JP3119802B2 - 固相免疫分析のための使い捨ての親和性クロマトグラフィー反応容器 - Google Patents

固相免疫分析のための使い捨ての親和性クロマトグラフィー反応容器

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JP3119802B2 JP07296890A JP29689095A JP3119802B2 JP 3119802 B2 JP3119802 B2 JP 3119802B2 JP 07296890 A JP07296890 A JP 07296890A JP 29689095 A JP29689095 A JP 29689095A JP 3119802 B2 JP3119802 B2 JP 3119802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固相免疫分析のた
めの使い捨て反応容器に関する。
【0002】
【従来の技術】親和性クロマトグラフィーは生物分子の
予備純化に広く応用される技術であり、決定されるべき
分子と補結合強調体( complementary binding partner
) との間の特異的な相互作用が行われる。このような
方法の一般的な実施において、純化されるべき生物分子
を含む試料すなわちサンプルはクロマトグラフ展開カラ
ムに付与され、このカラムは相補的の結合強調体の1つ
を固体受媒質(solid substrate)に結合させて含んでい
る。一組の補結合強調体の例は酵素との受媒質、抗体と
ハプテンおよび抗原のそれぞれ、および相補的DNAま
たはRNA単鎖である。免疫親和クロマトグラフィーに
おいては、定量化のために抗原およびハプテンのそれぞ
れと補体としての抗体の間の相互作用が使用される。
【0003】これまでの親和クロマトグラフィーを使用
した免疫検定においては再使用可能なカラムが一般に使
用され、このカラムは固体受媒質に結合された抗体また
は抗原(以下にリガンドと称する)を有している。分析
されるべき試料は高圧のもとでクロマトグラフカラムを
通して圧縮され、迅速なクロマトグラフ処理を保証する
ようになされる。免疫検定のための高圧液体クロマトグ
ラフィー(HPLC)の応用は、例えば「分析化学」、
1985、第57巻、第2754〜2756頁にドゥ・
エルヴィス、W.U.氏により、および「分析化学」、
1983、第55巻、第771〜775頁にスポーツマ
ン、J.R.氏他により記載されている。しかしなが
ら、免疫検定のためにHPLCを使用することは幾つか
の欠点を有する。一方でこの技術には安価な器具の使用
が必要とされ、他方で分析のためのクロマトグラフィー
カラムは高度の技術的要求に合致しなければならない。
カラムはHPLCにおいて付与される高圧に耐えねばな
らないとともに、この技術の合理的な履行を可能にする
ために再使用できねばならない。しかしながら、カラム
の再使用は、新しい試料がその同じカラムで分析可能と
される前に、付加的な測定を必要とする。DE−OS
37 11 894にて公表されたように、再使用可能
なカラムは先行試験において置換され且つまた不完全に
溶出した受媒質の影響を防止するために毎回の分析の前
に再生されねばならない。
【0004】DE−OS 24 48 411には、固
相免疫分析のための反応容器が記載されている。しかし
ながら定量測定の前に、多数回の使用を意図されるこの
容器は被測定成分の標準による較正を必要とする。しか
も長い培養時間がこの反応容器には必要とされる。受媒
質上の免疫論的補結合強調体に対する被測定成分の十分
な結合を保証するために、6時間〜2日が推奨される。
しかしながらこの結合反応は常に、合理的な履行を保証
するような1〜2日を要する結合平衡に到達する前に終
結する。結合反応がこのように早期に終結する結果、標
準溶液との比較分析が必要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、免疫
検定の迅速な履行を可能にし、取扱いが容易で、事前の
較正もしくは再生をしないで容易に使用できるような固
相免疫分析のための使い捨て反応容器を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定成分を
含む液体が浸透できる上部および下部の多孔質の分離装
置と、これら分離装置の間に配設された受媒質ベッドと
を備えた固相免疫分析のための使い捨ての親和性クロマ
トグラフィー反応容器において、前記反応容器の上端及
び下端が開口し、前記被測定成分と反応する少なくとも
1種類の免疫論的な反応成分が前記受媒質ベッドに結合
されるとともに、その受媒質ベッドの体積が600μl
までとされており、また、前記受媒質ベッドに結合され
た免疫論的な反応成分の量が大量であって、上部および
下部の分離装置の少なくとも一方が、前記液体が前記受
媒質ベッドから流れ出る前に前記被測定成分と前記免疫
論的な反応成分との、結合平衡状態における定量的な結
合を生ぜしめるように前記液体の流れを制御するような
液体浸透性を有していることを特徴とする反応容器を提
供する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1(a)および(b)に与えら
れた寸法は単なる例である。ここに記載された使い捨て
反応容器1およびその使い捨て反応容器1の使用方法
は、既知の反応容器および方法にそれぞれ比較して幾つ
かのかなりの利点を有する。使い捨て反応容器1は、免
疫反応によって決定することのできる成分の定量測定の
迅速履行を可能にする。この反応容器1の取扱いは非常
に簡単で、HPLCのように高価な器具の使用を必要と
しない。更に、優れた結果が前述した使い捨て反応容器
1によって得られるのであり、免疫論的な反応成分を結
合して有する受媒質3(以下において受媒質ベッドと称
する)の消費量は極めて少ない。受媒質ベッド体積8、
すなわち上部および下部の分離装置2aおよび2bの間
の50μlの体積、を有する使い捨て反応容器1が好ま
しく使用される。小さな受媒質ベッド体積は少量の溶出
液の使用を可能にし、この結果、溶出による希釈作用が
小さく維持され、従って大量の溶出体積を必要とするそ
の他の方法に比較して検出限界が低減されない。この観
点から、受媒質ベッド体積は600μlまでとされる。
【0008】更に、前述した反応容器1は決定されるべ
き成分若しくは被測定成分と免疫論的な反応成分との間
の結合平衡における定量測定(終点測定)を可能にす
る。この結合平衡は使い捨て反応容器1における1分間
の培養時間内に既に到達されている。この迅速平衡は、
上部および(または)下部の分離装置2aおよび2b、
少量の受媒質ベッド体積8、および受媒質に対する免疫
論的な反応成分の大量の付与によって可能となる。上部
および(または)下部の分離装置は選択された受媒質ベ
ッド体積と関連して制御された流れを発生し、また、受
媒質に反応成分を大量に付与する結果として、決定され
るべき成分は1分間内に、すなわち流れる液体が受媒質
ベッド体積を離れるよりも前に反応成分と定量的にほぼ
結合される。それ故に標準基準との比較分析が不要にな
る。更に、使い捨て反応容器1をすぐに使用できるか
ら、試料の迅速分析が可能になる。何故ならば、免疫論
的な反応成分を有する受媒質3が標準化可能であり、使
い捨て反応容器1を使用前に較正することがないからで
ある。受媒質3は圧力に対して安定的である必要はな
い。何故ならば、使い捨て反応容器1はHPLCを付与
せずに試料の迅速分析を可能にするからである。受媒質
として親和クロマトグラフィーの全ての共通材料が考慮
できる。好ましい受媒質材料はポリメリック糖、プラス
チック、またはシリケートであり、特に好ましい材料は
アガローズ(agarose) である。受媒質3に付与される免
疫論的反応成分は共有結合的並びに吸着的に受媒質に結
合できる。免疫論的反応成分はハプテン、抗原および抗
体を含む群から選択できる。ポリクロナール(polyclon
al) 並びにモノクロナール(monoclonal)抗体が使用でき
る。
【0009】使い捨て反応容器1の好ましい設計におい
て、免疫論的反応成分を有する受媒質3は2つの分離装
置の間に配置され、この上部および(または)下部の分
離装置2a,2bは多孔質フリット(frit)である。上部
および(または)下部のフリット2a,2bの孔寸法は
約0.05μmから約100μmまでとされ、約0.2
μmから約100μmが好ましく、2μmの孔寸法が特
に好ましい。フリット2a,2bの材料はプラスチッ
ク、金属およびガラスを含む群から選択され、プラスチ
ックが好ましく、ポリエチレンおよびテフロン(商標)
が特に好ましい。他の好ましい設計においては、上部お
よび下部の分離装置2a,2bは2つの等しい多孔性の
フリットである。他の好ましい設計においては、上部お
よび(または)下部のフリットの層厚さは約0.05mm
〜約2mmであり、約0.2mm〜約2mmが好ましく、約1
mmの層厚さが特に好ましい。容器材料4は圧力に対して
安定している必要はない。何故ならば、使い捨て反応容
器1は高圧を受けないからである。それ故に更に金属の
ような耐圧材料以外にも、ガラス、天然材料、プラスチ
ックのような耐圧でない材料を、使い捨て反応容器1を
製造するのに考慮できる。好ましいプラスチックはポリ
エチレン、ポリプロピレンおよび(または)ポリスチレ
ンであり、好ましい金属は多孔質アルミニウムおよびス
テンレス鋼である。
【0010】実際的な目的のために、使い捨て反応容器
1の一端に突出部5を設け、この反応容器を保持駆動装
置内に取付け自動搬送できるようにすることができる。
これは自動化された試料処理装置で使用するのに必要で
ある。また、使い捨て反応容器1の突出部5と反対側の
端部に小径の連結部を設け、それを他の使い捨て反応容
器とソケット−スイッチ連結するための連結部とするの
が好ましい。これは例えば幾つかの使い捨て反応容器1
を直列状に連結して、第1の容器の出口6を簡単な雄雌
連結によって第2の容器の入口に連結することを容易に
する。更に、使い捨て反応容器1はキャップ7および9
によって閉じることができる。前述した使い捨て反応容
器1を使用する方法は、一般的な方法に比べて格段に簡
単化され、迅速な定量および定性分析を可能にする。こ
れは、決定されるべき成分の測定が使い捨て反応容器1
の使用済み受媒質の事前の較正もしくは再生を必要とし
ないことによって、また、標準溶液の一連の基準測定が
全く必要とされないこと等によって、可能となる。この
簡単容易な取扱いは、試料およびその他の溶液を通常の
研究用器具を使用して、あるいはピペット操作の自動化
によって付与できるようにした結果である。
【0011】更に、手操作方法、自動操作方法がこの反
応容器1を応用することによって改善される。この方法
において、試料の付与およびこの方法における他の段階
は自動化した試料処理装置によって遂行される。このよ
うな処理装置は例えば工場における抗体製造のオンライ
ン製造処理制御に使用される。この方法においては、試
料は約6〜8時間間隔にて自動的に付与され、培養媒体
中の抗体濃度がこの使い捨て反応容器1を使用して長時
間にわたって迅速且つ簡単に連続して測定できる。本発
明の使い捨て反応容器1を使用する抗体生成制御装置が
図2に概略的に示されている。ここにおいて使い捨て反
応容器1は自動試料処理装置の中に含まれている。本発
明の反応容器を使用した方法は、試料を付与した後に反
応容器1に高圧をかけずに迅速に遂行できる。しかしな
がら、例えば遠心力またはポンプ駆動によって低い吸引
力または加圧力を生ぜしめ、さらに迅速に遂行するよう
にすることもできる。
【0012】必要ならば、幾つかの使い捨て反応容器1
を直列または並列に連結できる。これは、例えばそれぞ
れの単一試料における幾つかのパラメータの同時測定、
幾つかの試料の同時分析を可能にする。幾つかの使い捨
て反応容器の直列的な連結は、例えばアレルギー試験の
遂行に有利である。これにおいては、異なる抗原(アレ
ルゲン)が各個のカラムに付与され、次にこれらのカラ
ムが直列に連結され、アレルゲン反応を成立させるIg
E級の抗体を含む試料が第1の反応容器に付与される。
試料は異なるアレルゲンを含む異なる反応容器1を通し
て連続して流される。試料のIgEはアレルギー誘発抗
原を含む反応容器内で結合し、例えば蛍光検査によって
検出できる。このようにして、1つの単体試料が多くの
異なる可能性のあるアレルゲンによって同時に試験でき
る。
【0013】
【実例】以下の実例は本発明を説明するものである。 例1 手操作による方法の実施 図1に示したようなポリプロピレンで作られた使い捨て
反応容器1は以下の成分を含んでいた。すなわち、テフ
ロン(商標)(孔寸法は約2μm、層厚さは約1mm)で
作られた2つのフリット2aおよび2bの間には、0.
5MのNaCl中の共有結合したポリクロナールのマウ
スの抗ヒトIgGと橋かけされた市販のシアノブロマイ
ド活性のアガロースを含む懸濁液約100μlが配置さ
れる。この懸濁液の100μlは50μlの最終受媒質
ベッド体積8を形成する。単位mlの受媒質ベッド当りの
結合能力は約70μgのヒトIgGである。10mMの
燐酸塩緩衝剤 pH7.2、150mMのNaClが平衡
緩衝剤(EB)として使用され、1Mのプロピオン酸が
溶出緩衝剤(EL)として使用され、10%の胎児犢血
清(fetal calf serum (FCS))を有するRPMI媒
体が細胞培養媒体(CM)として使用された。最初に、
0.5μg〜50μgのヒトIgGをCMに含む50μ
lの試料が反応容器に付与された。これは1mlのEBで
洗浄されて溶出液が廃棄され、その後0.5mlのELで
溶出された。溶出液は蛍光検査のためにクヴェットに集
められ、検出装置にて測定された。決定されるべきヒト
IgGの試料成分の定量測定のために、較正曲線が予め
設定された。0μg/mlから1000μg/mlまでのI
gG濃度、好ましく0μg/ml〜100μg/ml、が較
正曲線の設定のために使用され、また a) 紫外線検出装置にて250〜300nmの範囲、好
ましくは280nmでの死滅、 b) あるいは蛍光検出装置にて250〜290nmの励
起波長および320nm以上の放射波長での相対的な蛍光
強さ、が測定された。
【0014】マーカー分子が使用されるならば、検出波
長はそのマーカーに対して調整されるようになされる。
細胞培養媒体単独の測定値が試料の測定値から差し引か
れた。この測定の実際的な遂行において、反応容器1を
通してのそれぞれの試料の溶出流れは、最も簡単な場合
で重力により発生させることができる。この流れを加速
するために、以下の代替例が考慮できる。すなわち、 a) 圧力:これは最も簡単な場合で使い捨て注射器を
使用して発生でき、注射器はルアーロック(luer-lock)
連結によって反応容器1と連結される。更に、圧力は手
操作供給器のようなその他の器具で発生できる。 b) 真空圧:これは通常の真空ポンプを反応容器の出
口に連結して発生できる。 c) 遠心力:この変形例においては、試料、洗浄液お
よび溶出液は例えば予め定めた破断点を有する別の室内
に導かれ、適当な遠心力の付加によって予め定めた破断
点を経て与えられた遠心力で液体が反応容器へ流され
る。
【0015】例2 全自動による方法の遂行 使用した装置は以下の要素で作られた。すなわちHPL
C試料形成装置(ABIMED ASPEC装置)、使
い捨て反応容器1、流動セルを備えた蛍光すなわち紫外
線検出装置、およびデータ処理のためのコンピュータ。
分析は以下のように遂行された。すなわち細胞培養によ
る試料形成が共通の試料形成装置によって遂行された。
フィルタ(ASPEC装置の)による細胞の分離および
使い捨て反応容器1を備えた棚を廃棄位置に位置決めし
た後、試料が付与され、反応容器はEBで洗浄され、そ
して反応容器を備えた棚が溶出位置に位置決めされた。
決定されるべき成分の溶出は1段階にて行われた。決定
されるべき成分は溶出溶液中を流れ検出装置に送られ、
測定された。使用された体積は例1の体積と同じであっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、2つの分離装置を含み、それらの間
に免疫論的な反応成分が結合された受媒質ベッドが配設
されている、本発明実施例の使い捨て反応容器の縦断面
図。(b)は、使い捨て反応容器の頂面図。
【図2】抗体生成制御のためのオンライン装置の概略
図。
【符号の説明】
1 反応容器 2a 分離装置 2b 分離装置 3 受媒質ベッド 5 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 35/04 G01N 35/04 D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 30/14 G01N 30/88 G01N 33/53 G01N 33/531 G01N 33/543 G01N 35/04

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定成分を含む液体が浸透できる上部
    および下部の多孔質の分離装置と、これら分離装置の間
    に配設された受媒質ベッドとを備えた固相免疫分析のた
    めの使い捨ての親和性クロマトグラフィー反応容器にお
    いて、 前記反応容器の上端及び下端が開口し、前記被測定成分
    と反応する少なくとも1種類の免疫論的な反応成分が前
    記受媒質ベッドに結合されるとともに、その受媒質ベッ
    ドの体積が600μlまでとされており、また、前記受
    媒質ベッドに結合された免疫論的な反応成分の量が大量
    であって、上部および下部の分離装置の少なくとも一方
    が、前記液体が前記受媒質ベッドから流れ出る前に前記
    被測定成分と前記免疫論的な反応成分との、結合平衡状
    態における定量的な結合を生ぜしめるように前記液体の
    流れを制御するような液体浸透性を有していることを特
    徴とする反応容器。
  2. 【請求項2】 請求項1による反応容器において、該反
    応容器の即時使用を可能にするために免疫論的な反応成
    分を含む受媒質ベッドが標準化されていることを特徴と
    する反応容器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2による反応容器
    であって、ポリメリック糖、プラスチックまたはシリケ
    ートを含む群から受媒質材料を選択することを特徴とす
    る反応容器。
  4. 【請求項4】 請求項3による反応容器であって、ポリ
    メリック糖としてアガロースを特徴とする反応容器。
  5. 【請求項5】 請求項1による反応容器であって、受媒
    質に免疫論的な反応成分を共有結合または吸着結合する
    ことを特徴とする反応容器。
  6. 【請求項6】 請求項5による反応容器であって、ハプ
    テン、抗原および抗体を含む群から免疫論的な反応成分
    を選択することを特徴とする反応容器。
  7. 【請求項7】 請求項6による反応容器であって、ポリ
    クロナール抗体を特徴とする反応容器。
  8. 【請求項8】 請求項6による反応容器であって、モノ
    クロナール抗体を特徴とする反応容器。
  9. 【請求項9】 請求項1による反応容器であって、少な
    くとも一方の分離装置に多孔質フリットまたは膜部材を
    使用することを特徴とする反応容器。
  10. 【請求項10】 請求項9による反応容器であって、フ
    リットが0.2μm〜100μmの孔寸法を有すること
    を特徴とする反応容器。
  11. 【請求項11】 請求項9による反応容器であって、フ
    リットが0.05mm〜2mmの層厚さを有することを特徴
    とする反応容器。
  12. 【請求項12】 請求項11による反応容器であって、
    層厚さが1mmであることを特徴とする反応容器。
  13. 【請求項13】 請求項9から請求項12までの何れか
    1項による反応容器であって、フリットがプラスチッ
    ク、金属またはガラスで作られていることを特徴とする
    反応容器。
  14. 【請求項14】 請求項13による反応容器であって、
    プラスチック材料としてポリエチレンまたはポリテトラ
    フルオロエチレン、また、金属として多孔質アルミニウ
    ムまたはステンレス鋼を使用することを特徴とする反応
    容器。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項14までの何れか
    1項による反応容器であって、プラスチック、金属およ
    び天然材料を含む群から容器材料が選択されることを特
    徴とする反応容器。
  16. 【請求項16】 請求項15による反応容器であって、
    プラスチック材料としてポリエチレン、ポリプロピレン
    およびポリスチレンのうち少なくとも1つを使用するこ
    とを特徴とする反応容器。
  17. 【請求項17】 請求項1から請求項16までの何れか
    1項による反応容器であって、反応容器の一端に形成さ
    れ、自動搬送のために保持移動装置に反応容器を取付け
    ることができるようにする突出部を有することを特徴と
    する反応容器。
  18. 【請求項18】 請求項1から請求項17までの何れか
    1項による反応容器であって、突出部と反対端部の容器
    直径よりも小さな直径の連結部を有することを特徴とす
    る反応容器。
  19. 【請求項19】 請求項18による反応容器であって、
    幾つかの反応容器を直列に連結するために雄雌連結部で
    反応容器の反対端部を連結できるようになされたことを
    特徴とする反応容器。
  20. 【請求項20】 請求項1から請求項19までの何れか
    1項による反応容器であって、受媒質ベッド体積が50
    μlであることを特徴とする反応容器。
JP07296890A 1990-09-17 1995-11-15 固相免疫分析のための使い捨ての親和性クロマトグラフィー反応容器 Expired - Fee Related JP3119802B2 (ja)

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