JP3118638B2 - 遮光シートとその製造方法、及び遮光シートを使用したロールブラインド、バーチカルブラインド、ベネシャンブラインド - Google Patents
遮光シートとその製造方法、及び遮光シートを使用したロールブラインド、バーチカルブラインド、ベネシャンブラインドInfo
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- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B9/00—Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
- E06B9/02—Shutters, movable grilles, or other safety closing devices, e.g. against burglary
- E06B9/08—Roll-type closures
- E06B9/11—Roller shutters
- E06B9/15—Roller shutters with closing members formed of slats or the like
- E06B2009/1505—Slat details
- E06B2009/1527—Transparent slats or transparent sections in slats
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
造方法、及び遮光シートを使用したロールブラインド、
バーチカルブラインド、ベネシャンブラインドに関す
る。更に詳しくは、太陽光線をカットして眩しさを減少
させるだけでなく、断熱性にも優れ、また使用していて
も圧迫感を感じにくいロールブラインドやバーチカルブ
ラインド等に関する。
ブラインドやベネシャンブラインド等がオフィスや家庭
などで広く利用されている。なお、ロールブラインドに
は布性のスクリーンが一般的に使用される。
した窓ガラス(本明細書中では、遮光ガラスという場合
がある)が開発され、例えばオフィスビルなど、主に窓
をはめ殺しにしている建物に多く使用されている。この
遮光フィルムは、太陽光線をカットすることにより眩し
さを減少させるだけでなく、断熱効果にも優れている。
や、シルバーやブルー、あるいはブラウンなど色々なカ
ラータイプのものが揃っており、更に、広領域の紫外線
をカットするものや抗菌・防汚効果を有するものなど、
様々なタイプのものが開発されている。
たようなものにはそれぞれ次のような課題があった。即
ち、従来のロールブラインドに使用されるスクリーンは
布製のものが一般的であるため、布の織目の微細な隙間
から紫外線が透過しやすかった。また、従来のロールブ
ラインドやベネシャンブラインドは、遮光ガラスを取り
付けた場合に比べ断熱性に乏しく、冷暖房費の削減効果
が十分ではなかった。また、太陽の眩しさを防ぐために
ロールブラインドやベネシャンブラインドを使用する
と、屋内から外の風景が殆ど見えないので圧迫感を感じ
やすかった。
トし断熱効果などの様々な効果を有するという点では優
れているが、同時に20%以上も可視光線をカットして
しまうという欠点があった。しかも、遮光ガラスをはめ
殺しにしている建物では窓を開けることができないの
で、昼間でも屋内の照明が必要となり、消費電力の増大
を助長していた。
ガラス等に使用すると、板ガラス自体に熱が籠もりガラ
スが破損してしまう可能性が高いので、そのような特定
のガラスには使用できないという不便さがあった。
減少させるだけでなく、断熱性にも優れた遮光シートと
その製造方法、及び遮光シートを使用したロールブライ
ンド等を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、使用していても屋内から外の風景が見えるので圧迫
感を感じにくい遮光シートとその製造方法、及び遮光シ
ートを使用したロールブラインド等を提供することにあ
る。その他の本発明の目的は、以下の説明によって明ら
かになるであろう。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、ブラインドに使用するものにおいて、基体
フィルムと、紫外線及び赤外線の透過を本質的に遮り、
上記基体フィルムの片面あるいは両面に貼付された遮光
フィルムと、を含んでおり、上記基体フィルム及び遮光
フィルムは複数枚のフィルムを継ぎ合わせて形成さ れて
おり、 上記基体フィルムの継ぎ目部分と遮光フィルムの
継ぎ目部分が一致しないように構成されており、遮光シ
ート全体としては透明性を有していることを特徴とす
る、遮光シートである。
面を印刷面とすることを特徴とする、第1の発明に係る
遮光シート。
するものにおいて、透明なフィルムを複数枚継ぎ合わせ
て基体フィルムを形成するステップ、紫外線及び赤外線
の透過を本質的に遮るフィルムを複数枚継ぎ合わせて遮
光フィルムを形成するステップ、基体フィルムの継ぎ目
部分と遮光フィルムの継ぎ目部分が一致しないようにし
て、基体フィルムの片面あるいは両面に遮光フィルムを
貼付するステップ、を含むことを特徴とする、遮光シー
トの製造方法である。
記載の遮光シートをスクリーンとすることを特徴とす
る、ロールブラインドである。
側には薄肉のウェイトバー取付部が形成されていること
を特徴とする、第4の発明に係るロールブラインドであ
る。
記載の遮光シートをスクリーンとしており、ウェイトバ
ーが取り付けられるスクリーンの一端側は、端部側に延
長して設けられた遮光フィルム、あるいは端部側に延長
して設けられた基体フィルムで構成されていることを特
徴とする、ロールブラインドである。
発明に係る遮光シートをスラットとすることを特徴とす
る、バーチカルブラインドである。
には薄肉部を有し、該薄肉部はハンガーレールに取り付
けられていることを特徴とする、第7の発明に係るバー
チカルブラインドである。
発明に係る遮光シートをスラットとしており、ハンガー
レールに取り付けられるスラットの一端側は、端部側に
延長して設けられた遮光フィルム、あるいは端部側に延
長して設けられた基体フィルムで構成されていることを
特徴とする、バーチカルブラインドである。
の発明に係る遮光シートをスラットとすることを特徴と
する、ベネシャンブラインドである。
と、紫外線及び赤外線の透過を本質的に遮り、上記基体
フィルム の片面あるいは両面に貼付された遮光フィルム
と、を含んでおり、遮光シート全体としては透明性を有
している遮光シートをスクリーンとしており、 ウェイト
バーが取り付けられるスクリーンの一端側は、端部側に
延長して設けられた遮光フィルム、あるいは端部側に延
長して設けられた基体フィルムで構成されていることを
特徴とする、 ロールブラインドである。
と、紫外線及び赤外線の透過を本質的に遮り、上記基体
フィルムの片面あるいは両面に貼付された遮光フィルム
と、を含んでおり、遮光シート全体としては透明性を有
している遮光シートをスラットとしており、 ハンガーレ
ールに取り付けられるスラットの一端側は、端部側に延
長して設けられた遮光フィルム、あるいは端部側に延長
して設けられた基体フィルムで構成されていることを特
徴とする、 バーチカルブラインドである。
と、紫外線及び赤外線の透過を本質的に遮り、上記基体
フィルムの片面あるいは両面に貼付された遮光フィルム
と、を含んでおり、遮光シート全体としては透明性を有
し、少なくとも一方の面を印刷面とする遮光シートをス
クリーンとしており、 ウェイトバーが取り付けられるス
クリーンの一端側は、端部側に延長して設けられた遮光
フィルム、あるいは端部側に延長して設けられた基体フ
ィルムで構成されていることを特徴とする、 ロールブラ
インドである。
と、紫外線及び赤外線の透過を本質的に遮り、上記基体
フィルムの片面あるいは両面に貼付された遮光フィルム
と、を含んでおり、遮光シート全 体としては透明性を有
し、少なくとも一方の面を印刷面とする遮光シートをス
ラットとしており、 ハンガーレールに取り付けられるス
ラットの一端側は、端部側に延長して設けられた遮光フ
ィルム、あるいは端部側に延長して設けられた基体フィ
ルムで構成されていることを特徴とする、 バーチカルブ
ラインドである。
る遮光フィルムを含んでいる。したがって、当該遮光シ
ートをスクリーンとしたロールブラインドを使用すれ
ば、従来のものに比べて紫外線をカットすることができ
る。また、遮光フィルムは紫外線の透過だけではなく、
赤外線の透過までも本質的に遮る。したがって、当該遮
光シートをスクリーンとしたロールブラインドは、従来
のロールブラインドやベネシャンブラインドに比べ、断
熱性に関しても優れている。これにより、本発明に係る
ロールブラインドを使用すれば、冷暖房費を削減するこ
とが可能である。
該遮光シートをスクリーンとしたロールブラインドを使
用すれば、スクリーンを下ろしているときでも屋内から
外の風景を観ることができる。したがって、従来のロー
ルブラインドやベネシャンブラインドを使用した場合と
比べ、圧迫感を感じにくい。
数枚のフィルムを継ぎ合わせて形成されている。そし
て、基体フィルムの継ぎ目部分と遮光フィルムの継ぎ目
部分とが同じ場所で一致しないようにして、基体フィル
ムの片面あるいは両面に遮光フィルムが貼付されてい
る。したがって、フィルムを何枚も繋ぎ合わせるこの積
層構造によれば、面積が広く、且つ、引張強度も強い遮
光シートを形成することができる。
ートをスクリーンとしたロールブラインドにあっては、
例えば印刷面に会社のロゴマーク等を印刷したり、ある
いは印刷面に風景画等を印刷したりすることで、意匠性
に優れたものを形成することができる。
可能なので、遮光ガラスをはめ殺しにしている場合とは
異なり、必要に応じてスクリーンを上げ下げすることが
できる。これにより、当該ロールブラインドを使用すれ
ば、必要に応じて自然光をふんだんに取り込むことがで
きる。したがって、遮光ガラスを使用した場合に比べ、
昼間の照明の電力量を節約することが可能である。
ガラスなどの特定なガラスに直接貼るとガラス割れなど
の不都合が生じていたが、本発明に係るロールブライン
ドを使用すればそのような不都合もなく、どのような窓
ガラスにも設置することができる。しかも、ロールブラ
インドは遮光ガラスと同様な紫外線防止効果及び断熱効
果を有する。
として、バーチカルブラインドやベネシャンブラインド
に使用しても、上記した同様の効果を得ることができ
る。
ー取付部が形成されているロールブラインドにあって
は、スクリーンのウェイトバー取付部に柔軟性を持たせ
ることができる。したがって、スクリーンの一端側を折
り曲げてウェイトバーを取り付けても、スクリーンの先
端部に皺が入ることはない。
肉部はハンガーレールに取り付けられているバーチカル
ブラインドにあっては、スラットの一端側に柔軟性を持
たせることができるので、当該箇所を折り曲げても皺が
入らないようになっている。
に基づき詳細に説明する。図1は本発明に係る遮光シー
トの実施の形態を示す要部拡大断面図である。遮光シー
ト1は基体フィルム11と、基体フィルム11の表裏面
に貼付された遮光フィルム12,12を有している。基
体フィルム11は無色透明なポリエチレンフィルムによ
って形成されている。遮光フィルム12は透明で紫外線
及び赤外線を本質的に遮るフィルムを使用している。
チレンフィルムのみに限定するものではないが、熱が加
わっても簡単に延びないような性質を有するフィルムが
望ましい。即ち、ポリエチレンフィルムであれば、低密
度ポリエチレンよりも高密度ポリエチレンによって形成
されるフィルムの方が好ましい。
て基体フィルム11側)には予め粘着剤が塗布されてい
るので、遮光シート1を形成するためには基体フィルム
11に遮光フィルム12を直接貼り付ければ良い。
例えばシルバー,ブルー,ブラウンなどの様々なカラー
タイプのものを用途に応じて適宜使い分けることができ
る。更に、基体フィルム11の表裏面に同じ効果を有す
る遮光フィルム12を貼付するのではなく、異なった効
果を有する遮光フィルム12をそれぞれ貼付することも
できる。
の紫外線及び赤外線をカットする遮光フィルムを貼付
し、表面に抗菌・防汚効果あるいは防炎性能を有する遮
光フィルムを貼付する等である。なお、防炎性能を有す
るフィルムも使用した場合には、遮光シート1の透明度
が幾分落ちる場合がある。
ルム11の両面に遮光フィルム12を貼付するのではな
く、基体フィルム11の片面のみに遮光フィルム12を
貼付して遮光シート1を形成することもできる。
合について説明する。図2は遮光シートを断面方向から
見た分解説明図である。なお、図2の遮光シートは、そ
の積層構造を理解しやすいようにその厚みや長さを一部
誇張して表している。また、図1と同一または同等箇所
には同一の符号を付して示している。
000mmの透明なポリエチレンフィルムが長手方向に
3枚継ぎ合わせられ、更にその継ぎ目部分110,11
0に厚さ25μm,幅50mmの透明なポリエチレンフ
ィルム111,111が貼付されることにより形成され
る。
本質的に遮るフィルムを長手方向に2枚継ぎ合わすこと
により形成される。そして、遮光フィルム12はその継
ぎ目部分120が基体フィルム11の継ぎ目部分110
と一致しないように、基体フィルム11の表裏面にそれ
ぞれ貼付されている。これにより、基体フィルム11と
遮光フィルム12を互いに強く貼り合わせることができ
る。したがって、フィルムを何枚も繋ぎ合わせるこの積
層構造によれば、面積が広く、且つ、引張強度も強い遮
光シート1を形成することができる。
実施の形態を示す一部切欠斜視図、図4はスクリーンの
先端側の断面を示す要部拡大説明図、図5はスクリーン
の先端側を正面側から見た要部拡大説明図である。図6
及び図7はスクリーンの先端側の断面を示す要部拡大説
明図で、図4で示したものと異なった実施例を表したも
のである。なお、図5はウェイトバーが取り付けられて
いないスクリーンを表している。
下端側にウェイトバー4が取り付けられたスクリーン1
aとから構成される(図3参照)。
ール装置3はフレーム31、サイドブラケット32,3
2、巻き取りパイプ33から主に構成され、巻き取りパ
イプ33にはスクリーン1aが巻回されている。フレー
ム31には、ロールブラインド2を窓枠等に取り付ける
ための取付ブラケット311,311が設けてある。
にはプーリー(図面では見えず)が設けられ、プーリー
にはプーリーカバー34が取り付けてある。符号35は
プーリーに掛けられたチェーンであり、これを引っ張る
ことにより巻き取りパイプ33が回転してスクリーン1
aが適宜昇降するようになっている。
式のロール装置3を採用しているが、プルコード式ある
いはプルコード式とチェーン式の両方の機能を備えたワ
ンタッチ式のロール装置を採用することもできる。
スクリーン1aは、図1または図2で示した遮光シート
1により形成されている。スクリーン1aの先端側(本
明細書ではウェイトバー取付部10という場合がある)
は、ウェイトバー4を取り付けた際に皺が入らないよう
に、その厚みが薄く形成されている(図4参照)。具体
的には、基体フィルム11の表裏面に設けてある遮光フ
ィルム12,12が上記基体フィルム11よりも約20
mm程度長い。そして、長く設けてある部分の遮光フィ
ルム12,12が表裏面側から互いに貼り合わせてあ
る。
側には、両面テープ(図示せず)とステープルの針13
によって、合成樹脂製の係止板14がスクリーン1aの
幅方向に連続して取り付けられている(図5参照)。
ー4の取付構造を説明する(図4参照)。ウェイトバー
4は中空状に形成され、その頂部側にはスクリーン1a
のウェイトバー取付部10を係止するための係合溝41
が長手方向に連続して形成されている。そして、ウェイ
トバー取付部10の先端側が内側にやや折り曲げられ
て、係止板14がウェイトバー4の係合溝41に係止さ
れている。
ー4を取り付けるときは、ウェイトバー4の一端側をウ
ェイトバー取付部10の幅方向の一端側に当て、スライ
ドさせながら係合溝41にウェイトバー取付部10を挿
入していく。
けると、ウェイトバー取付部10の先端側が折り曲がっ
てしまうが、上記したようにウェイトバー取付部10は
スクリーン1a本体の厚みよりも薄く形成されているた
め柔軟性があり、スクリーン1aの先端側に皺が入るよ
うなことはない。更に、ウェイトバー4の両端側にはキ
ャップ42,42が取り付けられており(図3参照)、
ウェイトバー4がスクリーン1aから外れないようにな
っている。
部10は、図6に示すように基体フィルム11を表裏面
の遮光フィルム12,12よりも長くして形成したり、
図7に示すように一方の面の遮光フィルム12のみを基
体フィルム11よりも長くして形成することもできる。
ン1aをロールブラインド用に使用したが、これに限定
するものではなく、パーテーションとしてスクリーン単
独で使用したりすることもできる。
して画像や文字を印刷すれば、意匠性に優れたスクリー
ン1aを得ることができる。例えば、印刷面に会社のロ
ゴマーク等を印刷し屋外から見えるようにすれば会社の
宣伝になり、また印刷面に風景画等を印刷すればインテ
リアの一部にもなる。更に、スクリーン1aは透明性を
有しているので、スクリーン1aを下ろしたまま外の景
色を見ると、あたかも画像や文字が中に浮いているよう
に見える。
る場所や目的に応じて任意に設定される。また、スクリ
ーン1aの厚みについても使用する場所や目的に応じて
任意に設定されるが、約100μmから150μm程度
のものが好ましい。即ち、100μmより薄ければ、ス
クリーン1aを昇降する際にフィルムが重なり合って皺
になる恐れがあり、150μmよりも厚ければスクリー
ンの腰が強くなり過ぎてカールが生じる恐れがある。
る。ロールブラインド2のスクリーン1aは遮光フィル
ム12を有している。遮光フィルム12は紫外線の透過
を本質的に遮る。したがって、当該遮光シート12をス
クリーン1aとしたロールブラインド2を使用すれば、
従来のものに比べて紫外線をカットすることができる。
また、遮光フィルム12は紫外線の透過だけではなく、
赤外線の透過までも本質的に遮る。したがって、ロール
ブラインド2は、従来のベネシャンブラインドやロール
ブラインドに比べ、断熱性に関しても優れている。
線をカットして眩しさを減少させるだけでなく、夏には
戸外からの熱気が屋内に流入することを防ぎ、冬には屋
内の暖房の輻射熱が戸外に逃げることを防ぐことができ
る。したがって、ロールブラインド2を使用すること
で、冷暖房費の削減が可能である。
で、スクリーン1aを下ろしているときでも屋内から外
の風景を観ることができる。これにより、従来のベネシ
ャンブラインドやロールブラインドを使用しているとき
と比べ、圧迫感を感じにくい。
光ガラスをはめ殺しにしている場合とは異なり、必要に
応じてスクリーン1aを上げ下げすることができる。こ
れにより、必要に応じて自然光をふんだんに取り込むこ
とができ、照明の電力量を節約することが可能である。
や型板ガラスなどの特定なガラスに直接貼るとガラス割
れなどの不都合が生じていたが、ロールブラインド2を
使用すればそのような不都合もなく、どのような窓ガラ
スにも設置することができる。また、ロールブラインド
2は、遮光ガラスと同様な遮光効果及び断熱効果を有す
る。
すれば、昼間はスクリーン1aを下ろして海面からの乱
反射を防ぐことができ、夜間はスクリーン1aを上げて
視界が妨げられることを防止することができる。
は一度汚れが付くと簡単にその汚れを落とすことは難し
かったが、スクリーン1aは合成樹脂製のフィルムで形
成されているので、雑巾などで拭くなどして簡単に汚れ
を落とすことができる。
の実施の形態を示す説明図、図9はスラットの先端側を
示す要部拡大説明図、図10は図9のA−A断面を示す
説明図、図11及び図12は図9のA−A断面を示す説
明図で、図10で示したものと異なった実施例を表した
ものである。
ル51と、複数枚のスラット1bから主に構成されてい
る(図8参照)。スラット1bは図1または図2で示し
た遮光シート1によって形成されており、フック52を
介してハンガーレール51に取り付けられている。
造を説明する(図9参照)。スラット1bの先端側内部
には、頂部中央に引掛部531を有し棒状に形成された
スラットハンガー53が設けられている。そして、スラ
ット1bに形成された孔15から引き出されている上記
引掛部531を介して、スラット1bがフック52に取
り付けられている。
3の取付構造を説明する(図10参照)。スラットハン
ガー53は、遮光フィルム12によって巻回されてい
る。当該遮光フィルム12は基体フィルム11の片面側
に貼付され、且つ、当該基体フィルム11よりも端部側
に延長して設けられているものである。したがって、ス
ラットハンガー53を巻回しているスラット1bの先端
側は、スラット1b本体の厚みよりも薄く形成されてい
る。これにより、スラット1bの先端側は柔軟性があ
り、スラット1bが折り返されても当該部分に皺が入ら
ないようになっている。
11よりも端部側に延長して設けられた表裏面の遮光フ
ィルム12,12によって、スラットハンガー53を巻
回してもよく、また、図12に示すように表裏面の遮光
フィルム12,12よりも長くした基体フィルム11に
よってスラットハンガー53を巻回してもよい。
ト54が取り付けられており、スラット1b同士はボト
ムコード55により連結されている(図8参照)。
第1の実施の形態で示した作用のうち同様のものは説明
を省略する。これについては、後述する図13に示すベ
ネシャンブラインドについても同様である。バーチカル
ブラインド5はスラットが垂直方向に設けてあるので、
太陽の方位に応じて日照を調節することができる。
ドの実施の形態を示す斜視図である。ベネシャンブライ
ンド6は窓枠7に設置されており、昇降装置61と複数
枚のスラット1cから主に構成されている。スラット1
cは図1または図2で示した遮光シート1によって形成
されており、昇降コード62,62によって連結されて
いる。符号63はスラット1cを安定させるボトムレー
ルである。符号64はスラット1cの傾斜角度を変える
ための傾斜調節用パイプである。符号65はスラット1
cを昇降し、且つ、所要の高さ位置で固定するためのス
トッパー紐65である。
シャンブラインド6はスラット1cが水平方向に設けて
あるので、太陽の高度に応じて日照を調節することがで
きる。
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
する。 (a) 本発明に係る遮光シートは、紫外線の透過を本
質的に遮る遮光フィルムを含んでいる。したがって、当
該遮光シートをスクリーンとしたロールブラインドを使
用すれば、従来のものに比べて紫外線をカットすること
ができる。また、遮光フィルムは紫外線の透過だけでは
なく、赤外線の透過までも本質的に遮る。したがって、
当該遮光シートをスクリーンとしたロールブラインド
は、従来のロールブラインドやベネシャンブラインドに
比べ、断熱性に関しても優れている。
ので、当該遮光シートをスクリーンとしたロールブライ
ンドを使用すれば、スクリーンを下ろしているときでも
屋内から外の風景を観ることができる。したがって、従
来のロールブラインドやベネシャンブラインドを使用し
た場合と比べ、圧迫感を感じにくい。
ルムは複数枚のフィルムを継ぎ合わせて形成されてい
る。そして、基体フィルムの継ぎ目部分と遮光フィルム
の継ぎ目部分とが同じ場所で一致しないようにして、基
体フィルムの片面あるいは両面に遮光フィルムが貼付さ
れている。したがって、フィルムを何枚も繋ぎ合わせる
この積層構造によれば、面積が広く、且つ、引張強度も
強い遮光シートを形成することができる。
た遮光シートをスクリーンとしたロールブラインドにあ
っては、例えば印刷面に会社のロゴマーク等を印刷した
り、あるいは印刷面に風景画等を印刷したりすること
で、意匠性に優れたものを形成することができる。
巻き取り可能なので、遮光ガラスをはめ殺しにしている
場合とは異なり、必要に応じてスクリーンを上げ下げす
ることができる。これにより、当該ロールブラインドを
使用すれば、必要に応じて自然光をふんだんに取り込む
ことができる。したがって、遮光ガラスを使用した場合
に比べ、昼間の照明の電力量を節約することが可能であ
る。
スや型板ガラスなどの特定なガラスに直接貼るとガラス
割れなどの不都合が生じていたが、本発明に係るロール
ブラインドを使用すればそのような不都合もなく、どの
ような窓ガラスにも設置することができる。しかもロー
ルブラインドは、遮光ガラスと同様な紫外線防止効果及
び断熱効果を有する。なお、本発明に係る遮光シートを
スラットとして、バーチカルブラインドやベネシャンブ
ラインドに使用しても、上記した(a)ないし(f)と
同様の効果を得ることができる。
ェイトバー取付部が形成されているロールブラインドに
あっては、スクリーンのウェイトバー取付部に柔軟性を
持たせることができる。したがって、スクリーンの一端
側を折り曲げてウェイトバーを取り付けても、スクリー
ンの先端部に皺が入ることはない。
し、該薄肉部はハンガーレールに取り付けられているバ
ーチカルブラインドにあっては、スラットの一端側に柔
軟性を持たせることができるので、当該箇所を折り曲げ
ても皺が入らないようになっている。
部拡大断面図である
る。
を示す一部切欠斜視図である。
図である。
説明図である。
図で、図4で示したものと異なった実施例を表したもの
である。
図で、図4で示したものと異なった実施例を表したもの
である。
態を示す説明図である。
る。
示したものと異なった実施例を表したものである。
示したものと異なった実施例を表したものである。
形態を示す斜視図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 ブラインドに使用するものにおいて、 基体フィルムと、 紫外線及び赤外線の透過を本質的に遮り、上記基体フィ
ルムの片面あるいは両面に貼付された遮光フィルムと、 を含んでおり、上記基体フィルム及び遮光フィルムは複数枚のフィルム
を継ぎ合わせて形成されており、 上記基体フィルムの継ぎ目部分と遮光フィルムの継ぎ目
部分が一致しないように構成されており、 遮光シート全体としては透明性を有していることを特徴
とする、 遮光シート。 - 【請求項2】 少なくとも一方の面を印刷面とすること
を特徴とする、 請求項1記載の遮光シート。 - 【請求項3】 ブラインドに使用するものにおいて、 透明なフィルムを複数枚継ぎ合わせて基体フィルムを形
成するステップ、 紫外線及び赤外線の透過を本質的に遮るフィルムを複数
枚継ぎ合わせて遮光フィルムを形成するステップ、 基体フィルムの継ぎ目部分と遮光フィルムの継ぎ目部分
が一致しないようにして、基体フィルムの片面あるいは
両面に遮光フィルムを貼付するステップ、 を含むことを特徴とする、 遮光シートの製造方法。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の遮光シートをス
クリーンとすることを特徴とする、 ロールブラインド。 - 【請求項5】 スクリーンの一端側には薄肉のウェイト
バー取付部が形成されていることを特徴とする、請求項
4記載のロールブラインド。 - 【請求項6】 請求項1または2記載の遮光シートをス
クリーンとしており、 ウェイトバーが取り付けられるスクリーンの一端側は、
端部側に延長して設けられた遮光フィルム、あるいは端
部側に延長して設けられた基体フィルムで構成されてい
ることを特徴とする、 ロールブラインド。 - 【請求項7】 請求項1または2記載の遮光シートをス
ラットとすることを特徴とする、 バーチカルブラインド。 - 【請求項8】 スラットの一端側には薄肉部を有し、該
薄肉部はハンガーレールに取り付けられていることを特
徴とする、 請求項7記載のバーチカルブラインド。 - 【請求項9】 請求項1または2記載の遮光シートをス
ラットとしており、 ハンガーレールに取り付けられるスラットの一端側は、
端部側に延長して設けられた遮光フィルム、あるいは端
部側に延長して設けられた基体フィルムで構成されてい
ることを特徴とする、 バーチカルブラインド。 - 【請求項10】 請求項1または2記載の遮光シートを
スラットとすることを特徴とする、 ベネシャンブラインド。 - 【請求項11】 基体フィルムと、紫外線及び赤外線の
透過を本質的に遮り、上記基体フィルムの片面あるいは
両面に貼付された遮光フィルムと、を含んでおり、遮光
シート全体としては透明性を有している遮光シートをス
クリーンとしており、 ウェイトバーが取り付けられるスクリーンの一端側は、
端部側に延長して設けられた遮光フィルム、あるいは端
部側に延長して設けられた基体フィルムで構成されてい
ることを特徴とする、 ロールブラインド。 - 【請求項12】 基体フィルムと、紫外線及び赤外線の
透過を本質的に遮り、上記基体フィルムの片面あるいは
両面に貼付された遮光フィルムと、を含んでおり、遮光
シート全体としては透明性を有している遮光シートをス
ラットとしており、 ハンガーレールに取り付けられるスラットの一端側は、
端部側に延長して設けられた遮光フィルム、あるいは端
部側に延長して設けられた基体フィルムで構成されてい
ることを特徴とする、 バーチカルブラインド。 - 【請求項13】 基体フィルムと、紫外線及び赤外線の
透過を本質的に遮り、上記基体フィルムの片面あるいは
両面に貼付された遮光フィルムと、を含んでおり、遮光
シート全体としては透明性を有し、少なくとも一方の面
を印刷面とする遮光シートをスクリーンとしており、 ウェイトバーが取り付けられるスクリーンの一端側は、
端部側に延長して設けられた遮光フィルム、あるいは端
部側に延長して設けられた基体フィルムで構成されてい
ることを特徴とする、 ロールブラインド。 - 【請求項14】 基体フィルムと、紫外線及び赤外線の
透過を本質的に遮り、上記基体フィルムの片面あるいは
両面に貼付された遮光フィルムと、を含んでおり、遮光
シート全体としては透明性を有し、少なくとも一方の面
を印刷面とする遮光シートをスラットとしており、 ハンガーレールに取り付けられるスラットの一端側は、
端部側に延長して設けられた遮光フィルム、あるいは端
部側に延長して設けられた基体フィルムで構成されてい
ることを特徴とする、 バーチカルブラインド。
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JP10312618A JP3118638B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 遮光シートとその製造方法、及び遮光シートを使用したロールブラインド、バーチカルブラインド、ベネシャンブラインド |
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JP10312618A JP3118638B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 遮光シートとその製造方法、及び遮光シートを使用したロールブラインド、バーチカルブラインド、ベネシャンブラインド |
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- 1998-11-02 JP JP10312618A patent/JP3118638B2/ja not_active Expired - Fee Related
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