JP3119664B2 - ファクシミリ蓄積交換装置 - Google Patents

ファクシミリ蓄積交換装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願各発明はファクシミリ蓄積交
換装置およびその電源管理方法に関し、特に、外部電源
による電源供給が不可能となったときに蓄電池により電
源を供給するファクシミリ蓄積交換装置およびその電源
管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ファクシミリ装置の普及に伴っ
て、複数のファクシミリ端末を管理して種々のサービス
を提供するファクシミリ蓄積交換装置が出現している。
このファクシミリ蓄積交換装置は、複数の内線と外線を
収容し、内・外線の接続交換を行うとともに、画像メモ
リを備え、内・外線に接続されたファクシミリ端末から
の画情報を一旦画像メモリに蓄積した後、所定の宛先に
転送する等の種々の通信サービスを提供する。
【0003】このようなファクシミリ蓄積交換装置にお
いては、外部商用電源を電源装置により変圧・整流して
各部に供給電源を供給しており、停電や電源装置の故障
等により外部電源による電源供給が不可能となったと
き、蓄電池による電源の供給を行なう電源のバックアッ
プシステムを備えている。ところが蓄電池による電源の
供給には、耐用時間に限度が有る。
【0004】そこで、従来、特開平2−73754号公
報に記載されているように、内線電話機に表示装置を設
けた自動式構内交換機において、該自動式構内交換機の
電源系及び内線電話機に接続して信号を送受でき、かつ
蓄電池への切換状態を検出可能な中央処理装置と、蓄電
池に切り換えた状態を示すメッセージ及び該蓄電池の耐
用時間をあらかじめ記憶する記憶回路と、少なくとも蓄
電池に切り換えられた際に計時を行なう時計回路とを備
え、前記中央処理装置は、蓄電池に切替えられたときに
前記メッセージ及び時計回路で減算される耐用時間を夫
々前記内線電話機の表示装置に表示するように構成され
た交換機の運転状態表示装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の交換機の運転状態表示装置にあっては、内線
電話機として表示装置を備えたものを設け、電源系が蓄
電池に切り換えられたとき、内線電話機に蓄電池に切り
換えられた旨のメッセージと蓄電池の耐用時間を出力し
て表示するようにしていたため、このような交換機の運
転状態表示装置をファクシミリ蓄積交換装置に適用する
と、表示装置を備えた内線電話機を別に設ける必要が有
り、ファクシミリ蓄積交換装置を利用した通信システム
のコストが高くなるという問題があった。また、内線電
話機の表示装置にのみ蓄電池に切り換えられた旨のメッ
セージや蓄電池の耐用時間を表示するようにしていたた
め、内線電話機の表示装置を見過ごして内線に接続され
たファクシミリ装置に送信操作等を行なうと、蓄電池に
よる動作中であることやその耐用時間を考慮せずに、フ
ァクシミリ蓄積交換装置へのサービス要求を行なうこと
となり、蓄電池の容量の消失による通信遮断や記憶の消
失等の不具合を生じるおそれがあるという問題があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の内線および外線を収納し、該内線および外線の接
続・交換を行うとともに、該内線および外線に接続され
たファクシミリ装置からの画情報を受信し、該画情報を
一旦画像メモリに蓄積した後、指定のファクシミリ装置
に送信する等の種々の通信サービスを提供するととも
に、外部電源を電源装置により変圧・整流して供給電源
として各部に供給するファクシミリ蓄積交換装置におい
て、前記電源装置による外部電源の供給不可能状態を検
出する電源検出手段と、外部電源による電源供給の不可
能時に電源を供給する蓄電池と、蓄電池による電源供給
に切り換えた旨のレポートを内線に接続されたファクシ
ミリ装置に送信するレポート送信手段と、電源検出手段
が外部電源による電源供給不可能状態を検出するとレポ
ート送信手段を駆動して蓄電池による電源供給に切り換
えた旨のレポートを送信させる制御手段と、を備え、外
部電源による電源供給が不可能になったとき、蓄電池に
よる電源供給に切り換えるとともに、その旨のレポート
を内線に接続されたファクシミリ装置に送信することを
特徴とし、請求項2記載の発明は、複数の内線および外
線を収納し、該内線および外線の接続・交換を行うとと
もに、該内線および外線に接続されたファクシミリ装置
からの画情報を受信し、該画情報を一旦画像メモリに蓄
積した後、指定のファクシミリ装置に送信する等の種々
の通信サービスを提供するとともに、外部電源を電源装
置により変圧・整流して供給電源として各部に供給する
ファクシミリ蓄積交換装置において、前記電源装置によ
る外部電源の供給不可能状態を検出する電源検出手段
と、外部電源による電源供給の不可能時に電源を供給す
る蓄電池と、蓄電池の耐用時間を記憶する耐用時間記憶
手段と、システムダウンを警告する旨のレポートを内線
に接続されたファクシミリ装置に送信するレポート送信
手段と、電源検出手段が外部電源による電源供給不可能
状態を検出すると蓄電池の耐用時間に基づいてレポート
送信手段を駆動してシステムダウン警告レポートを送信
させる制御手段と、を備え、外部電源による電源供給が
不可能になったとき、蓄電池による電源供給に切り換
え、蓄電池による電源供給に切り換えた後蓄電池の耐用
時間内で所定時間が経過すると、システムダウンを警告
する旨のレポートを内線に接続されたファクシミリ装置
に送信することを特徴とし、請求項3記載の発明は、複
数の内線および外線を収納し、該内線および外線の接続
・交換を行うとともに、該内線および外線に接続された
ファクシミリ装置からの画情報を受信し、該画情報を一
旦画像メモリに蓄積した後、指定のファクシミリ装置に
送信する等の種々の通信サービスを提供するとともに、
外部電源を電源装置により変圧・整流して供給電源とし
て各部に供給するファクシミリ蓄積交換装置において、
前記電源装置による外部電源の供給不可能状態を検出す
る電源検出手段と、外部電源による電源供給の不可能時
に電源を供給する蓄電池と、蓄電池の耐用時間を記憶す
る耐用時間記憶手段と らかじめ設定された内線と外
線とを直結する回線直結手段と、を備え、外部電源によ
る電源供給が不可能になったとき、蓄電池による電源供
給に切り換え、蓄電池による供給に切り換えた後蓄電池
の耐用時間内で所定時間が経過すると、あらかじめ設定
された空いている内線と外線とを直結することを特徴と
ている。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、外部電源を電源
装置により変圧・整流して供給電源として各部に供給す
るファクシミリ蓄積交換装置において、電源検出手段に
より電源装置による外部電源の供給不可能状態を検出す
ると、蓄電池による電源供給に切り換えるとともに、蓄
電池による電源供給に切り換えた旨のレポートをレポー
ト送信手段により内線に接続されたファクシミリ装置に
送信する。したがって、内線に表示装置を備えた電話機
を設けることなく、ファクシミリ蓄積交換装置の電源が
蓄電池に切り換わったことを迅速・確実に通知すること
ができ、ファクシミリ蓄積交換装置を利用した通信シス
テムのコストを低減しつつ、利用者に蓄電池による運転
中であることを迅速・確実に通知することができる。
【0008】請求項2記載の発明によれば、外部電源を
電源装置により変圧・整流して供給電源として各部に供
給するファクシミリ蓄積交換装置において、電源検出手
段により電源装置による外部電源の供給不可能状態を検
出すると、蓄電池による電源供給に切り換えるととも
に、耐用時間記憶手段の記憶する蓄電池の耐用時間内の
所定時間が経過したとき、制御手段によりレポート送信
手段を駆動してシステムダウンを警告する旨のレポート
を内線に接続されたファクシミリ装置に送信する。した
がって、内線に表示装置を備えた電話機を設けることな
く、ファクシミリ蓄積交換装置の電源が蓄電池に切り換
わったとき、蓄電池の耐用時間が近づきシステムダウン
が近づいたことを確実に通知することができ、ファクシ
ミリ蓄積交換装置を利用した通信システムのコストを低
減しつつ、蓄電池の耐用時間が過ぎて通信の中断等の不
具合の発生を未然に防止することができる。
【0009】請求項3記載の発明によれば、外部電源を
電源装置により変圧・整流して供給電源として各部に供
給するファクシミリ蓄積交換装置において、電源検出手
段により電源装置による外部電源の供給不可能状態を検
出すると、蓄電池による電源供給に切り換えるととも
に、蓄電池の耐用時間内の所定時間が経過したとき、あ
らかじめ設定された空いている内線と外線とを直結す
る。したがって、ファクシミリ蓄積交換装置の電源が蓄
電池に切り換わったとき、システムダウンが発生する前
に内線と外線を直結して、システムダウンが発生したと
きにも内線と外線との直接通信を可能とすることがで
き、蓄電池の耐用時間が過ぎたときの通信の中断等の不
具合の発生を未然に防止することができるとともに、フ
ァクシミリ蓄積交換装置の利用性を向上させることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、実施例に基づいて具体的に説明する。
図1〜図4は、請求項1記載の発明のファクシミリ蓄積
交換装置およびその電源管理方法の一実施例を示す図で
ある。図1、図2は、図1の右端に表示されている○付
のアルファベットと図2の左端に表示されている○付の
アルファベットとが連続されており、図1と図2が合わ
さって全体としてファクシミリ蓄積交換装置1のブロッ
ク図を示している。ファクシミリ蓄積交換装置1は、網
制御部2、回線交換機3、複数の通信制御部CCU1〜CCU
n、システム制御部4、管理情報記憶メモリ5、画情報
記憶メモリ6、時計機構7、電源スイッチ8、電源装置
9、蓄電池10および電源監視回路11等を備えている。
【0011】網制御部2には、内線LI1〜LInおよび外線
LO1〜LOmが接続されており、内線LI1〜LInには、内線フ
ァクシミリ装置FI1〜FInが、外線LO1〜LOmには、図示し
ないが外線ファクシミリ装置が接続されている。網制御
部2は、システム制御部4の制御下で作動して、内線LI
1〜LIn及び外線LO1〜LOmからのトーン信号の受信・解析
を行って、システム制御部4に出力する。
【0012】回線交換機3は、網制御部2を介して内線
LI1〜LIn及び外線LO1〜LOmに接続され、内線LI1〜LIn相
互及び内線LI1〜LInと外線LO1〜LOmの接続・交換および
内線LI1〜LInや外線LO1〜LOmと通信制御部CCU1〜CCUnと
の接続を行う。通信制御部CCU1〜CCUnは、変・復調器、
符号化・復号化器、変倍器及び線密度変換器等を備え、
送・受信信号の変復調処理、送・受信画情報の符号化・
復号化処理、画情報サイズの拡大・縮小処理及び画情報
の線密度変換処理等を行うとともに、受信画情の画情報
記憶メモリ6への転送という入力動作や画情報記憶メモ
リ6からの送信用画情報を相手ファクシミリ装置に送信
するという出力動作等を行う。
【0013】システム制御部4は、CPU(Central Pr
ocessing Unit)やROM(Read Only Memory)等を有
し、ROM内にはファクシミリ蓄積交換装置1としての
基本プログラムや請求項1記載の発明の電源管理処理プ
ログラム等が記憶されている。システム制御部4は、R
OM内のプログラムに従ってファクシミリ蓄積交換装置
1の各部を制御し、ファクシミリ蓄積交換装置1として
のシーケンスを実行するとともに、請求項1記載の発明
の電源管理処理を実行する。すなわち、外部電源による
電源供給が不可能となると、蓄電池10による電源供給が
開始され、またシステム制御部4は、後述する電源監視
回路11や電源装置9からのアラーム信号に基づいて外部
電源による電源供給が不可能であることを認識すると、
蓄電池10による電源供給を開始した旨および蓄電池10の
耐用時間を記さしたレポートを内線ファクシミリ装置FI
1〜FInに送信する。したがって、システム制御部4、通
信制御部CCU1〜CCUn、回線交換機3および網制御部2
は、全体として蓄電池10による電供給に切り換わったと
きその旨のレポートを内線に接続された内線ファクシミ
リ装置FI1〜FInに送信するレポート送信手段を構成して
いる。
【0014】管理情報記憶メモリ5は、ファクシミリ蓄
積交換装置1の制御に必要な各種管理情報、例えば、内
線ファクシミリ装置FI1〜FInや外線ファクシミリ装置か
ら要求されたサービスの種別、送信先電話番号、通信条
件等の各種管理情報を記憶し、特に、請求項1記載の発
明の電源管理処理に必要な各種管理情報、例えば、蓄電
池10の耐用時間等の情報を記憶する。
【0015】画情報記憶メモリ6は、例えば、ハードデ
ィスク等の大容量メモリで構成され、内線ファクシミリ
装置FI1〜FInや外線ファクシミリ装置から送信されてき
た原稿の画情報を蓄積するとともに、請求項1記載の発
明の電源管理処理に使用する情報、例えば、蓄電池10に
よる電源供給を開始した旨や蓄電池10の耐用時間のレポ
ートのフォーマット情報等を蓄積する。画情報記憶メモ
リ6内の原稿の画情報やレポートのフォーマット情報の
画情報は、システム制御部4によりファイル管理され、
システム制御部4の制御下で、蓄積、読み出し及び消去
等が行われる。
【0016】時計機構7は、発信器や分周器等により構
成され、現在時刻を計時する。また、ファクシミリ蓄積
交換装置1は、図示しないが操作部を備え、操作部は、
テンキーや各種操作キーを備えるとともに、表示部を備
えている。操作部の操作キーにより各種コマンド等が入
力され、表示部には、入力されたコマンドやファクシミ
リ蓄積交換装置1からオペレータに通知する各種情報が
表示される。
【0017】電源スイッチ8は、外部商用電源と電源装
置9に接続され、外部商用電源のオン・オフを行なう。
電源装置9は、1次整流回路12と2次DCコンバータ回
路13を備えており、1次整流回路12は、外部商用電源を
直流に整流する。この一次整流回路12は、アラーム信号
線を備えており、1次整流回路12自身が故障等により外
部商用電源の整流機能を失ったとき、アラーム信号をシ
ステム制御部4に出力する。2次DCコンバータ回路13
は、1次整流回路12の出力電圧や蓄電池10の電圧をファ
クシミリ蓄積交換装置1の各部に適した電圧値にコンバ
ートして、ファクシミリ蓄積交換装置1の各部に供給電
源として供給する。
【0018】蓄電池10は、電源装置9の2次コンバータ
回路13に接続されており、外部商用電源による電源供給
が不可能となったとき、2次DCコンバータ回路13を介
して、ファクシミリ蓄積交換装置1の各部に供給電源と
して供給する。電源監視回路11は、電源スイッチ8を介
して外部商用電源に接続され、電源監視回路11は、外部
商用電源の停電等による供給不能状態を検出してアラー
ム信号をシステム制御部4に出力する。したがって、電
源監視回路11および1次整流回路12は、電源装置9によ
る外部電源の供給不可能状態を検出する電源検出手段14
を構成している。
【0019】このファクシミリ蓄積交換装置1は、内線
ファクシミリ装置FI1〜FInから着信があると、網制御部
2により検出し、システム制御部4に通知する。システ
ム制御部4は、着信の通知を受け取ると、網制御部2を
制御して、内線ファクシミリ装置FI1〜FInからのトーン
信号(PB信号等)を受信し、受信したトーン信号を網
制御部2で解析して、システム制御部4にデータとして
通知する。システム制御部4は、網制御部2からのデー
タから内線ファクシミリ装置FI1〜FInの要求するサービ
スの種別や送信先等を判別し、判別結果を管理情報記憶
メモリ5に記憶する。続いてシステム制御部4は、回線
交換機3を制御して、未使用状態にある通信制御部CCU1
〜CCUnと着信のあった内線ファクシミリ装置FI1〜FInの
内線LI1〜LInとを接続させ、当該通信制御部CCU1〜CCUn
と内線ファクシミリ装置FI1〜FInとの間でファクシミリ
通信を行なわせる。通信制御部CCU1〜CCUnは、ファクシ
ミリ通信で内線ファクシミリ装置FI1〜FInから受信した
画情報をシステム制御部4に渡し、システム制御部4
は、受け取った画情報を画情報記憶メモリ6に蓄積す
る。全ての画情報の受信を完了すると、システム制御部
4は、回線交換機3を制御して、回線を切断する。その
後、システム制御部4は、管理情報記憶メモリ5に記憶
したサービスの種類および送信先情報を読み出し、網制
御部2を制御して未使用の外線LO1〜LOmにより送信先に
発呼する。送信先のファクシミリ装置が応呼すると、シ
ステム制御部は、回線交換機3を制御して未使用の通信
制御部CCU1〜CCUnと外線LO1〜LOmとを接続し、画情報記
憶メモリ6から画情報を読み出して通信制御部CCU1〜CC
Unに渡す。通信制御部CCU1〜CCUnは受け取った画情報を
当該外線LO1〜LOmのファクシミリ装置に送信し、全ての
画情報の送信が終了すると、システム制御部4は、回線
交換機3を制御し、回線を切断する。
【0020】また、ファクシミリ蓄積交換装置1は、外
線LO1〜LOmから着呼があると、網制御部2により検出
し、網制御部2はシステム制御部4に通知する。システ
ム制御部4は、網制御部2から外線LO1〜LOmからの着呼
通知を受け取ると、管理情報記憶メモリ5にあらかじめ
登録してあるシステム管理情報に従って、接続する内線
LI1〜LInを決定し、決定した内線LI1〜LInが未使用状態
であると、網制御部2を制御して当該内線LI1〜LInに呼
出信号を送出させる。当該内線LI1〜LInの内線ファクシ
ミリ装置FI1〜FInが応呼すると、網制御部2が応答を検
出してシステム制御部4に通知し、システム制御部4
は、応答の通知を受けると、回線交換機3を制御して当
該外線LO1〜LOmと内線LI1〜LInとを接続する。これによ
り外線LO1〜LOmのファクシミリ装置と内線ファクシミリ
装置FI1〜FInとの間で直接通信が行なわれる。通信が終
了したことを網制御部2が検出すると、網制御部2はそ
の旨システム制御部4に通知し、システム制御部4は、
回線交換機3を制御して、回線を切断する。
【0021】さらに、システム制御部4は、外線LO1〜L
Omからの着呼があったとき、決定した内線LI1〜LInが使
用状態であると、回線交換機3を制御して、未使用状態
にある通信制御部CCU1〜CCUnと外線LO1〜LOmとを接続
し、通信制御部CCU1〜CCUnは外線LO1〜LOmのファクシミ
リ装置とファクシミリ通信を行なって受信画情報をシス
テム制御部4を介して画情報記憶メモリ6に蓄積する。
ファクシミリ通信が終了すると、システム制御部4は、
網制御部2を制御して回線を切断する。その後決定した
内線LI1〜LInが未使用状態になると、回線交換機3を制
御して当該内線LI1〜LInに発呼させる。内線ファクシミ
リ装置FI1〜FInが応呼すると、システム制御部4は回線
交換機3を制御して当該内線LI1〜LInと空いている通信
制御部CCU1〜CCUnとを接続し、画情報記憶メモリ6に蓄
積した画情報を読み出して通信制御部CCU1〜CCUnを介し
て当該内線ファクシミリ装置FI1〜FInに送信する。送信
処理が完了すると、システム制御部4は、網制御部2を
制御して回線を切断する。
【0022】次に作用について説明する。請求項1記
の発明は、外部電源による電源供給が不可能となったと
きに、蓄電池による電源供給に切り換えるとともに、そ
の旨内線ファクシミリ装置に通知するところにその特徴
がある。以下、この電源管理処理について説明する。
【0023】ファクシミリ蓄積交換装置1は、停電や1
次整流回路12の故障等により外部商用電源による電源供
給が不可能となると、蓄電池10による電源の供給が開始
されるとともに、電源監視回路11あるいは1次整流回路
12は、アラーム信号をシステム制御部4に出力する。シ
ステム制御部4は、図3に示すように、電源監視回路11
あるいは1次整流回路12からアラーム信号が入力される
と(ステップS1)、外部商用電源による電源供給が不
可能と判断し、管理情報記憶メモリ5にあらかじめ記憶
されている蓄電池10の耐用時間を読み出す(ステップS
2)。また時計機構7から現在時間を読み取り(ステッ
プS3)、レポートを作成する(ステップS4)。この
レポートには、図4に示すように、電源系の異常状態の
説明とその発生時刻、蓄電池10による電源の供給に切り
換えた旨および蓄電池10の耐用時間が組み込まれてい
る。レポートの作成が完了すると、作成したレポートを
画情報記憶メモリ6に一旦蓄積し(ステップS5)、内
線ファクシミリ装置FI1〜FInを検索するための変数Nを
1にリセットする(ステップS6)。システム制御部4
は、変数Nの内線ファクシミリ装置FIN 、すなわち、ま
ず内線ファクシミリ装置FI1 にレポートを送信したかど
うかチェックし(ステップS7)、送信していないとき
(未送信のとき)には、当該内線ファクシミリ装置FIN
の内線LIN が未使用状態かどうかチェックする(ステッ
プS8)。当該内線ファクシミリ装置FIN が未使用状態
のときには、回線交換機3を制御して当該内線ファクシ
ミリ装置FIN の内線LIN と未使用の通信制御部CCU1〜CC
Unとを接続し、画情報記憶メモリ6に蓄積したレポート
を読み出して、送信する(ステップS9)。当該内線フ
ァクシミリ装置FIN へのレポート送信が終了すると、変
数Nが接続された内線ファクシミリ装置FI1〜FInの数n
になったかどうかチェックし(ステップS10)、変数N
がnになっていないときには、変数Nを1だけ加算して
(N+1)、ステップS6に戻る(ステップS11)。
【0024】同様に、変数Nの内線ファクシミリ装置FI
1〜FInへのレポートの送信処理を行ない、ステップS7
で、変数Nの内線ファクシミリ装置FI1〜FInへのレポー
ト送信が完了していると、ステップS10に移行して変数
Nの加算を行ない同様に次の変数Nの内線ファクシミリ
装置FI1〜FInへのレポートの送信処理を行なう。また途
中ステップS8で変数Nの内線ファクシミリ装置FI1〜F
Inが使用中であると、ステップS10に移行して変数Nの
加算を行なって、次の変数Nの内線ファクシミリ装置FI
1〜FInへのレポートの送信処理を行なう。
【0025】ステップS10で、変数Nが設置された内線
ファクシミリ装置FI1〜FInの数nになると、全ての内線
ファクシミリ装置FI1〜FInへのレポートの送信処理が完
了したかどうかチェックし(ステップS12)、未送信の
内線ファクシミリ装置FI1〜FInがあるときには、ステッ
プS6に戻って同様にレポートの送信処理を行なう。全
ての内線ファクシミリ装置FI1〜FInへのレポートの送信
処理が完了すると、レポート送信処理を終了する。この
ように請求項1記載の発明によれば、電源検出手段14が電
源装置9による外部電源の供給不可能状態を検出する
と、蓄電池10による電源供給に切り換えることができる
とともに、蓄電池10による電源供給に切り換えた旨のレ
ポートを内線ファクシミリ装置FI1〜FInに送信すること
ができる。したがって、内線に表示装置を備えた電話機
を設けることなく、ファクシミリ蓄積交換装置1の電源
が蓄電池10に切り換わったことをレポートとして迅速・
確実に通知することができ、ファクシミリ蓄積交換装置
1を利用した通信システムのコストを低減しつつ、蓄電
池10の消失よる通信の中断等を未然に防止することがで
きる。図5〜図7は、請求項2記載の発明のファクシミ
リ蓄積交換装置およびその電源管理方法の一実施例を示
す図である。本実施例は、図1および図2に示したファ
クシミリ蓄積交換装置1と同様のファクシミリ蓄積交換
装置に適用したものであり、本実施例の説明にあたり、
図1および図2のファクシミリ蓄積交換装置1に付した
符号をそのまま用いて以下説明する。
【0026】本実施例のファクシミリ蓄積交換装置1
は、蓄電池10の耐用時間が近づいたときにその旨のレポ
ートを内線ファクシミリ装置FI1〜FInに送信する機能を
有している。すなわちファクシミリ蓄積交換装置1のシ
ステム制御部4のROM内には、請求項2の電源管理処
理プログラムが格納されており、また画情報記憶メモリ
6には、システムダウン警告用のレポートのフォーマッ
ト情報の画情報が記憶されている。システム制御部4
は、ROM内のプログラムに従ってファクシミリ蓄積交
換装置1の各部を制御し、ファクシミリ蓄積交換装置1
としてのシーケンスを実行するとともに、請求項2記
の発明の電源管理処理を実行する。
【0027】次に作用を説明する。システム制御部4
は、外部電源による電源供給が不可能な状態になると、
蓄電池10による電源の供給が開始され、システム制御部
4は、図5、図6に示すように、アラーム信号が入力さ
れると(ステップT1)、蓄電池10の耐用時間を管理情
報記憶メモリ5から読み出し(ステップT2)、時計機
構7から現在時間を読み取る(ステップT3)。蓄電池
10の耐用時間内で、耐用時間が経過する前の所定時刻を
警告時刻として設定し(ステップT4)、アラーム信号
が解除されたかどうかチェックする(ステップT5)。
アラーム信号が解除されていないときには、時計機構7
から現在時刻を読み取り(ステップT6)、ステップT
4で設定した警告時刻になったかどうかチェックする
(ステップT7)。警告時刻になっていないときには、
ステップT5に戻って、アラーム信号が解除されたかど
うかチェックし、アラーム信号が解除されたときには、
外部商用電源による電源供給が可能となったのであるか
ら、警告処理を終了する。
【0028】アラーム信号が解除されていないときに
は、同様に警告時刻になったかどうかチェックする(ス
テップT5、T6)。警告時刻になると、システムダウ
ン警告用レポートを作成し(ステップT8)、作成した
警告用レポートを画情報記憶メモリ6に記憶する(ステ
ップT9)。次に、内線ファクシミリ装置FI1〜FInを検
索するための変数Nを1にリセットし(ステップT1
0)、各内線ファクシミリ装置FI1〜FInへのシステムダ
ウン警告用レポートの送信処理を、上記図3と同様に行
なう(ステップT11〜T16)。全ての内線ファクシミリ
装置FI1〜FInへのレポートの送信処理が完了すると、レ
ポート送信処理を終了する。
【0029】したがって、各内線ファクシミリ装置FI1
〜FInには、図7に示すようなシステムダウン警告用レ
ポートを受け取ることができ、各内線ファクシミリ装置
FI1〜FInのオペレータは、このシステムダウン警告用レ
ポートにより蓄電池10の耐用時間が近づき、システムダ
ウンが近く発生することを知ることができる。その結
果、蓄電池10の消失により通信が途中で中断されること
をより一層確実に防止することができ、ファクシミリ蓄
積交換装置1を利用したシステムの利用性・安全性を向
上させることができる。
【0030】また請求項2記載の発明において、外部電
源による電源供給が不可能状態となったとき、請求項
載の蓄電池10による電源供給に切り換えた旨のレポー
トの送信処理や耐用時間を通知するレポートの送信処理
を同時に行なうようにしてもよい。この場合、蓄電池10
による稼働中であることや蓄電池10の耐用時間を内線フ
ァクシミリ装置FI1〜FInのオペレータが知ることがで
き、蓄電池10の消失による通信の中断をより一層防止す
ることができ、ファクシミリ蓄積交換装置1を利用した
システムの利用性・安全性を向上させることができる。
【0031】図8〜図10は、請求項3記載の発明のファ
クシミリ蓄積交換装置およびその電源管理方法の一実施
例を示す図である。本実施例は、図1および図2に示し
たファクシミリ蓄積交換装置1と同様のファクシミリ蓄
積交換装置に適用したものであり、本実施例の説明にあ
たり、図1および図2のファクシミリ蓄積交換装置1に
付した符号をそのまま用いて以下説明する。
【0032】本実施例のファクシミリ蓄積交換装置1
は、蓄電池10の耐用時間が近づいたときにあらかじめ設
定された内線LI1〜LInと外線LO1〜LOmとを直結する機能
を有している。すなわちファクシミリ蓄積交換装置1の
システム制御部4のROM内には、請求項3の電源管理
処理プログラムが格納されており、システム制御部4
は、ROM内のプログラムに従ってファクシミリ蓄積交
換装置1の各部を制御し、ファクシミリ蓄積交換装置1
としてのシーケンスを実行するとともに、請求項3記
の発明の電源管理処理を実行する。
【0033】網制御部2は、図8に示すように、複数の
外線接続端子TO1〜TOn、内線接続端子TI1〜TIn、直結リ
レーRY1〜RYn、外線網制御回路SO1〜SOn、内線網制御回
路SO1〜SOnを備えており、外線接続端子TO1〜TOnには、
各チャネル番号CH1〜CHnに該当する外線LO1〜LOmが接続
され、内線接続端子TI1〜TInには、各チャネル番号CH1
〜CHnに該当する内線LI1〜LInが接続される。直結リレ
ーRY1〜RYnは、図8に示すように、システム制御部4の
制御下で作動して、外線LO1〜LOmおよび内線LI1〜LInを
外線網制御回路SO1〜SOnおよび内線網制御回路SO1〜SOn
への接続と、そのハード上の構成として、同一チャネル
番号CH1〜CHnの内線LI1〜LInと外線LO1〜LOmとの直結を
選択的に行なう。したがって、網制御部2の直結リレー
RY1〜RYnは、あらかじめ設定された内線LI1〜LInと外線
LO1〜LOmとを直結する回線直結手段を構成している。内
線網制御回路SO1〜SOnおよび外線網制御回路SO1〜SOn
は、システム制御部4の制御下で作動して、内線LI1〜L
In及び外線LO1〜LOmからのトーン信号の受信・解析を行
って、システム制御部4に出力する。
【0034】次に作用を説明する。システム制御部4
は、図9および図10に示すように、電源監視回路11ある
いは1次整流回路12からアラーム信号が入力されると
(ステップP1)、蓄電池10の耐用時間を管理情報記憶
メモリ5から読み出し(ステップP2)、時計機構7か
ら現在時間を読み取る(ステップP3)。蓄電池10の耐
用時間内で、耐用時間が経過する前の所定時刻を直結時
刻として設定し(ステップP4)、アラーム信号が解除
されたかどうかチェックする(ステップP5)。アラー
ム信号が解除されていないときには、時計機構7から現
在時刻を読み取り(ステップP6)、ステップP4で設
定した直結時刻になったかどうかチェックする(ステッ
プP7)。直結時刻になっていないときには、ステップ
P5に戻って、アラーム信号が解除されたかどうかチェ
ックし、アラーム信号が解除されたときには、外部商用
電源による電源供給が可能となったのであるから、直結
処理を終了する。アラーム信号が解除されていないとき
には、同様に直結時刻になったかどうかチェックする
(ステップP5、P6)。直結時刻になると、内線LI1
〜LInと外線LO1〜LOmを検索するための変数Nを1にリ
セットする(ステップP8)。システム制御部4は、変
数Nの内線LIN と外線LON との直結が完了したかどうか
(未直結かどうか)チェックし(ステップP9)、未直
結のときには、内線LIN と外線LON とが共に未使用状態
かどうかチェックする(ステップP10)。内線LIN およ
び外線LON 共に未使用状態のときには、網制御部2の直
結リレーRY1〜RYnを制御し、当該内線LIN と外線LON と
を直結する(ステップP11)。内線LIN と外線LON との
直結処理が終了すると、変数Nが収納する内線LI1〜LIn
あるいは外線LO1〜LOmの数nになったかどうかチェック
し(ステップP12)、変数Nがnになっていないときに
は、変数Nを1だけ加算して(N+1)、ステップP9
に戻る(ステップP13)。
【0035】ステップP10で、内線LIN と外線LON の双
方が揃って未使用状態でないときには、まず、外線LON
が未使用状態かどうかチェックし(ステップP14)、外
線LON が未使用状態のときには、当該外線LON の発・着
信を禁止して、ステップP12に移行する(ステップP1
5)。また、ステップP14で、外線LON が使用中(通信
中)のときには、内線LIN が未使用状態かどうかチェッ
クし(ステップP16)、内線LIN が未使用状態のときに
は、当該内線LIN の発・着信を禁止して、ステップP12
に移行する(ステップP17)。ステップP16で、内線LI
N も使用中(通信中)のときには、セットした変数Nの
内線LIN と外線LON とは共に使用中であると判断し、変
数Nが収納する内線LI1〜LInあるいは外線LO1〜LOmの数
nになったかどうかチェックして(ステップP12)、変
数Nがnになっていないときには、変数Nを1だけ加算
して(N+1)、ステップP9に戻る(ステップP1
3)。以下同様に処理を行ない、変数Nがnになると、
全ての内線LI1〜LInと外線LO1〜LOmとの直結処理が完了
したかどうかチェックする(ステップP18)。全ての内
線LI1〜LInと外線LO1〜LOmとの直結処理が完了していな
いときには、ステップP8に戻って同様に内線LI1〜LIn
と外線LO1〜LOmとの直結処理および発・着信の禁止処理
を行ない、使用中の内線LI1〜LInや外線LO1〜LOmがある
と、通信が終了した時点で、上記処理を行なって、内線
LI1〜LInと外線LO1〜LOmとの直結処理を行なう。全ての
内線LI1〜LInと外線LO1〜LOmとの直結が完了すると(ス
テップP18)、直結処理を終了する。
【0036】このように電源検出手段14により電源装置
9による外部電源の供給不可能状態を検出すると、蓄電
池10による電源供給に切り換え、蓄電池10の耐用時間内
の所定時間が経過したとき、回線使用状態検出手段(網
制御部2)により回線の使用状況を検出して、あらかじ
め設定された空いている内線LI1〜LInと外線LO1〜LOmと
を直結することができるとともに、通信中の回線がある
ときには、当該通信の終了後に、あらかじめ設定された
内線LI1〜LInと外線LO1〜LOmとを直結することができ
る。したがって、ファクシミリ蓄積交換装置1の電源が
蓄電池10に切り換わったとき、システムダウンが発生す
る前に内線LI1〜LInと外線LO1〜LOmを直結して、システ
ムダウンが発生したときにも内線LI1〜LInと外線LO1〜L
Omとの直接通信を可能とすることができ、蓄電池10の耐
用時間が過ぎたときの通信の中断等の不具合の発生を未
然に防止することができるとともに、ファクシミリ蓄積
交換装置10の利用性を向上させることができる。
【0037】なお上記実施例にあっては、直結すべき内
線LIN と外線LON のうち一方が通信中のとき、他方を発
・着信禁止としているので、当該通信が終了したとき、
速やかに直結することができ、システムダウン時の通信
中断をより一層確実に防止することができる。また上記
実施例において、内線LI1〜LInのと外線LO1〜LOmの数が
一致しないときには、余っている内線LI1〜LInあるいは
外線LO1〜LOmが未使用状態であると、即時に、通信中で
あると、通信が終了した時点で、新たな発・着信要求を
無視するように制御することにより、システムダウン時
の通信中断を防止することができる。
【0038】さらに上記請求項3記載の発明において、
請求項1記載の蓄電池による電源供給に切り換わった旨
のレポートの送信処理や耐用時間を通知するレポートの
送信処理、あるいは請求項2記載のシステムダウンを警
告するレポートの送信処理を行なうようにしてもよい。
この場合、蓄電池の耐用時間が過ぎたときの通信の中断
等の不具合の発生をより一層確実に防止することがで
き、ファクシミリ蓄積交換装置の利用性をより一層向上
させることができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、外部電源
を電源装置により変圧・整流して供給電源として各部に
供給するファクシミリ蓄積交換装置において、電源装置
による外部電源の電源供給が不可能状態となると、蓄電
池による電源供給に切り換えるとともに、蓄電池による
電源供給に切り換えた旨のレポートを内線に接続された
ファクシミリ装置に送信することができるので、内線に
表示装置を備えた電話機を設けることなく、ファクシミ
リ蓄積交換装置の電源が蓄電池に切り換わったことをレ
ポートにより迅速・確実に通知することができ、ファク
シミリ蓄積交換装置を利用した通信システムのコストを
低減しつつ、利用者に蓄電池による運転中であることを
迅速・確実に通知することができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、外部電源を
電源装置により変圧・整流して供給電源として各部に供
給するファクシミリ蓄積交換装置において、電源装置に
よる外部電源の電源供給が不可能状態となると、蓄電池
による電源供給に切り換えるとともに、蓄電池の耐用時
間内の所定時間が経過したときにシステムダウンを警告
する旨のレポートを内線に接続されたファクシミリ装置
に送信することができるので、内線に表示装置を備えた
電話機を設けることなく、ファクシミリ蓄積交換装置の
電源が蓄電池に切り換わったとき、蓄電池による耐用時
間が近づきシステムダウンが近づいたことを確実に通知
することができ、ファクシミリ蓄積交換装置を利用した
通信システムのコストを低減しつつ、蓄電池の耐用時間
が過ぎて通信の中断等の不具合の発生を未然に防止する
ことができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、外部電源を
電源装置により変圧・整流して供給電源として各部に供
給するファクシミリ蓄積交換装置において、電源装置に
よる外部電源の電源供給が不可能状態となると、蓄電池
による電源供給に切り換えるとともに、蓄電池の耐用時
間内の所定時間が経過したとき、あらかじめ設定された
空いている内線と外線とを直結することができるので、
ファクシミリ蓄積交換装置の電源が蓄電池に切り換わっ
たとき、システムダウンが発生する前に内線と外線を直
結して、システムダウンが発生したときにも内線と外線
との直接通信を可能とすることができ、蓄電池の耐用時
間が過ぎたときの通信の中断等の不具合の発生を未然に
防止することができるとともに、ファクシミリ蓄積交換
装置の利用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願各発明によるファクシミリ蓄積交換装置の
一部を示すブロック図。
【図2】図1とともに構成されるファクシミリ蓄積交換
装置の残り部分を示すブロック図。
【図3】請求項1記載の発明による電源管理処理のフロ
ーチャート。
【図4】請求項1記載の発明によるレポートの一例を示
す図。
【図5】請求項2記載の発明による電源管理処理の一部
を示すフローチャート。
【図6】図5の電源管理処理の続きの処理を示すフロー
チャート。
【図7】請求項2記載の発明によるレポートの一例を示
す図。
【図8】請求項3記載の発明の網制御部の回路ブロック
図。
【図9】請求項3記載の発明の電源管理処理の一部を示
すフローチャート。
【図10】図9の電源管理処理の続きの処理を示すフロ
ーチャート。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の内線および外線を収納し、該内線お
    よび外線の接続・交換を行うとともに、該内線および外
    線に接続されたファクシミリ装置からの画情報を受信
    し、該画情報を一旦画像メモリに蓄積した後、指定のフ
    ァクシミリ装置に送信する等の種々の通信サービスを提
    供するとともに、外部電源を電源装置により変圧・整流
    して供給電源として各部に供給するファクシミリ蓄積交
    換装置において、 前記電源装置による外部電源の供給不可能状態を検出す
    る電源検出手段と、 外部電源による電源供給の不可能時に電源を供給する蓄
    電池と、 蓄電池による電源供給に切り換えた旨のレポートを内線
    に接続されたファクシミリ装置に送信するレポート送信
    手段と、 電源検出手段が外部電源による電源供給不可能状態を検
    出するとレポート送信手段を駆動して蓄電池による電源
    供給に切り換えた旨のレポートを送信させる制御手段
    と、 を備え、外部電源による電源供給が不可能になったと
    き、蓄電池による電源供給に切り換えるとともに、その
    旨のレポートを内線に接続されたファクシミリ装置に送
    信することを特徴とするファクシミリ蓄積交換装置。
  2. 【請求項2】複数の内線および外線を収納し、該内線お
    よび外線の接続・交換を行うとともに、該内線および外
    線に接続されたファクシミリ装置からの画情報を受信
    し、該画情報を一旦画像メモリに蓄積した後、指定のフ
    ァクシミリ装置に送信する等の種々の通信サービスを提
    供するとともに、外部電源を電源装置により変圧・整流
    して供給電源として各部に供給するファクシミリ蓄積交
    換装置において、 前記電源装置による外部電源の供給不可能状態を検出す
    る電源検出手段と、 外部電源による電源供給の不可能時に電源を供給する蓄
    電池と、 蓄電池の耐用時間を記憶する耐用時間記憶手段と、 システムダウンを警告する旨のレポートを内線に接続さ
    れたファクシミリ装置に送信するレポート送信手段と、 電源検出手段が外部電源による電源供給不可能状態を検
    出すると蓄電池の耐用時間に基づいてレポート送信手段
    を駆動してシステムダウン警告レポートを送信させる制
    御手段と、 を備え、外部電源による電源供給が不可能になったと
    き、蓄電池による電源供給に切り換え、蓄電池による電
    源供給に切り換えた後蓄電池の耐用時間内で所定時間が
    経過すると、システムダウンを警告する旨のレポートを
    内線に接続されたファクシミリ装置に送信することを特
    徴とするファクシミリ蓄積交換装置。
  3. 【請求項3】複数の内線および外線を収納し、該内線お
    よび外線の接続・交換を行うとともに、該内線および外
    線に接続されたファクシミリ装置からの画情報を受信
    し、該画情報を一旦画像メモリに蓄積した後、指定のフ
    ァクシミリ装置に送信する等の種々の通信サービスを提
    供するとともに、外部電源を電源装置により変圧・整流
    して供給電源として各部に供給するファクシミリ蓄積交
    換装置において、 前記電源装置による外部電源の供給不可能状態を検出す
    る電源検出手段と、 外部電源による電源供給の不可能時に電源を供給する蓄
    電池と、 蓄電池の耐用時間を記憶する耐用時間記憶手段と らかじめ設定された内線と外線とを直結する回線直結
    手段と、 を備え、外部電源による電源供給が不可能になったと
    き、蓄電池による電源供給に切り換え、蓄電池による供
    給に切り換えた後蓄電池の耐用時間内で所定時間が経過
    すると、あらかじめ設定された空いている内線と外線と
    を直結することを特徴とするファァクシミリ蓄積交換装
    置。
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