent/JP3122411B2/ja not_active Expired - Fee Related
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