JP3117993U - ドアー装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ドアーのストッパーを屈み込んで手先にて行なう煩わしさを無くし、高齢者にも苦痛を伴わせることなくノブの回転操作と同時に簡単にストッパーを作動させる。
【解決手段】ドアー本体を開閉するノブとストッパー間に引張紐を懸架し、ノブの回転によってストッパーを作動させ、その都度屈み込ん煩わしさを無くするドアー装置。

【選択図】 図２

Description

本考案はドアーを内外からのノブ回転操作によって開閉するドアー装置に関する。

この種開きドアー装置、特に玄関ドアーは開いた状態を保持させるためドアーにストッパーを装備し、このストッパーの下方への反転によって先端を床面に接着させ、上方への反転にてドアー開閉を開放している。
ところが、下記技術文献の如く、ストッパーはドアーの下方に装備されているから反転はその都度屈み込んで手先にて行なうこととなり、高齢者にとっては苦痛となる。
実開平６−４０２５８号

本考案は、ドアーのストッパーを屈み込んで手先にて行なう煩わしさを無くし、高齢者にも苦痛を伴わせることなくノブの回転操作と同時に簡単にストッパーを作動できることとした。

以上を解決するため本考案は、ドアー本体を開閉するノブとストッパー間に引張紐を懸架し、ノブの回転によってストッパーを作動させ、その都度屈み込む煩わしさを無くするドアー装置。

(１)請求項１により、ドアー本体を開閉するノブの回転操作によって引張紐がストッパーを作動させるのでその都度屈み込んで手先で作動させたり、また足先で操作する必要がない。
(２) 請求項２により、引張紐が中間滑車にてドアー本体の内側に沿ってノブ軸に至るので食み出しを可及的小さくし、邪魔にならない。

以下に本考案を実施例に基づいて説明すると、図１は、ドアーを取付けた状態を示す斜視図であって、ドアー１は壁体Ｈのドアー枠Hａに開閉自在に取付けられている。而してこのドアー本体１にはノブ２が装備されており、内外からの回転操作によってドアー本体１を開閉する。このノブ２の軸３には引張紐４の上端４ａがノブ２の回転操作に追随し、上下する様に連結されている。具体的にはＵ字型締結金具５とボルト６とにより成しており、引張紐４の上端４ａがＵ字型締結金具５に巻きつけられている。勿論、引張紐４はナイロン等合成樹脂、或いは金属ワイヤーでもよい。
図２は、ストッパー５をドアー本体１の内側下方に装備した状態を示し、ストッパー５の基端５ａを支持金具６の軸７に反転自在に支持されている。
而してノブ２を回転させれば、ストッパー５の先端５bが二点鎖線５xにて示す如く上方向に反転する。引張紐４も同様に二点鎖線４xにて示す。

この状態からノブ２を元の方向に逆回転させれば、引張紐４から開放されたストッパー５がその自重にて先端５ｂが下方向に反転し、先端５ｂに備えられた合成ゴム、軟質合成樹脂等にて形成された弾性圧着子８が床面Hbに接着する。
尚、ここで言う接着とは、容易に外れない圧着状態は勿論、単に接することによって、その摩擦にてドアー本体１が開閉状態を維持する程度に接するものも指す。
引張紐４はドアー本体１の内側下方位置に設けられた中間滑車９にて支持し、該引張紐４をドアー本体１の内側に沿ってノブ軸３に至らせているので食み出しを可及的小さくし、邪魔にならない。
また、引張紐４の下端４bは止具１０を介してストッパー５の先端５bに連結されている。

ドアーを取付けた状態を示す斜視図 同上の拡大図 ドアー本体のノブ部分の拡大斜視図

符号の説明

Ｈ 壁体
１ ドアー本体
２ ノブ
３ 軸
４ 引張紐
５ ストッパー
９ 中間滑車

Claims (2)

1. 壁体に開閉自在に取付られるドアー本体と、このドアー本体を内外からの回転操作によって開閉するノブと、下方への反転によって先端が床面に接着し、且つ上方への反転によってドアー本体の開閉を開放するストッパーと、ノブの回転に追随して上下動する様、該ノブ軸とストッパー間に懸架された引張紐とで成したことを特徴としたドアー装置。
2. 引張紐をドアー本体の下方位置に設けられた中間滑車にて支持し、該引張紐がドアー本体の内側に沿ってノブ軸に至る様にしたことを特徴とした請求項１記載のドアー装置。
   

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