JP3120803U - 指装着式皮むき器 - Google Patents
指装着式皮むき器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3120803U JP3120803U JP2006000508U JP2006000508U JP3120803U JP 3120803 U JP3120803 U JP 3120803U JP 2006000508 U JP2006000508 U JP 2006000508U JP 2006000508 U JP2006000508 U JP 2006000508U JP 3120803 U JP3120803 U JP 3120803U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- finger
- peeled
- peeler
- blade
- cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Knives (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Abstract
【課題】誰でも容易に皮むき対象物の皮をむいていくことが可能な指装着式皮むき器を提供すること。
【解決手段】使用者の指に装着して食物の皮をむくための指装着式皮むき器1において、指の周囲に装着可能な環状部分を具備する装着部である指サック2と、指の長手方向に沿って延在する刃を具備しかつ前記環状部分の外面上に径方向に突出して固着されたカッター部3とを有する。食物の皮の表面との接点を支点として前記カッター部の食物の皮の表面に接する角度を調整するべく、前記環状部分の外面上において前記カッター部から周方向に離間しかつ該環状部分の径方向に突出して固着された調整部をさらに有する。
【選択図】図1
【解決手段】使用者の指に装着して食物の皮をむくための指装着式皮むき器1において、指の周囲に装着可能な環状部分を具備する装着部である指サック2と、指の長手方向に沿って延在する刃を具備しかつ前記環状部分の外面上に径方向に突出して固着されたカッター部3とを有する。食物の皮の表面との接点を支点として前記カッター部の食物の皮の表面に接する角度を調整するべく、前記環状部分の外面上において前記カッター部から周方向に離間しかつ該環状部分の径方向に突出して固着された調整部をさらに有する。
【選択図】図1
Description
本考案は、使用者の指に装着して果物や野菜等の食物の皮をむくための指装着式皮むき器に関する。
従来より、食事の準備等の際に行う果物、野菜等の表面の皮をむく皮むき作業は、包丁、ナイフ等の刃物や、じゃが芋用皮むき器等を使用して行っている。包丁、ナイフ等の刃物は、林檎、梨、柿等の果物や野菜の皮むき作業に適しており、右利きの人なら、皮むき対象物である林檎、梨、柿等の果物を左手で挟持し、右手に刃物を握り、刃を皮むき対象物である林檎、梨、柿等の果物に当接させた状態で、皮むき対象物である林檎、梨、柿等の果物を回転させることで、表面の皮のみをむいていき実を取り出すようにして皮むき作業を行なう。
また、じゃが芋用皮むき器等は、大根、蕪、じゃが芋等の皮むき作業に適しており、一方の手で皮むき対象物である大根、蕪、じゃが芋等を挟持し、もう一方の手で、皮むき器を握り、該皮むき器の刃を皮むき対象物である大根、蕪、じゃが芋等に当接させた状態で、皮むき器を手前に引くことで、皮むき作業を行う。
以下の特許文献1に記載された皮剥き鋏では、皮剥き用の刃部を有し、刃部に連なる軸部の端部に親指以外の複数の指で支持可能な持ち手部を有するとともに、軸部に支持孔を有する刃側部材と、皮剥き対象物の表面に係止可能な引掛部を有し、引掛部に連なる軸部の端部に親指で支持可能な持ち手部を有するとともに、軸部に支持孔を有する引掛側部材と、刃側部材の支持孔と引掛側部材の支持孔とに挿通され、支持孔を中心に刃側部材と引掛側部材とを交差角度変更可能に軸止する支持軸部材とを備えて構成されている。
この皮剥き鋏では、刃側部材の持ち手部に小指、薬指、中指及び人指し指のうち何本かを挿通し、引掛側部材の持ち手部に親指を挿通し、引掛側部材の引掛部を皮剥き対象物である果物、野菜、芋等の表面に係止させ、刃側部材の刃部を皮剥き対象物である果物、野菜、芋等の表面に当接させて、刃側部材と引掛側部材を支持軸部材を中心に交差角度を変更させることにより、皮剥き作業を行っている。
しかしながら、上述のように、包丁、ナイフ等の刃物による皮むき作業は、皮むき対象物である林檎、梨、柿等の果物を回転させる際に、皮むき対象物を挟持する右手の親指は、刃が皮むき対象物内部に深く食込まないようにするためのガイドとして、刃に近接させていた。そのため、親指と刃の部分との皮をむいていく連携した動作は、ある程度経験を積み熟練した者でなければ皮むき作業を行なう場合に親指を切る等の怪我をすることがあった。しかも、包丁、ナイフ等の刃物による皮むき作業には、高度な技術が要求され誰でも容易に行なえるものではなかった。
また、じゃが芋用皮むき器等による皮むき作業は、皮むき対象物である大根、蕪、じゃが芋等を挟持した手に覆われていない露出した部分に刃を当接し、移動させるので、うっかり手の方に刃が移動することがあり危険な場合もあった。
特許文献1に記載された皮剥き鋏においても、引掛側部材の引掛部を皮剥き対象物である果物、野菜、芋等の表面に係止させながら、刃側部材の刃部を皮剥き対象物である果物、野菜、芋等の表面に当接させて交差角度を変更させて皮むき作業を行うことは皮むき対象物の表面が球状の曲面である場合には、その表面に沿って上手くむいていくことができないという問題があった。
本考案は、以上のような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、誰でも容易に皮むき対象物の皮をむいていくことが可能な指装着式皮むき器を提供することにある。
以上の問題点を解決するために請求項1に係る考案は、使用者の指に装着して食物の皮をむくための指装着式皮むき器において、指の周囲に装着可能な環状部分を具備する装着部と、指の長手方向に沿って延在する刃を具備しかつ前記環状部分の外面上に径方向に突出して固着されたカッター部とを有することを特徴とする。
また、請求項2に係る考案は、請求項1に記載の指装着式皮むき器において、食物の皮の表面との接点を支点として前記カッター部の食物の皮の表面に接する角度を調整するべく、前記環状部分の外面上において前記カッター部から周方向に離間しかつ該環状部分の径方向に突出して固着された調整部をさらに有することを特徴とする。
請求項3に係る考案は、請求項1に記載の指装着式皮むき器において、前記カッター部が、前記刃に連設されかつ食物の皮の表面に密着可能な凹曲面を形成された密着部をさらに有することを特徴とする。
本考案に係る指装着式皮むき器によれば、誰でも容易に皮むき対象物の皮をむいていくことが可能となる。
請求項1に係る考案によれば、使用者が指に装着部を装着し、使用者の指を用いて、装着部に取り付けられた皮むき部により誰でも容易に皮むき対象物の皮をむくことができる。皮むき部は、装着部から突出して取り付けられたカッター部であるので、使用者の指を用いて、食物の皮の表面に対してカッター部の刃先を傾斜して接するように使用し、誰でも容易に皮むき対象物の皮をむくことができる。
請求項2に係る考案によれば、食物の皮の表面との接点を支点としてカッター部の食物の皮の表面に接する角度を調整するための調整部を有するので、使用者の指を用いて、食物の皮の表面との接点を支点として調整部によりカッター部の食物の皮の表面に接する角度を調整し、所望の皮のむき方やむく皮の厚さを変えて、誰でも容易に皮むき対象物の皮をむくことができる。
請求項3に係る考案によれば、カッター部が、食物の皮の表面に密接可能な凹曲面が形成された密接部を有するので、使用者の指を用いて、密接部を食物の皮の表面に密接するように使用し、誰でも容易に皮むき対象物の皮をむくことができる。
(第1の実施の形態)
以下、本考案に係る指装着式皮むき器を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本考案の第1の実施の形態における指装着式皮むき器1の構成を示す説明図である。図1(a)は指装着式皮むき器1の構成を示す正面図、図1(b)は指装着式皮むき器1の構成を示す平面図である。この指装着式皮むき器1は、使用者が手の人差し指又は中指等を挿入して装着するための装着部である指サック2と、指サック2の側部から突出するように取り付けられたカッター部3とを備えている。指サック2は装着部の一例であり、装着部は少なくとも指を挿通して安定に装着可能な環状部分を具備する。また、カッター部は指の長手方向に沿って延在する刃3aを具備し、装着部の環状部分の外面上に固着される。
以下、本考案に係る指装着式皮むき器を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本考案の第1の実施の形態における指装着式皮むき器1の構成を示す説明図である。図1(a)は指装着式皮むき器1の構成を示す正面図、図1(b)は指装着式皮むき器1の構成を示す平面図である。この指装着式皮むき器1は、使用者が手の人差し指又は中指等を挿入して装着するための装着部である指サック2と、指サック2の側部から突出するように取り付けられたカッター部3とを備えている。指サック2は装着部の一例であり、装着部は少なくとも指を挿通して安定に装着可能な環状部分を具備する。また、カッター部は指の長手方向に沿って延在する刃3aを具備し、装着部の環状部分の外面上に固着される。
指サック2は、使用者が手の人差し指又は中指等を挿入して装着し、装着後人差し指等の皮膚上を滑って回転することを防ぐため例えばゴム材料により形成することが好適である。あるいは、指サック2は、カッター部3を人差し指および指サック2に対して揺動等せずに固着するためにプラスチック材料等により形成してもよく、少なくともカッター部3の取付箇所については剛性材料で形成することが好適である。
カッター部3は、指サック2の長手方向に平行に、即ち装着時の指の長さ方向に沿って3cm〜7cm程度の刃3aが形成されており、指サック2の側部外面上から例えば取付箇所の法線方向に沿って(すなわち装着部の環状部分の径方向に)突出するように固着されている。図1(a)、(b)に示すように、右利きの場合、手の平側から見て右側に刃3aが向くように取り付けられている。
続いて、本実施の形態における指装着式皮むき器1の作用について詳細に説明する(ただし、右利きの使用者が使用する場合を例とする)。食事の準備等において、果物や野菜等の皮をむく皮むき作業を行う際に、使用者は、まず自己の手の人差し指または中指等を指サック2に装着して指装着式皮むき器1を装着する。そして、果物や野菜等の皮むき対象物を左手に持ちながら、図4(a)、(b)に示すように、右手10aの人差し指等以外の指を皮むき対象物の表面に密着させて保持し右手を皮むき対象物に固定して人差し指等を皮むき対象物の表面に近づけてカッター部3の刃3aを表面に当接させる。
このとき、親指で人差し指等を固定しながら人差し指等と皮むき対象物の表面との距離、位置等を変えることにより、カッター部3の刃3aが表面に当接して食い込む角度を調節しながら、所望の皮のむき方やむく皮の厚さを変え、その後人差し指等を固定する。
そして、その状態で人差し指等を固定しながら、左手10bや人差し指等以外の指により皮むき対象物を回転させて(矢印参照)、カッター部3の刃に対して送り込むように動かすことにより皮むき対象物の皮をむいていく。さらに、左手や人差し指等以外の指により皮むき対象物を人差し指等の位置が回転方向に対して垂直に徐々にずれる様にらせん状に回転させて、皮むき対象物の全体の皮をむいていく。
複数回皮むき対象物を回転させて、全体の皮をむき終わったら皮むき作業を終了する。
このように、本実施の形態における指装着式皮むき器1では、皮むき対象物の皮むき作業を行う際に、使用者は、人差し指または中指等を指サック2に装着して指装着式皮むき器1を装着し、皮むき対象物を左手に持ちながら、右手の人差し指等以外の指を皮むき対象物の表面に密着させて保持し右手を皮むき対象物に固定し、親指で皮むき対象物の表面との距離、位置等を調節しながら、人差し指等を皮むき対象物の表面に近づけてカッター部3の刃部分を表面に当接させる。そして、左手や人差し指等以外の指により皮むき対象物を回転させることにより皮むき対象物の皮をむいていく。
このため、使用者は、包丁や従来のじゃが芋用皮むき器を用いて右手等の手全体を使用して皮むき作業を行うのではなく、人差し指や中指等の指のみを使用して皮むき作業を行うため、誰でも容易に皮むきを行うことができる。また、親指で、人差し指等のみの距離、位置等を調節しながら、所望の皮のむき方やむく皮の厚さに変えて正確に皮むき作業を行うことが可能である。
(第2の実施の形態)
以下、本考案に係る指装着式皮むき器を実施するための第2の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。図2は、本考案の第2の実施の形態における指装着式皮むき器11の構成を示す説明図である。図2(a)は指装着式皮むき器11の構成を示す正面図、図2(b)は指装着式皮むき器11の構成を示す平面図である。この指装着式皮むき器11は、第1の実施の形態における指装着式皮むき器1と同様の構成を有する装着部である指サック12及び刃を具備するカッター部13に加えて、皮むき対象物の皮の表面との接点を支点としてカッター部13の皮むき対象物の皮の表面に接する角度を調整するための調整部14を備えている。
以下、本考案に係る指装着式皮むき器を実施するための第2の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。図2は、本考案の第2の実施の形態における指装着式皮むき器11の構成を示す説明図である。図2(a)は指装着式皮むき器11の構成を示す正面図、図2(b)は指装着式皮むき器11の構成を示す平面図である。この指装着式皮むき器11は、第1の実施の形態における指装着式皮むき器1と同様の構成を有する装着部である指サック12及び刃を具備するカッター部13に加えて、皮むき対象物の皮の表面との接点を支点としてカッター部13の皮むき対象物の皮の表面に接する角度を調整するための調整部14を備えている。
調整部14は、指サック2の側面方向、即ち指の長さ方向に沿って平行に3cm〜7cm等の長さを有する長板状部材である。調整部14は、カッター部13に対して、指サック2の断面円形の中心角が60度〜120度程度、指サック2の環状部分の周方向に離間した取付箇所から例えば法線方向に沿って(環状部分の径方向に)突出するように指サック2外面上に固着されている。図2(a)、(b)に示すように、右利きの場合、手の平側から見て右側に刃3aが向くように取り付けられている。
調整部14は、皮むき対象物の表面に滑らずに接触するように例えばゴム材料により構成されていてもよい。長板状部材の皮むき対象物の表面に接触する先端の側辺がゴム材料により覆われて構成されていてもよい。
続いて、本実施の形態における指装着式皮むき器11の作用について詳細に説明する(ただし、右利きの使用者が使用する場合を例とする)。食事の準備等において、果物や野菜等の皮をむく皮むき作業を行う際に、使用者は、まず自己の手の人差し指または中指等を指サック12に装着して指装着式皮むき器11を装着する。そして、果物や野菜等の皮むき対象物を左手に持ちながら、前述の図4(a)と同様に、右手10aの人差し指等以外の指を皮むき対象物の表面に密着させて保持し右手を皮むき対象物に固定して人差し指等を皮むき対象物の表面に近づけてカッター部13の刃13aを表面に当接させる。
このとき、調整部14の先端の側辺を皮むき対象物の表面に当接させ、図5に示すように、この表面との接点を支点として、調整部14を介して指装着式皮むき器11を回転させて揺動させ、人差し指等と皮むき対象物の表面との距離、位置等を変えることにより、カッター部3の刃13aが表面に当接して食い込む角度を調節しながら、所望の皮のむき方やむく皮の厚さを変えてその後人差し指等を固定する。
そして、その状態で人差し指等を固定しながら、左手10bや人差し指等以外の指により皮むき対象物を回転させてカッター部13の刃に送り込むように動かすことにより皮むき対象物の皮をむいていく。さらに、左手や人差し指等以外の指により皮むき対象物を人差し指等の位置が回転方向に対して垂直に徐々にずれる様にらせん状に回転させて、皮むき対象物の全体の皮をむいていく。
複数回皮むき対象物を回転させて、全体の皮をむき終わったら皮むき作業を終了する。
このように、本実施の形態における指装着式皮むき器11では、皮むき対象物の皮むき作業を行う際に、使用者は、人差し指または中指等を指サック12に装着して指装着式皮むき器11を装着し、皮むき対象物を左手に持ちながら、右手の人差し指等以外の指を皮むき対象物の表面に密着させて保持し右手を皮むき対象物に固定し、調整部14の先端の側辺と皮むき対象物の表面との接点を支点として、調整部14を介して指装着式皮むき器11を揺動させ、人差し指等と皮むき対象物の表面との距離、位置等を調節しながら、人差し指等を皮むき対象物の表面に近づけてカッター部13の刃部分を表面に当接させる。そして、左手や人差し指等以外の指により皮むき対象物を回転させることにより皮むき対象物の皮をむいていく。
このため、使用者は、包丁や従来のじゃが芋用皮むき器を用いて右手等の手全体を使用して皮むき作業を行うのではなく、人差し指や中指等の指のみを使用して皮むき作業を行うため、誰でも容易に皮むきを行うことができる。また、調整部14の先端の側辺と皮むき対象物の表面との接点を支点として指装着式皮むき器11を揺動させ、人差し指等のみの距離、位置等を調節しながら、所望の皮のむき方やむく皮の厚さに変えて正確に皮むき作業を行うことが可能である。
(第3の実施の形態)
以下、本考案に係る指装着式皮むき器を実施するための第3の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。図3は、本考案の第3の実施の形態における指装着式皮むき器21の構成を示す説明図である。図3(a)は指装着式皮むき器21の構成を示す正面図、図3(b)は指装着式皮むき器21の構成を示す平面図である。この指装着式皮むき器21は、第1の実施の形態における指装着式皮むき器1と同様の構成を有する装着部である指サック22に加えて、皮むき対象物の表面に対して刃先が傾斜して接するカッター部23を備えている。
以下、本考案に係る指装着式皮むき器を実施するための第3の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。図3は、本考案の第3の実施の形態における指装着式皮むき器21の構成を示す説明図である。図3(a)は指装着式皮むき器21の構成を示す正面図、図3(b)は指装着式皮むき器21の構成を示す平面図である。この指装着式皮むき器21は、第1の実施の形態における指装着式皮むき器1と同様の構成を有する装着部である指サック22に加えて、皮むき対象物の表面に対して刃先が傾斜して接するカッター部23を備えている。
カッター部23は、指サック22の側面方向、即ち指の長さ方向に沿って平行に3cm〜7cm等の長さを有する一様断面形状の略三角柱の部材であり、頭頂部分の頂辺が指サック22の側部の取付箇所に対して所定の接触面積を有して固着されている。指サック22の側部の取付箇所から指サック22の断面円形の中心角が45度〜60度程対照的に広がって半径方向外側に延設されるようにして取り付けられている。カッター部23の底面には、皮むき対象物の表面の曲面に対応した凹曲面を有する密接部23bが形成されており、カッター部23の底面は皮むき対象物の表面の曲面に対して所定の接触面積を有して密接に接触することが可能となっている。
また、カッター部23の底面の側辺、即ち、密接部23bの端部には、皮むき対象物の表面に対して刃先が傾斜して接する刃部分が設けられている。即ち密接部23bは刃23aから連設されている。右利きの場合、手の平側から見て右側に刃が向くように突出して刃23aが取り付けられている。
続いて、本実施の形態における指装着式皮むき器21の作用について詳細に説明する(ただし、右利きの使用者が使用する場合を例とする)。食事の準備等において、果物や野菜等の皮をむく皮むき作業を行う際に、使用者は、まず自己の手の人差し指または中指等を指サック22に装着して指装着式皮むき器11を装着する。そして、果物や野菜等の皮むき対象物を左手に持ちながら、前述の図4(a)と同様に、右手10aの人差し指等以外の指を皮むき対象物の表面に密着させて保持し右手を皮むき対象物に固定して人差し指等を皮むき対象物の表面に近づけてカッター部23の刃23aを表面に当接させる。
このとき、カッター部23の密接部23bの凹局面を皮むき対象物の表面に密接に接触させ、図6に示すように、刃23aが表面に刃先が傾斜して接するように当接して、指装着式皮むき器21を皮むき対象物に確実に固定する。
そして、その状態で人差し指等を固定しながら、左手10bや人差し指等以外の指により皮むき対象物を回転させて、皮むき対象物の表面を密接部23bの凹局面に対して滑らせ、カッター部23の刃23aに送り込むように移動させて皮むき対象物の皮をむいていく。さらに、左手や人差し指等以外の指により皮むき対象物を人差し指等の位置が回転方向に対して垂直に徐々にずれる様にらせん状に回転させて、皮むき対象物の全体の皮をむいていく。
複数回皮むき対象物を回転させて、全体の皮をむき終わったら皮むき作業を終了する。
このように、本実施の形態における指装着式皮むき器21では、皮むき対象物の皮むき作業を行う際に、使用者は、人差し指または中指等を指サック22に装着して指装着式皮むき器21を装着し、皮むき対象物を左手に持ちながら、右手の人差し指等以外の指を皮むき対象物の表面に密着させて保持し右手を皮むき対象物に固定し、密接部23bの凹局面を皮むき対象物の表面に密接に接触させ、刃部分が表面に刃先が傾斜して接するように当接させる。そして、左手や人差し指等以外の指により皮むき対象物を回転させて、人差し指等を皮むき対象物の表面に沿ってカッター部23の刃23aの方向に平行に移動させて、皮むき対象物の皮をむいていく。
このため、使用者は、包丁や従来のじゃが芋用皮むき器を用いて右手等の手全体を使用して皮むき作業を行うのではなく、人差し指や中指等の指のみを使用して皮むき作業を行うため、誰でも容易に皮むきを行うことができる。また、密接部23bの凹局面を皮むき対象物の表面に密接に接触させて刃部分が表面に傾斜して接するように指装着式皮むき器21を確実に固定し正確に皮むき作業を行うことが可能である。人差し指等が密接部23bを介してカッター部23により支持されて皮むき作業を行えるため、人差し指等を固定するための他の指や手全体の力が少なくなり、手や指の疲労を軽減することができる。
(他の実施の形態)
上述の実施の形態において、使用者が手の人差し指又は中指等を挿入して装着するための装着部である指サック2、12、22を用いたが、これに限られず、カッター部3、13、23や調整部14を固定して支持することが可能な所定の幅を有する指輪であっても良い。
上述の実施の形態において、使用者が手の人差し指又は中指等を挿入して装着するための装着部である指サック2、12、22を用いたが、これに限られず、カッター部3、13、23や調整部14を固定して支持することが可能な所定の幅を有する指輪であっても良い。
1、11、21 指装着式皮むき器
2、12、22 指サック(装着部)
3、13、23 カッター部
3a、13a、23a 刃
23b 密接部
14 調整部
2、12、22 指サック(装着部)
3、13、23 カッター部
3a、13a、23a 刃
23b 密接部
14 調整部
Claims (3)
- 使用者の指に装着して食物の皮をむくための指装着式皮むき器において、
指の周囲に装着可能な環状部分を具備する装着部と、
指の長手方向に沿って延在する刃を具備しかつ前記環状部分の外面上に径方向に突出して固着されたカッター部とを有することを特徴とする指装着式皮むき器。 - 請求項1に記載の指装着式皮むき器において、食物の皮の表面との接点を支点として前記カッター部の食物の皮の表面に接する角度を調整するべく、前記環状部分の外面上において前記カッター部から周方向に離間しかつ該環状部分の径方向に突出して固着された調整部をさらに有することを特徴とする指装着式皮むき器。
- 請求項1に記載の指装着式皮むき器において、前記カッター部が、前記刃に連設されかつ食物の皮の表面に密接可能な凹曲面を形成された密接部をさらに有することを特徴とする指装着式皮むき器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006000508U JP3120803U (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 指装着式皮むき器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006000508U JP3120803U (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 指装着式皮むき器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3120803U true JP3120803U (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=43470953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006000508U Expired - Fee Related JP3120803U (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 指装着式皮むき器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3120803U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110101288A (zh) * | 2019-06-13 | 2019-08-09 | 丁闯 | 一种指环式水果削皮刀 |
-
2006
- 2006-01-30 JP JP2006000508U patent/JP3120803U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110101288A (zh) * | 2019-06-13 | 2019-08-09 | 丁闯 | 一种指环式水果削皮刀 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20120090480A1 (en) | Vegetable cutter | |
US20100269352A1 (en) | Y peeler | |
JPH10127479A (ja) | 皮剥具 | |
EP2747605B1 (en) | Avocado pitting device | |
US20080047149A1 (en) | Hand-Holdable Utensils for Food Preparation | |
JP3120803U (ja) | 指装着式皮むき器 | |
CN204813288U (zh) | 多功能削皮刀具 | |
WO2016181570A1 (ja) | ジグザク形状の刃を備える調理器具、調理方法、食材 | |
US20150079258A1 (en) | Combination double peeler and holder device | |
US10736454B1 (en) | Nopal-cactus thorns removal hand tool and method | |
JP2006239818A (ja) | 食材切断具 | |
JP5891338B1 (ja) | ジグザク形状の刃を備える調理器具、調理方法、食材 | |
US6637116B1 (en) | Decorative fruit cutting apparatus | |
US4128939A (en) | Peeling cutter | |
US20130189413A1 (en) | Cantaloupe Peeler | |
US20040216308A1 (en) | Fruit scoop | |
JP3189679U (ja) | 切込み刃を備えた調理器具 | |
JP3198825U (ja) | ピーラー | |
JP3206850U (ja) | 皮剥き器 | |
JP2932241B2 (ja) | 皮剥き器 | |
CN211722711U (zh) | 一种削皮器 | |
JP3155282U (ja) | 手動式皮むき器 | |
CN111265094A (zh) | 一种带弧度的削皮刀 | |
JP2974626B2 (ja) | 皮剥具 | |
JP3207994U (ja) | ピーラー用刃部材及びピーラー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100329 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |