JP3120961B2 - 流量センサ及びその組立方法 - Google Patents

流量センサ及びその組立方法

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JP3120961B2
JP3120961B2 JP07274206A JP27420695A JP3120961B2 JP 3120961 B2 JP3120961 B2 JP 3120961B2 JP 07274206 A JP07274206 A JP 07274206A JP 27420695 A JP27420695 A JP 27420695A JP 3120961 B2 JP3120961 B2 JP 3120961B2
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    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/56Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using electric or magnetic effects

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器の給湯管を
流れる水の流量等、流路を流れる流体の流量を検出する
流量センサ及びその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量センサとしては、例
えば特開平7−12602号公報に本願出願人が開示し
たものが知られている。
【0003】この流量センサは、図12及び図13に示
すように、羽根車1と筒状の磁性体2とを備えるもので
ある。
【0004】羽根車1は、炭素繊維の入ったポリフェニ
レンサルファイド等の合成樹脂材を用いて一体成形され
たもので、その回転軸3の軸方向の略中央部に形成され
た大径部4の外周面に4枚の斜流羽根5a〜5dが周方
向に等間隔で設けられている。そして、斜流羽根5a〜
5dの上端部の外周部には回転軸3と同心の環状部6が
一体に設けられ、この環状部6の下端面には、一対の凸
部7,7が周方向に180度離間して垂設されている。
【0005】磁性体2は、羽根車1の下部に外挿されて
該羽根車1に装着されるもので、例えば希土類系磁性材
料であるフェライトをナイロン等の樹脂材中に分散させ
て成形し、それを磁化することにより製作されている。
この磁性体2の内外径は、羽根車1の環状部6の内外径
と略同一で、その外周面に軸方向に延在する複数の凸条
部8が周方向に等間隔で形成され、さらに該磁性体2の
上端面には、羽根車1の凸部7,7とそれぞれ嵌合する
一対の凹部9,9が周方向に180度離間して形成され
ている。また、磁性体2の内周面には、羽根車1の羽根
5a,5cにそれぞれ係合するリブ10,10が軸方向
に延在して形成され、このリブ10,10は、凸部7,
7及び凹部9,9の嵌合させつつ磁性体2を羽根車1の
下部に同心に外挿した時、羽根5a,5cの下部の外周
部を押圧接触しながら乗り越えて、該リブ10,10の
下端が羽根5a,5cの上面部に係合するようになって
いる。
【0006】このような羽根車1及び磁性体2を備えた
流量センサにあっては、凸部7,7及び凹部9,9の嵌
合させつつ磁性体2を羽根車1の下部に同心に外挿する
ことで、羽根車1及び磁性体2が凸部7,7及び凹部
9,9の嵌合により、一体に回転自在に組付けられ、さ
らに、上記のようにリブ10,10を羽根5a,5cに
係合させることで、羽根車1及び磁性体2の互いの抜け
止めがなされて、両者が一体的に組付けられる。
【0007】このように組付けられた羽根車1及び磁性
体2は、図13に示すように筒状のケース本体11に同
心に内挿され、羽根車1の回転軸3の下端部がケース本
体11の下端部に設けられた軸受け部12に支承される
と共に、回転軸3の上端部が本体ケース11の上端部に
装着された蓋体13に設けられた軸受け部14に支承さ
れる。このように羽根車1及び磁性体2を収容したケー
ス本体11は、例えば給湯器の給湯管15の内部に取付
けられ、このとき、羽根車1は、ケース本体11の下流
端部から流入する水の流量に応じた回転数で磁性体2と
一体に回転自在とされる。そして、羽根車1と一体の磁
性体2の回転数に応じた磁界の変化が、給湯管15の外
周部に磁性体2に対向して設けられた磁気センサ16に
より検出され、これにより、給湯管15の流量が検出さ
れる。
【0008】ところで、上記のような流量センサの磁性
体2は、一般に剛性が高く、塑性変形を生じ難い。この
ため、例えば上記のように給湯器の給湯管15等の通水
路に配置した流量センサにあっては、該通水路の水が凍
結した場合等に、該磁性体2に過剰な外力が作用して該
磁性体2が割れる場合がある。そして、このような場合
には、前述の構造の流量センサにあっては、磁性体2が
羽根車1から脱落し、その結果、流量検出を行うことが
できなくなる。
【0009】さらに、前記流量センサの磁性体2はその
ほぼ全表面にわたって露出しているため、流路内の鉄サ
ビ等の異物が付着しやすいと共にその異物の付着が進行
し易く、その結果、過剰な異物が付着して羽根車1及び
磁性体2の回転不良を生じる虞れがあった。
【0010】また、前記の流量センサにあっては、羽根
車1と磁性体2との組付けに際しては、前述のように磁
性体2のリブ10,10を、羽根5a,5cの下部の外
周部に押圧接触しながら、これを乗り越えさせて羽根5
a,5cに係合させるのであるが、磁性体2は剛性の高
いものであるため、該磁性体2や羽根車1の製造精度が
低いと、上記の組付けに際して磁性体2に過剰な力が加
わって、該磁性体2が割れる虞れもあった。
【0011】また、この種の流量センサとしては、図1
4に示すように、前記羽根車1と同様に、回転軸50の
軸方向の略中央部に形成された大径部50aの外周面に
例えば4枚の斜流羽根51a〜51dを周方向に等間隔
で形成した羽根車52と、斜流羽根51a〜51dと同
数の突出部53を円筒状の基体部54の外周面に周方向
に等間隔で形成した略十文字形状の磁性体55とを備
え、該磁性体55を、同図仮想線で示すように、各突出
部53の上端面と各斜流羽根51a〜51dの下端面と
が重合するようにして羽根車52の回転軸50に挿着す
るようにしたものも知られている。さらには、羽根車5
2と磁性体55との組付け状態でこれらを一体に成形し
たものも知られている。
【0012】しかしながら、かかる流量センサにあって
も、前記図12及び図13の流量センサと同様に、前記
磁性体55が該流量センサを配置する通水路の凍結等に
より割れて脱落する場合があり、また、該磁性体55に
は、流路内の鉄サビ等の異物が付着し易く、その異物の
過剰な付着により回転不良を生じる虞れがあった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、流量センサの磁性体が凍結等により割れを生じて
も、可能な限り該磁性体の脱落を防止して支障なく流量
検出を行うことができると共に、磁性体に鉄サビ等の異
物が付着するのを可能な限り低減することができる流量
センサを提供することを目的とする。
【0014】さらに、このような流量センサを磁性体の
割れ等を生じることなく、しかも容易に組み立てること
ができる組立方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の流量センサは、流路にその流量に応じた
回転数で回転自在に設けられた羽根車と、該羽根車の回
転軸の周囲に該羽根車と一体に回転自在に設けられた磁
性体とを備え、該羽根車及び磁性体の回転による磁界の
変化により前記流路の流量を検出する流量センサにおい
て、前記磁性体の外周面をその形状に沿って被覆して該
磁性体に外挿された樹脂材料からなるカバー体を備え、
該カバー体が、その一端に設けられた第1係止部と他端
に設けられた第2係止とによりそれぞれ前記磁性体及び
羽根車に係止されていることを特徴とするものである。
【0016】かかる本発明によれば、前記羽根車と一体
に回転自在に設けた前記磁性体は、その外周面が前記カ
バー体により被覆され、該カバー体の一端に設けた第1
係止部が該磁性体に係止される。そして、該カバー体の
他端に設けた第2係止部は羽根車に係止される。従っ
て、磁性体は、その外周面が筒体により被覆された状態
で、該カバー体を介して羽根車に係止されることとな
り、このため、磁性体が割れても、脱落し難くなって、
羽根車と一体的に保持される。また、磁性体の外周面
は、樹脂材料からなる筒体により被覆されているため、
該磁性体の外周面に鉄サビ等の異物が付着することはな
く、さらに、カバー体の外周面では、磁性体の外周面の
位置に較べて磁力が弱いものとなるため、該カバー体の
外周面には、鉄サビ等の異物が付着し難いものとなる。
【0017】従って、磁性体が凍結等により割れを生じ
ても、可能な限り該磁性体の脱落を防止して支障なく流
量検出を行うことができると共に、磁性体に鉄サビ等の
異物が付着するのを可能な限り低減することができる。
【0018】かかる本発明において、より好ましい一つ
の態様は、前記羽根車はその外周部に前記回転軸と同心
の環状部を該羽根車と一体に備えると共に、前記磁性体
は該羽根車の外周部に前記環状部の一端面に同心に重合
して設けられ、前記カバー体の第1係止部は、前記磁性
体の両端面のうち、前記羽根車の環状部から離間する側
の端面に当接して該磁性体に係止され、前記カバー体の
第2係止部は、前記羽根車の環状部の両端面のうち、前
記磁性体から離間する側の端面に当接して該羽根車の環
状部に係止されていることを特徴とするものである。
【0019】これによれば、前記磁性体はその一端面に
重合する羽根車の環状部と共に、カバー体の第1係止部
と第2係止部との間に該磁性体及び環状部の軸方向で挟
持されることとなる。このため、磁性体が割れた場合で
あっても、該磁性体は、その外周面を被覆するカバー体
により径方向への脱離が規制されると同時に軸方向への
脱離も規制され、該磁性体の脱落がより確実に防止され
る。すなわち、該磁性体は、それが割れた場合であって
も、脱落することなく、羽根車と一体的な正規の状態に
より確実に保持され、支障なく流量の検出を行うことが
できる。
【0020】この場合、より具体的には、前記カバー体
の第1係止部は、該カバー体の一端部の内周面に前記磁
性体の端面に向かって張り出して形成されたフランジに
より構成され、前記カバー体の第2係止部は、該カバー
体の他端部の端面から周方向に間隔を存して該カバー体
の軸方向に突設された複数の突起部材の先端部にそれぞ
れ前記羽根車の環状部の端面に向かって張り出して形成
された凸部により構成され、前記複数の突起部材は、前
記カバー体を該突起部材側から前記磁性体及び羽根車の
環状部に外挿可能に拡径側に可撓自在に形成され、且つ
該カバー体をその前記フランジが該磁性体の端面に当接
する位置まで該磁性体及び羽根車の環状部に外挿したと
き各突起部材の前記凸部が前記羽根車の環状部の端面に
当接するよう縮径側に可撓復帰自在に形成されているこ
とを特徴とする。
【0021】これによれば、前記磁性体と羽根車の環状
部とが互いに同心に重合した状態で、磁性体側の端面に
カバー体フランジが当接すると共に、環状部側の端面に
カバー体の複数の突起部材の各凸部が当接して、該磁性
体及び羽根車の環状部が、前記フランジ及び凸部の間に
挟持される。そして、この場合、カバー体の各突起部材
は可撓自在であるため、カバー体を磁性体及び羽根車に
装着する際には、磁性体及び羽根車の環状部を互いに重
合させた状態で、複数の突起部材を拡径側に撓ませつつ
該突起部材側からカバー体を磁性体及び羽根車に順次外
挿していき、カバー体のフランジを磁性体の端面に当接
させる。この時、カバー体の各突起部材は、その凸部が
磁性体及び羽根車の環状部を乗り越えて縮径側に復帰
し、該凸部が羽根車の環状部の端面に当接する。従っ
て、カバー体を容易に組付けることができる。
【0022】尚、かかる本発明の一つの態様において、
前記羽根車の環状部と前記磁性体との互いに重合する端
面に、互いに嵌合する凸状の嵌合部及び凹状の嵌合部を
形成し、両嵌合部の嵌合により前記羽根車に磁性体を一
体に回転自在に装着することが好ましい。
【0023】また、本発明において、好ましい他の態様
は、前記磁性体は、前記羽根車の回転軸の外周面に周方
向に間隔を存して形成された複数の斜流羽根の一端部に
重合して該羽根車の回転軸の周囲に設けられ、前記カバ
ー体の第1係止部は、前記磁性体の両端面のうち、前記
羽根車の斜流羽根から離間する側の端面に当接して該磁
性体に係止され、前記カバー体の第2係止部は、前記羽
根車の各斜流羽根の表裏面のうち、前記磁性体から離間
する側の表面に当接して該羽根車の各斜流羽根に係止さ
れていることを特徴とするものである。
【0024】これによれば、前記磁性体はその一端面に
羽根車の複数の斜流羽根の端部が重合した状態で、カバ
ー体の第1係止部と第2係止部との間に該磁性体の軸方
向で挟持されることとなる。このため、磁性体が割れた
場合であっても、該磁性体は、その外周面を被覆するカ
バー体により径方向への脱離が規制されると同時に軸方
向への脱離も規制され、該磁性体の脱落がより確実に防
止される。すなわち、該磁性体は、それが割れた場合で
あっても、脱落することなく、羽根車と一体的な正規の
状態により確実に保持され、支障なく流量の検出を行う
ことができる。
【0025】この場合、より具体的には、前記カバー体
の第1係止部は、該カバー体の一端部の内周面に前記磁
性体の端面に向かって張り出して形成されたフランジに
より構成され、前記カバー体の第2係止部は、該カバー
体の他端部の端面から周方向に間隔を存して前記羽根車
の各斜流羽根の外周部に略沿って突設された複数の突起
部材にそれぞれ前記羽根車の各斜流羽根の表面に向かっ
て張り出して形成された凸部により構成され、前記複数
の突起部材は、前記カバー体を該突起部材側から前記磁
性体及び羽根車の斜流羽根に外挿可能に拡径側に可撓自
在に形成され、且つ該カバー体をその前記フランジが該
磁性体の端面に当接する位置まで該磁性体及び羽根車の
斜流羽根に外挿したとき各突起部材の前記凸部が前記羽
根車の各斜流羽根の表面に当接するよう縮径側に可撓復
帰自在に形成されていることを特徴とする。
【0026】これによれば、前記磁性体と羽根車の複数
の斜流羽根とが互いに重合した状態で、斜流羽根から離
間する側の磁性体の端面にカバー体のフランジが当接す
ると共に、磁性体から離間する側の各斜流羽根の表面に
カバー体の各突起部材の凸部が当接して、該磁性体及び
羽根車の斜流羽根が、前記フランジ及び凸部の間に挟持
される。そして、この場合、カバー体の各突起部材は可
撓自在であるため、カバー体を磁性体及び羽根車に装着
する際には、磁性体及び羽根車の斜流羽根を互いに重合
させた状態で、複数の突起部材を拡径側に撓ませつつ該
突起部材側からカバー体を磁性体及び羽根車の斜流羽根
に順次外挿していき、カバー体のフランジを磁性体の端
面に当接させる。この時、カバー体の各突起部材は、そ
の凸部が磁性体及び羽根車の斜流羽根の外周部を乗り越
えて縮径側に復帰し、該凸部が羽根車の斜流羽根の表面
に当接する。従って、カバー体を容易に組付けることが
できる。
【0027】この場合、前記各突起部材に、前記凸部と
略対向して前記羽根車の各斜流羽根の裏面に当接する当
接片を設けることが好ましい。これによれば、各突起部
材の凸部と当接片との間に各斜流羽根が挟持されて、カ
バー体が確実に羽根車に一体的に保持され、従って、磁
性体が該カバー体を介して羽根車に確実に保持されるこ
ととなって、該磁性体の割れによる脱落をより確実に防
止することができる。
【0028】次に、本発明の流量センサの組立方法の第
1の態様は、前記の目的を達成するために、流路にその
流量に応じた回転数で回転自在に設けられた羽根車と、
該羽根車の外周部に該羽根車と一体に回転自在に外挿さ
れた磁性体とを備え、該羽根車及び磁性体の回転による
磁界の変化により前記流路の流量を検出する流量センサ
の組立方法において、前記磁性体を前記羽根車の一端側
から該羽根車の外周部に外挿し、該羽根車の外周部に該
羽根車と一体に形成された環状部の一端面に該磁性体の
一端面を同心に重合させて該磁性体及び羽根車を組付け
る工程と、次いで、前記磁性体の外周面をその形状に沿
って被覆する樹脂材料から成るカバー体を該磁性体に外
挿し、該カバー体の一端部の内周面に内方に張り出して
形成されたフランジを前記磁性体の他端面に当接させる
工程と、該カバー体の外挿時に、該カバー体の他端部の
端面から周方向に間隔を存して該カバー体の軸方向に突
設され且つ内周面部にそれぞれ内方に張り出した凸部が
形成された複数の突起部材を拡径側に撓ませつつ前記磁
性体及び羽根車の環状部に外挿し、該カバー体の前記フ
ランジが前記磁性体の他端面に当接する位置まで該カバ
ー体が該磁性体に外挿されたとき、前記複数の突起部材
を縮径側に復帰させて各突起部材の凸部を前記羽根車の
環状部の他端面に当接させる工程とを備えたことを特徴
とするものである。
【0029】かかる本発明によれば、流量センサの組立
に際しては、まず、前記磁性体を前記羽根車の一端側か
ら該羽根車に外挿して該磁性体を羽根車と一体の環状部
に同心に重合させ、磁性体と羽根車とを組付ける。次い
で、羽根車の環状部と一端面を重合させた磁性体の他端
面側からカバー体を該磁性体に外挿して該カバー体によ
り磁性体の外周面を被覆し、該カバー体の一端部の内周
面に形成されたフランジを該磁性体の他端面に当接させ
る。この時、該カバー体の外挿に際しては、該カバー体
の他端部に設けられた複数の突起部材を拡径側に撓ませ
て、それらの突起部材を磁性体及びこれと重合する羽根
車の環状部に順次外挿する。そして、カバー体のフラン
ジが磁性体の他端面に当接すると、各突起部材が縮径側
に復帰して羽根車の環状部の他端面に各突起部材の凸部
が当接する。これにより、互いに重合した磁性体及び羽
根車の環状部がカバー体の突起部材の凸部とフランジと
の間に挟持されると共に、磁性体の外周面がカバー体に
より被覆され、磁性体、羽根車及びカバー体が一体的に
組付けられる。この場合、カバー体の外挿時には、拡径
側に撓んだ複数の突起部材がその復元力により磁性体の
外周面に当接するのであるが、樹脂材料から成るカバー
体は、その突起部材を比較的容易に撓むので、該磁性体
の外周面に当たるカバー体の突起部材から無理な力が加
わることはなく、また、磁性体や羽根車、カバー体の多
少の寸法誤差は、カバー体の突起部材の撓みにより吸収
されて、支障なくそれらの組付けを行うことができる。
【0030】従って、本発明の流量センサの組立方法の
第1の態様によれば、磁性体の割れ等を生じることなく
容易且つ確実に該磁性体、羽根車及びカバー体の組付け
を行うことができる。
【0031】また、本発明の流量センサの組立方法の第
2の態様は、前記の目的を達成するために、流路にその
流量に応じた回転数で回転自在に設けられた羽根車と、
該羽根車の回転軸に該羽根車と一体に回転自在に外挿さ
れた磁性体とを備え、該羽根車及び磁性体の回転による
磁界の変化により前記流路の流量を検出する流量センサ
の組立方法において、前記磁性体を前記羽根車の一端側
から該羽根車の回転軸に同心に外挿し、該羽根車の回転
軸の外周部に周方向に間隔を存して形成された複数の斜
流羽根の一端部に該磁性体の一端面を重合させて該磁性
体及び羽根車を組付ける工程と、次いで、前記磁性体の
外周面をその形状に沿って被覆する樹脂材料から成るカ
バー体を該磁性体に外挿し、該カバー体の一端部の内周
面に内方に張り出して形成されたフランジを前記磁性体
の他端面に当接させる工程と、該カバー体の外挿時に、
該カバー体の他端部の端面から周方向に間隔を存して前
記羽根車の各斜流羽根の外周部に略沿って突設され且つ
内周面部にそれぞれ該斜流羽根の表面に沿って内方に張
り出した凸部が形成された複数の突起部材を拡径側に撓
ませつつ前記磁性体及び羽根車の斜流羽根に外挿し、該
カバー体の前記フランジが前記磁性体の他端面に当接す
る位置まで該カバー体が該磁性体に外挿されたとき、前
記複数の突起部材を縮径側に復帰させて各突起部材の凸
部を前記羽根車の斜流羽根の表面に当接させる工程とを
備えたことを特徴とするものである。
【0032】かかる本発明によれば、流量センサの組立
に際しては、まず、前記磁性体を前記羽根車の一端側か
ら該羽根車の回転軸に同心に外挿して該磁性体を羽根車
の複数の斜流羽根の端部に重合させ、磁性体と羽根車と
を組付ける。次いで、羽根車の斜流羽根の端部と一端面
を重合させた磁性体にカバー体を外挿して該カバー体に
より磁性体の外周面を被覆し、該カバー体の一端部の内
周面に形成されたフランジを該磁性体の他端面に当接さ
せる。この時、該カバー体の外挿に際しては、該カバー
体の他端部に設けられた複数の突起部材を拡径側に撓ま
せて、それらの突起部材を磁性体及びこれと重合する羽
根車の斜流羽根に順次外挿する。そして、カバー体のフ
ランジが磁性体の他端面に当接すると、各突起部材が縮
径側に復帰して羽根車の斜流羽根の表面に各突起部材の
凸部が当接する。これにより、互いに重合した磁性体及
び羽根車の斜流羽根がカバー体の突起部材の凸部とフラ
ンジとの間に挟持されると共に、磁性体の外周面がカバ
ー体により被覆され、磁性体、羽根車及びカバー体が一
体的に組付けられる。この場合、カバー体の外挿時に
は、拡径側に撓んだ複数の突起部材がその復元力により
磁性体の外周面に当接するのであるが、樹脂材料から成
るカバー体は、その突起部材を比較的容易に撓むので、
該磁性体の外周面に当たるカバー体の突起部材から無理
な力が加わることはなく、また、磁性体や羽根車、カバ
ー体の多少の寸法誤差は、カバー体の突起部材の撓みに
より吸収されて、支障なくそれらの組付けを行うことが
できる。
【0033】従って、本発明の流量センサの組立方法の
第2の態様によっても、磁性体の割れ等を生じることな
く容易且つ確実に該磁性体、羽根車及びカバー体の組付
けを行うことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
6を参照して説明する。図1は本実施形態の流量センサ
を給湯器の給湯管に装着した状態を示す縦断面図、図2
は該流量センサの分解斜視図、図3は該流量センサに備
えたカバー体の平面図、図4は図3のIV−IV線断面
図、図5及び図6は該流量センサの組立方法を説明する
ための斜視図である。
【0035】尚、本実施形態の流量センサの基本構成
は、前記図12及び図13に示したものと同一であるの
で、同一構成部分については、同一の参照符号を付して
詳細な説明を省略する。
【0036】図1を参照して、本実施形態の流量センサ
Aは、例えば給湯器の給湯路16(流路)の途中部分に
設けた逆L字形状の水量制御装置17に取付けられて、
該給湯路16を流れる水の流量を検出するものである。
この場合、図1において水量制御装置17の上下方向に
延在する部分17aの下端部が給湯路16の上流側に連
通する流入口18、水平方向に延在する部分17bの左
端部が給湯路16の下流側に連通する流出口19となっ
ており、流量センサAは水量制御装置17の部分17a
(以下、下流部17aという)の内部に取付けられてい
る。
【0037】該流量センサAは、詳細は後述するが、前
記図12及び図13のものと同様に、羽根車1及び磁性
体2を備えており、これらの羽根車1及び磁性体2が、
水量制御装置17の流入口18から流出口19に向かっ
て流れる水の流量に応じた回転数で一体に回転自在とさ
れる。そして、これらの羽根車1及び磁性体2の側方
で、水量制御装置17の下流部17aの外周部に磁気セ
ンサ20が取付けられており、水の流量に応じた磁性体
2の回転による磁界の変化を磁気センサ20により検出
して、それにより給湯路16を流れる水の流量を検出す
る。
【0038】また、水量制御装置17の部分17b(以
下、上流部分17bという)の内周部には、流出口19
寄りの箇所で弁座21が形成されており、この弁座21
に向かって進退自在なバルブ22が内挿されている。該
バルブ22は、水量制御装置17の上流部分17bの右
端部に取付けられたギヤードモータ23によりスピンド
ル軸23aを介して進退駆動させるようになっており、
その進退動により、該バルブ22及び弁座21の間の間
隔を調整して、給湯路16を流れる水の流量を調整する
ことができるようになっている。
【0039】次に、前記流量センサAの構成を詳説す
る。
【0040】図2を参照して、本実施形態の流量センサ
Aは、前記図12及び図13のものと同様に、羽根車
1、略筒状の磁性体2、本体ケース11及び蓋体13を
備えると共に、さらに、羽根車1に装着される磁性体2
を被覆する略筒状のカバー体24を備えている。
【0041】羽根車1は、前記図12及び図13のもの
と同一構成で、炭素繊維の入ったポリフェニレンサルフ
ァイド等の合成樹脂材を用いて一体成形されたもので、
その回転軸3の中間部の大径部4に4枚の斜流羽根5a
〜5dが設けられていると共に、斜流羽根5a〜5dの
上端部の外周部に回転軸3と同心の環状部6が設けら
れ、さらに環状部6の下端面に一対の凸部7,7が垂設
されている。また、回転軸3の上端部は、小径部25と
なっており、該小径部25の上端面は球面状に形成され
ている。
【0042】磁性体2は、基本的構成は、前記図12及
び図13のものと同一構成で、ナイロン等の合成樹脂中
に希土類系磁性材料であるフェライトを分散させて一体
成形し、それを磁化したものである。そして、前記図1
2及び図13のものと同様に、磁性体2の外周面には、
軸方向に延在する複数の凸条部8が形成されると共に、
磁性体2の上端面には、羽根車1の凸部7,7と嵌合す
る一対の凹部9,9が形成されている。また、磁性体2
の内径と、凸条部8を除く部分(凸条部8同士の間の箇
所)における外径とは、羽根車1の環状部6の内外径と
略同一とされている。
【0043】尚、本実施形態の流量センサAの磁性体2
にあっては、前記図12及び図13に示したようなリブ
10,10は形成されていない。
【0044】本体ケース11は、図12及び図13のも
のと同一構成の円筒状のもので、前記図1に示すよう
に、その下端部の中央部に、羽根車1の回転軸3の下端
部を軸支する軸受け部12が設けられている。該軸受け
部12は、有底筒状のもので、回転軸3の下端部を回転
自在且つ上下動自在に挿入する軸受け孔12aを具備
し、該軸受け部12の外周面部が、本体ケース11の下
端部の内周面部との間で径方向に延在する複数の板状リ
ブ26を介して本体ケース11の下端部の内周面部に連
結されている。複数の板状リブ26は互いに周方向に間
隔を存しており、それらの板状リブ26の間を通って、
本体ケース11の下方から本体ケース11の内部に水が
流入可能とされている。
【0045】蓋体13は、図12及び図13のものと同
一構成のリング状のもので、図1及び図2に示すよう
に、その中央部に、羽根車1の回転軸3の上端部を軸支
する軸受け部14が設けられている。該軸受け部14は
下向きに開口した有底筒状のもので、回転軸3の上端部
を回転自在且つ上下動自在に挿入する軸受け孔14aを
具備し、該軸受け部14の外周面部が、前記軸受け部1
2と同様に、蓋体13の内周面部に、径方向に延在する
複数の板状リブ27を介して連結されている。そして、
本体ケース11の上端部に蓋体13を装着したとき、本
体ケース11の内部に流入する水は、複数の板状リブ2
7の間を通ってる流出可能とされている。また、軸受け
部14の軸受け孔14aの底面は、球面状の凹面とさ
れ、また、軸受け孔14aの上部には、軸受け孔14a
と連通する一対の切り溝28が周方向に180度の間隔
を存して形成されている。
【0046】カバー体24は、ばね性や非粘着性を有す
る樹脂材料(例えばポリアスタール系樹脂、ナイロン系
樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリフェニレンサルファ
イド等)を用いて成形されたもので、図2乃至図4に示
すように、その下端部には、カバー体24の内方に張り
出したフランジ29(第1係止部)が形成され、該カバ
ー体24の内周面部には、磁性体2の各凸条部8と嵌合
する複数の凹溝30が該カバー体24の軸方向に延在し
て、且つ周方向に等間隔で形成されている。この場合、
カバー体24の凹溝30同士の間の箇所における内径
は、磁性体2の凸条部8同士の間の箇所の外径以上で且
つ該外径と略同一とされている。また、フランジ29の
内径は、磁性体2の凸条部8同士の間の箇所の外径より
も小さいものとされている。
【0047】このカバー体24の上端面には、凹溝30
同士の間の箇所から複数の略板状の突起部材31が上方
に向かってカバー体24の軸心と平行に延設され、各突
起部材31の先端部には、カバー体24の軸心側に向か
って内方に張り出した凸部32(第2係止部)が形成さ
れている。各突起部材31は、その幅及び先端部を除く
厚みがカバー体24の凹溝30同士の間の箇所の幅及び
厚みと同一とされ、該凹溝30同士の間の箇所と一体的
に形成されている。そして、各突起部材31の凸部32
は、カバー体24の径方向で互いに対向するもの同士の
間の間隔が磁性体2の凸条部8同士の間の箇所の外径よ
りも若干小さな間隔となるように各突起部材31の先端
部の内面部から内方に張り出している。尚、図1及び図
4に示すように、各突起部材31の凸部32の先端面
(カバー体24の軸心に臨む面)32aの上部には、該
上部における突起部材31の内面部からの張出量が凸部
32の先端面32aの下部における張出量よりも僅かに
小さくなるように曲面形状に形成されている(所謂Rが
設けられている)。また、各突起部材31の下端面と前
記フランジ29の上面との間の間隔は、磁性体2の軸方
向の長さと羽根車1の環状部6の軸方向の長さとを合わ
せた長さに略等しいものとされている。また、各突起部
材31は、カバー体24の径方向に多少撓むことができ
るようになっている。さらに、カバー体24の突起部材
31を除く部分の軸方向の長さ(カバー体24の凹溝3
0の箇所の長さ)は、磁性体2の軸方向の長さよりも若
干長いものとされている。
【0048】前記羽根車1、磁性体2及びカバー体24
は、次のように組付けられる。
【0049】すなわち、まず、図2を参照して、磁性体
2の凹部9,9を羽根車1の凸部7,7にそれぞれ対向
させて、羽根車1の下方から磁性体2を羽根車1の斜流
羽根5a〜5dに外挿する。そして、図5に示すよう
に、該磁性体2の上端面を羽根車1の環状部6の下端面
に当接させて該磁性体2及び環状部6を同心に重合させ
ると共に、磁性体2の凹部9,9と羽根車1の凸部7,
7とを互いに嵌合させる。この嵌合により、磁性体2及
び羽根車1の相互の回り止めがなされて両者が一体に回
転し得る状態となる。
【0050】次いで、カバー体24の各凹溝30と磁性
体2の各凸条部8とを互いに対向させて、カバー体24
を磁性体2の下方から該磁性体2に外挿する。このと
き、まず、カバー体24の各突起部材31の先端部が磁
性体2の下端部で磁性体2の凸条部8同士の間の箇所に
当接すると共にカバー体2の径方向で拡径側に若干撓
み、各突起部材31の凸部32の先端面32aが磁性体
2の凸条部8同士の間の箇所で該磁性体2の外周面に摺
接する。この場合、各突起部材31の撓みにより、各凸
部32は、磁性体2の外周面に強固に圧接することはな
く、従って、該磁性体2に割れ等の損傷を及ぼすことは
ない。
【0051】この状態で、カバー体24をさらに外挿し
ていくと、カバー体24の各突起部材31の凸部32
は、該突起部材31が撓んだまま磁性体2の外周面を乗
り越えて羽根車1の環状部6の外周面に摺接し、また、
カバー体24の各凹溝30が磁性体2の各凸条部8と嵌
合しつつ該カバー体24の本体部が磁性体2の外周面に
摺接しつつ外挿される。そして、最終的に、カバー体2
4は、図1及び図6に示すように、そのフランジ29が
磁性体2の下端面に当接して該磁性体2に係止されるま
で該磁性体2に外挿される。この時、カバー体24の各
突起部材31の凸部32が羽根車1の環状部6の外周面
を乗り越え、各突起部材31が、カバー体24の径方向
で縮径側に撓み復帰して、その先端部の凸部32を除く
部分が磁性体2の外周面及び羽根車1の環状部6の外周
面に接触すると共に、該凸部32が環状部6の上端面に
張り出すように当接して該環状部6に係止される。
【0052】これにより、磁性体2の外周面がカバー体
24の本体部により被覆されると共に、該磁性体2及び
羽根車1の環状部6とが互いに重合した状態でカバー体
24のフランジ29と複数の突起部材31の凸部32と
の間で軸方向に挟持され、磁性体2及び羽根車1がカバ
ー体24を介して一体的に組付けられる。
【0053】このように、磁性体2及び羽根車1の一体
的な組付けは、磁性体2と羽根車1の環状部6とを重合
して一体に回転自在に組付けた状態で、カバー体24の
突起部材31を撓ませつつ磁性体2に外挿するだけで、
磁性体2に割れ等の損傷を及ぼすことなく容易に行うこ
とができ、しかも確実に磁性体2及び羽根車1をカバー
体24を介して一体化することができる。そして、この
場合、カバー体24等の製造精度の多少のばらつきが生
じていても、そのばらつきをカバー体24の突起部材3
1の撓みにより吸収することができ、支障なくカバー体
24を磁性体2に外挿して組付けを行うことができる。
【0054】上記のようにして組付けられた羽根車1、
磁性体2及びカバー体24は、前記本体ケース11に収
容されて、羽根車1の回転軸3の下端部が該本体ケース
11の軸受け部12の軸受け孔12aに挿入・軸支され
ると共に、さらに、本体ケース11の上端部に蓋体13
を装着しつつ、該蓋体13の軸受け部14の軸受け孔1
4aに羽根車1の回転軸3の上端部が挿入・軸支され、
これにより、前記流量センサAが組立られる。そして、
このように組立てられた流量センサAを前記図1の給湯
路2に使用する場合には、図1に示すように、本体ケー
ス11がその内部に収容された羽根車1等や上端部に装
着された蓋体13と共に水量制御装置17の上流部分1
7aに内挿されて、蓋体13の上面が水量制御装置17
の上流部分17a及び下流部分17bの略境界箇所で上
流部分17aの内周部に形成された環状の顎部17cに
当接され、さらに本体ケース1の下端部が上流部分17
aの内周部に装着されるOリング17dにより係止さ
れ、これにより、水量制御装置17に流量センサAが取
付けられる。
【0055】このように水量制御装置17に取付けられ
た流量センサAにあっては、給湯路2の通水が無い状態
では、羽根車1が磁性体2及びカバー体24と共に、自
重により軸方向に下降して回転軸3の大径部4の下端面
が本体ケース11の軸受け部12の上端面に支承された
状態となるのであるが、給湯路2の通水が行われ水量制
御装置17の流入口18側から本体ケース1の内部を通
って流出口19側に水が流れると、その流れにより羽根
車1が磁性体2及びカバー体24と共に上昇して回転軸
3の上端部の小径部25が蓋体13の軸受け部14の軸
受け孔14aの底面に当接し、この状態で、羽根車1が
磁性体2及びカバー体24と共に水の流量に応じた回転
数で一体に回転する。そして、その回転時の磁性体2の
周囲の磁界の変化が前記磁気センサ20により検出され
て、これにより、水の流量が検出される。
【0056】尚、回転軸3の大径部4の下端面と軸受け
部12の上端面とには、それぞれ羽根車1の下降状態で
互いに嵌合可能な凸部33と凹部34とが設けられてお
り、これらの凸部33及び凹部34は、給湯路2の逆流
が生じたとき、互いに嵌合して、羽根車1の逆回転を阻
止する。
【0057】かかる流量センサAにあっては、給湯路2
内の水の凍結が生じた時等に、比較的剛性の高い磁性体
2が割れる場合があるものの、該磁性体2は、その外周
面がカバー体24により被覆され、しかも該磁性体2と
重合した羽根車1の環状部6の上端面に係止されたカバ
ー体24の複数の突起部材31の各凸部32と、該磁性
体2の下端面に係止されたカバー体24のフランジ29
との間で軸方向に挟持されているため、該磁性体2の各
部分の径方向及び軸方向の移動が規制される。従って、
割れた磁性体2が、その羽根車1への組付け位置から脱
落するのが阻止され、その組付け状態が保持される。こ
のため、水の凍結等による該磁性体2の割れが生じて
も、支障なく流量の検出を行うことができる。
【0058】また、磁性体2の外周面はカバー体24に
より被覆されているので、該磁性体2の外周面に鉄サビ
や鉄粉等の異物が付着することはなく、さらに該磁性体
2を被覆するカバー体24にあっては、その外周面にお
ける磁力は、磁性体2の外周面に較べて弱いものとなる
ため、該カバー体24の外周面には鉄サビ等の異物が付
着し難いものとなる。従って、磁性体2やカバー体24
に鉄サビや鉄粉等の異物が多量に付着して羽根車1の回
転不良を生じるような事態を回避することができ、羽根
車1を良好に回転させることができる。
【0059】次に、本発明の他の実施形態を図7乃至図
11を参照して説明する。図7は本実施形態の流量セン
サの分解斜視図、図8は図7の流量センサの組付け状態
を示す斜視図、図9は図7の流量センサの組付け状態で
の側面図、図10は図9のX−X線断面図、図11は図
9のXI−XI線断面図である。
【0060】尚、本実施形態の流量センサの基本構成は
前記図14のものと同一であり、同一構成部分について
は、同一の参照符号を付して説明する。
【0061】本実施形態の流量センサBは、前記図14
のものと同一構成の羽根車52及び磁性体55を備える
と共に、さらに、該羽根車52に組付けられる磁性体5
5の外周面を被覆するカバー体56とを備えている。
【0062】羽根車52は、前述のように回転軸50の
軸方向の略中央部に形成された大径部50aの外周面に
一体に、4枚の斜流羽根51a〜51dを周方向に等間
隔で形成したものであり、その材質は前記流量センサA
の羽根車1と同一とされている。
【0063】磁性体55は、前述のように、斜流羽根5
1a〜51dと同数(4個)の突出部53を円筒状の基
体部54の外周面に一体に周方向に等間隔で形成し、略
十文字形状に形成されたものであり、その材質は前記流
量センサAの磁性体2と同一とされている。尚、基体部
54の中心部(磁性体55の軸心部)には、羽根車52
の回転軸50を挿通する挿通孔54aが形成されてい
る。また、磁性体55の各突出部53の上端面の形状
は、羽根車52の各斜流羽根51a〜51dの下端面の
形状と略同一で、また、基体部54の外径は羽根車52
の回転軸50の大径部50aと略同一外径とされてい
る。すなわち、羽根車52の51a〜51dの下端面は
回転軸50の大径部50aの下端面と併せて磁性体55
と略同一の十文字形状となっている。
【0064】カバー体56は、その下部の周壁部が、図
7及び図10に示すように磁性体55の外周形状に対応
して十文字形状に形成され、磁性体55の各突出部53
の外周面を被覆する突出被覆部57と、突出部53同士
の間で磁性体55の基体部54の外周面を被覆する円筒
状被覆部58とにより形成されている。そして、該カバ
ー体56の下端面には、該下端面を閉蓋するようにして
十文字形状の底板59(図7参照)が形成されている。
該底板59はカバー体56を磁性体55に外挿したとき
該磁性体55の下端面に当接するフランジを構成するも
のである。尚、該底板59の中心部には、羽根車52の
回転軸50を挿通する挿通孔59aが形成されている。
【0065】また、図7乃至図9に示すように、カバー
体56の下部の各突出被覆部57の先端側上端面から羽
根車52の斜流羽根51a〜51dと同数(4個)の板
状の突起部材60が各斜流羽根51a〜51dの外周部
に沿うようにして斜め上方に向かって突設されている。
そして、各突起部材60の一側部の上端部には、後述の
組立時に該突起部材60を各斜流羽根51a〜51dの
上面(表面)に係止するための係止爪(凸部)61が内
方に若干張り出すようにして形成され、各突起部材60
の他側部には、各斜流羽根51a〜51dの下面(裏
面)に当接する当接片62が形成されている。これらの
各突起部材60の係止爪61及び当接片62の間隔は各
斜流羽根51a〜51dの幅と略同一である。また、互
いに対向する突起部材60,60の係止爪61,61の
間隔は、羽根車52の斜流羽根51a〜51dの外周部
における外径よりも若干小さなものとされている。
【0066】尚、前記突起部材60等を含むカバー体5
6は、前記流量センサAのカバー体24と同一の材質に
より形成され、突起部材60は、係止爪61の箇所で拡
径側に若干撓むことができるようになっている。
【0067】これらの羽根車52、磁性体55及びカバ
ー体56は、次のように組付けられる。
【0068】すなわち、図7を参照して、まず、磁性体
55を羽根車52の回転軸50の下部に該磁性体55の
挿通孔54aを介して同心に外挿し、同図仮想線で示す
ように、磁性体55の基体部54を羽根車52の回転軸
50の大径部50aの下端面に重合させると共に、磁性
体55の各突出部53を羽根車52の各斜流羽根51a
〜51dの下端面に重合させる。
【0069】次いで、カバー体56の各突出被覆部57
と磁性体55の各突出部53とを互いに対向させて、カ
バー体56を磁性体55の下方から該磁性体55に外挿
する。このとき、まず、カバー体56の各突起部材60
の上端部が、係止爪61の箇所で、拡径側に若干撓みつ
つ磁性体55の各突出部53の先端面(磁性体55の外
周面)に摺接する。この場合、各突起部材60の撓みに
より、各係止爪61は、磁性体55に強固に圧接するこ
とはなく、従って、該磁性体2に割れ等の損傷を及ぼす
ことはない。
【0070】この状態で、カバー体56をさらに外挿し
ていくと、カバー体56の各突起部材60の係止爪61
は、該突起部材60が拡径側に撓んだまま磁性体55の
各突出部53の先端面を乗り越えて羽根車52の各斜流
羽根51a〜51dの外周部に摺接し、また、カバー体
56の各突出被覆部57及び円筒状被覆部58がそれぞ
れ磁性体55の各突出部55及び基体部55の外周面に
摺接しつつ該カバー体56の下部が磁性体55に外挿さ
れる。尚、この時、カバー体56の各突起部材60の当
接片62は磁性体55の突出部53同士の間の箇所に位
置する。
【0071】そして、最終的に、カバー体56は、その
底板59が磁性体55の下端面に当接して該磁性体55
に係止されるまで該磁性体55に外挿される。この時、
カバー体56の各突起部材60の係止爪61が羽根車1
の各斜流羽根51a〜51dの外周部を乗り越えて、各
突起部材60が縮径側に撓み復帰し、図11に示すよう
に該突起部材60の係止爪61が各斜流羽根51a〜5
1dの表面に張り出すように当接して該斜流羽根51a
〜51dに係止される。また、各突起部材60の当接片
62は、各斜流羽根51a〜51dの裏面に前記係止爪
61と対向して当接する。
【0072】これにより、磁性体55の外周面がカバー
体56の下部により被覆されると共に、該磁性体2の各
突出部53及び羽根車52の各斜流羽根51a〜51d
とが互いに重合した状態でカバー体56の底板59と突
起部材60の係止爪61との間で挟持され、磁性体55
及び羽根車52がカバー体56を介して一体的に組付け
られる。また、カバー体56の各突起部材31の当接片
62が係止爪61と対向して各斜流羽根51a〜51d
の裏面に当接するため、該斜流羽根51a〜51dが係
止爪61と当接片62との間に挟持され、カバー体56
が羽根車52に確実に保持されると共に、カバー体56
と羽根車52との相互の回り止めがなされる。
【0073】このように、流量センサBの組立ては、磁
性体55を羽根車52の回転軸50に外挿して該磁性体
55の各突出部53と羽根車52の各斜流羽根51a〜
51dとを重合した状態で、カバー体56の突起部材6
0を撓ませつつ磁性体55に外挿するだけで、磁性体5
5に割れ等の損傷を及ぼすことなく容易に行うことがで
き、しかも確実に磁性体55、羽根車52及びカバー体
56を一体化することができる。
【0074】このようにして組立てられた流量センサB
は、前記流量センサAと同様に、例えば図示しない給湯
路中に配置されて、羽根車52の回転軸50の両端部が
回転自在に軸支され、該流量センサBが流量に応じた回
転数で回転自在とされる。
【0075】この場合、流量センサAと同様に、給湯路
内の水の凍結が生じた時等に、磁性体55が割れる場合
があるものの、該磁性体55は、その外周面がカバー体
56により被覆され、しかも該磁性体55の各突出部5
3と重合した羽根車1の各斜流羽根51a〜51dの上
面に係止されたカバー体55の複数の突起部材60の各
係止爪61と、該磁性体55の下端面に当接されたカバ
ー体56の底板59との間で挟持されているため、該磁
性体55の各部分の径方向及び軸方向の移動が規制され
る。従って、割れた磁性体55が、その組付け位置から
脱落するのが阻止され、その組付け状態が保持される。
このため、水の凍結等による該磁性体55の割れが生じ
ても、支障なく流量の検出を行うことができる。
【0076】また、磁性体55の外周面はカバー体56
により被覆されているので、該磁性体55の外周面に鉄
サビや鉄粉等の異物が付着することはなく、さらに該磁
性体55を被覆するカバー体56にあっては、その外周
面における磁力は、磁性体55の外周面に較べて弱いも
のとなるため、該カバー体56の外周面には鉄サビ等の
異物が付着し難いものとなる。従って、磁性体55やカ
バー体56に鉄サビや鉄粉等の異物が多量に付着して羽
根車52の回転不良を生じるような事態を回避すること
ができ、羽根車52を良好に回転させることができる。
【0077】尚、以上説明した各実施形態では、流量セ
ンサを給湯路に配置する場合を例にとって説明したが、
これに限らず、各種の流体の流量を検出する場合に、本
はうめいの流量センサを適用することができることはも
ちろんである。
【0078】また、磁性体と羽根車とは、それらを一体
に成形するようにしてもよい。
【0079】また、磁性体は、一般的な磁石を使用する
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の流量センサを給湯器の給
湯路に装着した状態を示す縦断面図。
【図2】図1の流量センサの分解斜視図。
【図3】図1の流量センサに備えた筒体の平面図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【図5】図1及び図2の流量センサの組立方法を説明す
るための斜視図。
【図6】図1及び図2の流量センサの組立方法を説明す
るための斜視図。
【図7】本発明の他の実施形態の流量センサの分解斜視
図。
【図8】図7の流量センサの組付け状態における斜視
図。
【図9】図7の流量センサの組付け状態における側面
図。
【図10】図9のX−X線断面図。
【図11】図9のXI−XI線断面図。
【図12】従来の流量センサの分解斜視図。
【図13】図12の従来の流量センサの断面図。
【図14】従来の他の流量センサの分解斜視図。
【符号の説明】
A,B…流量センサ、1,52…羽根車、2,55…磁
性体、6…環状部、7…環状部の凸部、9…磁性体の凹
部、24,56…カバー体、29,59…フランジ(第
1係止部)、31,60…突起部材、32,61…突起
部材の凸部(第2係止部)、51a〜51d…斜流羽
根。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流路にその流量に応じた回転数で回転自在
    に設けられた羽根車と、該羽根車の回転軸の周囲に該羽
    根車と一体に回転自在に設けられた磁性体とを備え、該
    羽根車及び磁性体の回転による磁界の変化により前記流
    路の流量を検出する流量センサにおいて、前記磁性体の
    外周面をその形状に沿って被覆して該磁性体に外挿され
    た樹脂材料からなるカバー体を備え、該カバー体が、そ
    の一端に設けられた第1係止部と他端に設けられた第2
    係止とによりそれぞれ前記磁性体及び羽根車に係止され
    ていることを特徴とする流量センサ。
  2. 【請求項2】前記羽根車はその外周部に前記回転軸と同
    心の環状部を該羽根車と一体に備えると共に、前記磁性
    体は該羽根車の外周部に前記環状部の一端面に同心に重
    合して設けられ、前記カバー体の第1係止部は、前記磁
    性体の両端面のうち、前記羽根車の環状部から離間する
    側の端面に当接して該磁性体に係止され、前記カバー体
    の第2係止部は、前記羽根車の環状部の両端面のうち、
    前記磁性体から離間する側の端面に当接して該羽根車の
    環状部に係止されていることを特徴とする請求項1記載
    の流量センサ。
  3. 【請求項3】前記カバー体の第1係止部は、該カバー体
    の一端部の内周面に前記磁性体の端面に向かって張り出
    して形成されたフランジにより構成され、前記カバー体
    の第2係止部は、該カバー体の他端部の端面から周方向
    に間隔を存して該カバー体の軸方向に突設された複数の
    突起部材の先端部にそれぞれ前記羽根車の環状部の端面
    に向かって張り出して形成された凸部により構成され、
    前記複数の突起部材は、前記カバー体を該突起部材側か
    ら前記磁性体及び羽根車の環状部に外挿可能に拡径側に
    可撓自在に形成され、且つ該カバー体をその前記フラン
    ジが該磁性体の端面に当接する位置まで該磁性体及び羽
    根車の環状部に外挿したとき各突起部材の前記凸部が前
    記羽根車の環状部の端面に当接するよう縮径側に可撓復
    帰自在に形成されていることを特徴とする請求項2記載
    の流量センサ。
  4. 【請求項4】前記羽根車の環状部と前記磁性体との互い
    に重合する端面には、互いに嵌合する凸状の嵌合部及び
    凹状の嵌合部が形成され、前記磁性体は両嵌合部の嵌合
    により前記羽根車に一体に回転自在に装着されているこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の流量センサ。
  5. 【請求項5】前記磁性体は、前記羽根車の回転軸の外周
    面に周方向に間隔を存して形成された複数の斜流羽根の
    一端部に重合して該羽根車の回転軸の周囲に設けられ、
    前記カバー体の第1係止部は、前記磁性体の両端面のう
    ち、前記羽根車の斜流羽根から離間する側の端面に当接
    して該磁性体に係止され、前記カバー体の第2係止部
    は、前記羽根車の各斜流羽根の表裏面のうち、前記磁性
    体から離間する側の表面に当接して該羽根車の各斜流羽
    根に係止されていることを特徴とする請求項1記載の流
    量センサ。
  6. 【請求項6】前記カバー体の第1係止部は、該カバー体
    の一端部の内周面に前記磁性体の端面に向かって張り出
    して形成されたフランジにより構成され、前記カバー体
    の第2係止部は、該カバー体の他端部の端面から周方向
    に間隔を存して前記羽根車の各斜流羽根の外周部に略沿
    って突設された複数の突起部材にそれぞれ前記羽根車の
    各斜流羽根の表面に向かって張り出して形成された凸部
    により構成され、前記複数の突起部材は、前記カバー体
    を該突起部材側から前記磁性体及び羽根車の斜流羽根に
    外挿可能に拡径側に可撓自在に形成され、且つ該カバー
    体をその前記フランジが該磁性体の端面に当接する位置
    まで該磁性体及び羽根車の斜流羽根に外挿したとき各突
    起部材の前記凸部が前記羽根車の各斜流羽根の表面に当
    接するよう縮径側に可撓復帰自在に形成されていること
    を特徴とする請求項5記載の流量センサ。
  7. 【請求項7】前記各突起部材に、前記凸部と略対向して
    前記羽根車の各斜流羽根の裏面に当接する当接片を設け
    たことを特徴とする請求項6記載の流量センサ。
  8. 【請求項8】流路にその流量に応じた回転数で回転自在
    に設けられた羽根車と、該羽根車の外周部に該羽根車と
    一体に回転自在に外挿された磁性体とを備え、該羽根車
    及び磁性体の回転による磁界の変化により前記流路の流
    量を検出する流量センサの組立方法において、前記磁性
    体を前記羽根車の一端側から該羽根車の外周部に外挿
    し、該羽根車の外周部に該羽根車と一体に形成された環
    状部の一端面に該磁性体の一端面を同心に重合させて該
    磁性体及び羽根車を組付ける工程と、次いで、前記磁性
    体の外周面をその形状に沿って被覆する樹脂材料から成
    るカバー体を該磁性体に外挿し、該カバー体の一端部の
    内周面に内方に張り出して形成されたフランジを前記磁
    性体の他端面に当接させる工程と、該カバー体の外挿時
    に、該カバー体の他端部の端面から周方向に間隔を存し
    て該カバー体の軸方向に突設され且つ内周面部にそれぞ
    れ内方に張り出した凸部が形成された複数の突起部材を
    拡径側に撓ませつつ前記磁性体及び羽根車の環状部に外
    挿し、該カバー体の前記フランジが前記磁性体の他端面
    に当接する位置まで該カバー体が該磁性体に外挿された
    とき、前記複数の突起部材を縮径側に復帰させて各突起
    部材の凸部を前記羽根車の環状部の他端面に当接させる
    工程とを備えたことを特徴とする流量センサの組立方
    法。
  9. 【請求項9】流路にその流量に応じた回転数で回転自在
    に設けられた羽根車と、該羽根車の回転軸に該羽根車と
    一体に回転自在に外挿された磁性体とを備え、該羽根車
    及び磁性体の回転による磁界の変化により前記流路の流
    量を検出する流量センサの組立方法において、前記磁性
    体を前記羽根車の一端側から該羽根車の回転軸に同心に
    外挿し、該羽根車の回転軸の外周部に周方向に間隔を存
    して形成された複数の斜流羽根の一端部に該磁性体の一
    端面を重合させて該磁性体及び羽根車を組付ける工程
    と、次いで、前記磁性体の外周面をその形状に沿って被
    覆する樹脂材料から成るカバー体を該磁性体に外挿し、
    該カバー体の一端部の内周面に内方に張り出して形成さ
    れたフランジを前記磁性体の他端面に当接させる工程
    と、該カバー体の外挿時に、該カバー体の他端部の端面
    から周方向に間隔を存して前記羽根車の各斜流羽根の外
    周部に略沿って突設され且つ内周面部にそれぞれ該斜流
    羽根の表面に沿って内方に張り出した凸部が形成された
    複数の突起部材を拡径側に撓ませつつ前記磁性体及び羽
    根車の斜流羽根に外挿し、該カバー体の前記フランジが
    前記磁性体の他端面に当接する位置まで該カバー体が該
    磁性体に外挿されたとき、前記複数の突起部材を縮径側
    に復帰させて各突起部材の凸部を前記羽根車の斜流羽根
    の表面に当接させる工程とを備えたことを特徴とする流
    量センサの組立方法。
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