JP3207994U - ピーラー用刃部材及びピーラー - Google Patents
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Abstract
【課題】ニンジン、大根、キュウリなどの食材をより食べやすくより美味な食材とすることができるピーラー用刃部材及びそれを用いたピーラーを提供する。【解決手段】I字型ピーラーであるピーラー100は、ギザギザ状の複数の切れ刃20を有するピーラー用刃部材10と、このピーラー用刃部材10を支持し、食材をスライスするときにガイドするように形成されている刃部材ガイド部110と、刃部材ガイド部110を支持する支持部120と、支持部120と一体的に形成されている把持部130を有する。ピーラー用刃部材10及びピーラー100を用いて、ニンジン、大根、キュウリなどの食材を、例えばxの文字を描くようにして表面をそぎ落とすことで網目状のスライスにする。【選択図】図3
Description
本考案は、ピーラー用刃部材及びピーラーに関する。
ニンジン、大根、キュウリなどの食材の皮むきを手作業で行うことができ、例えば、刃を食材の表面にあてこの表面を刃でなぞるように操作することにより食材の表面をそぎ落とすようにして剥くことができるピーラーが知られている(特許文献参照)。
上記のピーラーは、刃を食材の表面にあてて表面を刃でなぞるように操作することで、食材の表面をそぎ落とし、食材をスライス状にするものであるが、より食べやすい食材且つより美味な食材とすることが求められている。
本考案は、こうした点に鑑みてなされたものであり、ニンジン、大根、キュウリなどの食材を、より食べやすくより美味な食材とすることができるピーラー用刃部材及びそれを用いたピーラーを提供する。
上記課題を解決するために、本考案に係るピーラー用刃部材は、複数の切れ刃を有し、前記複数の切れ刃がギザギザ状に一体的に形成されているピーラー用刃部材であって、前記複数の切れ刃を用いて食材の表面を、スライス状になるようにそぎ落とすことで、前記そぎ落とされたスライス状の食材が、ウェーブ状または網目状になるように構成されていることを特徴とする。
本考案に係るピーラー用刃部材の態様について、前記切れ刃は、上面、下面、右側面、左側面、前記右側面と前記左側面の稜線である第1のエッジ、前記右側面と前記下面との稜線である第2のエッジ、前記左側面と前記下面との稜線である第3のエッジ、及び前記第1から第3のエッジが接する頂点である先端を有し、前記先端を中心とした前記第2のエッジと前記第3のエッジの角度、前記第1のエッジの長さ、前記第2のエッジの長さ、前記第3のエッジの長さ及び前記上面と前記下面の厚さは、予め定められた値であることが好ましい。
上記課題を解決するために、本考案に係るピーラーは、前記ピーラー用刃部材を用いて形成されていることを特徴とする。
本考案に係るピーラーの態様について、前記ピーラー用刃部材と、前記ピーラー用刃部材を支持し、前記食材をスライスするときにガイドするように形成されている刃部材ガイド部と、前記刃部材ガイド部を支持する支持部と、前記支持部と一体的に形成されている把持部と、を有するI字型ピーラーであることが好ましい。
本考案に係るピーラーの態様について、前記刃部材ガイド部は、前記支持部に取り付け及び取り外し自在なように構成されており、前記取り付けにより右利き用または左利き用となることが好ましい。
本考案によれば、ニンジン、大根、キュウリなどの食材を、より食べやすくより美味な食材とすることができるピーラー用刃部材及びそれを用いたピーラーを提供することができる。
以下、本考案のピーラー用刃部材及びピーラーの実施形態を図1から図4を用いて説明する。
図1(a)は実施形態のピーラー用刃部材10を上の方向から見た模式図であり、図1(b)はピーラー用刃部材10を下の方向から見た図である。これらの図が示すように、ピーラー用刃部材10は、複数の切れ刃20を有しており、これら複数の切れ刃20は、図に示すようにギザギザ状に一体的に形成されている。
ピーラー用刃部材10は、複数の切れ刃20を用いてニンジン、大根、キュウリなどの食材の表面がスライス状になるようにそぎ落とされることで、そぎ落とされたスライス状の食材が、ウェーブ状または網目状になるように構成されている。
このような特徴を有するピーラー用刃部材10の構成としての切れ刃20について図2を用いて説明する。
図2(a)は、切れ刃20を説明するための上方向から見た模式図であり、図2(b)は切れ刃20を説明するための側面方向から見た模式図である。
図2(a),(b)が示すように、切れ刃20は、上面21a、下面21b、右側面22a、左側面22b、右側面22aと左側面22bの稜線である第1のエッジ23a、右側面22aと下面21bとの稜線である第2のエッジ23b、左側面22bと下面21bとの稜線である第3のエッジ23c、及び前記第1から第3のエッジが接する頂点である先端24を有している。
また、切れ刃20は、先端24を中心とした第2のエッジ23bと第3のエッジ23cの角度K、第1のエッジ23aの長さN1、第2のエッジ23bの長さN2、第3のエッジ23cの長さN3、及び上面21aと下面21bの厚さAが、予め定められた値で形成されていることが望ましい。
ピーラー用刃部材10は、上記のとおり切れ刃20の角度K、長さN1からN3、及び厚さAを予め定められた適切な値とすることで、食材を網目状のスライスとしてそぎ落とすことができる構成とすることができる。また、図2においては、長さN2と長さN3は、略同じ長さとなっているが、これは一例であって、例えば、長さN2及び長さN3を、それぞれ適切な長さにしてもよい。なお、切れ刃20は、特殊刃物鋼で形成されることが望ましいが、これに限定されない。
以上ピーラー用刃部材10について説明したが、このピーラー用刃部材10を用いたピーラーについて説明する。
図3に示すI字型ピーラーであるピーラー100は、ピーラー用刃部材10と、このピーラー用刃部材10を支持し、食材をスライスするときにガイドするように形成されている刃部材ガイド部110と、刃部材ガイド部110を支持する支持部120と、支持部120と一体的に形成されている把持部130を有する。把持部130は、例えば、ピーラー100を安定した力加減と刃角度を維持しながら用いることができるように、親指がフィットするハンドル形状としてもよい。
また、刃部材ガイド部110は、例えば、支持部120に取り付け及び取り外し自在なように構成され、取り付けにより右利き用または左利き用とすることができる。また、ワンタッチで付け外しができる安全カバーを用いてもよい。なお、実施形態において、I字型ピーラーを一例としているが、これに限定されず、例えば、T字型ピーラーであってもよい。
上記のような特徴を有する本考案のピーラー用刃部材10及びそれを用いたピーラー100は、ニンジン、大根、キュウリなどの食材をそぎ落としてウェーブ状または網目状にスライスすることができる。特に、ピーラー100を、例えばxの文字を描くように角度を変えながら食材の表面をそぎ落とすことで、食材を網目状にスライスすることができ、また、ピーラー100を普通に使用することで食材をウェーブ状にスライスすることができる。
図4は、ピーラー100を用いて網目状にスライスされたニンジン200を示す参考図である。図4に示すように、ニンジン200が網目状にスライスされている一例を示しており、このようにスライスされているニンジン200は、ドレッシングがよく絡み、小量のドレッシングであっても美味しく食することができ、また、ニンジンなどの食材をこのような網目状とすることで、サクサクとした食感を生み出し、野菜嫌いであっても美味しく食することができ、ニンジンなどの青臭さが緩和され、より食べやすく且つより美味なものとすることができる。
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味に拡張して実施することができる。
また、ピーラー用刃部材及びそれを用いたピーラーは、大きさや形状、素材の種類、厚さ、重さなどについては多様な実施形態が可能であり、それらについて本実施形態と異なる形態による実施は、本考案の技術的範囲に含まれる。
10 ピーラー用刃部材
20 切れ刃
21a 上面
21b 下面
22a 右側面
22b 左側面
23a 第1のエッジ
23b 第2のエッジ
23c 第3のエッジ
24 先端
100 ピーラー
110 刃部材ガイド部
120 ガイド部支持部
130 把持部
200 ニンジン
K 角度
N1 長さ
N2 長さ
N3 長さ
A 厚さ
20 切れ刃
21a 上面
21b 下面
22a 右側面
22b 左側面
23a 第1のエッジ
23b 第2のエッジ
23c 第3のエッジ
24 先端
100 ピーラー
110 刃部材ガイド部
120 ガイド部支持部
130 把持部
200 ニンジン
K 角度
N1 長さ
N2 長さ
N3 長さ
A 厚さ
Claims (5)
- 複数の切れ刃を有し、前記複数の切れ刃がギザギザ状に一体的に形成されているピーラー用刃部材であって、
前記複数の切れ刃を用いて食材の表面を、スライス状になるようにそぎ落とすことで、前記そぎ落とされたスライス状の食材が、ウェーブ状または網目状になるように構成されていることを特徴とするピーラー用刃部材。 - 前記切れ刃は、上面、下面、右側面、左側面、前記右側面と前記左側面の稜線である第1のエッジ、前記右側面と前記下面との稜線である第2のエッジ、前記左側面と前記下面との稜線である第3のエッジ、及び前記第1から第3のエッジが接する頂点である先端を有し、
前記先端を中心とした前記第2のエッジと前記第3のエッジの角度、前記第1のエッジの長さ、前記第2のエッジの長さ、前記第3のエッジの長さ及び前記上面と前記下面の厚さは、予め定められた値であることを特徴とする請求項1に記載のピーラー用刃部材。 - 請求項1または請求項2に記載のピーラー用刃部材を用いて形成されていることを特徴とするピーラー。
- 前記ピーラー用刃部材と、
前記ピーラー用刃部材を支持し、前記食材をスライスするときにガイドするように形成されている刃部材ガイド部と、
前記刃部材ガイド部を支持する支持部と、
前記支持部と一体的に形成されている把持部と、を有するI字型ピーラーであることを特徴とする請求項3に記載のピーラー。 - 前記刃部材ガイド部は、前記支持部に取り付け及び取り外し自在なように構成されており、前記取り付けにより右利き用または左利き用となることを特徴とする請求項4に記載のピーラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016004791U JP3207994U (ja) | 2016-10-01 | 2016-10-01 | ピーラー用刃部材及びピーラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016004791U JP3207994U (ja) | 2016-10-01 | 2016-10-01 | ピーラー用刃部材及びピーラー |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017148866A Continuation JP6813148B2 (ja) | 2017-08-01 | 2017-08-01 | ピーラー用刃部材及びピーラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3207994U true JP3207994U (ja) | 2016-12-15 |
Family
ID=57544005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016004791U Ceased JP3207994U (ja) | 2016-10-01 | 2016-10-01 | ピーラー用刃部材及びピーラー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3207994U (ja) |
-
2016
- 2016-10-01 JP JP2016004791U patent/JP3207994U/ja not_active Ceased
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