JP3119011B2 - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JP3119011B2 JP3119011B2 JP05047792A JP4779293A JP3119011B2 JP 3119011 B2 JP3119011 B2 JP 3119011B2 JP 05047792 A JP05047792 A JP 05047792A JP 4779293 A JP4779293 A JP 4779293A JP 3119011 B2 JP3119011 B2 JP 3119011B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラスタ走査で入力され
る画像信号を逐次処理し、1画面を1回走査するときに
発行するラベルをリアルタイムで付け替え、無駄なラベ
ルを削減しながら射影を積算していくことにより、マイ
クロプロセッサでの処理を減らし、短時間で各物体の特
徴量を計測することができるようにした画像処理装置に
関するものである。
る画像信号を逐次処理し、1画面を1回走査するときに
発行するラベルをリアルタイムで付け替え、無駄なラベ
ルを削減しながら射影を積算していくことにより、マイ
クロプロセッサでの処理を減らし、短時間で各物体の特
徴量を計測することができるようにした画像処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】1枚の画像中に多数の図形が含まれてい
る時、その個々の図形の面積などの形状的な特徴量を逐
次計測していく画像処理手法は、画像認識処理の最も基
礎的かつ重要な技術である。従来の形状特徴量計測手法
であるラベル付け手法や輪郭追跡手法では、入力画像や
それに代わる中間処理画像を1画面分まるごと記憶する
必要があり、1回の走査だけでは、形状的な特徴量を抽
出することはできなかった。また、図形が入り組んでく
ると、図形の数を誤認し、誤ったラベルを付け、図形ご
とにラベルを付け直すために、その1画面分のデータを
もう一度(つまり、合計2回)走査し直さなければなら
なかった。
る時、その個々の図形の面積などの形状的な特徴量を逐
次計測していく画像処理手法は、画像認識処理の最も基
礎的かつ重要な技術である。従来の形状特徴量計測手法
であるラベル付け手法や輪郭追跡手法では、入力画像や
それに代わる中間処理画像を1画面分まるごと記憶する
必要があり、1回の走査だけでは、形状的な特徴量を抽
出することはできなかった。また、図形が入り組んでく
ると、図形の数を誤認し、誤ったラベルを付け、図形ご
とにラベルを付け直すために、その1画面分のデータを
もう一度(つまり、合計2回)走査し直さなければなら
なかった。
【0003】このような課題を解決するものとして、本
願出願人による特願平3−158945号『1画面1走
査型特徴量計測装置』がある。この既出願によれば、1
画面の1回走査だけで、正確にラベル付けが行えること
により、それに合わせて面積などの特徴量を計測するこ
とができる。
願出願人による特願平3−158945号『1画面1走
査型特徴量計測装置』がある。この既出願によれば、1
画面の1回走査だけで、正確にラベル付けが行えること
により、それに合わせて面積などの特徴量を計測するこ
とができる。
【0004】しかしながら、この既出願では、実用レベ
ルのデータ転送速度(1画面を512×512画素に分
割したとき約80ns)中に動作する大容量のメモリや
応答速度の早い3入力のアダーなどのTTLコンパチブ
ルのデバイスが現存しないために、回路で実現できなか
った。
ルのデータ転送速度(1画面を512×512画素に分
割したとき約80ns)中に動作する大容量のメモリや
応答速度の早い3入力のアダーなどのTTLコンパチブ
ルのデバイスが現存しないために、回路で実現できなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の課題を踏まえて成されたものであり、1画面1走査型
特徴量計測装置を、水平方向・垂直方向の射影積算(8
連結)に適用し、発行される無駄なラベルの数を減らす
ことによって、現存するデバイスのレベルで回路を実現
できる画像処理装置を提供することを目的としたもので
ある。
の課題を踏まえて成されたものであり、1画面1走査型
特徴量計測装置を、水平方向・垂直方向の射影積算(8
連結)に適用し、発行される無駄なラベルの数を減らす
ことによって、現存するデバイスのレベルで回路を実現
できる画像処理装置を提供することを目的としたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、ノンインターレースで送られてくる
2値画像を送られている時点の対象画素とこの画素の
左,上,左上という2×2の4画素に着目し、前記表
1,2のラベル発行規則に基づいて、ラベルを制御する
ためのアルファベット2文字からなるラベル・フラグを
発行する4画素状態判定部と、発行されたラベル・フラ
グによりラベルを発行するラベル発行部と、発行された
ラベル毎に射影(各ラスタ毎の画素数)を積算する射影
積算部と、ディレイを用いて、対象画素の上,左,およ
び左上の画素に付けられたラベルを保持し、異なるラベ
ルが付けられた画素が同一物体であった時にラベル付け
替えを行うラベル管理部と、前記射影積算部とラベル管
理部に積算された射影とラベルの連結情報を読み取り、
特徴量を計算する特徴量積算部とを備え、前記ラベル管
理部には、対象画素ラインの1つ上のラインのラベルを
管理するための3つのメモリを有し、画像データを受信
している間に前記ラベル発行部からのラベル・フラグに
より前記3つのメモリを書き換え、下向きに枝分かれし
ている物体に同一ラベルを付けることにより、射影など
の特徴量計算時間を減少させることができるようにした
ことを特徴とする画像処理装置。
の本発明の構成は、ノンインターレースで送られてくる
2値画像を送られている時点の対象画素とこの画素の
左,上,左上という2×2の4画素に着目し、前記表
1,2のラベル発行規則に基づいて、ラベルを制御する
ためのアルファベット2文字からなるラベル・フラグを
発行する4画素状態判定部と、発行されたラベル・フラ
グによりラベルを発行するラベル発行部と、発行された
ラベル毎に射影(各ラスタ毎の画素数)を積算する射影
積算部と、ディレイを用いて、対象画素の上,左,およ
び左上の画素に付けられたラベルを保持し、異なるラベ
ルが付けられた画素が同一物体であった時にラベル付け
替えを行うラベル管理部と、前記射影積算部とラベル管
理部に積算された射影とラベルの連結情報を読み取り、
特徴量を計算する特徴量積算部とを備え、前記ラベル管
理部には、対象画素ラインの1つ上のラインのラベルを
管理するための3つのメモリを有し、画像データを受信
している間に前記ラベル発行部からのラベル・フラグに
より前記3つのメモリを書き換え、下向きに枝分かれし
ている物体に同一ラベルを付けることにより、射影など
の特徴量計算時間を減少させることができるようにした
ことを特徴とする画像処理装置。
【0007】
【作用】本発明では、1画面の1走査で、ラベリングが
完結しているわけではないが、ラベル付け替えのための
情報は、物体の形状によっては非常に圧縮されるので、
マイクロプロセッサによるソフトウェア的なラベル付け
替えの時間を短くすることができる。また、射影が求ま
っていれば、ソフトウェアで面積やモーメントの計算も
容易に行える。
完結しているわけではないが、ラベル付け替えのための
情報は、物体の形状によっては非常に圧縮されるので、
マイクロプロセッサによるソフトウェア的なラベル付け
替えの時間を短くすることができる。また、射影が求ま
っていれば、ソフトウェアで面積やモーメントの計算も
容易に行える。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の画像処理装置の要点を示す機能ブロック図
であり、図2は図1装置の回路構成図である。図1およ
び図2において、1はフィールドディレイ,1画素ディ
レイを用いて、画像バスを用いて送られてくる対象画素
とこの画素の上,左,および左上の4画素を取得し、そ
の状態からラベルを制御するフラグを前述の表1,2の
ラベル発行規則をRAMなどで構成した状態フラグ発行
1aにより発行する4画素状態判定部である。
1は本発明の画像処理装置の要点を示す機能ブロック図
であり、図2は図1装置の回路構成図である。図1およ
び図2において、1はフィールドディレイ,1画素ディ
レイを用いて、画像バスを用いて送られてくる対象画素
とこの画素の上,左,および左上の4画素を取得し、そ
の状態からラベルを制御するフラグを前述の表1,2の
ラベル発行規則をRAMなどで構成した状態フラグ発行
1aにより発行する4画素状態判定部である。
【0009】ここで、本発明に係わる表1,2のラベル
発行規則を説明する。表1,2において、走査中の対象
画素とその左、上、左上の4画素の状態が、 ・ラベル・フラグがONのとき(4画素の状態が1)
は、対象画素に新ラベルを付ける。
発行規則を説明する。表1,2において、走査中の対象
画素とその左、上、左上の4画素の状態が、 ・ラベル・フラグがONのとき(4画素の状態が1)
は、対象画素に新ラベルを付ける。
【0010】・ラベル・フラグがCLのとき(4画素の
状態が3,B,F)は、対象画素に左ラベルを付ける。
状態が3,B,F)は、対象画素に左ラベルを付ける。
【0011】・ラベル・フラグがUNのとき(4画素の
状態が5,D)は、上画素がj−1ラスタ内で、この領
域の最左部分であれば、対象画素に新ラベルを付ける。
上画素のラベルを、対象画素に付けたその新ラベル(j
ラスタ内の最左ラベル)に付け替える。 ・ラベル・フラグがCUのとき(4画素の状態が5,
D)は、上画素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部
分でなければ、対象画素に、上画素に付けられたjラス
タ内の最左ラベルを付ける。
状態が5,D)は、上画素がj−1ラスタ内で、この領
域の最左部分であれば、対象画素に新ラベルを付ける。
上画素のラベルを、対象画素に付けたその新ラベル(j
ラスタ内の最左ラベル)に付け替える。 ・ラベル・フラグがCUのとき(4画素の状態が5,
D)は、上画素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部
分でなければ、対象画素に、上画素に付けられたjラス
タ内の最左ラベルを付ける。
【0012】・ラベル・フラグがTNのとき(4画素の
状態が9で、8連結の場合)は、左上画素がj−1ラス
タ内で、この領域の最左部分であれば、対象画素に、新
ラベルを付ける。左上画素のラベルを、対象画素に付け
たその新ラベル(jラスタ内の最左ラベル)に付け替え
る。 ・ラベル・フラグがCTのとき(4画素の状態が9で、
8連結の場合)は、左上画素がj−1ラスタ内で、この
領域の最左部分でなければ、対象画素に、左上画素に付
けられたjラスタ内の最左ラベルを付ける。 ・ラベル・フラグがeNのとき(4画素の状態が9で、
4連結の場合)は、対象画素に、新ラベルを付ける。j
−1・jラスタ内連続領域が終わりなので、現在のシフ
ト・アドレスの指しているネスト・ラベルの内容に左上
ラベルを与え、シフト・アドレスをインクリメントす
る。
状態が9で、8連結の場合)は、左上画素がj−1ラス
タ内で、この領域の最左部分であれば、対象画素に、新
ラベルを付ける。左上画素のラベルを、対象画素に付け
たその新ラベル(jラスタ内の最左ラベル)に付け替え
る。 ・ラベル・フラグがCTのとき(4画素の状態が9で、
8連結の場合)は、左上画素がj−1ラスタ内で、この
領域の最左部分でなければ、対象画素に、左上画素に付
けられたjラスタ内の最左ラベルを付ける。 ・ラベル・フラグがeNのとき(4画素の状態が9で、
4連結の場合)は、対象画素に、新ラベルを付ける。j
−1・jラスタ内連続領域が終わりなので、現在のシフ
ト・アドレスの指しているネスト・ラベルの内容に左上
ラベルを与え、シフト・アドレスをインクリメントす
る。
【0013】・ラベル・フラグがXLのとき(4画素の
状態が7)は、上画素がj−1ラスタ内で、この領域の
最左部分であれば、対象画素に左ラベルを付ける。上画
素のラベルを、対象画素に付けた左ラベル(jラスタ内
の最左ラベル)に付け替える。 ・ラベル・フラグがXUのとき(4画素の状態が7)
は、上画素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部分で
なければ、上画素にはjラスタ内で最左ラベルが与えら
れているので、その最左ラベルと左画素のラベルが同じ
であれば、対象画素に左ラベルを付ける。 ・ラベル・フラグがXXのとき(4画素の状態が7)
は、上画素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部分で
なく、上画素に与えられたjラスタ内の最左ラベルと左
画素のラベルが同じでなければ、対象画素に、上画素に
付けられたjラスタ内の最左ラベルを付ける。左画素の
ラベル・ポインタには、現在のシフト・アドレスを与え
る。
状態が7)は、上画素がj−1ラスタ内で、この領域の
最左部分であれば、対象画素に左ラベルを付ける。上画
素のラベルを、対象画素に付けた左ラベル(jラスタ内
の最左ラベル)に付け替える。 ・ラベル・フラグがXUのとき(4画素の状態が7)
は、上画素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部分で
なければ、上画素にはjラスタ内で最左ラベルが与えら
れているので、その最左ラベルと左画素のラベルが同じ
であれば、対象画素に左ラベルを付ける。 ・ラベル・フラグがXXのとき(4画素の状態が7)
は、上画素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部分で
なく、上画素に与えられたjラスタ内の最左ラベルと左
画素のラベルが同じでなければ、対象画素に、上画素に
付けられたjラスタ内の最左ラベルを付ける。左画素の
ラベル・ポインタには、現在のシフト・アドレスを与え
る。
【0014】・ラベル・フラグがxlのとき(4画素の
状態が6で、8連結の場合)は、対象画素にラベルを付
けない。上画素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部
分であれば、上画素のラベルを左ラベル(jラスタ内の
最左ラベル)に付け替える。 ・ラベル・フラグがxoのとき(4画素の状態が6で、
8連結の場合)は、対象画素にラベルを付けない。上画
素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部分でなく、上
画素に付けられたjラスタ内の最左ラベルと左ラベルが
同じであれば、何もしない。 ・ラベル・フラグがxxのとき(4画素の状態が6で、
8連結の場合)は、対象画素にラベルを付けない。上画
素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部分でなく、上
画素に付けられたjラスタ内の最左ラベルと左ラベルが
同じでなければ、左画素のラベル・ポインタに、現在の
シフト・アドレスを与える。
状態が6で、8連結の場合)は、対象画素にラベルを付
けない。上画素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部
分であれば、上画素のラベルを左ラベル(jラスタ内の
最左ラベル)に付け替える。 ・ラベル・フラグがxoのとき(4画素の状態が6で、
8連結の場合)は、対象画素にラベルを付けない。上画
素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部分でなく、上
画素に付けられたjラスタ内の最左ラベルと左ラベルが
同じであれば、何もしない。 ・ラベル・フラグがxxのとき(4画素の状態が6で、
8連結の場合)は、対象画素にラベルを付けない。上画
素がj−1ラスタ内で、この領域の最左部分でなく、上
画素に付けられたjラスタ内の最左ラベルと左ラベルが
同じでなければ、左画素のラベル・ポインタに、現在の
シフト・アドレスを与える。
【0015】・ラベル・フラグがelのとき(4画素の
状態が2,A)は、対象画素にラベルを付けない。j−
1・jラスタ内連続領域が終わりとして、現在のシフト
・アドレスの指しているネスト・ラベルの内容に、左ラ
ベルを与え、シフト・ラベルをインクリメントする。
状態が2,A)は、対象画素にラベルを付けない。j−
1・jラスタ内連続領域が終わりとして、現在のシフト
・アドレスの指しているネスト・ラベルの内容に、左ラ
ベルを与え、シフト・ラベルをインクリメントする。
【0016】・ラベル・フラグがetのとき(4画素の
状態が8)は、対象画素にラベルを付けない。j−1・
jラスタ内連続領域が終わりとして、現在のシフト・ア
ドレスの指しているネスト・ラベルの内容に、左上ラベ
ルを与え、シフト・アドレスをインクリメントする。
状態が8)は、対象画素にラベルを付けない。j−1・
jラスタ内連続領域が終わりとして、現在のシフト・ア
ドレスの指しているネスト・ラベルの内容に、左上ラベ
ルを与え、シフト・アドレスをインクリメントする。
【0017】・ラベル・フラグがzoのとき(4画素の
状態が0,4,C,E)は、対象画素にラベルを付けな
い。というようなアルファベット2文字からなるラベル
・フラグを発行する。
状態が0,4,C,E)は、対象画素にラベルを付けな
い。というようなアルファベット2文字からなるラベル
・フラグを発行する。
【0018】図1、図2に戻り、2は4画素状態判定部
1(状態フラグ発行1a)により発行されたラベル・フ
ラグにより、ラベルを発行するラベル発行部である。こ
のラベル発行部2では、 ・フラグ『ラベル無し』のときは、バッファ2aが開
き、ラベル0を発行する。 ・フラグ『新ラベル』のときは、ラベルカウンタ2bを
カウントアップし、その値を新ラベルとして、バッファ
2cが開き、ラベルを発行する。(ラベルはライン毎に
垂直同期信号により、0にリセットされる。) ・フラグ『左上ラベル』のときは、バッファ2fが開
き、ラインディレイ2dと画素ディレイ2eで保持して
いる左上画素に付けられたラベルを発行する。 ・フラグ『上ラベル』,『左ラベル』も同様に、それぞ
れバッファ2g,2hが開き、保持している上ラベル,
左ラベルを発行する。発行されたラベルは、ラインディ
レイ2d,画素ディレイ2iによって、それぞれ1ライ
ンおよび1画素データ転送時間だけ遅延される。
1(状態フラグ発行1a)により発行されたラベル・フ
ラグにより、ラベルを発行するラベル発行部である。こ
のラベル発行部2では、 ・フラグ『ラベル無し』のときは、バッファ2aが開
き、ラベル0を発行する。 ・フラグ『新ラベル』のときは、ラベルカウンタ2bを
カウントアップし、その値を新ラベルとして、バッファ
2cが開き、ラベルを発行する。(ラベルはライン毎に
垂直同期信号により、0にリセットされる。) ・フラグ『左上ラベル』のときは、バッファ2fが開
き、ラインディレイ2dと画素ディレイ2eで保持して
いる左上画素に付けられたラベルを発行する。 ・フラグ『上ラベル』,『左ラベル』も同様に、それぞ
れバッファ2g,2hが開き、保持している上ラベル,
左ラベルを発行する。発行されたラベルは、ラインディ
レイ2d,画素ディレイ2iによって、それぞれ1ライ
ンおよび1画素データ転送時間だけ遅延される。
【0019】4は保持された上ラベルを管理するラベル
管理部であり、以下の3つのメモリで構成される。 ・ラベルポインタ用メモリ4a:無駄なラベルが発生し
ていることがわかった時に、仮ラベルを指示するメモリ
ブロックである。 ・右部連結付け替えメモリ4b:ラベルポインタ用メモ
リ4aにより指示された仮ラベルに真のラベルを与える
ためのメモリブロックである。 ・最左部管理付け替えメモリ4c:上下にとなり合った
ラスタ間でのラベルの連結状態を記憶するためのメモリ
ブロックである。
管理部であり、以下の3つのメモリで構成される。 ・ラベルポインタ用メモリ4a:無駄なラベルが発生し
ていることがわかった時に、仮ラベルを指示するメモリ
ブロックである。 ・右部連結付け替えメモリ4b:ラベルポインタ用メモ
リ4aにより指示された仮ラベルに真のラベルを与える
ためのメモリブロックである。 ・最左部管理付け替えメモリ4c:上下にとなり合った
ラスタ間でのラベルの連結状態を記憶するためのメモリ
ブロックである。
【0020】3は射影を積算する部分であり、3aは上
画素がラスタ内で幾つ連続しているか数えるためのカウ
ンタである。3bは走査しているラインの上ラインが何
番目のラインであるかをカウントするためのカウンタで
ある。3cは射影を積算しているメモリで、3dは前の
射影に現在カウントした射影(連続画素)を足し込むた
めのアダーである。
画素がラスタ内で幾つ連続しているか数えるためのカウ
ンタである。3bは走査しているラインの上ラインが何
番目のラインであるかをカウントするためのカウンタで
ある。3cは射影を積算しているメモリで、3dは前の
射影に現在カウントした射影(連続画素)を足し込むた
めのアダーである。
【0021】5はマイクロプロセッサなどにより、射影
積算値と連結情報をバスを通して読み込み、面積,モー
メントなどを計算する特徴量計算部である。
積算値と連結情報をバスを通して読み込み、面積,モー
メントなどを計算する特徴量計算部である。
【0022】ここで、図3はラベル発行部2,射影積算
部3の部分を512×512画素からなる画像の射影積
算に適用した例である。なお、表1,2のアルファベッ
ト2文字の記号は、図3中のイネーブル信号に対応して
いる。
部3の部分を512×512画素からなる画像の射影積
算に適用した例である。なお、表1,2のアルファベッ
ト2文字の記号は、図3中のイネーブル信号に対応して
いる。
【0023】図3において、4a1,4a2がラベルポ
インタ用メモリブロック、4b1,4b2が右部連結メ
モリブロック、4c1が最左部管理付け替えメモリであ
り(以下、単にメモリ4a1,4a2,4b1,4b
2,4c1という)、ライン毎にメモリ4a1,4b1
とメモリ4a2,4b2を切り換えて用いる。つまり、
偶数ラインは、メモリ4a1,4b1を上ライン参照、
メモリ4a2,4b2を右部連結付け替え用に、奇数ラ
インの場合は逆にする。この時、ラインをカウントする
ために9ビット(0〜511)、ライン内で発生する最
大ラベル数をカウントするために8ビット(1〜25
6)のデータ幅となる。また、表1,2の最左部分の判
定に、メモリ4c1のデータに1ビットのRENEW-FLAGを
設け、ラベルポインタがシフトラベル(j−1・jラス
タ内連続領域に付けられる仮ラベルの指すアドレス)を
指すために、1ビットのADDRESS-SHIFT-BITを設け、メ
モリ4a1,4a2を設け、メモリ4a1,4a2のデ
ータ幅が9ビット、メモリ4b1,4b2のアドレス幅
を18ビットとしている。
インタ用メモリブロック、4b1,4b2が右部連結メ
モリブロック、4c1が最左部管理付け替えメモリであ
り(以下、単にメモリ4a1,4a2,4b1,4b
2,4c1という)、ライン毎にメモリ4a1,4b1
とメモリ4a2,4b2を切り換えて用いる。つまり、
偶数ラインは、メモリ4a1,4b1を上ライン参照、
メモリ4a2,4b2を右部連結付け替え用に、奇数ラ
インの場合は逆にする。この時、ラインをカウントする
ために9ビット(0〜511)、ライン内で発生する最
大ラベル数をカウントするために8ビット(1〜25
6)のデータ幅となる。また、表1,2の最左部分の判
定に、メモリ4c1のデータに1ビットのRENEW-FLAGを
設け、ラベルポインタがシフトラベル(j−1・jラス
タ内連続領域に付けられる仮ラベルの指すアドレス)を
指すために、1ビットのADDRESS-SHIFT-BITを設け、メ
モリ4a1,4a2を設け、メモリ4a1,4a2のデ
ータ幅が9ビット、メモリ4b1,4b2のアドレス幅
を18ビットとしている。
【0024】このような構成において、図4を用いて、
射影積算の様子を説明する。なお、図4において、4a
1,4a2,4b1,4b2,4c1のメモリは、表3
のように、4a3,4b3,4c2のメモリと同じく、
ラベリング前にデータとして、アドレスと同じ値を持つ
ように初期化する。
射影積算の様子を説明する。なお、図4において、4a
1,4a2,4b1,4b2,4c1のメモリは、表3
のように、4a3,4b3,4c2のメモリと同じく、
ラベリング前にデータとして、アドレスと同じ値を持つ
ように初期化する。
【0025】
【表3】メモリの状態
【0026】図3および図4に戻り、 (1)画像データは、画素を左上から一つずつ送られて
くるので、8ライン走査時には、図形Bは3つの図形で
あると認識され、それぞれ2,3,4というラベルが付
けられて、射影メモリのアドレス8−2,8−3,8−
4にそれぞれ4,3,4(単位画素)という値が積算さ
れている。
くるので、8ライン走査時には、図形Bは3つの図形で
あると認識され、それぞれ2,3,4というラベルが付
けられて、射影メモリのアドレス8−2,8−3,8−
4にそれぞれ4,3,4(単位画素)という値が積算さ
れている。
【0027】(2)9ラインを走査して、aの画素を得
た時点で、表1のDの状態なので、フラグUNが出力さ
れ、カウンタ28の出力がバッファ34を通して、新ラ
ベル”1”として発行される。これと同時に、ラインバ
ッファ13が出力した上画素のラベル8−”2”(8行
目のラベル2、なお、メモリには”2”のみ入力)が、
メモリ4a1,4b1,4c1を通って出力されるが、
この時点では、初期化された通り”2”が出力される。
ここで、メモリ4c1から出力されるRENEW-FLAGは、初
期化されたとおり”0”なので、バッファ17,23が
開き、メモリ4c1のライトイネーブル信号がネゲート
され(8ラインの”2”が9ラインの画素とぶつかった
最も左の領域)、8−”2”が9−”1”に付け替えら
れる。この時、合わせて、RENEW-FLAGは”1”に書き換
えられるので、8ラスタで、太い四角で囲まれた画素の
部分以外で、8−”2”に関して、メモリ4c1の書き
換えは起こらない。
た時点で、表1のDの状態なので、フラグUNが出力さ
れ、カウンタ28の出力がバッファ34を通して、新ラ
ベル”1”として発行される。これと同時に、ラインバ
ッファ13が出力した上画素のラベル8−”2”(8行
目のラベル2、なお、メモリには”2”のみ入力)が、
メモリ4a1,4b1,4c1を通って出力されるが、
この時点では、初期化された通り”2”が出力される。
ここで、メモリ4c1から出力されるRENEW-FLAGは、初
期化されたとおり”0”なので、バッファ17,23が
開き、メモリ4c1のライトイネーブル信号がネゲート
され(8ラインの”2”が9ラインの画素とぶつかった
最も左の領域)、8−”2”が9−”1”に付け替えら
れる。この時、合わせて、RENEW-FLAGは”1”に書き換
えられるので、8ラスタで、太い四角で囲まれた画素の
部分以外で、8−”2”に関して、メモリ4c1の書き
換えは起こらない。
【0028】(3)同様に、9ラインを走査して、b,
cの画素を得た時点で、メモリ4c1の書き換えが発生
し、それぞれ8−”3”が9−”2”、8−”4”が9
−”3”に付け換わる。
cの画素を得た時点で、メモリ4c1の書き換えが発生
し、それぞれ8−”3”が9−”2”、8−”4”が9
−”3”に付け換わる。
【0029】(4)また、dの画素を得た時点で、新し
い領域として9−”4”が発行される。この時点での、
メモリ4a1,4b1,4c1のメモリ内容を表4に示
す。なお、データラインが、次のメモリのアドレスライ
ンに繋がっているので、ラベルをポイント(矢印で示)
していると考えると判り易い。
い領域として9−”4”が発行される。この時点での、
メモリ4a1,4b1,4c1のメモリ内容を表4に示
す。なお、データラインが、次のメモリのアドレスライ
ンに繋がっているので、ラベルをポイント(矢印で示)
していると考えると判り易い。
【0030】
【表4】メモリの状態
【0031】(5)eの画素を得た時点で、上画素のラ
ベルは、5で付け替えられた9−”3”になっていて、
最左部分でなく(RENEW-FLAG=1となっていて)、ラッ
チ22,27で保持された(付け替えられた)上ラベル
と左ラベルを比較して、一致していないので(9−”
3”≠9−”4”)、バッファ30が開き、付け替えら
れた上ラベル9−”3”が対象画素のラベルとして発行
される。この時、メモリ4a2のライトイネーブル信号
がネゲートされ、左ラベル9−”4”をカウンタ14で
カウントされた値で、最上位9ビット目が1のアドレス
をシフトして指示するように、メモリ4a2を書き換え
る。この時点でのメモリ4a2,4b2のメモリ内容を
表5に示す。
ベルは、5で付け替えられた9−”3”になっていて、
最左部分でなく(RENEW-FLAG=1となっていて)、ラッ
チ22,27で保持された(付け替えられた)上ラベル
と左ラベルを比較して、一致していないので(9−”
3”≠9−”4”)、バッファ30が開き、付け替えら
れた上ラベル9−”3”が対象画素のラベルとして発行
される。この時、メモリ4a2のライトイネーブル信号
がネゲートされ、左ラベル9−”4”をカウンタ14で
カウントされた値で、最上位9ビット目が1のアドレス
をシフトして指示するように、メモリ4a2を書き換え
る。この時点でのメモリ4a2,4b2のメモリ内容を
表5に示す。
【0032】
【表5】メモリの状態
【0033】(6)同様に、f,gの画素を得た時点
で、対象画素のラベルとして、それぞれ9−”2”,9
−”1”が発行され、カウンタ14はカウントアップさ
れていないので、メモリ4a2で9−”3”、9−”
2”も257を指示するように書き換えられる。この時
のメモリ4a2,4b2の状態を表6に示す。
で、対象画素のラベルとして、それぞれ9−”2”,9
−”1”が発行され、カウンタ14はカウントアップさ
れていないので、メモリ4a2で9−”3”、9−”
2”も257を指示するように書き換えられる。この時
のメモリ4a2,4b2の状態を表6に示す。
【0034】
【表6】メモリの状態
【0035】(7)hの時点で、バッファ18が開き、
メモリ4b2のライトイネーブル信号がネゲートされ、
9−”257”に左ラベル9−”1”が付けられる。こ
の時のメモリ4a2,4b2,4c1のメモリ内容を表
7に示す。
メモリ4b2のライトイネーブル信号がネゲートされ、
9−”257”に左ラベル9−”1”が付けられる。こ
の時のメモリ4a2,4b2,4c1のメモリ内容を表
7に示す。
【0036】
【表7】メモリの状態
【0037】(8)8ラインの走査が終了した時点で、
メモリ4a1,4b1をメモリ4a2,4b2と切り換
えることにより、表7の矢印のように、dの画素が上画
素になっていても、上ラベルは9−”1”に付け替えら
れて参照することになる。つまり、9ラインのラベル
2,3,4は、10ラインでは、全て”1”に付け替え
られている。実際の射影は、上ラインのラベルごとにカ
ウントされるので、9ラインには、ラベル”1”の面積
として、19個の画素が加算される。これは、j−1・
jラスタ内連続領域に257という仮ラベルを付けたこ
とを意味しており、その257という領域が、この場合
9−”1”であったことになる。
メモリ4a1,4b1をメモリ4a2,4b2と切り換
えることにより、表7の矢印のように、dの画素が上画
素になっていても、上ラベルは9−”1”に付け替えら
れて参照することになる。つまり、9ラインのラベル
2,3,4は、10ラインでは、全て”1”に付け替え
られている。実際の射影は、上ラインのラベルごとにカ
ウントされるので、9ラインには、ラベル”1”の面積
として、19個の画素が加算される。これは、j−1・
jラスタ内連続領域に257という仮ラベルを付けたこ
とを意味しており、その257という領域が、この場合
9−”1”であったことになる。
【0038】この後、特徴抽出後、つまり射影積算メモ
リ3cの内容は表8のようになる。
リ3cの内容は表8のようになる。
【0039】
【表8】射影積算メモリの状態
【0040】ここで、ライン間の図形連結情報は、メモ
リ4a1,4a2,4b1,4b2,4c1に残されて
いるので、図5に示すように、バスからアクセスするこ
とにより、1回のアクセスで正しい接続情報が読み取れ
る。この図5に示す接続情報と、表8に示した射影積算
メモリの内容から、射影を計算し直した結果を表9に示
す。この射影から、面積,モーメントなどを容易に計算
できる。
リ4a1,4a2,4b1,4b2,4c1に残されて
いるので、図5に示すように、バスからアクセスするこ
とにより、1回のアクセスで正しい接続情報が読み取れ
る。この図5に示す接続情報と、表8に示した射影積算
メモリの内容から、射影を計算し直した結果を表9に示
す。この射影から、面積,モーメントなどを容易に計算
できる。
【0041】
【表9】面積と射影を計算した結果
【0042】なお、表9において、3つに分かれていた
部分が、9ライン目で、始めて1つの物体であることが
分かるので、表8に示す射影積算メモリの”)”の部分
は、射影を計算し直さなければならない。例えば、物体
1の8ライン内での射影(表9中の網掛け部)は、ペア
の9ラインを参照することにより、 OP[18]=PR[82]+PR[83]+PR[84] =4+3+4 =11 のように求める。
部分が、9ライン目で、始めて1つの物体であることが
分かるので、表8に示す射影積算メモリの”)”の部分
は、射影を計算し直さなければならない。例えば、物体
1の8ライン内での射影(表9中の網掛け部)は、ペア
の9ラインを参照することにより、 OP[18]=PR[82]+PR[83]+PR[84] =4+3+4 =11 のように求める。
【0043】このように、本発明によれば、1画面1走
査型特徴量計測装置のラベリング手法を取り入れたこと
により、リアルタイムで発行するラベルを付け替え、無
駄なラベルを削減しながら、射影を積算することができ
る。従って、マイクロプロセッサによる射影の再計算の
処理を大幅に少なくでき、各物体の特徴量計算時間を短
縮することができる。
査型特徴量計測装置のラベリング手法を取り入れたこと
により、リアルタイムで発行するラベルを付け替え、無
駄なラベルを削減しながら、射影を積算することができ
る。従って、マイクロプロセッサによる射影の再計算の
処理を大幅に少なくでき、各物体の特徴量計算時間を短
縮することができる。
【0044】ここで、図6にラベル管理を行わない場合
のラベリング状態を示す。図6に示すように、図形が複
雑になると、同じ物体であっても、違うラベルが付けら
れる回数が圧倒的に増加し、射影も別のアドレスに積算
されるので、図形の連結状態から射影を再計算する手間
がはるかに増加することがわかる。
のラベリング状態を示す。図6に示すように、図形が複
雑になると、同じ物体であっても、違うラベルが付けら
れる回数が圧倒的に増加し、射影も別のアドレスに積算
されるので、図形の連結状態から射影を再計算する手間
がはるかに増加することがわかる。
【0045】本発明と『1画面1走査型特徴計測装置』
の大きな違いは、上ラインまでの射影積算値を図形の右
部連結が起こったときに、リアルタイムで(1画素デー
タ転送中に)積算していないことである。そのために、
U字型の上の射影を再計算し直さなければならず、1画
面1走査型ではない。
の大きな違いは、上ラインまでの射影積算値を図形の右
部連結が起こったときに、リアルタイムで(1画素デー
タ転送中に)積算していないことである。そのために、
U字型の上の射影を再計算し直さなければならず、1画
面1走査型ではない。
【0046】しかし、前述したように、512×512
画素の画像で発行できるラベルに制限なく(4連結で市
松模様までラベリングするためには、217個のラベルを
容易する必要がある)、射影を積算するためには、51
2ライン×217=226というアドレス空間(データ幅は
画面の端から端まで物体がある時で29 )のメモリが必
要であるし、U字型が縦長くなればなるほど射影を再計
算する量が増えるので、それをリアルタイムで行うこと
は難しい。面積だと、走査中の対象画素をアドレスとす
るメモリに、それまでの積算値を寄せ集めれば良い。本
発明は最大ラベルを1ライン中で発生する最大ラベル数
28 個に押さえ、ラベルを管理することにより、できる
かぎり画像情報を圧縮して(ラベルの数を削減して)射
影を再計算するようにし、回路的に実現したものであ
る。
画素の画像で発行できるラベルに制限なく(4連結で市
松模様までラベリングするためには、217個のラベルを
容易する必要がある)、射影を積算するためには、51
2ライン×217=226というアドレス空間(データ幅は
画面の端から端まで物体がある時で29 )のメモリが必
要であるし、U字型が縦長くなればなるほど射影を再計
算する量が増えるので、それをリアルタイムで行うこと
は難しい。面積だと、走査中の対象画素をアドレスとす
るメモリに、それまでの積算値を寄せ集めれば良い。本
発明は最大ラベルを1ライン中で発生する最大ラベル数
28 個に押さえ、ラベルを管理することにより、できる
かぎり画像情報を圧縮して(ラベルの数を削減して)射
影を再計算するようにし、回路的に実現したものであ
る。
【0047】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、ラスタ走査で入力される画像信
号を逐次処理し、1画面を1回走査するときに発行する
ラベルをリアルタイムで付け替え、無駄なラベルを削減
しながら射影を積算していくことにより、マイクロプロ
セッサでの処理を減らし、短時間で各物体の特徴量を計
測することができるようにした画像処理装置を実現でき
る。
うに、本発明によれば、ラスタ走査で入力される画像信
号を逐次処理し、1画面を1回走査するときに発行する
ラベルをリアルタイムで付け替え、無駄なラベルを削減
しながら射影を積算していくことにより、マイクロプロ
セッサでの処理を減らし、短時間で各物体の特徴量を計
測することができるようにした画像処理装置を実現でき
る。
【図1】本発明の画像処理装置の一実施例を示す機能ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】図1装置の回路構成図である。
【図3】図1装置のラベル発行部2,射影積算部3の部
分を512×512画素からなる画像の射影積算に適用
した例である。
分を512×512画素からなる画像の射影積算に適用
した例である。
【図4】本発明のラベリングを用いた射影積算の様子を
示す図である。
示す図である。
【図5】各メモリ間の接続状態を示す図である。
【図6】ラベル管理を行わない場合のラベリング状態を
示す図である。
示す図である。
【符号の説明】 1 4画素状態判定部 2 ラベル発行部 3 射影積算部 4 ラベル管理部 5 特徴量計算部
Claims (1)
- 【請求項1】ノンインターレースで送られてくる2値画
像を送られている時点の対象画素とこの画素の左,上,
左上という2×2の4画素に着目し、下記表1,2のラ
ベル発行規則に基づいて、ラベルを制御するためのアル
ファベット2文字からなるラベル・フラグを発行する4
画素状態判定部と、 発行されたラベル・フラグによりラベルを発行するラベ
ル発行部と、 発行されたラベル毎に射影(各ラスタ毎の画素数)を積
算する射影積算部と、 ディレイを用いて、対象画素の上,左,および左上の画
素に付けられたラベルを保持し、異なるラベルが付けら
れた画素が同一物体であった時にラベル付け替えを行う
ラベル管理部と、 前記射影積算部とラベル管理部に積算された射影とラベ
ルの連結情報を読み取り、特徴量を計算する特徴量積算
部とを備え、 前記ラベル管理部には、対象画素ラインの1つ上のライ
ンのラベルを管理するための3つのメモリを有し、 画像データを受信している間に前記ラベル発行部からの
ラベル・フラグにより前記3つのメモリを書き換え、下
向きに枝分かれしている物体に同一ラベルを付けること
により、射影などの特徴量計算時間を減少させることが
できるようにしたことを特徴とする画像処理装置。 【表1】 【表2】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05047792A JP3119011B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05047792A JP3119011B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06259558A JPH06259558A (ja) | 1994-09-16 |
JP3119011B2 true JP3119011B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=12785230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05047792A Expired - Fee Related JP3119011B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119011B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003058895A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラベリング装置およびラベリング方法 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP05047792A patent/JP3119011B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003058895A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラベリング装置およびラベリング方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06259558A (ja) | 1994-09-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |