JP3120934U - 壁類用点検口枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で見幅がスリムで体裁がよく、しかも取付けと点検時の作業性のよい実用的な建物内の点検口枠を提供する。
【解決手段】底壁3には縦壁2よりに偏して縦壁2と平行な突壁31が形成されている。この突壁31は4辺全体として平面矩形状をなし、閉塞用部材Aの外輪郭寸法に対応した内寸法となっている。前記縦壁2の天端には、水平状に張り出す天壁4が形成され、突起状をなす内側張出し部40と、端部が下方に曲がった外側部分41とからなり、上方にL状に曲がった薄肉ヒンジ部5が一体形成されている。前記薄肉ヒンジ部5の先端には前記底壁2よりも長さの短い押さえカバー片6が水平状に一体形成されている。押さえカバー片6の下面中間部位には、押さえカバー片倒れ時に前記天壁4の内側張出し部下面に引っ掛かるフック部60が屈曲形成されている。押さえカバー片6の先端上側には短く突出した操作用の爪部61が形成されている。
【選択図】図4

Description

本考案は建物内の壁や天井に設けられる点検口枠に関する。
ビルや戸建住宅などにおいては、壁内あるいは天井に電気配線、電話回線などの配線類が張り巡らされ、また、給水給湯配管や気体の給排ダクト類が配管されることが多い。
こうした配線類の結線箇所や配管、ダクト類の接続箇所の保守、点検などを行うために、壁面あるいは天井は矩形状の点検口枠が取り付けられ、要時以外の通常時には点検口枠内を壁材と同様のパネルで覆い、要時にそれらを取り外して点検口を開口させるようになっている。
前記点検口枠は、従来、塩化ビニール樹脂製のものが多く用いられ、図1のように、底壁とこれの両端から立ち上がる内外の側壁とで上方開口の溝形に形成された枠主部aの前記外側壁上端に水平状に延びる外フランジbを形成し、前記内側壁の上端にも水平状に延びる内フランジcを設け、外フランジbの付根に沿って細帯状の軟質塩化ビニール片dで起伏可能に接合されたカバー片eを設けた構造となっていた。
この構造では、第1に、体裁が芳しくなく、壁や天井の美観を損ないやすい問題がある。すなわち、枠の見幅Wが外フランジ+カバー片+内フランジの幅の合計となるので非常に広く(32mm程度)、壁等への取付け状態において存在が目立ってしまう。しかも、硬質塩化ビニールのカバー片と軟質塩化ビニールのヒンジでは素材の色味が異なり,経時的にその色身の相違が浮き立ってしまう。
第2に、作業性が悪い問題がある。すなわち、この先行技術は、壁などの主要部位に設けた開口に矩形ボード類からなる内蓋fを配し、それを背部の木軸や軽量鉄骨からなる構造物gに接着するなどし、その状態で点検口枠を矩形ボード類を囲むように構造物gにあてがい、カバー片eを開いて、枠主部aの底壁からねじを構造物gにねじ込んで固定し、内フランジcにより内蓋fの周縁表面を押えている。このため、点検を行うときには、枠主部aの底壁のねじを除去して点検口枠全体を取り外さなければ内蓋fを取り外すことができず、手間と時間がかかり、また、その際にねじを紛失したり、内蓋fを無理に引っ張って破損させたりするトラブルも多かった。
本考案は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、簡単な構造で見幅がスリムで体裁がよく、しかも取付けと点検時の作業性のよい実用的な建物内の点検口枠を提供することにある。
上記目的を達成するため本考案は、壁または天井に点検口を形成するための平面形状が矩形状の合成樹脂枠において、縦壁とこれの下端から内方に延出する底壁とで断面形状がL状をなした本体の前記縦壁上端に、内外に短く水平状に張り出す天壁を形成し、この天壁の外側部分にこれと一体形成の肉薄ヒンジ部を介して少なくとも約80度起伏可能な押えカバー片を連成し、該押えカバー片の中間部分下面には倒れ時に前記天壁の内側張出し部下面に係止されるフック部を一体形成していることを特徴としている。
本考案によれば、壁や天井に形成した開口に本体を嵌め、底壁を内部構造たとえば木軸や軽量鉄骨にねじ類で固定することで簡単に取り付けることができ、本体は肉薄ヒンジ部により80度以上起伏可能な押えカバー片を有しているので、4辺の押えカバー片を起立させれば大きな開口が形成され、プレート状の閉塞用部材を枠内に簡単に嵌めることができ、押えカバー片を倒せば、これの中間部分下面にあるフック部が天壁の内側張出し部下面に係止されので、押えカバー片がロックされ、閉塞用部材をしっかりと固定できる。
点検時には押えカバー片を起立させるだけで前記動作により枠が大きく開かれるので、本体を取り外す要なくワンタッチで閉塞用部材を取り外すことができ、したがって作業性がよく、簡易迅速に点検を行うことができる。
また、押えカバー片が天壁の外側部分に一体形成された肉薄ヒンジ部により少なくとも約80度で起伏可能となっているので、枠全体の見幅を12mm以下というようなスリムなものにすることができ、全体が同一樹脂で一体成形されているので色相などの体裁もよいものとなり、また、部材数が少なくて済むと共に成形型がひとつで済むので安価に製作できる。
薄肉ヒンジ部及び押さえカバー片を含む本体全体がABS樹脂で代表される耐衝撃性樹脂で成形されている。
これによれば、衝撃に耐えられるねばりがあるので、一体成形された薄肉ヒンジ部に繰り返し起伏(開閉)に十分に耐えられる強度を持たせることができ、また、全部が同一樹脂であるため色味が統一された美麗なものとすることができ、表面にメッキを施すこともできるので、壁や天井の色調とマッチさせることも容易であり、身幅がスリムであることとあいまって存在が目立ちにくいものとすることができる。
本体の底壁各隅角部に隣接する底壁に跨った三角状の連結片を有している。
これによれば、本体のねじれが防止され強度が高くなると共に、内蓋に対する支持面積が増すので、安定した取り付けを行え、かつ、三角状連結片の厚さ分だけ内蓋の下面が底壁上面と離間するので、底壁から内部構造物にねじ込む固定ねじの頭部が内蓋下面に接触しなくなり、石膏質やパネルボード質からなる閉塞用部材の損傷を防止できる。
底壁に閉塞用部材の外形に対応した突壁を形成している。
これによれば、閉塞用部材が偏ることなく定位置に確実に嵌められ、また、三角状連結片の取付けのための位置決めも正確かつ簡単に行える。
本体が押さえカバー片および底壁の長手方向両端が斜めカットされた4本の部材からなり、それら4本の部材の端部斜め部が接近されるように組まれ、隣接する部材の底壁に跨って三角状の連結片が載せられ接合されている。
これによれば、部材は押し出し材を斜めカットすることで簡単に得ることができ、三角状の連結片で底壁をつなぐので、部材同士の角を接合しなくてもすみ、製作を簡単安価に行える。
以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図2ないし図7は本考案による壁類用点検口枠の一実施例を示しており、耐衝撃性樹脂たとえばゴム成分をブレンドしたABS樹脂で構成され、全体で平面矩形状をなしている。
1は4辺の各部材1aを接合して構成された本体であり、各部材1aは、それぞれ図3と図4のように、所要高さの縦壁2とこれの下端から直角状に延びる底壁3とにより断面L状となっている。各部材の底壁3の長手方向両端は図7のように45度の傾斜状をなしている。
底壁3の少なくとも対向する2辺の部材1a、1aには、必要に応じてねじ(あるいは釘)9を打ち込むための細孔30が配されるが、設けない場合もある。
前記底壁3には縦壁2よりに偏して縦壁2と平行な突壁31が形成されている。この突壁31は4辺全体として平面矩形状をなし、たとえば石膏ボードあるいはパネルボードにクロスを張った閉塞用部材Aの外輪郭寸法に対応した内寸法となっている。
前記縦壁2の天端には、図3と図4のように、短く水平状に張り出す天壁4が形成されており、該天壁4は突起状をなす内側張出し部40と、端部が下方に曲がった外側部分41とからなっており、前記外側部分41には上方にL状に曲がった薄肉ヒンジ部5が一体形成されている。
前記薄肉ヒンジ部5の先端には前記底壁2よりも長さの短い押さえカバー片6が水平状に一体形成されている。部材単位では、押さえカバー片6も長手方向両端が図7のように45度の傾斜状をなしている。そして、押さえカバー片6の下面中間部位には、図4のような押さえカバー片倒れ時に前記天壁4の内側張出し部下面に引っ掛かるフック部60が屈曲形成されている。
また、押さえカバー片6の先端上側には短く突出した操作用の爪部61が形成されている。
さらに、前記本体1の底壁とりわけ4隅に部位には、直角三角形状の連結片7が隣接する部材に跨るように定着され、これにより4辺の各部材1aが一体化されている。連結片7はねじ9の頭部90の高さよりも厚さが適度に大きい。
本考案の点検口枠は、図7のような部材1aと直角三角形状の連結片7を成形しておけばよく、ヒンジ部5を含めた全体が1種類の樹脂を押し出し型などで成形され、それを切断するだけでよいので、安価に量産することができる。
点検口枠とするには、端部が斜めカット状の部材1aを隅が合うように配材し、底壁3の4隅の部位に連結片7を配し、接着剤あるいは超音波溶着などで底壁面と接合するだけでよい。このとき各底壁3は突壁31を有し、組み合わせ状態で平面矩形状の突周壁となっているので、連結片7の2辺を突壁31にあてがうことで簡単に正確な位置決めを行なうことができる。
したがって製作が容易であり、かつ、連結片7が4隅に定着されているので、底壁の隣接する端面同士、縦壁1の隣接する端面同士を会えて接合しなくても十分な強度が得られ、ねじれも防止される。
点検口の形成に当たっては、たとえば壁の場合、内装壁のクロス張りボードBを、縦壁2の外輪郭に適合する大きさに切り取って開口を作り、これに本物品を嵌合し、底壁に配されている細孔にねじ9を挿入して構造物Cたとえば軽量鉄骨や木軸にねじ込めばよい。このときに、4辺の押さえカバー片6を起立させておくことが好適であり、薄肉ヒンジ部5が材質的にねばりのある樹脂からなっているため、容易に図4(b)のような90度近くあるいは90度以上の角度に開くことができる。閉塞用部材Aを挿入すれば、底壁に閉塞用部材Aの外輪郭にマッチした突周壁が形成されているため位置合わせが容易である。
閉塞用部材Aを突周壁31に内嵌することにより、4隅の連結片7上に下面が受支される。あとは、4辺の押さえカバー片6を順次倒せば、下面のフック部60が前記天壁4の内側張出し部下面に引っ掛かるためロックされる。
この状態が図5であり、閉塞用部材Aは厚さ方向では4隅の連結片7と4辺の押さえカバー片6の下面で強固に挟持され、水平方向の前後左右では突周壁31によりずれが阻止される。したがって、垂直な壁でも、しかも見幅の狭い枠でありながら、閉塞用部材Aをしっかりと安定して固定でき、見幅が狭いため枠が目立たず、室内内装の体裁もよくすることができる。
また、閉塞用部材Aの下面が連結片7に受支され、ねじ頭部90が連結片7の厚さから突出しないので、浮き上がったり、ねじの頭部との強接で穴が開いたり傷がつけられることもない。
点検時には、4辺の押さえカバー片6を起立させる。これは爪部61に指をあてがい引き起こすことで容易に行われる。押さえカバー片6は下面のフック部60が天壁4の内側張出し部下面から外れ、薄肉ヒンジ部5を支点として拡開する。これにより閉塞用部材Aの固定が解かれるので、ワンタッチで閉塞用部材Aを取り出すことができ、底壁で囲まれた開口から点検などを行うことができる。
(a)は従来の点検口枠の正面図、(b)は断面図である。 本考案による点検口枠の一実施例を示す平面図である。 第2図のX−X線に沿う断面図である。 (a)は図3の一部拡大図、(b)は押圧カバー片を起立させた状態の断面図である。 使用状態の断面図である。 閉塞部材の取り出しのために押圧カバー片を起立させた状態の断面図である。 点検口枠の構成部材の拡大斜視図である。
符号の説明
1 本体
1b 部材
2 縦壁
3 底壁
4 天壁
5 薄肉ヒンジ部
6 押さえカバー片
7 連結片
31 突壁
40 内側張出し部
60 フック部

Claims (5)

  1. 壁または天井に点検口を形成するための平面形状が矩形状の合成樹脂枠において、縦壁とこれの下端から内方に延出する底壁とで断面形状がL状をなした本体の前記縦壁上端に、内外に短く水平状に張り出す天壁を形成し、この天壁の外側部分にこれと一体形成の肉薄ヒンジ部を介して少なくとも約80度起伏可能な押えカバー片を連成し、該押えカバー片の中間部分下面には倒れ時に前記天壁の内側張出し部下面に係止されるフック部を一体形成していることを特徴とする壁類用点検口枠。
  2. 薄肉ヒンジ部及び押さえカバー片を含む本体全体がABS樹脂で代表される耐衝撃性樹脂で成形されている請求項1に記載の壁類用点検口枠。
  3. 本体の底壁各隅角部に、隣接する底壁に跨った三角状の連結片を有している請求項1に記載の壁類用点検口枠。
  4. 本体の底壁各隅角部に、隣接する底壁に跨った三角状の連結片を有し、かつ、底壁に閉塞用部材の外形に対応した突壁を形成している請求項1に記載の壁類用点検口枠。
  5. 本体が押さえカバー片および底壁の長手方向両端が斜めカットされた4本の部材からなり、それら4本の部材の端部斜め部が接近されるように組まれ、隣接する部材の底壁に跨って三角状の連結片が載せられ接合されている請求項1ないし4のいずれかに記載の壁類用点検口枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020070653A (ja) * 2018-11-01 2020-05-07 フクビ化学工業株式会社 開口枠構造
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