JP3095775U - 荷崩れ防止用緊締具 - Google Patents

荷崩れ防止用緊締具

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JP3095775U JP2003000561U JP2003000561U JP3095775U JP 3095775 U JP3095775 U JP 3095775U JP 2003000561 U JP2003000561 U JP 2003000561U JP 2003000561 U JP2003000561 U JP 2003000561U JP 3095775 U JP3095775 U JP 3095775U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンド部材を積み荷に捲回するに際し、積み
荷の周囲の捲回途中で締め直しが容易であると共に、バ
ンド部材の両端部を固定する時は、引き締めが容易で力
が入り易く、かつ仮止め用ループ及び仮止め用挿込片も
外す必要がなく、作業能率の良い荷崩れ防止用緊締具と
する。 【解決手段】 可撓性材で長尺な帯状体1aに形成され
たバンド部材1と、バンド部材1の両端部に両端部を連
結して固定する固定手段を備え、積み重ねられた荷物A
の周囲に捲回され、荷崩れを防止するための荷崩れ防止
用緊締具において、バンド部材1の長手方向の一方の端
部付近の内側でバンド部材1の巾の略中央部に荷物A相
互間に挿し込まれる軟質材製の仮止め用挿込片2を設け
る。バンド部材1の長手方向の一方の端部付近に、荷物
A相互間に挿し込まれるか又は荷物Aの角部に引っ掛け
られる軟質材製の仮止め用ループ5を設ける。バンド部
材1の内側でバンド部材1の両端部間の途中に、バンド
部材1の巾の略中央部に荷物A相互間に挿し込まれる軟
質材製の仮止め用挿込片2を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、各種物品を収容した箱体等の荷物を複数個積み重ねて運搬する際、 荷物が崩れないように固定する荷崩れ防止用緊締具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種物品を収容した箱体等の荷物を複数個積み重ねて運搬するには、先ずリフ トのパレット上に積み重ねて載置し、トラック等の荷台上に移動させるのである が、パレット上に積み重ねられた荷物は、何らかの固定手段を施さなければ荷崩 れし移動が不可能となる。又トラック荷台上に積み込まれても、輸送中に荷崩れ が生じるのである。
【0003】 そこで、適宜高さ位置の上下に接する荷物相互間の周囲に、可撓性材で長尺な 帯状体に形成されたバンド部材と、バンド部材の両端部に両端部を連結して固定 する面ファスナー等の固定手段を備えた荷崩れ防止用緊締具が存在するが、この 緊締具は使用に当たって、先ず緊締具の帯状体の端部付近を上下に接する箱体の 間に箱体を浮かせて挾み、帯状体を仮止めし、仮止めが外れないよう積み荷の周 囲を一周し、帯状体の端部同士を連結し、固定手段で固定していた。
【0004】 しかし、この方法では仮止めの方法が、単に帯状体の端部付近を上下の箱体の 間に挾むだけであるから、帯状体を積み荷の周囲を一周させる際に、引っ張ると 外れてしまうことが度々生じ、又帯状体が捻れて巻きにくい欠点を有している。 又、帯状体の両端部付近を面ファスナー等の固定手段で固定するに当たっても 、その前に片手ずつに夫々の両端部を持ち、両手で引き締めなければならないの で、非常に大きな力を必要としていたのである。
【0005】 そこで、このような問題点を解消するため、従来、特開平7ー149364号 の運搬物用荷くずれ防止装置が提案されている。 この装置はシートカバーのいずれか一方の端部に、運搬物相互間に挿入させる仮 止め手段を形成したもので、仮止め手段はシートカバーにおける巻回方向に対し てほぼ直交させてシートカバーに固定した鋼性材製の保形材から成っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の装置は、仮止め手段がシートカバーのいずれか一方の端部に設けたも のであるため、シートカバーが捻れて巻かれることは防止されるが、シートカバ ーの一方の端部を仮止めし、積み荷の周囲を一周する際に、シートカバーを常時 強く引っ張った状態で大きな力を持続して捲回しなければならず、作業が困難で あると共に、両端部を引き締めるには非常に大きな力を必要とするのである。
【0007】 又、捲回後は仮止め挿入具を抜去して運搬物の隅部に当設することでシートカ バーを位置決めし、運搬物を捲回固定するため、捲回後、仮止め挿入具を運搬物 の隅部までずらさなければならない。 又、仮止め挿入具の抜去時は緊張が緩むこともあり、締め直すには非常に大き な力を必要とする。
【0008】 上記点より本考案は、バンド部材を積み荷に捲回するに際し、積み荷の周囲の捲 回途中で締め直しが容易であると共に、バンド部材の両端部を固定する時は引き 締めが容易で力が入り易く、かつ仮止め用ループ及び仮止め用挿込片も外す必要 がなく、作業能率の良い荷崩れ防止用緊締具を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1の本考案荷崩れ防止用緊締具は、可撓性材で 長尺な帯状体に形成されたバンド部材と、バンド部材の両端部に両端部を連結し て固定する固定手段を備え、積み重ねられた荷物の周囲に捲回され、荷崩れを防 止するための荷崩れ防止用緊締具において、バンド部材の長手方向の一方の端部 付近の内側でバンド部材の巾の略中央部、及びバンド部材の両端部間の内側途中 でバンド部材の巾の略中央部に、荷物相互間に挿し込まれる軟質材製の仮止め用 挿込片が設けられていることを特徴とする
【0010】 このような構成とすることにより、バンド部材を積み重ねられた荷物の周囲に捲 回する際に、バンド部材の長手方向の一方の端部付近の内側で、バンド部材の巾 の略中央部に設けた仮止め用挿込片を荷物相互間に挿し込むことにより、バンド 部材の一方の端部を仮に固定するため、この端部側を押さえている必要がないの で、作業者は一人でよいと共に、バンド部材が捻れて巻かれることが防止される 。 そして、バンド部材を引っ張りながら荷物の周囲を巡り、途中でバンド部材の 内側に設けた仮止め用挿込片を荷物を浮かせて荷物相互間に挿し込み、バンド部 材の途中を固定する。 次に、この途中の固定箇所から再びバンド部材を引っ張り、最後にバンド部材 の両端部を強く引き締め、固定手段によりバンド部材の両端部を固定するが、仮 止め用挿込片を荷物相互間に挿し込んだ直後は力を緩めることができるので、再 度の引っ張りに際し、力を入れ直し再び強い力を発揮することが可能で、最初か ら最後まで常時引っ張り続けることによる、腕の疲労で引っ張り力の低下するこ とを防止できる。
【0011】 又、最後にバンド部材の両端部を強く引き締め、固定手段により両端部を固定 する場合も、仮止め用挿込片を起点とした引っ張り力となるので、力のロスも少 なく力が加わり易い。 又、仮止め用ループ及び仮止め用挿込片は軟質材製であるため、荷物相互間に 挿し込んだまま、或いは荷物の角部に引っ掛けたままの状態でも荷物を傷つける ことがなく、取り外す必要がないと共に、不使用時に容易に折り畳みが可能であ る。
【0012】 次に、請求項2記載の本考案荷崩れ防止用緊締具は、可撓性材で長尺な帯状体 に形成されたバンド部材と、バンド部材の両端部に両端部を連結して固定する固 定手段を備え、積み重ねられた荷物の周囲に捲回され、荷崩れを防止するための 荷崩れ防止用緊締具において、バンド部材の長手方向の一方の端部付近に荷物相 互間に挿し込まれるか、又は荷物の角部に引っ掛けられる軟質材製の仮止め用ル ープが設けられると共に、バンド部材の両端部間の内側途中でバンド部材の巾の 略中央部に、荷物相互間に挿し込まれる軟質材製の仮止め用挿込片が設けられて いることを特徴とするものである。
【0013】 このような構成とすることにより、バンド部材を積み重ねられた荷物の周囲に 捲回する際に、仮止め用ループは輪状であるため、バンド部材の長手方向の一方 の端部付近に設けた仮止め用ループを荷物相互間に挿し込むか、又は方形の箱体 のような荷物に角部のある荷物等の場合、荷物の角部に引っ掛けるかしてバンド 部材の一方の端部を仮に固定できるため、この端部側を押さえている必要がない ので、作業者は一人でよいと共に、バンド部材が捻れて巻かれることが防止され る。
【0014】 又、バンド部材の両端部間の内側途中でバンド部材の巾の略中央部に設けた仮 止め用挿込片の機能については、請求項1と同様の機能を有する。 又、仮止め用ループ及び仮止め用挿込片が軟質材製であることによる機能も請 求項1と同様の機能を有する。
【0015】 次に、請求項3記載の本考案荷崩れ防止用緊締具は、可撓性材で長尺な帯状体 に形成されたバンド部材と、バンド部材の両端部に両端部を連結して固定する固 定手段を備え、積み重ねられた荷物の周囲に捲回され、荷崩れを防止するための 荷崩れ防止用緊締具において、バンド部材の長手方向の一方の端部付近の内側で バンド部材の巾の略中央部に、荷物相互間に挿し込まれる軟質材製の仮止め用挿 込片が設けられると共に、バンド部材の長手方向の一方の端部付近に、荷物相互 間に挿し込まれるか又は荷物の角部に引っ掛けられる軟質材製の仮止め用ループ が設けられ、バンド部材の両端部間の内側途中でバンド部材の巾の略中央部に、 荷物相互間に挿し込まれる軟質材製の仮止め用挿込片が設けられていることを特 徴とするものである。
【0016】 このような構成とすることにより、バンド部材を積み重ねられた荷物の周囲に 捲回する際に、バンド部材の長手方向の一方の端部付近の内側でバンド部材の巾 の略中央部に設けた仮止め用挿込片を荷物相互間に挿し込むと共に、バンド部材 の一方の端部付近に設けた仮止め用ループを方形の箱体のような荷物に角部のあ る荷物等の場合、荷物の角部に引っ掛けることができるので、確実に仮に固定で きるため、この端部側を押さえている必要がないので、作業者は一人でよいと共 に、バンド部材が捻れて巻かれることが防止される。
【0017】 又、バンド部材の両端部間の内側途中でバンド部材の巾の略中央部に設けた仮 止め用挿込片の機能については、請求項1と同様の機能を有する。 又、仮止め用ループ及び仮止め用挿込片が軟質材製であることによる機能も請 求項1と同様の機能を有する。
【0018】 次に、請求項4記載の荷崩れ防止用緊締具は、請求項2又は3の荷崩防止用緊 締具において、仮止め用ループは、バンド部材の長手方向の一方の端部付近の上 ・下の側縁に設けられていることを特徴とする。
【0019】 このような構成とすることにより、バンド部材の上部の側縁に設けた仮止め用 ループは、バンド部材に捲回される上下に接する荷物の上部側の荷物と、そのす ぐ上方の荷物の間に挿し込み仮止めすることができる。 又、方形の箱体のような荷物に角部があれば、上部側の荷物の上角部に引っ掛 けて仮止めすることもできる。 又、バンド部材の下部の側縁に設けた仮止め用ループは、バンド部材に捲回さ れる上下に接する荷物の下部側の荷物と、そのすぐ下方の荷物の間に挿し込み仮 止めすることができる。 又、方形の箱体のような荷物に角部があれば、下部側の荷物の下角部に引っ掛 けて仮止めすることもできる。 これにより、バンド部材の長手方向の一方の端部付近は上・下が仮に固定され 、安定した確実な仮止めとなる。
【0020】 次に、請求項5記載の荷崩れ防止用緊締具は、請求項2の荷崩れ防止用緊締具 において、仮止め用ループは、バンド部材の長手方向の一方の端部付近のバンド 部材の巾の略中央部に設けられていることを特徴とするものである。
【0021】 このような構成とすることにより、仮止め用ループをバンド部材に捲回される 上下に接する荷物の間に挿し込むか、或いは荷物に角部があれば上下に接する荷 物の上部側の荷物の上角部又は下部側の荷物の下角部に引っ掛けて仮止めするこ ともできる。
【0022】 次に、請求項6記載の荷崩れ防止用緊締具は、請求項1、2、3、4又は5の 荷崩れ防止用緊締具において、仮止め用挿込片は所定の間隔で複数設けられてい ることを特徴とするものである。
【0023】 このような構成とすることにより、仮止め用挿込片の間隔毎に強く引っ張って 締められるので、バンド部材の全体の緩みが少なく強力な緊締となる。 又、最後にバンド部材の両端部を強く引き締め、固定手段により両端部を固定 する場合も、端部に近い仮止め用挿込片を起点とした引っ張り力になるので、引 っ張る部分の長さも短くて力のロスも少なく、力が加わり易い。
【0024】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を図面に基づき説明する。 図1は本考案荷崩れ防止用緊締具の一実施の形態を示す斜視図、図2は同上の 使用状態を示す斜視図、図3は同上の部分断面図である。
【0025】 図1乃至図3において、図中1は各種物品を収容した方形の箱体等の荷物Aが 積み重ねられた積み荷の周囲に捲回される長尺な帯状体1aのバンド部材であり 、このバンド部材1は布材等の可撓性材料で形成されている。 バンド部材1は長手方向中間部分の3箇所には、その帯状体1aの長手方向と 同一方向へ伸縮する伸縮部1bがそれぞれ設けられ、かかる伸縮部1bにはゴム 入り織物等の伸縮性を有する素材が用いられている。
【0026】 よって、かかる伸縮部1bを伸張させつつバンド部材1を積み重ねた荷物Aの 周囲に捲回すれば、伸縮部1bの復元力によってバンド部材1による荷物Aの引 き締め力を増すことができる。
【0027】 又、帯状体1aの内側で長手方向中間部分のバンド部材の巾の略中央部であっ て、伸縮部1bとの間の部分に仮止め用挿込片2が設けられている。 この仮止め用挿込片2は積み重ねられた荷物A相互間に挿し込まれる舌片で、 布材等の軟質材で長方形状に形成されている。 又、仮止め用挿込片2は一方の短辺側が帯状体1aの長手方向と同一方向に縫 着3され、帯状体1aと直交する方向に延長する。 尚、仮止め用挿込片2は1箇所或いは2箇所以上設けることができる。
【0028】 バンド部材1における帯状体1aの長手方向一端部には、帯状体1aの巾方向 と同一方向に巾広な略矩形環状の環体4が縫合により取り付けられている。 又、帯状体1aの環体4側の端部付近の内側でバンド部材の巾の略中央部にも 前同様の構成を有する仮止め用挿込片2が設けられている。 環体4は帯状体1aの長手方向両端部を係合するためのものであり、この環体 4における一方の長辺部分に帯状体1aが縫着されている。 この環体4によれば、帯状体1aの長手方向他端部を挿通して、その挿通され た部分を反挿通方向へ折り返すことにより、帯状体1aの長手方向両端部を係合 することができる。
【0029】 又、環体4の一方の長辺部分に、端部を縫着した帯状体1aの縫着部4b付近 の上部側縁及び下部側縁の両方に、布材等の軟質材で細巾帯状体で輪状に形成し た仮止め用ループ5が縫着又は止着部材等で固定されている。 この仮止め用ループ5は荷物A相互間に挿し込まれるか、又は荷物Aが方形の 箱体のような角部があれば、荷物Aの角部に引っ掛けて使用する。 図2は仮止め用ループ5を方形の箱体の荷物Aの角部に引っ掛けて使用した場 合を示している。
【0030】 又、環体4における他方の長辺部分には、その長辺部を枢軸とする円筒状の回 動筒4aが設けられている。環体4の内周へ帯状体1aの長手方向他端部を挿通 する場合、その挿通される帯状体1aの端部が回動筒4aに接触すると、回動筒 4aが回動されて帯状体1aの挿通が介助されるのである。 尚、環体4には必ずしも回動筒4aを設ける必要はなく、環体4の長辺部分を 単に円柱状の棒体に形成しても良い。
【0031】 帯状体1aの長手方向他端部、即ち環体4の反縫着側の端部には、その帯状体 1aの巾方向に芯材6が設けられている。 又、この帯状体1aの芯材6側の端部には、かかる端部を環体4へ挿通する際 の把持部として、細巾帯状の引き手7が輪状に設けられている。 更に、帯状体1aにおける芯材6側の端部には、帯状体1aの外側面の上・下 両側縁に沿って所定長さの固定手段である面ファスナー8、8が帯状体1aの環 体4側の端部へ向けて縫着されると共に、この面ファスナー8、8と所定の間隔 をおいて帯状体1aの外側面の上・下両側縁に沿って面ファスナー8、8と接着 する所定長さの固定手段である面ファスナー9、9が帯状体1aの環体4側の端 部へ向けて縫着されている。
【0032】 これにより、環体4に挿入されて折り返される帯状体1aの芯材5側の端部と 、帯状体1aの環体4側の端部とが面ファスナー8、9の当接面同士を接着して 連結し固定される。 尚、両端部の固定手段はかかる構成に限定されるものではなく、ホック等の留 め具を用いても良い。
【0033】 次に、このような構成を有する本考案荷崩れ防止用緊締具の使用方法を図2に 基づき説明する。 図面に示すように、複数段に積み重ねられた方形の箱体である荷物A、A…を 緊締して固定する場合、バンド部材1の環体4側の端部付近の仮止め用挿込片2 を上下に接する荷物Aの間に挿し込んだ後、上部の側縁に設けた仮止め用ループ 5を上下に接する荷物Aの上部側の荷物Aの上角部に引っ掛け、次に下部の側縁 に設けた仮止め用ループ5を下部側の荷物Aの下角部に引っ掛けてバンド部材1 の環体4側の端部を仮止めする。仮止め用ループ5は上下いずれを先に引っ掛け てもよい。
【0034】 そして、バンド部材1を引っ張って伸縮部1bを伸張しながら荷物Aの周囲を 巡り、途中でバンド部材1の仮止め用挿込片2を上部側の荷物Aを浮かせて、上 部と下部の荷物A間に挿し込み仮止めし(図3)、再びバンド部材1を引っ張っ て伸縮部1bを伸張しながら荷物Aの周囲を一周し、引き手7側の端部を環体4 に挿通する。 挿通後、環体4に挿通された帯状体1aの端部を折り返し、その折り返し方向 へ引き手7を引き、面ファスナー8を面ファスナー9に重ね合わせて押圧すれば 、両面ファスナー8、9が接着されてバンド部材1の帯状体1aの長手方向両端 部が連結されて止着され、バンド部材1が荷物A、A…の周囲に捲回される。
【0035】 尚、図4乃至図8は本考案荷崩れ防止用緊締具の他の実施の形態を示す部分内 側正面図であり、図4は請求項1記載の荷崩れ防止用緊締具に対応するもので、 バンド部材1の環体4側の端部付近の内側でバンド部材1の巾の略中央部、及び バンド部材1の両端部間の内側途中でバンド部材1の巾の略中央部に仮止め用挿 込片2を設けたものである。
【0036】 図5は請求項2記載の荷崩れ防止用緊締具に対応するもので、バンド部材1の 環体4側の端部付近に仮止め用ループ5を設け、バンド部材1の両端部間の内側 途中でバンド部材1の巾の略中央部に仮止め用挿込片2を設けたものである。 図面では、仮止め用ループ5が上部側縁に設けられているが、下部側縁でもよ い。
【0037】 図6は請求項3記載の荷崩れ防止用緊締具に対応するもので、バンド部材1の 環体4側の端部付近の内側でバンド部材1の巾の略中央部に仮止め用挿込片2が 設けられると共に、バンド部材1の環体4側の端部付近に仮止め用ループ5を設 け、かつバンド部材1の両端部間の内側途中でバンド部材1の巾の略中央部に仮 止め用挿込片2を設けたものである。 図面では、仮止め用ループ5が上部側縁に設けられているが、下部側縁でもよ い。
【0038】 図7及び図8は請求項4記載の荷崩れ防止用緊締具に対応するもので、図7は バンド部材1の環体4側の端部付近の上・下の側縁に仮止め用ループ5を設け、 かつバンド部材1の両端部間の内側途中でバンド部材1の巾の略中央部に仮止め 用挿込片2を設けたものである。 又、図8はバンド部材1の環体4側の端部付近の上・下の側縁に仮止め用ルー プ5を、又バンド部材1の環体4側の端部付近の内側でバンド部材1の巾の略中 央部に仮止め用挿込片2を設け、かつバンド部材1の両端部間の内側途中でバン ド部材1の巾の略中央部に仮止め用挿込片2を設けたものである。
【0039】 図9は請求項5記載の荷崩れ防止用緊締具に対応するもので、バンド部材1の 環体4側の端部付近でバンド部材1の巾の略中央部に仮止め用ループ5を設け、 バンド部材1の両端部間の内側途中でバンド部材1の略中央部に仮止め用挿込片 2を設けたものである。 この仮止め用ループ5は上下の荷物A相互間に挿し込まれるが、図10に示す ように仮止め用ループ5を長くすることにより、荷物Aが方形の箱体のように角 部があれば、荷物Aの角部に引っ掛けて使用することもできる。
【0040】
【考案の効果】 本考案によれば、バンド部材の一方の端部付近に仮止め用挿込片又は仮止め用 ループ、或いは仮止め用挿込片及び仮止め用ループの両方が設けられているため 、この仮止め用挿込片は荷物相互間に挿し込み、仮止め用ループは荷物相互間に 挿し込むか又は荷物の角部に引っ掛けることにより、バンド部材の一方の端部が 仮に固定されるので、一人の作業者で捲回作業が行える。 又、仮止め用ループは輪状であるため、荷物相互間に挿し込んで使用或いは荷 物が方形の箱体等のように角部がある荷物の場合に、角部に引っ掛けて使用する こともでき便利である。
【0041】 又、捲回に際して、バンド部材の両端部間の内側途中に設けた仮止め用挿込片 を荷物相互間に挿し込んで仮止めしながら捲回してゆくので、仮止め用挿込片を 挿し込んだ直後に力を緩めても、これまで捲回した部分のバンド部材は緩むこと がないので一旦力を抜き、再度の引っ張りに際し力を入れ直し、再び強い力で引 っ張ることが可能である。 したがって、最初から最後まで強い力で常時引っ張り続ける必要がなく、腕の 疲労も少なく、引っ張り力の低下することを防止でき、効率の良い捲回作業とな る。
【0042】 又、最後にバンド部材の両端部を連結して固定する場合も、仮止め用挿込片を 起点とした引っ張り力になるので、複数の仮止め用挿込片を設けておけば、力の ロスも少なく、力が加わり易いので強力な緊締となると共に、バンド部材の捲回 時にバンド部材が上下方向にずれることがない。 又、仮止め用ループ及び仮止め用挿込片は軟質材製であるため荷物を傷つける ことがなく、捲回後も外す必要がないので作業が省力化されると共に、不使用時 にはバンド部材と一体のため紛失の恐れもなく、かつバンド部材を折り畳む時も 容易に折り畳みが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案緊締具の一実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の使用状態を示す斜視図である。
【図3】図1の使用状態を示す部分断面図である。
【図4】本考案緊締具の他の実施の形態を示す部分正面
図である。
【図5】本考案緊締具の他の実施の形態を示す部分正面
図である。
【図6】本考案緊締具の他の実施の形態を示す部分正面
図である。
【図7】本考案緊締具の他の実施の形態を示す部分正面
図である。
【図8】本考案緊締具の他の実施の形態を示す部分正面
図である。
【図9】本考案緊締具の他の実施の形態を示す部分正面
図である。
【図10】図9の使用状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 バンド部材 1a 帯状体 1b 伸縮部 2 仮止め用挿込片 3 縫着 4 環体 4a 回動筒 4b 縫着部 5 仮止め用ループ 6 芯材 7 引き手 8、9 面ファスナー A 荷物

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性材で長尺な帯状体に形成されたバ
    ンド部材と、バンド部材の両端部に両端部を連結して固
    定する固定手段を備え、積み重ねられた荷物の周囲に捲
    回され、荷崩れを防止するための荷崩れ防止用緊締具に
    おいて、バンド部材の長手方向の一方の端部付近の内側
    でバンド部材の巾の略中央部、及びバンド部材の両端部
    間の内側途中でバンド部材の巾の略中央部に、荷物相互
    間に挿し込まれる軟質材製の仮止め用挿込片が設けられ
    ていることを特徴とする荷崩れ防止用緊締具。
  2. 【請求項2】 可撓性材で長尺な帯状体に形成されたバ
    ンド部材と、バンド部材の両端部に両端部を連結して固
    定する固定手段を備え、積み重ねられた荷物の周囲に捲
    回され、荷崩れを防止するための荷崩れ防止用緊締具に
    おいて、バンド部材の長手方向の一方の端部付近に荷物
    相互間に挿し込まれるか、又は荷物の角部に引っ掛けら
    れる軟質材製の仮止め用ループが設けられると共に、バ
    ンド部材の両端部間の内側途中でバンド部材の巾の略中
    央部に、荷物相互間に挿し込まれる軟質材製の仮止め用
    挿込片が設けられていることを特徴とする荷崩れ防止用
    緊締具。
  3. 【請求項3】 可撓性材で長尺な帯状体に形成されたバ
    ンド部材と、バンド部材の両端部に両端部を連結して固
    定する固定手段を備え、積み重ねられた荷物の周囲に捲
    回され、荷崩れを防止するための荷崩れ防止用緊締具に
    おいて、バンド部材の長手方向の一方の端部付近の内側
    でバンド部材の巾の略中央部に、荷物相互間に挿し込ま
    れる軟質材製の仮止め用挿込片が設けられると共に、バ
    ンド部材の長手方向の一方の端部付近に、荷物相互間に
    挿し込まれるか又は荷物の角部に引っ掛けられる軟質材
    製の仮止め用ループが設けられ、バンド部材の両端部間
    の内側途中でバンド部材の巾の略中央部に、荷物相互間
    に挿し込まれる軟質材製の仮止め用挿込片が設けられて
    いることを特徴とする荷崩れ防止用緊締具。
  4. 【請求項4】 仮止め用ループは、バンド部材の長手方
    向の一方の端部付近の上・下の側縁に設けられているこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の荷崩れ防止用緊締
    具。
  5. 【請求項5】 仮止め用ループは、バンド部材の長手方
    向の一方の端部付近のバンド部材の巾の略中央部に設け
    られていることを特徴とする請求項2記載の荷崩れ防止
    用緊締具。
  6. 【請求項6】 仮止め用挿込片は所定の間隔で複数設け
    られていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は
    5記載の荷崩れ防止用緊締具。
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