JP3122409B2 - 建設機械の運転席リクライニング機構 - Google Patents

建設機械の運転席リクライニング機構

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JP3122409B2
JP3122409B2 JP10053110A JP5311098A JP3122409B2 JP 3122409 B2 JP3122409 B2 JP 3122409B2 JP 10053110 A JP10053110 A JP 10053110A JP 5311098 A JP5311098 A JP 5311098A JP 3122409 B2 JP3122409 B2 JP 3122409B2
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慎 斎藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設機械の運転
席リクライニング機構、特に具体的にはアームレスト付
きリクライニングシートの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械においては、
キャブ内に正面窓に向かって運転席が設けられており、
運転席の回りには運転に必要な種々の操作装置が設けら
れている。例えば、図4は公開実用新案公報第平6−8
2160号に開示されている運転席及び運転装置であ
る。図4において、運転席11はシート12とシートバ
ック13からなり、シートバック13にはアームレスト
14が正面に向かって突出して設けられている。シート
12はオペレータの身長、体格に合わせて前後にスライ
ドさせて調整できるようになっている。また、シートバ
ック13は前後に回動可能なリクライニングになってい
る。
【0003】運転席11の左右両側にコントロールボッ
クス15が設けられており、このコントロールボックス
15の上側前方部には作業機(図示省略)を操作するた
めの操作レバー16が設置されている。コントロールボ
ックス15は前後にスライド可能である他に前後に回動
可能になっており、オペレータの身長等に合わせて適宜
調整できるように構成されている。また、運転席11の
前方には走行操作するための走行レバー16が設けられ
ている。
【0004】オペレータは自分の手足の長さに合わせて
シート12を前後にスライドさせて走行レバー16が操
作しやすい位置に決めると共にコントロールボックス1
5の位置及び角度を調整して操作レバーが最も操作しや
すいように決める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の運転席及び操縦装置はオペレータの身長、手足の長さ
等に合わせて調整可能になっており、オペレータは最適
の姿勢で操作を行うことができる。しかし、このように
オペレータの身長等に合わせて調整した場合にシートバ
ック13を前倒したときにアームレスト14が操作レバ
ー16に押当たり、作業機が不意に動き出す危険性もあ
る。この発明は、上述のような背景の下になされたもの
で、上記の危険性を回避した運転席リクライニング機構
を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下の手段を採用している。即ち、請求項1
記載の装置は、建設機械の運転席シートにシートバック
を回動可能に設けたリクライニングシートにおいて、該
シートバックを前方に倒したときに該シートバックに設
けられたアームレストが運転席に設けられている操作桿
と接触しないようにシートバックの回動角を所定の角度
又は位置に制限する制限手段を設けたこと特徴としてい
る。
【0007】請求項2記載の装置は、請求項1に記載の
発明において、前記制限手段を、前記運転シートに支柱
を設け、該支柱と前記シートバックの裏側適宜の位置と
をワイヤー、スプリング、ロッド等からなる制限付き伸
縮材で連結して前記シートバックの回動角を制限したこ
とを特徴としている。
【0008】請求項3記載の装置は、請求項1又は2の
発明において、前記制限手段に制限を解除する解除手段
を設けたことを特徴としている。請求項4記載の装置
は、請求項3の発明において、前記解除手段はワンタッ
チ式の解除手段であることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施形態】以下、図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。なお、従来技術で説明したと
同じ構成要素については同じ参照番号を付して詳細な説
明は省略する。図1は本発明の実施形態1を示す説明図
である。図1において、シート12に後方に延長する支
持部材21が固設され、支持部材21には伸長手段22
を係止するための第1係止部材23が固着されている。
一方、シートバック13には裏面若しくは側面の適宜の
位置に伸長手段22の他端を係止するための第2係止部
材24が設けられている。伸長手段22の両端が一方は
第1係止部材23に係止され、他方は第2係止部材24
に係止される。伸長手段22は一定距離だけ伸長する
が、それ以上は伸びないように構成する。
【0010】シートバック13を最大許容角度だけ前に
倒した位置を例えば図の点線の位置とする。この最大許
容角度はアームレストの長さ、取付位置等により異な
り、シートバックを前倒させたときにアームレストが操
作桿に突き当たる等の不都合を生じない範囲で定める。
シートバック13は点Pの位置を中心に回転し、第2係
止手段24の係止穴は点Qの位置に移動する。一方、伸
長手段22は第1係止手段23の係止穴Oを中心にして
回転する。このとき、伸長手段22の第2係止手段24
に係止している部分は半径方向に伸長して点Qの位置に
くる。伸長なしの場合を点Rとすれば、伸長手段22の
伸びは距離QRに等しい。従って、伸長手段の最大伸び
を距離QRにしておけば、所定の最大許容角度だけ前傾
するが、それ以上は前傾しない。
【0011】図2は伸長手段のいろいろな実施例を示し
たものである。図2(A)は伸長手段の実施例1を示す
もので、金属製筒31の両側に金属製棒材32、33を
摺動自在に嵌挿したものである。金属製棒材32、33
は中央端にストッパー34、35が設けられており、両
端にはフック付鈎36、37が設けられている。また、
金属製棒材23の中間にワンタッチで外れるバックル3
9が設けられている。
【0012】実施例1は、フック付鈎36、37を係止
部材23、24に設けられた係止穴に引掛けて係止させ
る。また、金属製棒材32、33はストッパー34、3
5が金属製筒31の両端にくるまでは伸長するが、それ
以上は伸びない。また、縮むときはストッパー34、3
5が互いに突き当たるまで縮むことができる。従って、
ストッパー34、35が両端にくる最伸長した場合の距
離を距離OQに等しくしておく。緊急脱出時、メンテナ
ンス時等の必要なときはバックル39をワンタッチして
外せば更にシートバック13を前方に倒すことができ
る。
【0013】 図2(B)は伸長手段22を鋼線で形成
した実施例2である。鋼線40は常時緩みを持ってお
り、最伸長した場合の距離は距離QOに等しい。図2
(C)は伸長手段22の第3実施例で金属製筒42内に
スプリング41を設けた実施例である。伸長手段22は
上記した実施例に限られるものではなく、適宜変更して
もよい。
【0014】図3は別の実施形態2を示す。図3(A)
はシート12とシートバック13に回転ストッパー45
を設けた図を示す。図3(B)は回転ストッパーの構成
を示した図である。図3(B)において、軸46はシー
トバック13の回転軸(図示省略)に連結されている。
軸46にはカム47が固設されている。また、軸46と
同心にして断面内部が円形の筒48がシート12に固設
されている。筒48は半径方向に複数の貫通穴49が設
けられており、その貫通穴49にピン50が挿入される
ように構成されている。
【0015】シートバック13が最大許容角度前傾した
ときに、カム47のストップ面47aがピン50に接触
するように調節しておく。従って、シートバック13は
所定の角度まで自由に前傾できると共に必要な場合はピ
ン50を抜くことにより更に前傾させることもできる。
【0016】以上、この発明の実施形態、実施例を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限
られるがものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範
囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、シートバックの前傾角度が制限されており、誤
って、シートバックを前傾させ過ぎても操作レバーに突
き当たることはなく、未然に事故を防げるという効果が
ある。また、請求項3においては制限手段の解除手段を
設けたので必要な場合はさらに前傾させることができ、
緊急時にも対応できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の説明図である。
【図2】 (A)〜(C)は実施形態1の制限付き伸縮
材の実施例を示す。
【図3】 (A)、(B)は本発明の実施形態2を示
す。
【図4】 従来の運転席と操縦装置の関係を示す。
【符号の説明】
11 運転席 12 シート 13 シートバック 14 アームレスト 15 コントロールボックス 16 操作レバー(操作桿) 17 走行レバー 22 伸長手段(制限手段) 39 ワンタッチ式バックル(解除手段) 45 回転ストッパー(制限手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の運転席シートにシートバック
    を回動可能に設けたリクライニングシートにおいて、該
    シートバックを前方に倒したときに該シートバックに設
    けられたアームレストが運転席に設けられている操作桿
    と接触しないようにシートバックの回動角を所定の角度
    又は位置に制限する制限手段を設けたこと特徴とする建
    設機械の運転席リクライニング機構。
  2. 【請求項2】 前記制限手段は、前記運転シートに係止
    手段を設け、該係止手段と前記シートバックの裏側適宜
    の位置とをワイヤー、スプリング、ロッド等からなる制
    限付き伸長手段で連結して前記シートバックの回動角を
    制限したことを特徴とする請求項1に記載の建設機械の
    運転席リクライニング機構。
  3. 【請求項3】 前記制限手段に制限を解除する解除手段
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2の何れかの1
    に記載の建設機械の運転席リクライニング機構。
  4. 【請求項4】 前記解除手段はワンタッチ式の解除手段
    であることを特徴とする請求項3に記載の建設機械の運
    転席リクライニング機構。
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