JP3120523U - 加熱用調理容器 - Google Patents

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アリム プラカサ
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ピー ティー マスピオン
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Abstract

【課題】付加価値が高く、耐久性に優れ、製造コストが安い加熱用調理容器を提供する。
【解決手段】容器本体部10と、取手部20からなる加熱用調理容器において、取手部20に、ある一定の温度になると色が変化する示温表示部30を取り付けた。
【選択図】図1

Description

本考案は、フライパンや鍋等の外部から直接加熱して主に調理用途に用いられる加熱用調理容器に関し、より詳細には調理に適した温度の表示機能を具備した加熱用調理容器に関するものである。
調理容器本体部の内面、又は外面に示温表示部を形成した加熱用調理容器が特許文献1〜3により公知である。
特許文献1は調理容器本体部の内側表面に可逆的に変色する化学物質をコーティングした形態が開示され、特許文献2では調理容器本体部の外面に可逆性示温塗料を塗布した形態が開示され、又、特許文献3では調理容器本体部の外面に変色部材を貼付けた形態が開示されている。
特表2002−527734 特開2004−187889 実用新案登録第3098808号
一般に、調理容器本体部の外面は、直接炎等の熱源に晒されるため損傷を受け易く、又、内面は焦げ付きや汚れのこびり付きを生じ易いうえに、金属製の調理補助具でかき混ぜられるため損傷を受け易く、更に、調理容器本体部の内外面が洗浄具によっても擦られて摩滅し易いことが知られている。
このように過酷な使用環境におかれる調理容器本体部の内面、又は外面に形成された示温性物質によるコーディング層、又はシールは、損傷や剥離がし易く耐久性に問題がある。
加えて、示温性物質によるコーディング層やシールに汚れが付着した場合は、コーディング層やシールの目視を困難にするうえに、付着物だけの除去が難しいといった問題点がある。
又、従来の示温性物質は、耐熱性に問題がある。
例えば、フライパンを空焼きした場合は400℃もの高温に達し、このような高温に晒されると示温性のコーディング層やシールフィルム等が温度破壊して、示温機能を喪失してしまう。
本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、耐熱性に優れ、高温の環境下にあっても示温性能を喪失することのない加熱用調理容器を提供することにある。
本願の第1考案は、調理容器本体に取手を固着し、該取手の一部に示温表示部を形成した加熱用調理容器であって、前記示温表示部を、取手の一部に付設した示温ゴムで構成したことを特徴とするものである。
本願の第2考案は、前記第1考案において、前記示温ゴムを、調理容器本体からの取付距離に差をつけて複数箇所に付設したことを特徴とするものである。
本願の第3考案は、前記第1又は第2考案において、前記示温ゴムの内部に金属板を設けたことを特徴とするものである。
本願の第4考案は、前記第1又は第3考案の何れかにおいて、前記示温ゴムを、文字、数字、記号、図形の一種、又は複数種を組み合せて形成したことを特徴とするとするものである。
本願の第5考案は、前記第1乃至第4考案の何れかにおいて、前記示温ゴムを温度変化に伴って変色する性質のシリコンゴムで形成したことを特徴とするものである。
以上説明したように、本考案によれば、少なくとも次の何れかひとつの効果を得ることができる。
(1)取手に形成した示温表示部を示温ゴムで構成することにより、調理容器本体を空焼きして取手が熱くなっても、示温表示部の示温機能を維持することができる。
そのため、加熱用調理容器の示温機能に対する信頼性が高まり、商品価値が高まる。
(2)示温ゴムを取手に複数付設すれば、調理者は調理容器本体の複数の加熱温度を認識することができる。
(3)示温ゴム内部に熱伝導率の高い金属板を設けることにより、より効果的に示温ゴムに調理容器本体の加熱温度を伝達することができる。
(4)示温ゴムを文字、数字、記号、図形の一種、又は複数種を組み合せて形成すれば、調理温度の知識に乏しい調理者であっても、調理容器本体の複数の加熱温度の認識がし易くなるだけでなく、調理温度の知識に乏しい調理者であっても最適な調理温度で調理をすることができる。
(5)示温ゴムを調理容器本体ではなく、取手の一部に形成したことで、金属製の調理器具を使って調理しても示温ゴムが損傷を受けることはなく、又、調理容器本体の内面が焦げて汚れたとしても示温表示部が視認できなくなる不都合を解消することができる。
更に、調理後においても、調理容器本体をこすり洗いしても示温表示部が傷付くこともなく、長期間に亘って加熱用調理容器の示温機能を維持できる。
以下に添付図面を参照しながら,本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(1)加熱用調理容器
図1に本考案に係る一部を省略した加熱用調理容器の斜視図を示し、図2にその縦断面図を示す。
本考案が前提とする加熱用調理容器は、例えばフライパン、釜、鍋に代表される各種の加熱用調理容器を含み、蓋の有無は問わない。
図示した加熱用調理容器は、有底構造の調理容器本体10と取手20とを有し、取手20が調理容器本体10の側面11の外面にリベット12により固着されている。
本考案では、取手20の一部に後述する示温表示部30を形成した。
(2)調理容器本体
調理容器本体10は、鉄、銅、アルミ、ホーロー等の公知の熱伝導性素材を単種、又は複数種を組み合わせて所定の形状に成形されている。
(3)取手
取手20は調理容器本体10の熱伝導が可能な素材で形成されていて、図示を省略した握り部は調理する人が火傷しないように耐熱性樹脂で覆うか、取手20自体を熱伝導率の低い金属で形成する等の耐熱処理が成されている。
取手20については公知の各種の形状や形態を含むものである。
尚、取手20が熱伝導性の低い素材で形成されている場合は、例えば、ステンレス合金、アルミニウム合金等の熱伝導性の高い素材で調理容器本体10から示温表示部30までの間を被覆すれば、調理容器本体10の温度伝達を正確に行える。
(4)示温表示部
示温表示部30は、調理容器本体10が所定の温度以上になると元の色が異なる色に変色し、この変色を調理者に示温表示部30の現在の温度として視覚的に知らせる温度センサである。
図2に拡大して示すように、示温表示部30は取手20の固着部側に形成され、取手20の上面に付設した単数、又は複数の示温ゴム31により構成される。
示温ゴム31は温度変化に伴って変色する性質のシリコンゴムで、このシリコンゴムは耐熱性に優れ、かつ高温域においても示温性能を喪失しない性質を有する。
温度変化に伴い変色するシリコンゴムの変色形態としては、単色から異なる単色に変化するタイプと、温度上昇に従い暗色化、又は明色化するように温度変化に対応して明度が変化するタイプの何れを採用してもよい。
又、本例における示温ゴム31の取着形態について説明すると、示温ゴム31は取手20の上面に直列に複数の凹部21を形成し、これらの各凹部21内に所定の厚さの示温ゴム31を収容して固着している。
複数の示温ゴム31を配列するのは、加熱用調理容器全体のデザインの斬新性を向上させるためと、調理容器本体10からの取付距離に差をつけて段階的な温度表示を可能にするためである。
示温ゴム31の固着手段としては、ゴムの弾性を利用してはめ込み式で固定する方法、接着剤を用いた部分接着、或いは全面溶着等を適用でき、示温ゴム31が調理時や洗浄時に容易に剥離しないように固着する。
(5)使用方法
本考案に係る加熱用調理容器を使用して調理するには、従来と同様に取手20を握って調理容器本体10を各種の熱源に載置する。
調理容器本体10の温度上昇に伴い、取手20の温度も徐々に上昇する。
取手20の温度が所定の温度に達すると、取手20に形成した示温表示部30が変色し、調理者は示温表示部30の変色を目視することで、調理容器本体10の温度が調理に適した温度に達したことを認識できる。
示温表示部30を調理容器本体10ではなく、取手20の一部に形成したことで、調理容器本体10を金属製のターナー(フライ返し)を使用しても示温表示部30が損傷を受けることはなく、又、調理容器本体10の内面が焦げて汚れたとしても示温表示部30は綺麗なままである。
仮に調理容器本体10を空焼きして高温に達したとしても、示温表示部30を高温でも示温性能を発揮する性質のシリコンゴム製の示温ゴム31で構成したので、示温表示部30の示温機能が喪失したり、劣化したりすることがない。
更に、調理後においても、調理容器本体10をこすり洗いして洗浄しても示温表示部30が傷付くことはない。
(6)その他の実施の形態
また、示温表示部30を構成する示温ゴム31を、調理用途に応じた温度設定を意味する文字や記号又は図形の形態にしたものを取手20に固着してもよい。
例えば、調理容器本体10が特定温度に達したことを数字の形態にしておけば、調理者は調理容器本体10の温度を数字的に正確に認識できて、調理結果に良好に反映させることができる。或いは、アルファベット文字で高温と低温を意味する「H」と「L」を併記するようにしてもよい。
又、温度設定を例えば魚の略図、てんぷら、目玉焼き等の図柄に形成しておけば、調理の最適な温度認識の乏しい年少者が使用した場合でも、最適な温度で調理を行うことができる。
又、複数の示温ゴム31について、上記した何れかの表示形態を選択して、段階的な温度変化を認識させるように表示の形態を異なるように組み合わせてもよい。このような形態で形成すれば、調理者は調理容器本体10の温度を段階的に認識できるので、調理目的に応じた複数種類の温度でおいしい調理をすることができる。
又、図3に示すように、示温表示部30を示温ゴム31と、当該示温ゴム31の内部に埋めこんで設けてあり、一部を調理容器本体あるいは取手部に接触してある金属板32と、によって構成してもよい。
前記金属板32は、熱伝導率が高く、耐熱性の高い金属が用いられ、例えば、銅などを使用することが好ましい。
本考案に係る一部を省略した加熱用調理容器の斜視図。 示温表示部を形成した調理容器本体と取手の一部の縦断面図。 本考案のその他の実施例における示温表示部の縦断面図。
符号の説明
10・・・・・調理容器本体
11・・・・・側面
20・・・・・取手
21・・・・・取手の上面
30・・・・・示温表示部
31・・・・・示温ゴム
32・・・・・金属板

Claims (5)

  1. 調理容器本体に取手を固着し、該取手の一部に示温表示部を形成した加熱用調理容器であって、
    前記示温表示部を、取手の一部に付設した示温ゴムで構成したことを特徴とする、
    加熱用調理容器。
  2. 請求項1において、前記示温ゴムを、調理容器本体からの取付距離に差をつけて複数箇所に付設したことを特徴とする、加熱用調理容器。
  3. 請求項1又は2において、前記示温ゴムの内部に金属板を設けたことを特徴とする、加熱用調理容器。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、前記示温ゴムを、文字、数字、記号、図形の一種、又は複数種を組み合せて形成したことを特徴とする、加熱用調理容器。
  5. 請求項1乃至4の何れかにおいて、前記示温ゴムを、温度変化に伴って変色する性質のシリコンゴムで形成したことを特徴とする、加熱用調理容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013533036A (ja) * 2010-07-13 2013-08-22 イルームクック カンパニー リミテッド 本体コーティング層の寿命感知部を備えた調理機器

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