JP3118405U - 打放しコンクリート模様外装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】打放しコンクリート模様を現出すると共に、さらに耐汚染性を備え、清掃等も容易に行うことが可能な打放しコンクリート模様外装材を提供する。
【解決手段】基材1A表面に、半透明の高耐候性エマルジョン塗料を含浸した不織布等の無方向性の繊維材料を繰り返し圧着してコンクリート模様調の第一の塗膜2Aを形成し、該第一の塗膜上に、親水性クリアー塗膜からなる第二の塗膜2Bを造膜する打放しコンクリート模様の防汚塗膜2を有する打放しコンクリート模様外装材1とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、建築分野等に適用される外装材に関し、特に、打放しコンクリート仕上げ面様の模様を備えると共に耐汚染性に優れた打放しコンクリート模様外装材に関するものである。
従来から、建築分野においては、外壁や外装材の外観に意匠を付与し、また保護するために塗装を行っている。また、コンクリート素材が有する重量感や意匠性を現出するために、打放しコンクリート仕上げが採用されている。
しかし、コンクリートは、セメント類の無機物質からなるアルカリ性の吸湿性の高い材質であるため、コンクリート仕上げの施工後に撥水性塗料を塗布して、表面に撥水性を付与することが行われている。
さらには、塗装面を打放しコンクリート模様とするために、耐候性塗料を含浸したフェルトや不織布を繰り返し圧着して、模様付け塗りを行うとした打放しコンクリート模様塗膜の形成方法が既に出願されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−70876号公報(第1−4頁)
撥水性を備える耐候性塗料を塗布した打放しコンクリート模様塗膜は、意匠性に優れた外観を現出することはできるが、汚染され易く、環境汚染を寄せ付けやすいという問題がある。
そのために、施工直後には、綺麗な外観を呈する打放しコンクリート模様塗膜を有する外装材であっても、時間が経つに連れて、その表面が段々汚れてきて、意匠性が低下してしまう。
さらに、耐候性塗料の撥水性のために、一旦汚れた表面を綺麗に洗い流すことも困難となり、清掃等のメンテナンスにも問題が生じていた。
本考案の目的は、上記問題点に鑑み、打放しコンクリート模様を現出すると共に、さらに耐汚染性を備え、清掃等も容易に行うことが可能な打放しコンクリート模様外装材を提供することである。
上記の目的を達成するために請求項1に係る考案は、基材表面に、半透明の高耐候性エマルジョン塗料を含浸した不織布等の無方向性の繊維材料を繰り返し圧着してコンクリート模様調の第一の塗膜を形成し、該第一の塗膜上に、親水性クリアー塗膜からなる第二の塗膜を造膜した構成の打放しコンクリート模様の防汚塗膜を有する打放しコンクリート模様外装材であることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項1に係る考案によれば、第二の塗膜が透明性を備えているので第一の塗膜により意匠性に優れたコンクリート模様を現出すると共に、第二の塗膜によりその表面が親水性を備えているので、清掃等も容易に行うことが可能な打放しコンクリート模様外装材を得ることができる。
請求項2に係る考案は、前記高耐候性エマルジョン塗料の樹脂成分が、フッ素樹脂、アクリルシリコン樹脂、アクリルウレタン樹脂のいずれか、またはそれらを組み合わせた樹脂成分であることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項2に係る考案によれば、所望される耐候性の機能や程度、および所望される撥水性の程度に応じて、適当な樹脂成分からなる高耐候性エマルジョン塗料からなる塗膜を有する所定の打放しコンクリート模様外装材を得ることができる。
請求項3に係る考案は、前記親水性クリアー塗膜の主たる樹脂成分が、フッ素樹脂、シロキサン樹脂、アクリルシリコン樹脂、架橋型アクリル樹脂のいずれか、またはそれらを組み合わせた樹脂成分であることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項3に係る考案によれば、所望される親水性の程度に応じて、適当な樹脂成分からなる親水性クリアー塗膜を形成して、所定の打放しコンクリート模様の防汚塗膜を有する打放しコンクリート模様外装材を得ることができる。
請求項4に係る考案は、前記基材が、プレキャストコンクリート材、素焼きタイル等の吸湿性材料、もしくば、吸湿性塗料を塗布した建材であることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項4に係る考案によれば、打放しコンクリート調の模様を現出すると共に、さらに耐汚染性をも備えるプレキャストコンクリート材や素焼きタイル等の打放しコンクリート模様外装材を得ることができる。
請求項5に係る考案は、前記第一の塗膜が、異なる2色以上の半透明の高耐候性エマルジョン塗料を繰り返し塗布した塗膜であることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項5に係る考案によれば、意匠性に優れた打放しコンクリート調の模様を容易にまた確実に現出することができる。
本考案によれば、半透明の高耐候性エマルジョン塗料からなるコンクリート模様調の第一の塗膜上に、親水性クリアー塗膜を造膜した打放しコンクリート模様の防汚塗膜を形成しているので、耐候性と防汚染性を備えると共に清掃等も容易に行うことが可能な打放しコンクリート模様外装材を得ることができる。
以下、本考案に係る打放しコンクリート模様外装材の実施の形態について、図面と共に詳細に説明する。
コンクリート材や素焼きタイル等の建材に打放しコンクリート模様調の塗装を施すには、フェルトや不織布のような無方向性の繊維材料に塗料を含浸させて、それを、前記建材の表面に繰り返し圧着していくことで可能となる。
また、前記建材は一般に屋外で使用され外部環境に曝される外装材であるので、前記塗料としては、高耐候性を備える塗料が望ましく、さらには環境保全および安全衛生のため、有機溶剤を使用しないあるいは使用量を大幅に減少可能なエマルジョン塗料であることが望ましい。そのために、本実施の形態においては、フッ素樹脂、アクリルシリコン樹脂、アクリルウレタン樹脂のいずれか、またはそれらを組み合わせた樹脂成分からなる高耐候性エマルジョン塗料を用いることとしている。
しかし、外装材となる基材に高耐候性エマルジョン塗料を塗布した表面は、高度な撥水性も備えており、汚染され易く、環境汚染を寄せ付けやすいという問題がある。そのために、本実施の形態においては、基材表面に、半透明の高耐候性エマルジョン塗料を含浸した不織布等の無方向性の繊維材料を繰り返し圧着して形成されるコンクリート模様調の第一の塗膜上に、親水性クリアー塗膜を造膜した打放しコンクリート模様の防汚塗膜を形成するようにした。
図1に示すように、コンクリート材や素焼きタイル等の基材1Aに、半透明の高耐候性エマルジョン塗料からなる第一の塗膜2Aを形成し、その上に、第二の塗膜2Bとして親水性クリアー塗膜を造膜して、打放しコンクリート模様の防汚塗膜2を有する打放しコンクリート模様外装材1を形成している。
そのために、前記基材1Aが、コンクリート材、素焼きタイル等の吸湿性材料であっても、その表面が高耐候性エマルジョン塗料から形成される第一の塗膜2Aが造膜されているので、高度な撥水性を備えており、水分の侵入を防ぎ、耐水性を発揮することができる。さらにはその上に、親水性クリアー塗膜からなる第二の塗膜2Bを造膜しているので、防汚染性を備えると共に清掃等も容易に行うことが可能となる。
上記のように、基材1Aに撥水性を備える第一の塗膜2Aと親水性を備える第二の塗膜2Bを順に積層した塗膜を形成するので、前記基材1Aは、コンクリート材、素焼きタイル等の吸湿性材料に限らず、吸湿性塗料を塗布した建材であってもよい。これは、撥水性を備える第一の塗膜2Aのおかげで、基材1Aへの水分の浸入を防止して耐水性を付与するからである。
また、打放しコンクリート調の模様を現出するためには、前記第一の塗膜2Aが、異なる2色以上の半透明の高耐候性エマルジョン塗料を繰り返し塗布した塗膜であることが望ましい。例えば、高耐候性エマルジョン塗料による白色またはグレー色のベース塗りを施し、その上から上記とは異なる色調の高耐候性エマルジョン塗料からなるグレー色または白色を含浸させたフェルト又は不織布による圧着を繰返えし行って模様付け塗りを行うと、打放しコンクリート仕上げ面に模した面を再現させることができ好適である。
前記高耐候性エマルジョン塗料の色を上記の白またはグレー色の2色とすると、打放しコンクリート面に近似した色調を呈することができる。しかし、色付きの打放しコンクリート仕上げ面に模した面を再現するには、その他の有色の異なる2色以上の半透明の高耐候性エマルジョン塗料を用いることもできる。
また、本考案に係る打放しコンクリート模様の防汚塗膜2を、老朽化したコンクリート面等に適応することも可能であり、撥水性を備える第一の塗膜2Aと親水性を備える第二の塗膜2Bを順に積層した塗膜を形成することで、新築同様の重厚な意匠性を備え、耐候性と防汚染性を備えると共に清掃等も容易に行うことが可能な打放しコンクリート模様の防汚塗膜を得ることができる。
親水性を備える第二の塗膜2Bである親水性クリアー塗膜は、その主たる樹脂成分が、フッ素樹脂、シロキサン樹脂、アクリルシリコン樹脂、架橋型アクリル樹脂のいずれか、またはそれらを組み合わせた樹脂成分であることが好ましく、また、酸化チタン粒子、オルガノシリケート及びフッ素樹脂からなる光触媒機能を有する親水性クリアー塗膜2Bであってもよい。これらの親水性や光触媒機能を有するクリアー塗膜であれば、意匠性を損ねることなく防汚染性を発揮することができる。
上記の親水性クリアー塗膜は、はけ塗り、バーコート、吹きつけ塗り、ローラー塗、浸漬塗、静電塗装、流し塗り等、公知の塗装手段を適宜選択してコーティングすることができる。塗膜厚さは5〜500μm、好ましくは10〜100μmの範囲である。塗膜厚さが5μmに満たない時は基材の保護が不十分になる傾向があり、500μmを越える厚さとする時はコストアップするだけでなく塗膜にクラックが生じ易く、耐久性が低下する傾向がある。
塗膜の乾燥法としては、自然乾燥または加熱乾燥を行うことができるが、コンクリート材や素焼きタイル等の小物の場合は、塗膜表面の改質効果をより完全にするために熱処理を行うことが好ましい。
上記したように本考案によれば、半透明の高耐候性エマルジョン塗料を含浸した不織布等の無方向性の繊維材料を繰り返し圧着してコンクリート模様調の第一の塗膜を形成した後で、該第一の塗膜上に、親水性クリアー塗膜からなる第二の塗膜を造膜したので、打放しコンクリート調の模様を現出する第一の塗膜を保護し耐久性を付与すると共に、耐候性と防汚染性を備え、さらに清掃等も容易に行うことが可能な打放しコンクリート模様外装材を得ることができる。
本考案に係る打放しコンクリート模様外装材の概要を示す断面図である。
符号の説明
1 打放しコンクリート模様外装材
1A 基材
2 打放しコンクリート模様の防汚塗膜
2A 第一の塗膜
2B 第二の塗膜(親水性クリアー塗膜)

Claims (5)

  1. 基材表面に、半透明の高耐候性エマルジョン塗料を含浸した不織布等の無方向性の繊維材料を繰り返し圧着してコンクリート模様調の第一の塗膜を形成し、該第一の塗膜上に、親水性クリアー塗膜からなる第二の塗膜を造膜した構成の打放しコンクリート模様の防汚塗膜を有することを特徴とする打放しコンクリート模様外装材。
  2. 前記高耐候性エマルジョン塗料の樹脂成分が、フッ素樹脂、アクリルシリコン樹脂、アクリルウレタン樹脂のいずれか、またはそれらを組み合わせた樹脂成分であることを特徴とする請求項1に記載の打放しコンクリート模様外装材。
  3. 前記親水性クリアー塗膜の主たる樹脂成分が、フッ素樹脂、シロキサン樹脂、アクリルシリコン樹脂、架橋型アクリル樹脂のいずれか、またはそれらを組み合わせた樹脂成分であることを特徴とする請求項1または2に記載の打放しコンクリート模様外装材。
  4. 前記基材が、プレキャストコンクリート材、素焼きタイル等の吸湿性材料、もしくば、吸湿性塗料を塗布した建材であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の打放しコンクリート模様外装材。
  5. 前記第一の塗膜が、異なる2色以上の半透明の高耐候性エマルジョン塗料を繰り返し塗布した塗膜であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の打放しコンクリート模様外装材。
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