JP3121261B2 - 被作業物の搬送装置 - Google Patents

被作業物の搬送装置

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JP3121261B2 JP08089392A JP8939296A JP3121261B2 JP 3121261 B2 JP3121261 B2 JP 3121261B2 JP 08089392 A JP08089392 A JP 08089392A JP 8939296 A JP8939296 A JP 8939296A JP 3121261 B2 JP3121261 B2 JP 3121261B2
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貞雄 野田
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    • B65B61/00Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on sheets, blanks, webs, binding material, containers or packages
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  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業装置により被
作業物に所定作業を施すにあたって、被作業物を作業装
置に供給する被作業物の搬送装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図59は、被作業物の
一例である連続小袋体1を示している。この連続小袋体
1は収容部2およびシール部3を交互に有する帯状をな
しており、各収容部2にはカップ麺のかやく,スープ等
が収容されている。この連続小袋体1を複数の小袋に分
離するにあたっては、連続小袋体1を矢印A方向へ搬送
しながら、継ぎ目検出手段によりシール部3を検出し、
継ぎ目検出手段からの検出信号に基づいて切断刃を有す
る作業装置にシール部3を供給することに伴い、連続小
袋体1をシール部3から切断するようにしている。
【0003】従来では、連続小袋体1の搬送量を制御し
てシール部3を作業装置へ供給するにあたって、下記
(1)記載の搬送装置が用いられていた。尚、下記の装
置は、特公昭62−38228号公報および特公平5−
7258号公報に開示されたものである。
【0004】(1)送りローラの回転に伴い連続小袋体
1を搬送する。そして、送りローラの回転に伴いパルス
発信器を駆動して連続小袋体1の搬送量を検出し、継ぎ
目検出手段からの出力信号を合図にパルス発信器から一
定数のパルスが出力された時点で送りローラのモータを
停止させる。しかしながら、上記従来装置では、パルス
発信器といった移動量計測手段に加え、パルス発信器か
らの出力信号に基づいてモータを制御するマイクロコン
ピュータあるいはシーケンサといった制御機器が必要に
なるため、装置がコスト高になる。
【0005】そこで、遅延回路といった比較的安価な部
材を用い、継ぎ目検出手段からの検出信号を合図に出力
された停止信号を設定時間だけ遅延してモータに与える
ことが考えられている。しかしながら、この構成では、
負荷や電圧の変動によりモータの回転速度がばらつく
と、停止信号を設定時間だけ遅延してモータに与えて
も、シール部3が作業装置に供給されなくなってしま
う。このため、結局は、上述の計測手段や制御機器を用
いてモータの回転量を制御する必要が生じるので、当初
の目的であるコストダウンを達成することができない。
【0006】また、継ぎ目検出信号の出力から一定数の
パルスが出力された時点で送りローラのモータを停止さ
せたり、継ぎ目検出信号の出力から設定時間だけ遅延し
て停止信号を与える構成では、収容部2の矢印A方向に
沿う長さ寸法がばらつくと、シール部3の中央部(被作
業位置)を切断手段4に確実に供給できない不具合もあ
る。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、計測手段や制御機器を用いない安価
な構成で被作業物の被作業位置を作業装置に確実に供給
することが可能な被作業物の搬送装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の被作業物
の搬送装置は、作業装置により被作業物に所定作業を施
すにあたって、被作業物を作業装置に供給するものにお
いて、駆動源の駆動力により移動する第1の移動手段お
よび第2の移動手段と、被作業物を搬送するための搬送
手段と、前記搬送手段に前記第1の移動手段を連結する
ことに伴い搬送手段を第1の移動手段と共に移動させる
連結手段と、前記被作業物の所定位置を検出する検出手
段と、この検出手段から検出信号が出力されることに伴
い、前記第2の移動手段の移動を拘束する拘束手段と、
前記第2の移動手段に設けられ、前記搬送手段が前記被
作業物を距離 「a+b」 (但し、a:前記検出手段の検出位置と前記作業装置の
作業位置との間の距離 b:前記検出手段による被作業物の被検出位置と前記作
業装置による被作業物の被作業位置との間の距離) だけ移動させるのに必要な前記連結手段の移動距離だ
け、前記連結手段に対して移動方向前方に離間され、前
記連結手段による前記第1の移動手段および前記搬送手
段間の連結を解除するための解除手段を備え、前記第2
移動手段の拘束時に、前記連結手段が、前記解除手段
に対して前記移動距離だけ移動することに伴い、解除手
段が連結手段を作動させるように構成されているところ
に特徴を有する。
【0009】上記手段によれば、被作業物の所定位置が
検出手段を通過していない状態では、駆動源の駆動力が
第1の移動手段から連結手段を介して搬送手段に伝達さ
れ、搬送手段が移動することに伴い、被作業物が作業装
置へ向かって搬送される。これと共に、第2の移動手段
が第1の移動手段および搬送手段と共に移動する。この
後、被作業物の所定位置が検出手段を通過すると、拘束
手段が作動し、拘束手段から第2の移動手段に拘束力が
作用する。
【0010】すると、連結手段が解除手段に対して距離
「a+b」だけ移動し、解除手段が連結手段を作動さ
せ、第1の移動手段と搬送手段との連結を解除する。こ
れにより、駆動源の駆動力が搬送手段に伝達されなくな
るので、搬送手段が停止し、被作業物の被作業位置が作
業装置の作業位置に供給される。従って、移動量計測手
段や制御機器といった高価な電気的手段が不要になるの
で、装置がコストダウンされる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図26に基づいて説明する。まず、図23におい
て、ベース11の下端部および中央部には取付部11a
および11bが形成されており、両取付部11aおよび
11b間には、図22に示すように、2本のシャフト1
2aが固定されている。そして、両シャフト12aには
プレート12bおよび12cが挿通されており、プレー
ト12bおよび12cは両シャフト12aに案内されな
がら上下動する。
【0012】プレート12bおよび12cには吸着ヘッ
ド13および14がネジ止めされており、吸着ヘッド1
3はプレート12bと一体的に上下動し、吸着ヘッド1
4はプレート12cと一体的に上下動する。尚、符号1
3aおよび14aは、吸着ヘッド13および14を固定
するネジを示している。
【0013】吸着ヘッド13および14には、図21に
示すように、パッド収容部13bおよび14bが形成さ
れ、パッド収容部13bおよび14b内には、検出手段
に相当するゴム製の吸着パッド13cおよび14cが固
定状態で収容されている。これら吸着パッド13cおよ
び14cは、図22および図23に示すように、対向配
置されたものであり、吸着ヘッド13および14と一体
的に上下動する。
【0014】プレート12bおよび12cには、図22
に示すように、引張コイルバネ15が取付けられてお
り、この引張コイルバネ15は、プレート12bおよび
12cを介して吸着ヘッド13および14を矢印Bおよ
び矢印C方向へ付勢している。そして、吸着ヘッド13
および14間には、図20に示すように、被作業物に相
当する連続小袋体1が挟持されるようになっており、後
述するように、連続小袋体1は、吸着ヘッド13および
14間に挟持されたまま矢印A方向へ搬送されることに
なる。
【0015】ベース11の上側の取付部11bおよび下
側のプレート12bには、図22に示すように、引張コ
イルバネ16が取付けられている。この引張コイルバネ
16は、プレート12bおよび12c,吸着ヘッド13
および14,吸着パッド13cおよび14c,引張コイ
ルバネ15等の合計重量を支えるだけのバネ力を有する
ものであり、吸着パッド13cおよび14cが取付部1
1aおよび11b間の中央部に位置するように、プレー
ト12bを支えている。
【0016】ベース11には、図24に示すように、真
空発生装置17および18が固定されており、真空発生
装置17および18には吸気管19aおよび20aが接
続されている。また、ベース11には圧力スイッチ21
および22が固定されており、吸気管19aおよび20
aは、T字状の三方継手21aおよび22a(図23参
照)を介して圧力スイッチ21および22に接続されて
いる。
【0017】吸着ヘッド13および14には、図22に
示すように、吸気管19bおよび20bが接続され、こ
れら吸気管19bおよび20bは、図24の継手21a
および22aに接続されている。尚、図23の吸気管2
0cは、吸気管20bと継手22aとの間を接続するも
のであり、吸気管19bと継手21aとの間も同様の吸
気管19c(図25参照)により接続されている。ま
た、図25の符号19は吸気管19a〜19cからなる
吸気通路を示し、符号20は吸気管20a〜20cから
なる吸気通路を示している。
【0018】吸着ヘッド13および14内には、図21
に示すように、吸気路13dおよび14dが形成されて
おり、吸気管19bと吸着パッド13cとの間は吸気路
13dにより接続され、吸気管20bと吸着パッド14
cとの間は吸気路14dにより接続されている。従っ
て、図25において、真空発生装置17が作動すると、
吸気管19a〜19cから吸着パッド13cを通して空
気が吸引され、吸着パッド13cから連続小袋体1に吸
着力が作用する。また、真空発生装置18が作動する
と、吸気管20a〜20cから吸着パッド14cを通し
て空気が吸引され、吸着パッド14cから連続小袋体1
に吸着力が作用する。尚、図25の符号23は、真空発
生装置17および18からなる吸気装置を示している。
【0019】プレート12bおよび12cには、図22
に示すように、円筒状のストッパ24aおよび24bが
固定されている。これらストッパ24aおよび24b
は、圧縮コイルバネ15のバネ力により当接して吸着パ
ッド13cおよび14c間の接近を規制するものであ
り、図20に二点鎖線で示すように、吸着パッド13c
および14c間には、接近規制状態において、連続小袋
体1のシール部3の厚さ寸法より大きく、且つ、収容部
2の厚さ寸法より小さな隙間が形成されるようになって
いる。
【0020】従って、図20に実線で示すように、連続
小袋体1の収容部2が吸着パッド13cおよび14c間
に搬送されると、吸着パッド13cおよび14cにより
収容部2が吸着される。また、図20に二点鎖線で示す
ように、吸着パッド13cおよび14c間に連続小袋体
1のシール部3が搬送されると、吸着パッド13cおよ
び14cのうち少なくとも一方と連続小袋体1との吸着
が解除される。尚、図20には、上側の吸着パッド14
cがシール部3を吸着し、下側の吸着パッド13cがシ
ール部3から離間した状態を例示する。
【0021】図25の圧力スイッチ21は吸気管19a
〜19c内の圧力に応じてオンオフされるものであり、
吸着パッド13cが連続小袋体1を吸着して吸気管19
a〜19c内の負圧が大きくなるとオフされ、吸着パッ
ド13cと連続小袋体1との吸着が解除されて吸気管1
9a〜19c内の負圧が正圧側へ変化するとオンされ
る。同様に、圧力スイッチ22は、吸着パッド14cが
連続小袋体1を吸着して吸気管20a〜20c内の負圧
が大きくなるとオフされ、吸着パッド14cと連続小袋
体1との吸着が解除されて吸気管20a〜20c内の負
圧が正圧側へ変化するとオンされる。
【0022】吸着ヘッド13および14には、図21に
示すように、吸着パッド13cおよび14cの反矢印A
方向側に位置して巻込み防止突部13eおよび14eが
形成されている。これら各突部13eおよび14eは、
吸着パッド13cおよび14cの吸着面から若干量突出
するものであり、連続小袋体1を吸着パッド13cの吸
着面および吸着パッド14cの吸着面に案内する。
【0023】巻込み防止突部13eおよび14eにはR
部13fおよび14fが形成されている。これらR部1
3fおよび14fは、突部13eおよび14eの反矢印
A方向側に位置するものであり、連続小袋体1の収容部
2を吸着ヘッド13および14の隅部に引掛けることな
く、吸着パッド13cの吸着面および吸着パッド14c
の吸着面に案内する。
【0024】吸着ヘッド13および14には拡開防止壁
部13gおよび14gが設けられている。これら拡開防
止壁部13gおよび14gは、パッド収容部13bおよ
び14bの壁面からなるものであり、吸着パッド13c
および14cの外面から所定量だけ離間し、吸着パッド
13cおよび14cが当接することに伴い吸着パッド1
3cおよび14cの拡開を制限する。
【0025】圧力スイッチ21および22には、図25
に示すように、継ぎ目検出回路25が接続されている。
この継ぎ目検出回路25は論理回路から構成されたもの
であり、圧力スイッチ21および22の双方からオフ信
号が出力されると、例えばLoレベルの収容部検出信号
を出力し、圧力スイッチ21および22の少なくとも一
方がオンされると、Hiレベルの継ぎ目検出信号を出力
する。
【0026】図1のベース26はベース11を支持する
ものであり、ベース26には駆動源に相当するモータ2
7が取付けられ、図2に示すように、モータ27の回転
軸にはプーリー28aが固定されている。また、ベース
26にはプーリー28bの回転軸が取付けられている。
そして、プーリー28aおよび28b間にはベルト28
が張設されており、モータ27が作動すると、モータ2
7の回転力がプーリー28aおよびベルト28を介して
プーリー28bに伝達され、プーリー28bが回転する
ようになっている。
【0027】プーリー28bには回転軸28cが連結さ
れている。そして、この回転軸28cには、図5に示す
ように、10枚のカム29a〜29jが固定されてお
り、モータ27の作動に伴いプーリー28bが回転する
と、回転軸28cおよびカム29a〜29jが回転する
ようになっている。
【0028】ベース26には、図1に示すように、吸着
ヘッド13および14の矢印A方向側に位置してフレー
ム30が取付けられ、このフレーム30内には、図6に
示すように、下刃31aが固定されている。また、ベー
ス26にはブラケット26aが取付けられ、このブラケ
ット26aには載置プレート32aが回動可能に取付け
られている。このプレート32aは連続小袋体1を載置
するためのものであり、その回動端部(矢印A方向側端
部)が下刃31aに支持されることに伴い、矢印A方向
へ若干下降傾斜した状態に保持される。
【0029】フレーム30には、軸33aを介してレバ
ー33が回動可能に取付けられており、このレバー33
の先端部にはクランプヘッド33bが回動可能に取付け
られている。そして、このクランプヘッド33bには、
圧縮コイルバネ33cを介してL字状のクランプ32b
が上下動可能に取付けられている。また、フレーム30
には、軸34aを介してレバー34が回動可能に取付け
られている。そして、このレバー34には孔34bが形
成されており、レバー33の先端部はレバー34の孔3
4b内に係合されている。
【0030】レバー34には接触子34cおよび34d
が取付けられており、カム29gおよび29hの回転に
伴い、接触子34cおよび34dがカム29gのカム面
およびカム29hのカム面に沿って移動すると、レバー
34が軸34aを中心に回動し、この回動運動力が孔3
4bの内面を通してレバー33に伝達され、レバー33
が軸33aを中心に回動するようになっている。これに
より、図8から図6に示すように、クランプ32bが下
降し、クランプ32bと載置プレート32aとの間,ク
ランプ32bと下刃31aとの間で連続小袋体1のシー
ル部3が挟持されたり、図6から図7に示すように、ク
ランプ32bが上昇したりする。
【0031】尚、クランプ32bが連続小袋体1を強圧
すると、クランプ32bから圧縮コイルバネ33cに強
い押圧力が作用し、圧縮コイルバネ33cが収縮する。
すると、クランプ32bが上昇し、連続小袋体1に作用
する押圧力が低減される。これと共に、シール部3の厚
さに拘らず、圧縮コイルバネ33cのバネ力によりシー
ル部3が確実に挟持される。また、図6の符号32は、
載置プレート32aおよびクランプ32bからなる挟持
手段を示している。
【0032】レバー33の先端部には、図6に示すよう
に、クランプ35(図16参照)が回動可能に取付けら
れており、このクランプ35は、レバー33の回動に伴
いクランプ32bと一体的に上下動する。また、載置プ
レート32aにはピン32cが取付けられており、図8
から図6に示すように、レバー33の回動に伴いクラン
プ32bおよび35が一体的に下降すると、クランプ3
5が載置プレート32aのピン32cに係合する。ま
た、図6から図7に示すように、レバー33の回動に伴
いクランプ32bおよび35が一体的に上昇すると、圧
縮コイルバネ33cのバネ力により載置プレート32a
とクランプ32bとの間で連続小袋体1が挟持されたま
ま、載置プレート32aの回動端部が上昇する。
【0033】フレーム30にはピン30aが固定されて
いる。また、クランプ35の中央部には解除部35aが
形成されており、図7に示す状態からレバー33がさら
に回動すると、フレーム30のピン30aにクランプ3
5の解除部35aが係合する。そして、クランプ35が
レバー33に対して回動し、図7から図8に示すよう
に、クランプ35と載置プレート32aのピン32cと
の係合が解除される。すると、載置プレート32aが自
重により回動し、下刃31aに支持された状態に復帰す
る。これにより、載置プレート32aがクランプ32b
から離間し、連続小袋体1の挟持が解除される。
【0034】フレーム30には、図6に示すように、上
刃31bが上下動可能に取付けられている。また、フレ
ーム30には、軸36aを介してレバー36が回動可能
に取付けられている。そして、このレバー36にはレバ
ー36bが回動可能に取付けられ、このレバー36bに
は上刃31bが回動可能に取付けられている。尚、図6
の符号31は下刃31aおよび上刃31bからなる切断
手段を示しており、この切断手段は作業装置に相当す
る。
【0035】レバー36には接触子36cおよび36d
が取付けられており、図4に示すように、接触子36c
および36dがカム29iのカム面およびカム29jの
カム面に沿って移動すると、レバー36が軸36aを中
心に回動する。すると、図8から図6に示すように、上
刃31bが下降し、上刃31bと下刃31aとの間で連
続小袋体1のシール部3が切断されたり、図6から図7
に示すように、上刃31bが上昇したりする。
【0036】ベース26には、図1に示すように、フレ
ーム30の矢印A方向側に位置してロッド37が固定さ
れている。このロッド37にはプッシュヘッド38が上
下動可能に装着され、このプッシュヘッド38には、圧
縮コイルバネ39aを介してプッシュロッド39が装着
されている。
【0037】図4のレバー40には接触子40aおよび
40bが取付けられており、接触子40aおよび40b
がカム29dのカム面およびカム29eのカム面に沿っ
て移動すると、図1において、プッシュヘッド38と一
体的にプッシュロッド39が上下動する。これにより、
連続小袋体1から分離された小袋がプッシュロッド39
により突落とされる。
【0038】尚、プッシュロッド39の下方にはベルト
コンベア(図示せず)が設けられている。そして、この
ベルトコンベアにはカップ麺の容器がセットされてお
り、プッシュロッド39により突落とされた小袋はベル
トコンベア上の容器中に投入される。
【0039】ベース26の前端部(反矢印A方向側端
部)には支持ヘッド41が固定されている。そして、こ
の支持ヘッド41には、図9に示すように、ラジアルベ
アリング41aを介してスプラインシャフト42の前端
部が装着されている。また、ベース26の後端部(矢印
A方向側端部)には支持ヘッド43が固定されている。
そして、この支持ヘッド43には、スプラインシャフト
42の後端部が挿入されており、スプラインシャフト4
2は、支持ヘッド41および43に対して回動可能にさ
れている。
【0040】スプラインシャフト42には、ベアリング
44aを介して支持ヘッド44が装着され、この支持ヘ
ッド44には、第1の移動手段に相当するドライブシャ
フト45の前端部が固定されている。また、スプライン
シャフト42には押戻しヘッド46がスライド可能に挿
入されており、ドライブシャフト45の後端部は押戻し
ヘッド46に固定されている。従って、ドライブシャフ
ト45は、支持ヘッド44および押戻しヘッド46と一
体的にスプラインシャフト42に沿ってスライドする。
【0041】スプラインシャフト42およびドライブシ
ャフト45には、搬送手段に相当するチャックヘッド4
7がスライド可能に挿入されている。このチャックヘッ
ド47は、反矢印A方向へ向って拡がるテーパ状の収容
部47aを有するものであり、この収容部47a内に
は、連結手段に相当する円柱状のピン47bが収容され
ている。
【0042】チャックヘッド47内には圧縮コイルバネ
47cが収容されており、この圧縮コイルバネ47c
は、収容部47aの幅狭側である矢印A方向に向ってピ
ン47bを付勢し、収容部47aの内面およびドライブ
シャフト45の外周面に圧接した状態に保持している。
これにより、チャックヘッド47がドライブシャフト4
5に連結され、ドライブシャフト45と一体的にスライ
ドするようになっている。尚、図9の符号69は、収容
部47a,ピン47b,圧縮コイルバネ47cからなる
駆動力伝達手段を示している。
【0043】ベース26には、図5に示すように、軸4
8aを介してレバー48(図3参照)が回動可能に取付
けられており、レバー48の下端部は図9の支持ヘッド
44に回動可能に連結されている。そして、図5に示す
ように、レバー48には接触子48bおよび48cが取
付けられており、接触子48bおよび48cがカム29
bのカム面およびカム29cのカム面に沿って移動する
と、レバー48が軸48aを中心に回動するようになっ
ている。すると、レバー48の回動運動力が図9の支持
ヘッド44からドライブシャフト45に伝達され、ドラ
イブシャフト45が矢印A方向および反矢印A方向へス
ライドする。
【0044】チャックヘッド47には、図14に示すよ
うに、軸47dを介してチャック47eが回動可能に取
付けられている。そして、チャック47eとチャックヘ
ッド47との間には引張コイルバネ47fが取付けられ
ており、チャック47eは、引張コイルバネ47fのバ
ネ力により実線で示すように回動した閉成状態(連続小
袋体1を把持する状態)に保持されている。尚、チャッ
ク47eは、図12に示すように、櫛歯爪状をなしてい
る。
【0045】クランプ32bには、図15および図16
に示すように、複数の切欠部32dが形成されている。
そして、図11に示すように、ドライブシャフト45が
反矢印A方向へ最大量スライドすると、チャックヘッド
47のチャック47eがクランプ32の切欠部32d相
互間に入り込むようになっている。尚、図15は、クラ
ンプ32b部分を反矢印A方向側から示している。ま
た、図16は、クランプ32b部分を矢印A方向側から
示している。
【0046】スプラインシャフト42には、図13に示
すように、レバー49が連結されており、このレバー4
9には、図5に示すように、レバー50(図3参照)が
回動可能に連結されている。そして、レバー50には接
触子50aが設けられており、この接触子50aがカム
29fのカム面に沿って移動すると、レバー50が回動
するようになっている。これにより、レバー49が上下
動し、図9のスプラインシャフト42が正逆方向へ回動
する。
【0047】チャックヘッド47には、図12に示すよ
うに、レバー51および52が回動可能に取付けられて
いる。そして、スプラインシャフト42が回動すると、
スプラインシャフト42の回動運動力がレバー51から
52に伝達され、レバー52が回動するようになってい
る。
【0048】ここで、レバー52が、図12に二点鎖線
で示すように回動してチャック47eを押圧すると、図
14に二点鎖線で示すように、引張コイルバネ47fの
バネ力に抗してチャック47eが回動し、チャック47
が開放状態(連続小袋体1の把持を解放する状態)にな
る。また、レバー52が、図12に実線で示すように回
動すると、チャック47eに対する押圧力が除去される
ため、図14に実線で示すように、引張コイルバネ47
fのバネ力によりチャック47eが閉成状態になる。
【0049】そして、ドライブシャフト45が反矢印A
方向へスライドしてチャック47eがクランプ32b内
に入込んだ状態で、チャック47eが開閉されることに
伴いシール部3の切断端部が把持される。また、チャッ
ク47eがシール部3の切断端部を把持した後、ドライ
ブシャフト45が矢印A方向へスライド移動すると、チ
ャック47eに把持された連続小袋体1が矢印A方向へ
搬送され、吸着ヘッド13および14に収容部2および
シール部3が交互に供給される。これにより、継ぎ目検
出回路25から継ぎ目検出信号が出力される。
【0050】ドライブシャフト45には、図9に示すよ
うに、解除ヘッド53が挿入されている。この解除ヘッ
ド53には解除シャフト54が固定され、この解除シャ
フト54は支持ヘッド44に挿入されている。そして、
ドライブシャフト45と解除ヘッド53との間,解除シ
ャフト54と支持ヘッド44との間には所定の摩擦力が
付与されている。このため、解除シャフト54に拘束力
が作用していない状態では解除シャフト54がドライブ
シャフト45と一体的にスライドすることになる。尚、
符号70Aは、解除ヘッド53および解除シャフト54
からなる第2の移動手段を示している。
【0051】ベース26には、図17に示すように、電
磁ソレノイドからなる電磁スイッチ55が固定されてい
る。この電磁スイッチ55は、図25に示すように、駆
動回路55aを介して継ぎ目検出回路25に接続された
ものであり、継ぎ目検出回路25から継ぎ目検出信号が
出力されると、駆動回路55aを介して電磁スイッチ5
5が通電され、図17から図18に示すように、電磁ス
イッチ55のプランジャ55bが圧縮コイルバネ55d
のバネ力に抗して矢印A方向へ引込むようになってい
る。尚、電磁スイッチ55が断電されると、圧縮コイル
バネ55dのバネ力によりプランジャ55bが反矢印A
方向へ突出する。
【0052】ベース26には、軸56aを介してレバー
56が回動可能に取付けられている。また、電磁スイッ
チ55のプランジャ55bには引張コイルバネ55cが
嵌合されており、レバー56の先端部は引張コイルバネ
55cに連結されている。そして、レバー56にはピン
56bが設けられ、ベース26には拘束部材26aが設
けられており、図18に示すように、プランジャ55b
が矢印A方向へ引込むと、レバー56が軸56aを中心
に回動し、ピン56bと拘束部材26aとの間隔が狭ま
る。これにより、解除シャフト54が拘束部材26aお
よびピン56bに圧接し、解除シャフト54のスライド
が拘束される。尚、符号70は、電磁スイッチ55およ
びレバー56からなる拘束手段を示している。
【0053】解除ヘッド53には、図9に示すように、
解除手段に相当する突状の解除部53aが形成されてい
る。そして、継ぎ目検出信号の出力に伴い解除シャフト
54のスライドが拘束されると、ドライブシャフト45
と一体的にチャックヘッド47が解除ヘッド53に対し
て矢印A方向へスライドし、図10に示すように、チャ
ックヘッド47の収容部47a内に解除ヘッド53の解
除部53aが侵入することになる。
【0054】すると、解除部53aが反矢印A方向へチ
ャックヘッド47のピン47bを押圧移動させるので、
ピン47bが収容部47aの内面およびドライブシャフ
ト45の外周面から離間した遮断状態となり、ドライブ
シャフト45とチャックヘッド47との連結が解除さ
れ、連続小袋体1の搬送が停止する。
【0055】尚、ドライブシャフト45の移動量は、連
続小袋体1の搬送量より大きく設定されている。従っ
て、ドライブシャフト45は、解除シャフト54および
チャックヘッド47のスライドが拘束された後にも矢印
A方向へスライドする。
【0056】図19は、吸着ヘッド13および14,下
刃31aおよび上刃31bの配置関係を示すものであ
る。ここで、aは上刃31b(下刃31a)と吸着ヘッ
ド14(13)との間隔、即ち、検出手段の検出位置か
ら作業装置の作業位置までの距離である。また、bは収
容部2およびシール部3間の境界とシール部3の中央部
との間隔、即ち、被作業物の被検出位置から被作業位置
までの距離であり、図11に示すように、解除部53a
の先端部とチャックヘッド47のピン47bとの間に
は、幅寸法(a+b)の隙間が形成されている。尚、a
は、収容部2の長さ寸法(被検出位置相互間のピッチ)
より短く設定されている。
【0057】従って、図19に示すように、収容部2お
よびシール部3の境界が吸着ヘッド13および14に供
給されることに伴い継ぎ目検出信号が出力され、電磁ス
イッチ55が作動して解除シャフト54が拘束された
後、ドライブシャフト45およびチャックヘッド47が
矢印A方向へ移動距離(a+b)だけスライドすると、
図10に示すように、解除ヘッド53の解除部53aが
チャックヘッド47のピン47bを押圧し、ドライブシ
ャフト45およびチャックヘッド47間の連結が解除さ
れる。これにより、連続小袋体1の搬送が停止し、シー
ル部3の中央部が下刃31aおよび上刃31bに供給さ
れる。
【0058】電磁スイッチ55の駆動回路55aは、ド
ライブシャフト45が矢印A方向へ最大量移動して最大
送り位置へ到達した後、反矢印A方向へ移動開始する
と、電磁スイッチ55を断電するように構成されてい
る。すると、図18から図17に示すように、圧縮コイ
ルバネ55dのバネ力によりプランジャ55bが、反矢
印A方向へ突出し、レバー56が軸56aを中心に回動
する。これにより、拘束部材26aとピン56bとの間
隔が拡がり、ピン56bによる解除シャフト54の拘束
が解除される。
【0059】押戻しヘッド46には、図10に示すよう
に、反矢印A方向へ延びる押戻しロッド46aが取付け
られている。そして、解除シャフト54の拘束が解除さ
れた状態でドライブシャフト45が反矢印A方向へスラ
イドすると、図10に示す状態から、ドライブシャフト
45と解除ヘッド53との間,チャックヘッド47とド
ライブシャフト45との間に若干の滑りが生じることに
伴い、押戻しロッド46aおよびチャックヘッド47間
が当接した状態で、押戻しヘッド46,チャックヘッド
47,解除ヘッド53,解除シャフト54が反矢印A方
向へ一体的にスライドするようになっている。
【0060】支持ヘッド41には、調節手段に相当する
搬送量調節部材57が取付けられている。この搬送量調
節部材57は、操作部57aおよびストッパ部57bを
有するものであり、ドライブシャフト45および解除シ
ャフト54が反矢印A方向へスライドすると、解除シャ
フト54がストッパ部57aに当接し、解除シャフト5
4の移動が規制される。
【0061】これにより、ドライブシャフト45が解除
シャフト54に対して反矢印A方向へスライドし、図1
1に示すように、チャックヘッド47の収容部47aか
ら解除ヘッド53の解除部53aが外れる。すると、チ
ャックヘッド47のピン47bが圧縮コイルバネ47c
のバネ力により矢印A方向へ突出し、収容部47aの内
面およびドライブシャフト45の外周面に圧接するの
で、チャックヘッド47がドライブシャフト45に連結
される。これと共に、チャックヘッド47のピン47b
が解除部53aの先端部から距離(a+b)だけ離間
し、且つ、チャック47eがクランプ32b内に入り込
む。
【0062】尚、チャックヘッド47の移動距離(a+
b)を調節するには、搬送量調節部材57の操作部57
aを回動操作し、ストッパ部57bの突出量を調節すれ
ば良い。また、押戻しロッド46aの長さ寸法は、チャ
ックヘッド47と解除ヘッド53との離間距離(a+
b)より長く設定されている。
【0063】ベース26には、図1に示すように、タイ
ミングセンサ58が取付けられている。このタイミング
センサ58は、カム29aのカム面に近接配置されたも
のであり、ドライブシャフト45の送り動作に無関係な
部分(カム29aのカム面の凸部)を検出して検出信号
を出力する。そして、タイミングセンサ58は、電磁ス
イッチ55の駆動回路55aに接続されており、駆動回
路55aは、タイミングセンサ58からの検出信号を受
けている間は電磁スイッチ55の駆動を禁止する。
【0064】図26は一連の小袋投入動作のタイムチャ
ートであり、以後、図26を主体に上記構成の作用につ
いて説明する。モータ27の作動に伴いカム29a〜2
9jが回転すると、上刃31b,クランプ32bおよび
35が下降する。そして、モータ27の位相角が10°
に達すると、クランプ32bおよび35が下死点まで移
動し、クランプ35が載置プレート32aのピン32c
に係合する。これと共に、クランプ32bと載置プレー
ト32aとの間で連続小袋体1のシール部3が挟持され
る。この後、位相角が20°に達すると、チャック47
eが閉成状態から開放状態へ向い、位相角が30°に達
すると、プッシュロッド39が上死点から下降する。
【0065】位相角が40°に達すると、上刃31bが
下死点まで移動し、載置プレート32aおよびクランプ
32b間に挟持された連続小袋体1のシール部3が上刃
31bと下刃31aとの間で切断され、位相角が55°
に達すると、チャック47eが開放される。尚、上刃3
1bは、位相角40°で下死点まで移動した後、位相角
45°で上昇開始し、位相角100°で上死点に達す
る。
【0066】位相角が60°に達すると、プッシュロッ
ド39が下死点まで移動し、連続小袋体1から分離され
た小袋が突落され、下方の容器中に投入される。これと
共に、クランプ32bおよび35が上昇開始し、クラン
プ32bおよび載置プレート32a間でシール部3の切
断端部が挟持されたまま、載置プレート32aの先端部
が上昇傾斜するので、シール部3の切断端部と下刃31
aとの間、シール部3の切断端部と上刃31bとの間に
隙間が形成される。
【0067】尚、プッシュロッド39は、下死点まで移
動した後、位相角65°で上昇開始し、位相角105°
で上死点に達する。また、クランプ32bおよび35の
上昇動作は、位相角が80°で一旦停止する。
【0068】また、位相角が60°に達すると、最大送
り位置にあるドライブシャフト45が反矢印A方向へス
ライド開始する。すると、駆動回路55aが電磁スイッ
チ55を断電するので、解除シャフト54の拘束が解除
され、押戻しヘッド46の押戻しロッド46aがチャッ
クヘッド47に当接したまま、解除ヘッド53,解除シ
ャフト54,チャックヘッド47が反矢印A方向へ移動
する。
【0069】そして、解除シャフト54が搬送量調節部
材57のストッパ部57bに当接すると、解除シャフト
54の移動が規制され、ドライブシャフト45が解除シ
ャフト54に対してスライドするので、解除ヘッド53
の解除部53aがチャックヘッド47の収容部47aか
ら外れる。これにより、チャックヘッド47がドライブ
シャフト45に連結される。この後、位相角が130°
に達するとドライブシャフト45が最大戻り位置まで移
動し、チャックヘッド47のピン47bから解除ヘッド
53の解除部53aが距離(a+b)だけ離間する。
【0070】また、位相角が130°に達し、ドライブ
シャフト45が最大戻り位置まで移動すると、シール部
3の切断端部と下刃31aとの間の隙間,シール部3の
切断端部と上刃31bとの間の隙間を通してチャックヘ
ッド47のチャック47eがクランプ32bの切欠部3
2d内に入り込み、クランプ32bの反矢印A方向側へ
突出する。これと共に、チャック47eが開放状態から
閉成状態へ向う。
【0071】この後、位相角が155°に達すると、一
旦停止していたクランプ32bおよび35が上昇開始
し、クランプ35と載置プレート32aのピン32cと
の係合が解除される。すると、載置プレート32aが自
重により回動し、載置プレート32aがクランプ32b
から離間するので、クランプ32bによる連続小袋体1
の挟持が解除される。これと共に、連続小袋体1の挟持
が解除される直前において、チャック47eが閉成状態
になって連続小袋体1の切断端部を把持する。尚、クラ
ンプ32bおよび35は、位相角155°で上昇開始し
た後、位相角170°で上死点に到達する。
【0072】位相角が170°に達すると、ドライブシ
ャフト45が矢印A方向へ向ってスライド開始する。す
ると、チャックヘッド47,解除ヘッド53,解除シャ
フト54がドライブシャフト45と一体的に移動し、チ
ャックヘッド47のチャック47eに把持された連続小
袋体1が矢印A方向へ搬送される。
【0073】連続小袋体1が矢印A方向へ搬送され、連
続小袋体1のシール部3が吸着パッド13および14に
供給されると、吸着パッド13および14のうち少なく
とも一方と連続小袋体1との吸着が解除され、吸気通路
19および20内の負圧のうち少なくとも一方が正圧側
へ変化する。すると、圧力スイッチ21および22のう
ち少なくとも一方がオンされるので、継ぎ目検出回路2
5からシール部検出信号が出力される。
【0074】継ぎ目検出回路25からシール部検出信号
が出力されると、駆動回路55aを介して電磁スイッチ
55が通電され、電磁ソレノイド55のプランジャ55
bが矢印A方向へ引込む。すると、レバー56の回動に
伴いレバー56のピン56bが解除シャフト54に圧接
するので、解除シャフト54のスライドが拘束され、ド
ライブシャフト45が解除ヘッド53および解除シャフ
ト54に対して矢印A方向へスライドする。
【0075】ドライブシャフト45が解除ヘッド53お
よび解除シャフト54に対してスライドすると、解除ヘ
ッド53の解除部53aがチャックヘッド47の収容部
47a内に侵入し、チャックヘッド47のピン47bを
反矢印A方向へ押圧移動させる。すると、ピン47bが
ドライブシャフト45の外周面および収容部47aの内
面から離間するので、チャックヘッド47とドライブシ
ャフト45との係合が解除され、チャックヘッド47が
移動停止する。これにより、連続小袋体1の搬送動作が
停止し、シール部3が下刃31aと上刃31bとの間に
供給される。尚、図26の定寸送り量は、チャックヘッ
ド47の移動量(a+b)に相当するものである。
【0076】この後、位相角が340°に達すると、ク
ランプ32bおよび35が上死点から下降する。そし
て、位相角が360°に達すると、ドライブシャフト4
5が最大送り位置まで移動して1サイクルが終了した
後、上記一連の動作が繰返される。尚、プッシュロッド
39の下方にあるベルトコンベアとプッシュロッド39
の下降動作との同期を取り、小袋を容器中に確実に投入
するために、ドライブシャフト45が最大送り位置まで
移動すると、モータ27が一旦断電された後に再度通電
されるようになっている。
【0077】上記実施例によれば、チャックヘッド47
のピン47bを移動させることに伴い、ドライブシャフ
ト45とチャックヘッド47との間を連結遮断し、連続
小袋体1の搬送量を制御した。このため、移動量計測手
段や制御機器といった高価な電気的手段が不要になるの
で、装置がコストダウンされる。
【0078】また、継ぎ目検出信号の出力に伴い距離
「a+b」(切断手段31からシール部3の境界に至る
寸法+シール部3の境界から中央部に至る寸法)だけチ
ャックヘッド47を移動させた後、チャックヘッド47
とドライブシャフト45との連結を解除し、連続小袋体
1の搬送動作を停止させた。このため、収容部2の矢印
A方向に沿う長さ寸法にばらつきがあっても、シール部
3の被作業位置(シール部3の境界から距離bだけ離れ
た一定位置)を下刃31aおよび上刃31bに確実に供
給できる。これと共に、チャックヘッド47の移動量か
ら連続小袋体1の搬送停止タイミングを決定しているの
で、モータ27の回転むら等による連続小袋体1の搬送
速度のばらつきに影響されず、シール部3の作業位置を
確実に下刃31aおよび上刃31bに供給できる。
【0079】また、搬送量調節部材57によりチャック
ヘッド47の初期位置(搬送量)を調節できるので、例
えば、連続小袋体1の種類が変わって収容部2およびシ
ール部3の長さ寸法が変化する場合や装置に製造上の誤
差がある場合でも、寸法変化や誤差を補正してシール部
3の中央部を下刃31aおよび上刃31bに確実に供給
できる。これと共に、小袋投入動作中でも容易に連続小
袋体1の搬送量を調節できるので、作業を中断して搬送
量を調節する必要がなくなる。
【0080】また、ドライブシャフト45を反矢印A方
向へスライドさせるにあたって、チャックヘッド47を
押戻しロッド46aに当接させた。このため、チャック
ヘッド47の戻りタイミングが遅くなるので、プッシュ
ロッド39にチャックヘッド47が干渉して小袋の突落
し動作に支障を来すことが防止される。
【0081】ところで、連続小袋体1のシール部3を検
出するにあたっては、下記(1)および(2)に示す構
成が用いられていた。 (1)移動可能な一対のローラで連続小袋体1を挟み込
み、連続小袋体1の厚さ方向に沿うローラの移動量から
シール部3を検出する。 (2)シール部3に印刷されたレジマークを光電センサ
により読取る。
【0082】しかしながら、収容部2とシール部3との
間の段差が不明確な連続小袋体1の場合、(1)の装置
ではローラの移動量が極端に小さくなり、シール部3を
正確に判別できない。これと共に、(1)の装置の場
合、かやく等の内容物が押圧されて割れる虞れがある。
また、(2)の装置では、予めレジマークを印刷する手
間が必要になる。これと共に、連続小袋体1に印刷され
ている文字等がレジマークと誤判別されたり、あるい
は、レジマークと連続小袋体1との間に色の差がなく、
レジマークが検出されない虞れがある。
【0083】これに対して上記実施例では、圧力スイッ
チ21および22からの出力信号に基づいて吸着パッド
13cおよび14cによる連続小袋体1の吸着状態を判
別することに伴い、シール部3を検出した。このため、
(2)の構成とは異なり、予めレジマークを印刷する手
間が廃止される。これと共に、連続小袋体1に印刷され
ている文字等がレジマークと誤判別されたり、レジマー
クが検出されない不具合がなくなる。しかも、(1)の
構成とは異なり、収容部2とシール部3との段差が不明
確な場合でもシール部3を正確に判別できる。これと共
に、かやく等の内容物が押圧されて割れる不具合が解消
され、総じてシール部3が確実に検出される。
【0084】また、真空発生装置17および吸気通路1
9を用いて吸着パッド13cから連続小袋体1に吸着力
を作用させ、真空発生装置18および吸気通路20を用
いて吸着パッド14cから連続小袋体1に吸着力を作用
させた。このため、吸気通路19および20を短縮でき
るので、応答性が速くなり、その結果、継ぎ目検出動作
が高速化される。
【0085】また、吸着ヘッド13および14を上下動
可能に設け、引張コイルバネ15により接近する方向へ
付勢した。このため、連続小袋体1が引張コイルバネ1
5のバネ力に抗して吸着パッド13cおよび14cを押
圧することに伴い、吸着パッド13cおよび14cが連
続小袋体1の形状に追従して上下動するので、シール部
3がミスなく安定的に検出される。
【0086】また、吸着ヘッド13および14を引張コ
イルバネ16により吊持した。このため、搬送中に連続
小袋体1が上下動したり、搬送機構の誤差により連続小
袋体1の搬送位置が上下方向へずれても、引張コイルバ
ネ16が伸縮して上下動を吸収するので、この点からも
シール部3がミスなく安定的に検出される。
【0087】また、ストッパ24aおよび24bにより
吸着パッド13cおよび14cの接近を規制し、接近規
制状態において、シール部3の厚さ寸法より大きな隙間
を吸着パッド13cおよび14c間に形成した。このた
め、シール部3が吸着パッド13cおよび14cに供給
されると、吸着パッド13cおよび14cのうち少なく
とも一方が連続小袋体1から確実に離間するので、この
点からもシール部3がミスなく安定的に検出される。
【0088】また、吸着ヘッド13および14の巻込み
防止突部13eおよび14eにより、連続小袋体1を吸
着パッド13cの吸着面および吸着パッド14cの吸着
面に案内した。このため、図61に示すように、連続小
袋体1が吸着パッド13cおよび14cを巻込むことを
防止できるので、この点からもシール部3がミスなく安
定的に検出される。
【0089】また、吸着パッド13cおよび14cを拡
開防止壁部13gおよび14gに当接させることに伴
い、吸着パッド13cおよび14cの拡開を制限した。
このため、図60に示すように、吸着パッド13cおよ
び14cのうち一方による吸着量が過大になり、他方が
連続小袋体1から大きく離間してしまうことを防止でき
るので、この点からもシール部3がミスなく安定的に検
出される。
【0090】ところで、連続小袋体1を搬送するにあた
っては、下記(1)および(2)記載の構成が用いられ
ていた。 (1)一対のローラにより連続小袋体1を挟み込み、該
ローラの回転に伴い連続小袋体1を送り出す。 (2)空気シリンダのピストンロッドに送り板を取付
け、ピストンロッドの突出に伴い収容部2とシール部3
との段差に送り板を係合させ、送り板により連続小袋体
1を押圧移動させる。
【0091】しかしながら、(1)および(2)の構成
では、図63の(a)に示すように、切断手段4の反矢
印A方向側にローラおよび空気シリンダを配置し、連続
小袋体1を矢印A方向側へ押出して切断手段4に供給し
ていた。このため、特に柔らかい連続小袋体1を押出す
場合には連続小袋体1が屈曲し、実際の搬送量が設定量
に対してずれることがあった。このように、搬送量がず
れると、連続小袋体1の収容部2が誤って切断される虞
れがある。
【0092】また、連続小袋体1は、蛇行状に折重ねら
れたり、あるいは、ロール状に巻回された状態で保管さ
れている。このため、シール部3を切断した後に連続小
袋体1を押出すと、図63の(b)に示すように、保管
時に丸い曲り癖がついたシール部3が切断手段4に干渉
し、連続小袋体1を円滑に搬送できなくなる。
【0093】これに対して本実施例では、下刃31aお
よび上刃31bの矢印A方向側にチャック47eを設
け、チャックヘッド47によりチャック47eを矢印A
方向へ移動させることに伴い、連続小袋体1を引張って
新たなシール部3を下刃31aおよび上刃31bに供給
した。このため、曲り癖がついたシール部3の切断端部
を把持して引張ることができるので、シール部3の切断
端部が下刃31aまたは上刃31bに干渉することが防
止される。これと共に、連続小袋体1が搬送時に屈曲す
ることが防止されるので、総じて、連続小袋体1を設定
量通り搬送して確実に下刃31aおよび上刃31bに供
給することができる。
【0094】また、シール部3を切断するにあたって、
載置プレート32aおよびクランプ32bによりシール
部3を挟持した。このため、シール部3が浮上がること
なく確実に切断される。特に内容物が軽い場合や薄い場
合には、シール部3の曲り癖に伴い連続小袋体1が浮上
がり、連続小袋体1が位置ずれしてしまうことがあるた
め、従来では切断位置がシール部3からずれてしまうこ
とがあった。これに対して本実施例ではシール部3を挟
持した。このため、曲り癖を押えて矯正できるので、連
続小袋体1がシール部3から確実に切断される。これと
共に、シール部3を切断して連続小袋体1を搬送するに
あたって、載置プレート32aおよびクランプ32bに
よりシール部3を開放した。このため、連続小袋体1を
支障なく搬送することができる。
【0095】また、載置プレート32aおよびクランプ
32b間でシール部3の切断端部を固定したまま、チャ
ック47eによりシール部3の切断端部を把持した。こ
のため、曲り癖に影響されず切断端部が確実に把持され
るので、連続小袋体1の搬送が確実に行われる。
【0096】また、載置プレート32aおよびクランプ
32bを移動させることに伴い、下刃31aとシール部
3の切断端部との間,上刃31bとシール部3の切断端
部との間に隙間を形成した。このため、この隙間を通し
てチャック47eがシール部3の切断端部を把持できる
ので、チャック47eが下刃31aおよび上刃31bに
干渉することが防止される。
【0097】また、チャック47eがクランプ32bを
通してシール部3の切断端部を把持する構成とした。こ
のため、チャック47eによる切断端部の掴み代が多く
なるので、チャック47eの移動に伴い連続小袋体1が
チャック47eから外れてしまうことが防止される。こ
れと共に、連続小袋体1の切断端部をクランプした状態
で把持する場合でも、切断端部が確実に把持される。ま
た、櫛歯爪状のチャック47eを用いたので、連続小袋
体1の表面に油等が付着していても、連続小袋体1を滑
ることなく確実に引張ることができる。
【0098】また、吸着パッド13cおよび14cを用
いた接触式の継ぎ目(シール部)検出手段およびチャッ
ク47eを用いた引出し式の搬送手段を組合わせたの
で、継ぎ目検出手段と下刃31aおよび上刃31bとの
間に、ローラ等の搬送手段を設ける必要がなくなる。こ
のため、吸着パッド13cおよび14cを下刃31aお
よび上刃31bの間近に配置できるので、装置が小形化
される。
【0099】次に本発明の第2実施例を図27および図
28に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図27
において、吸着ヘッド13および14内には吸着パッド
13cおよび14cが上下動可能に収容されている。
【0100】継ぎ目検出回路25には、駆動回路59a
および60aを介して電磁ソレノイド59bおよび60
bが接続され、電磁ソレノイド59bおよび60bに
は、クランク機構59cおよび60cを介して吸着パッ
ド13cおよび14cが接続されている。尚、符号59
は駆動回路59a,電磁ソレノイド59b,クランク機
構59cからなる移動手段を示している。また、符号6
0は駆動回路60a,電磁ソレノイド60b,クランク
機構60cからなる移動手段を示している。
【0101】上記実施例によれば、吸着パッド13cお
よび14cが収容部2を吸着すると、継ぎ目検出回路2
5から収容部検出信号が出力される。すると、駆動回路
59aおよび60aが電磁ソレノイド59bおよび60
bを励磁させる。すると、クランク機構59cおよび6
0cが作動し、図28に示すように、吸着パッド13c
および14cが連続小袋体1を吸着したまま、連続小袋
体1から遠ざかった離間位置へ移動する。
【0102】従って、吸着パッド13cおよび14cが
連続小袋体1から遠ざかったまま、シール部3が吸着パ
ッド13cおよび14cに供給される。このため、図6
2に示すように、吸着パッド13cおよび14cが連続
小袋体1を吸着したままの状態になることが防止され、
図28に示すように、吸着パッド13cおよび14cに
よる連続小袋体1の吸着が確実に解除される。
【0103】吸着パッド13cおよび14cによる連続
小袋体1の吸着が解除されると、継ぎ目検出回路25か
ら継ぎ目検出信号が出力される。すると、駆動回路59
aおよび60aが電磁ソレノイド59bおよび60bを
釈放するので、クランク機構59cおよび60cが作動
し、連続小袋体1に接近した接近位置へ吸着パッド13
cおよび14cが移動する。従って、吸着パッド13c
および14cにより次の収容部2が確実に吸着されるの
で、総じて、シール部3がミスなく安定的に検出され
る。
【0104】尚、上記第2実施例においては、電磁ソレ
ノイド59bおよび60bを主体とする移動手段59お
よび60により吸着パッド13cおよび14cを上下動
させたが、これに限定されるものではなく、例えばモー
タを主体とした移動手段,シリンダを主体とした移動手
段,磁石を主体とした移動手段により吸着パッド13c
および14cを上下動させても良い。
【0105】また、上記第2実施例においては、吸着パ
ッド13cおよび14cの双方を吸着ヘッド13および
14に対して移動させたが、吸着パッド13cまたは1
4cを吸着ヘッド13または14に対して移動させても
良い。
【0106】また、上記第1および第2実施例において
は、吸気通路19および20内の圧力レベルに応じてオ
ンオフされる圧力スイッチ21および22を設けたが、
これに限定されるものではなく、例えば、吸気通路19
および20内の圧力値を検出してアナログ信号を出力す
る圧力センサを設けても良い。この場合、各圧力センサ
からの出力信号を基準値と比較することに基づいて、吸
気通路19および20内の負圧が正圧側へ変化したこと
を検出すると良い。
【0107】次に本発明の第3実施例を図29に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。
【0108】真空発生装置17は真空発生装置18より
吸引力が小さく設定されており、下側の吸着パッド13
cによる吸着力は上側の吸着パッド14cによる吸着力
より小さくなっている。従って、連続小袋体1は、吸着
パッド14cに常時吸着されながら搬送される。また、
吸気通路20に対応する圧力スイッチ22は廃止されて
おり、継ぎ目検出回路61は圧力スイッチ21からの出
力信号に基づいてシール部3を判別する。
【0109】上記実施例によれば、連続小袋体1の収容
部2が吸着パッド13cおよび14cに供給されると、
吸着パッド13cが収容部2を吸着する。すると、吸気
通路19内の負圧が大きくなり、圧力スイッチ21がオ
フされるので、継ぎ目検出回路61から収容部検出信号
が出力される。
【0110】また、連続小袋体1のシール部3が吸着パ
ッド13cおよび14cに供給されると、下側の吸着パ
ッド13cと連続小袋体1との吸着が解除される。する
と、吸気経路19内の負圧が正圧側へ変化し、圧力スイ
ッチ21がオンされるので、継ぎ目検出回路61からシ
ール部検出信号が出力される。従って、圧力スイッチ2
2が廃止されると共に、継ぎ目検出回路61の回路構成
が簡略化されるので、装置がコストダウンされる。
【0111】尚、上記第3実施例においては、吸着パッ
ド13cの吸着力を吸着パッド14cの吸着力より小さ
くするにあたって、異なる吸引力を有する真空発生装置
17および18を用いたが、これに限定されるものでは
なく、例えば吸着パッド13cの吸着面積を吸着パッド
14cの吸着面積より小さくしたり、あるいは、吸着パ
ッド13cに対応する吸気通路19の通気抵抗を吸着パ
ッド14cに対応する吸気通路20の通気抵抗より大き
くしても良い。
【0112】特に、吸着パッド13cおよび14cの吸
着面積を相違させる場合、1つの真空発生装置から共通
の吸気通路を通して吸着パッド13cおよび14cに吸
着力を作用させるようにすれば、装置が一層コストダウ
ンされる。また、吸着力が大きい吸着パッド14cに換
えてベルトコンベア形の吸着体を用いても良い。この吸
着体は、ベルトコンベアに複数の吸着孔を形成してなる
ものであり、ベルトコンベアを回転させながら複数の吸
着孔を通して空気を吸引することに伴い、ベルトコンベ
アに連続小袋体1を常時吸着させながら搬送する。従っ
て、吸着パッド14cを廃止できると共に、吸着パッド
14cに関連する部材も廃止される。尚、この構成の場
合、ベルトコンベアを駆動するにあたっては、後述する
第12または第13実施例の構成を用いると良い。
【0113】また、上記第3実施例においては、吸着パ
ッド13cの吸着力を吸着パッド14cの吸着力より小
さくしたが、これに限定されるものではなく、吸着パッ
ド14cの吸着力を吸着パッド13cの吸着力より小さ
くしても良い。
【0114】また、上記第3実施例においては、吸気通
路19内の圧力レベルに応じてオンオフされる圧力スイ
ッチ21を設けたが、これに限定されるものではなく、
例えば、吸気通路19内の圧力値を検出してアナログ信
号を出力する圧力センサを設けても良い。この場合、圧
力センサからの出力信号を基準値と比較することに基づ
いて、吸気通路19内の負圧が正圧側へ変化したことを
検出すると良い。
【0115】また、上記第3実施例においては、吸着パ
ッド13cおよび14cの吸着力を相違させる構成を第
1実施例に適用したが、これに限定されるものではな
く、例えば上記第2実施例に適用しても良い。
【0116】次に本発明の第4実施例を図30に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。ベース11には真空発生装置
62が固定され、真空発生装置62には吸気管63aが
接続されている。
【0117】吸着ヘッド13の排気路13dおよび吸着
ヘッド14の排気路14dには吸気管63bおよび63
cが接続されている。そして、吸気管63bおよび63
cは吸気管63aに接続されており、真空発生装置62
が作動すると、吸気管63aから吸気管63bを通して
吸着パッド13c内の空気が吸引され、吸気管63aか
ら吸気管63cを通して吸着パッド14c内の空気が吸
引される。
【0118】吸気管63aには圧力スイッチ64が介挿
されている。この圧力スイッチ64は、吸気管63a内
の負圧が大きくなるとオフし、吸気管63a内の負圧が
正圧側へ変化するとオンするものであり、継ぎ目検出回
路65に接続されている。
【0119】上記実施例によれば、連続小袋体1の収容
部2が吸着パッド13cおよび14cに供給されると、
吸着パッド13cおよび14cが収容部2を吸着する。
すると、吸気管63a内の負圧が大きくなるので、圧力
スイッチ64がオフされ、継ぎ目検出回路65から収容
部検出信号が出力される。
【0120】また、シール部3が吸着パッド13cおよ
び14cに供給されると、吸着パッド13cおよび14
cのうち少なくとも一方による吸着が解除される。する
と、吸気管63a内の負圧が正圧側へ変化するので、圧
力スイッチ64がオンされ、継ぎ目検出回路65から継
ぎ目検出信号が出力される。従って、1つの圧力スイッ
チ64で対応できると共に、継ぎ目検出回路65の回路
構成が簡略化されるので、装置がコストダウンされる。
【0121】尚、上記第4実施例においては、吸着パッ
ド13cおよび14cを吸着ヘッド13および14に固
定したが、これに限定されるものではなく、例えば、第
3実施例のように、電磁ソレノイドやモータやシリンダ
や磁石等を主体とした移動手段により、吸着パッド13
cおよび14cの少なくとも一方を吸着ヘッド13およ
び14に対して上下動させても良い。
【0122】次に本発明の第5実施例を図31に基づい
て説明する。尚、上記第4実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。
【0123】吸着ヘッド14のパッド収容部14b内に
は、吸着パッド14cが上下動可能に収容されている。
また、吸着パッド14cの上面とパッド収容部14bの
上壁との間には圧縮コイルバネ66が介在されており、
この圧縮コイルバネ66は、吸着パッド14cを連続小
袋体1側(下方)へ付勢している。そして、パッド収容
部14b内にはリング状のストッパ67が固定されてお
り、吸着パッド14cは、ストッパ67に当接すること
に伴い連続小袋体1に接近した(下方へ移動した)接近
位置に位置決めされる。
【0124】尚、図31に括弧書きしたように、吸着ヘ
ッド13のパッド収容部13b内には上下動可能に吸着
パッド13cが収容されており、この吸着パッド13c
は圧縮コイルバネ66により連続小袋体1側(上方)へ
付勢され、ストッパ67に当接することに伴い連続小袋
体1に接近した(上方へ移動した)接近位置に位置決め
される。
【0125】吸着ヘッド14および13の隅部には面取
り部14hおよび13hが形成されている。これら面取
り部14hおよび13hはR部14fおよび13fgに
換えて形成されたものであり、連続小袋体1の収容部2
を吸着ヘッド14および13の隅部に引掛けることな
く、吸着パッド14cの吸着面および吸着パッド13c
の吸着面に案内する。
【0126】上記実施例によれば、吸着パッド13cお
よび14cが収容部2を吸着すると、吸着パッド13c
および14c内の負圧が大きくなる。すると、吸着パッ
ド13cおよび14cが圧縮コイルバネ66のバネ力に
抗して移動し、連続小袋体1から遠ざかる。従って、吸
着パッド13cおよび14cが連続小袋体1から遠ざか
ったまま、シール部3が吸着パッド13cおよび14c
に供給されるので、吸着パッド13cおよび14cによ
る吸着が確実に解除される。
【0127】吸着パッド13cおよび14cによる吸着
が解除されると、吸着パッド13cおよび14c内の負
圧が正圧側へ変化する。すると、圧縮コイルバネ66の
バネ力により吸着パッド13cおよび14cが突出し、
連続小袋体1に接近する。このため、次の収容部2が確
実に吸着されるので、総じて、シール部3がミスなく安
定的に検出される。
【0128】次に本発明の第6実施例を図32に基づい
て説明する。尚、上記第5実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。吸着ヘッド14には支持ヘッ
ド68が装着されており、この支持ヘッド68には吸着
パッド14cが上下動可能に挿入されている。また、支
持ヘッド68にはストッパ部68aが形成されており、
吸着パッド14cは、ストッパ部68aに当接すること
に伴い接近位置に位置決めされる。
【0129】尚、図12に括弧書きしたように、吸着パ
ッド13cは、支持ヘッド68に上下動可能に挿入され
た状態で吸着ヘッド13に装着されている。また、符号
68bは、支持ヘッド68に形成された巻込み防止突部
を示している。また、符号68cは、支持ヘッド68に
形成された拡開防止壁部を示している。
【0130】上記実施例によれば、第5実施例と同様、
連続小袋体1の吸着および吸着解除に応じて吸着パッド
13cおよび14cが移動するので、シール部3を確実
且つ安定的に検出できる。しかも、吸着パッド13cお
よび14cを支持ヘッド68に装着した後、吸着ヘッド
13および14に支持ヘッド68を装着できるので、吸
着パッド13cおよび14cの装着作業性が向上する。
さらに、パッド収容部13bおよび14bの内容積が大
きくなるので、連続小袋体1の吸着に伴い吸着パッド1
3cおよび14cが強い力で引張られる。このため、吸
着パッド13cおよび14cが連続小袋体1から離間す
る方向へ確実に移動するようになる。
【0131】尚、上記第5および第6実施例において
は、吸着パッド13cおよび14cの双方を圧縮コイル
バネ66により付勢したが、これに限定されるものでは
なく、吸着パッド13cまたは14cを圧縮コイルバネ
66により付勢する構成としても良い。この構成の場
合、吸気管63a内の圧力に応じて吸着パッド13cま
たは14cが移動するので、シール部3を確実且つ安定
的に検出できる。
【0132】次に本発明の第7実施例を図33に基づい
て説明する。尚、上記第5実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。吸着パッド14cにはベロー
ズ部14iが一体形成されており、このベローズ部14
iは、吸着ヘッド14のパッド収容部14b内に収容さ
れ、パッド収容部14bの上壁に固定されている。
【0133】尚、図33に括弧書きしたように、吸着パ
ッド13cにもベローズ部13iが一体形成されてお
り、このベローズ部13iは吸着ヘッド13のパッド収
容部13b内に収容され、その上壁に固定されている。
【0134】上記実施例によれば、第5実施例と同様、
連続小袋体1の吸着および吸着解除に応じて吸着パッド
13cのベローズ部13iおよび吸着パッド14cのベ
ローズ部14iが伸縮し、吸着パッド13cおよび14
cが移動するので、シール部3を確実且つ安定的に検出
できる。しかも、吸着パッド13cおよび14cにベロ
ーズ部13iおよび14iが一体形成されているので、
別体の圧縮コイルバネ66により吸着パッド13cおよ
び14cを移動させる場合に比べ、部品点数が削減され
る。
【0135】ところで、上記第2実施例においては、吸
着パッド13c内の空気を真空発生装置17および吸気
通路19により吸引し、吸着パッド14c内の空気を真
空発生装置18および吸気通路20により吸引する都合
上、吸着パッド13cおよび14c間で吸着タイミング
にずれが生じると、吸気通路19および20内の負圧の
増加タイミングにもずれが生じる。
【0136】従って、上記第5〜第7実施例のように、
負圧の増加に伴って即座に吸着パッド13cおよび14
cを連続小袋体1から遠ざけると(圧縮コイルバネまた
はベローズ部により遠ざけると)、吸着パッド13cお
よび14cのうち一方が連続小袋体1を吸着して移動
し、他方が連続小袋体1から大きく遠ざかって収容部2
を吸着できなくなる。これに対して上記第2実施例で
は、継ぎ目検出回路25から収容部検出信号が出力され
るのを待って吸着パッド13cおよび14cを連続小袋
体1から遠ざけるので、吸着パッド13cおよび14c
による収容部2の吸着ミスを防止できる。
【0137】尚、上記第7実施例においては、吸着ノズ
ル13cおよび14cにベローズ部13iおよび14i
を形成したが、これに限定されるものではなく、吸着ノ
ズル13cまたは14cにベローズ部13iおよび14
iを形成する構成としても良い。この構成の場合、吸気
管63a内の圧力に応じて吸着ノズル13cまたは14
cが移動するので、シール部3を確実且つ安定的に検出
できる。
【0138】また、上記第4〜第7実施例においては、
吸気管63a内の圧力レベルに応じてオンオフされる圧
力スイッチ64を設けたが、これに限定されるものでは
なく、例えば、吸気管63a内の圧力値を検出してアナ
ログ信号を出力する圧力センサを設けても良い。この構
成の場合、圧力センサからの出力信号を基準値と比較す
ることに基づいて、吸気管63a内の負圧が正圧側へ変
化したことを検出すると良い。
【0139】また、上記第1〜第7実施例においては、
チャックヘッド47の収容部47a内に円柱状のピン4
7bを収容したが、これに限定されるものではなく、例
えばボールを収容したり、円弧状の凹部を有するピンを
収容しても良い。特に、凹部を有するピンを収容する場
合には、ピンの凹部内にドライブシャフト45が係合
し、ドライブシャフト45とピンとの接触面積が増加す
るので、チャックヘッド47がドライブシャフト45に
対して滑ることが確実に防止される。これと共に、ドラ
イブシャフト45およびピンに摩耗が防止される。
【0140】また、上記第1〜第7実施例においては、
解除ヘッド53に1つの解除部53aを形成したが、こ
れに限定されるものではなく、2つ以上の解除部53a
を形成する構成としても良い。この構成の場合、解除部
53aの数に合せてピン47bの数も2つ以上にすると
良い。
【0141】また、上記第1〜第7実施例においては、
断面円形状のドライブシャフト45を用いたが、これに
限定されるものではなく、例えば、断面多角形状のドラ
イブシャフトやDカット部を有するドライブシャフトを
用い、ドライブシャフトの平面部にピン47bを接触さ
せても良い。この構成の場合、ドライブシャフトとピン
47bとの間の接触面積が増加するので、チャックヘッ
ド47がドライブシャフト45に対して滑ることが確実
に防止される。これと共に、ドライブシャフト45およ
びピンに摩耗が防止される。
【0142】次に本発明の第8実施例を図34ないし図
37に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図34
において、チャックヘッド47にはドライブシャフト4
5がスライド可能に挿入されており、ドライブシャフト
45には、矢印A方向端部に位置して押し戻しヘッドに
相当する円板状のストッパー45aが設けられ、ストッ
パー45aの反矢印A方向に位置して半円弧状をなす第
1の凹部45bが形成されている。
【0143】チャックヘッド47には、ドライブシャフ
ト45側および解除シャフト54側に開口する収容部4
7gが形成されている。この収容部47gは断面円形状
の長孔状をなすものであり、収容部47g内には円柱状
をなすピン47hが収容されている。そして、このピン
47hがドライブシャフト45の凹部45b内に係合さ
れることに伴い、チャックヘッド47がドライブシャフ
ト45に連結されるようになっている。尚、ピン47h
は連結手段に相当するものである。
【0144】解除シャフト54には、矢印A方向端部に
位置して円板状のストッパー54aが設けられ、ストッ
パー54aの反矢印A方向に位置して半円弧状をなす第
2の凹部54bが形成されている。そして、図37に示
すように、ドライブシャフト45が反矢印A方向へ最大
量移動し、解除シャフト54の反矢印A方向端部が搬送
量調節部材57のストッパ部57bに当接した状態にお
いて、ストッパー45aおよび54a間の距離,凹部4
5bの中心および54bの中心間の距離が「a+b」に
なるように設定されている。尚、第1の凹部45bの内
面および第2の凹部の内面は、後述の説明から明らかに
なるように、傾斜面に相当する。また、本実施例の場
合、解除シャフト54が第2の移動手段に相当する。
【0145】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、図37において、ドライブシャフト45が最大戻り
位置から矢印A方向へ移動すると、ドライブシャフト4
5の運動力がピン47hを介してチャックヘッド47に
伝達され、チャックヘッド47がドライブシャフト45
と一体的に移動する。これにより、チャックヘッド47
のチャック47eに把持された連続小袋体1が矢印A方
向へ搬送される。これと共に、解除シャフト54とチャ
ックヘッド47との間の摩擦力により、解除シャフト5
4がチャックヘッド47およびドライブシャフト45と
一体的に移動する。
【0146】この後、連続小袋体1のシール部3が吸着
ノズル13cおよび14cに供給され、継ぎ目検出回路
25から継ぎ目検出信号が出力されると、電磁スイッチ
55の通電に伴い、解除シャフト54の移動が拘束さ
れ、チャックヘッド47,ドライブシャフト45が解除
シャフト54に対して矢印A方向へ移動する。そして、
この移動量が「a+b」に達すると、図36に示すよう
に、チャックヘッド47が解除シャフト54のストッパ
ー54aに当接する。
【0147】これと共に、ドライブシャフト45の凹部
45b内に係合されたピン47hが解除シャフト54の
凹部54bに対向する。この状態からドライブシャフト
45が矢印A方向へ移動すると、ドライブシャフト45
の凹部45bの内面に押圧され、ピン47hが収容部4
7gに沿って解除シャフト54側へ押出される。そし
て、ピン47hがドライブシャフト45の凹部45bか
ら解除シャフト54の凹部54bに受け渡され、ドライ
ブシャフト45とチャックヘッド47との連結が解除さ
れる。これにより、連続小袋体1の搬送が停止され、シ
ール部3の中央部が下刃31aおよび上刃31bに供給
される。
【0148】この後、図35に示すように、ドライブシ
ャフト45が矢印A方向へ最大量移動し、反矢印A方向
へ移動開始すると、電磁スイッチ55の断電に伴い、解
除シャフト54の拘束が解除される。すると、ドライブ
シャフト45とチャックヘッド47との間に若干の滑り
が生じることに伴い、ドライブシャフト45のストッパ
ー45aがチャックヘッド47に当接し、図36に示す
状態を保持しながら、ドライブシャフト45,チャック
ヘッド47,解除シャフト54が反矢印A方向へスライ
ドする。
【0149】ドライブシャフト45,チャックヘッド4
7,解除シャフト54が反矢印A方向へスライドし、解
除シャフト54が搬送量調節部材57のストッパ部57
bに当接すると、解除シャフト54の移動が拘束され、
ドライブシャフト45,チャックヘッド47が解除シャ
フト54に対して反矢印A方向へスライドする。する
と、解除シャフト54の凹部54bの内面に押圧され、
ピン47hが収容部47gに沿ってドライブシャフト4
5の凹部45b側へ押出される。これにより、ピン47
hが解除シャフト54の凹部54bからドライブシャフ
ト45の凹部45bに受け渡される。
【0150】この後、ドライブシャフト45の反矢印A
方向への移動が停止すると、図37に示すように、スト
ッパー45aおよび54a間,凹部45bおよび54b
間が「a+b」だけ離間した初期状態に復帰する。そし
て、上記一連の動作が繰返される。
【0151】ところで、上記第1実施例においては、図
9〜図11に示すように、ピン47bを収容部47aの
内面およびドライブシャフト45の外周面に圧接させる
ことに伴い、ドライブシャフト45とチャックヘッド4
7との間を連結し、解除ヘッド53の解除部53aによ
りピン47bを押込むことに伴い、ドライブシャフト4
5とチャックヘッド47との間を遮断していた。
【0152】このため、ドライブシャフト45とチャッ
クヘッド47との間の連結遮断が繰返し行われると、ド
ライブシャフト45の外周面,収容部47aの内面,ピ
ン47bの外周面が摩耗し、十分な連結力が得られなく
なる虞れがある。従って、各部材の摩耗状態を頻繁にチ
ェックし、摩耗が発見された場合には、生産ラインを停
止して摩耗部品を交換する必要がある。これに対して、
小袋投入装置のような大量生産装置には、メンテナンス
の手間が少なく、長時間連続で稼働可能なことが要求さ
れる。これを改善するには、摩耗部分に焼入れを施した
り、摩耗部分をセラミック等の硬質部材から形成するこ
とが考えられるが、コストが増加してしまう。
【0153】この点上記第8実施例においては、ドライ
ブシャフト45と解除シャフト54との間でピン47h
を受渡しすることに伴い、ドライブシャフト45とチャ
ックヘッド47とを連結遮断する構成とした。このた
め、ドライブシャフト45,チャックヘッド47,ピン
47hに作用する摩擦力が極力低減されるので、ドライ
ブシャフト45,チャックヘッド47,ピン47hの耐
久性が向上する。従って、各部材の摩耗状態をチェック
する手間,生産ラインを停止して摩耗部品を交換する手
間が低コストで極力低減される。
【0154】次に本発明の第9実施例を図38ないし図
40に基づいて説明する。尚、上記第8実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図38
において、解除シャフト54には、矢印A方向端部に位
置してL字状のストッパー54cが設けられ、ストッパ
ー54cの反矢印A方向側に位置して円板状のストッパ
ー54dが設けられている。
【0155】解除シャフト54の外周部には、ストッパ
ー54cとチャックヘッド47との間に位置して圧縮コ
イルバネ54eが挿入されており、この圧縮コイルバネ
54eは、解除シャフト54のストッパー54cを矢印
A方向へ付勢することに伴い、解除シャフト54のスト
ッパー54dをチャックヘッド47に当接させている。
そして、この状態で、解除シャフト54のストッパー5
4cとドライブシャフト45のストッパー45aとの距
離が「a+b」に設定されている。
【0156】次に上記構成の作用について説明する。ド
ライブシャフト45が最大戻り位置から矢印A方向へ移
動すると、チャックヘッド47がドライブシャフト45
と一体的に移動する。これと共に、チャックヘッド47
が圧縮コイルバネ54eを介してストッパー54cを押
圧するので、解除シャフト54がチャックヘッド47お
よびドライブシャフト45と一体的に移動する。尚、解
除シャフト54とチャックヘッド47との間には、両者
を係合させるような摩擦力(第8実施例の摩擦力)は付
与されていない。
【0157】この後、連続小袋体1のシール部3が吸着
ノズル13cおよび14cに供給され、継ぎ目検出回路
25から継ぎ目検出信号が出力されると、解除シャフト
54の移動が拘束される。すると、チャックヘッド47
が圧縮コイルバネ54eを押圧し、圧縮コイルバネ54
eが収縮するので、チャックヘッド47およびドライブ
シャフト45が解除シャフト54に対して矢印A方向へ
移動する。
【0158】そして、この移動量が(a+b)に達する
と、図39に示すように、チャックヘッド47が解除シ
ャフト54のストッパー54cに当接する。これと共
に、ピン47hが解除シャフト54の凹部54bに対向
する。そして、ドライブシャフト45がさらに矢印A方
向へ移動すると、ピン47hがドライブシャフト45の
凹部45bから解除シャフト54の凹部54bに受け渡
されるので、チャックヘッド47とドライブシャフト4
5との間が遮断され、チャックヘッド47と解除シャフ
ト54との間が連結される。これにより、連続小袋体1
の搬送が停止され、シール部3の中央部が下刃31aお
よび上刃31bに供給される。
【0159】この後、図40に示すように、ドライブシ
ャフト45が矢印A方向へ最大量移動し、反矢印A方向
へ移動開始すると、電磁スイッチ55の断電に伴い、解
除シャフト54の拘束が解除される。すると、ドライブ
シャフト45とチャックヘッド47との間に滑りが生じ
ることに伴い、ドライブシャフト45がチャックヘッド
47に対して反矢印A方向へ移動する。そして、図39
に示すように、ドライブシャフト45のストッパー45
aがチャックヘッド47に当接し、凹部45bがピン4
7hに対向する。
【0160】すると、圧縮コイルバネ54eの復元力に
より、解除シャフト54のストッパー54cが矢印A方
向へ押圧され、解除シャフト54のストッパー54dが
チャックヘッド47に当接する。これにより、凹部45
bおよび54b間,ストッパー45aおよび54c間が
「a+b」だけ離間した初期状態に復帰する。これと共
に、ピン47hが解除シャフト54の凹部54bからド
ライブシャフト45の凹部45bに受け渡され、チャッ
クヘッド47がドライブシャフト45に連結される。
【0161】ドライブシャフト45,チャックヘッド4
7,解除シャフト54が初期状態に復帰すると、ドライ
ブシャフト45の反矢印A方向への運動力がピン47h
およびストッパー45aを介してチャックヘッド47に
伝達される。これと共に、チャックヘッド47の移動力
がストッパー54dを介して解除シャフト54に伝達さ
れる。これにより、チャックヘッド47,解除シャフト
54がドライブシャフト45と一体的に移動し、図38
に示す状態に復帰する。そして、上記一連の動作が繰返
される。
【0162】上記実施例によれば、解除シャフト54の
ストッパー54cを圧縮コイルバネ54eにより押圧
し、解除シャフト54のストッパー54dをチャックヘ
ッド47に当接させることに伴い、ドライブシャフト4
5,チャックヘッド47,解除シャフト54を初期状態
に復帰させた。このため、搬送量調節部材57のストッ
パ部57bに解除シャフト54の先端部を当接させてい
た場合とは異なり、解除シャフト54の先端部の摩耗が
防止される。しかも、チャックヘッド47と解除シャフ
ト54との間に摩擦力を付与する必要がなくなるので、
両者の外周面の摩耗が低減される。
【0163】次に本発明の第10実施例を図41ないし
図43に基づいて説明する。尚、上記第9実施例と同一
の部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図41
において、チャックヘッド47にはL字状のストッパー
47iが固定されており、このストッパー47iが解除
シャフト54のストッパー54cに当接することに伴
い、ドライブシャフト45のストッパー45aと解除シ
ャフト54のストッパー54cとの距離,凹部45bと
凹部54bとの距離が「a+b」に保持されている。
【0164】次に上記構成の作用について説明する。ド
ライブシャフト45が最大戻り位置から矢印A方向へ移
動すると、チャックヘッド47が圧縮コイルバネ54e
を介してストッパー54cを押圧するので、解除シャフ
ト54がチャックヘッド47およびドライブシャフト4
5と一体的に移動する。この後、継ぎ目検出回路25か
ら継ぎ目検出信号が出力されると、解除シャフト54の
移動が拘束される。すると、チャックヘッド47が圧縮
コイルバネ54eを押圧し、圧縮コイルバネ54eが収
縮するので、ドライブシャフト45およびチャックヘッ
ド47が解除シャフト54に対して矢印A方向へ移動す
る。
【0165】そして、この移動量が(a+b)に達する
と、図42に示すように、チャックヘッド47が解除シ
ャフト54のストッパー54cに当接し、移動量が「a
+b」を越えると、ピン47hがドライブシャフト45
の凹部45bから解除シャフト54の凹部54bに受け
渡される。これにより、チャックヘッド47とドライブ
シャフト45との間が遮断され、チャックヘッド47と
解除シャフト54との間が連結される。
【0166】この後、図43に示すように、ドライブシ
ャフト45が反矢印A方向へ移動開始すると、解除シャ
フト54の拘束が解除される。すると、ドライブシャフ
ト45とチャックヘッド47との間に滑りが生じること
に伴い、ドライブシャフト45がチャックヘッド47に
対して反矢印A方向へ移動する。そして、図42に示す
ように、ドライブシャフト45のストッパー45aがチ
ャックヘッド47に当接し、凹部45bがピン47hに
対向する。
【0167】すると、圧縮コイルバネ54eが解除シャ
フト54のストッパー54cを矢印A方向へ押圧し、ス
トッパー54cがストッパー47iに当接する。これに
より、凹部45bおよび54b,ストッパー45aおよ
び54c間が「a+b」だけ離間した初期状態に復帰す
る。これと共に、ピン47hが解除シャフト54の凹部
54bからドライブシャフト45の凹部45bに受け渡
され、チャックヘッド47がドライブシャフト45に連
結される。
【0168】ドライブシャフト45,チャックヘッド4
7,解除シャフト54が初期状態に復帰すると、ドライ
ブシャフト45の反矢印A方向への運動力がピン47h
およびストッパー45aを介してチャックヘッド47に
伝達される。これと共に、チャックヘッド47の移動力
がストッパー47iを介して解除シャフト54のストッ
パー54cに伝達される。これにより、チャックヘッド
47,解除シャフト54がドライブシャフト45と一体
的に移動し、図41に示す状態に復帰する。そして、上
記一連の動作が繰返される。
【0169】上記実施例によれば、解除シャフト54の
ストッパー54cをストッパー47iに当接させること
に伴い、ドライブシャフト45,チャックヘッド47,
解除シャフト54を初期状態に復帰させた。このため、
搬送量調節部材57のストッパー部57bに解除シャフ
ト54の先端部を当接させていた場合とは異なり、解除
シャフト54の先端部の摩耗が防止される。しかも、チ
ャックヘッド47と解除シャフト54との間に摩擦力を
付与する必要がなくなるので、両者の外周面の摩耗が低
減される。
【0170】次に本発明の第11実施例を図44ないし
図46に基づいて説明する。尚、上記第10実施例と同
一の部材については同一の符号を付して説明を省略し、
以下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図4
4において、ドライブシャフト45には、矢印A方向端
部に位置して板状のストッパー45cが設けられ、スト
ッパー45cの反矢印A方向に位置して押し戻しヘッド
に相当するストッパー45dが設けられている。そし
て、ドライブシャフト45のストッパー45cが解除シ
ャフト54のストッパー54cに当接することに伴い、
凹部45bおよび凹部54b,ストッパー45dおよび
54c間の距離が「a+b」に保持されている。
【0171】次に上記構成の作用について説明する。ド
ライブシャフト45が最大戻り位置から矢印A方向へ移
動すると、チャックヘッド47が圧縮コイルバネ54e
を介してストッパー54cを押圧するので、解除シャフ
ト54がチャックヘッド47およびドライブシャフト4
5と一体的に移動する。この後、継ぎ目検出回路25か
ら継ぎ目検出信号が出力されると、解除シャフト54の
移動が拘束される。すると、チャックヘッド47が圧縮
コイルバネ54eを押圧するので、ドライブシャフト4
5およびチャックヘッド47が解除シャフト54に対し
て矢印A方向へ移動する。
【0172】そして、この移動量が(a+b)に達する
と、図45に示すように、チャックヘッド47が解除シ
ャフト54のストッパー54cに当接し、移動量が「a
+b」を越えると、ピン47hがドライブシャフト45
の凹部45bから解除シャフト54の凹部54bに受け
渡される。これにより、チャックヘッド47とドライブ
シャフト45との間が遮断され、チャックヘッド47と
解除シャフト54との間が連結される。
【0173】この後、図46に示すように、ドライブシ
ャフト45が反矢印A方向へ移動開始すると、解除シャ
フト54の拘束が解除される。すると、ドライブシャフ
ト45とチャックヘッド47との間に滑りが生じること
に伴い、ドライブシャフト45がチャックヘッド47に
対して反矢印A方向へ移動する。そして、図45に示す
ように、ドライブシャフト45のストッパー45dがチ
ャックヘッド47に当接し、凹部45bがピン47hに
対向する。
【0174】すると、圧縮コイルバネ54eが解除シャ
フト54のストッパー54cを矢印A方向へ押圧し、ス
トッパー54cがストッパー45cに当接する。これに
より、凹部45bおよび54b,ストッパー45dおよ
び54c間が「a+b」だけ離間した初期状態に復帰す
る。これと共に、ピン47hが解除シャフト54の凹部
54bからドライブシャフト45の凹部45bに受け渡
され、チャックヘッド47がドライブシャフト45に連
結される。
【0175】ドライブシャフト45,チャックヘッド4
7,解除シャフト54が初期状態に復帰すると、ドライ
ブシャフト45の反矢印A方向への運動力がピン47h
およびストッパー45dを介してチャックヘッド47に
伝達される。これと共に、ドライブシャフト45の移動
力がストッパー45cを介して解除シャフト54のスト
ッパー54cに伝達される。これにより、チャックヘッ
ド47,解除シャフト54がドライブシャフト45と一
体的に移動し、図44に示す状態に復帰する。そして、
上記一連の動作が繰返される。
【0176】上記実施例によれば、解除シャフト54の
ストッパー54cをドライブシャフト45のストッパー
45cに当接させることに伴い、ドライブシャフト4
5,チャックヘッド47,解除シャフト54を初期状態
に復帰させた。このため、搬送量調節部材57のストッ
パー部57bに解除シャフト54の先端部を当接させて
いた場合とは異なり、解除シャフト54の先端部の摩耗
が防止される。しかも、チャックヘッド47と解除シャ
フト54との間に摩擦力を付与する必要がなくなるの
で、両者の外周面の摩耗が低減される。
【0177】尚、上記第8〜第11実施例においては、
ドライブシャフト45およびチャックヘッド47間を連
結遮断するにあたって、円柱状をなすピン47hを用い
たが、これに限定されるものではなく、例えば、直方体
状のピンを用いても良い。この構成の場合、収容部47
gの断面形状をピンに合わせて矩形にしたり、ドライブ
シャフト45の凹部45bおよび解除シャフト54の凹
部54bの断面形状をV字にすると良い。
【0178】また、上記第8〜第11実施例において
は、連続小袋体1の搬送量を「a+b」から微調節する
にあたって、例えば遅延回路を用い、継ぎ目検出回路2
5からのシール部検出信号の出力タイミングをずらすよ
うにしても良い。この構成の場合、マイクロコンピュー
タやシーケンサ等の高価な制御手段,センサ等の計測手
段を必要としないため、簡単安価な構成により搬送量を
微調節できる利点がある。
【0179】また、上記第1〜第11実施例において
は、クランプ32bに複数の切欠部32dを形成すると
共に櫛歯状をなすチャック47eを用いたが(即ち、ク
ランプ32bおよびチャック47eの双方に切欠部を設
けたが)、これに限定されるものではなく、例えば、ク
ランプ32bまたはチャック47eのいずれか一方に切
欠部を形成し、この切欠部内に他方を挿入する構成とし
ても良い。
【0180】また、上記第1〜第11実施例において
は、ドライブシャフト45とチャックヘッド47eとの
間を連結遮断するにあたって、ピン47bおよび47h
を用いたが、これに限定されるものではなく、例えばラ
チェット機構を用いても良い。また、上記第1〜第11
実施例においては、チャック47eがクランプ32bを
通してシール部3の切断端部を把持する構成としたが、
これに限定されるものではなく、例えばチャック47e
がクランプ32bを通さずにシール部3の切断端部を把
持する(クランプ32bがシール部3の反矢印A方向側
端部を押え、チャック47eがシール部3の矢印A方向
側端部を把持する)構成としても良い。また、上記第1
〜第11実施例においては、櫛歯状のチャック47eを
用いたが、これに限定されるものではなく、鋸刃状のチ
ャックを用いても良い。この構成の場合でも、チャック
により連続小袋体1を滑り止め状態に把持できる。
【0181】また、上記第1〜第11実施例において
は、継ぎ目検出回路25から継ぎ目検出信号が出力され
た後、一定時間が経過すると、駆動回路55aが電磁ス
イッチ55を断電する構成としたが、これに限定される
ものではなく、例えばタイミングセンサ58がカム29
aのカム面の凸部からドライブシャフト45の反転タイ
ミングを検出し、駆動回路55aがタイミングセンサ5
8からの検出信号に基づいて電磁スイッチ55を断電す
る構成としても良い。
【0182】次に本発明の第12実施例を図47〜図5
2に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の部
材については同一の符号を付して説明を省略し、以下、
異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図47にお
いて、第1の移動手段に相当する回転軸71には駆動源
に相当するモータ(図示せず)が連結されており、モー
タが作動すると、回転軸71が矢印D方向へ回転するよ
うになっている。
【0183】回転軸71の外周面には、搬送手段に相当
する歯車状の回転体72が挿入されている。この回転体
72には、反矢印E方向へ向って拡がるテーパ状の収容
部73aおよび回転軸71と同心円弧状の円弧部73e
が形成されており、収容部73a内には、連結手段に相
当するピン73bが収容されている。尚、収容部73a
は円弧部73eに繋がっている。
【0184】回転体72には取付部材73cが取付けら
れている。この取付部材73cの先端部には、2本の圧
縮コイルバネ73d(図48参照)が取付けられてお
り、これら各バネ73dは、収容部73aの幅狭側(矢
印E方向)へ向ってピン73bを押圧することに伴い、
収容部73aの内面および回転軸71の外周面にピン7
3bを圧接させている。これにより、ピン73bが連結
状態に保持され、回転体72が回転軸71に連結されて
回転軸71と一体的に矢印D方向へ回転するようになっ
ている。尚、符号73は、収容部73a,ピン73b,
取付部材73c,圧縮コイルバネ73dからなる駆動力
伝達手段を示している。
【0185】回転体72にはチェーン74が装着されて
おり、モータの作動に伴い回転体72が矢印D方向へ回
転するとチェーン74が回転移動し、連続小袋体1が搬
送されるようになっている。また、回転体72には、図
48に示すように、捩じりコイルバネ75を介して円形
状の解除体76が装着されている。この解除体76は第
2の移動手段に相当するものであり、解除体76に拘束
力が作用していない状態では、回転体72の回転力がバ
ネ75を介して解除体76に伝達され、解除体76が回
転体72と一体的に回転するようになっている。尚、モ
ータは図示しない駆動回路に接続されており、この駆動
回路は、モータを一定量ずつ断続的に回転させる。
【0186】解除体76には、図49に示すように、解
除手段に相当する凸状の解除部76aが形成されてお
り、この解除部76aは、図47に示すように、円弧部
73e内の矢印E方向側に収容されている。従って、解
除体76に拘束力が作用しておらず、解除体76が回転
体72と一体的に矢印D方向へ回動している状態では、
解除体76の解除部76aが円弧部73e内の矢印E方
向側に保持されることになる。
【0187】図50に示すベース77には、図52に示
すように、レバー78のピン78cが回動可能に挿入さ
れている。また、ベース77およびレバー78にはピン
77bおよび78aが固定されており、ピン77bおよ
び78aには引張コイルバネ79aが取付けられてい
る。
【0188】ベース77には、図50に示すように、電
磁ソレノイドからなる電磁スイッチ80が固定されてい
る。この電磁スイッチ80は継ぎ目検出回路25に接続
されたものであり、電磁スイッチ80のプランジャ80
aには引張コイルバネ79bが連結されている。また、
レバー78には、図51に示すように、ピン78bが固
定されており、ピン78bには引張コイルバネ79bが
連結されている。尚、符号81は、レバー78および電
磁スイッチ80からなる拘束手段を示す。
【0189】次に上記構成の作用について説明する。連
続小袋体1の収容部2が吸着パッド13cおよび14c
を通過し、継ぎ目検出回路25から収容部検出信号が出
力されている状態では、電磁スイッチ80が断電されて
いる。このため、電磁スイッチ80のプランジャ80a
が突出し、レバー78が解除体76から離間した状態に
保持されている。従って、レバー78から解除体76に
拘束力が作用しないため、モータの回転力が回転軸71
からピン73bを通して回転体72に伝達され、チェー
ン74が回転する。これにより、連続小袋体1が搬送さ
れる。
【0190】この後、連続小袋体1のシール部3が吸着
パッド13cおよび14cに供給され、継ぎ目検出回路
25から継ぎ目検出信号が出力されると、電磁スイッチ
80が通電される。すると、電磁スイッチ80のプラン
ジャ80aが引張コイルバネ79aのバネ力に抗して引
込み、図52に示すように、レバー78が解除体76に
圧接した状態に保持される。従って、レバー78から解
除体76に拘束力が作用するため、解除体76の回転が
拘束される。
【0191】解除体76の回転が拘束されると、捩じり
コイルバネ75のバネ力に抗して、回転体72のみが矢
印D方向へ回転する。そして、収容部73aの内面に係
合しているピン73bが解除体76の解除部76a側へ
移動し、解除部76aに当接すると、ピン73bが収容
部73a内の幅広側(反矢印E方向)へ押されて移動
し、収容部73aの内面および回転軸71の外周面から
離間した遮断状態になる。これにより、モータの回転力
が回転体72に伝達されなくなるので、その結果、チェ
ーン74が停止する。
【0192】チェーン74が回転停止すると、連続小袋
体1の搬送が停止し、下刃31bおよび上刃31aにシ
ール部3の中央部が供給される。すると、クランプ32
bが連続小袋体1のシール部3を挟持した後、上刃31
aが下降し、連続小袋体1がシール部3から切断され
る。尚、ピン73bの移動距離(円弧部73eの寸法)
は、チェーン74により連続小袋体1が(a+b)だけ
搬送されるように予め設定されている。
【0193】シール部3が切断されると、モータおよび
電磁スイッチ80が断電され、引張コイルバネ79aの
バネ力によりレバー78がピン78cを中心に回動し、
解除体76から離間した初期状態に復帰する。すると、
レバー78から解除体76に拘束力が作用しなくなるの
で、捩じりコイルバネ75の復元力により解除体76が
回転体72に対して回動し、解除体76の解除部76a
が収容部73aの幅狭側に当接した初期状態に復帰す
る。そして、モータが作動することに伴い、上記一連の
動作が繰返される。尚、引張コイルバネ79bのバネ力
は引張コイルバネ79aのバネ力より大きく設定されて
いる。
【0194】上記実施例によれば、ピン73bを収容部
73a内で移動させることに伴い、回転軸71および回
転体72を連結遮断し、連続小袋体1の搬送量を制御し
た。このため、移動量計測手段や制御機器といった高価
な電気的手段が不要になるので、装置がコストダウンさ
れる。
【0195】尚、上記第8実施例においては、回転体7
2と解除体76との間を捩じりコイルバネ75により連
結したが、これに限定されるものではなく、例えば摩擦
力により連結する構成としても良い。この構成の場合、
解除体76の拘束が解除されることに伴いモータを逆転
させ、解除体76の解除部76aを初期位置に復帰させ
ると良い。
【0196】次に本発明の第13実施例を図53〜図5
5に基づいて説明する。尚、上記第12実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図54
において、回転体72にはピン72aが形成され、解除
体76には、図55に示すように、円弧状をなす収容部
76bが形成されている。そして、図53に示すよう
に、回転体72のピン72aは、解除体76の収容部7
6b内に挿入されており、初期状態において、ピン72
aは収容部76b内の反矢印D方向端部に位置してい
る。
【0197】回転体72の筒部72bには、回転軸71
側および解除体76側へ開口する収容部72cが形成さ
れており、この収容部72c内には、連結手段に相当す
る円柱状のピン72dが収容されている。そして、回転
軸71および解除体76には略V字をなす第1の凹部7
1aおよび第2の凹部76cが形成されており、ピン7
2dが回転軸71の凹部71aに係合されることに伴
い、回転軸71に回転体72が連結されている。尚、第
1の凹部71aの内面および第2の凹部76cの内面
は、後述の説明から明らかになるように、傾斜面に相当
する。
【0198】次に上記構成の作用について説明する。解
除体76に拘束力が作用していない状態では、モータの
回転力が回転軸71からピン72dを介して回転体72
に伝達され、チェーン74が回転することに伴い連続小
袋体1が矢印E方向へ搬送される。これと共に、解除体
76は、捻りコイルバネ75を介して回転体72の回転
力が伝達され、回転体72と一体的に矢印D方向へ回転
する。
【0199】この後、連続小袋体1のシール部3が吸着
パッド13cおよび14cに供給され、継ぎ目検出回路
25からシール部検出信号が出力されると、電磁スイッ
チ80が通電され、解除体76の回転が拘束される。す
ると、回転軸71および回転体72が解除体76に対し
て矢印D方向へ回転し、捩りコイルバネ75が捻られ
る。そして、回転軸71および回転体72の解除体76
に対する回転量が「a+b」に達すると、回転体72の
ピン72aが解除体76の収容部76bにおける矢印D
方向側の内面に当接する。尚、収容部76bの寸法は、
連続小袋体1が「a+b」だけ移動するのに必要なピン
72aの移動距離となるように、予め設定されている。
【0200】これと共に、ピン72dが解除体76の凹
部76に対向し、回転軸71のみが矢印D方向へ回転
する。すると、回転軸71の凹部71aの内面に押圧さ
れ、ピン72dが収容部72cに沿って解除体76側へ
押出される。そして、ピン72dが回転軸71の凹部7
1aから解除体76の凹部76cに受け渡され、回転軸
71と回転体72との連結が解除され、回転体72がピ
ン72dを介して解除体76に連結される。これによ
り、連続小袋体1の搬送が停止され、シール部3の中央
部が下刃31aおよび上刃31b間に供給される。
【0201】この後、上刃31bが下降して、下刃31
aおよび上刃31b間でシール部3が切断されると、電
磁スイッチ80が断電され、解除体76の拘束が解除さ
れる。すると、回転軸71がさらに矢印D方向へ回転
し、ピン72dが回転軸71の凹部71aに対向する
と、捻りコイルバネ75の復元力によって解除体76の
凹部76cの内面に押圧され、ピン72dが収容部72
cに沿って回転軸71側へ押出される。これにより、ピ
ン72dが解除体76の凹部76cから回転体71の凹
部71aに受け渡され、解除体76と回転体72との連
結が解除され、さらに、捻りコイルバネ75の復元力に
より、回転体72のピン72aが解除体76の収容部7
6bにおける反矢印D方向側の内面に当接するまで解除
体76が回転し、回転体72が回転軸71に連結され、
初期状態に復帰する。そして、上記一連の動作が繰返さ
れる。
【0202】上記実施例によれば、回転軸71と解除体
76との間でピン72dを受渡しすることに伴い、回転
軸71と回転体72とを連結遮断する構成とした。この
ため、ピン73bを回転体72の収容部73aの内面に
沿って移動させることに伴い、回転軸71と回転体72
とを連結遮断する第12実施例に比べ、回転体72,ピ
ン72dに作用する摩擦力が低減されるので、回転体7
2,ピン72dの耐久性が向上する。従って、各部材の
摩耗状態をチェックする手間,生産ラインを停止して摩
耗部品を交換する手間が低コストで極力低減される。
【0203】尚、上記第13実施例においては、回転軸
71および回転体72間を連結遮断するにあたって、円
柱状をなすピン72dを用いたが、これに限定されるも
のではなく、例えば断面多角形状のピンを用いても良
い。
【0204】また、上記第12および第13実施例にお
いては、チェーン74により連続小袋体1を搬送して下
刃31aおよび上刃31bに搬送したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば被作業物に相当する印刷物を
インクジェットプリンタに搬送しても良い。この構成の
場合、検出手段として光電センサを用い、この光電セン
サからの出力信号が変化することに伴い、印刷物の端部
を検出した後、所定量だけ印刷物を搬送することに伴い
印刷物の作業位置に印刷を施すと良い。
【0205】また、上記第1〜第11実施例において
は、解除シャフト54のスライドを拘束するにあたっ
て、電磁スイッチ55によりレバー56を回動させる構
成とし、上記第12および第13実施例においては、解
除体76のスライドを拘束するにあたって、電磁スイッ
チ80によりレバー78を移動させる構成としたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば電磁スイッチによ
り開閉されるチャックを設け、このチャックにより解除
シャフト54や解除体76を拘束しても良い。
【0206】また、上記第1〜第13実施例において
は、吸着パッド13cおよび14cを拡開防止壁部13
gおよび14gに当接させることに伴い、吸着パッド1
3cおよび14cの拡開を制限する構成としたが、これ
に限定されるものではなく、例えば本発明の第14実施
例を示す図56のように、複数の凸部14j(13j)
を吸着パッド14c(13c)に一体形成し、これら凸
部14j(13j)に連続小袋体1を当接させることに
伴い、吸着パッド13cおよび14cの拡開を制限する
構成としても良い。また、凸部を吸着パッド14c(1
3c)の外面に設け、この凸部を吸着ヘッド14(1
3)に当接させる構成としても良い。
【0207】また、上記第1〜第13実施例において
は、吸着パッド13cおよび14cを、連続小袋体1の
搬送方向および該搬送方向に対して直交する水平方向へ
対向配置したが、これに限定されるものではなく、例え
ば本発明の第15実施例を示す図57のように、搬送方
向に対して直交する水平方向へずらして配置しても良
い。この構成の場合、海苔等が収容された薄形の連続小
袋体1を搬送するにあたって吸着パッド13cおよび1
4c相互間の間隔を小さくする場合でも、吸着パッド1
3cおよび14c相互間が吸着してしまうことがないの
で、シール部3がミスなく安定的に検出される。
【0208】また、上記第1〜第15実施例において
は、載置プレート32aのピン32cにクランプ35を
係合させ、クランプ35を上昇させることに伴い載置プ
レート32aを回動させる構成としたが、これに限定さ
れるものではなく、例えば本発明の第16実施例を示す
図58のように構成しても良い。
【0209】この構成の場合、載置プレート32aとベ
ース26との間には圧縮コイルバネ32dが介在されて
おり、クランプ32bが下降すると、圧縮コイルバネ3
2dの弾性復帰力により載置プレート32aおよびクラ
ンプ32b間でシール部3が挟持される。また、クラン
プ32bが上昇すると、圧縮コイルバネ32dの弾性復
帰力により載置プレート32aおよびクランプ32b間
でシール部3が挟持されたまま、載置プレート32aが
回動する。そして、載置プレート32aがフレーム30
のピン30bに当接すると回動停止し、クランプ32b
のみが上昇するので、シール部3の挟持が解除される。
尚、符号32eは、圧縮コイルバネ32dの心棒を示し
ている。
【0210】また、上記第1〜第16実施例において
は、吸着パッド13cおよび14cのうち少なくとも一
方による吸着が解除されることに伴いシール部3を検出
したが、これに限定されるものではなく、例えば、連続
小袋体1のシール部3にレジマークを印刷し、このレジ
マークを光電センサにより読取る構成としたり、あるい
は、連続小袋体1を一対のローラにより挟持し、連続小
袋体1の厚さ方向に沿うローラの移動量を検出する構成
としても良い。
【0211】また、上記第1〜第16実施例において
は、シール部3の切断端部を下刃31aおよび上刃31
bから離間させるにあたって、載置プレート32aおよ
びクランプ32bを移動させたが、これに限定されるも
のではなく、例えば下刃31aおよび上刃31bを移動
させたり、下刃31aおよび上刃31bと載置プレート
32aおよびクランプ32bとの双方を異なる方向へ移
動させても良い。
【0212】また、上記第1〜第16実施例において
は、吸着ヘッド13の巻込み防止突部13eおよび吸着
ヘッド14の巻込み防止突部14eを吸着パッド13c
および14cから若干量突出させたが、これに限定され
るものではなく、例えば吸着パッド13cの吸着面およ
び吸着パッド14cの吸着面と略面一にしても良い。
【0213】また、上記第1〜第16実施例において
は、プッシュロッド39により小袋を容器中に投入する
構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば
プッシュロッド39およびプッシュヘッド38等を廃止
し、小袋を自然落下により容器中に投入する構成として
も良い。
【0214】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の被作業物の搬送装置は次の効果を奏する。請求項1記
載の手段によれば、駆動源と搬送手段との間を連結遮断
することに伴い被作業物の搬送量を制御した。このた
め、移動量計測手段や制御機器といった高価な電気的手
段が不要になるので、装置がコストダウンされる。ま
た、被作業物の所定位置が検出されたのを合図に、検出
手段の検出位置から作業装置の作業位置までの距離と被
作業物における被検出位置から被作業位置までの距離と
の和だけ搬送手段を移動させた。このため、被作業物の
被検出位置相互間のピッチにばらつきがあっても、被作
業物の検出位置から一定距離だけ離れた被作業位置を作
業装置の作業位置に確実に供給できる。これと共に、搬
送手段の移動量から搬送停止タイミングを得ているの
で、被作業物の搬送速度のばらつきに影響されず、作業
位置を確実に作業装置に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(小袋投入システ
ムの全体構成を示す正面図)
【図2】小袋投入システムの全体構成を示す上面図
【図3】モータの駆動力伝達機構(カム部分)を示す正
面図
【図4】モータの駆動力伝達機構を示す上面図
【図5】モータの駆動力伝達機構を示す側面図
【図6】シール部の切断機構および挟持機構を示す正面
【図7】作用説明用の図6相当図
【図8】作用説明用の図6相当図
【図9】チャックヘッドの搬送機構を破断して示す正面
【図10】作用説明用の図9相当図
【図11】作用説明用の図9相当図
【図12】チャックヘッドの搬送機構を示す上面図
【図13】チャックヘッドの搬送機構を示す正面図
【図14】チャック部分を拡大して示す縦断正面図
【図15】切断機構および挟持機構を矢印A方向側から
示す側面図
【図16】切断機構および挟持機構を反矢印A方向側か
ら示す側面図
【図17】電磁ソレノイド部分を示す上面図
【図18】作用説明用の図17相当図
【図19】吸着ヘッドと切断手段との配置関係を示す図
【図20】シール部の検出原理を示す図
【図21】吸着ヘッドの縦断正面図
【図22】継ぎ目検出機構の正面図
【図23】継ぎ目検出機構の側面図
【図24】継ぎ目検出機構の上面図
【図25】小袋投入システムの概略構成を示すブロック
【図26】小袋投入動作のタイムチャート
【図27】本発明の第2実施例を示す図(図25相当
図)
【図28】連続小袋体の搬送に伴って吸着パッドが上下
動する様子を示す図
【図29】本発明の第3実施例を示す図(図25相当
図)
【図30】本発明の第4実施例を示す図(図25相当
図)
【図31】本発明の第5実施例を示す図(図21相当
図)
【図32】本発明の第6実施例を示す図(図21相当
図)
【図33】本発明の第7実施例を示す図(図21相当
図)
【図34】本発明の第8実施例を示す図9相当図
【図35】図10相当図
【図36】第1の凹部と第2の凹部とが対向した状態を
示す図
【図37】図11相当図
【図38】本発明の第9実施例を示す図11相当図
【図39】図36相当図
【図40】図10相当図
【図41】本発明の第10実施例を示す図11相当図
【図42】図36相当図
【図43】図10相当図
【図44】本発明の第11実施例を示す図11相当図
【図45】図36相当図
【図46】図10相当図
【図47】本発明の第12実施例を示す図(搬送機構を
一部破断して示す正面図)
【図48】搬送機構を示す縦断側面図
【図49】解除体を示す図
【図50】搬送機構を示す側面図
【図51】搬送機構を示す上面図
【図52】捩じりコイルバネを除去した状態の図51相
当図
【図53】本発明の第13実施例を示す図47相当図
【図54】図48相当図
【図55】図49相当図
【図56】本発明の第14実施例を示す図(aは吸着パ
ッドの縦断面図、bは平面図)
【図57】本発明の第15実施例を示す図(両吸着ヘッ
ドの配置関係を示す縦断面図)
【図58】本発明の第16実施例を示す図(図7相当
図)
【図59】連続小袋体を示す斜視図
【図60】吸着パッドによる連続小袋体の吸着量が過大
になった状態を示す図
【図61】連続小袋体が吸着パッドを巻込んだ状態を示
す図
【図62】吸着パッドと連続小袋体との吸着が解除され
ない様子を示す図
【図63】従来の連続小袋体の切断装置の問題点を説明
するための図
【符号の説明】
1は連続小袋体(被作業物)、13cおよび14cは吸
着パッド(検出手段)、27はモータ(駆動源)、31
は切断手段(作業装置)、45はドライブシャフト(第
1の移動手段)、45bは第1の凹部、47はチャック
ヘッド(搬送手段)、47bはピン(連結手段)、47
hはピン(連結手段)、53a解除部(解除手段)、5
4は解除シャフト(第2の移動手段)、54bは第2の
凹部、70は拘束手段、70Aは第2の移動手段、71
は回転軸(第1の移動手段)、71aは第1の凹部、7
2は回転体(搬送手段)、72dはピン(連結手段)、
73bはピン(連結手段)、76は解除体(第2の移動
手段)、76aは解除部(解除手段)、76cは第2の
凹部、81は拘束手段示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 57/00 - 57/20 B65B 61/00 - 61/12 B65H 35/00 - 35/10 B41J 11/70 B26D 7/00 - 7/06 D06H 1/00 - 7/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業装置により被作業物に所定作業を施
    すにあたって、被作業物を作業装置に供給するものにお
    いて、 駆動源の駆動力により移動する第1の移動手段および第
    2の移動手段と、 被作業物を搬送するための搬送手段と、 前記搬送手段に前記第1の移動手段を連結することに伴
    い搬送手段を第1の移動手段と共に移動させる連結手段
    と、 前記被作業物の所定位置を検出する検出手段と、 この検出手段から検出信号が出力されることに伴い、前
    記第2の移動手段の移動を拘束する拘束手段と、 前記第2の移動手段に設けられ、前記搬送手段が前記被
    作業物を距離 「a+b」 (但し、a:前記検出手段の検出位置と前記作業装置の
    作業位置との間の距離 b:前記検出手段による被作業物の被検出位置と前記作
    業装置による被作業物の被作業位置との間の距離) だけ移動させるのに必要な前記連結手段の移動距離だ
    け、前記連結手段に対して移動方向前方に離間され、前
    記連結手段による前記第1の移動手段および前記搬送手
    段間の連結を解除するための解除手段を備え、 前記第2の移動手段の拘束時に、前記連結手段が、前記
    解除手段に対して前記移動距離だけ移動することに伴
    い、解除手段が連結手段を作動させるように構成されて
    いることを特徴とする被作業物の搬送装置。
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