JP3120364B2 - 靴下を縫製してなるタイツ - Google Patents

靴下を縫製してなるタイツ

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JP3120364B2
JP3120364B2 JP08162348A JP16234896A JP3120364B2 JP 3120364 B2 JP3120364 B2 JP 3120364B2 JP 08162348 A JP08162348 A JP 08162348A JP 16234896 A JP16234896 A JP 16234896A JP 3120364 B2 JP3120364 B2 JP 3120364B2
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knitted
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は靴下を縫製してなる
タイツに関する。
【0002】
【従来の技術】靴下は、靴下編成機によりレッグ部もウ
エルト部も、同一のウエール数で編成されるために着用
時上部の太股に近くなると編地は緊張され、地が薄くな
るように見え、冬期など保温性にも劣り、また、ずれ落
ちの要因ともなっている。そこで使用編糸を下部と上部
とで変更することが行われているが、ウエール数を変え
ることは出来ない。
【0003】タイツは一般に靴下編成機によりレッグ部
とレッグ部上部のボディ部を一連に編成した後、ボディ
部一側部に上下方向のカットを入れ、カット部分の両側
の編地を襠部として左右のボディ部を縫合し必要に応じ
穿口部分に弾性体を縫い付けるなどすることにより構成
されている。
【0004】上記の、左右のボディ部を縫合する縫代と
なる襠部分を構成するための編地は、ボディ部からとら
れることになり、ボディ部に使用出来る編地はその分小
さくなってしまう。靴下編機によるレッグ部とボディ部
の編成はシリンダー編機で連続して同一の針で行われる
ため、側部カット前のボディ部とレッグ部とは同一ウエ
ール数となる。そのためボディ部において襠布をとると
レッグ部よりも編地幅が少なくなってしまい、レッグ部
よりもボディ部の方を伸張率を高めて使用しなければな
らなくなってしまう。そこで、ボディ部の大きさに対応
した針数でレッグ部からボディ部まで連続して編成する
とレッグ部の太さが太くなり過ぎてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みて、ボディ部が、レッグ部に比してより強い緊縛感を
生ずることのない編目数の多い靴下を用い、レッグ部に
続くボディ部で両脚を縫合するとき、ボディ部の一部編
地を襠布として使用してもボディ部にゆとりのあるタイ
ツを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のタイツは、筒
状に編成したレッグ部に続き連続して編成したボディ部
を、レッグ部で隣接していた各ウエール間に増目された
ウエールを位置させて全針で編成してなる靴下の一対
を、相反するボデイ部側部の縦方向に延びるカット部分
に沿う編地を襠部とし、前記対の両靴下を前記襠部にお
いて互いに縫着した。請求項2のタイツは、請求項1記
載のタイツにおいて、ボディ部とレッグ部との境界の編
地において、レッグ部で隣接していたウエール間に1つ
の増目されたウエールを位置させ、適宜コース数の編成
ごとに前記の増目されたウエールを1又はそれ以上各コ
ースに編み込んでボディ部の編地とした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明タイツ11は、左右のレッ
グ部12とそれに続いて編成されたボディ部13とを、
靴下編機と同様の編機で編成する。但し、シリンダー径
は異なり、シリンダー直径は4.5インチ乃至7イン
チ、54乃至70ゲージ、針数300乃至580本程度
のものを使用する。そして、ボディ部13の一側に設け
たカット部14に沿う襠部15を互いに縫合することで
作られる。必要に応じボディ部13の穿口部16に弾性
帯状体17を取り付ける。
【0008】レッグ部12とボディ部13とは前記編機
でトウ18からレッグ部12,ボディ部13と連続して
編成する。上記編成においてレッグ部12を編成すると
きは筒状の針床内に配された靴下編機の針を一本おきに
休止させ半数の針を作用位置に置き編糸を給糸して編成
を行う。そして、レッグ部2をトウ18からボディ部1
3に向け編成するが、編成したコースがボディ部13と
レッグ部12との前面境界線21及び背面境界線22に
達したときに、それまで休止位置にあった針を作用位置
に上昇させ、ボディ部13の編地を編成する針を増加
し、ボディ部13はレッグ部12の2倍の針で編成す
る。上記の休止位置からの針の上昇は、境界線21,2
2の屈曲により各ウエールごとにどのコースで上昇する
かは不同となる。
【0009】図3に、タイツ11の左半身のレッグ部1
2とボディ部13との境界部分がカーブを描いた編組織
図を示す。編成に当ってレッグ部12は、編機の筒状の
針溝に挿入された針A,a,B,b,C,c……S,
s,Tの内1本おきの針A,B,……S,Tにより筒状
にコースIまで編成される。次コースIIはレッグ部12
とボディ部13との境界線(背部境界線22の一部)と
なりボディ部13の編成に入るが、同境界線21,22
は水平状に一直線をなしているのではなく、着用時ヒッ
プ部を囲うように、或いは股下部にカーブを画くように
屈曲しているので、そのカーブに応じてボディ部13の
範囲を画定しなければならない。そのため、図3に示す
例では、着用時にヒップ部を最も下から被うK乃至Nの
ウエールで先ずボディ部13の編地の編成を始める。
【0010】即ち、Iのコースまではレッグ部12の編
成を1本おきのウエールA,B,……S,Tの針で行っ
ていたのに対し、IIのコースの編成前にk,l,mのウ
エールのそれまで休止位置にあった針を作用位置に上昇
させ、該針によりループ数を多くした編成を行う。その
他のウエールA〜j,n〜TはIコースと同様で、この
部分はまたレッグ部12の編成となる。そして次にIII
コースの編成となる。このとき新たにj,n,oのウエ
ールの針を上昇させ、エウールJからウエールPまでは
連続した針で、他は1本おきの針で編成する。上記の増
針は、レッグ部の前面境界線21では1コースで1本の
針が新たに上昇するが、後面境界線22では1コースで
2本の針が上昇することになり、その結果前面境界線2
1は傾斜が急で後面境界線22は傾斜が緩やかとなる。
【0011】このようにしてコースVIではウエールa,
gの、コースVII ではウエールb,fの、コースVIIIで
はウエールc,eの、コースIXではウエールdの針が上
昇して前面境界線21は山形のくびれを形成し、以後は
全針でボディ部13を所定コース数編成する。
【0012】上記の休止針の上昇により1コース中ボデ
ィ部13はレッグ部12の倍のループ23が構成される
ことになり、編地も地厚な感触を生じ、かつ、該部13
の伸弾性は、レッグ部12のそれに比して大きなものと
なる。
【0013】上記のように編成されたボディ部13とレ
ッグ部12とはタイツ11の片足部分であり一対のボデ
ィ部13を左右から1つに縫合しなければならない。そ
こで次に筒状に編まれた編地の側部、図4の例ではウエ
ールAとウエールTの間で図2のAに示すようにボディ
部13にカット部14を入れ、カット部14でボディ部
13の一側を切開し、カット部14に沿う一部の編地を
襠部15とし、両ボディ部13の襠部15を対向し縫合
する。縫合線24はタイツ11の前面及び背面中央に現
れる。ボディ部13は上記の如く、レッグ部12のルー
プ数の倍のループ数を有するため、良く伸張しボディ部
13に襠部15を容易に得ることが出来る。
【0014】上記のように編成されたボディ部13とレ
ッグ部12とはタイツ11の片足部分であり一対のボデ
ィ部13を左右から1つに縫合しなければならない。そ
こで次に筒状に編まれた編地の側部、図4の例ではウエ
ールAとウエールTの間で図2のAに示すようにボディ
部13にカット部14を入れ、カット部14でボディ部
13の一側を切開し、カット部14に沿う一部の編地を
襠部15とし、両ボディ部13の襠部15を対向し縫合
する。縫合線24はタイツ11の前面及び背面中央に現
れる。ボディ部13は上記の如く、レッグ部12のルー
プ数の倍のループ数を有するため、良く伸張しボディ部
13に襠部15を容易に得ることが出来る。
【0015】以上はタイツ11について説明したが、パ
ンティストッキングも全く同様な手段で得ることが出
来、また、スパッツなどヒール部から爪先までのないも
のも同様にして得ることが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明タイツは、ボディ部をレッグ部に
比して針数を多くして編成してあるために、編組織がレ
ッグ部に比して厚手となり、それに応じ編地の伸張性が
大となるため、レッグ部とボディ部とを同一の丸編機で
編成してあっても、レッグ部に比して着用時大径となる
ボディ部も窮屈感を生ずることなく着用出来ると共に、
ボディ部のカット部に設けた襠部を縫製した左右両部を
一体にするときにボディ部は容易に伸張し襠部を得易
く、縫製作業上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明タイツのボディ部の概略正面図である。
【図2】Aはタイツのボディ部のカット部の拡大斜視
図、Bはタイツの背面図である。
【図3】タイツの左半身レッグ部上部とボディ部下部の
編組織図を示す。
【符号の説明】
1 靴下 12 レッグ部 13 ボディ部 14 カット部 15 襠部 16 穿口部 21 前面境界線 22 背面境界線 23 ループ 24 縫製ライン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−97403(JP,A) 特開 昭52−139542(JP,A) 実開 昭61−55011(JP,U) 実開 平6−51209(JP,U) 実開 平4−13608(JP,U) 実開 平7−38105(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に編成したレッグ部に続き連続して
    編成したボディ部を、レッグ部で隣接していた各ウエー
    ル間に増目されたウエールを位置させて全針で編成して
    なる靴下の一対を、相反するボデイ部側部の縦方向に延
    びるカット部分に沿う編地を襠部とし、前記対の両靴下
    を前記襠部において互いに縫着したことを特徴とするタ
    イツ。
  2. 【請求項2】 ボディ部とレッグ部との境界の編地にお
    いて、レッグ部で隣接していたウエール間に1つの増目
    されたウエールを位置させ、適宜コース数の編成ごとに
    前記の増目されたウエールを1又はそれ以上各コースに
    編み込んでボディ部の編地としたことを特徴とする請求
    項1記載のタイツ。
JP08162348A 1996-06-03 1996-06-03 靴下を縫製してなるタイツ Expired - Fee Related JP3120364B2 (ja)

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JP2021059823A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 株式会社レヴアル 脚線を細身に見せるストッキングやレギンス等の脚部被服体

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