JP3118877U - 足裏健康器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】就寝中、あるいは静養又は治療中等で横臥しているとき足に装着して足裏を刺激し、外反母趾を防止する足裏健康器具を提供する。
【解決手段】足裏に当接する基板があり、該基板上に足の指と指の間を拡げて保持する足指間棒が立設されているとともに、基板上には足裏の経穴に合わせて磁気突当部材が移設可能に配設されている。磁気突当部材は、基板上に穿設され、底に磁気板が埋設されたガイド穴に嵌め込まれ、磁気突当部材と磁石板は互に磁着されている。また、基板に埋設された磁石板と磁石板とのスペース部に通気性の袋に炭の破砕物を収納した炭袋体が着脱自在に挿入して装着できるよう構成されている。基板の両側にはそれぞれ突出し端が設けられ、左右の突出し端を足の甲の上で重ね合わせて足に装着する。
【選択図】図1

Description

本考案は、就寝又は静養・治療などのため、横臥しているとき、足裏に装着して使用する足裏健康器具に関するものである。
就寝又は静養・治療のため横臥している際、足裏に装着して使用する足裏健康器具は未だ知られていないが、足裏に装着して足裏を刺激することで健康を増進しようとする履物類は数多く出願されている。
例えば、足裏を押す突部の位置を選択変更して足裏の同一箇所を長時間押すことを避けることのできる足裏刺激の健康具(特許文献1参照。)や、足裏刺激用隆起部の形状や部分硬度を希望に応じて変更できるようにして使用者の希望する刺激部位を強弱をつけて刺激できる健康スリッパ(特許文献2参照。)、歩行足踏みをした場合に足裏の刺激箇所が変化する履物底や中敷として利用できる履物用足裏刺激構造体(特許文献3参照。)などが開示されている。
また、足の第1指と第2指の間に、略V字状の開先を設け、底板の上面の足指部、土踏まず部及びかかと部にマグネット球を複数足裏経穴押えとして設けたことを特徴とする外反母趾防止用履物も開示されている(特許文献4参照。)。
特開2001−286530号公報 実開平5−58001号公報 特開2005−278970号公報 実用新案登録第3112502号公報
従来の健康器具において、足裏の刺激は上記いずれの文献でも足を踏むことによって刺激するのが主となっており、踏むことにより刺激が強くなり、足裏が痛くなり長時間続けられないという問題があり、上記文献に記載されているように刺激する突起の位置を変更できるようにしたり、形状や部分硬度を希望に応じて変更できるようにしているが、体重をかけて踏みつけるため、足裏の痛みは完全には払拭できない。また、長時間足踏み又は歩行を続けることは疲労を増すことになり、積極的に利用しようとする意欲を低下させることとなる。
本考案は、足で踏みつける従来の思考を改め、足裏の経穴に磁石等の突起物があたるようにして足裏に当てて包着し、就寝等のため横臥中に足裏を刺激及び外反母趾等の防止を図るのに適した足裏健康器具を提供することを目的とする。
(イ)本考案の第1は、横臥中、足を包むようにして装着する健康器具であって、基板上に足の指と指の間を拡げて保持する足指間棒が立設されているとともに、基板上には足裏の経穴に合わせて磁気突当部材を移設可能に配設されていることを特徴とする足裏健康器具である。
横臥中とは、主に就寝時であるが、睡眠時以外であっても、静養あるいは病気治療中等横臥している時はいつでも本足裏健康器具を使用することができる。
(ロ)本考案の第2は、足裏の経穴に合わせて基板表層に穿設されたガイド穴の底にそれぞれ埋設した複数の磁石板に、磁気突当部材を磁着させて着脱自在に装着させてなることを特徴とする前項(イ)記載の足裏健康器具である。
磁気突当材は、基板表面に埋設した磁石板に磁力によって引きつけられているため、必要な箇所に付着させ、あるいは引離すことが自在にできる。
(ハ)本考案の第3は、基板に埋設された磁石板と磁石板とのスペース部に、通気性の袋に炭の破砕物を収納した炭袋体を着脱自在に挿入して装着するようにしたことを特徴とする前項(イ)又は(ロ)記載の足裏健康器具である。
通気性の袋としては、例えば不織布の袋などが使用できる。炭は、竹炭とか、備長炭あるいは活性炭などを用いることができ、炭袋体により、余分の湿気を吸収するとともに、除臭・除菌も期待できる。
(ニ)本考案の第4は、足指間棒は、棒状の磁石の表面をゴムで被覆したものであることを特徴とする前記(イ)乃至(ハ)のいずれか1項記載の足裏健康器具である。
足指間棒が棒磁石で構成されるようにしたのは、足指間隔を拡げて外反母趾を防止することのほか、磁気による身体の末端である足指の血行促進をはかるためである。
(ホ)本考案の第5は、基板の左右両側にそれぞれ表面に平面ファスナーが貼着されている突出し端があり、基板に足裏を当て、左右の突出し端を足の甲の上に重ね合わせて足に装着できるよう構成されていることを特徴とする前項(イ)乃至(ニ)のいずれか1項記載の足裏健康器具である。
以上の如くしてなる本考案によれば、以下に記載する様な効果を奏する。
(1)足指間棒を設け、足裏の経穴に合わせて磁気突当部材を配設して足を包むように構成されたものであるから、足から離脱することなく、就寝中に使用するのに適し、体重がかかって押圧されないから就寝中に自然に健康増進が図られる。
(2)足側部も刺激するようになっているから寝返りをすることにより、足側面の経穴の刺激位置をかえることができ、刺激効果を拡張することができる。
(3)足裏の経穴位置に、磁石板が埋設され、該磁石板に磁気突当部材を付着させて装着することにより、着脱自在に位置の移し替えができると共に、埋設された磁石板の磁力線でも健康増進に良好な効果が得られる。
(4)炭を破砕した炭袋体が装着されているので足裏の除湿・除臭・除菌が図られる。
足の側部を覆うように装着するので、足裏と足裏側部の両方から刺激を加えることができる。
次ぎに、本考案の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本考案の足裏健康器具の平面図である。弾性質の基板7の足指間部に足指間棒1,1…が立設され、外反母趾の防止を図っている。足裏の経穴(ツボ)に位置する部位に、ガイド穴2,…が多数穿設され、ガイド穴2,…の底には、それぞれ磁石板3,…が埋設されている。ガイド穴2,…には磁気突当部材4,…を嵌め込み、ガイド穴2,…の底に埋設されている磁石板3,…と互に磁着できるようになっている。
ガイド穴2,とガイド穴2の間のスペース部に凹部9…があり、凹部9…には炭袋体5…が収納されている。基板7の左右両側には、それぞれ突立し端8,8aがあり、突出し端8,8aにはファスナー6,6a…が貼着されている。
基板7の上に足を乗せ、左右の突出し端8,8aを足の甲の上に折り曲げ、平面ファスナー6,6a…を重ね合わすことで足を包むようにして足裏健康器具を足に装着できる。ただし、上記のように突出し端を設ける以外に、基板7の両側に紐を取付け、左右の紐を甲の上で結び合わせるなどして本考案の健康器具を足に装着することもできる。
図2(a)は、足指間部の要部断面図である。基板7は硬質ゴム等の弾性を有する基板シート7aの表面と裏面に布材7b,7bが貼着又は縫着されている。
足指間棒1,1…は硬質ゴム等の弾性を有する棒であって基板シート7aに接着されているか、又は足指間棒1,…と基板シート7aは一体成形されている。
図2(b)は、足指間棒1の断面図の1例である。中心に棒状の磁石11があり、その周囲がゴム12等で被覆されている。磁石11により身体の末端部分である足指の血行を良くする。心臓より遠い身体の末端部は血行が良くなく冷え性になったりしやすいからである。
図3は、図1のA−A断面図である。基板7は、基板シート7aの表面と裏面とにそれぞれ布材7b,7bが貼着又は縫着されている。基板7にはガイド穴2,2が複数穿設されており、ガイド穴2,2…の底には磁石板3,…が埋設されている。
また、基板シート7aには、炭袋体装着用の凹部9,9…が複数設けられ、凹部9,9…の表面の布材7bには布材7bを切抜いて縁被せとなっている挿入口7c,7c…が設けられている。炭袋体5は、この挿入口7cから着脱自在に基板7に挿入されている。
ガイド穴2,2…の周囲には基板シート7aが盛り上がってできたガイド縁2aがあり、ガイド穴2,2…に嵌め込んだ磁気突当部材4,4…の位置がずれないようになっている。
また、ガイド穴2,2…は足裏に当接する基板7のほか、足の側面に接する突立し端8,8…の部分にも穿設されており、足裏だけでなく、足の側面にも刺激を加えることができるようになっている。
図4は、磁気突当部材の実施態様を示す側面図である。磁気突当部材の上部である足裏に当る面は球状になっている。また、磁気突当て部材の高さHは、押圧具合により適当な高さとする。特に、足裏の土踏まず部は他の部位に比べて高くなる。ただし、高さHは状況に応じて高さの異なったものと交換することができる。
図5は、磁気突当部材の他の実施例を示す側面図である。基板7に埋設された磁石板3に代って、磁気のない金属板が埋設されている場合、磁気突当部材の下端はねじ部が設けてあり、金属板にネジ孔を設けて、ねじ込むようにしてある。
図6は、本考案の使用装着例を示す斜視図である。
足指間棒1,1…が足指の間に入り、足指を互に拡げるように保持している。
左右の突出し端8,8aは、一方の突出し端8と反対側の突出し端8aのサイド突立部とが互に重なり合って、ファスナー6とファスナー6aで互に密着し、足を包み込むようにして装着されている。
本考案の足裏健康器具の平面図 (a)足指間部の要部断面図 (b)足指間棒の断面図 図1のA−A断面図 磁気突当部材の実施態様を示す側面図 磁気突当部材の他の実施態様を示す側面図 本考案の足裏健康器具の使用装着例を示す斜視図
符号の説明
1 足指間棒
2 ガイド穴
2a ガイド縁
3 磁石板
4 磁気突当部材
5 炭袋体
6,6a ファスナー
7 基板
7a 基板シート
7b 布材
7c 挿入口
8,8a 突出し端
9 凹部
10 足指
11 磁石
12 ゴム
13 足

Claims (5)

  1. 横臥中、足を包むようにして装着する健康器具であって、足裏に当接する基板があり、該基板上に足の指と指の間を拡げて保持する足指間棒が立設されているとともに、基板上には足裏の経穴に合わせて磁気突当部材が移設可能に配設されていることを特徴とする足裏健康器具。
  2. 足裏の経穴に合わせて基板上に穿設された複数のガイド穴の底に磁石板が埋設され、該磁石板には磁気突当部材が移設自在に磁着させてなることを特徴とする請求項1記載の足裏健康器具。
  3. 基板に埋設された磁石板と磁石板とのスペース部に、通気性の袋に、炭の破砕物を収納した炭袋体を着脱自在に挿入して装着するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の足裏健康器具。
  4. 足指間棒は、棒状の磁石の表面をゴムで被覆したものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の足裏健康器具。
  5. 基板の左右両側にそれぞれ表面に平面ファスナーが貼着されている突出し端があり、基板に足裏を当て、左右の突立し端を足の甲の上に重ね合わせることで足を包むように装着できる構成であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の足裏健康器具。
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