JP2863121B2 - 連続小袋体の切断装置 - Google Patents

連続小袋体の切断装置

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JP2863121B2
JP2863121B2 JP7327661A JP32766195A JP2863121B2 JP 2863121 B2 JP2863121 B2 JP 2863121B2 JP 7327661 A JP7327661 A JP 7327661A JP 32766195 A JP32766195 A JP 32766195A JP 2863121 B2 JP2863121 B2 JP 2863121B2
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continuous
head
continuous pouch
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貞雄 野田
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SANKUSU KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B61/00Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on sheets, blanks, webs, binding material, containers or packages
    • B65B61/04Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on sheets, blanks, webs, binding material, containers or packages for severing webs, or for separating joined packages
    • B65B61/06Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on sheets, blanks, webs, binding material, containers or packages for severing webs, or for separating joined packages by cutting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収容部およびシー
ル部を交互に有する連続小袋体のシール部を切断するた
めの切断装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図37は連続小袋体1
を示す斜視図である。この連続小袋体1は収容部2およ
びシール部3を交互に有する帯状をなしており、各収容
部2にはカップ麺のかやく,スープ等が収容されてい
る。この連続小袋体1を複数の小袋に分離するにあたっ
ては、図41の(a)に示すように、連続小袋体1を矢
印A方向へ搬送しながらシール部3を検出し、この検出
信号に基づいてシール部3を切断手段4に供給すること
に伴い、切断手段4の下刃4aおよび上刃4b間でシー
ル部3を切断するようにしている。
【0003】従来より、連続小袋体1のシール部3を切
断手段4に供給するにあたっては、下記(1)および
(2)記載の構成が用いられている。尚、(1)記載の
構成は実開平6−10105号公報に開示されたもので
ある。また、(2)記載の構成は実公昭58−8647
号公報に開示されたものである。 (1)一対のローラにより連続小袋体1を挟み込み、該
ローラの回転に伴い連続小袋体1を送り出す。 (2)空気シリンダのピストンロッドに送り板を取付
け、ピストンロッドの突出に伴い収容部2とシール部3
との段差に送り板を係合させ、送り板により連続小袋体
1を押圧移動させる。
【0004】しかしながら、(1)および(2)の構成
では、切断手段4の反矢印A方向側にローラおよび空気
シリンダを配置し、連続小袋体1を矢印A方向側へ押出
して切断手段4に供給していた。このため、特に柔らか
い連続小袋体1を押出す場合には連続小袋体1が屈曲
し、実際の搬送量が設定量に対してずれることがあっ
た。このように、搬送量がずれると、連続小袋体1の収
容部2が誤って切断される虞れがある。
【0005】また、連続小袋体1は、蛇行状に折重ねら
れたり、あるいは、ロール状に巻回された状態で保管さ
れている。このため、シール部3を切断した後に連続小
袋体1を押出すと、図41の(b)に示すように、保管
時に丸い曲り癖がついたシール部3が切断手段4の下刃
4a(または上刃4b)に干渉し、連続小袋体1を円滑
に搬送できないことがあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、連続小袋体が搬送時に屈曲すること
を防止でき、しかも、保管時の曲り癖に影響されず連続
小袋体を確実に切断手段に供給することが可能な連続小
袋体の切断装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の連続小袋
体の切断装置は、収容部およびシール部を交互に有する
連続小袋体のシール部を切断する切断手段と、この切断
手段の一方側に設けられ、連続小袋体の切断端部を把持
する把持手段と、前記切断手段の一方側へ前記把持手段
を移動させることに伴い、把持手段により連続小袋体を
引張って新たなシール部を切断手段に供給する搬送手段
とを備えたところに特徴を有する。
【0008】上記手段によれば、切断手段が連続小袋体
のシール部を切断すると、まず、把持手段が切断手段の
一方側から切断端部を把持する。次に、搬送手段が把持
手段を切断手段の一方側へ移動させることに伴い、連続
小袋体を引張って新たなシール部を切断手段に供給す
る。このため、連続小袋体を押出すように搬送していた
従来とは異なり、連続小袋体が搬送時に屈曲することが
なくなる。これと共に、曲り癖がついた切断端部を把持
して引張ることができるので、切断端部が切断手段に干
渉することなく円滑に搬送される。
【0009】請求項2記載の連続小袋体の切断装置は、
切断時にシール部を挟持し且つ切断後にシール部の挟持
を解除する挟持手段が切断手段の近傍に設けられている
ところに特徴を有する。上記手段によれば、切断時に挟
持手段がシール部を挟持するので、連続小袋体が浮上が
ることなく確実に切断される。特に内容物が軽い場合や
薄い場合には、シール部の曲り癖に伴い連続小袋体が浮
上がることがあるが、この場合でも、曲り癖を押えて矯
正できるので、連続小袋体が確実にシール部から切断さ
れる。これと共に、切断後に挟持手段がシール部を解放
するので、搬送手段により連続小袋体が支障なく引張ら
れる。
【0010】請求項3記載の連続小袋体の切断装置は、
把持手段が連続小袋体の切断端部を把持した後に挟持手
段がシール部の挟持を解除するところに特徴を有する。
上記手段によれば、挟持手段により連続小袋体の切断端
部が固定された状態で把持手段が切断端部を把持するの
で、曲り癖に影響されず切断端部が確実に把持される。
【0011】請求項4記載の連続小袋体の切断装置は、
シール部が切断されると、挟持手段がシール部を挟持し
たまま切断手段に対して相対的に移動することに伴い切
断手段とシール部の切断端部とを離間させた後、シール
部の挟持を解除するところに特徴を有する。上記手段に
よれば、シール部が切断されると、挟持手段が切断手段
に対して相対的に移動し、切断手段とシール部の切断端
部との間に隙間が形成される。このため、把持手段が隙
間を通してシール部の切断端部を把持できるので、把持
手段と切断手段との干渉が防止される。
【0012】請求項5記載の連続小袋体の切断装置は、
挟持手段に、把持手段が挟持手段を通してシール部の切
断端部を把持するための切欠部が形成されているところ
に特徴を有する。上記手段によれば、把持手段が挟持手
段を通してシール部の切断端部を把持するので、把持手
段によるシール部の掴み代が多くなる。特に、連続小袋
体の切断端部が固定された状態で把持手段が切断端部を
把持する場合には、切断端部を把持し易くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図26に基づいて説明する。まず、図23におい
て、ベース11の下端部および中央部には取付部11a
および取付部11bが形成されており、両取付部11a
および11b間には、図22に示すように、2本のシャ
フト12aが固定されている。そして、両シャフト12
aにはプレート12bおよび12cが挿通されており、
プレート12bおよび12cは両シャフト12aに案内
されながら上下動する。
【0014】プレート12bおよび12cには吸着ヘッ
ド13および14がネジ止めされており、吸着ヘッド1
3はプレート12bと一体的に上下動し、吸着ヘッド1
4はプレート12cと一体的に上下動する。尚、符号1
3aおよび14aは、吸着ヘッド13および14を固定
するネジを示している。
【0015】吸着ヘッド13および14には、図21に
示すように、パッド収容部13bおよび14bが形成さ
れ、パッド収容部13bおよび14b内にはゴム製の吸
着パッド13cおよび14cが固定状態で収容されてい
る。これら吸着パッド13cおよび14cは、図22お
よび図23に示すように、対向配置されたものであり、
吸着ヘッド13および14と一体的に上下動する。
【0016】プレート12bおよび12cには、図22
に示すように、引張コイルバネ15が取付けられてお
り、この引張コイルバネ15は、プレート12bおよび
12cを介して吸着ヘッド13および14を矢印Bおよ
び矢印C方向へ付勢している。そして、吸着ヘッド13
および14間には、図20に示すように、連続小袋体1
が挟持されるようになっており、後述するように、連続
小袋体1は、吸着ヘッド13および14間に挟持された
まま矢印A方向へ搬送される。
【0017】ベース11の上側の取付部11bおよび下
側のプレート12bには、図22に示すように、引張コ
イルバネ16が取付けられている。この引張コイルバネ
16は、プレート12bおよび12c,吸着ヘッド13
および14,吸着パッド13cおよび14c,引張コイ
ルバネ15等の合計重量を支えるだけのバネ力を有する
ものであり、吸着パッド13cおよび14cが取付部1
1aおよび11b間の中央部に位置するように、プレー
ト12bを支えている。
【0018】ベース11には、図24に示すように、真
空発生装置17および18が固定されており、真空発生
装置17および18には吸気管19aおよび20aが接
続されている。また、ベース11には圧力スイッチ21
および22が固定されており、吸気管19aおよび20
aは、T字状の三方継手21aおよび22a(図23参
照)を介して圧力スイッチ21および22に接続されて
いる。
【0019】吸着ヘッド13および14には、図22に
示すように、吸気管19bおよび20bが接続され、こ
れら吸気管19bおよび20bは、図24の継手21a
および22aに接続されている。尚、図23の吸気管2
0cは、吸気管20bと継手22aとの間を接続するも
のであり、吸気管19bと継手21aとの間も同様の吸
気管19c(図25参照)により接続されている。ま
た、図25の符号19は吸気管19a〜19cからなる
吸気通路を示し、符号20は吸気管20a〜20cから
なる吸気通路を示している。
【0020】吸着ヘッド13および14内には、図21
に示すように、吸気路13dおよび14dが形成されて
おり、吸気管19bと吸着パッド13cとの間は吸気路
13dにより接続され、吸気管20bと吸着パッド14
cとの間は吸気路14dにより接続されている。従っ
て、図25において、真空発生装置17が作動すると、
吸気管19a〜19cから吸着パッド13cを通して空
気が吸引され、吸着パッド13cから連続小袋体1に吸
着力が作用する。また、真空発生装置18が作動する
と、吸気管20a〜20cから吸着パッド14cを通し
て空気が吸引され、吸着パッド14cから連続小袋体1
に吸着力が作用する。尚、図25の符号23は、真空発
生装置17および18からなる吸気装置を示している。
【0021】プレート12bおよび12cには、図22
に示すように、円筒状のストッパ24aおよび24bが
固定されている。これらストッパ24aおよび24b
は、圧縮コイルバネ15のバネ力により当接して吸着パ
ッド13cおよび14c間の接近を規制するものであ
り、図20に二点鎖線で示すように、吸着パッド13c
および14c間には、接近規制状態において、連続小袋
体1のシール部3の厚さ寸法より大きく、且つ、収容部
2の厚さ寸法より小さな隙間が形成されるようになって
いる。
【0022】従って、図20に実線で示すように、連続
小袋体1の収容部2が吸着パッド13cおよび14c間
に搬送されると、吸着パッド13cおよび14cにより
収容部2が吸着される。また、図20に二点鎖線で示す
ように、吸着パッド13cおよび14c間に連続小袋体
1のシール部3が搬送されると、吸着パッド13cおよ
び14cのうち少なくとも一方と連続小袋体1との吸着
が解除される。尚、図20には、上側の吸着パッド14
cがシール部3を吸着し、下側の吸着パッド13cがシ
ール部3から離間した状態を例示する。
【0023】図25の圧力スイッチ21は吸気管19a
〜19c内の圧力に応じてオンオフされるものであり、
吸着パッド13cが連続小袋体1を吸着して吸気管19
a〜19c内の負圧が大きくなるとオフされ、吸着パッ
ド13cと連続小袋体1との吸着が解除されて吸気管1
9a〜19c内の負圧が正圧側へ変化するとオンされ
る。同様に、圧力スイッチ22は、吸着パッド14cが
連続小袋体1を吸着して吸気管20a〜20c内の負圧
が大きくなるとオフされ、吸着パッド14cと連続小袋
体1との吸着が解除されて吸気管20a〜20c内の負
圧が正圧側へ変化するとオンされる。
【0024】吸着ヘッド13および14には、図21に
示すように、吸着パッド13cおよび14cの反矢印A
方向側に位置して巻込み防止突部13eおよび14eが
形成されている。これら各突部13eおよび14eは、
吸着パッド13cおよび14cの吸着面から若干量突出
するものであり、連続小袋体1を吸着パッド13cの吸
着面および吸着パッド14cの吸着面に案内する。
【0025】巻込み防止突部13eおよび14eにはR
部13fおよび14fが形成されている。これらR部1
3fおよび14fは、突部13eおよび14eの反矢印
A方向側に位置するものであり、連続小袋体1の収容部
2を吸着ヘッド13および14の隅部に引掛けることな
く、吸着パッド13cの吸着面および吸着パッド14c
の吸着面に案内する。
【0026】吸着ヘッド13および14には拡開防止壁
部13gおよび14gが設けられている。これら拡開防
止壁部13gおよび14gは、パッド収容部13bおよ
び14bの壁面からなるものであり、吸着パッド13c
および14cの外面から所定量だけ離間し、吸着パッド
13cおよび14cが当接することに伴い吸着パッド1
3cおよび14cの拡開を制限する。
【0027】圧力スイッチ21および22には、図25
に示すように、継ぎ目検出回路25が接続されている。
この継ぎ目検出回路25は論理回路から構成されたもの
であり、圧力スイッチ21および22の双方からオフ信
号が出力されると、例えばLoレベルの収容部検出信号
を出力し、圧力スイッチ21および22の少なくとも一
方がオンされると、Hiレベルの継ぎ目検出信号を出力
する。
【0028】図1のベース26はベース11を支持する
ものであり、ベース26にはモータ27が取付けられ、
図2に示すように、モータ27の回転軸にはプーリー2
8aが固定されている。また、ベース26にはプーリー
28bの回転軸が取付けられている。そして、プーリー
28aおよび28b間にはベルト28が張設されてお
り、モータ27が作動すると、モータ27の回転力がプ
ーリー28aおよびベルト28を介してプーリー28b
に伝達され、プーリー28bが回転するようになってい
る。
【0029】プーリー28bには回転軸28cが連結さ
れている。そして、この回転軸28cには、図5に示す
ように、10枚のカム29a〜29jが固定されてお
り、モータ27の作動に伴いプーリー28bが回転する
と、回転軸28cおよびカム29a〜29jが回転する
ようになっている。
【0030】ベース26には、図1に示すように、吸着
ヘッド13および14の矢印A方向側に位置してフレー
ム30が取付けられ、このフレーム30内には、図6に
示すように、下刃31aが固定されている。また、ベー
ス26にはブラケット26aが取付けられ、このブラケ
ット26aには載置プレート32aが回動可能に取付け
られている。このプレート32aは連続小袋体1を載置
するためのものであり、その回動端部(矢印A方向側端
部)が下刃31aに支持されることに伴い、矢印A方向
へ若干下降傾斜した状態に保持される。
【0031】フレーム30には、軸33aを介してレバ
ー33が回動可能に取付けられており、このレバー33
の先端部にはクランプヘッド33bが回動可能に取付け
られている。そして、このクランプヘッド33bには、
圧縮コイルバネ33cを介してL字状のクランプ32b
が上下動可能に取付けられている。また、フレーム30
には、軸34aを介してレバー34が回動可能に取付け
られている。そして、このレバー34には孔34bが形
成されており、レバー33の先端部はレバー34の孔3
4b内に係合されている。
【0032】レバー34には接触子34cおよび34d
が取付けられており、カム29gおよび29hの回転に
伴い、接触子34cおよび34dがカム29gのカム面
およびカム29hのカム面に沿って移動すると、レバー
34が軸34aを中心に回動し、この回動運動力が孔3
4bの内面を通してレバー33に伝達され、レバー33
が軸33aを中心に回動するようになっている。これに
より、図8から図6に示すように、クランプ32bが下
降し、クランプ32bと載置プレート32aとの間,ク
ランプ32bと下刃31aとの間で連続小袋体1のシー
ル部3が挟持されたり、図6から図7に示すように、ク
ランプ32bが上昇したりする。
【0033】尚、クランプ32bが連続小袋体1を強圧
すると、クランプ32bから圧縮コイルバネ33cに強
い押圧力が作用し、圧縮コイルバネ33cが収縮する。
すると、クランプ32bが上昇し、シール部3に作用す
る押圧力が低減される。これと共に、シール部3の厚さ
に拘らず、圧縮コイルバネ33cのバネ力によりシール
部3が確実に挟持される。また、図6の符号32は、載
置プレート32aおよびクランプ32bからなる挟持手
段を示している。
【0034】レバー33の先端部には、図6に示すよう
に、クランプ35(図16参照)が回動可能に取付けら
れており、このクランプ35は、レバー33の回動に伴
いクランプ32bと一体的に上下動する。また、載置プ
レート32aにはピン32cが取付けられており、図8
から図6に示すように、レバー33の回動に伴いクラン
プ32bおよび35が一体的に下降すると、クランプ3
5が載置プレート32aのピン32cに係合する。ま
た、図6から図7に示すように、レバー33の回動に伴
いクランプ32bおよび35が一体的に上昇すると、圧
縮コイルバネ33cのバネ力により載置プレート32a
とクランプ32bとの間で連続小袋体1が挟持されたま
ま、載置プレート32aの回動端部が上昇する。
【0035】フレーム30にはピン30aが固定され、
クランプ35の中央部には解除部35aが形成されてお
り、図7に示す状態からレバー33がさらに回動する
と、フレーム30のピン30aにクランプ35の解除部
35aが係合する。そして、クランプ35がレバー33
に対して回動し、図7から図8に示すように、クランプ
35と載置プレート32aのピン32cとの係合が解除
される。すると、載置プレート32aが自重により回動
し、下刃31aに支持された状態に復帰する。これによ
り、載置プレート32aがクランプ32bから離間し、
連続小袋体1の挟持が解除される。
【0036】フレーム30には、図6に示すように、上
刃31bが上下動可能に取付けられている。また、フレ
ーム30には、軸36aを介してレバー36が回動可能
に取付けられている。そして、このレバー36にはレバ
ー36bが回動可能に取付けられ、このレバー36bに
は上刃31bが回動可能に取付けられている。尚、図6
の符号31は下刃31aおよび上刃31bからなる切断
手段を示している。
【0037】レバー36には接触子36cおよび36d
が取付けられており、図4に示すように、接触子36c
および36dがカム29iのカム面およびカム29jの
カム面に沿って移動すると、レバー36が軸36aを中
心に回動する。すると、図8から図6に示すように、上
刃31bが下降し、上刃31bと下刃31aとの間で連
続小袋体1のシール部3が切断されたり、図6から図7
に示すように、上刃31bが上昇したりする。
【0038】ベース26には、図1に示すように、フレ
ーム30の矢印A方向側に位置してロッド37が固定さ
れている。このロッド37にはプッシュヘッド38が上
下動可能に装着され、このプッシュヘッド38には、圧
縮コイルバネ39aを介してプッシュロッド39が装着
されている。
【0039】図4のレバー40には接触子40aおよび
40bが取付けられており、接触子40aおよび40b
がカム29dのカム面およびカム29eのカム面に沿っ
て移動すると、図1において、プッシュヘッド38と一
体的にプッシュロッド39が上下動する。これにより、
連続小袋体1から分離された小袋がプッシュロッド39
により突落とされる。
【0040】尚、プッシュロッド39の下方にはベルト
コンベア(図示せず)が設けられている。そして、この
ベルトコンベアにはカップ麺の容器がセットされてお
り、プッシュロッド39により突落とされた小袋はベル
トコンベア上の容器中に投入される。
【0041】ベース26の前端部(反矢印A方向側端
部)には支持ヘッド41が固定されている。そして、こ
の支持ヘッド41には、図9に示すように、ラジアルベ
アリング41aを介してスプラインシャフト42の前端
部が装着されている。また、ベース26の後端部(矢印
A方向側端部)には支持ヘッド43が固定されている。
そして、この支持ヘッド43には、スプラインシャフト
42の後端部が挿入されており、スプラインシャフト4
2は、支持ヘッド41および43に対して回動可能にさ
れている。
【0042】スプラインシャフト42には、ベアリング
44aを介して支持ヘッド44が装着され、この支持ヘ
ッド44にはドライブシャフト45の前端部が固定され
ている。また、スプラインシャフト42には押戻しヘッ
ド46がスライド可能に挿入されており、ドライブシャ
フト45の後端部は押戻しヘッド46に固定されてい
る。従って、ドライブシャフト45は、支持ヘッド44
および押戻しヘッド46と一体的にスプラインシャフト
42に沿ってスライドする。
【0043】スプラインシャフト42およびドライブシ
ャフト45には、搬送手段に相当するチャックヘッド4
7がスライド可能に挿入されている。このチャックヘッ
ド47は、反矢印A方向へ向って拡がるテーパ状の収容
部47aを有するものであり、この収容部47a内には
円柱状のピン47bが収容されている。そして、チャッ
クヘッド47内には圧縮コイルバネ47cが収容されて
おり、この圧縮コイルバネ47cは、収容部47aの幅
狭側である矢印A方向に向ってピン47bを付勢し、収
容部47aの内面およびドライブシャフト45の外周面
に圧接させている。これにより、チャックヘッド47が
ドライブシャフト45に連結され、ドライブシャフト4
5と一体的にスライドするようになっている。
【0044】ベース26には、図5に示すように、軸4
8aを介してレバー48(図3参照)が回動可能に取付
けられており、レバー48の下端部は図9の支持ヘッド
44に回動可能に連結されている。そして、図5に示す
ように、レバー48には接触子48bおよび48cが取
付けられており、接触子48bおよび48cがカム29
bのカム面およびカム29cのカム面に沿って移動する
と、レバー48が軸48aを中心に回動するようになっ
ている。すると、レバー48の回動運動力が図9の支持
ヘッド44からドライブシャフト45に伝達され、ドラ
イブシャフト45が矢印A方向および反矢印A方向へス
ライドする。
【0045】チャックヘッド47には、図14に示すよ
うに、軸47dを介してチャック47eが回動可能に取
付けられている。このチャック47eは把持手段に相当
するものであり、図12に示すように、櫛歯爪状をなし
ている。そして、図14に示すように、チャック47e
とチャックヘッド47との間には引張コイルバネ47f
が取付けられており、チャック47eは、引張コイルバ
ネ47fのバネ力により実線で示すように回動した閉成
状態(連続小袋体1を把持する状態)に保持されてい
る。
【0046】クランプ32bには、図15および図16
に示すように、複数の切欠部32dが形成されている。
そして、図11に示すように、ドライブシャフト45が
反矢印A方向へ最大量スライドすると、チャックヘッド
47のチャック47eがクランプ32の切欠部32d相
互間に入り込むようになっている。尚、図15は、クラ
ンプ32b部分を矢印A方向側から示している。また、
図16は、クランプ32b部分を反矢印A方向側から示
している。
【0047】スプラインシャフト42には、図13に示
すように、レバー49が連結されており、このレバー4
9には、図5に示すように、レバー50(図3参照)が
回動可能に連結されている。そして、レバー50には接
触子50aが設けられており、この接触子50aがカム
29fのカム面に沿って移動すると、レバー50が回動
するようになっている。これにより、レバー49が上下
動し、図9のスプラインシャフト42が正逆方向へ回動
する。
【0048】チャックヘッド47には、図12に示すよ
うに、レバー51および52が回動可能に取付けられて
いる。そして、スプラインシャフト42が回動すると、
スプラインシャフト42の回動運動力がレバー51から
52に伝達され、レバー52が回動するようになってい
る。
【0049】ここで、レバー52が、図12に二点鎖線
で示すように回動してチャック47eを押圧すると、図
14に二点鎖線で示すように、圧縮コイルバネ47fの
バネ力に抗してチャック47eが回動し、チャック47
が開放状態(連続小袋体1の把持を解放する状態)にな
る。また、レバー52が、図12に実線で示すように回
動すると、チャック47eに対する押圧力が除去される
ため、図14に実線で示すように、圧縮コイルバネ47
fのバネ力によりチャック47eが閉成状態になる。
【0050】そして、ドライブシャフト45が反矢印A
方向へスライドしてチャック47eがクランプ32b内
に入込んだ状態で、チャック47eが開閉されることに
伴いシール部3の切断端部が把持される。また、チャッ
ク47eがシール部3の切断端部を把持した後、ドライ
ブシャフト45が矢印A方向へスライドすると、チャッ
ク47eに把持された連続小袋体1が矢印A方向へ搬送
され、吸着ヘッド13および14に収容部2およびシー
ル部3が交互に供給される。これにより、継ぎ目検出回
路25から継ぎ目検出信号が出力される。
【0051】ドライブシャフト45には、図9に示すよ
うに、解除ヘッド53が挿入されている。この解除ヘッ
ド53には解除シャフト54が固定され、この解除シャ
フト54は支持ヘッド44に挿入されている。そして、
ドライブシャフト45と解除ヘッド53との間,解除シ
ャフト54と支持ヘッド44との間には所定の摩擦力が
付与されている。このため、解除シャフト54に拘束力
が作用していない状態では解除シャフト54がドライブ
シャフト45と一体的にスライドすることになる。
【0052】ベース26には、図17に示すように、電
磁ソレノイドからなる電磁スイッチ55が固定されてい
る。この電磁スイッチ55は、図25に示すように、駆
動回路55aを介して継ぎ目検出回路25に接続された
ものであり、継ぎ目検出回路25から継ぎ目検出信号が
出力されると、駆動回路55aを介して電磁スイッチ5
5が通電され、図17から図18に示すように、電磁ス
イッチ55のプランジャ55bが圧縮コイルバネ55d
のバネ力に抗して矢印A方向へ引込むようになってい
る。尚、電磁スイッチ55が断電されると、圧縮コイル
バネ55dのバネ力によりプランジャ55bが反矢印A
方向へ突出する。
【0053】ベース26には、軸56aを介してレバー
56が回動可能に取付けられている。また、電磁スイッ
チ55のプランジャ55bには圧縮コイルバネ55cが
嵌合されており、レバー56の先端部は圧縮コイルバネ
55cに連結されている。そして、レバー56にはピン
56bが設けられ、ベース26には拘束部材26aが設
けられており、図18に示すように、プランジャ55b
が矢印A方向へ引込むと、レバー56が軸56aを中心
に回動し、ピン56bと拘束部材26aとの間隔が狭ま
るようになっている。これにより、解除シャフト54が
拘束部材26aおよびピン56bに圧接し、解除シャフ
ト54のスライドが拘束される。
【0054】解除ヘッド53には、図9に示すように、
突状の解除部53aが形成されている。そして、継ぎ目
検出信号の出力に伴い解除シャフト54のスライドが拘
束されると、ドライブシャフト45と一体的にチャック
ヘッド47が矢印A方向へスライドし、図10に示すよ
うに、チャックヘッド47の収容部47a内に解除ヘッ
ド53の解除部53aが侵入する。すると、解除部53
aが反矢印A方向へチャックヘッド47のピン47bを
押圧移動させるので、ピン47bが収容部47aの内面
およびドライブシャフト45の外周面から離間し、ドラ
イブシャフト45とチャックヘッド47との連結が解除
され、連続小袋体1の搬送動作が停止する。
【0055】尚、ドライブシャフト45の移動量は、連
続小袋体1の搬送量より大きく設定されている。従っ
て、ドライブシャフト45は、解除シャフト54および
チャックヘッド47のスライドが拘束された後にも矢印
A方向へスライドする。
【0056】図19は、吸着ヘッド13および14,下
刃31aおよび上刃31bの配置関係を示すものであ
る。ここで、aは上刃31b(下刃31a)と吸着ヘッ
ド14(13)との間隔、bは収容部2およびシール部
3間の境界(吸着パッド13cおよび14cによる検出
位置)とシール部3の中央部(下刃31aおよび上刃3
1bによる切断位置)との間隔であり、図11に示すよ
うに、解除部53aの先端部とチャックヘッド47のピ
ン47bとの間には、幅寸法(a+b)の隙間が形成さ
れている。
【0057】従って、図19に示すように、収容部2お
よびシール部3間の境界が吸着ヘッド13および14に
供給されることに伴い継ぎ目検出信号が出力され、電磁
スイッチ55が作動して解除シャフト54が拘束された
後、ドライブシャフト45およびチャックヘッド47が
矢印A方向へ距離(a+b)だけスライドすると、図1
0に示すように、解除ヘッド53の解除部53aがチャ
ックヘッド47のピン47bを押圧し、ドライブシャフ
ト45およびチャックヘッド47e間の連結が解除され
る。これにより、連続小袋体1の搬送が停止し、シール
部3の中央部が下刃31aおよび上刃31bに供給され
る。
【0058】電磁スイッチ55の駆動回路55aは、ド
ライブシャフト45が矢印A方向へ最大量移動して最大
送り位置へ到達した後、反矢印A方向へ移動開始する
と、電磁スイッチ55を断電するように構成されてい
る。すると、図18から図17に示すように、圧縮コイ
ルバネ55dのバネ力によりプランジャ55bが、反矢
印A方向へ突出し、レバー56が軸56aを中心に回動
する。これにより、ベース26の拘束部材26aとピン
56bとの間隔が拡がり、ピン56bによる解除シャフ
ト54の拘束が解除される。
【0059】押戻しヘッド46には反矢印A方向へ延び
る押戻しロッド46aが取付けられている。そして、解
除シャフト54の拘束が解除された状態でドライブシャ
フト45が反矢印A方向へスライドすると、図10に示
す状態から、ドライブシャフト45とチャックヘッド4
7および解除ヘッド53との間に若干の滑りが生じるこ
とに伴い、押戻しロッド46aおよびチャックヘッド4
7が当接した状態で、押戻しヘッド46,チャックヘッ
ド47,解除ヘッド53,解除シャフト54が反矢印A
方向へ一体的にスライドするようになっている。
【0060】支持ヘッド41には搬送量調節部材57が
取付けられている。この搬送量調節部材57は、操作部
57aおよびストッパ部57bを有するものであり、ド
ライブシャフト45および解除シャフト54が反矢印A
方向へスライドすると、解除シャフト54がストッパ部
57aに当接し、解除シャフト54の移動が規制され
る。
【0061】これにより、ドライブシャフト45が解除
シャフト54に対して反矢印A方向へスライドし、図1
1に示すように、チャックヘッド47の収容部47aか
ら解除ヘッド53の解除部53aが外れる。すると、チ
ャックヘッド47のピン47bが圧縮コイルバネ47c
のバネ力により矢印A方向へ突出し、収容部47aの内
面およびドライブシャフト45の外周面に圧接するの
で、チャックヘッド47のピン47bが解除部53aの
先端部から距離(a+b)だけ離間し、且つ、チャック
47eがクランプ32b内に入り込む。
【0062】尚、チャックヘッド47の移動距離(a+
b)を調節するには、搬送量調節部材57の操作部57
aを回動操作し、ストッパ部57bの突出量を調節すれ
ば良い。また、押戻しロッド46aの長さ寸法は、チャ
ックヘッド47と解除ヘッド53との離間距離(a+
b)より長く設定されている。
【0063】ベース26には、図1に示すように、タイ
ミングセンサ58が取付けられている。このタイミング
センサ58は、図5に示すカム29aのカム面に近接配
置されたものであり、ドライブシャフト45の矢印A方
向への送り動作に無関係な部分(カム29aのカム面の
凸部)を検出して検出信号を出力する。そして、タイミ
ングセンサ58は、電磁スイッチ55の駆動回路55a
に接続されており、駆動回路55aは、タイミングセン
サ58からの検出信号を受けている間は電磁スイッチ5
5の駆動を禁止する。
【0064】図26は一連の小袋投入動作のタイムチャ
ートであり、以後、図26を主体に上記構成の作用につ
いて説明する。モータ27の作動に伴いカム29a〜2
9jが回転すると、上刃31b,クランプ32bおよび
35が下降する。そして、モータ27の位相角が10°
に達すると、クランプ32bおよび35が下死点まで移
動し、クランプ35が載置プレート32aのピン32c
に係合する。これと共に、クランプ32bと載置プレー
ト32aとの間で連続小袋体1のシール部3が挟持され
る。この後、位相角が20°に達すると、チャック47
eが閉成状態から開放状態へ向い、位相角が30°に達
すると、プッシュロッド39が上死点から下降する。
【0065】位相角が40°に達すると、上刃31bが
下死点まで移動し、載置プレート32aおよびクランプ
32b間に挟持された連続小袋体1のシール部3が上刃
31bと下刃31aとの間で切断され、位相角が55°
に達すると、チャック47eが開放される。尚、上刃3
1bは、位相角40°で下死点まで移動した後、位相角
45°で上昇開始し、位相角100°で上死点に達す
る。
【0066】位相角が60°に達すると、プッシュロッ
ド39が下死点まで移動し、連続小袋体1から分離され
た小袋が突落され、下方の容器中に投入される。これと
共に、クランプ32bおよび35が上昇開始し、クラン
プ32bおよび載置プレート32a間でシール部3の切
断端部が挟持されたまま、載置プレート32aの先端部
が上昇傾斜するので、シール部3の切断端部と下刃31
aとの間、シール部3の切断端部と上刃31bとの間に
隙間が形成される。
【0067】尚、プッシュロッド39は、下死点まで移
動した後、位相角65°で上昇開始し、位相角105°
で上死点に達する。また、クランプ32bおよび35の
上昇動作は、位相角が80°で一旦停止する。
【0068】また、位相角が60°に達すると、最大送
り位置にあるドライブシャフト45が反矢印A方向へス
ライド開始する。すると、駆動回路55aが電磁スイッ
チ55を断電するので、解除シャフト54の拘束が解除
され、押戻しヘッド46の押戻しロッド46aがチャッ
クヘッド47に当接したまま、解除ヘッド53,解除シ
ャフト54,チャックヘッド47が反矢印A方向へ移動
する。
【0069】そして、解除シャフト54が搬送量調節部
材57のストッパ部57bに当接することに伴い解除シ
ャフト54の移動が規制され、ドライブシャフト45が
解除シャフト54に対してスライドするので、解除ヘッ
ド53の解除部53aがチャックヘッド47の収容部4
7aから外れる。これにより、チャックヘッド47がド
ライブシャフト45に連結される。この後、位相角が1
30°に達するとドライブシャフト45が最大戻り位置
まで移動し、チャックヘッド47のピン47bが解除部
53aの先端部から距離(a+b)だけ離間する。
【0070】また、位相角が130°に達し、ドライブ
シャフト45が最大戻り位置まで移動すると、シール部
3の切断端部と下刃31aとの間の隙間,シール部3の
切断端部と上刃31bとの間の隙間を通してチャックヘ
ッド47のチャック47eがクランプ32bの切欠部3
2d内に入り込み、クランプ32bの反矢印A方向側へ
突出する。これと共に、チャック47eが開放状態から
閉成状態へ向う。
【0071】この後、位相角が155°に達すると、一
旦停止していたクランプ32bおよび35が上昇開始
し、クランプ35と載置プレート32aのピン32cと
の係合が解除される。すると、載置プレート32aが自
重により回動し、載置プレート32aがクランプ32b
から離間するので、クランプ32bによる連続小袋体1
の挟持が解除される。これと共に、連続小袋体1の挟持
が解除される直前において、チャック47eが閉成状態
になって連続小袋体1の切断端部を把持する。尚、クラ
ンプ32bおよび35は、位相角155°で上昇開始し
た後、位相角170°で上死点に到達する。
【0072】位相角が170°に達すると、ドライブシ
ャフト45が矢印A方向へ向ってスライド開始する。す
ると、チャックヘッド47,解除ヘッド53,解除シャ
フト54がドライブシャフト45と一体的に移動し、チ
ャックヘッド47のチャック47eに把持された連続小
袋体1が矢印A方向へ搬送される。
【0073】連続小袋体1が矢印A方向へ搬送され、連
続小袋体1のシール部3が吸着パッド13および14に
供給されると、吸着パッド13および14のうち少なく
とも一方と連続小袋体1との吸着が解除され、吸気通路
19および20内の負圧のうち少なくとも一方が正圧側
へ変化する。すると、圧力スイッチ21および22のう
ち少なくとも一方がオンされるので、継ぎ目検出回路2
5からシール部検出信号が出力される。
【0074】継ぎ目検出回路25からシール部検出信号
が出力されると、駆動回路55aを介して電磁スイッチ
55が通電され、電磁ソレノイド55のプランジャ55
bが矢印A方向へ引込む。すると、レバー56の回動に
伴いレバー56のピン56bが解除シャフト54に圧接
するので、解除シャフト54のスライドが拘束され、ド
ライブシャフト45が引続き解除ヘッド53および解除
シャフト54に対して矢印A方向へスライドする。
【0075】ドライブシャフト45が解除ヘッド53お
よび解除シャフト54に対してスライドすると、解除ヘ
ッド53の解除部53aがチャックヘッド47の収容部
47a内に侵入し、チャックヘッド47のピン47bを
反矢印A方向へ押圧移動させる。すると、ピン47bが
ドライブシャフト45の外周面および収容部47aの内
面から離間するので、チャックヘッド47とドライブシ
ャフト45との係合が解除され、チャックヘッド47が
移動停止する。これにより、連続小袋体1の搬送動作が
停止し、シール部3が下刃31aと上刃31bとの間に
供給される。尚、図26の定寸送り量は、チャックヘッ
ド47の移動量(a+b)に相当するものである。
【0076】この後、位相角が340°に達すると、ク
ランプ32bおよび35が上死点から下降する。そし
て、位相角が360°に達すると、ドライブシャフト4
5が最大送り位置まで移動して1サイクルが終了した
後、上記一連の動作が繰返される。尚、プッシュロッド
39の下方にあるベルトコンベアとプッシュロッド39
の下降動作との同期を取り、小袋を容器中に確実に投入
するために、ドライブシャフト45が最大送り位置まで
移動すると、モータ27が一旦断電された後に再度通電
されるようになっている。
【0077】上記実施例によれば、下刃31aおよび上
刃31bの矢印A方向側にチャック47eを設け、チャ
ックヘッド47によりチャック47eを矢印A方向へ移
動させることに伴い、連続小袋体1を引張って新たなシ
ール部3を下刃31aおよび上刃31bに供給した。こ
のため、曲り癖がついたシール部3の切断端部を把持し
て引張ることができるので、シール部3の切断端部が下
刃31aまたは上刃31bに干渉することが防止され
る。これと共に、連続小袋体1が搬送時に屈曲すること
が防止されるので、総じて、連続小袋体1を設定量通り
搬送して確実に下刃31aおよび上刃31bに供給する
ことができる。
【0078】また、シール部3を切断するにあたって、
載置プレート32aおよびクランプ32bによりシール
部3を挟持した。このため、シール部3が浮上がること
なく確実に切断される。特に内容物が軽い場合や薄い場
合には、シール部3の曲り癖に伴い連続小袋体1が浮上
がり、連続小袋体1が位置ずれしてしまうことがあるた
め、従来では切断位置がシール部3からずれてしまうこ
とがあった。
【0079】これに対して本実施例ではシール部3を挟
持した。このため、曲り癖を押さえて矯正できるので、
連続小袋体1が確実にシール部3から切断される。これ
と共に、シール部3を切断して連続小袋体1を搬送する
にあたって、載置プレート32aおよびクランプ32b
によりシール部3を開放した。このため、連続小袋体1
を支障なく搬送することができる。
【0080】また、載置プレート32aおよびクランプ
32b間でシール部3の切断端部を固定した状態でチャ
ック47eがシール部3の切断端部を把持した。このた
め、曲り癖に影響されず切断端部が確実に把持されるの
で、連続小袋体1の搬送が確実に行われる。
【0081】また、載置プレート32aおよびクランプ
32bを移動させることに伴い、下刃31aとシール部
3の切断端部との間,上刃31bとシール部3の切断端
部との間に隙間を形成した。このため、この隙間を通し
てチャック47eがシール部3の切断端部を把持できる
ので、チャック47eが下刃31aおよび上刃31bに
干渉することが防止される。
【0082】また、チャック47eがクランプ32bを
通してシール部3の切断端部を把持する構成とした。こ
のため、チャック47eによる切断端部の掴み代が多く
なるので、チャック47eの移動に伴い連続小袋体1が
チャック47eから外れてしまうことが防止される。こ
れと共に、連続小袋体1の切断端部をクランプした状態
で把持する場合でも、切断端部が確実に把持される。ま
た、櫛歯爪状のチャック47eを用いたので、連続小袋
体1の表面に油等が付着していても、連続小袋体1を滑
ることなく確実に引張ることができる。
【0083】ところで、連続小袋体1のシール部3を検
出するにあたっては、下記(1)および(2)に示す構
成が用いられていた。 (1)移動可能な一対のローラで連続小袋体1を挟み込
み、連続小袋体1の厚さ方向に沿うローラの移動量から
シール部3を検出する。 (2)シール部3に印刷されたレジマークを光電センサ
により読取る。
【0084】しかしながら、収容部2とシール部3との
間の段差が不明確な連続小袋体1の場合、(1)の装置
ではローラの移動量が極端に小さくなり、シール部3を
正確に判別できない。これと共に、(1)の装置の場
合、かやく等の内容物が押圧されて割れる虞れがある。
また、(2)の装置では、予めレジマークを印刷する手
間が必要になる。これと共に、連続小袋体1に印刷され
ている文字等がレジマークと誤判別されたり、あるい
は、レジマークと連続小袋体1との間に色の差がなく、
レジマークが検出されない虞れがある。
【0085】これに対して上記実施例では、圧力スイッ
チ21および22からの出力信号に基づいて吸着パッド
13cおよび14cによる連続小袋体1の吸着状態を判
別することに伴い、シール部3を検出した。このため、
(2)の構成とは異なり、予めレジマークを印刷する手
間が廃止される。これと共に、連続小袋体1に印刷され
ている文字等がレジマークと誤判別されたり、レジマー
クが検出されない不具合がなくなる。しかも、(1)の
構成とは異なり、収容部2とシール部3との段差が不明
確な場合でもシール部3を正確に判別できる。これと共
に、かやく等の内容物が押圧されて割れる不具合が解消
され、総じてシール部3が確実に検出される。
【0086】また、真空発生装置17および吸気通路1
9を用いて吸着パッド13cから連続小袋体1に吸着力
を作用させ、真空発生装置18および吸気通路20を用
いて吸着パッド14cから連続小袋体1に吸着力を作用
させた。このため、吸気通路19および20を短縮でき
るので、応答性が速くなり、その結果、継ぎ目検出動作
が高速化される。
【0087】また、吸着ヘッド13および14を上下動
可能に設け、引張コイルバネ15により接近する方向へ
付勢した。このため、連続小袋体1が引張コイルバネ1
5のバネ力に抗して吸着パッド13cおよび14cを押
圧することに伴い、吸着パッド13cおよび14cが連
続小袋体1の形状に追従して上下動するので、シール部
3がミスなく安定的に検出される。
【0088】また、吸着ヘッド13および14を引張コ
イルバネ16により吊持した。このため、搬送中に連続
小袋体1が上下動したり、搬送機構の誤差により連続小
袋体1の搬送位置が上下方向へずれても、引張コイルバ
ネ16が伸縮して上下動を吸収するので、この点からも
シール部3がミスなく安定的に検出される。
【0089】また、ストッパ24aおよび24bにより
吸着パッド13cおよび14cの接近を規制し、接近規
制状態において、シール部3の厚さ寸法より大きな隙間
を吸着パッド13cおよび14c間に形成した。このた
め、シール部3が吸着パッド13cおよび14cに供給
されると、吸着パッド13cおよび14cのうち少なく
とも一方が連続小袋体1から確実に離間するので、この
点からもシール部3がミスなく安定的に検出される。
【0090】また、吸着ヘッド13および14の巻込み
防止突部13eおよび14eにより、連続小袋体1を吸
着パッド13cの吸着面および吸着パッド14cの吸着
面に案内した。このため、図39に示すように、連続小
袋体1が吸着パッド13cおよび14cを巻込むことを
防止できるので、この点からもシール部3がミスなく安
定的に検出される。
【0091】また、吸着パッド13cおよび14cを拡
開防止壁部13gおよび14gに当接させることに伴
い、吸着パッド13cおよび14cの拡開を制限した。
このため、図38に示すように、吸着パッド13cおよ
び14cのうち一方による吸着量が過大になり、他方が
連続小袋体1から大きく離間してしまうことを防止でき
るので、この点からもシール部3がミスなく安定的に検
出される。
【0092】ところで、連続小袋体1の搬送量を制御し
てシール部3を下刃31aおよび上刃31bに供給する
にあたっては、連続小袋体1を搬送するための送りロー
ラにパルス発信器を接続し、この送りローラの回転に伴
いパルス発信器を駆動して連続小袋体1の搬送量を検出
し、シール部3の検出信号を合図にパルス発信器から一
定パルスが出力された時点で送りローラのモータを停止
させることが行われている。しかしながら、この装置で
は、パルス発信器といった移動量計測手段に加え、パル
ス発信器からの出力信号に基づいてモータを制御するマ
イクロコンピュータあるいはシーケンサといった制御機
器が必要になるため、装置がコスト高になる。
【0093】これに対して上記実施例は、テーパ状の収
容部47a,圧縮コイルバネ47c,ピン47bといっ
た機械的手段により、ドライブシャフト45とチャック
ヘッド47との連結を解除することに伴い連続小袋体1
の搬送量を制御した。このため、移動量計測手段や制御
機器といった高価な電気的手段が不要になり、その結
果、装置がコストダウンされる。
【0094】また、継ぎ目検出信号の出力に伴い距離
「(a+b)」(切断手段31からシール部3の境界に
至る寸法+シール部3の境界から中央部に至る寸法)だ
けチャックヘッド47を移動させた後、チャックヘッド
47とドライブシャフト45との連結を解除し、連続小
袋体1の搬送動作を停止させた。このため、収容部2の
矢印A方向に沿う長さ寸法にばらつきがあっても、シー
ル部3の被作業位置(シール部3の境界から距離bだけ
離れた一定位置)を下刃31aおよび上刃31bに確実
に供給できる。これと共に、チャックヘッド47の移動
量から連続小袋体1の搬送停止タイミングを決定してい
るので、モータ27の回転むら等による連続小袋体1の
搬送速度のばらつきに影響されず、シール部3の中央部
を確実に下刃31aおよび上刃31bに供給できる。
【0095】また、搬送量調節部材57によりチャック
ヘッド47の初期位置(搬送量)を調節できるので、例
えば、連続小袋体1の種類が変わって収容部2およびシ
ール部3の長さ寸法が変化した場合や装置に製造上の誤
差がある場合でも、寸法変化や誤差を補正してシール部
3の中央部を下刃31aおよび上刃31bに確実に供給
できる。これと共に、小袋投入動作中でも容易に連続小
袋体1の搬送量を調節できるので、作業を中断して搬送
量を調節する必要がなくなる。
【0096】また、ドライブシャフト45を反矢印A方
向へスライドさせるにあたって、チャックヘッド47を
押戻しロッド46aに当接させた。このため、チャック
ヘッド47の戻りタイミングが遅くなるので、プッシュ
ロッド39にチャックヘッド47が干渉して小袋の突落
し動作に支障を来すことが防止される。
【0097】また、吸着パッド13cおよび14cを用
いた接触式の継ぎ目(シール部)検出手段およびチャッ
ク47eを用いた引出し式の搬送手段を組合わせたの
で、継ぎ目検出手段と下刃31aおよび上刃31bとの
間に、ローラ等の搬送手段を設ける必要がなくなる。こ
のため、吸着パッド13cおよび14cを下刃31aお
よび上刃31bの間近に配置できるので、装置が小形化
される。
【0098】次に本発明の第2実施例を図27および図
28に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図27
において、吸着ヘッド13および14内には吸着パッド
13cおよび14cが上下動可能に収容されている。
【0099】継ぎ目検出回路25には、駆動回路59a
および60aを介して電磁ソレノイド59bおよび60
bが接続され、電磁ソレノイド59bおよび60bに
は、クランク機構59cおよび60cを介して吸着パッ
ド13cおよび14cが接続されている。尚、符号59
は駆動回路59a,電磁ソレノイド59b,クランク機
構59cからなる移動手段を示している。また、符号6
0は駆動回路60a,電磁ソレノイド60b,クランク
機構60cからなる移動手段を示している。
【0100】上記実施例によれば、吸着パッド13cお
よび14cが収容部2を吸着すると、継ぎ目検出回路2
5から収容部検出信号が出力される。すると、駆動回路
59aおよび60aが電磁ソレノイド59bおよび60
bを励磁させる。すると、クランク機構59cおよび6
0cが作動し、図28に示すように、吸着パッド13c
および14cが連続小袋体1を吸着したまま、連続小袋
体1から遠ざかった離間位置へ移動する。
【0101】従って、吸着パッド13cおよび14cが
連続小袋体1から遠ざかったまま、シール部3が吸着パ
ッド13cおよび14cに供給される。このため、図4
0に示すように、吸着パッド13cおよび14cが連続
小袋体1を吸着したままの状態になることが防止され、
図28に示すように、吸着パッド13cおよび14cに
よる連続小袋体1の吸着が確実に解除される。
【0102】吸着パッド13cおよび14cによる連続
小袋体1の吸着が解除されると、継ぎ目検出回路25か
ら継ぎ目検出信号が出力される。すると、駆動回路59
aおよび60aが電磁ソレノイド59bおよび60bを
釈放するので、クランク機構59cおよび60cが作動
し、連続小袋体1に接近した接近位置へ吸着パッド13
cおよび14cが移動する。従って、吸着パッド13c
および14cにより次の収容部2が確実に吸着されるの
で、総じて、シール部3がミスなく安定的に検出され
る。
【0103】尚、上記第2実施例においては、電磁ソレ
ノイド59bおよび60bを主体とする移動手段59お
よび60により吸着パッド13cおよび14cを上下動
させたが、これに限定されるものではなく、例えばモー
タを主体とした移動手段,シリンダを主体とした移動手
段,磁石を主体とした移動手段により吸着パッド13c
および14cを上下動させても良い。
【0104】また、上記第2実施例においては、吸着パ
ッド13cおよび14cの双方を吸着ヘッド13および
14に対して移動させたが、吸着パッド13cまたは1
4cを吸着ヘッド13または14に対して移動させても
良い。
【0105】また、上記第1および第2実施例において
は、吸気通路19および20内の圧力レベルに応じてオ
ンオフされる圧力スイッチ21および22を設けたが、
これに限定されるものではなく、例えば、吸気通路19
および20内の圧力値を検出してアナログ信号を出力す
る圧力センサを設けても良い。この場合、各圧力センサ
からの出力信号を基準値と比較することに基づいて、吸
気通路19および20内の負圧が正圧側へ変化したこと
を検出すると良い。
【0106】次に本発明の第3実施例を図29に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。
【0107】真空発生装置17は真空発生装置18より
吸引力が小さく設定されており、下側の吸着パッド13
cによる吸着力は上側の吸着パッド14cによる吸着力
より小さくなっている。従って、連続小袋体1は、吸着
パッド14cに常時吸着されながら搬送される。また、
吸気通路20に対応する圧力スイッチ22は廃止されて
おり、継ぎ目検出回路61は圧力スイッチ21からの出
力信号に基づいてシール部3を判別する。
【0108】上記実施例によれば、連続小袋体1の収容
部2が吸着パッド13cおよび14cに供給されると、
吸着パッド13cが収容部2を吸着する。すると、吸気
通路19内の負圧が大きくなり、圧力スイッチ21がオ
フされるので、継ぎ目検出回路61から収容部検出信号
が出力される。
【0109】また、連続小袋体1のシール部3が吸着パ
ッド13cおよび14cに供給されると、下側の吸着パ
ッド13cと連続小袋体1との吸着が解除される。する
と、吸気経路19内の負圧が正圧側へ変化し、圧力スイ
ッチ21がオンされるので、継ぎ目検出回路61からシ
ール部検出信号が出力される。従って、圧力スイッチ2
2が廃止されると共に、継ぎ目検出回路61の回路構成
が簡略化されるので、装置がコストダウンされる。
【0110】尚、上記第3実施例においては、吸着パッ
ド13cの吸着力を吸着パッド14cの吸着力より小さ
くするにあたって、異なる吸引力を有する真空発生装置
17および18を用いたが、これに限定されるものでは
なく、例えば吸着パッド13cの吸着面積を吸着パッド
14cの吸着面積より小さくしたり、あるいは、吸着パ
ッド13cに対応する吸気通路19の通気抵抗を吸着パ
ッド14cに対応する吸気通路20の通気抵抗より大き
くしても良い。
【0111】特に、吸着パッド13cおよび14cの吸
着面積を相違させる場合、1つの真空発生装置から共通
の吸気通路を通して吸着パッド13cおよび14cに吸
着力を作用させるようにすれば、装置が一層コストダウ
ンされる。
【0112】また、上記第3実施例においては、吸着パ
ッド13cの吸着力を吸着パッド14cの吸着力より小
さくしたが、これに限定されるものではなく、吸着パッ
ド14cの吸着力を吸着パッド13cの吸着力より小さ
くしても良い。
【0113】また、上記第3実施例においては、吸気通
路19内の圧力レベルに応じてオンオフされる圧力スイ
ッチ21を設けたが、これに限定されるものではなく、
例えば、吸気通路19内の圧力値を検出してアナログ信
号を出力する圧力センサを設けても良い。この場合、圧
力センサからの出力信号を基準値と比較することに基づ
いて、吸気通路19内の負圧が正圧側へ変化したことを
検出すると良い。
【0114】また、上記第3実施例においては、吸着パ
ッド13cおよび14cの吸着力を相違させる構成を第
1実施例に適用したが、これに限定されるものではな
く、例えば上記第2実施例に適用しても良い。
【0115】次に本発明の第4実施例を図30に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。ベース11には真空発生装置
62が固定され、真空発生装置62には吸気管63aが
接続されている。
【0116】吸着ヘッド13の排気路13dおよび吸着
ヘッド14の排気路14dには吸気管63bおよび63
cが接続されている。そして、吸気管63bおよび63
cは吸気管63aに接続されており、真空発生装置62
が作動すると、吸気管63aから吸気管63bを通して
吸着パッド13c内の空気が吸引され、吸気管63aか
ら吸気管63cを通して吸着パッド14c内の空気が吸
引される。
【0117】吸気管63aには圧力スイッチ64が介挿
されている。この圧力スイッチ64は、吸気管63a内
の負圧が大きくなるとオフし、吸気管63a内の負圧が
正圧側へ変化するとオンするものであり、継ぎ目検出回
路65に接続されている。
【0118】上記実施例によれば、連続小袋体1の収容
部2が吸着パッド13cおよび14cに供給されると、
吸着パッド13cおよび14cが収容部2を吸着する。
すると、吸気管63a内の負圧が大きくなるので、圧力
スイッチ64がオフされ、継ぎ目検出回路65から収容
部検出信号が出力される。
【0119】また、シール部3が吸着パッド13cおよ
び14cに供給されると、吸着パッド13cおよび14
cのうち少なくとも一方による吸着が解除される。する
と、吸気管63a内の負圧が正圧側へ変化するので、圧
力スイッチ64がオンされ、継ぎ目検出回路65から継
ぎ目検出信号が出力される。従って、1つの圧力スイッ
チ64で対応できると共に、継ぎ目検出回路65の回路
構成が簡略化されるので、装置がコストダウンされる。
【0120】尚、上記第4実施例においては、吸着パッ
ド13cおよび14cを吸着ヘッド13および14に固
定したが、これに限定されるものではなく、例えば、第
3実施例のように、電磁ソレノイドやモータやシリンダ
や磁石等を主体とした移動手段により、吸着パッド13
cおよび14cの少なくとも一方を吸着ヘッド13およ
び14に対して上下動させても良い。
【0121】次に本発明の第5実施例を図31に基づい
て説明する。尚、上記第4実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。
【0122】吸着ヘッド14のパッド収容部14b内に
は、吸着パッド14cが上下動可能に収容されている。
また、吸着パッド14cの上面とパッド収容部14bの
上壁との間には圧縮コイルバネ66が介在されており、
この圧縮コイルバネ66は、吸着パッド14cを連続小
袋体1側(下方)へ付勢している。そして、パッド収容
部14b内にはリング状のストッパ67が固定されてお
り、吸着パッド14cは、ストッパ67に当接すること
に伴い連続小袋体1に接近した(下方へ移動した)接近
位置に位置決めされる。
【0123】尚、図31に括弧書きしたように、吸着ヘ
ッド13のパッド収容部13b内には上下動可能に吸着
パッド13cが収容されており、この吸着パッド13c
は圧縮コイルバネ66により連続小袋体1側(上方)へ
付勢され、ストッパ67に当接することに伴い連続小袋
体1に接近した(上方へ移動した)接近位置に位置決め
される。
【0124】吸着ヘッド14および13の隅部には面取
り部14hおよび13hが形成されている。これら面取
り部14hおよび13hはR部14fおよび13fgに
換えて形成されたものであり、連続小袋体1の収容部2
を吸着ヘッド14および13の隅部に引掛けることな
く、吸着パッド14cの吸着面および吸着パッド13c
の吸着面に案内する。
【0125】上記実施例によれば、吸着パッド13cお
よび14cが収容部2を吸着すると、吸着パッド13c
および14c内の負圧が大きくなる。すると、吸着パッ
ド13cおよび14cが圧縮コイルバネ66のバネ力に
抗して移動し、連続小袋体1から遠ざかる。従って、吸
着パッド13cおよび14cが連続小袋体1から遠ざか
ったまま、シール部3が吸着パッド13cおよび14c
に供給されるので、吸着パッド13cおよび14cによ
る吸着が確実に解除される。
【0126】吸着パッド13cおよび14cによる吸着
が解除されると、吸着パッド13cおよび14c内の負
圧が正圧側へ変化する。すると、圧縮コイルバネ66の
バネ力により吸着パッド13cおよび14cが突出し、
連続小袋体1に接近する。このため、次の収容部2が確
実に吸着されるので、総じて、シール部3がミスなく安
定的に検出される。
【0127】次に本発明の第6実施例を図32に基づい
て説明する。尚、上記第5実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。吸着ヘッド14には支持ヘッ
ド68が装着されており、この支持ヘッド68には吸着
パッド14cが上下動可能に挿入されている。また、支
持ヘッド68にはストッパ部68aが形成されており、
吸着パッド14cは、ストッパ部68aに当接すること
に伴い接近位置に位置決めされる。
【0128】尚、図12に括弧書きしたように、吸着パ
ッド13cは、支持ヘッド68に上下動可能に挿入され
た状態で吸着ヘッド13に装着されている。また、符号
68bは、支持ヘッド68に形成された巻込み防止突部
を示している。また、符号68cは、支持ヘッド68に
形成された拡開防止壁部を示している。
【0129】上記実施例によれば、第5実施例と同様、
連続小袋体1の吸着および吸着解除に応じて吸着パッド
13cおよび14cが移動するので、シール部3を確実
且つ安定的に検出できる。しかも、吸着パッド13cお
よび14cを支持ヘッド68に装着した後、吸着ヘッド
13および14に支持ヘッド68を装着できるので、吸
着パッド13cおよび14cの装着作業性が向上する。
さらに、パッド収容部13bおよび14bの内容積が大
きくなるので、連続小袋体1の吸着に伴い吸着パッド1
3cおよび14cが強い力で引張られる。このため、吸
着パッド13cおよび14cが連続小袋体1から離間す
る方向へ確実に移動するようになる。
【0130】尚、上記第5および第6実施例において
は、吸着パッド13cおよび14cの双方を圧縮コイル
バネ66により付勢したが、これに限定されるものでは
なく、吸着パッド13cまたは14cを圧縮コイルバネ
66により付勢する構成としても良い。この構成の場
合、吸気管63a内の圧力に応じて吸着パッド13cま
たは14cが移動するので、シール部3を確実且つ安定
的に検出できる。
【0131】次に本発明の第7実施例を図33に基づい
て説明する。尚、上記第5実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。吸着パッド14cにはベロー
ズ部14iが一体形成されており、このベローズ部14
iは、吸着ヘッド14のパッド収容部14b内に収容さ
れ、パッド収容部14bの上壁に固定されている。
【0132】尚、図33に括弧書きしたように、吸着パ
ッド13cにもベローズ部13iが一体形成されてお
り、このベローズ部13iは吸着ヘッド13のパッド収
容部13b内に収容され、その上壁に固定されている。
【0133】上記実施例によれば、第5実施例と同様、
連続小袋体1の吸着および吸着解除に応じて吸着パッド
13cのベローズ部13iおよび吸着パッド14cのベ
ローズ部14iが伸縮し、吸着パッド13cおよび14
cが移動するので、シール部3を確実且つ安定的に検出
できる。しかも、吸着パッド13cおよび14cにベロ
ーズ部13iおよび14iが一体形成されているので、
別体の圧縮コイルバネ32により吸着パッド13cおよ
び14cを移動させる場合に比べ、部品点数が削減され
る。
【0134】ところで、上記第2実施例においては、吸
着パッド13c内の空気を真空発生装置17および吸気
通路19により吸引し、吸着パッド14c内の空気を真
空発生装置18および吸気通路20により吸引する都合
上、吸着パッド13cおよび14c間で吸着タイミング
にずれが生じると、吸気通路19および20内の負圧の
増加タイミングにもずれが生じる。
【0135】従って、上記第5〜第7実施例のように、
負圧の増加に伴って即座に吸着パッド13cおよび14
cを連続小袋体1から遠ざけると(圧縮コイルバネまた
はベローズ部により遠ざけると)、吸着パッド13cお
よび14cのうち一方が連続小袋体1を吸着して移動
し、他方が連続小袋体1から大きく遠ざかって収容部2
を吸着できなくなる。これに対して上記第2実施例で
は、継ぎ目検出回路25から収容部検出信号が出力され
るのを待って吸着パッド13cおよび14cを連続小袋
体1から遠ざけるので、吸着パッド13cおよび14c
による収容部2の吸着ミスを防止できる。
【0136】尚、上記第7実施例においては、吸着ノズ
ル13cおよび14cにベローズ部13iおよび14i
を形成したが、これに限定されるものではなく、吸着ノ
ズル13cまたは14cにベローズ部13iおよび14
iを形成する構成としても良い。この構成の場合、吸気
管63a内の圧力に応じて吸着ノズル13cまたは14
cが移動するので、シール部3を確実且つ安定的に検出
できる。
【0137】また、上記第4〜第7実施例においては、
吸気管63a内の圧力レベルに応じてオンオフされる圧
力スイッチ64を設けたが、これに限定されるものでは
なく、例えば、吸気管63a内の圧力値を検出してアナ
ログ信号を出力する圧力センサを設けても良い。この構
成の場合、圧力センサからの出力信号を基準値と比較す
ることに基づいて、吸気管63a内の負圧が正圧側へ変
化したことを検出すると良い。
【0138】また、上記第1〜第7実施例においては、
吸着パッド13cおよび14cを拡開防止壁部13gお
よび14gに当接させることに伴い、吸着パッド13c
および14cの拡開を制限する構成としたが、これに限
定されるものではなく、例えば本発明の第8実施例を示
す図34のように、複数の凸部14j(13j)を吸着
パッド14c(13c)に一体形成し、これら凸部14
j(13j)に連続小袋体1を当接させることに伴い、
吸着パッド13cおよび14cの拡開を制限する構成と
しても良い。また、凸部を吸着パッド14c(13c)
の外面に設け、この凸部を吸着ヘッド14(13)に当
接させる構成としても良い。
【0139】また、上記第1〜第8実施例においては、
吸着パッド13cおよび14cを、連続小袋体1の搬送
方向および該搬送方向に対して直交する水平方向へ対向
配置したが、これに限定されるものではなく、例えば本
発明の第9実施例を示す図35のように、搬送方向に対
して直交する水平方向へずらして配置しても良い。この
構成の場合、海苔等が収容された薄形の連続小袋体1を
搬送するにあたって吸着パッド13cおよび14c相互
間の間隔を小さくする場合でも、吸着パッド13cおよ
び14c相互間が吸着してしまうことがないので、シー
ル部3がミスなく安定的に検出される。
【0140】また、上記第1〜第9実施例においては、
載置プレート32aのピン32cにクランプ35を係合
させ、クランプ35を上昇させることに伴い載置プレー
ト32aを回動させたが、これに限定されるものではな
く、例えば本発明の第10実施例を示す図36のように
構成しても良い。
【0141】この構成の場合、載置プレート32aとベ
ース26との間には圧縮コイルバネ32dが介在されて
おり、クランプ32bが下降すると、圧縮コイルバネ3
2dの弾性復帰力により載置プレート32aおよびクラ
ンプ32b間でシール部3が挟持される。また、クラン
プ32bが上昇すると、圧縮コイルバネ32dの弾性復
帰力により載置プレート32aおよびクランプ32b間
でシール部3が挟持されたまま、載置プレート32aが
回動する。そして、載置プレート32aがフレーム30
のピン30bに当接すると回動停止し、クランプ32b
のみが上昇するので、シール部3の挟持が解除される。
尚、符号32eは、圧縮コイルバネ32dの心棒を示し
ている。
【0142】また、上記第1〜第10実施例において
は、吸着ヘッド13の巻込み防止突部13eおよび吸着
ヘッド14の巻込み防止突部14eを吸着パッド13c
および14cから若干量突出させたが、これに限定され
るものではなく、例えば吸着パッド13cの吸着面およ
び吸着パッド14cの吸着面と略面一にしても良い。
【0143】また、上記第1〜第10実施例において
は、シール部3の切断端部を下刃31aおよび上刃31
bから離間させるにあたって、載置プレート32aおよ
びクランプ32bを移動させたが、これに限定されるも
のではなく、例えば下刃31aおよび上刃31bを移動
させたり、下刃31aおよび上刃31bと載置プレート
32aおよびクランプ32bとの双方を異なる方向へ移
動させても良い。
【0144】また、上記第1〜第10実施例において
は、チャックヘッド47の収容部47a内に円柱状のピ
ン47bを収容したが、これに限定されるものではな
く、例えばボールを収容したり、円弧状の凹部を有する
ピンを収容しても良い。特に、凹部を有するピンを収容
する場合には、ピンの凹部内にドライブシャフト45が
係合し、ドライブシャフト45とピンとの接触面積が増
加するので、チャックヘッド47がドライブシャフト4
5に対して滑ることが確実に防止される。これと共に、
ドライブシャフト45およびピンの摩耗が防止される。
【0145】また、上記第1〜第10実施例において
は、解除ヘッド53に1つの解除部53aを形成した
が、これに限定されるものではなく、2つ以上の解除部
53aを形成する構成としても良い。この構成の場合、
解除部53aの数に合せてピン47bの数も2つ以上に
すると良い。
【0146】また、上記第1〜第10実施例において
は、断面円形状のドライブシャフト45を用いたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、断面多角形状の
ドライブシャフトやDカット部を有するドライブシャフ
トを用い、ドライブシャフトの平面部にピン47bを接
触させても良い。この構成の場合、ドライブシャフトと
ピン47bとの間の接触面積が増加するので、チャック
ヘッド47がドライブシャフト45に対して滑ることが
確実に防止される。これと共に、ドライブシャフト45
およびピンの摩耗が防止される。
【0147】また、上記第1〜第10実施例において
は、クランプ32bに複数の切欠部32dを形成すると
共に櫛歯状をなすチャック47eを用いたが(即ち、ク
ランプ32bおよびチャック47eの双方に切欠部を設
けたが)、これに限定されるものではなく、例えば、ク
ランプ32bのみに切欠部を形成し、この切欠部内にチ
ャック47eを挿入する構成としても良い。
【0148】また、上記第1〜第10実施例において
は、チャック47eがクランプ32bを通してシール部
3の切断端部を把持する構成としたが、これに限定され
るものではなく、例えばチャック47eがクランプ32
bを通さずシール部3の切断端部を把持する(クランプ
32bがシール部3の反矢印A方向側端部を押え、チャ
ック47eがシール部3の矢印A方向側端部を把持す
る)構成としても良い。
【0149】また、上記第1〜第10実施例において
は、櫛歯状のチャック47eを用いたが、これに限定さ
れるものではなく、鋸刃状のチャックを用いても良い。
この構成の場合でも、チャックにより連続小袋体1を滑
り止め状態に把持できる。
【0150】また、上記第1〜第10実施例において
は、ドライブシャフト45とチャックヘッド47eとの
間を連結遮断するにあたって、テーパ状の収容部47a
およびピン47bを用いたが、これに限定されるもので
はなく、例えばラチェット機構を用いても良い。
【0151】また、上記第1〜第10実施例において
は、継ぎ目検出回路25から継ぎ目検出信号が出力され
た後、一定時間が経過すると、駆動回路55aが電磁ス
イッチ55を断電する構成としたが、これに限定される
ものではなく、例えばタイミングセンサ58がカム29
aのカム面の凸部からドライブシャフト45の反転タイ
ミングを検出し、駆動回路55aがタイミングセンサ5
8からの検出信号に基づいて電磁スイッチ55を断電す
る構成としても良い。
【0152】また、上記第1〜第10実施例において
は、チャックヘッド47を搬送するにあたって、モータ
27の回転運動を直線運動に変換してドライブシャフト
45に伝達したが、これに限定されるものではなく、例
えば、シリンダのロッドにチャックヘッド47を連結
し、このロッドを前進後退させることに伴いチャックヘ
ッド47を搬送する構成としても良い。
【0153】また、上記第1〜第10実施例において
は、吸着パッド13cおよび14cのうち少なくとも一
方による吸着が解除されることに伴いシール部3を検出
したが、これに限定されるものではなく、例えば、連続
小袋体1のシール部3にレジマークを印刷し、このレジ
マークを光電センサにより読取る構成としたり、あるい
は、連続小袋体1を一対のローラにより挟持し、連続小
袋体1の厚さ方向に沿うローラの移動量を検出する構成
としても良い。
【0154】また、上記第1〜第10実施例において
は、連続小袋体1の搬送量を制御するにあたって、ドラ
イブシャフト45とチャックヘッド47との間を連結遮
断したが、これに限定されるものではなく、例えば、ド
ライブシャフト45とチャックヘッド47との間を常時
連結し、モータ27の回転量を制御しても良い。
【0155】また、上記第1〜第10実施例において
は、解除シャフト54のスライドを拘束するにあたっ
て、電磁スイッチ55によりレバー56を回動させる構
成としたが、これに限定されるものではなく、例えば電
磁スイッチ55により開閉されるチャックを設け、この
チャックにより解除シャフト54を拘束しても良い。
【0156】また、上記第1〜第10実施例において
は、プッシュロッド39により小袋を容器中に投入する
構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば
プッシュロッド39およびプッシュヘッド38等を廃止
し、小袋を自然落下により容器中に投入する構成として
も良い。
【0157】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の連続小袋体の切断装置は次の効果を奏する。請求項1
記載の手段によれば、連続小袋体の切断端部を把持して
引張ることに伴い、新たなシール部を切断手段に供給で
きる。このため、連続小袋体を押出すように搬送してい
た従来とは異なり、連続小袋体が搬送時に屈曲すること
がなくなる。これと共に、曲り癖がついた切断端部が切
断手段に当ることなく円滑に搬送される。
【0158】請求項2記載の手段によれば、切断時に挟
持手段がシール部を挟持するので、連続小袋体が浮上が
ることなく確実に切断される。特に、シール部の曲り癖
に伴い連続小袋体が浮上がる場合でも、曲り癖を押えて
矯正できるので、切断位置がずれることなく確実にシー
ル部が切断される。これと共に、切断後に挟持手段がシ
ール部の挟持を解除するので、搬送手段により連続小袋
体が支障なく引張られる。
【0159】請求項3記載の手段によれば、連続小袋体
の切断端部を固定した状態で切断端部を把持できるの
で、曲り癖に影響されず切断端部が確実に把持される。
請求項4記載の手段によれば、切断手段とシール部の切
断端部との間に隙間を形成できる。このため、シール部
の切断端部を把持するにあたって、把持手段が切断手段
に干渉することが防止される。請求項5記載の手段によ
れば、把持手段によるシール部の掴み代が増加するの
で、把持手段の移動に伴い連続小袋体が把持手段から外
れてしまうことが防止される。これと共に、連続小袋体
の切断端部を固定した状態で把持する場合には、切断端
部を把持し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(小袋投入システ
ムの全体構成を示す正面図)
【図2】小袋投入システムの全体構成を示す上面図
【図3】モータの駆動力伝達機構(カム部分)を示す正
面図
【図4】モータの駆動力伝達機構を示す上面図
【図5】モータの駆動力伝達機構を示す側面図
【図6】シール部の切断機構および挟持機構を示す正面
【図7】作用説明用の図6相当図
【図8】作用説明用の図6相当図
【図9】チャックヘッドの搬送機構を破断して示す正面
【図10】作用説明用の図9相当図
【図11】作用説明用の図9相当図
【図12】チャックヘッドの搬送機構を示す上面図
【図13】チャックヘッドの搬送機構を示す正面図
【図14】チャック部分を拡大して示す縦断正面図
【図15】切断機構および挟持機構を矢印A方向側から
示す側面図
【図16】切断機構および挟持機構を反矢印A方向側か
ら示す側面図
【図17】電磁ソレノイド部分を示す上面図
【図18】作用説明用の図17相当図
【図19】吸着ヘッドと切断手段との配置関係を示す図
【図20】シール部の検出原理を示す図
【図21】吸着ヘッドの縦断正面図
【図22】継ぎ目検出機構の正面図
【図23】継ぎ目検出機構の側面図
【図24】継ぎ目検出機構の上面図
【図25】小袋投入システムの概略構成を示すブロック
【図26】小袋投入動作のタイムチャート
【図27】本発明の第2実施例を示す図(図25相当
図)
【図28】連続小袋体の搬送に伴って吸着パッドが上下
動する様子を示す図
【図29】本発明の第3実施例を示す図(図25相当
図)
【図30】本発明の第4実施例を示す図(図25相当
図)
【図31】本発明の第5実施例を示す図(図21相当
図)
【図32】本発明の第6実施例を示す図(図21相当
図)
【図33】本発明の第7実施例を示す図(図21相当
図)
【図34】本発明の第8実施例を示す図(aは吸着パッ
ドの縦断面図、bは平面図)
【図35】本発明の第9実施例を示す図(両吸着ヘッド
の配置関係を示す縦断面図)
【図36】本発明の第10実施例を示す図(図7相当
図)
【図37】連続小袋体を示す斜視図
【図38】吸着パッドによる連続小袋体の吸着量が過大
になった状態を示す図
【図39】連続小袋体が吸着パッドを巻込んだ状態を示
す図
【図40】吸着パッドと連続小袋体との吸着が解除され
ない様子を示す図
【図41】従来の連続小袋体の切断装置の問題点を説明
するための図
【符号の説明】
1は連続小袋体、2は収容部、3はシール部、31は切
断手段、32は挟持手段、32dは切欠部、47はチャ
ックヘッド(搬送手段)、47eはチャック(把持手
段)示す。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容部およびシール部を交互に有する連
    続小袋体のシール部を切断する切断手段と、 この切断手段の一方側に設けられ、連続小袋体の切断端
    部を把持する把持手段と、 前記切断手段の一方側へ前記把持手段を移動させること
    に伴い、把持手段により連続小袋体を引張って新たなシ
    ール部を切断手段に供給する搬送手段とを備えたことを
    特徴とする連続小袋体の切断装置。
  2. 【請求項2】 切断手段の近傍には、切断時にシール部
    を挟持し且つ切断後にシール部の挟持を解除する挟持手
    段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の連
    続小袋体の切断装置。
  3. 【請求項3】 挟持手段は、把持手段が連続小袋体の切
    断端部を把持した後にシール部の挟持を解除することを
    特徴とする請求項2記載の連続小袋体の切断装置。
  4. 【請求項4】 挟持手段は、シール部が切断されると、
    シール部を挟持したまま切断手段に対して相対的に移動
    することに伴い切断手段とシール部の切断端部とを離間
    させた後、シール部の挟持を解除することを特徴とする
    請求項2記載の連続小袋体の切断装置。
  5. 【請求項5】 挟持手段には、把持手段が挟持手段を通
    してシール部の切断端部を把持するための切欠部が形成
    されていることを特徴とする請求項2記載の連続小袋体
    の切断装置。
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