JP3121208U - エア吹き出し機能付きクッション - Google Patents
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Abstract
【課題】可搬式で使用者の好みの場所や機材に設置可能で、かつ、使用者の好みの位置からエアを吹き出すことができるエア吹き出し機能付きクッションを提供する。
【解決手段】略四角形に形成されたクッション20を、一部がエアを透過するメッシュ状のシート材を用い、それ以外は、エアを透過しないシート材を用いて、略四角形の4辺La、Lb、Lcのうち1辺Laの一部が開口した袋状に形成する。開口部には、電動ファン40を内蔵し、その内蔵した電動ファン40が吸入したエアを開口部を介してクッション20の内部に導入するための袋状の電動ファン収納部30を形成する。さらに、ベルト26,28によって、電動ファン収納部30を車椅子の着座部の前縁部から下に垂らすようにエア吹き出し機能付きクッション10を車椅子に取付ける。
【選択図】図1
【解決手段】略四角形に形成されたクッション20を、一部がエアを透過するメッシュ状のシート材を用い、それ以外は、エアを透過しないシート材を用いて、略四角形の4辺La、Lb、Lcのうち1辺Laの一部が開口した袋状に形成する。開口部には、電動ファン40を内蔵し、その内蔵した電動ファン40が吸入したエアを開口部を介してクッション20の内部に導入するための袋状の電動ファン収納部30を形成する。さらに、ベルト26,28によって、電動ファン収納部30を車椅子の着座部の前縁部から下に垂らすようにエア吹き出し機能付きクッション10を車椅子に取付ける。
【選択図】図1
Description
本考案は、エア吹き出し機能を備えたクッションに関する。
従来、使用者が着座したときの快適性を高めるために、座席の着座部と背もたれ部とにエアを導入できるように着座部及び背もたれ部の表面を二重構造にしてエア流通路を設け、人が着座したときの人体表面温度とエア流通路内の温度差により人体から生じた汗を外部に排出するようにした除湿機能付き着座装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、自動車用シートに脱着可能に固定する座席形状をした幼児用補助装置であって、座席シート部分にエア吹き出し孔と送風用のファンを設け、ファンにより吸入されたエアをエア吹き出し孔から吹き出して、幼児に快適な空調状態を与えることができる幼児用補助装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−141210号公報
特開2003−34167号公報
ところが、上記特許文献1に記載の除湿機能付き着座装置は、シートそのものの構造であるので、除湿機能を有する着座部を着脱することができないものであった。また、特許文献2に記載の幼児用補助装置は、脱着可能ではあるものの、自動車用シートへの取り付けを前提としたものであるため、椅子形状をしており、使用者の好みの場所や機材、例えば、野外の椅子や車椅子等に設置してエアの吹き出し位置を使用者の好みに合わせて変えることができないものであった。
本考案は、こうした問題に鑑みなされたもので、可搬式で使用者の好みの場所や機材に設置可能で、かつ、使用者の好みの位置からエアを吹き出すことができるエア吹き出し機能付きクッションを提供することを目的とする。
かかる問題を解決するためになされた請求項1に記載のエア吹き出し機能付きクッション(10:この欄においては、考案に対する理解を容易にするため、必要に応じて「考案を実施するための最良の形態」欄において用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)は、シート状のクッション(20)と、外部からエアを吸入するための電動ファン(40)と、電動ファン(40)に電源を供給するためのバッテリ(50)と、バッテリ(50)から電動ファン(40)に供給する電力をオン又はオフするための第1スイッチ(64)と、クッション(20)を座席に固定するための固定部と、を備え、シート状のクッション(20)は、一部がエアを透過するシート材を用い、それ以外は、エアを透過しないシート材を用いて、外周の一部が開口した袋状に形成されており、その開口部には、電動ファン(40)を内蔵し、内蔵した電動ファン(40)が吸入したエアを開口部を介してクッション(20)の内部に導入するための袋状の電動ファン収納部(30)が形成されていることを特徴とする。
このように構成された、エア吹き出し機能付きクッション(10)によれば、電動ファン(40)で外部から吸入されたエアがクッション(20)の外周の一部に設けられた開口部からクッション(20)の内部に導入される。
そして、クッションの内部に導入されたエアは、エアを透過する材質で形成されている部分から外部へ吹き出される。したがって、このエアが吹き出される部分に使用者が着座すれば、その着座した部分にエアが吹き付けられるので、使用者にとって快適性が向上する。
特に、夏場や温度の高い環境で使用すれば、発汗を抑制する効果も得られるので効果的である。
また、バッテリ(50)によって電動ファン(40)を駆動しているので、駆動用の外部電源を必要としない。つまり、自動車のシガーライタ等の電源供給設備を備えた場所だけでなく、車椅子や野外のベンチなどの電源を供給設備がない場所で使用することができる。
また、バッテリ(50)によって電動ファン(40)を駆動しているので、駆動用の外部電源を必要としない。つまり、自動車のシガーライタ等の電源供給設備を備えた場所だけでなく、車椅子や野外のベンチなどの電源を供給設備がない場所で使用することができる。
さらに、クッション(20)の外周の一部に電動ファン(40)を装着できる袋状の電動ファン収納部(30)が形成されている。したがって、その電動ファン収納部(30)を座席の前縁部から下に垂れ下がるようにして固定手段で座席に固定すれば、座席の着座部からエアを吹き出させることができる。
一方、電動ファン収納部(30)を座席の背もたれ部の上縁部に引っかけるようにして固定すれば、背もたれ部からエアを吹き出させることができる。
つまり、座席の着座部と背もたれ部の何れにも装着可能であるので、使用者の臀部と背中部にエアを吹き付けることできるので、使用者の好みに応じて、着座時の快適性を高めることができる。
つまり、座席の着座部と背もたれ部の何れにも装着可能であるので、使用者の臀部と背中部にエアを吹き付けることできるので、使用者の好みに応じて、着座時の快適性を高めることができる。
ところで、電動ファン(40)で吸入されるエアの量、つまり、透過する材質で形成されている部分から吹き出されるエアの量を使用者が調整できるようになっていると、使用者の好みに合わせた快適性を得ることができる。そこで、請求項2に記載に記載のように、使用者が操作するための操作部(60)と、操作部(60)の操作量に応じて、バッテリ(50)から電動ファン(40)に供給する電力を調整することにより、電動ファン(40)によって吸入するエアの量を制御する制御部(62)と、を備えるようにするとよい。
ここで、「操作部(60)の操作量」とは、使用者が操作部(60)を操作したときのの操作部(60)の動きの量のことであり、例えば、操作部(60)がダイヤル式のものであれば、その回転量であり、押釦式のものであれば押された回数や押された時間、あるいは釦のストロークである。
このようにすると、吹き出されるエアの量を使用者が調整できるので、使用者の好みに合わせた快適性を得ることができる。
また、請求項3に記載のように、クッション(20)の電動ファン収納部(30)が形成されている部分の外周近傍とその反対側の外周近傍のうち少なくとも何れかに第2スイッチ(66)が備えられており、第2スイッチ(66)は、クッション(20)に対して略垂直方向から加わる力により作動して、バッテリ(50)から電動ファン(40)に供給される電力をオン又はオフするようにするとよい。
また、請求項3に記載のように、クッション(20)の電動ファン収納部(30)が形成されている部分の外周近傍とその反対側の外周近傍のうち少なくとも何れかに第2スイッチ(66)が備えられており、第2スイッチ(66)は、クッション(20)に対して略垂直方向から加わる力により作動して、バッテリ(50)から電動ファン(40)に供給される電力をオン又はオフするようにするとよい。
ここで、「外周近傍」とは、クッション(20)の外周から第2スイッチ(66)を取付けるために必要となる距離だけ離れた位置のことをいう。
また、「電動ファン収納部(30)が形成されている部分の外周近傍とその反対側の外周近傍」とは、例えば、クッション(20)が四角形に形成されている場合には、四角形の4辺のうち電導ファン収納部(30)が形成されている部分を含む1辺の近傍とその辺に対向する辺の近傍とを意味している。
また、「電動ファン収納部(30)が形成されている部分の外周近傍とその反対側の外周近傍」とは、例えば、クッション(20)が四角形に形成されている場合には、四角形の4辺のうち電導ファン収納部(30)が形成されている部分を含む1辺の近傍とその辺に対向する辺の近傍とを意味している。
「クッション(20)に対して略垂直方向」とは、クッション(20)に対して
完全な垂直方向だけを意味するものではなく、クッション(20)に装着された第2スイッチ(66)が作動するために許容される許容値をもった方向を意味している。
完全な垂直方向だけを意味するものではなく、クッション(20)に装着された第2スイッチ(66)が作動するために許容される許容値をもった方向を意味している。
また、「クッション(20)に対して略垂直方向から加わる力」とは、クッション(20)に対して略垂直方向から加わる力そのもの以外に、分力の方向が略垂直方向からクッション(20)に加わる力を含む意味である。例えば、使用者がクッション(20)に着座する際に使用者の臀部からクッション(20)に加わる力のうち、クッション(20)の略垂直方向の分力などをいう。
このようにすると、電動ファン(40)が装着されている外周近傍とその反対側の外周近傍のうち少なくとも何れかに第2スイッチ(66)が装着されており、その第2スイッチ(66)は、クッション(20)に対して略垂直方向の力により作動して、バッテリ(50)から電動ファン(40)に供給される電力をオン又はオフするようになっている。
したがって、エア吹き出し機能付きクッション(10)を座席の着座部に取付けた場合、電動ファン(40)側に第2スイッチ(66)を取付けていれば、使用者が着座したときに使用者の太もも部分で第2スイッチ(66)を押下することになるので、着座したときにエアを吹き出すことができるようになる。
一方、電動ファン(40)と反対側に第2スイッチ(66)を取付けていれば、使用者が座席に深く腰掛けたときに臀部で第2スイッチ(66)を押下することになるので、使用者が深く腰掛けた姿勢のときにエアを吹き出すことができる。したがって、使用者の快適性がより向上することになる。
また、両側に第2スイッチ(66)を取付け、両方の第2スイッチ(66)の押下状態に応じて電源をオン又はオフすることができるように第2スイッチ(66)の押下状態と第2スイッチ(66)のオン又はオフを組み合わせれば、使用者の着座姿勢によってエアの吹き出しと停止とを制御できる。
以下、本考案が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本考案の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
(構成の説明)
図1は、エア吹き出し機能付きクッション10の外観図である。図1に示すようにエア吹き出し機能付きクッション10は、クッション部20、電動ファン40、バッテリ50、操作部60等から構成される。
図1は、エア吹き出し機能付きクッション10の外観図である。図1に示すようにエア吹き出し機能付きクッション10は、クッション部20、電動ファン40、バッテリ50、操作部60等から構成される。
クッション部20は、一部がエアを透過するシート材を用い、それ以外は、エアを透過しないシート材を用いて、略四角形の4辺La,Lb,Lc,Ldのうち1辺Laの一部が開口した袋状に形成されている。
具体的には、使用者が着座する側の表面22と座席に接触する側の裏面24を重ね、辺Laの一部が密着されていない袋状に形成されている。
つまり、使用者が着座する表面22と車椅子100の座席部分に接する裏面24とが重ね合わされ、互いの3辺Lb,Lc,Ldはエアが漏れないように密着加工されている。残りの1辺Laは、辺Laの真ん中近傍以外が密着加工されており、密着加工されていない部分(つまり、開口部)には、電動ファン40を挿入するために袋状をした電動ファン収納部30が形成されている。
つまり、使用者が着座する表面22と車椅子100の座席部分に接する裏面24とが重ね合わされ、互いの3辺Lb,Lc,Ldはエアが漏れないように密着加工されている。残りの1辺Laは、辺Laの真ん中近傍以外が密着加工されており、密着加工されていない部分(つまり、開口部)には、電動ファン40を挿入するために袋状をした電動ファン収納部30が形成されている。
そして、電動ファン収納部30が形成されている部分、つまり開口部から電動ファン40によって外部のエアがクッション部20の内部に導入される。また、袋状の電動ファン収納部30の一部は、ファスナ等で開閉できるようになっており、電動ファン40をその開閉できる箇所から電動ファン収納部30に挿入したり取出したりできるようになっている。
表面22の中央部分はメッシュ状のシート材で形成されており、内部に導入されたエアがメッシュの孔から吹き出すようになっている。また、表面22のメッシュ材で形成されている部分以外の部分と裏面24とは、エアを漏らさず、かつ、柔軟性のある軽量の材質のシート材で形成されている。
このように、軽量のものをシート材として使用しているので、クッション20を軽量にすることができ、また、シート材に柔軟性があるので、折りたたみもできる。したがって、容易に持ち運びができるエア吹き出し機能付きクッション10とすることができる。
また、クッション部20の内部には、適度な強度を保つことができるように、電動ファン収納部30のある辺Laから対向する辺Lcに向かって、つまり、辺Lb、Lcの方向に補強部材が間隔を空けて配置されている。
電動ファン収納部30のある辺Laの方向で、かつ、電動ファン収納部30の辺Laとその辺Laに対向する辺Lcの略端部にベルト26,28が装着されている。このベルト26,28を座席等の着座部102や背もたれ部104に巻き付け、ベルト先端部同士を面ファスナで密着させてエア吹き出し機能付きクッション10を座席等に固定する。
また、クッション部20の電動ファン収納部30のある辺Laと対向する辺Lb側の内部には、第2スイッチ66が取付けられている。この第2スイッチ66は、後述する操作部60の電源オン又はオフ用のダイヤル式スイッチ64とは別に電源をオン又はオフするためのスイッチである。
具体的には、クッション部20に対して垂直方向から力が加わったとき、例えば、使用者がクッション部20に着座して使用者の体重が加わったときに電源をオンし、体重が加わらなくなったときに電源をオフするものである。
電動ファン40は、外部からエアを吸入するためのものであり、電動モータとファンとが一体に形成されたものである。
バッテリ50は、ファンに電源を供給するためのものであり、例えば、乾電池や充電式のバッテリ等が使用される。本実施形態では、12Vの電圧の充電式バッテリを使用している。また、バッテリ50は、電動ファン40と共に電動ファン収納部30に収納される。
バッテリ50は、ファンに電源を供給するためのものであり、例えば、乾電池や充電式のバッテリ等が使用される。本実施形態では、12Vの電圧の充電式バッテリを使用している。また、バッテリ50は、電動ファン40と共に電動ファン収納部30に収納される。
操作部60は、制御部62、ダイヤル式スイッチ64とインジケータランプ68等から構成される。
制御部62は、バッテリ50から電動ファン40に供給する電力を調整することによって、電動ファン40によって吸入するエアの量を調整するものであり、操作部60に内蔵されている。
制御部62は、バッテリ50から電動ファン40に供給する電力を調整することによって、電動ファン40によって吸入するエアの量を調整するものであり、操作部60に内蔵されている。
また、ダイヤル式スイッチ64を時計回りに回すと、まず電源がオンとなり、インジケータランプ68が点灯し、さらにダイヤル式スイッチ64を時計回りに回すと電動ファン40で吸入されるエアの量、つまり、クッション部20のメッシュ部分から吹き出すエアの量が多くなる。
逆に、ダイヤル式スイッチ64を反時計回りに回すとメッシュ部分から吹き出すエアの量が減り、さらに反時計回りに回すと、最後に電源がオフとなりインジケータランプ68が消灯する。
(使用状態の説明)
次に、図2に基づきエア吹き出し機能付きクッション10の使用状態について説明する。図2は、エア吹き出し機能付きクッション10を車椅子100に装着した状態を示す図であり、図2(a)は、車椅子100の着座部102に装着した状態を示し、図2(b)は、車椅子100の背もたれ部104に装着した状態を示している。
次に、図2に基づきエア吹き出し機能付きクッション10の使用状態について説明する。図2は、エア吹き出し機能付きクッション10を車椅子100に装着した状態を示す図であり、図2(a)は、車椅子100の着座部102に装着した状態を示し、図2(b)は、車椅子100の背もたれ部104に装着した状態を示している。
エア吹き出し機能付きクッション10を車椅子100の着座部102に装着する場合には、図2(a)に示すように、電動ファン40が取付けられている部分を車椅子100の着座部102の前縁部106から垂れ下がるように、エア吹き出し機能付きクッション10を着座部102に配置する。そして、ベルト26,28を着座部102に巻き付けてエア吹き出し機能付きクッション10を着座部102に固定する。また、操作部60を車椅子100の肘掛け部110の前端部112に取付ける。
このようにすると、第2スイッチ66が車椅子100の着座部102の後端部114に配置されることになるので、使用者が車椅子100に深く腰掛けた姿勢になったときに第2スイッチ66がオンになる。つまり、深く腰掛けた状態で臀部に圧力がかかる状態のときにエアが吹き出すので、使用者の臀部の快適性が高まるとともにバッテリ50の駆動可能時間も長くなる。
エア吹き出し機能付きクッション10を車椅子100の背もたれ部104に装着する場合には、図2(b)に示すように、電動ファン40が取付けられている部分を車椅子100の背もたれ部104の上縁部108に引っ掛けるように、エア吹き出し機能付きクッション10を着座部102に配置する。そして、ベルト26,28を背もたれ部104に巻き付けてエア吹き出し機能付きクッション10を着座部102に固定する。また、操作部60を車椅子100の肘掛け部110の前端部112に取付ける。
このようにすると、第2スイッチ66が車椅子100の背もたれ部104の下端部116に配置されることになるので、使用者が車椅子100に深く腰掛けた姿勢になったときに第2スイッチ66がオンになる。つまり、深く腰掛けた状態で背中に圧力がかかる状態のときにエアが吹き出すので、使用者の背中部分の快適性が高まるとともにバッテリ50の駆動可能時間も長くなる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
(1)例えば、上記実施形態では、クッション部20の内部の第2スイッチ66は、クッション部20の電動ファン収納部30のある辺Laと対向する辺Lb部に取付けられているが、クッション部20の電動ファン収納部30のある辺La側に取付けてもよい。そのようにすれば、使用者が着座したときに使用者の太もも部分で第2スイッチ66を押下することになるので、着座したときにエアを吹き出すことができるようになる。
(1)例えば、上記実施形態では、クッション部20の内部の第2スイッチ66は、クッション部20の電動ファン収納部30のある辺Laと対向する辺Lb部に取付けられているが、クッション部20の電動ファン収納部30のある辺La側に取付けてもよい。そのようにすれば、使用者が着座したときに使用者の太もも部分で第2スイッチ66を押下することになるので、着座したときにエアを吹き出すことができるようになる。
(2)また、電動ファン収納部30のある辺La側とその辺Laに対向する辺Lc側の両方に第2スイッチ66を取付け、両方の第2スイッチ66の押下状態に応じて電源をオン又はオフすることができるように第2スイッチ66の押下状態と第2スイッチ66のオン又はオフを組み合わせれば、使用者の着座姿勢によってエアの吹き出しと停止とを制御できる。
例えば、使用者が姿勢を正して深く腰掛け、両方の第2スイッチ66が押下され、両方の第2スイッチ66がオンになったときにだけエア吹き出しを行うようにし、使用者が姿勢を崩して、どちらかの第2スイッチ66がオフした場合にはエア吹き出しを停止するようにする。
そのようにすれば、姿勢を正した状態でエア吹き出しが行われるて快適性が向上するので、使用者の肉体的負担を軽減できるとともにバッテリ50の作動時間を長くすることができる。
(3)また、上記実施形態では、エア吹き出し機能付きクッション10を車椅子100に取付けて使用したが、車椅子100以外にも野外のベンチに置いて使用してもよいし、自動車のシートに置いて使用してもよい。
10…エア吹き出し機能付きクッション、20…クッション部、22…表面、24…裏面、26,28…ベルト、30…電動ファン収納部、40…電動ファン、50…バッテリ、60…操作部、62…制御部、64…ダイヤル式スイッチ、66…第2スイッチ、68…インジケータランプ、100…車椅子、102…着座部、104…背もたれ部、106…前縁部、108…上縁部。
Claims (3)
- シート状のクッションと、
外部からエアを吸入するための電動ファンと、
前記電動ファンに電源を供給するためのバッテリと、
前記バッテリから前記電動ファンに供給する電力をオン又はオフするための第1スイッチと、
前記クッションを座席に固定するための固定部と、
を備え、
前記シート状のクッションは、一部がエアを透過するシート材を用い、それ以外は、エアを透過しないシート材を用いて、外周の一部が開口した袋状に形成されており、
その開口部には、前記電動ファンを内蔵し、前記内蔵した電動ファンが吸入したエアを前記開口部を介してクッションの内部に導入するための袋状の電動ファン収納部が形成されていることを特徴とするエア吹き出し機能付きクッション。 - 請求項1に記載のエア吹き出し機能付きクッションにおいて、
使用者が操作するための操作部と、
前記操作部の操作量に応じて、前記バッテリから前記電動ファンに供給する電力を調整することにより、前記電動ファンによって吸入するエアの量を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とするエア吹き出し機能付きクッション。 - 請求項1又は請求項2に記載のエア吹き出し機能付きクッションにおいて、
前記クッションの前記電動ファン収納部が形成されている部分の外周近傍とその反対側の外周近傍のうち少なくとも何れかに第2スイッチが備えられており、
前記第2スイッチは、前記クッションに対して略垂直方向から加わる力により作動して、前記バッテリから前記電動ファンに供給される電力をオン又はオフすることを特徴とするエア吹き出し機能付きクッション。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006001008U JP3121208U (ja) | 2006-02-15 | 2006-02-15 | エア吹き出し機能付きクッション |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020262180A1 (ja) * | 2019-06-24 | 2020-12-30 | 株式会社セフト研究所 | ベビーカー用シート及び電動ファン付ベビーカー用シート |
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2006
- 2006-02-15 JP JP2006001008U patent/JP3121208U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2020262180A1 (ja) * | 2019-06-24 | 2020-12-30 | 株式会社セフト研究所 | ベビーカー用シート及び電動ファン付ベビーカー用シート |
JP2021000940A (ja) * | 2019-06-24 | 2021-01-07 | 株式会社セフト研究所 | ベビーカー用シート及び電動ファン付ベビーカー用シート |
JP7319661B2 (ja) | 2019-06-24 | 2023-08-02 | 株式会社セフト研究所 | ベビーカー用シート及び電動ファン付ベビーカー用シート |
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