JP3122341U - 荷崩れ防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】載置台上に積み重ねられた荷物を確実かつ容易に固定しうる荷崩れ防止具を提供する。
【解決手段】載置台上に積載された荷物を固定するために使用されるもので、平面十字型に形成され、上記荷物を上部から被覆して固定しうるように形成された被覆部と、上記被覆部を上記載置台に固定しうる固定ベルトとを有し、上記被覆部は、上記荷物の上部を被覆しうるように形成された上面被覆部と、上記上面被覆部の周縁部から四方へそれぞれ突出するように延設された複数の側面被覆部とにより構成され、上記固定ベルトは、互いに隣接する上記側面被覆部同士を引張しうるように形成された締付ベルトと、上記各締付ベルトと上記載置台とを互いに接続して固定しうるように形成された繋止ベルトとにより構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は荷崩れ防止具に係り、特に、パレット上に荷物を確実かつ容易に固定しうる荷崩れ防止具に関する。
一般的に、荷物を搬送する場合は、複数個の荷物をパレットの上に積み重ね、パレットごとフォークリフトによりトラック等に積み込まれている。
上記荷物をパレットの上に載置して搬送する場合、フォークリフトやトラック等による搬送中の振動により積荷が荷崩れを起こす可能性があり危険であった。また、倉庫等に保管している場合でも、地震等により荷崩れが発生するおそれがあった。
上記荷崩れの危険を防止するために、従来より、パレット上の荷物にシート又はネットを被せて固定する方法が採られている。
しかしながら、荷物に矩形のシート又はネットを被せた状態では、荷物の側面角部を覆う部位のシート又はネットにシワが発生して弛みが生じやすいので、上記側面角部における荷物の固定が不充分になるという不具合があった。
このような不具合を解消するために、矩形のネットの四隅が切欠されて平面略十字形に形成された荷崩れ防止ネットが考案されている(特許文献1の図4参照)。
このように平面略十字形に形成されたネットの場合は、荷物の側面角部にネットの切欠部が位置するので、ネット等にシワが生じることもなく、上記シワによるネット等のダブりが発生しないことから、ネットの弛緩を防止することができる。
実開平6−49359号公報
しかしながら、上記荷崩れ防止ネットの場合は、積み重ねられた複数の荷物を上記ネットにより一纏めに固定することはできるが、これをパレット上に載置した状態では、パレットに対し位置ずれを防止することができない、という不具合がある。
また、上記ネットでは荷物の側面部を被覆する部位に固定具としてロープが取り付けられているが、このロープはネットに固定されているため、上記荷物に対する位置を調節することができないようになっている。したがって、例えば、パレット上に積載された荷物の上面部が凹凸している場合や、荷物の全体形状が長細い場合などに、荷物に被せたネットの位置がずれることにより、上記ロープにかかる引張力に差異が生じて、ロープが均等にネットを締め付けることができない場合が生じるが、このような場合にロープの位置を調整できないため、引張力が大きくなるロープと、弛みの存在するロープとが生じることになり、ロープによるネットの締め付けが不均一になって荷物の固定が不完全になる、という不具合があった。
また、上記ロープは長さも調整できないことから、荷物の大きい場合はロープの引張力が大きくなり、荷物が小さい場合はロープの引張力が小さくなって、荷物に対する固定力が荷物の容積によって異なってしまうという不具合もある。
また、ロープにより荷物を締め付ける場合に、その締め付けを効果的にするためには、荷物の大小や形状によりロープの支点が最適となるように位置を調整する必要があるが、上記のようにロープの位置や長さを変化させることができないことから、支点の位置調整もできず、荷物に合わせて効果的に固定することが困難であるという、不具合もある。
本考案の課題は、載置台上に積み重ねられた荷物を確実かつ容易に固定しうる荷崩れ防止具を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、載置台上に積載された荷物を固定するための被覆部を有する荷崩れ防止具であって、上記荷崩れ防止具は、上記載置台よりも大きな寸法を有し、平面略十字状に形成され、上記荷物を上部から被覆して固定しうるように形成された被覆部と、上記被覆部を上記載置台に固定しうる固定ベルトとを有し、上記被覆部は、上記荷物の上部を被覆しうるように形成された上面被覆部と、上記上面被覆部の周縁部から四方へそれぞれ突出するように延設された複数の側面被覆部とにより構成され、上記固定ベルトは、互いに隣接する上記側面被覆部同士を引張しうるように形成された締付ベルトと、上記各締付ベルトに設けられ、上記各締付ベルトと上記載置台とを互いに接続して固定しうるように形成された繋止ベルトとにより構成されていることを特徴とする。
即ち、上記被覆部は載置台上に積載された荷物の上に被せられ、上記上面被覆部は荷物の上面を覆うように配置され、上記側面被覆部は下方へ垂らされて荷物の四方の側面を覆うように配置される。なお、荷物の平面積が大きい場合は、上記側面被覆部は一部が荷物の上面にかかっても構わない。上記被覆部は平面略十字状に形成されていることから、荷物の側面角部は覆わずに露出させた状態になる。したがって、荷物の側面角部を被覆部が覆ってシワが発生することはない。また、上記締付ベルトは荷物に被せた上記被覆部が荷物から剥脱しないように固定する。また、上記繋止ベルトは上記締付ベルトを載置台に繋いで固定する。
また、請求項2記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記各側面被覆部の外方側角部には、夫々挿通孔部が設けられ、上記締付ベルトは輪状に形成されて、互いに隣接する上記側面被覆部に設けられている挿通孔部間に架け渡されていることを特徴とする。
即ち、上記締付ベルトは、互いに隣接する2箇所の上記側面被覆部を荷物の側面に密着させて固定する。上記締付ベルトは上記面被覆部に対し固定されてはおらず、上記側面被覆部に穿設された上記挿通孔部を通過しながら移動することができるので、位置を適宜に変えて、隣接する上記側面被覆部を均等に締め付けうるように調整することができる。
また、請求項3記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記締付ベルトには、長さ調節機能を有すると共に、上記繋止ベルトに着脱可能な連結部材が設けられていることを特徴とする。
即ち、上記締付ベルトは荷物のサイズに合わせて最適な締付力が得られるように長さを変えて支点を調整することができる。また、上記連結部材により上記繋止ベルトに対し容易に着脱することができる。
また、請求項4記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記繋止ベルトは、一端が上記締付ベルトの連結部材に対し着脱可能に形成されると共に、他端には上記載置台に対する接合部材が設けられていることを特徴とする。
即ち、上記繋止ベルトも上記連結部材に連結されることにより上記締付ベルトと同様に長さ調節することができる。したがって、長さ調節は上記繋止ベルトでしてもよいし、上記締付ベルトでしてもよく、使用者が自由に選択することができる。また、上記繋止ベルトは上記接合部材により容易に上記載置台に接続することができる。
また、請求項5記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記載置台はパレットにより構成され、上記連結部材としてバックルが使用され、上記接合部材としてフックが用いられていることを特徴とする。
即ち、上記バックルを着脱させることにより上記締付ベルトと上記繋止ベルトを接続したり分離することができ、又、上記フックを上記パレットに引っ掛けたり外すことにより上記繋止ベルトを上記パレットに接続したり分離することができる。
また、請求項6記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記被覆部は、シート状部材により形成されていることを特徴とする。
即ち、荷物を上記シート状部材で容易に覆うことができる。
また、請求項7記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記被覆部は、ネット状部材により形成されていることを特徴とする。
即ち、荷物を上記ネット状部材で容易に覆うことができる。
請求項1記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、載置台上に積載された荷物を固定するための被覆部を有する荷崩れ防止具であって、上記荷崩れ防止具は、平面略十字状に形成され、上記荷物を上部から被覆して固定しうるように形成された被覆部と、上記被覆部を上記載置台に固定しうる固定ベルトとを有し、上記被覆部は、上記荷物の上部を被覆しうるように形成された上面被覆部と、上記上面被覆部の周縁部から四方へそれぞれ突出するように延設された複数の側面被覆部とにより構成され、上記固定ベルトは、互いに隣接する上記側面被覆部同士を引張しうるように形成された締付ベルトと、上記各締付ベルトに設けられ、上記各締付ベルトと上記載置台とを互いに接続して固定しうるように形成された繋止ベルトとにより構成されていることから、上記被覆部における上記上面被覆部を荷物の上面に被せると共に、上記側面被覆部を荷物の側面に被せた状態で、上記締付ベルトにより上記被覆部を、上記繋止ベルトにより上記締付ベルトを上記載置台に掛けとめ、上記被覆部により固定された荷物を上記載置台に対し固定することができることから、搬送中又は保管中の振動や、地震時に荷物が上記載置台の上で位置ずれし、転倒することも防止することができる。
したがって、搬送中又は保管中の振動による載置台上に載置された荷物の荷崩れや転倒を防止できるので、作業者の危険を減少させ安全性を向上させることができると共に、荷物の破損を防止することができる。
また、上記被覆部は上記載置台よりも大きい寸法に形成されていることから、載置台の大きさ如何に拘わらず、単一の荷崩れ防止具により載置台上に積載された荷物を被覆することができる。
さらに、請求項1記載の考案にあっては、被覆部が平面略十字状に形成されていることから、載置台上に積載された荷物上に展開して被覆した場合、荷物の四方隅部は被覆されない状態となり、方形の被覆部により被覆した場合とは異なり、積荷の四方隅部で被覆部が重複し、強固に固定できない、という事態を回避することができ、確実に積荷を載置台に固定することができる。
また、被覆部が平面略十字状に形成されていることから、締付ベルトにより締め付け時には、積荷の四方から積荷に対して締め付け力が及ぶことから、載置台上において積荷のセンタリングを同時に行うこともでき、搬送時の荷崩れを防ぎ、より安全な搬送を可能とする。
請求項2記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記各側面被覆部の外方側角部には、夫々挿通孔部が設けられ、上記締付ベルトは輪状に形成されて、互いに隣接する上記側面被覆部に設けられている挿通孔部間に架け渡されていることから、荷物の上面部が凹凸している場合や、荷物の全体形状が長細い場合などに、荷物に被せた上記被覆部の位置がずれることにより、上記締付ベルトにかかる引張力に差異が生じた場合に、上記挿通孔部に挿通された上記締付ベルトを移動させることにより、上記締付ベルトが均等に上記被覆部における上記各側面被覆部を締め付けるように調整することができる。したがって、上記締付ベルトにより上記被覆部が均一に締め付けられるので、荷物の固定状態が安定する。
また、上記締付ベルトにより上記被覆部を締め付ける場合に、その締め付けを効果的にするためには、荷物の大小や形状により締付ベルトの支点が最適となるように位置を調整する必要があるが、上記締付ベルトは位置を移動させることができるので、支点を最適な位置に移動させることができる。その結果、互いに隣接する側面被覆部がたるんでしまう事態を有効に防止することができる。
請求項3記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記締付ベルトには、長さ調節機能を有すると共に、上記繋止ベルトに着脱可能な連結部材が設けられていることから、上記被覆部により被覆する荷物の大小に応じて、上記連結部材を操作することにより、上記締付ベルトの長さを最適に調整することができる。したがって、荷物の大きい場合は上記締付ベルトを長くし、荷物が小さい場合は上記締付ベルトを短縮させて、最適な長さに調整することができるので、荷物のサイズが異なった場合に、上記締付ベルトによる締付力が不足してしまう事態を防止することができる。
また、上記締付ベルトにより上記被覆部を締め付ける場合に、その長さを調整することにより、上記締付ベルトの支点を最適な位置に移動させて、最も締め付け力を必要とする積荷の箇所に締め付けベルトの締付力を効果的に集中させることができる。
また、上記連結部材により上記締付ベルトを簡便に繋止ベルトに接続して上記載置台に固定することができる。
請求項4記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記繋止ベルトは、一端が上記締付ベルトの連結部材に対し着脱可能に形成されると共に、他端には上記載置台に対する接合部材が設けられていることから、荷物のサイズが異なる場合に、上記締付ベルトの長さを調節する代わりに上記繋止ベルトの長さを調節することにより対応することができる。すなわち、荷物の大きい場合は上記繋止ベルトを長くし、荷物が小さい場合は上記繋止ベルトを短縮させることができるので、荷物のサイズが異なった場合に、荷物に対する締付力が不足してしまう事態を防止することができる。したがって、使用者は締付ベルトの長さを調整するか、繋止ベルトの長さを調整するかを任意に選択できる利便性がある。
また、上記繋止ベルトは連結部材により簡便に上記締付ベルトに対し接続したり分離することができる。
請求項5記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記載置台はパレットにより構成され、上記連結部材としてバックルが使用され、上記接合部材としてフックが用いられていることから、上記パレット上に載置された荷物をパレットごと搬送する場合などに使用することができ、又、上記締付ベルトと上記繋止ベルトとの着脱操作が容易であり、かつ、上記繋止ベルトの上記パレットに対する着脱操作も容易であることから、使い勝手が頗る良好である。
請求項6記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記被覆部は、シート状部材により形成されていることから、上記被覆部に防水加工等を施すことが可能であり、荷物が雨水に濡れる等の不具合を回避することができる。
また、シート状部材により形成されていることから、パレット上に積載された荷物の上方から被覆させる場合に、一拡げで被覆部を荷物の上に展開させることができ、容易かつ迅速な被覆固定作業が可能となる。
請求項7記載の本考案に係る荷崩れ防止具は、上記被覆部は、ネット状部材により形成されていることから、上記被覆部は伸縮性を有して、荷物のサイズが多少変わっても容易に対応して被覆することができる。また、通気性が良好なので、荷物が湿気るのを防止することができる。
以下、図面を用いて本考案の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る荷崩れ防止具11は、図1及び図4に示すように、載置台50a,50b上に積載された荷物13a,13bを固定するための被覆部51を有する荷崩れ防止具11であって、上記荷崩れ防止具11は、上記載置台50a,50bよりも大きな寸法を有し、図2に示すように、平面略十字状に形成され、図1及び図4に示すように、上記荷物13a,13bを上部から被覆して固定しうるように形成された被覆部51と、上記被覆部51を上記載置台50a,50bに固定しうる固定ベルト52a,52b,52c,52d,52eとを有し、上記被覆部51は、図2に示すように、上記荷物13a,13bの上部を被覆しうるように形成された上面被覆部17と、上記上面被覆部17の周縁部から四方へそれぞれ突出するように延設された複数の側面被覆部18,19,20,21とにより構成され、上記固定ベルト52a,52b,52c,52d,52eは、図3、図5及び図6に示すように、互いに隣接する上記側面被覆部18,19,20,21同士を引張しうるように形成された締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eと、上記各締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eに設けられ、上記各締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eと上記載置台50a,50bとを互いに接続して固定しうるように形成された繋止ベルト16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16iとにより構成されている。
また、図2に示すように、上記各側面被覆部18,19,20,21の外方側角部には、夫々挿通孔部26a,26b,27a,27b,28a,28b,29a,29bが設けられ、上記締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eは輪状に形成されて、互いに隣接する上記側面被覆部18,19,20,21に設けられている挿通孔部26a,26b,27a,27b,28a,28b,29a,29b間に架け渡されている。
また、上記締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eには、図2、図3、図5及び図6に示すように、長さ調節機能を有すると共に、上記繋止ベルト16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16iに着脱可能な連結部材34a,34b,34c,34d,34eが設けられている。
また、上記繋止ベルト16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16iは、図2、図3、図5及び図6に示すように、一端が上記締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eの連結部材34a、34b、34c、34d,34eに対し着脱可能に形成されると共に、他端には上記載置台50a,50bに対する接合部材38a,38b,38c,38d,38e,38f,38gが設けられている
また、上記載置台50a,50bは、図1及び図4に示すように、パレット12a,12bにより構成され、上記連結部材34a,34b,34c,34d,34eとしてバックル35a,35b,35c,35d,35eが使用され、上記接合部材としてフック39a,39b,39c,39d,39e,39f,39gが用いられている。
また、上記被覆部51は、図2に示すように、シート状部材14により形成されている。
なお、他の実施形態では、図示はしないが、上記被覆部51は、ネット状部材により形成されている。
図1〜図3は本考案の実施例1に係る荷崩れ防止具11を示したものである。
上記荷崩れ防止具11は、図1に示すように、載置台50a上に積み重ねられた荷物13aを固定するために使用されるものである。
また、上記載置台50aはパレット12aである。上記パレット12aは、対向する2側面部にフォーク差込口40a,40bが設けられている。
図2に示すように、上記荷崩れ防止具11は、被覆部51と固定ベルト52a、52b、52c、52dとを備えている。
また、上記被覆部51はシート状部材14により形成され、上記固定ベルト52a、52b、52c、52dは、図2及び図3に示すように、締付ベルト15a,15b,15c,15dと、繋止ベルト16a,16b,16c,16dとにより構成されている。
なお、図示はしないが、他の実施例では、上記被覆部51をネット状部材で形成することも可能である。
上記シート状部材14により形成される上記被覆部51は、図2に示すように、中央部に上面被覆部17を有すると共に、上記上面被覆部17の周辺部から四方へそれぞれ突出するように延設された側面被覆部18,19,20,21とを有し、全体として平面十字形に形成されている。
すなわち、上記シート状部材14の四箇所の隅角部には空隙部22,23,24,25となっている。
上記シート状部材14は、冷凍倉庫内で保管されても硬くならないように、600dの100%ポリエステル素材により形成され、ウレタンによる防水加工が施されている。
また、日中でも積荷の温度上昇を防ぐため、熱線反射率の高いシルバー色に彩色されている。
上記シート状部材14における上記上面被覆部17は、100cm×100cmの正方形に形成され、上記側面被覆部18,19,20,21は、55cm×100cmの長方形に形成されている。
すなわち、上記シート状部材14の全体の幅寸法と長さ寸法は夫々210cmであり、3種類のパレットサイズ(100×110cm,120×120cm,120cm×130cm,130×130cm)に対応しうるように形成されている。
なお、100×110cmのパレットに荷物が積載された場合には、荷物の上端部側方部分においては、55cm×45cmの側面被覆部が形成され、同様に、120cm×120cmのパレットの場合には、35cm×35cmの側面被覆部が形成され、120cm×130cmのパレットの場合には、35cm×25cmの側面被覆部が形成され、130×130cmのパレットの場合には、25cm×25cmの側面被覆部が形成される。
なお、本考案に係る上記シート状部材14の寸法は自由であり、本実施例に限定されるものではない。
上記締付ベルト15a,15b,15c,15dは、図2に示すように、上記シート状部材14における上記側面被覆部18,19,20,21に取り付けられる。
上記締付ベルト15a,15b,15c,15dは、互いに隣接する上記側面被覆部18,19,20,21間に上記空隙部22,23,24,25を横断するように架け渡されている。
したがって、上記締付ベルト15a,15b,15c,15dは同一構造のものが4本使用されている。
上記締付ベルト15a,15b,15c,15dは、図2に示すように、上記側面被覆部18,19,20,21にそれぞれ穿設された挿通孔部26,27,28,29に移動可能に挿通されている。
なお、上記挿通孔部26,27,28,29は鳩目30,31,32,33により補強されている。
上記締付ベルト15a,15b,15c,15dは、厚さ寸法が2mm、幅寸法が25mmで、黒色に着色され、引張強度の高い素材であるPPにより形成されている。
なお、上記締付ベルト15a,15b,15c,15dの幅寸法は、上記挿通孔部26,27,28,29を通って移動する際に、上記締付ベルト15a,15b,15c,15dの側縁部が上記挿通孔部26,27,28,29の内縁部に多少接触して仮止めできる程度の摩擦が生じるように設定されている。
上記締付ベルト15a,15b,15c,15dは、図2及び図3に示すように、一端に連結部材34a,34b,34c,34dが固着され、他端は上記のように互いに隣接する上記側面被覆部18,19,20,21にそれぞれ設けられた挿通孔部26,27,28,29に挿通されてから、上記連結部材34a,34b,34c,34dに移動可能に繋げられ、全体として輪状に形成されている。
上記連結部材34a,34b,34c,34dとしては、図2及び図3に示すように、
ニッケルメッキが施された鉄製のバックル35a,35b,35c,35dが使用され、上記バックル35a,35b,35c,35dは上記締付ベルト15a,15b,15c,15dの長さ調節機能を有している。
上記バックル35a,35b,35c,35dには、図3に示すように、「フランスカン」と称されている金具55a,55bが使用されている。上記金具55a,55bは矩形の枠部56a,56bと、上記枠部56a,56bを2分割するように取り付けられた中軸部57a,57bとにより構成されている。
上記金具55a,55bは2個取り付けられ、一方の金具55aに上記締付ベルト15a,15b,15c,15dの他端が連結されることにより、上記締付ベルト15a,15b,15c,15dは輪状に形成され、他方の金具55bには繋止ベルト16a,16b,16c,16dが連結されている。
上記繋止ベルト16a,16b,16c,16dは、上記締め付けベルト15a,15b,15c,15dと同一の素材を用いて同一の幅寸法に形成されている。
上記繋止ベルト16a,16b,16c,16dは、図2及び図3に示すように、一端が、上記締付ベルト15a,15b,15c,15dの上記連結部材34a,34b,34c,34dにおける上記金具55b対し着脱可能に形成されている。
上記金具55bは、上記繋止ベルト16a,16b,16c,16dの長さ調節機能を有している。
また、上記繋止ベルト16a,16b,16c,16dの他端には、上記パレット12aに対する接合部材38a,38b,38c,38dが設けられ、上記接合部材38a,38b,38c,38dとしてフック39a,39b,39c,39dが用いられている。
なお、上記繋止ベルト16a,16b,16c,16dも4本備えられている。
図4は本考案に係る実施例2を示したものである。
本実施例2の荷崩れ防止具11は、四方の側面部に夫々フォーク差込口40a,40b,41a,41bを有するパレット12bに使用しうるように構成されている。
なお、被覆部51と締付ベルト15a,15b,15c,15dの構造は上記実施例1と同一であり、固定ベルト52a,52b,52dの構造のみが異なっている。
したがって、上記固定ベルト52a,52b,52dについてのみ説明する。
上記締付ベルト15a,15b,15dは、一端に連結部材34a,34bとしてのバックル35a,35bが取り付けられ、上記バックル35a,35bには2本づつ繋止ベルト16a,16b,16e,16fが連結されている。
すなわち、上記バックル35a,35bとして使用される2個の上記金具55a,55bのうちの一方の金具55aに、上記締付ベルト15a,15b,15dの他端が連結されると共に、他方の金具55bには2本の繋止ベルト16a,16b,16e,16fが連結されている。また、上記繋止ベルト16a,16b,16e,16fの先端には夫々接合部材としてのフックが取り付けられている。
したがって、上記繋止ベルト16a,16b,16e,16fは、図4に示すように、上記パレット12bの四方に形成された上記フォーク差込口40a,40b,41a,41bにそれぞれ先端部を差し込んで接続することができる。
図5は実施例3を示したものである。
本実施例3は固定ベルト52eの構造のみが上記実施例1及び実施例2と異なるので、上記固定ベルト52eについてのみ説明する。
上記固定ベルト52eは締付ベルト15eと繋止ベルト16gとにより構成され、上記締付ベルト15eには連結部材34eとして長さ調節機能を有するプラスチック製のバックル35eが取り付けられている。
また、上記繋止ベルト16gは一端に上記バックル35eに対し着脱可能で、かつ長さ調節機能を有するプラスチック製のバックル37aが取り付けられると共に、他端にはパレットに繋ぎ止め可能なフック39eが取り付けられている。
図6は実施例4を示したものである。
本実施例4は固定ベルトにおける繋止ベルト16h,16iの構造が上記実施例3と異なるのみなので、上記繋止ベルト16h,16iについてのみ説明する。
本実施例4においては、2本の繋止ベルト16h,16iが備えられ、2本の上記繋止ベルト16h,16iは共に、締付ベルトのバックルに対し着脱可能な一つのバックル37bに一端が取り付けられている。また、上記繋止ベルト16h,16iの他端には夫々接合部材38f,38gとしてフック39f,39gが取り付けられている。
したがって、上記実施例2と同様に、四方に夫々フォーク差込口を有するパレットに使用することができる。
以下、上記実施例の作用について説明する。
上記被覆部51となる上記シート状部材14は、図1及び図4に示すように、パレット12a,12b上に積載された荷物13a,13bに被せられる。なお、図4に示す荷物13bのように上面42bに凸部58を有していても不都合はない。
上記上面被覆部17は荷物13a,13aの上面42a,42bを覆うように配置され、上記側面被覆部18,19,20,21は荷物13a,13aの上面42a,42bから四方の側面43a,43b,43c,43dへと夫々垂下され、上記側面43a,43b,43c,43dを覆うように配置される。
上記シート状部材14における上記空隙部22,23,24,25は、荷物13a,13bの側面角部44a,44b,44c,44d,44e,44f,44g,44hの上端部に夫々配置され、上記側面角部44a,44b,44c,44d,44e,44f,44g,44hは露出される。
したがって、方形状のシートを方体に形成された荷物の上部に被覆した場合に、各角部に発生する皺の発生を有効に防止することができる。
上記シート状部材14は、上記締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eにより仮止めされた状態で、上記締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eを調整することにより適度に締め付けられて、荷物13a,13bの外面部に密着する。
上記締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eの調整は、上記シート状部材14に設けられた上記挿通孔部26a,26b,27a,27b,28a,28b,29a,29bに対し上記締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eを上下方向に沿って位置移動させることにより行うことができ、輪の形状、輪状の締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eにおいて隣接する挿通孔部26,27,28,29間に横向きに架け渡された部位の長さ、輪状の締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eにおいて挿通孔部から連結部材34a,34b,34c,34dまでの上下方向における間隔寸法を、荷物13a,13bのサイズや形状に合わせて最適に調整することができる。
また、上記締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eは上記連結部材34a,34b,34c,34d,34eを操作して全体の長さも調節することができ、締付力が最も効果的に発揮される位置に支点を移動させることができる。
これにより、上記側面被覆部18,19,20,21は均等な締付力により荷物13a,13bを固定することができ、荷物13a,13bはセンター寄せされ、崩れにくくなる。
上記締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eは上記連結部材34a,34b,34c,34d,34eを介して上記繋止ベルト16a,16b,16c,16d,16e,16fと接続され、上記繋止ベルト16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16iは上記接合部材38a,38b,38c,38d,38e,38f,38gを介して上記パレット12a,12bに容易に連結される。
したがって、上記シート状部材14は上記締付ベルト15a,15b,15c,15d,15eと上記繋止ベルト16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16iを介して上記パレット12a,12bに固定されるので、上記シート状部材14により固定された上記荷物13a,13bは上記パレット12a,12bに対し位置ずれが防止され、その結果、荷崩れも防止される。
本考案は、載置台上に積載された荷物を固定する装置に適用可能である。
本考案の実施例1に係る荷崩れ防止具の使用状態を示す斜視図である。 本考案の実施例1に係る荷崩れ防止具を示す全体斜視図である。 本考案の実施例1に係る荷崩れ防止具における固定ベルトを示す斜視図である。 本考案の実施例2に係る荷崩れ防止具の使用状態を示す斜視図である。 本考案の実施例3に係る荷崩れ防止具における固定ベルトを示す斜視図である。 本考案の実施例4に係る荷崩れ防止具における繋止ベルトを示す斜視図である。
符号の説明
11 荷崩れ防止具
12a,12b パレット
13a,13b 荷物
14 シート状部材
15a,15b,15c,15d,15e 締付ベルト
16a,16a,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i 繋止ベルト
17 上面被覆部
18,19,20,21 側面被覆部
22,23,24,25 シート欠如部
26,27,28,29 挿通孔部
30,31,32,33 鳩目
34a,34b,34c,34d,34e 連結部材
35a,35b,35c,35d,35e バックル
37a,37b バックル
38a,38b,38c,38d,38e,38f,38g 接合部材
39a,39b,39c,39d,39e,39f,39g フック
40a,40b,41a,41b フォーク差込口
42a,42b 荷物の上面
43a,43b、43c,43d 荷物の側面
44a,44b,44c,44d,44e,44f,44g,44h 荷物の側面角部
50a,50b 載置台
51 被覆部
52a,52b,52c,52d,52e 固定ベルト
55a,55b 金具
56a,56b 枠部
57a,57b 中軸部
58 凸部


Claims (7)

  1. 載置台上に積載された荷物を固定するための被覆部を有する荷崩れ防止具であって、上記荷崩れ防止具は、上記載置台よりも大きな寸法を有し、平面略十字状に形成され、上記荷物を上部から被覆して固定しうるように形成された被覆部と、上記被覆部を上記載置台に固定しうる固定ベルトとを有し、上記被覆部は、上記荷物の上部を被覆しうるように形成された上面被覆部と、上記上面被覆部の周縁部から四方へそれぞれ突出するように延設された複数の側面被覆部とにより構成され、上記固定ベルトは、互いに隣接する上記側面被覆部同士を引張しうるように形成された締付ベルトと、上記各締付ベルトに設けられ、上記各締付ベルトと上記載置台とを互いに接続して固定しうるように形成された繋止ベルトとにより構成されていることを特徴とする荷崩れ防止具。
  2. 上記各側面被覆部の外方側角部には、夫々挿通孔部が設けられ、上記締付ベルトは輪状に形成されて、互いに隣接する上記側面被覆部に設けられている挿通孔部間に架け渡されていることを特徴とする請求項1記載の荷崩れ防止具。
  3. 上記締付ベルトには、長さ調節機能を有すると共に、上記繋止ベルトに着脱可能な連結部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の荷崩れ防止具。
  4. 上記繋止ベルトは、一端が上記締付ベルトの連結部材に対し着脱可能に形成されると共に、他端には上記載置台に対する接合部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された荷崩れ防止具。
  5. 上記載置台はパレットにより構成され、上記連結部材としてバックルが使用され、上記接合部材としてフックが用いられていることを特徴とする請求項3及び4に記載された荷崩れ防止具。
  6. 上記被覆部は、シート状部材により形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載された荷崩れ防止具。
  7. 上記被覆部は、ネット状部材により形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載された荷崩れ防止具。
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