JP3118140B2 - 油圧モータのブレーキ制御装置 - Google Patents

油圧モータのブレーキ制御装置

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JP3118140B2
JP3118140B2 JP06112257A JP11225794A JP3118140B2 JP 3118140 B2 JP3118140 B2 JP 3118140B2 JP 06112257 A JP06112257 A JP 06112257A JP 11225794 A JP11225794 A JP 11225794A JP 3118140 B2 JP3118140 B2 JP 3118140B2
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剛 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベルの
走行用油圧モータ、旋回用油圧モータまたはロープウイ
ンチ用油圧モータ等の駆動回路に好適に用いられる油圧
モータのブレーキ制御装置に関し、特に、負荷に制動を
与えるネガティブ型のブレーキ装置を有した油圧モータ
のブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
のように、油圧モータ等を用いて慣性体を駆動させる機
械にあっては、油圧モータを停止させるときに慣性体か
ら大きな慣性負荷を受けるようになるため、油圧回路の
途中に油圧ブレーキ弁を設け、該油圧ブレーキ弁により
前記慣性負荷を吸収するようにしている。また、油圧モ
ータには負荷に制動を与えるネガティブ型のブレーキ装
置が付設され、該ブレーキ装置は油圧モータの停止時に
該油圧モータの出力軸等に制動力を与える構成となって
いる(例えば、特開昭51−37380号公報、実開昭
59−46757号公報)
【0003】そこで、図8、図9にこの種の従来技術に
よる油圧モータのブレーキ制御装置として油圧ショベル
の走行用油圧回路を例に挙げて示す。
【0004】図において、1は油圧ショベルの下部走行
体(図示せず)に設けられる走行用の油圧モータを示
し、該油圧モータ1は油圧ショベル(以下、車両とい
う)等の負荷を走行駆動すべく、出力軸1Aが減速機を
介して走行用の駆動輪(いずれも図示せず)に連結され
る。また、該油圧モータ1には後述のブレーキ装置10
が付設され、このブレーキ装置10は油圧ショベル(車
両)の停止時に駐車ブレーキとして車両に制動力を付与
する構成となっている。
【0005】2はタンク3と共に油圧源を構成する油圧
ポンプを示し、該油圧ポンプ2、タンク3は一対の主管
路4A,4Bを介して油圧モータ1に接続され、該主管
路4A,4Bの途中には方向切換弁5が設けられてい
る。そして、該方向切換弁5はオペレータが操作レバー
5Aを手動操作することにより中立位置(イ)から切換
位置(ロ),(ハ)に切換えられ、この切換位置
(ロ),(ハ)で油圧ポンプ2から油圧モータ1に給排
する圧油の方向を切換える。
【0006】6は油圧モータ1と方向切換弁5との間に
位置して主管路4A,4Bの途中に配設されたカウンタ
バランス弁を示し、該カウンタバランス弁6は、油圧ポ
ンプ2から油圧モータ1に向けてのみ圧油が流通するの
を許し、逆向きの流れを阻止する一対のチェック弁7
A,7Bと、該チェック弁7A,7Bに対して並列とな
るように主管路4A,4Bの途中に接続された圧力制御
弁8とからなり、該圧力制御弁8は主管路4A,4B間
の圧力差により方向切換弁5にほぼ連動して中立位置
(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切換えられる。そ
して、該圧力制御弁8は図9に示す如く、後述の弁ケー
シング13およびスプール21等によって構成され、弁
ケーシング13には後述のブレーキ解除ポート16A,
16B等が形成されている。
【0007】ここで、主管路4A,4Bは油圧ポンプ
2、タンク3とカウンタバランス弁6との間が油圧源側
主管路4A1 ,4B1 となり、油圧モータ1とカウンタ
バランス弁6との間がモータ側主管路4A2 ,4B2 と
なっている。そして、油圧源側主管路4A1 ,4B1 と
モータ側主管路4A2 ,4B2 とは、カウンタバランス
弁6の圧力制御弁8により、方向切換弁5の切換操作に
ほぼ連動して連通、遮断されるものである。
【0008】9A,9Bは油圧モータ1とカウンタバラ
ンス弁6との間に位置してモータ側主管路4A2 ,4B
2 の途中に設けられた一対のオーバロードリリーフ弁
で、該オーバロードリリーフ弁9A,9Bは油圧モータ
1の慣性回転時にモータ側主管路4A2 または4B2 内
に過剰圧が発生すると、この圧力を低圧側のモータ側主
管路4B2 または4A2 にリリーフすべく開弁する。そ
して、該オーバロードリリーフ弁9A,9Bはカウンタ
バランス弁6と共に油圧ブレーキ弁を構成し、油圧モー
タ1の慣性回転時等に該油圧モータ1に制動力を与える
ものである。
【0009】10は油圧モータ1に付設された駐車ブレ
ーキと呼ばれるネガティブ型のブレーキ装置で、該ブレ
ーキ装置10は制動ばね10Aおよび油室10B等を備
え、常時は制動ばね10Aにより油圧モータ1の出力軸
1A等に制動を与える。そして、該ブレーキ装置10は
油圧モータ1の駆動時等に後述のブレーキ管路11から
油室10Bに圧油が供給されると、このときの圧油の圧
力によって制動ばね10Aを圧縮変形させ、油圧モータ
1の制動を解除するものである。
【0010】ここで、該ブレーキ装置10のブレーキ解
除圧は、カウンタバランス弁6の圧力制御弁8がクラッ
キングする設定圧(例えば10kg/cm2 程度)とほ
ぼ同等の圧力に設定され、該ブレーキ装置10はブレー
キ管路11側からブレーキ解除圧が供給されると、制動
ばね10Aを圧縮変形させることにより、油圧モータ1
の制動を解除して該油圧モータ1の回転を許すようにな
る。
【0011】11は圧力制御弁8のブレーキ解除ポート
16A(16B)とブレーキ装置10の油室10Bとの
間を接続したブレーキ管路を示し、該ブレーキ管路11
は主管路4A,4Bのうち高圧側の圧油を、圧力制御弁
8のブレーキ解除ポート16A(16B)等を介してブ
レーキ装置10の油室10Bにブレーキ解除圧として供
給し、このときの圧油の圧力によって油圧モータ1の制
動を解除する。また、圧力制御弁8が図示の如く中立位
置(イ)にあるときには、該ブレーキ管路11が後述の
ドレン管路12に圧力制御弁8を介して連通し、ブレー
キ装置10の油室10B内をタンク圧程度まで圧力低下
させることにより、ブレーキ装置10を作動させる。
【0012】12は油圧モータ1とタンク3との間に接
続されたドレン管路を示し、該ドレン管路12は油圧モ
ータ1に供給した圧油のうち、該油圧モータ1から漏洩
(リーク)する一部の圧油をドレンとしてタンク3に排
出させるものである。また、該ドレン管路12は圧力制
御弁8の後述するドレンポート15等にも接続され、ブ
レーキ装置10の油室10B内に供給されたブレーキ解
除圧が、油圧モータ1の停止時にタンク3に排出される
のを補償するようになっている。
【0013】次に、図9を参照しカウンタバランス弁6
の圧力制御弁8について述べる。
【0014】図中、13は該圧力制御弁8の弁本体を構
成する弁ケーシングで、該弁ケーシング13には、図9
中の左右方向に延びたスプール摺動穴14と、該スプー
ル摺動穴14の軸方向中間(中央部)に位置し、前記ド
レン管路12に常時連通したドレンポート15と、該ド
レンポート15の左,右両側に位置して二又形状をな
し、前記ブレーキ管路11に常時連通する一対のブレー
キ解除ポート16A,16Bと、該ブレーキ解除ポート
16A,16Bからスプール摺動穴14の軸方向に離間
して左,右両側に位置した一対の油圧源側ポート17
A,17Bと、該油圧源側ポート17A,17Bからス
プール摺動穴14の軸方向に離間して左,右両側に位置
した一対のモータ側ポート18A,18Bとが形成され
ている。
【0015】ここで、該モータ側ポート18A,18B
は前記モータ側主管路4A2 ,4B2 を介して油圧モー
タ1に常時連通し、油圧源側ポート17A,17Bは前
記油圧源側主管路4A1 ,4B1 を介して油圧源(油圧
ポンプ2またはタンク3)に常時連通する構成となって
いる。また、該弁ケーシング13はスプール摺動穴14
の軸方向両端側が蓋体19A,19Bによって施蓋さ
れ、該蓋体19A,19Bはスプール21の両端側に位
置して弁ケーシング13内に一対の油室20A,20B
を画成している。
【0016】21はスプール摺動穴14内に摺動可能に
挿嵌されたスプールを示し、該スプール21には、該ス
プール21の軸方向中間(中央部)に位置し、ドレンポ
ート15をブレーキ解除ポート16A,16Bに対して
連通,遮断させる中央ランド22と、該中央ランド22
から軸方向に離間して左、右両側に位置し、油圧源側ポ
ート17A,17Bをブレーキ解除ポート16A,16
Bに対して連通,遮断させる第1の切換ランド23A,
23Bと、該第1の切換ランド23A,23Bから軸方
向に離間し、スプール21の左、右両端側に位置した第
2の切換ランド24A,24Bとが形成されている。
【0017】ここで、該第2の切換ランド24A,24
Bはモータ側ポート18A,18Bを油室20A,20
Bに対して常時遮断すると共に、右側の切換ランド24
Aは大,小のノッチ25Aを介してモータ側ポート18
Aを油圧源側ポート17Aに対して連通、遮断し、左側
の切換ランド24Bは大,小のノッチ25Bを介してモ
ータ側ポート18Bを油圧源側ポート17Bに対して連
通、遮断する構成となっている。
【0018】また、スプール21には切換ランド23
A,23Bと切換ランド24A,24Bとの間に位置し
て油圧源側ポート17A,17Bに常時連通する小径の
油穴としての絞り26A,26Bが径方向に穿設され、
該絞り26A,26Bは切換ランド24A,24B内を
スプール21の軸方向に延びる油路27A,27Bを介
して油室20A,20Bを油圧源側ポート17A,17
Bに連通させる構成となっている。そして、該絞り26
A,26Bは、方向切換弁5が中立位置(イ)から切換
位置(ロ),(ハ)に切換操作されたときに、油圧源側
ポート17A,17Bからの圧油をパイロット圧として
油室20A,20Bに供給する。
【0019】この結果、スプール21は油室20A,2
0B内のパイロット圧に応じて図9中の左方向,右方向
に摺動変位し、圧力制御弁8を図8に示す中立位置
(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切換えさせる。な
お、該絞り26A,26Bは油圧源側ポート17A,1
7Bから油室20A,20Bに供給する圧油に絞り作用
を与えてスプール21の摺動速度を調整しており、その
通路面積を小さくすれば、スプール21の摺動速度が遅
くなり、大きくすれば速くなるものである。
【0020】28A,28Bは油室20A,20B内に
設けられた段付き円筒状のストッパを示し、該ストッパ
28A,28Bはスプール21が左または右方向に摺動
変位したときに、該スプール21のストロークエンドを
規制するものである。
【0021】29A,29Bは該ストッパ28A,28
Bと蓋体19A,19Bとの間に位置して油室20A,
20B内に配設されたセンタリング用のばねを示し、該
ばね29A,29Bはスプール21を常時中立位置に付
勢し、方向切換弁5が中立位置(イ)となったときに
は、図8に示す如く圧力制御弁8を中立位置(イ)に復
帰させるようになっている。
【0022】このように構成される油圧ショベルの走行
用油圧回路では、まず方向切換弁5が中立位置(イ)に
あるときには、ブレーキ装置10が制動ばね10Aによ
って油圧モータ1の出力軸1A側に制動を与え、油圧シ
ョベル(車両)が不用意に動いてしまうのを防止してい
る。
【0023】次に、車両を走行させるためにオペレータ
が方向切換弁5を中立位置(イ)から例えば切換位置
(ロ)に切換えると、カウンタバランス弁6の圧力制御
弁8は油圧源側主管路4A1 ,4B1 間の差圧が、例え
ば10kg/cm2 程度の設定圧を越えたときにクラッ
キングする。
【0024】即ち、油圧ポンプ2からの圧油が油圧源側
主管路4A1 、油圧源側ポート17Aから絞り26Aを
介して油室20Aにパイロット圧として供給されると、
スプール21は油室20A内のパイロット圧により図9
中の左方向にばね29Bに抗して摺動変位し、中央ラン
ド22と切換ランド23Aとがドレンポート15をブレ
ーキ解除ポート16A,16Bに対して遮断すると共
に、切換ランド23Aが油圧源側ポート17Aをブレー
キ解除ポート16Aに対して連通させ、左側の切換ラン
ド24Bは大,小のノッチ25Bを介してモータ側ポー
ト18Bを油圧源側ポート17Bに連通させる。そし
て、これによって圧力制御弁8は図8に示す中立位置
(イ)から切換位置(ロ)に切換えられる。
【0025】この結果、油圧ポンプ2からの圧油は方向
切換弁5、油圧源側主管路4A1 、カウンタバランス弁
6およびモータ側主管路4A2 を介して油圧モータ1に
モータ駆動圧となって供給され、油圧モータ1からの戻
り油はモータ側主管路4B2、カウンタバランス弁6、
油圧源側主管路4B1 および方向切換弁5を介してタン
ク3に戻る。これにより、油圧モータ1は回転し車両を
走行駆動せしめる。
【0026】そして、方向切換弁5が中立位置(イ)か
ら切換位置(ロ)に切換えられたときには、油圧源側主
管路4A1 からの圧油(モータ駆動圧)が圧力制御弁8
の油圧源側ポート17A、切換ランド23A、ブレーキ
解除ポート16Aおよびブレーキ管路11を介してブレ
ーキ装置10の油室10B内に供給され、このときのブ
レーキ解除圧で該ブレーキ装置10は制動ばね10Aを
圧縮変形させ、油圧モータ1の制動を解除する。
【0027】この場合、ブレーキ装置10のブレーキ解
除圧は、カウンタバランス弁6の圧力制御弁8がクラッ
キングする設定圧(例えば10kg/cm2 程度)とほ
ぼ同等の圧力に設定され、圧力制御弁8が中立位置
(イ)から切換位置(ロ)または(ハ)に切換わってい
る間はブレーキ装置10による制動を解除させ、油圧モ
ータ1の回転時にブレーキの引きずりが発生するのを防
止するようにしている。
【0028】次に、油圧モータ1の回転を停止させるた
めに、方向切換弁5を再び中立位置(イ)に戻すと、油
圧源側主管路4A1 ,4B1 間の差圧は小さくなるの
で、カウンタバランス弁6の圧力制御弁8はスプール2
1がばね29Bによって中立位置へと押動され、図9に
示すようにスプール21の中央ランド22と切換ランド
23A,23Bとの間を介してブレーキ解除ポート16
A,16Bをドレンポート15に連通させると共に、切
換ランド23A,23Bは油圧源側ポート17A,17
Bをブレーキ解除ポート16A,16Bに対して遮断
し、切換ランド24A,24Bはモータ側ポート18
A,18Bを油圧源側ポート17A,17Bに対して遮
断する。
【0029】この結果、圧力制御弁8は図8に示す中立
位置(イ)に復帰し、油圧モータ1とカウンタバランス
弁6との間でモータ側主管路4A2 ,4B2 内に圧油を
封じ込めるようになる。そして、このときに車両からの
慣性負荷等で油圧モータ1が慣性回転するようになる
と、該油圧モータ1はポンプ作用を行ない、モータ側主
管路4A2 側から吸込んだ圧油をモータ側主管路4B2
側に吐出することによりモータ側主管路4B2 側を高圧
とし、これを油圧モータ1のブレーキ圧として油圧ブレ
ーキをかける。
【0030】そして、モータ側主管路4B2 の圧力がオ
ーバロードリリーフ弁9Bのリリーフ圧に達すると、該
リリーフ弁9Bが開弁して主管路4A2 側に圧油をリリ
ーフし、このときにオーバロードリリーフ弁9B内を流
通する圧油の抵抗力により油圧モータ1の慣性エネルギ
を吸収し該油圧モータ1を徐々に停止させる。
【0031】また、前述のように方向切換弁5を中立位
置(イ)に戻すと、圧力制御弁8はスプール21がばね
29Bによって中立位置へと押動され、図9に示すよう
にブレーキ解除ポート16A,16Bとドレンポート1
5とがスプール21の中央ランド22と切換ランド23
A,23Bとの間を介して連通すると共に、油圧源側ポ
ート17A,17Bとブレーキ解除ポート16A,16
Bとが切換ランド23A,23Bにより遮断される。
【0032】この結果、ブレーキ管路11はブレーキ解
除ポート16A,16B、ドレンポート15およびドレ
ン管路12を介してタンク3と連通する。そして、ブレ
ーキ装置10の油室10B内から制動ばね10Aにより
油液がブレーキ管路11等を介してタンク3へと排出さ
れ、ブレーキ装置10は駐車ブレーキとして油圧モータ
1に制動を与えるようになる。なお、方向切換弁5を切
換位置(ハ)に切換えたときにも、前述の作動とほぼ同
様である。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、圧力制御弁8のスプール21に形成した中
央ランド22の両側が、左,右の切換ランド23A,2
3Bとの間で全周に亘る円環状溝22A,22Bとして
形成されているから、油圧モータ1の駆動途中で方向切
換弁5を急激に中立位置(イ)に戻し、圧力制御弁8の
スプール21をばね29Bによって中立位置へと押動し
たときには、図9に示すようにブレーキ解除ポート16
A,16Bとドレンポート15とがスプール21の中央
ランド22と切換ランド23A,23Bとの間で全周に
亘る円環状溝22A,22Bを介して連通する。
【0034】この結果、従来技術では、ブレーキ装置1
0の油室10Bからブレーキ管路11、ブレーキ解除ポ
ート16A,16B、円環状溝22A,22Bおよびド
レンポート15を介してドレン管路12へと急激に油液
が排出されてしまい、ブレーキ装置10は制動ばね10
Aによって油圧モータ1に急激に制動力を付与すること
がある。しかし、圧力制御弁8のスプール21が中立位
置(イ)に復帰した後にも、油圧モータ1が慣性回転を
続けることがあり、この場合には、該油圧モータ1は慣
性回転の途中でブレーキ装置10から制動力を付与され
るため、慣性体である油圧ショベル(車両)にショック
を与えるばかりでなく、ブレーキ装置10がこのときの
慣性力で引きずられるようになり、該ブレーキ装置10
が早期に損傷され易くなるという問題がある。
【0035】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は油圧モータの慣性回転時等にブ
レーキ装置によって急激に制動力が付与されるのを確実
に防止でき、ブレーキ装置の寿命や耐久性を大幅に向上
できるようにした油圧モータのブレーキ制御装置を提供
することを目的としている。
【0036】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、負荷に制動を与えるネガティブ型のブ
レーキ装置を有した油圧モータと、該油圧モータを油圧
源に接続する一対の主管路と、該各主管路の途中に設け
られ、前記油圧源から油圧モータに給排する圧油の方向
を切換える方向切換弁と、該方向切換弁と油圧モータと
の間に位置して前記各主管路の途中に設けられた一対の
チェック弁および圧力制御弁からなるカウンタバランス
弁と、該カウンタバランス弁の圧力制御弁と前記ブレー
キ装置との間に設けられたブレーキ管路とを備え、前記
圧力制御弁は、スプール摺動穴が形成された弁ケーシン
グと、該弁ケーシングのスプール摺動穴内に挿嵌された
スプールとを有し、該スプールが中立位置にあるときに
前記ブレーキ装置をブレーキ管路を介してドレン管路に
連通させ、前記スプールが中立位置から左,右の切換位
置に摺動変位したときには、前記各主管路のうち高圧側
の圧油を前記ブレーキ装置にブレーキ管路を介して供給
してなる油圧モータのブレーキ制御装置に適用される。
【0037】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記圧力制御弁の弁ケーシングに、前記スプー
ル摺動穴の軸方向中間に位置し前記ドレン管路に常時連
通するドレンポートと、該ドレンポートの左,右両側に
位置し前記ブレーキ管路に常時連通する一対のブレーキ
解除ポートと、該各ブレーキ解除ポートの左,右両側に
位置し前記油圧源に常時連通する一対の油圧源側ポート
と、該各油圧源側ポートの左,右両側に位置し前記油圧
モータに常時連通する一対のモータ側ポートとを設け、
前記スプールには、少なくとも前記各ブレーキ解除ポー
ト間に亘る軸方向寸法をもって形成され該スプールの摺
動変位に応じて前記各油圧源側ポートを各ブレーキ解除
ポートに連通,遮断させる中央ランドと、該中央ランド
の外周側に形成された凹溝からなり前記スプールの摺動
変位に応じて前記各ブレーキ解除ポートをドレンポート
に連通,遮断させる一対の溝状絞りとを設け、該一対の
溝状絞りは前記各ブレーキ解除ポートとドレンポートと
の間に位置して前記スプールの軸方向に延び、該スプー
ルが中立位置の近くで軸方向に摺動変位するときにその
両端側における前記各ブレーキ解除ポートとドレンポー
トとに開口する開口面積が漸次変化する構成としたこと
にある。
【0038】また、請求項2に記載発明、前記各溝
状絞りは、前記各ブレーキ解除ポートとドレンポートと
に開口する開口部の溝幅が漸次減少する構成としてい
【0039】また、請求項3に記載発明、前記各溝
状絞りは、前記各ブレーキ解除ポートとドレンポートと
に開口する開口部の溝深さが漸次減少する構成として
【0040】さらに、請求項4に記載発明によると
前記各溝状絞りは、前記スプールが中立位置にあるとき
に前記各ブレーキ解除ポートとドレンポートとの間を連
通状態とし、前記スプールが中立位置から切換位置に向
けて摺動変位するときには、前記各溝状絞りが前記ドレ
ンポートを各ブレーキ解除ポートに対して遮断した後
に、前記中央ランド各ブレーキ解除ポートを各油圧源
側ポートに連通させる構成としている
【0041】
【作用】上記構成により、請求項1に記載の発明では、
スプールの中央ランド外周側に形成した凹溝からなる
対の溝状絞りが、スプールの摺動変位に応じて各ブレー
キ解除ポートをドレンポートに連通,遮断させるから、
方向切換弁を中立位置に戻した状態で油圧モータが慣性
回転を続けるときでも、各ブレーキ解除ポートとドレン
ポートとの間を各溝状絞りの両端側を介して連通させる
ことにより、両者の流路面積を小さくでき、ブレーキ装
置からブレーキ管路、各ブレーキ解除ポート、各溝状絞
りおよびドレンポートを介してドレン管路へと油液が急
激に排出されるのを防止できる。そして、このときの油
液をブレーキ装置から徐々にドレン管路へと排出でき、
該ブレーキ装置によって油圧モータに徐々に制動力を付
与することができる。また、各ブレーキ解除ポートとド
レンポートとの間に位置してスプールの軸方向に延びる
各溝状絞りを、スプールが中立位置の近くで軸方向に摺
動変位するときに、その両端側における前記各ブレーキ
解除ポートとドレンポートとに開口する開口面積が漸次
変化する構成とすることにより、前記スプールの摺動変
位に応じて各ブレーキ解除ポートとドレンポートとの間
で各溝状絞りの両端側を介して流れる油液の流量を、前
記開口面積に応じて漸次増,減するように調整できる。
【0042】この場合、請求項2に記載の発明のよう
に、各ブレーキ解除ポートとドレンポートとの間に位置
してスプールの軸方向に延びる各溝状絞りを、前記各ブ
レーキ解除ポートとドレンポートとに開口する開口部の
溝幅が漸次減少する構成とすることにより、前記スプー
ルの摺動変位に応じて各ブレーキ解除ポートとドレンポ
ートとの間で各溝状絞りを介して流れる油液の流量を、
前記開口部の溝幅に応じて漸次増,減するように調整で
きる。
【0043】また、請求項3に記載の発明のように、各
ブレーキ解除ポートとドレンポートとに開口する開口部
の溝深さが漸次減少するように各溝状絞りを構成するこ
とによっても、前記スプールの摺動変位に応じて各ブレ
ーキ解除ポートとドレンポートとの間で各溝状絞りを介
して流れる油液の流量を、前記開口部の溝深さに応じて
漸次増,減するように調整できる。
【0044】さらに、請求項4に記載の発明のように、
スプールが中立位置から切換位置に向けて摺動変位する
ときには、各ブレーキ解除ポートとドレンポートとの間
を各溝状絞りで遮断した後に、中央ランドによって各油
圧源側ポートと各ブレーキ解除ポートとの間を連通させ
る構成とすることにより、油圧モータの起動時等に油圧
源側ポートからの圧油(モータ駆動圧)がブレーキ解除
ポート、溝状絞りを介してドレンポート側に漏出するの
を防止でき、ドレンポート側を常にタンク圧状態に保持
することができる。
【0045】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図7に基
づいて説明する。なお、実施例では前述した図8および
図9に示す従来技術と同一構成要素に同一符号を付し、
その説明を省略するものとする。
【0046】図1ないし図4は本発明の第1の実施例を
示している。
【0047】図中、31は一対のチェック弁7A,7B
と共にカウンタバランス弁6を構成する本実施例の圧力
制御弁を示し、該圧力制御弁31は従来技術で述べた圧
力制御弁8と同様に弁ケーシング13、蓋体19A,1
9B、ストッパ28A,28Bおよびばね29A,29
B等で構成されているものの、該圧力制御弁31では後
述するスプール32の形状が異なっている。
【0048】32は弁ケーシング13のスプール摺動穴
14内に摺動可能に挿嵌されたスプールを示し、該スプ
ール32には、該スプール32の軸方向中間(中央部)
に位置し、前記弁ケーシング13のブレーキ解除ポート
16A,16B間に亘って軸方向に延びた中央ランド3
3と、該中央ランド33から軸方向に離間してスプール
32の左、右両端側に位置した切換ランド34A,34
Bとが設けられ、該切換ランド34A,34Bおよび中
央ランド33はスプール摺動穴14に対応する外径寸法
をもって形成されている。
【0049】ここで、該スプール32の中央ランド33
は全長に亘って同一の外径寸法を有する円柱形状に形成
され、その左、右両端側が油圧源側ポート17A,17
Bに臨むようになっている。そして、該スプール32が
スプール摺動穴14内を摺動変位するときに、中央ラン
ド33はその両端側で油圧源側ポート17A,17Bを
ブレーキ解除ポート16A,16Bに対して連通,遮断
させる。
【0050】また、切換ランド34A,34Bはモータ
側ポート18A,18Bを油室20A,20Bに対して
常時遮断すると共に、右側の切換ランド34Aは大,小
のノッチ35Aを介してモータ側ポート18Aを油圧源
側ポート17Aに対し連通、遮断し、左側の切換ランド
34Bは大,小のノッチ35Bを介してモータ側ポート
18Bを油圧源側ポート17Bに対し連通、遮断する構
成となっている。
【0051】さらに、スプール32には中央ランド33
と切換ランド34A,34Bとの間に位置して油圧源側
ポート17A,17Bに常時連通する小径の油穴として
の絞り36A,36Bが径方向に穿設され、該絞り36
A,36Bは切換ランド34A,34B内をスプール3
2の軸方向に延びる油路37A,37Bを介して油室2
0A,20Bを油圧源側ポート17A,17Bに連通さ
せている。そして、該絞り36A,36Bは、方向切換
弁5が中立位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切
換操作されたときに、油圧源側ポート17A,17Bか
らの圧油をパイロット圧として油室20A,20Bに供
給する。
【0052】この結果、スプール32は油室20A,2
0B内のパイロット圧に応じて図2中の左方向,右方向
に摺動変位し、圧力制御弁31を図1に示す中立位置
(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切換えさせる。な
お、該絞り36A,36Bは油圧源側ポート17A,1
7Bから油室20A,20Bに供給する圧油に絞り作用
を与えることによりスプール32の摺動速度を調整して
おり、その通路面積を小さくすれば、スプール32の摺
動速度が遅くなり、大きくすれば速くなるものである。
【0053】さらに、38A,38Bはスプール32の
中央ランド33に設けた一対の溝状絞りを示し、該溝状
絞り38A,38Bは中央ランド33の外周面に長円形
状をなす凹溝として形成され、図3に示す如くスプール
32が中立位置にあるときにブレーキ解除ポート16
A,16Bとドレンポート15との間に亘って軸方向に
延びている。そして、該溝状絞り38A,38Bの軸方
向両端側はドレンポート15、ブレーキ解除ポート16
A,16Bに開口する内側開口部39A,39B、外側
開口部40A,40Bとなっている。
【0054】ここで、これらの開口部39A,39B、
40A,40Bは図3、図4に示すように半円形状をな
し、溝状絞り38A,38Bの両端側でその溝幅を漸次
減少させる構成となっている。そして、これらの開口部
39A,39B、40A,40Bは、スプール32が中
立位置にあるときに、図3に示すようにドレンポート1
5とブレーキ解除ポート16A,16Bとにそれぞれ一
定の寸法L1 をもって突出し、溝状絞り38A,38B
はスプール32の摺動変位に応じてブレーキ解除ポート
16A,16Bをドレンポート15に連通,遮断させ
る。
【0055】なお、スプール32が図3に示すように中
立位置にあるときに、中央ランド33はその両端側が寸
法L2 分のラップ代をもってブレーキ解除ポート16
A,16Bと油圧源側ポート17A,17Bとの間を遮
断し、この寸法L2 は溝状絞り38A,38Bの寸法L
1 とほぼ同一の寸法になっている。
【0056】本実施例による油圧ショベルの走行用油圧
回路は上述の如き構成を有するもので、その基本的作動
については従来技術によるものと格別差異はない。
【0057】然るに、本実施例では、圧力制御弁31の
スプール32に、該スプール32の軸方向中間に位置し
てブレーキ解除ポート16A,16B間を軸方向に延
び、全長に亘り同一の外径寸法を有する円柱形状に形成
された中央ランド33を設け、該中央ランド33が左、
右両端側でブレーキ解除ポート16A,16Bと油圧源
側ポート17A,17Bとの間を連通,遮断すると共
に、中央ランド33の外周面には、スプール32の軸方
向に延び長円形状をなす凹溝としての溝状絞り38A,
38Bを形成し、該溝状絞り38A,38Bの軸方向両
端側は半円形状をなし、ドレンポート15とブレーキ解
除ポート16A,16Bとに開口する内側開口部39
A,39Bと外側開口部40A,40Bとなるように構
成したから、下記のような作用効果を得ることができ
る。
【0058】即ち、溝状絞り38A,38Bの開口部3
9A,39B、40A,40Bは、スプール32が中立
位置にあるときに、図3に示すようにドレンポート15
とブレーキ解除ポート16A,16Bとにそれぞれ一定
の寸法L1 をもって突出しているから、スプール32が
図3に示す中立位置から左方向に寸法L1 分だけ摺動変
位するときに、溝状絞り38Aの開口部40Aと溝状絞
り38Bの開口部39Bとによりブレーキ解除ポート1
6A,ドレンポート15に対する溝状絞り38A,38
Bの開口面積が漸次減少し、スプール32の摺動変位量
が寸法L1 を越えたときにドレンポート15とブレーキ
解除ポート16A,16Bとは完全に遮断される。
【0059】そして、スプール32の摺動変位量が寸法
L1 とほぼ同等の寸法L2 を越えるようになると、中央
ランド33の右側端部により油圧源側ポート17Aがブ
レーキ解除ポート16Aに連通するようになり、このと
きに油圧源側ポート17Aからの圧油(モータ駆動圧)
がブレーキ解除ポート16Aおよびブレーキ管路11を
介してブレーキ装置10の油室10Bへと供給され、こ
れによって油圧モータ1はブレーキ装置10による制動
状態が解除される。そして、このときにはドレンポート
15とブレーキ解除ポート16A,16Bとが完全に遮
断されるので、油圧源側ポート17Aからの圧油がブレ
ーキ解除ポート16A,16B、溝状絞り38A,38
Bを介してドレンポート15に漏出することはない。
【0060】また、この状態からスプール32が中立位
置に戻るときには、中央ランド33の右側端部が油圧源
側ポート17Aをブレーキ解除ポート16Aに対して遮
断すると共に、溝状絞り38Aの開口部40Aと溝状絞
り38Bの開口部39Bとがブレーキ解除ポート16A
とドレンポート15とに対して開口面積を漸次大きくす
るようにして連通する。この結果、ブレーキ装置10の
油室10Bからブレーキ管路11を介してブレーキ解除
ポート16A,16Bへと排出されてくる油液は、溝状
絞り38Aの開口部40Aと溝状絞り38Bの開口部3
9Bとで絞られつつ、ドレンポート15に流れるように
なり、このときの油液がドレンポート15側に急激に排
出されるのを確実に防止できる。
【0061】一方、スプール32が図3に示した中立位
置から右方向に摺動変位するときには、溝状絞り38A
の開口部39Aと溝状絞り38Bの開口部40Bとが、
ドレンポート15とブレーキ解除ポート16Bとに対す
る溝状絞り38A,38Bの開口面積を漸次減少させつ
つ、ドレンポート15とブレーキ解除ポート16A,1
6Bとの間を遮断するようになる。そして、スプール3
2の摺動変位量が寸法L1 とほぼ同等の寸法L2 を越え
るようになると、中央ランド33の左側端部によって油
圧源側ポート17Bとブレーキ解除ポート16Bとが連
通するようになる。
【0062】また、この状態からスプール32が中立位
置に戻るときには、中央ランド33の左側端部が油圧源
側ポート17Bをブレーキ解除ポート16Bに対して遮
断すると共に、溝状絞り38Aの開口部39Aと溝状絞
り38Bの開口部40Bとが、ドレンポート15とブレ
ーキ解除ポート16Bとに対する開口面積を漸次大きく
しつつ、ドレンポート15とブレーキ解除ポート16
A,16Bとの間を連通させるようになる。
【0063】かくして、本実施例によれば、圧力制御弁
31のスプール32が中立位置に戻るときに、ブレーキ
装置10の油室10Bからブレーキ管路11を介してブ
レーキ解除ポート16A,16Bへと排出されてくる油
液を、溝状絞り38A,38Bで絞りつつ、ドレンポー
ト15に流出させるようになり、このときの油液がドレ
ンポート15側に急激に排出されるのを効果的に防止で
き、ブレーキ装置10により油圧モータ1に徐々に制動
力を付与することができる。
【0064】また、スプール32が図3に示す中立位置
から摺動変位するときには、溝状絞り38A,38Bが
ドレンポート15、ブレーキ解除ポート16A,16B
に対する開口面積を漸次減少させつつ、ドレンポート1
5とブレーキ解除ポート16A,16Bとの間を遮断す
るから、中央ランド33のラップ代となる両端側の寸法
L2 等に加工誤差が生じた場合でも、油圧源側ポート1
7A,17Bからの圧油(モータ駆動圧)がブレーキ解
除ポート16A,16B、溝状絞り38A,38Bを介
してドレンポート15側に漏出するのを効果的に防止で
きる。
【0065】従って、本実施例では、圧力制御弁31の
スプール32が中立位置から摺動変位して油圧モータ1
を起動するとき等に、モータ駆動圧の一部がドレンポー
ト15側に漏れてサージ圧が発生する等の問題を解消で
き、油圧モータ1がサージ圧等で損傷されるのを確実に
防止できる。
【0066】また、圧力制御弁31のスプール32が中
立位置に戻るときには、ブレーキ装置10の油室10B
からブレーキ管路11を介してブレーキ解除ポート16
A,16Bへと排出されてくる油液を、溝状絞り38
A,38Bで絞りつつドレンポート15側に流出させる
から、油圧モータ1の慣性回転時等にブレーキ装置10
によって急激に制動力が付与されるのを確実に防止で
き、ブレーキの引きずり等をなくしてブレーキ装置10
の寿命や耐久性を大幅に向上できる。
【0067】さらに、ブレーキ装置10の油室10Bに
は、カウンタバランス弁6の圧力制御弁31に設けたブ
レーキ解除ポート16A,16B等を介してブレーキ解
除圧を給排しているから、油室10B内の油液が低温で
あっても、この油液が圧力制御弁31のブレーキ解除ポ
ート16A,16B等を流れるときに油温を上昇させる
ことができ、ブレーキ装置10による油圧モータ1の制
動が必要以上に遅れるのも確実に防止できる等、種々の
効果を奏する。
【0068】次に、図5は本発明の第2の実施例を示
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、弁ケーシング13のスプール
摺動穴14内に挿嵌するスプール51に、中央ランド5
2の外周側に位置して細長い長方形状をなす一対の溝状
絞り53A,53Bを形成したことにある。
【0069】ここで、スプール51の中央ランド52は
前記第1の実施例で述べた中央ランド33と同様に形成
されている。また、溝状絞り53A,53Bも前記第1
の実施例で述べた溝状絞り38A,38Bとほぼ同様に
構成されているものの、該溝状絞り53A,53Bは軸
方向両端側が矩形状をなす内側開口部54A,54B、
外側開口部55A,55Bとなっている。そして、これ
らの開口部54A,54B、55A,55Bは溝状絞り
53A,53Bの両端側でその溝深さが漸次減少するよ
うに底面側が円弧状に形成されている。
【0070】かくして、このように構成される本実施例
でも、溝状絞り53A,53Bの両端側に位置する開口
部54A,54B、55A,55Bによって、スプール
32が摺動変位するときのドレンポート15、ブレーキ
解除ポート16A,16Bに対する溝状絞り53A,5
3Bの開口面積を漸次増,減させることができ、前記第
1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0071】次に、図6および図7は本発明の第3の実
施例を示し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。しか
し、本実施例の特徴は、カウンタバランス弁6を一対の
チェック弁7A,7Bと共に構成する圧力制御弁61
に、中立位置(イ)と切換位置(ロ),(ハ)との間に
位置して中間の遮断領域(ニ),(ホ)を設け、この遮
断領域(ニ),(ホ)では、ブレーキ解除ポート16
A,16Bをドレンポート15と油圧源側ポート17
A,17Bとに対して一時的に遮断すると共に、該油圧
源側ポート17A,17Bをモータ側ポート18A,1
8Bに対して一時的に遮断する構成としたことにある。
【0072】ここで、圧力制御弁61は前記第1の実施
例で述べた圧力制御弁31とほぼ同様に構成されている
ものの、該圧力制御弁61はスプール62の中央ランド
63が図7に示すようにその両端側で寸法L3 (L3 >
L1 )なるラップ代をもって形成され、該中央ランド6
3は全長に亘って同一の外径寸法を有する円柱形状に形
成され、その左、右両端側が油圧源側ポート17A,1
7Bに臨むようになっている。そして、スプール62が
スプール摺動穴14内を摺動変位するときに、中央ラン
ド63はその両端側で油圧源側ポート17A,17Bを
ブレーキ解除ポート16A,16Bに対して連通,遮断
させる。
【0073】また、スプール62は中央ランド63を除
いて前記第1の実施例で述べたスプール32と同様に構
成され、左,右両端側の切換ランド64A,64B、
大,小のノッチ65A,65B、絞り66A,66Bお
よび油路67A,67Bを有している。そして、中央ラ
ンド63の外周面には一対の溝状絞り68A,68Bが
長円形状をなす凹溝として形成され、該溝状絞り68
A,68Bの軸方向両端側はドレンポート15、ブレー
キ解除ポート16A,16Bに開口する内側開口部69
A,69B、外側開口部70A,70Bとなっている。
【0074】ここで、これらの開口部69A,69B、
70A,70Bは、スプール62が中立位置にあるとき
に、図7に示すようにドレンポート15とブレーキ解除
ポート16A,16Bとにそれぞれ一定の寸法L1 をも
って突出し、溝状絞り68A,68Bはスプール62の
摺動変位に応じてブレーキ解除ポート16A,16Bを
ドレンポート15に連通,遮断させる。そして、中央ラ
ンド63はその両端側が寸法L3 分のラップ代をもって
ブレーキ解除ポート16A,16Bと油圧源側ポート1
7A,17Bとの間を遮断し、この寸法L3 は溝状絞り
68A,68Bの寸法L1 よりも2倍程度に大きくなっ
ている。
【0075】この結果、弁ケーシング13のスプール摺
動穴14内をスプール62が中立位置から左,右に摺動
変位するときには、溝状絞り68A,68Bを介してド
レンポート15とブレーキ解除ポート16A,16Bと
が遮断された後に、さらにスプール62が寸法(L3 −
L1 )だけ摺動変位するまでは、油圧源側ポート17
A,17Bがブレーキ解除ポート16A,16Bに連通
することがなく、このときの寸法(L3 −L1 )に該当
するスプール62の変位(ストローク)量が圧力制御弁
61による中間の遮断領域(ニ),(ホ)となる。
【0076】また、圧力制御弁61が切換位置(ロ),
(ハ)から中立位置(イ)に復帰するときにも、スプー
ル62の中央ランド63でブレーキ解除ポート16A,
16Bと油圧源側ポート17A,17Bとの間を遮断し
た後に、さらにスプール62が寸法(L3 −L1 )だけ
中立位置に向けて摺動変位するまでの間は、ドレンポー
ト15とブレーキ解除ポート16A,16Bとが溝状絞
り68A,68Bを介して連通することはなく、このと
きに圧力制御弁61は切換位置(ロ),(ハ)と中立位
置(イ)との間で中間の遮断領域(ニ),(ホ)とな
る。
【0077】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、中央ランド63の両
端側に形成した寸法L3 分のラップ代を、溝状絞り68
A,68Bの寸法L1 よりも2倍程度に大きくすること
よって、圧力制御弁61には中立位置(イ)と切換位置
(ロ),(ハ)との間に中間の遮断領域(ニ),(ホ)
を設けるようにしたから、中央ランド63のラップ代と
なる両端側の寸法L3 等に僅かな加工誤差が生じた場合
でも、油圧源側ポート17A,17Bからの圧油(モー
タ駆動圧)がドレンポート15側に漏出することはな
く、油圧モータ1がサージ圧で損傷される等の問題をよ
り確実に解消することができる。
【0078】なお、前記第3の実施例では、溝状絞り6
8A,68Bの軸方向両端側に半円形状の内側開口部6
9A,69B、外側開口部70A,70Bを形成するも
のとして述べたが、これに替えて、これらの開口部69
A,69B、70A,70Bの形状を、前記第2の実施
例で述べた溝状絞り53A,53Bの開口部54A,5
4B、55A,55Bと同様の形状としてもよい。
【0079】また、前記各実施例では、油圧ショベルの
走行用油圧回路を例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば油圧ショベルの旋回
用油圧回路に適用してもよく、またロープウィンチ用の
油圧モータのブレーキ制御装置等、油圧ショベル以外の
種々の油圧モータのブレーキ制御装置にも適用できるも
のである。
【0080】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、スプールの中央ランドを少なくとも各ブレ
ーキ解除ポート間に亘る軸方向寸法をもって形成し、該
中央ランドの外周側に形成した凹溝からなる一対の溝状
絞りにより、スプールの摺動変位に応じて各ブレーキ解
除ポートをドレンポートに連通,遮断させると共に、各
溝状絞りは各ブレーキ解除ポートとドレンポートとの間
に位置してスプールの軸方向に延び、該スプールが中立
位置の近くで軸方向に摺動変位するときに、その両端側
における前記各ブレーキ解除ポートとドレンポートとに
開口する開口面積が漸次変化する構成としたから、スプ
ールが中立位置の近くで軸方向に摺動変位するときに、
各ブレーキ解除ポートとドレンポートとの間の流路面積
を各溝状絞りの両端側によって小さくすることができ、
ブレーキ装置からブレーキ管路、各ブレーキ解除ポー
ト、各溝状絞りおよびドレンポートを介してドレン管路
へと油液を徐々に排出できると共に、スプールの摺動変
位に応じて各ブレーキ解除ポートとドレンポートとの間
で各溝状絞りを介して流れる油液の流量を、開口部の開
口面積に応じて漸次増,減するように調整でき、油圧モ
ータの慣性回転時等にはブレーキ装置からドレン管路へ
と排出される油液の量を小さく制限することができる。
【0081】従って、油圧モータの慣性回転時等にブレ
ーキ装置からドレン管路へと急激に油液が排出されるこ
とはなくなり、ブレーキ装置によって油圧モータに徐々
に制動力を付与することができると共に、ブレーキの引
きずり等を確実に防止でき、ブレーキ装置の寿命や耐久
性を大幅に向上できる。また、スプールが中立位置から
摺動変位して油圧モータを起動するとき等に、モータ駆
動圧の一部がドレンポート側に漏れてサージ圧が発生す
る等の問題を解消でき、油圧モータがサージ圧等で損傷
されるのを確実に防止できる。
【0082】さらに、請求項2に記載の発明では、スプ
ールの摺動変位に応じて各ブレーキ解除ポートとドレン
ポートとの間で各溝状絞りを介して流れる油液の流量
を、開口部の溝幅に応じて漸次増,減するように調整で
き、油圧モータの慣性回転時等にはブレーキ装置からド
レン管路へと排出される油液の量を効果的に制限できる
と共に、油圧モータの駆動時にはモータ駆動圧の一部が
ドレンポート側に漏れるのを確実に抑えることができ
る。
【0083】また、請求項3に記載の発明では、スプー
ルの摺動変位に応じて各ブレーキ解除ポートとドレンポ
ートとの間で各溝状絞りを介して流れる油液の流量を、
開口部の溝深さに応じて漸次増,減するように調整で
き、この場合にも同様の効果を得ることができる。
【0084】さらに、請求項4に記載の発明では、油圧
源側ポートからの圧油がブレーキ解除ポート、溝状絞り
を介してドレンポートに漏出するのをより確実に防止で
き、モータ駆動圧の一部がドレンポート側に漏れてサー
ジ圧が発生する等の問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧モータのブレ
ーキ制御装置を示す油圧ショベルの走行用油圧回路図で
ある。
【図2】図1中の圧力制御弁を拡大して示す縦断面図で
ある。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図3中のスプールを示す一部破断の斜視図であ
る。
【図5】第2の実施例を示す図4と同様の斜視図であ
る。
【図6】第3の実施例による油圧モータのブレーキ制御
装置を示す油圧ショベルの走行用油圧回路図である。
【図7】圧力制御弁のスプール等を拡大して示す要部縦
断面図である。
【図8】従来技術による油圧ショベルの走行用油圧回路
図である。
【図9】図8中の圧力制御弁を拡大して示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 油圧モータ 2 油圧ポンプ(油圧源) 3 タンク 4A,4B 主管路 5 方向切換弁 6 カウンタバランス弁 7A,7B チェック弁 9A,9B オーバロードリリーフ弁 10 ブレーキ装置 11 ブレーキ管路 12 ドレン管路 13 弁ケーシング 14 スプール摺動穴 15 ドレンポート 16A,16B ブレーキ解除ポート 17A,17B 油圧源側ポート 18A,18B モータ側ポート 29A,29B ばね 31,61 圧力制御弁 32,51,62 スプール 33,52,63 中央ランド 34A,34B,64A,64B 切換ランド 36A,36B,66A,66B 絞り 38A,38B,53A,53B,68A,68B 溝
状絞り 39A,39B,40A,40B,54A,54B,5
5A,55B,69A,69B,70A,70B 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 11/00 - 11/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に制動を与えるネガティブ型のブレ
    ーキ装置を有した油圧モータと、該油圧モータを油圧源
    に接続する一対の主管路と、該各主管路の途中に設けら
    れ、前記油圧源から油圧モータに給排する圧油の方向を
    切換える方向切換弁と、該方向切換弁と油圧モータとの
    間に位置して前記各主管路の途中に設けられた一対のチ
    ェック弁および圧力制御弁からなるカウンタバランス弁
    と、該カウンタバランス弁の圧力制御弁と前記ブレーキ
    装置との間に設けられたブレーキ管路とを備え、前記圧
    力制御弁は、スプール摺動穴が形成された弁ケーシング
    と、該弁ケーシングのスプール摺動穴内に挿嵌されたス
    プールとを有し、該スプールが中立位置にあるときに前
    記ブレーキ装置をブレーキ管路を介してドレン管路に連
    通させ、前記スプールが中立位置から左,右の切換位置
    に摺動変位したときには、前記各主管路のうち高圧側の
    圧油を前記ブレーキ装置にブレーキ管路を介して供給し
    てなる油圧モータのブレーキ制御装置において、 前記圧力制御弁の弁ケーシングには、前記スプール摺動
    穴の軸方向中間に位置し前記ドレン管路に常時連通する
    ドレンポートと、該ドレンポートの左,右両側に位置し
    前記ブレーキ管路に常時連通する一対のブレーキ解除ポ
    ートと、該各ブレーキ解除ポートの左,右両側に位置し
    前記油圧源に常時連通する一対の油圧源側ポートと、該
    各油圧源側ポートの左,右両側に位置し前記油圧モータ
    に常時連通する一対のモータ側ポートとを設け、 前記スプールには、少なくとも前記各ブレーキ解除ポー
    ト間に亘る軸方向寸法をもって形成され該スプールの摺
    動変位に応じて前記各油圧源側ポートを各ブレーキ解除
    ポートに連通,遮断させる中央ランドと、該中央ランド
    の外周側に形成された凹溝からなり前記スプールの摺動
    変位に応じて前記各ブレーキ解除ポートをドレンポート
    に連通,遮断させる一対の溝状絞りとを設け、 該一対の溝状絞りは前記各ブレーキ解除ポートとドレン
    ポートとの間に位置して前記スプールの軸方向に延び、
    該スプールが中立位置の近くで軸方向に摺動変位すると
    きにその両端側における前記各ブレーキ解除ポートとド
    レンポートとに開口する開口面積が漸次変化する構成と
    したことを特徴とする油圧モータのブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記各溝状絞りは、前記各ブレーキ解除
    ポートとドレンポートとに開口する開口部の溝幅が漸次
    減少する構成としてなる請求項1に記載の油圧モータの
    ブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記各溝状絞りは、前記各ブレーキ解除
    ポートとドレンポートとに開口する開口部の溝深さが漸
    次減少する構成としてなる請求項1に記載の油圧モータ
    のブレーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記各溝状絞りは、前記スプールが中立
    位置にあるときに前記各ブレーキ解除ポートとドレンポ
    ートとの間を連通状態とし、前記スプールが中立位置か
    ら切換位置に向けて摺動変位するときには、前記各溝状
    絞りが前記ドレンポートを各ブレーキ解除ポートに対し
    て遮断した後に、前記中央ランド各ブレーキ解除ポー
    トを各油圧源側ポートに連通させる構成としてなる請求
    項1,2または3に記載の油圧モータのブレーキ制御装
    置。
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