JP2534595Y2 - 流量センサ - Google Patents

流量センサ

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JP2534595Y2
JP2534595Y2 JP1993009470U JP947093U JP2534595Y2 JP 2534595 Y2 JP2534595 Y2 JP 2534595Y2 JP 1993009470 U JP1993009470 U JP 1993009470U JP 947093 U JP947093 U JP 947093U JP 2534595 Y2 JP2534595 Y2 JP 2534595Y2
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要 安藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は流量センサに関し、更に
詳細には流体の通路内に配置された羽根車の回転をその
羽根車の近くに配置した磁気センサにより検出して流量
を計測する流量センサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】羽根車の回転を磁気センサで検出し、そ
れによって流体の流量を計測する流量センサは従来から
種々提供されている。このような従来の流量センサの一
例として、実開昭62−199628号に示されるもの
がある。この従来技術の流量センサは、図8にも示され
るように、中空筒状のセンサ本体a内に、中空の筒状ケ
ースc及びその筒状ケースc内で回転可能に支持された
羽根車すなわち水車dを有する羽根車カートリッジbを
挿入し、そのセンサ本体aには磁気センサfを収納した
筒状部材gを受ける孔hを形成すると共に羽根車カート
リッジの筒状ケースcに内部に開口するスリットiを形
成し、筒状部材gの先端をセンサ本体aの孔h及び筒状
ケースcのスリットiを通して筒状ケースの内部に臨ま
せるようにしている。
【0003】しかしながら、このような従来の構造では
流量センサを構成する部品の点数が多くなってコスト高
になるだけでなく、各部品の寸法のばらつきにより磁気
センサの位置が安定しなくなり検出精度が一定しなくな
る問題、並びに流体が流れる筒状ケースcの内部とセン
サ本体aの外部とが筒状ケースcのスリットi及びセン
サ本体aの孔hを互いに連通することになるので、流体
の漏れ防止手段を講じなければならない問題がありま
す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、かかる従来
技術の問題に鑑みて成されたものであって、その目的と
するところは、流量センサにおいて、本体内に挿入され
る羽根車カートリッジの構造を改良することによって流
量センサを構成する部品点数を少なくすると共に流量漏
れの可能性を無くすことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、流体通路を限
定する穴を有する本体と、該本体の該穴内に回転自在に
配置された羽根車を有する羽根車カートリッジと、該羽
根車の回転を検知する磁気センサとを備えた流量センサ
において、該本体には該本体の外周に開口しかつ該本体
の穴との連通が壁によって阻止された磁気センサ収容凹
部を形成し、該羽根車カートリッジには該羽根車と該羽
根車の両端を回転自在に支持する軸受けケースとを設け
て羽根車カートリッジを該穴内に挿入して固定し、該軸
受けケースには、該羽根車の外周側に少なくとも一つの
スリットを形成して該スリットを介して該磁気センサ収
容凹部内に収容された磁気センサが該羽根車と向かい合
うように構成されている。
【0006】
【作用】上記構成の流量センサにおいて、本体の穴内に
流体が流入すると、その流体は軸受けカートリッジ内に
流れて羽根車に当たり、羽根車は回転する。その羽根車
が回転すると磁気センサがその回転数を計測し、それに
よって流量を計測する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の流量センサの
実施例に付いて説明する。図1ないし図3において、本
実施例の流量センサ1が示されている。この流量センサ
1は、流体の通路を限定する穴21を有する中空の本体
2と、その本体2の穴21内に挿入された羽根車カート
リッジ3と、本体2に形成された凹部26内に収容され
た磁気センサ6とを備えている。
【0008】本体2の穴21は、図1において左から軸
方向に順に部分21a、21b、21cになっており、
部分21aと部分21bとの間に当接部すなわち肩部2
2が、かつ部分21bと部分21cとの間に当接部すな
わち肩部23が形成されている。部分21a及び21c
は横断面が円形になっているが、部分21bは後述する
羽根車カートリッジ3をぴったりと受けるために円形に
なっていない。本体2中央の外周上の一点(図1におい
て上面)には磁気センサ6を受ける凹部26が形成され
ている。凹部26は本体の外周に開口しかつ半径方向に
伸びるが、壁27によって穴21との連通は阻止されて
いる。壁27は可能な限り薄く構成するのがよい。本体
2は好ましくは合成樹脂材料で、例えば射出成形によっ
てつくられる。
【0009】羽根車カートリッジ3は、図1、図2、図
3及び図7から明らかなように、軸受けケース30とそ
の軸受けケース30内に両端を回転自在に支持された羽
根車50とを備えている。軸受けケース30は穴21の
上流側の部分21a内に挿入される上流側の軸受け部分
31と、21b内に肩部23に隣接して挿入される下流
側の軸受け部分41とを有する。上流側の軸受け部分3
1は中央のボス部32と、ボス部32と同心のスリーブ
部分33とを備え、それらは、図1、図4及び図5から
明らかなように、半径方向に伸びかつ円周方向に等間に
隔てられた固定の案内羽根34によって互いに連結され
ている。案内羽根34は軸受け部分31の中心軸線に関
して斜めになって軸方向に伸び、それによって隣接する
案内羽根、ボス部及びスリーブ部分によって限定される
流体通路が螺旋形を成すようになっている。ボス部32
の中心には後側(図1で右側)端面に開口する軸受け孔
35が形成されている。スリーブ部分33はボス部32
の後端の位置より穴21の部分21aの長さに相当する
長さLだけ軸方向に伸びている。このスリーブ部分33
には直径方向反対の位置にスリット36が形成されてい
る。スリット36の長さはLになっている。スリーブ部
分33のボス部と反対側の端部には位置決め凹所37が
形成されている。この軸受け部分31は合成樹脂材料で
一体的に形成されている。
【0010】図1、図6及び図7において、下流側の軸
受け部分41は、中央のボス部42と、ボス部42と同
心のリング部43とを備え、それらは両者間で半径方向
に伸びかつ円周方向に等間に隔てられた複数のリブ44
によって連結されている。ボス部42の中心には前端
(図1で見て左側)に開口する軸受け孔45が形成され
ている。リング部43の外周には直径方向反対の位置に
幅広の突部46がそれぞれ形成されている。突部46の
外周は円弧状になっていて、その円弧の曲率半径はスリ
ーブ部分33の内周の曲率半径と同じになっている。各
突部46の中央には更に位置決め突起47が形成されて
いる。この位置決め突起47はスリーブ部分33の端部
に形成された位置決め凹所37内にぴったりと入る形状
になっている。この下流側の軸受け部分41も合成樹脂
材料で一体的に形成されている。
【0011】羽根車50は、図7に示されるように、羽
根車本体51と、その羽根車本体の中心に両端が羽根車
本体55の端部から突出するように挿通した軸52とを
有している。羽根車本体51の外周には回転軸線に平行
に伸びかつ円周方向に等間に隔てられた複数(本実施例
では4個)の羽根52が形成されている。この羽根車本
体51は、例えば粉末の磁性材料を混ぜた合成樹脂で一
体的に形成した後着磁した構成でも、或いは合成樹脂材
料で一体的に形成した後羽根52の外周縁に磁石を接着
した構成でもよい。
【0012】本実施例の流量センサ1を組み立てるに
は、まず羽根車カートリッジ3を組み立てる。羽根車カ
ートリッジ3は、まず羽根車50を軸受けケース30の
上流側の軸受け部分31のスリーブ部分33内に挿入し
て羽根車の軸55の一方の端(図1及び図7で左端)を
その軸受け部分の軸受け孔35内に挿入する。その後、
羽根車50の軸55の他端(図1及び図7で右端)を下
流側の軸受け部分41の軸受け孔45内に挿入した状態
で、軸受け部分41を軸受け部分31のスリーブ部分3
3の端部(図1及び図7で右端)内に嵌合する。このと
き、軸受け部分41の外周に形成された位置決め突起4
7をスリーブ部分33の端部に形成された位置決め凹所
37内に入れ、上流側の軸受け部分31に関して下流側
の軸受け部分41を位置決めする。この状態で羽根車5
0は軸受けケース30内で回転自在になっている。
【0013】次に、前述のようにして組み立てた羽根車
カートリッジ3を、本体2の穴21内に図1で本体の右
側から、下流側の軸受け部分41の後端(図1で左端)
が穴21に形成された肩部23に当接するまで挿入す
る。このとき、本体2の穴21の部分21bの横断面形
状と、一対のスリット36を有するスリーブ部分33の
横断面形状との関係により、スリット36の一方は必ず
本体2に形成された凹部26側に向く。本体の穴21内
への羽根車カートリッジ3の挿入が完了した後、穴21
の部分21a内に止めリング7を嵌合し、本体からの羽
根車カートリッジの抜け出しを防止する。また、本体の
凹部26内には公知の構造のものでよい磁気センサ6を
挿入して固定する。このようにして、流量センサ1の組
み立てが完了する。
【0014】上記構成の流量センサにおいて、流体が本
体2の穴21内に図1で左側から流入すると、その流体
は上流側の軸受け部分31のボス部32とスリーブ部分
33との間を流れる。このとき軸受け部分31の案内羽
根34の作用により、流体は案内羽根の後端(図1で右
端)から離れるとき、螺旋状すなわち羽根車カートリッ
ジ3の中心軸線に関して斜めに流れる。このため羽根車
50の羽根52の側面に当たり、羽根車50は回転す
る。羽根車50が回転すると羽根車の磁性をおびた羽根
52の外周縁53が本体2の凹部26内に入れられた磁
気センサ6の近くを通過するのでそのことを検出する。
そして流量センサ内を流れる流体の流量に比例して羽根
車50の回転数が増加し、その回転数の増加に比例して
磁気センサ6による羽根車の羽根の通過の回数(単位時
間毎の)は増加する。したがって流量を検出できる。
【0015】上記実施例において、本体の凹部26と穴
21との連通が壁27によって阻止されるので、穴21
を流れる流体が外部に漏れる心配は無くなり、流体の漏
れを防止する手段を設ける必要も無くなる。また、部品
点数も少なく組み立ても容易であるからコストを低減で
きる。
【0016】なお、上記実施例では、案内羽根を羽根車
の回転軸線に関して斜めにしたので羽根車の羽根を回転
軸線に平行にしたが、案内羽根を回転軸線に平行にして
羽根車の羽根を回転軸線に関して斜めにしてもよい。ま
た、本体2の穴21の部分21bの横断面形状を軸受け
部分31のスリーブ部分33の外径とほぼ同じ直径の円
形にしてもよい。更に、上記実施例では羽根車カートリ
ッジの本体内からの抜け出しを止めリングでおこなって
いるが、本体の穴の部分21aの内周であって止めリン
グが嵌合される位置に本体から内側に僅かに突出する複
数の突起を円周方向に隔てて形成しておき、スリーブ部
分33を僅かに弾性変形させてその突起を越えて穴の部
分21a内に挿入してそのスリーブ部分の縁部をその突
起に係合させて抜け出しを防止しても、或いは、スリー
ブ部分の外周に半径方向外側に僅かに突出する突起を一
つ又は複数形成しかつ本体の穴の部分21aの内周にそ
の突起が嵌合する凹部を形成し、スリーブ部分を部分2
1a内に嵌合した後突起を凹部に嵌合させて抜け出しを
防止してもよい。
【0017】
【考案の効果】本考案においては、磁気センサと羽根車
側の磁石との間隔を各製品につき一定に保つことがで
き、検出精度を向上できる。また、流体が本体の外部に
漏れる心配もなく、形成部品の点数も少なくできるので
コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の流量センサの一実施例の長手方向断面
図である。
【図2】羽根車カートリッジの側面図である。
【図3】図1の線IIIーIIIに沿った断面図である。
【図4】図1の線IVーIVに沿った断面図である。
【図5】図2の線VーVに沿って見た図であって羽根車カ
ートリッジの一方の端面図である。
【図6】図2の線VIーVIに沿って見た図であって羽根車
カートリッジの他方の端面図である。
【図7】羽根車カートリッジの展開斜視図である。
【図8】従来の流量センサの一例の断面図である。
【符号の説明】
1 流量センサ 2 本体 3 羽根車カートリッジ 6 磁気センサ 21 穴 26 凹部 30 軸受けケース 31 軸受け部
分 33 スリーブ部分 34 案内羽根 36 スリット 41 軸受け部
分 50 羽根車 52 羽根

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体通路を限定する穴を有する本体と、
    該本体の該穴内に回転自在に配置された羽根車を有する
    羽根車カートリッジと、該羽根車の回転を検知する磁気
    センサとを備えた流量センサにおいて、 該本体には該本体の外周に開口しかつ該本体の穴との連
    通が壁によって阻止された磁気センサ収容凹部を形成
    し、該羽根車カートリッジには該羽根車と該羽根車の両
    端を回転自在に支持する軸受けケースとを設けて羽根車
    カートリッジを該穴内に挿入して固定し、該軸受けケー
    スには、該羽根車の外周側に少なくとも一つのスリット
    を形成して該スリットを介して該磁気センサ収容凹部内
    に収容された磁気センサが該羽根車と向かい合うように
    構成した流量センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の流量センサにおいて、
    該軸受けケースが上流側の軸受け部分と、該上流側の軸
    受け部分に連結される下流側の軸受け部分とを備え、該
    上流側の軸受け部分に案内羽根が形成されている流量セ
    ンサ。
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JP2018031787A (ja) * 2017-10-27 2018-03-01 株式会社鷺宮製作所 フローセンサ

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