JP3120543B2 - 輝度信号復調装置 - Google Patents

輝度信号復調装置

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JP3120543B2 JP04071570A JP7157092A JP3120543B2 JP 3120543 B2 JP3120543 B2 JP 3120543B2 JP 04071570 A JP04071570 A JP 04071570A JP 7157092 A JP7157092 A JP 7157092A JP 3120543 B2 JP3120543 B2 JP 3120543B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VTR等において、
FM変調された輝度信号(以下、「FM変調輝度信号」
という)を復調する輝度信号復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープに記録されたFM変調輝度
信号を再生する場合、その高域成分のレベルがスペーシ
ングロス(テープと再生ヘッドとの距離に基づくロス)
等により低下すると、良好な周波数特性が得られない。
また、再生されるFM変調輝度信号の周波数特性には、
機器によるばらつきがある。このような周波数特性の悪
化、ばらつきを補正して良好な周波数特性を得るため、
輝度信号復調装置には高域強調回路が設けられている。
【0003】図3は、従来の輝度信号復調装置を示すブ
ロック図である。再生ヘッド1で再生されたFM変調輝
度信号aは増幅器2で増幅された後、上述した高域強調
回路3に入力される。
【0004】高域強調回路3では、FM変調輝度信号a
の一方は加算回路31に入力され、信号aの他方はバン
ドパスフィルタ(BPF)32に入力される。バンドパ
スフィルタ32に入力されたFM変調輝度信号aはその
高域成分が抽出されて高域信号bとなり、可変利得増幅
器33で増幅された後、加算回路31に入力される。加
算回路31は、FM変調輝度信号aに高域信号bを加算
した高域強調信号cを復調器4へ出力する。すなわち、
高域強調信号cは高域強調回路3から出力されるFM変
調輝度信号である。
【0005】復調器4は、入力した高域強調信号cを復
調して輝度信号dを出力する。
【0006】このように、従来の輝度信号復調装置は、
再生FM変調信号aの高域を強調する高域強調回路3を
有し、FM変調輝度信号cの周波数特性を可変利得増幅
器33の利得を変えて調整しており、可変利得増幅器3
3の利得は、製造工程において、再生時におけるFM変
調輝度信号の高域成分のレベル低下量を計測して調整さ
れていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の輝
度信号復調装置の高域強調回路3においては、製造工程
時にのみ調整が行なわれていたので、その後の経時変
化、例えば再生ヘッドの経時変化、ビデオテープの経時
変化等により、再生FM変調輝度信号の周波数特性が変
化しても、高域強調回路3でその変化に対応した補正を
行なうことができなかった。このため、経時変化により
反転現象等の画質劣化が生じていた。
【0008】この発明は、上記事情を考慮してなされた
ものであり、その目的とするところは、再生FM変調輝
度信号の周波数特性の経時変化を補正することができ、
従って経時変化による画質劣化が生じない輝度信号復調
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、再生FM変調輝度信号の高域を強調す
る高域強調手段を有し、この高域強調手段から出力され
る高域強調信号であるFM変調輝度信号を復調する輝度
信号復調装置において、上記高域強調信号であるFM変
調輝度信号のシンク部分のレベルおよび映像部分のレベ
ル並びにシンク部分の周波数および映像部分の周波数か
ら上記高域強調信号であるFM変調輝度信号の周波数特
性を検出して上記周波数特性が所定の周波数特性となる
ように上記高域強調手段を制御する制御手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明による輝度信号復調装置においては、
図1に示すように、検出器5〜8において、シンク部分
および映像部分のレベル検出と周波数検出とを行い、こ
れらのレベルと周波数とから、マイクロコンピュータ
(制御手段)9は、FM変調輝度信号(高域強調信号)
cの周波数特性を算出し、この算出結果に基づく制御信
号eにより可変利得増幅器33の利得を制御する。
【0011】これにより、再生FM変調輝度信号aの周
波数特性に経時変化が生じても、その変化は高域強調手
段3で補正されるので、周波数特性の経時変化による画
質劣化を防止することができる。
【0012】
【実施例】続いて、この発明による輝度信号復調装置の
一実施例につき、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。同図において、高域強調回路3がFM変調
輝度信号(高域強調信号)cを出力するまでは従来装置
と同様であるので、その動作説明は省略する。
【0014】上記FM変調輝度信号cは図2に示すよう
な波形の信号であり、シンク部分レベル検出器5、映像
部分レベル検出器6、シンク部分周波数検出器7および
映像部分周波数検出器8に入力される。
【0015】シンク部分レベル検出器5は、入力される
同期信号SYNCによりシンク部分A(図2参照)を抽
出し、シンク部分Aのレベルを検出する。レベル検出
は、例えばFM変調輝度信号cを検波、整流して得られ
た包絡線信号を平均化することにより行なわれる。シン
ク部分レベル検出器5は、シンク部分Aのレベルを示す
信号SYLをマイクロコンピュータ9へ出力する。
【0016】映像部分レベル検出器6は、検出器5と同
様、入力される同期信号SYNCにより映像部分B(図
2参照)を抽出し、映像部分Bのレベルを検出する。レ
ベル検出は、検出器5と同様の方法で行なわれる。映像
部分レベル検出器6は、映像部分Bのレベルを示す信号
VLをマイクロコンピュータ9へ出力する。
【0017】シンク部分周波数検出器7は、入力される
同期信号SYNCによりシンク部分Aを抽出し、シンク
部分の周波数を検出する。周波数検出はFM復調により
行なわれ、FM復調により得られた信号を平均化して、
周波数を示す信号SYFを得る。シンク部分周波数検出
器7は信号SYFをマイクロコンピュータ9へ出力す
る。
【0018】映像部分周波数検出器8は、検出器7と同
様、入力される同期信号SYNCにより映像部分Bを抽
出し、映像部分の周波数を検出する。周波数検出はFM
復調により行なわれ、FM復調により得られた信号すな
わち輝度信号を平均化して、周波数を示す信号VFを得
る。映像部分周波数検出器8は信号VFをマイクロコン
ピュータ9へ出力する。
【0019】マイクロコンピュータ9は、上記信号SY
L、VL、SYFおよびVFの示すシンク部分レベル、
映像部分レベル、シンク部分周波数および映像部分周波
数の各値を式(1)に代入することにより周波数特性値
Xを算出する。
【0020】X=(シンク部分レベル−映像部分レベ
ル)/(映像部分周波数−シンク部分周波数)・・・
(1) なお、図2から分かるように、シンク部分の周波数は映
像部分の周波数よりも低く、シンク部分のレベルは映像
部分のレベルよりも高い。従って、(1)式の値は正と
なる。
【0021】上記周波数特性値Xは、FM変調輝度信号
cの周波数特性が高域下がりである場合には(1)式に
おいて映像部分レベルが小さい値となるので、大きい値
となる。また、FM変調輝度信号cの周波数特性が高域
上がりである場合には(1)式において映像部分レベル
が大きい値となるので、Xは小さい値となる。
【0022】マイクロコンピュータ9は、FM変調輝度
信号cの周波数特性値Xを所定特性値とするための可変
利得増幅器33の利得を上記周波数特性値Xから算出
し、上記算出された利得に対応した制御信号eをD/A
変換器10を介して可変利得増幅器33へ出力する。
【0023】このようにFM変調輝度信号cの周波数特
性値Xを所定特性値とする制御を行なうことにより、再
生ヘッド、ビデオテープ等の経時変化によるFM変調輝
度信号cの周波数特性の経時変化を補正することがで
き、周波数特性の経時変化による反転現象等の画質劣化
を防止することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明による輝度信号
復調装置は、高域強調手段から出力されるFM変調輝度
信号の周波数特性を検出し、この周波数特性が所定の周
波数特性となるように高域強調手段を制御するようにし
たので、再生FM変調輝度信号の周波数特性に経時変化
が生じても、その経時変化を補正でき、従って経時変化
による画質劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による輝度信号復調装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】図1の装置におけるFM変調輝度信号を示す波
形図である。
【図3】従来の輝度信号復調装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 再生ヘッド 2 増幅器 3 高域強調回路 4 復調器 5 シンク部分レベル検出器 6 映像部分レベル検出器 7 シンク部分周波数検出器 8 映像部分周波数検出器 9 マイクロコンピュータ 10 D/A変換器 31 加算回路 32 バンドパスフィルタ 33 可変利得増幅器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生FM変調輝度信号の高域を強調する
    高域強調手段を有し、この高域強調手段から出力される
    高域強調信号であるFM変調輝度信号を復調する輝度信
    号復調装置において、 上記高域強調信号であるFM変調輝度信号のシンク部分
    のレベルおよび映像部分のレベル並びにシンク部分の周
    波数および映像部分の周波数から上記高域強調信号であ
    るFM変調輝度信号の周波数特性を検出して上記周波数
    特性が所定の周波数特性となるように上記高域強調手段
    を制御する制御手段を備えたことを特徴とする輝度信号
    復調装置。
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