JP3120919B2 - ランプ波形電気信号発生方法と回路およびそれを用いた映像伝送系の直線性測定方法と測定用発生器 - Google Patents

ランプ波形電気信号発生方法と回路およびそれを用いた映像伝送系の直線性測定方法と測定用発生器

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JP3120919B2
JP3120919B2 JP6565093A JP6565093A JP3120919B2 JP 3120919 B2 JP3120919 B2 JP 3120919B2 JP 6565093 A JP6565093 A JP 6565093A JP 6565093 A JP6565093 A JP 6565093A JP 3120919 B2 JP3120919 B2 JP 3120919B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立ち上がりあるいは立
ち下がり時点を容易に判別できるランプ波形電気信号を
発生する方法と回路およびそれを用いた映像伝送系の直
線性測定方法と測定用発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】ランプ信号は、例えば、アナログ/デジ
タル変換およびデジタル/アナログ変換を含む、映像信
号の伝送系やVTR中の映像信号の伝送回路の直線性を
測定するのに有用な測定信号である。このランプ信号の
立ち上がりの傾斜が緩い場合にはどの時点で立ち上がっ
たかを知ることは難しく、測定上しばしば立ち上がり時
点の測定誤差が生じる。特に、ランプ信号を用いる観測
では、オシロスコープやウエーブ・フォーム・モニター
の掃引を拡大し細部の観測を行うことがしばしばある。
図5の(a)に示すように、従来のランプ信号はペデス
タルレベル以上の成分のみであったため、同図の(a)
の部分的に拡大した波形を表す(b)および(c)に示
されるように、ランプ信号の立ち上がり部分および立ち
下がり部分と水平ブランキング期間との境界が判別しず
らいという欠点が有った。そのため水平ブランキング期
間の観測時は、水平ブランキング期間と映像期間の判別
がつきやすい信号、例えば図6に示されるようにブラン
キング期間と映像期間との境界で信号の立ち上がりが鋭
いカラーバー信号に切り替えるのが通例であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、映像伝送系等の直線性測定において、上記のような
観測がなされていたので、ランプ信号の立ち上がり部分
および立ち下がり部分と水平ブランキング期間との境界
が判別しずらいという欠点が有った。その欠点を避ける
ため、ランプ信号による測定であるのに、立ち上がり時
を判別するため、その都度、映像信号のチャネルに切換
えるという面倒な操作を必要とした。
【0004】また、デジタルVTRのアナログ入力にラ
ンプ信号を入力し、デジタルVTRの出力波形をウエー
ブ・フォーム・モニターに表示させ、その表示波形の立
ち上がり波形上に重畳された階段状や突起状の小さな波
形により量子化誤差やビットエラーを測定する場合があ
る(図3参照)。この測定においては、デジタルVTR
に含まれるアナログ/デジタル変換およびデジタル/ア
ナログ変換におけるビット列はランプ波形の立ち上がり
時点からの経過時間に対応する。従って、ウエーブ・フ
ォーム・モニターに表示された波形の歪み発生時点をラ
ンプ波形の立ち上がり時点からの経過時間として正確に
測定できればどのビットで量子化誤差やビットエラーが
発生しているか特定することができる(図4参照)。し
かし、従来のランプ波形では立ち上がり時点を容易に観
測できないことから、上述のようにカラーバー信号でラ
ンプ波形の立ち上がり時点を観測後、ランプ波形をウエ
ーブ・フォーム・モニターに表示させて波形歪みの発生
している時間を測定していたので、正確に経過時間を測
定できず、測定された経過時間から、どのビットに起因
する量子化雑音かあるいはビットエラーかを特定するこ
とはできなかった。
【0005】従って、本発明の目的は、立ち上がりある
いは立ち下がり時点を容易に判別できるランプ波形電気
信号の発生方法と回路を提供することにある。
【0006】また、本発明の別の目的は、立ち上がりあ
るいは立ち下がり時点を容易に判別できるランプ波形電
気信号の発生方法又は回路を用いて、当該ランプ波形の
みで立ち上がりあるいは立ち下がり時点を観測でき、か
つ映像伝送系において量子化雑音等を発生するビットを
特定しうる映像伝送系の直線性を測定する方法と測定用
発生器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のランプ波形電気信号発生方法の発明
は、当該信号の基準レベルから立ち上がる直前に、立ち
上がる時点の判別が容易となる大きさと期間とを有し、
かつ信号の立ち上がり方向とは反対方向に存在する所定
の形状の波形を発生するステップと、前記所定の形状の
波形の発生に続いて、ランプ波形を発生するステップと
を備えることを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するために、請求項2記載
のランプ波形電気信号発生方法の発明は、当該信号の基
準レベルから立ち上がって後に立ち下がり前記基準レベ
ルに戻るランプ波形を発生するステップと、前記立ち下
がり前記基準レベルに戻るのに続いて、立ち下がりが完
了する時点の判別が容易となる大きさと期間とを有し、
かつ信号の立ち上がり方向とは反対方向に存在する所定
の形状の波形を発生するステップを有することを特徴と
する。
【0009】上記目的を達成するために、請求項5記載
のランプ波形電気信号発生回路の発明は、当該信号の基
準レベルから立ち上がる直前に、立ち上がる時点の判別
が容易となる大きさと期間とを有し、かつ信号の立ち上
がり方向とは反対方向に存在する所定の形状の波形を発
生する手段と、前記所定の形状の波形の発生に続いて、
ランプ波形を発生する手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】上記目的を達成するために、請求項7記載
のランプ波形電気信号発生回路の発明は、ランプ波形を
発生する手段と、前記ランプ波形を発生する手段により
発生したランプ波形の立ち下がりの完了に続いて、その
立ち下がりが完了する時点の判別が容易となる大きさと
期間とを有し、かつ信号の立ち上がり方向とは反対方向
に存在する所定の形状の波形を発生する手段とを備える
ことを特徴とする。
【0011】上記別の目的を達成するために、請求項3
記載の映像伝送系の直線性を測定する方法の発明は、ア
ナログ信号を入力/出力し、かつアナログ/デジタル変
換およびデジタル変換を含む映像伝送系の直線性をラン
プ波形電気信号を用いて測定する方法において、前記ラ
ンプ波形電気信号の基準レベルから立ち上がる直前に、
立ち上がる時点の判別が容易となる大きさと期間とを有
し、かつ信号の立ち上がり方向とは反対方向に存在する
所定の形状の波形を発生するステップと、前記所定の形
状の波形の発生に続いて、ランプ波形を発生するステッ
プと、前記各ステップにより発生された波形を前記映像
伝送系に入力するステップと、前記映像伝送系の出力か
ら出力された波形をウエーブ・フォーム・モニターに表
示するステップとを有することを特徴とする。
【0012】上記別の目的を達成するために、請求項8
記載の映像伝送系測定用信号発生器の発明は、ランプ波
形電気信号を出力する映像伝送系測定用信号発生器であ
って、その出力がアナログ信号を入力/出力し、かつア
ナログ/デジタル変換およびデジタル変換を含む映像伝
送系の入力に接続され、前記映像伝送系の出力波形をウ
エーブ・フォーム・モニターに表示して前記映像伝送系
の直線性を測定する映像伝送系測定用信号発生器におい
て、請求項5又は請求項6記載のランプ波形電気信号発
生回路を含むことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記のように構成されたランプ波形電気信号発
生方法および回路は、ランプ信号の基準レベルから立ち
上がる直前に、立ち上がる時点の判別が容易となる大き
さと期間とを有し、かつ信号の立ち上がり方向とは反対
方向に存在する所定の形状の波形を、又はランプ信号の
基準レベルから立ち上がって後立ち下がり、前記基準レ
ベルに戻るのに続いて、立ち下がりが完了する時点の判
別が容易となる大きさと期間とを有し、かつ信号の立ち
上がり方向とは反対方向に存在する所定の形状の波形を
有することにより、ランプ信号の立ち上がり時点あるい
は立ち下がりの完了時点を、たとえ当該部分を拡大した
ときにも容易に判別できる。
【0014】上記のように構成された映像伝送系の直線
性を測定する方法および映像伝送系測定用信号発生器
は、ランプ信号の基準レベルから立ち上がる直前に、立
ち上がる時点の判別が容易となる大きさと期間とを有
し、かつ信号の立ち上がり方向とは反対方向に存在する
所定の形状の波形を、又はランプ信号の基準レベルから
立ち上がって後立ち下がり、前記基準レベルに戻るのに
続いて、立ち下がりが完了する時点の判別が容易となる
大きさと期間とを有し、かつ信号の立ち上がり方向とは
反対方向に存在する所定の形状の波形を発生して、映像
伝送系の入力に入力し、映像伝送系の出力から出力され
た波形をウエーブ・フォーム・モニターに表示すること
により、当該表示された波形において、ランプ信号の立
ち上がり時点あるいは立ち下がりの完了時点を、当該部
分を拡大しないときも拡大したときも容易に判別でき、
そのため映像伝送系の量子化雑音等が映像伝送系のどの
ビットで発生したのか特定できる。
【0015】
【実施例】実施例について図面を参照して以下説明す
る。
【0016】図1の(a)は、本発明のランプ波形電気
信号を映像伝送系等の直線性を測定するのに用いられる
ランプ映像信号に適用したときの全体波形を示す図であ
り、同図の(b)は、(a)に示すランプ映像信号の立
ち上がり部分を拡大した図であり、(c)は、(a)に
示すランプ映像信号の立ち下がり終了部分を拡大した図
である。
【0017】図1の(a)に示される、本発明を利用し
たランプ映像信号2は、ブランキング期間から映像期間
に移行した部分、および映像期間よりブランキング期間
に移行する部分に、ペデスタルレベルより負方向(図1
においてはペデスタルレベルより上側が正電圧を示すも
のとする)に傾斜を持った振幅5%程度の小ランプ波形
4および6が挿入されていることを特徴とする。即ち、
通常のランプ波形の立ち上がり部分8に先立つ部分と、
立ち下がり部分10の終了後に、ランプ波形が存在する
極性とは反対の極性を有する小ランプ波形が付加されて
いる。
【0018】このような形状の波形を用いることによ
り、オシロスコープの掃引拡大を行っても、観測者は上
記小ランプ波形を視認することによりブランキング期間
と映像期間の境界をはっきりとかつ容易に観測できる。
【0019】なお、本発明は、ランプ波形の前または後
に挿入される波形は、上記のような小ランプ波形に限定
されるものでなく、要は、ランプ波形の立ち上がりの開
始時あるいは立ち下がりの完了時が拡大掃引したときで
も容易に判別でき、かつ例えば被測定系等がある場合に
はそれに影響を及ぼさない範囲の大きさと期間と有する
波形であればよい。
【0020】通常のビデオ信号を被測定対象とする場合
には、小ランプ信号波形は以下の3項目の性能が要求さ
れる。即ち、 1.オシロスコープあるいはウエーブ・フォーム・モニ
ターで掃引拡大したときでも十分認識できる立ち下がり
(図1の4の部分)あるいは立ち上がり(図1の6の部
分)の傾斜と振幅とを持つこと 2.立ち下がりあるいは立ち上がりの傾斜はビデオ信号
システムの帯域特性あるいは位相特性を考慮し、リンギ
ング等の悪影響を生じない傾斜であること 3.振幅は水平同期信号に影響を与えない大きさである
こと 上記の要件を満たす小ランプ波形の1例を以下に示す。
【0021】小ランプ波形の振幅:5% 小ランプ波形の立ち下がりあるいは立ち上がりの傾斜:
2Tパルスの傾斜又はそれ以下 なお、Tは、ビデオ信号伝送系の帯域幅から定められる
時間で、2Tパルスは正弦自乗特性をもつパルスであ
る。
【0022】図2は、本発明のランプ波形信号を利用し
たランプ映像信号を発生するランプ映像信号発生器の基
本構成を示すブロック図である。
【0023】図2において、クロック発振器20は、例
えばカラー副搬送波fscの4倍のシステムクロックを発
生し、水平カウンタ22、小ランプ波形付ランプ波形デ
ータROM24およびデータラッチ26にシステムクロ
ックを付与する。水平カウンタ22は、クロック発振器
20からのシステムクロックをカウントし、カウント数
が所定数に達すると、クリアし、またシステムクロック
のカウントを開始し上記の動作を繰り返す。小ランプ波
形付ランプ波形データROM24には、図1に示される
本発明の小ランプ波形付きランプ波形12およびその前
後の所望の期間の基準レベルのシステムクロック間隔に
おける波形高さの瞬時値が2進ビットで連続的に予め記
憶されている。小ランプ波形付ランプ波形データROM
24は、クロック発振器20からのシステムクロックに
より同期が取られ、かつ水平カウンタ22から受け取る
カウント数に応答して、カウント数をアドレスとして、
そのアドレスに記憶されている2進ビットの波高値をデ
ータとして次々にデータラッチ26に送る。データラッ
チ26は、クロック発振器20からのシステムクロック
に同期して、小ランプ波形付ランプ波形データROM2
4から受け取った2進ビットの波高値データをD/Aコ
ンバータ28に送る。D/Aコンバータ28は、2進ビ
ットの波高値データをそれに対応するアナログの波高値
に変換しアナログフィルタ30に送る。アナログフィル
タ30は、アナログの波高値をスムージングして図1に
示す小ランプ波形付きランプ波形12と同じ波形を生成
し、増幅器32に送る。上記波形は、増幅器32により
所望の大きさに増幅され、ランプ映像信号として出力さ
れる。
【0024】なお、小ランプ波形付ランプ波形データR
OM24には、小ランプ波形付きランプ波形2のデータ
のみを記憶し、その前後の所望の期間の基準レベルは、
公知の技術により例えば別途基準レベルを掃引する回路
を設け、掃引途中に小ランプ波形付きランプ波形2が組
み入れられるような回路構成にしてもよい。
【0025】また、本発明のランプ信号を発生する方法
および回路は、上記のようなデジタル技術を用いるもの
に限定されず、すべてアナログ回路を用いて構成しても
よい。
【0026】本発明は、前述したように、放送局、プロ
ダクション等において、VTR等の直線性の測定に適す
る。図3に、デジタルVTRの直線性を測定する場合の
接続を示す。図3におけるデジタル出力ビデオ信号発生
器40には図2に示す本発明のランプ映像信号発生器と
同様の機能を有するものが組み込まれている。デジタル
出力ビデオ信号発生器40は、デジタルVTR42に接
続され、図1に示すようなランプ映像信号をデジタルV
TR42に送る。デジタルVTRの映像出力にはウエー
ブ・フォーム・モニター44が接続され、デジタルVT
Rの直線性を示す表示が現れる。
【0027】図4に、上記のようにして測定され、ウエ
ーブ・フォーム・モニター44に表示されるデジタルV
TRの出力波形を説明のため模式的に示す。理解を容易
にするため、誇張して図式化してあるので、実際の大き
さを示すものではない。図4の(a)は量子化雑音等が
含まれていることを示す。図に記載された点線は、デジ
タル出力ビデオ信号発生器40からデジタルVTR42
に入力された正確に一次勾配を有するランプ波形を示
す。その点線波形に対して階段状にずれている実線の波
形は量子化雑音等を表す。図に示されるように表示され
ることから、ランプ波形の立ち上がり時点に小ランプ波
形があるため、各量子化雑音の発生時点の立ち上がり時
点から経過時間が正確に測定できる。従って、各量子化
雑音がデジタルVTR42に含まれるアナログ/デジタ
ルおよびデジタル/アナログ変換系においてどのビット
に対応するか特定することができる。従来のランプ波形
では経過時間の測定誤差が各量子化雑音の幅より大きい
ため特定できなかったものである。図4の(b)はビッ
トエラーが小突起状に発生していることを表す。量子化
雑音と同様にビットエラーが上記変換系におけるどのビ
ットにより発生したか従来のランプ波形では特定できな
かったものが、図のように表示されることにより特定で
きる。
【0028】なお、ランプ波形の正ランプ部分の振幅を
正規の100%から130%程度に上げることによりデ
ジタルVTRの正側のクリッピング動作(振幅の動作範
囲)の観測が可能となる。一方、負のクリッピング特性
は小ランプ波形4または6(−5%振幅)により容易に
観測できる利点も有する。
【0029】
【発明の効果】本発明のランプ波形電気信号発生方法お
よび回路およびは、以上説明したように構成されている
ので、ランプ信号の基準レベルから立ち上がる直前に、
立ち上がる時点の判別が容易となる大きさと期間とを有
し、かつ信号の立ち上がり方向とは反対方向に存在する
所定の形状の波形を、又はランプ信号の基準レベルから
立ち上がって後立ち下がり、前記基準レベルに戻るのに
続いて、立ち下がりが完了する時点の判別が容易となる
大きさと期間とを有し、かつ信号の立ち上がり方向とは
反対方向に存在する所定の形状の波形を有することによ
り、ランプ信号の立ち上がり時点あるいは立ち下がりの
完了時点を、たとえ当該部分を拡大したときにも容易に
判別できるという効果を奏する。
【0030】本発明の映像伝送系の直線性を測定する方
法および映像伝送系測定用信号発生器は、以上説明した
ように構成されているので、ランプ信号の基準レベルか
ら立ち上がる直前に、立ち上がる時点の判別が容易とな
る大きさと期間とを有し、かつ信号の立ち上がり方向と
は反対方向に存在する所定の形状の波形を、又はランプ
信号の基準レベルから立ち上がって後立ち下がり、前記
基準レベルに戻るのに続いて、立ち下がりが完了する時
点の判別が容易となる大きさと期間とを有し、かつ信号
の立ち上がり方向とは反対方向に存在する所定の形状の
波形を発生して、映像伝送系の入力に入力し、映像伝送
系の出力から出力された波形をウエーブ・フォーム・モ
ニターに表示することにより、当該表示された波形にお
いて、ランプ信号の立ち上がり時点あるいは立ち下がり
の完了時点を、当該部分を拡大しないときも拡大したと
きも容易に判別でき、そのため、従来映像伝送系の量子
化雑音等が映像伝送系のどのビットで発生したのか特定
できなかったものが特定できるようになる。また、ラン
プ信号の立ち上がり時を判別するため、その都度、映像
信号のチャネルに切換えるという面倒な操作が不要にな
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のランプ波形電気信号を映像
伝送系等の直線性を測定するのに用いられるランプ映像
信号に適用したときの全体波形を示す図であり、(b)
は、(a)に示すランプ映像信号の立ち上がり部分を拡
大した図であり、(c)は、(a)に示すランプ映像信
号の立ち下がり終了部分を拡大した図。
【図2】本発明のランプ波形信号を利用したランプ映像
信号を発生するランプ映像信号発生器の基本構成を示す
ブロック図。
【図3】本発明のランプ映像信号発生器を利用してデジ
タルVTRの直線性を測定する場合の接続図。
【図4】図3に示される測定系により表示されたデジタ
ルVTRの出力波形を模式的に示す図であり、(a)は
量子化雑音が発生している状態を、(b)はビットエラ
ーが発生している状態を示す図。
【図5】(a)は、従来のランプ映像信号の全体を示す
図であり、(b)および(c)は、(a)のランプ映像
信号の立ち上がり部分および立ち下がり部分と水平ブラ
ンキング期間との境界部分を部分的に拡大した図。
【図6】ブランキング期間と映像期間との境界で信号の
立ち上がりが鋭いカラーバー信号を示す図。
【符号の説明】
2 ランプ映像信号 4、6 小ランプ波形 12 小ランプ付きランプ波形 40 デジタル出力ビデオ信号発生器 42 デジタルVTR 44 ウエーブ・フォーム・モニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 順一郎 東京都渋谷区神南2−2−1 日本放送 協会内 (72)発明者 林 俊一 東京都渋谷区神南2−2−1 日本放送 協会内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 17/00 - 17/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプ波形電気信号を発生する方法にお
    いて、 当該信号の基準レベルから立ち上がる直前に、立ち上が
    る時点の判別が容易となる大きさと期間とを有し、かつ
    信号の立ち上がり方向とは反対方向に存在する所定の形
    状の波形を発生するステップと、 前記所定の形状の波形の発生に続いて、ランプ波形を発
    生するステップとを備えることを特徴とするランプ波形
    電気信号発生方法。
  2. 【請求項2】 ランプ波形電気信号を発生する方法にお
    いて、 当該信号の基準レベルから立ち上がって後に立ち下がり
    前記基準レベルに戻るランプ波形を発生するステップ
    と、 前記立ち下がり前記基準レベルに戻るのに続いて、立ち
    下がりが完了する時点の判別が容易となる大きさと期間
    とを有し、かつ信号の立ち上がり方向とは反対方向に存
    在する所定の形状の波形を発生するステップを有するこ
    とを特徴とするランプ波形電気信号発生方法。
  3. 【請求項3】 アナログ信号を入力/出力し、かつアナ
    ログ/デジタル変換およびデジタル変換を含む映像伝送
    系の直線性をランプ波形電気信号を用いて測定する方法
    において、 前記ランプ波形電気信号の基準レベルから立ち上がる直
    前に、立ち上がる時点の判別が容易となる大きさと期間
    とを有し、かつ信号の立ち上がり方向とは反対方向に存
    在する所定の形状の波形を発生するステップと、 前記所定の形状の波形の発生に続いて、ランプ波形を発
    生するステップと、 前記各ステップにより発生された波形を前記映像伝送系
    に入力するステップと、 前記映像伝送系の出力から出力された波形をウエーブ・
    フォーム・モニターに表示するステップとを有すること
    を特徴とする映像伝送系の直線性を測定する方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の映像伝送系の直線性を測
    定する方法において、前記ランプ波形を発生するステッ
    プは、前記ランプ電気信号の基準レベルから立ち上がっ
    て後に立ち下がり前記基準レベルに戻るのに続いて、立
    ち下がりが完了する時点の判別が容易となる大きさと期
    間とを有し、かつ信号の立ち上がり方向とは反対方向に
    存在する所定の形状の波形を発生するステップを含むこ
    とを特徴とする映像伝送系の直線性を測定する方法。
  5. 【請求項5】 ランプ波形電気信号を発生する回路にお
    いて、 当該信号の基準レベルから立ち上がる直前に、立ち上が
    る時点の判別が容易となる大きさと期間とを有し、かつ
    信号の立ち上がり方向とは反対方向に存在する所定の形
    状の波形を発生する手段と、 前記所定の形状の波形の発生に続いて、ランプ波形を発
    生する手段とを備えることを特徴とするランプ波形電気
    信号発生回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のランプ波形電気信号発生
    回路において、前記ランプ波形を発生する手段により発
    生したランプ波形の立ち下がりの完了に続いて、その立
    ち下がりが完了する時点の判別が容易となる大きさと期
    間とを有し、かつ信号の立ち上がり方向とは反対方向に
    存在する所定の形状の波形を発生する手段をさらに備え
    ることを特徴とするランプ波形電気信号発生回路。
  7. 【請求項7】 ランプ波形電気信号を発生する回路にお
    いて、 ランプ波形を発生する手段と、 前記ランプ波形を発生する手段により発生したランプ波
    形の立ち下がりの完了に続いて、その立ち下がりが完了
    する時点の判別が容易となる大きさと期間とを有し、か
    つ信号の立ち上がり方向とは反対方向に存在する所定の
    形状の波形を発生する手段とを備えることを特徴とする
    ランプ波形電気信号発生回路。
  8. 【請求項8】 ランプ波形電気信号を出力する映像伝送
    系測定用信号発生器であって、その出力がアナログ信号
    を入力/出力し、かつアナログ/デジタル変換およびデ
    ジタル変換を含む映像伝送系の入力に接続され、前記映
    像伝送系の出力波形をウエーブ・フォーム・モニターに
    表示して前記映像伝送系の直線性を測定する映像伝送系
    測定用信号発生器において、請求項5又は請求項6記載
    のランプ波形電気信号発生回路を含むことを特徴とする
    映像伝送系測定用信号発生器。
JP6565093A 1993-03-24 1993-03-24 ランプ波形電気信号発生方法と回路およびそれを用いた映像伝送系の直線性測定方法と測定用発生器 Expired - Lifetime JP3120919B2 (ja)

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